JPH0624000Y2 - 投 入 装 置 - Google Patents

投 入 装 置

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JPH0624000Y2
JPH0624000Y2 JP1984009132U JP913284U JPH0624000Y2 JP H0624000 Y2 JPH0624000 Y2 JP H0624000Y2 JP 1984009132 U JP1984009132 U JP 1984009132U JP 913284 U JP913284 U JP 913284U JP H0624000 Y2 JPH0624000 Y2 JP H0624000Y2
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JP1984009132U
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鉦平 林
広之 北島
好夫 宮園
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Meidensha Corp
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Meidensha Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〈技術分野〉 本考案は貯蔵庫内に投入物を効率良く広範囲に分散して
投入できる投入装置に関し、特に放射性廃棄物の投入に
用いて好適なものである。
〈従来技術と問題点〉 従来、原子燃料再処理工場においては、放射性固体廃棄
物(ハル)を、第1図に示すように、定形金属製ドラム
(ハルドラム)1に入れ、それを放射能を遮蔽する金属
製移送容器2に収納して放射性廃棄物貯蔵庫3の投入口
4上まで運び、そこから貯蔵庫3内に吊下ろして投入し
て一時貯蔵している。貯蔵庫3は厚いコンクリートで遮
蔽された密閉セルとなつており、その天井部に開口され
た投入口4には遮蔽トラツプ5が設置されている。遮蔽
トラツプ5は、投入口4を開閉自在に覆うトラツプ遮蔽
扉6を有すると共に、その上に移送容器2が載せられて
ハルドラム1を貯蔵庫3内に吊下ろすときにトラツプ遮
蔽扉6を開き、また移送容器2がないときはトラツプ遮
蔽扉6を閉じる開閉機構を具えている。
ところが、この投入口4に設置される遮蔽トラツプ5は
上述のようにトラツプ遮蔽扉6の開閉機構を有し、且つ
厚肉の金属よりなる大重量の移送容器2が載せられるよ
う構成されているので必然的に大形となつてしまい、そ
のため配設スペースの制約から投入口4を多数設けるこ
とができず、一般に貯蔵庫3は1セルについて投入口4
は1個しか設けられていない。従つて従来、広い貯蔵庫
3に対して1個の投入口4からハルドラム1を吊下ろし
て貯蔵していたため、ハルドラム1は投入口4の直下に
その頂点をもつ山形に堆積してしまい、投入口4から遠
い貯蔵庫3の隅部には貯蔵される個数が少なく、貯蔵庫
3の貯蔵空間の全域に亘つてハルドラム1が投入される
前に堆積したハルドラム1の頂上は貯蔵限界線7に達し
てしまい、貯蔵庫3の全容積に対する貯蔵効率が低い状
態でそれ以上の貯蔵ができなくなつてしまうという問題
があつた。
〈考案の目的〉 本考案は上述した問題点に鑑みてなされたものであり投
入物、特に放射性廃棄物を貯蔵庫の投入口の直下に投入
するだけでなく、その外周辺の広範囲に分散して投入可
能で且つ限られた投入口スペースでも用いることが可能
な投入装置を提供し、もつて投入口を大きくすることな
く貯蔵庫の全容積に対する投入物の貯蔵効率を向上させ
ることを目的とする。
〈考案の概要〉 この目的を達成するため本考案では貯蔵庫投入口に投入
物が通過する投入枠を設け、この投入枠の下方に投入物
を支持案内するための傾斜滑動台を投入枠に対して回動
自在に設けると共に、この傾斜滑動台先端に滑動台の回
動に連動して摺動移動するスライド滑動台を設けること
により、傾斜滑動台を水平方向に回動させた場合、スラ
