JP2503394Y2 - カ―ドハンドラ昇降装置 - Google Patents

カ―ドハンドラ昇降装置

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JP2503394Y2
JP2503394Y2 JP40624590U JP40624590U JP2503394Y2 JP 2503394 Y2 JP2503394 Y2 JP 2503394Y2 JP 40624590 U JP40624590 U JP 40624590U JP 40624590 U JP40624590 U JP 40624590U JP 2503394 Y2 JP2503394 Y2 JP 2503394Y2
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博 西ノ谷
友克 野口
二三男 小浦
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動改集札機に設けら
れたカードハンドラを保守・点検等のために昇降させる
カードハンドラ昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動改札機に挿入される乗車
券、入場券、プリペイドカード、ストアードフェアカー
ド等のカード類を処理するためのカードハンドラ(以
下、ハンドラという)は、センサの清掃、搬送ベルトの
交換等の保守・点検のために、自動改札機本体(以下、
本体という)から上方へ持上げられるように取付けられ
ている。
【0003】その持上げ機構としては、従来、以下のも
のが知られている。
【0004】ハンドラに設けられている取手を2人の
作業員で持上げ、保守・点検のため、本体から離れた場
所に移動するもの。
【0005】上記を改良したものとして、保守・点
検の可能な位置まで人力で持上げ、その状態を維持する
ために、ハンドラと本体との間に支持棒を介在させるも
の(実願昭48−108056号)。
【0006】上記の支持棒をウォームとウォームギ
アを介して回転させ、人力による直接持上げを省略する
もの(特開昭48−81600号公報)。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の及びにおいては、ハンドラの重量が約30k
g程度あるので、その持上げと移動のための作業が重労
働となり、また2人の作業員を必要とする欠点があっ
た。
【0008】また、上記においては、支持棒をウォー
ムギアと同一軸で回転させるようにしているため、ウォ
ームの回転力に大きな力を必要として労力の軽減とはな
らず、また、支持棒がウォームギアの軸心を中心として
回転するため、支持棒の先端が円運動し、したがって、
支持棒先端上のハンドラも円運動して持上げられるの
で、本体構造もその円運動に適した複雑な構造としなけ
ればならない欠点があった。
【0009】本考案は、上記欠点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、簡単な構造で、かつ小
さな力でハンドラを本体上方へ持上げることのできるハ
ンドラ昇降装置の提供にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案に係るハンドラ昇
降装置は、上記目的達成のために、本体の両端側に設け
られた縦フレーム間に掛け渡された横フレームと、前記
横フレームの上方において前記両縦フレームに沿って上
下動可能に設けられたカードハンドラ載置用架台と、一
端が前記架台の長手方向の両端部にそれぞれ回動自在に
軸支され、かつ他端が前記横フレームの中央寄りの部分
にそれぞれ回動自在に軸支された一対のガススプリング
とを有することを特徴としている。また、横フレームに
その長手方向に摺動自在に設けられた一対の摺動台と、
一端が架台の長手方向の両端にそれぞれ回動自在に軸支
され、かつ他端がその架台の長手方向の各端に近い方の
前記摺動台にそれぞれ回動自在に軸支された一対の連接
棒と、前記横フレームの長手方向中央位置に設けられた
ピニオンと、一端が前記摺動台にそれぞれ連結され、他
端側が前記ピニオンに互いに反対側において噛み合わさ
れた一対のラックとを有することを特徴としている。
【0011】
【作用】上記構成において、作業者がハンドラを比較的
小さい力で持ち上げると、一対のガススプリングが架台
を持ち上げるように作用する。架台が上下動する際、一
対の摺動台は接近又は離反し、したがって、架台の長手
