JP2003341988A - 低床型重量物昇降装置 - Google Patents

低床型重量物昇降装置

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JP2003341988A
JP2003341988A JP2002154626A JP2002154626A JP2003341988A JP 2003341988 A JP2003341988 A JP 2003341988A JP 2002154626 A JP2002154626 A JP 2002154626A JP 2002154626 A JP2002154626 A JP 2002154626A JP 2003341988 A JP2003341988 A JP 2003341988A
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leg
lifting
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legs
cylinder
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Osamu Hasegawa
收 長谷川
Masabumi Nakade
正文 中手
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機構が複雑とならないで必要とされる部品点
数も多くなく、初期の持上げを可能にして、低床とする
ことができる低床型重量物昇降装置を提供する。 【解決手段】 左右一対の交差脚4の開閉により昇降す
る重量物昇降装置において、左右一対の脚A間に該脚A
に設けた長穴6内にスライドピン7で軸支した進退フレ
ーム12を設け、該進退フレームと前記ベースプレート間
に押上シリンダ11を設け、進退フレーム側に前記開脚カ
ムに接触転動するカムコロ13を設け、開脚カムによるベ
ースプレート上のほぼ平行な脚Aの初期持上げと、シリ
ンダの伸長による進退フレームを介した可動な脚Bの下
端部の移動を伴う昇降プレートの上昇を可能としたこと
を特徴とする低床型重量物昇降装置である。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、身体に障害のある
人を乗せた車椅子のような、低い位置から所定の高度、
例えば、家屋や車両の床面まで、上げたり、降ろしたり
することができる低床型重量物昇降装置の改良に関す
る。 【0002】 【従来の技術】重量物の昇降装置については、従来より
ベースプレート上に設けた交差脚やパンタグラフ脚とシ
リンダとによって昇降プレートが上下動する機構のもの
が使われている。従来のこれらの装置は昇降が可能であ
るといっても、低床型にしようとすると、昇降プレート
を一定の位置から下げることのできない下限があった。
つまり、例えば交差脚を有する昇降装置では脚が最も低
い位置から上昇するためには、その初期の上昇を可能と
するために、シリンダが押し上げ可能なだけの脚又はシ
リンダに勾配が必要であり、交差脚を構成する2本の脚
が平行になり、シリンダがベースプレートに平行になる
まで下がると、シリンダが伸長しようとしてもシリンダ
の力の方向がベースプレートに平行になって、脚を持ち
上げて傾斜状態にすることができない。そこで、従来
は、ベースプレートが最も下がった状態でも脚が傾斜状
態を維持されるか、又は、シリンダを斜めに設けていた
ため、低床とするにも限界があった。更にパンタグラフ
脚にはパンタグラフを形成するための脚の折り畳み機構
がベースプレートと昇降プレートとの間に介在して低床
とすることを困難としている。 【0003】この点を解決するために、本発明者は先
に、特開平11-246190号において、ベースプレート上の
昇降プレートが中間に支軸を有する左右一対の交差脚に
より昇降する重量物昇降装置において、交差脚の内の一
方の脚Aの下端部をベースプレートに軸支し他方の脚B
の下端部を前後に可動とすると共に、前記支軸からベー
スプレートに軸支された脚Aに平行な開脚アームをベー
スプレートに軸支して設け、該開脚アームはベースプレ
ートからの高さが支軸側が高い開脚カムを有し、ベース
プレートの可動脚B側に設けた押上シリンダに前記開脚
カムに接する進退フレームを設け、該進退フレームを可
動な脚B側下端部に連結杆で連結し、昇降プレートが最
も下がった位置では脚Aと脚Bがほぼ平行となり、押上
シリンダの伸長による開脚カムを介する脚Aの初期持上
げと可動な脚B下部の引張りにより昇降プレートを上昇
させることを特徴とする低床型重量物昇降装置を提案し
ている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】この先に開発し提案し
た低床型重量物昇降装置は、シリンダの力の方向がベー
スプレートに平行になってベースプレートが最も下がっ
た状態となっていても、脚Aの初期持上げ、すなわち、
シリンダが伸長して、脚を持ち上げて傾斜状態にするこ
とができるようになるので、低床とすることができると
いった特徴を備えたものとなっている。しかし、この先
に開発し提案した低床型重量物昇降装置は、機構が複雑
であり、必要とされる部品点数も多い難点があった。そ
こで、本発明者は前記特開平11-246190号同様に初期持
上げを可能にして、低床とすることができる低床型重量
物昇降装置の機構を簡略化して、必要とされる部品点数
を削減することを課題とした。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を検討した結
果、ベースプレート上の昇降プレートが中間に支軸を有
する左右一対の交差脚の開閉により昇降し、各交差脚の
内の一方の脚Aは下端部をベースプレートに軸支し上端