イド滑動台が傾斜滑動台に対し突き出され投入物が貯蔵
効率良く広範囲に分散して投入されるようにして、更に
傾斜滑動台を上向きに垂直に回動させた場合、スライド
滑動台が傾斜滑動台に格納されて、貯蔵庫天井高さ,投
入口の寸法制約を受け難いようにしたものである。
〈実施例〉 以下本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。第2図は本考案の投入装置を装備した放射性廃棄物
貯蔵庫の断面、第3図は本考案の投入装置の概略構成図
であり、第3図(a)はその縦断面、第3図(b),(c)はそれ
ぞれ旋回用ウオームホイール部及び中間ギヤ部の要部横
断面である。図面において、貯蔵庫3の投入口4部分に
ハルドラム1が投入されて通過できる空所を内側に有す
る円筒状の投入枠11を貯蔵庫3内方に垂下して配設
し、投入口4上に設置した遮蔽トラツプ5に軸受12を
介して投入枠11を垂直軸回りに回動自在に支持する。
投入枠11の上方にはその上部開口を開閉自在に覆つて
遮蔽トラツプ5のトラツプ遮蔽扉6が設けられている。
また、投入枠11の上部外周には旋回用ウオームホイー
ル13を嵌合固定すると共に、遮蔽トラツプ5側に軸支
されて図示しない駆動源により回転駆動される旋回用ウ
オーム14をその旋回用ウオームホイール13に噛み合
わせ、旋回用ウオーム14の回転駆動により投入枠11
を垂直軸回りに回動させるようにする。尚、図中5′は
貯蔵庫3に既設されている遮蔽トラツプである。
一方、投入枠11の下部開口部には一対の支持片11a
を対向させて下方に突出して形成し各支持片11aの下
端部外側壁にそれぞれ固設されたギヤボツクス15に軸
受16を介してヒンジ軸17を互いに同軸に水平に軸支
すると共に、ヒンジ軸17には投入枠11の内側空所下
方に位置し得る傾斜滑動台18を固定する。傾斜滑動台
18は、第4図に示すように投入枠11の内側空所の下
方に位置すると共にその先端部が斜め下方に傾斜した傾
斜位置から、第5図に示すように投入枠11の内側空所
の下方から外れると共に支持片11aに沿つた垂直位置
までヒンジ軸17を中心として回動可能となつている。
また、傾斜滑動台18の形状は先端が窪む凹部形状とな
つていて、両側辺にはスライドガイド19が取り付けら
れている。スライドガイド19には、傾斜滑動台18の
凹部と係合する凸部形状のスライド滑動台20のガイド
バー21が嵌め込まれていて、スライド滑動台20は傾
斜滑動台18に対してスライド可能となつている。傾斜
滑動台18,スライド滑動台20の上面には、投入枠1
1に投入されたハルドラム1の底部を支持・案内する多
数の滑動用ローラ32を長手方向に並設している。スラ
イド滑動台20の2本のガイドバー21それぞれの上面
には、動力伝達機構であるラツクギヤからなる滑動ラツ
ク22が長手方向に沿つて取り付けられている。一方、
投入枠11の支持片11a外側の、傾斜滑動台18の回
動中心位置それぞれには、中心を同じにして動力伝達機
構であるピニオンギヤからなる固定ピニオン23が固定
されていて、ガイドバー21に設けられた滑動ラツク2
2と噛み合つている。
つまり、傾斜滑動台18が回動すると、滑動ラツク22
と固定ピニオン23の噛み合いにより、傾斜滑動台18
の回動に連動してスライド滑動台20は傾斜滑動台18
に対して突き出されるように延びるのである。
また、各ギヤボツクス15に対応して投入枠11の側壁
に沿つて上下方向に軸受24を介してそれぞれ回動用駆
動軸25を軸支する一方、ギヤボツクス15内において
ヒンジ軸17に回動用ウオームホイール26を固定する
と共に、回動用駆動軸25の下端部に固定された回動用
ウオーム27をその回動用ウオームホイール26に噛み
合わせる。回動用駆動軸25の上端にはピニオン28を
それぞれ固定し、投入枠11の上部外周に軸受29を介
して回動自在に遊嵌されたリング状の中間ギヤ30とそ
れらのピニオン28を噛み合わせる。さらに中間ギヤ3
0には遮蔽トラツプ5側に軸支されて図示しない駆動源
により回転駆動される駆動ピニオン31が噛み合つてい