方向の両端部は一対の連接棒を介して均一に上下動され
る。
【0012】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0013】 図1図3は、第1の実施例に係るハン
ドラ昇降装置aを示すものであって、図1は、本体1の
側面カバーの一部を切除して示した側面図であって、右
半分はハンドラHが定常位置に下降し、本体1にセット
されている状態を示し、また、左半分は昇降装置を作動
させてハンドラHを保守・点検できる位置まで持上げた
状態を示している。
【0014】本体1は、左右端側に縦フレーム2a,2
bを有するとともに、この両縦フレーム間に横フレーム
2cが掛け渡されている。
【0015】架台3は、ハンドラHを載置するものであ
って、横フレーム2cの上方において、両縦フレーム2
a,2b間に位置している。そして、架台3の両端に設
けられた摺動片4a,4bを縦フレーム2a,2bに設
けられたレール5a,5bに当接させることにより両縦
フレーム2a,2b間を垂直方向に移動可能とされてい
る。
【0016】 ガススプリング6a,6bは、密閉され
た筒状体に圧縮ガスの封入された周知のガススプリング
であって、一端(上端)が架台3の両端裏側に設けられ
たブラケット7a,7bにピン8,8によりそれぞれ軸
支され、その他端(下端)は、図2に示されるように、
横フレーム2c上に設けられたフレーム9の両端部に設
けられたブラケット10a,10bにピン11,11に
よりそれぞれ軸支されている。
【0017】 ガススプリング6a,6bの強さは、
中にベクトル線図で示されるように、架台3が持ち上
げられたときの圧縮力F1の垂直方向の分力F2が、ハ
ンドラHの重量よりも大きくなり、また、架台3が下げ
られたときの圧縮力F1の垂直方向の分力F2′が、ハ
ンドラHの重量よりも小さくなるように設定されてい
る。
【0018】 図1中、12は架台3の右端に設けられ
た突出ピンであり、13は右側の縦フレーム2bの上端
に設けられた貫通孔である。この突出ピン12は、図3
に示されるように、スプリング14で右側(縦フレーム
2b側)へ常時付勢されている。したがって、架台3が
持ち上げられて、突出ピン12が貫通孔13に位置する
と、突出ピン12は貫通孔13に進入して架台3と縦フ
レーム2bとを連結する。
【0019】以下、本実施例に係るハンドラ昇降装置a
の動作について説明する。
【0020】本体aのハンドラHの保守・点検時に、作
業員がハンドラHを軽く持ち上げると、架台3はレール
5a,5bにより案内されて両縦フレーム2a,2b間
をガススプリング6a,6bの作用により円滑に垂直に
上昇する。そして、架台3が所定の高さまで上昇する
と、突出ピン12が貫通孔13に進入して、架台3は固
定される。
【0021】架台3が上昇することにより、ハンドラH
は本体1の上方へ持上げられ、係員による保守・点検が
可能となる。
【0022】 ハンドラHの保守・点検終了後、突出ピ
ン12をスプリング14に抗して押し、貫通孔13から
解放してハンドラHを下方に押し付けると、架台3はフ
レーム5a,5bにより案内されて下降する。この下降
の際、ガススプリング6a,6bの垂直方向の分力は徐
々に小さくなるので、ハンドラHの押し付け力は次第に
小さくてすむようになる。これにより、図1の右側に示
されるように、ハンドラHは元の位置にセットされる。
【0023】本実施例装置は、架台3を一対のガススプ
リング6a,6bで支持するようにしたので、小さな力
で、ハンドラHを昇降でき、また、上昇した架台3を突
出ピン12でフレーム2bに固定できるので、ハンドラ
Hを固定して保守・点検を行なうことが可能となる。
【0024】 図4図7は、第2の実施例に係るハン
ドラ昇降装置a′を示すものであって、上記第1の実施
例と同じく、架台3の昇降は一対のガススプリング6
a,6bの伸長力を利用して行なわれるが、ここでは、
架台3の左右両端の昇降が均一に行なわれるように工夫
されている。
【0025】 すなわち、横フレーム2c上には、横フ
レーム2cの長手方向に伸びるガイド片20が設けられ
ており、そのガイド片20には、図7に示されるよう
に、一対の摺動台21a,21bが上下方向への移動を
規制され、かつガイド片20の長手方向に沿って移動可
能に設けられている。
【0026】この摺動台21a,21bは、それぞれ連
接棒22a,22bで架台3の長手方向の両端部と連結
されている。各連接棒22a,22bはそれぞれ一対か
