JP2522320Y2 - 垂直搬送装置 - Google Patents
垂直搬送装置Info
- Publication number
- JP2522320Y2 JP2522320Y2 JP1991017914U JP1791491U JP2522320Y2 JP 2522320 Y2 JP2522320 Y2 JP 2522320Y2 JP 1991017914 U JP1991017914 U JP 1991017914U JP 1791491 U JP1791491 U JP 1791491U JP 2522320 Y2 JP2522320 Y2 JP 2522320Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bucket
- roller
- chute
- transport device
- vertical transport
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Discharge Of Articles From Conveyors (AREA)
- Chain Conveyers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、複数のバケットを垂直
方向に循環させる垂直搬送装置に関する。
方向に循環させる垂直搬送装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、特開昭６２−１１１８１３号公報
記載のものに見られるように、回転自在に設けた上下の
回転ドラムにベルトを巻回し、このベルトの適所にバケ
ットを複数個設け、下降軌道のバケットに資材等を収容
することで、この資材等の自重によりバケットを下方に
移動させて循環させ、下方旋回部でのバケットの反転に
より該バケットの資材等を排出するように構成した垂直
搬送装置が提供されている。
記載のものに見られるように、回転自在に設けた上下の
回転ドラムにベルトを巻回し、このベルトの適所にバケ
ットを複数個設け、下降軌道のバケットに資材等を収容
することで、この資材等の自重によりバケットを下方に
移動させて循環させ、下方旋回部でのバケットの反転に
より該バケットの資材等を排出するように構成した垂直
搬送装置が提供されている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものでは、下方の旋回部においてバケットを旋回動
作に合わせてゆっくりと反転させているため、ゴミ等の
粘性を有する収容物を収容したバケットでは反転させて
もこのバケット内に収容物の一部が残留して十分に排出
されないことが生じ、この残留した収容物が反転状態で
上昇する際に落ちて装置周辺を汚すとともに、残留した
収容物の重量が円滑な循環に支障をきたすことにもなり
かねないという問題があった。
来のものでは、下方の旋回部においてバケットを旋回動
作に合わせてゆっくりと反転させているため、ゴミ等の
粘性を有する収容物を収容したバケットでは反転させて
もこのバケット内に収容物の一部が残留して十分に排出
されないことが生じ、この残留した収容物が反転状態で
上昇する際に落ちて装置周辺を汚すとともに、残留した
収容物の重量が円滑な循環に支障をきたすことにもなり
かねないという問題があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案の垂直搬送装置
は、収容物を収容する複数個のバケットを有し、これら
複数のバケットを、該バケットに収容する収容物の自重
によりまたは適宜な駆動手段により垂直方向に循環させ
る垂直搬送装置であって、前記バケットの両側略中央部
上下には上部ローラ及び下部ローラが配設され、これら
上部ローラ及び下部ローラがバケットの循環を案内する
ガイド部材に転動自在に嵌入されてバケットが水平状態
で保持されるとともに、回転自在に支持された上下のス
プロケットに巻回されて左右一対に配置された無端チェ
ーンに上記各バケットの下部ローラが連係され、さらに
ガイド部材の下方旋回部には上部ローラ及び下部ローラ
のうち上部ローラのみを該ガイド部材から開放する切欠
が形成されたものである。
は、収容物を収容する複数個のバケットを有し、これら
複数のバケットを、該バケットに収容する収容物の自重
によりまたは適宜な駆動手段により垂直方向に循環させ
る垂直搬送装置であって、前記バケットの両側略中央部
上下には上部ローラ及び下部ローラが配設され、これら
上部ローラ及び下部ローラがバケットの循環を案内する
ガイド部材に転動自在に嵌入されてバケットが水平状態
で保持されるとともに、回転自在に支持された上下のス
プロケットに巻回されて左右一対に配置された無端チェ
ーンに上記各バケットの下部ローラが連係され、さらに
ガイド部材の下方旋回部には上部ローラ及び下部ローラ
のうち上部ローラのみを該ガイド部材から開放する切欠
が形成されたものである。
【０００５】また、上記垂直搬送装置におけるバケット
の上端周縁には断面円形の縁部材が設けられるととも
に、該上端周縁の高さが後縁の一箇所で最も高くなるよ
うに漸次傾斜して形成され、この最も高い後縁の一箇所
に滴下部材が連設され、該滴下部材が垂直に立設された
誘導管の溝部内に遊嵌されている。
の上端周縁には断面円形の縁部材が設けられるととも
に、該上端周縁の高さが後縁の一箇所で最も高くなるよ
うに漸次傾斜して形成され、この最も高い後縁の一箇所
に滴下部材が連設され、該滴下部材が垂直に立設された
誘導管の溝部内に遊嵌されている。
【０００６】さらに、上記垂直搬送装置において、下降
側に位置するバケットに収容物を投入するためのシュー
トが設けられ、該シュートは、シュート本体と、該シュ
ート本体の先端部にバケット内に臨む投入位置と退避位
置との間で揺動自在に設けられ、上記収容物をバケット