る。従つて、駆動ピニオン31を回転駆動すると中間ギ
ヤ30が回転し、中間ギヤ30の回転によりピニオン2
8を介して回動用駆動軸25が回転し、回動用駆動軸2
5の回転は回動用ウオーム27、ウオームホイール26
を介してヒンジ軸17に伝えられ、傾斜滑動台18を回
動させる。
このような構成において、貯蔵庫3内にハルドラム1を
投入するには投入枠11の上方のトラツプ遮蔽扉6を開
き、投入枠11内にハルドラム1を投入する。ここで第
5図に示すように、傾斜滑動台18を垂直位置にしてお
くとスライド滑動台20は傾斜滑動台18に格納されて
いて、この状態で投入枠11内に投入されたハルドラム
1はそのまま投入枠11内を通過してその直下に投下さ
れる。また、駆動ピニオン31を回転駆動することによ
り傾斜滑動台18を回動させて第4図に示すように、傾
斜滑動台18を投入枠11の下方の傾斜位置とすると、
滑動ラツク22と固定ピニオン23との噛み合いによ
り、傾斜滑動台18の回動に連動してスライド滑動台2
0は傾斜滑動台18に対し突き出してハルドラム1の滑
動面が延びる。この状態で投入枠11内に投入されたハ
ルドラム1は傾斜滑動台18上に落下し、その後傾斜滑
動台18の滑動ローラ32上を滑動し、スライド滑動台
20の滑動ローラ32を経て先方に勢いよく投げ出され
る。この傾斜滑動台18とスライド滑動台20上を滑動
して投げ出されるハルドラム1の落下地点は、傾斜滑動
台18の傾斜角度を変えることにより、スライド滑動台
20のスライド量が変わり、(支持片11aと傾斜滑動
台18上面との角度が大きくなる程スライド滑動台20
のスライド量が多くなる。)その遠近を制御することが
できる。更に、旋回用ウオーム14を回転駆動すること
により投入枠11を回動させると、傾斜滑動台18が旋
回し、それによつてハルドラム1と投げ出す方向も制御
することができる。従つて本考案の投入装置を用いれ
ば、ハルドラム1は投入口4の直下だけでなく、その外
周辺の広範囲に分散して貯蔵庫3の隅々にまで均一に投
入することが可能となる。
尚、本考案の投入装置を貯蔵庫3の投入口4に着脱する
際には、傾斜滑動台18を垂直方向に回動させれば、ス
ライド滑動台20が格納されて貯蔵庫3の天井につかえ
ることなく傾斜滑動台18とスライド滑動台20は略垂
直となり、その着脱に邪魔になることがなく、既存の貯
蔵庫3の投入口4に設置することができる。
上記実施例は放射性廃棄物の投入に適用したものである
が、勿論他の物の投入に用いることも可能である。また
スライド滑動台のスライドをピニオンギヤとラツクギヤ
の組み合わせを用いて行なつたが、これに限られずスプ
ロケツトとチエーンの組み合わせ等、傾斜滑動台の回動
に連動してスライド滑動台がスライドする機構であれば
良い。
〈考案の効果〉 以上一実施例に基づき詳細に説明したように本考案によ
る投入装置によれば、傾斜滑動台の水平方向への回動に
連動してスライド滑動台がスライドして、投入物を貯蔵
庫の投入口の直下に投入するだけでなく、外周辺広範囲
に分散して貯蔵庫の隅々にまで均一に投入することが可
能となり貯蔵庫の貯蔵効率を向上させることができる。
また、傾斜滑動台の垂直方向への回動に連動してスライ
ド滑動台が傾斜滑動台に格納されるようにしたので、貯
蔵効率を高めるためのスライド滑動台が天井等につかえ
ることなく傾斜滑動台を垂直位置にできるので、横方向
寸法を縮少でき、既設投入口にもそのまま設置すること
が可能となる。更に投入枠とスライド滑動台とに亘り動
力伝達機構を設けて、傾斜滑動台の回動に連動してスラ
イド滑動台をスライドさせる機構としたので、特別にス
ライド滑動台の駆動装置を設ける必要がない。更にまた
一つの投入装置で投入物の分散投入と直下投入が可能で
あるので、貯蔵庫への投入装置の設置作業が1回で良
く、それに伴なう経費の低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の放射性廃棄物貯蔵庫の断面図、第2図〜
第5図は本考案の一実施例に係り、第2図は本考案の投
入装置を装備した放射性廃棄物貯蔵庫の断面図、第3図