らなり、一端が各摺動台21a,21bの両側に回動自
在に連結され、他端が架台3の両側に回動自在に連結さ
れている。
【0027】 ガイド片20の上面中央位置には、直径
が摺動台21a,21bの幅よりも小さいピニオン23
が回動自在に設けられている。なお、ピニオン23の取
付位置は、横フレーム2cの中央位置にあり、したがっ
て、ガイド片20の中央部分が省略されるときは、ピニ
オン23は直接横フレーム2cに取付けられる。ピニオ
ン23には、一端側が各摺動台21a,21bにそれぞ
れ固定された一対のラック24a,24bの他端側が互
いに反対側において噛合わされている。なお、図6中、
25,25はピニオン23とラック24a,24bの噛
合いを保持するローラである。
【0028】左右一対の摺動台21a,21bの移動
は、ピニオン23とラック24a,24bに規制されて
同調したものとなり、例えば、左側の摺動台21aが縦
フレーム2a側に10cm移動すれば右側の摺動台21
bも縦フレーム2b側に10cm移動し、また左側の摺
動台21aが中央寄りに10cm移動すれば右側の摺動
台21bも中央寄りに10cm移動する。このため、こ
れら摺動台21a,21bに連接棒22a,22bを介
して連結されている架台3の両端部も同量づつ上下動
し、いわゆるガタ付きが無くなり、ハンドラHの昇降を
より安定して円滑に行なうことが可能となる。
【0029】 なお、図4及び図5中、26は架台3の
長手方向の両端面に設けられたローラであって、架台3
の縦フレーム2a,2bに対する摺動を円滑にするため
のものである。もちろん、ローラ26の代りに、上記第
1の実施例と同じくレール5a,5bと摺動片4a,4
bを用いるようにしてもよいが、本実施例のように架台
3を均等に昇降できるようにしたときは、単にローラ2
6を設けるだけで十分である。
【0030】
【考案の効果】本考案装置は、ハンドラの載置される架
台にガススプリングを設けたので、そのガススプリング
の抗圧縮力を利用して小さな力でハンドラを持ち上げる
ことができる。
【0031】また、架台の両端の上下動と連動するラッ
クを一つのピニオンに噛合わせたときは架台の両端の上
下移動量が均一化されるので、架台の昇降をより安定化
・円滑化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例装置の本体の側面カバー
の一部を切除した状態の側面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】架台の端部の詳細図である。
【図4】第2の実施例装置の本体の側面カバーの一部を
切除した側面図である。
【図5】図4のB−B線断面図である。
【図6】図4のC−C線断面図である。
【図7】図4のD−D線断面図である。
【符号の説明】
1 自動改札機本体(本体) 2a,2b 縦フレーム 2c 横フレーム 6a,6b ガススプリング 20 ガイド片 21a,21b 摺動台 22a,22b 連接棒 23 ピニオン 24a,24b ラック a,a′ ハンドラ昇降装置(カードハンドラ昇降装
置)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動改札機本体の両端側に設けられた縦
    フレーム間に掛け渡された横フレームと、上記横フレー
    ムの上方において前記両縦フレームに沿って上下動可能
    に設けられたカードハンドラ載置用架台と、一端が前記
    架台の長手方向の両端部にそれぞれ回動自在に軸支さ
    れ、かつ他端が前記横フレームの中央寄りの部分にそれ
    ぞれ回動自在に軸支された一対のガススプリングと、を
    有することを特徴とするカードハンドラ昇降装置。
  2. 【請求項2】 横フレームにその長手方向に摺動自在に
    設けられた一対の摺動台と、一端が架台の長手方向の両
    端にそれぞれ回動自在に軸支され、かつ他端がその架台
    の長手方向の各端に近い方の前記摺動台にそれぞれ回動
    自在に軸支された一対の連接棒と、前記横フレームの長
    手方向中央位置に設けられたピニオンと、一端が前記摺
    動台にそれぞれ連結され、他端側が前記ピニオンに互い
    に反対側において噛み合わされた一対のラックと、を有
    することを特徴とする請求項1記載のカードハンドラ昇
    降装置。
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