部で前後に可動とし、他方の脚Bは上端部を昇降プレー
トに軸支し下端部で前後に可動とし、下端部が軸支され
た脚A側に開脚カムを設けた重量物昇降装置において、
左右一対の脚A間に該脚Aに設けた長穴内にスライドピ
ンで軸支した進退フレームを設け、該進退フレームと前
記ベースプレート間に押上シリンダを設け、進退フレー
ムに前記開脚カムに接触転動するカムコロを設け、開脚
カムによるベースプレート上のほぼ平行な脚Aの初期持
上げと、シリンダの伸長による進退フレームを介した脚
Bの下端部の移動を伴う昇降プレートの上昇を可能とし
たことを特徴とする低床型重量物昇降装置とした。 【0006】 【発明の実施の形態】図1は上部の昇降プレートを取除
いた本発明の低床型重量物昇降装置の平面図、図2は一
部破断正面図である。図3は側面図である。図4は初期
持上げの様子を示す要部正面図である。本発明の低床型
重量物昇降装置は、ベースプレート1上において昇降プ
レート2が中間に支軸3を有する左右一対の交差脚4,
4により昇降するようになっている。ベースプレート1
はプレート状であってもよいし、枠体であってもよい。
昇降プレート2は直接積荷を載せる構造としてもよい
し、積荷に最適な構造の板体、箱体、篭、回転テーブル
等を装備させてもよい。交差脚4の内の一方の脚Aの下
端部はベースプレート1に軸受5によって軸支してい
る。他方の脚Bの下端部は軸支されることなく前後に可
動である。脚Aの上端部はコロ8で昇降プレート2の裏
面に設けたレール9内を前後に可動である。脚Bの上端
は昇降プレート2の裏面に軸支している。 【0007】該脚Aの下方には軸受となる長穴6を設け
て、左右一対の脚A間に該脚Aに設けた長穴6内にスラ
イドピン7で軸支した進退フレーム12を設けている。該
進退フレーム12と前記ベースプレート1間に押上シリン
ダ11を設けている。進退フレーム12と押上シリンダ11は
プッシュピン14で連結している。 【0008】左右両側の脚A間に架橋フレーム15を渡架
しており、そのほぼ中央にベースプレート1からの高さ
が支軸3側が高いカム面を有する開脚カム10を設けてい
る。一方、前記進退フレーム12に前記開脚カム10に接触
転動するカムコロ13を軸支して設けている。これらによ
り、ベースプレート1上にほぼ平行に脚Aがあっても開
脚カム10による初期持上げが可能である。シリンダ11の
伸長により、進退フレーム12が前進して開脚カム10をカ
ムコロ13が押し上げる。同時に進退フレーム12に設けた
スライドピン7が該脚Aに設けた長穴6内で移動し、脚
Bの下端部の移動を伴いながら昇降プレート2を上げる
のである。カムコロ13と同軸でほぼ同径のガイドローラ
17を進退フレーム12の軸受けに設けて、該ガイドローラ
17は昇降プレート2が最も下がった位置ではベースプレ
ート1に設けたガイドレール16に従って移動する。 【0009】以上のような構造であるから、昇降プレー
ト2が最も下がった位置では脚Aと脚Bがほぼ平行とな
り、全体の厚みがこの例では45mm程度となり、車椅子等
が楽に載せられる低床型となっている。このように薄い
にもかかわらず、押上シリンダ11の水平方向への伸長に
より開脚カム10を介して交差脚4が持上げられる。 【0010】 【発明の効果】本発明は以上のような構造であるから、
全体の厚みがシリンダ径に近い僅かなものとなってい
る。車椅子等の重量物を長いスロープを必要としないで
昇降させることができる薄い低床型重量物昇降装置とす
ることができた。構成部材の簡略化も可能としたことに
より、低コスト化と軽量化を可能とした低床型重量物昇
降装置を提供できることとなった。
【図面の簡単な説明】 【図1】昇降プレートを取除いた本発明の低床型重量物
昇降装置の平面図である。 【図2】本発明の低床型重量物昇降装置の一部破断正面
図である。 【図3】本発明の低床型重量物昇降装置の側面図であ
る。 【図4】初期持上げの様子を示す要部正面図である。 【符号の説明】 1 ベースプレート 2 昇降プレート 3 支軸 4 交差脚 5 軸受 6 長穴 7 スライドピン 8 コロ 9 レール 10 開脚カム 11 押上シリンダ 12 進退フレーム 13 カムコロ 14 プッシュピン 15 架橋フレーム 16 ガイドレール 17 ガイドローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中手 正文 広島県竹原市竹原町3526−35

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ベースプレート上の昇降プレートが中間
    に支軸を有する左右一対の交差脚の開閉により昇降し、
    各交差脚の内の一方の脚Aは下端部をベースプレートに
    軸支し上端部で前後に可動とし、他方の脚Bは上端部を
    昇降プレートに軸支し下端部で前後に可動とし、下端部
    が軸支された脚A側に開脚カムを設けた重量物昇降装置
    において、左右一対の脚A間に該脚Aに設けた長穴内に
    スライドピンで軸支した進退フレームを設け、該進退フ
    レームと前記ベースプレート間に押上シリンダを設け、
    進退フレーム側に前記開脚カムに接触転動するカムコロ
    を設け、開脚カムによるベースプレート上のほぼ平行な
    脚Aの初期持上げと、シリンダの伸長による進退フレー
    ムを介した可動な脚Bの下端部の移動を伴う昇降プレー
    トの上昇を可能としたことを特徴とする低床型重量物昇
    降装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100597370B1 (ko) * 2005-07-18 2006-07-06 주식회사 오토기기 차량용 리프트장치
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