は本考案の投入装置の概略構成図であり、第3図(a)は
その縦断面図、第3図(b),(c)はそれぞれ旋回用ウオー
ムホイール部及び中間ギヤ部の要部断面図、第4図,第
5図はそれぞれ本考案の投入装置の使用を説明する図で
あり、第4図(a)は傾斜滑動台が傾斜位置にあるときの
縦断面図、第4図(b)はその平面図、第5図は傾斜滑動
台が垂直位置にあるときの縦断面図である。 図面中、 1はハルドラム、 2は移送容器、 3は貯蔵庫、 4は投入口、 5は遮蔽トラツプ、 6はトラツプ遮蔽扉、 11は投入枠、 13は旋回用ウオームホイール、 14は旋回用ウオーム、 17はヒンジ軸、 18は傾斜滑動台、 19はスライドガイド、 20はスライド滑動台、 21はガイドバー、 22は滑動ラツク、 23は固定ピニオン、 25は回動用駆動軸、 26は回動用ウオームホイール、 27は回動用ウオーム、 28はピニオン、 30は中間ギヤ、 31は駆動ピニオン、 32は滑動用ローラである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 宮園 好夫 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式会 社明電舎内 (56)参考文献 特開 昭57−117423(JP,A) 特公 昭57−43484(JP,B1)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】貯蔵庫の投入口に、内側に投入物が通過す
    る空所を有する筒状の投入枠をその上部で垂直軸回りに
    回転自在に支持すると共に、この投入枠の上部に駆動力
    を伝達して当該投入枠を回動できるようにする一方、前
    記投入枠の下部に傾斜滑動台を支持し、この傾斜滑動台
    を前記投入枠の内側空所の下方で斜め下向きとなって前
    記投入物を受け得る傾斜位置と上向きに回動して前記内
    側空所の下方から外れ前記投入物の通過を許容する垂直
    位置との間で回動可能とし、前記傾斜滑動台にその先端
    に向かいスライド移動自在にスライド滑動台を組み付け
    ると共に、前記傾斜滑動台が上向きに回動して前記垂直
    状態になったときに前記スライド滑動台が前記傾斜滑動
    台に格納され且つ前記傾斜滑動台が前記傾斜位置になっ
    たときに前記スライド滑動台が前記傾斜滑動台に対して
    突き出されるように前記投入枠と前記スライド滑動台と
    に亘り前記傾斜滑動台の回動と連動して前記スライド滑
    動台をスライド移動させる動力伝達機構を設けてなるこ
    とを特徴とする投入装置。
JP1984009132U 1984-01-27 1984-01-27 投 入 装 置 Expired - Lifetime JPH0624000Y2 (ja)

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JP1984009132U JPH0624000Y2 (ja) 1984-01-27 1984-01-27 投 入 装 置

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JPS60122897U JPS60122897U (ja) 1985-08-19
JPH0624000Y2 true JPH0624000Y2 (ja) 1994-06-22

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JPS5743484A (en) * 1980-08-28 1982-03-11 Fujitsu Ltd Rubidium atomic oscillator
JPS57117423A (en) * 1981-01-12 1982-07-21 Nippon Steel Corp Rotary chute of casting device for bell-less furnace

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