内に導く揺動シュートとを備えてなる。
側に位置するバケットに収容物を投入するためのシュー
トが設けられ、該シュートは、シュート本体と、該シュ
ート本体の先端部にバケット内に臨む投入位置と退避位
置との間で揺動自在に設けられ、上記収容物をバケット
内に導く揺動シュートとを備えてなる。
【０００７】
【作用】バケットが下降してガイド部材の下方旋回部に
達した時、バケットの上部ローラがガイド部材に形成さ
れた切欠によりこのガイド部材から離脱し、これにより
バケットは下部ローラを中心に一気に反転し、この急速
反転作用でバケット内に収容した収容物を排出する。
達した時、バケットの上部ローラがガイド部材に形成さ
れた切欠によりこのガイド部材から離脱し、これにより
バケットは下部ローラを中心に一気に反転し、この急速
反転作用でバケット内に収容した収容物を排出する。
【０００８】また、バケット上昇時の反転状態におい
て、排出しきれずにバケットの側面に付着した汚汁等の
液状物を上端周縁の後縁に設けた滴下部材から誘導管に
導き排出する。
て、排出しきれずにバケットの側面に付着した汚汁等の
液状物を上端周縁の後縁に設けた滴下部材から誘導管に
導き排出する。
【０００９】さらに、収容物は、シュートを経て揺動シ
ュートに導かれてバケット内に収容される。
ュートに導かれてバケット内に収容される。
【００１０】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。なお、本例では住宅等から出る塵芥を下方の排出
部に搬送して排出する垂直搬送装置を例に採って説明す
る。
する。なお、本例では住宅等から出る塵芥を下方の排出
部に搬送して排出する垂直搬送装置を例に採って説明す
る。
【００１１】図１はこの垂直搬送装置の概略構成を示し
ている。
ている。
【００１２】この垂直搬送装置１は、複数のバケット２
を垂直方向に循環させるように構成されたものである。
を垂直方向に循環させるように構成されたものである。
【００１３】バケット２の両側面の上下には上部ローラ
２１と下部ローラ２２とが配設されている。上部ローラ
２１と下部ローラ２２とは、図２に示すように下部ロー
ラ２２の方が上部ローラ２１よりもやや側方に張り出し
て配置されており、これら上部ローラ２１と下部ローラ
２２とはループ状に形成された左右一対のガイド部材３
にそれぞれ転動自在に嵌入されている。
２１と下部ローラ２２とが配設されている。上部ローラ
２１と下部ローラ２２とは、図２に示すように下部ロー
ラ２２の方が上部ローラ２１よりもやや側方に張り出し
て配置されており、これら上部ローラ２１と下部ローラ
２２とはループ状に形成された左右一対のガイド部材３
にそれぞれ転動自在に嵌入されている。
【００１４】ガイド部材３は、図２及び図３に示すよう
に断面鉤状に形成された一対の部材３１，３１で構成さ
れており、この部材３１，３１内に前記上部ローラ２１
と下部ローラ２２とが転動自在に嵌入されている。
に断面鉤状に形成された一対の部材３１，３１で構成さ
れており、この部材３１，３１内に前記上部ローラ２１
と下部ローラ２２とが転動自在に嵌入されている。
【００１５】また、ガイド部材３を固設するカバー材３
５内には無端チェーン５が配置されており、この無端チ
ェーン５に前記下部ローラ２２の軸部２２ａが連結部材
２３を介して連結されている。無端チェーン５は、図１
に示す回転自在に支持された上スプロケット５１と下ス
プロケット５２間に巻回されている。上スプロケット５
１は図示しないブレーキ付の駆動モータに減速機を介し
て連係されており、駆動モータの回転駆動により上スプ
ロケット５１を介して無端チェーン５を循環駆動させる
ことで、各バケット２を垂直方向に循環移動させるよう
に構成している。
５内には無端チェーン５が配置されており、この無端チ
ェーン５に前記下部ローラ２２の軸部２２ａが連結部材
２３を介して連結されている。無端チェーン５は、図１
に示す回転自在に支持された上スプロケット５１と下ス
プロケット５２間に巻回されている。上スプロケット５
１は図示しないブレーキ付の駆動モータに減速機を介し
て連係されており、駆動モータの回転駆動により上スプ
ロケット５１を介して無端チェーン５を循環駆動させる
ことで、各バケット２を垂直方向に循環移動させるよう
に構成している。
【００１６】ここで、バケット２の折り返し部となるガ
イド部材３の下方旋回部（図１おいて範囲Ｐで示す。）
には、図４に示すように外側の部材３１に上部ローラ２
１のみを開放する切欠３２が形成されている。これによ
りバケット２が下降して上部ローラ２１が切欠３２に達
した時には、この上部ローラ２１がガイド部材３から離
脱することになり、このためバケット２はこの位置で下
部ローラ２２を中心に一気に反転することになる。
イド部材３の下方旋回部（図１おいて範囲Ｐで示す。）
には、図４に示すように外側の部材３１に上部ローラ２
１のみを開放する切欠３２が形成されている。これによ
りバケット２が下降して上部ローラ２１が切欠３２に達
した時には、この上部ローラ２１がガイド部材３から離
脱することになり、このためバケット２はこの位置で下
部ローラ２２を中心に一気に反転することになる。
【００１７】また、前記バケット２は、図１及び図５に
示すように、平面視長方形に形成されたもので、その上
端周縁２４は、前縁２４ａの中央部が最も低くなされ、
この前縁２４ａの中央部から側縁２４ｂを経て後縁２４
ｃの中央部の最も高い所に亘って漸次傾斜して形成され
ている。このように形成された上端周縁２４には断面円
形の縁部材２５が設けられている。
示すように、平面視長方形に形成されたもので、その上
端周縁２４は、前縁２４ａの中央部が最も低くなされ、
この前縁２４ａの中央部から側縁２４ｂを経て後縁２４
ｃの中央部の最も高い所に亘って漸次傾斜して形成され
ている。このように形成された上端周縁２４には断面円
形の縁部材２５が設けられている。
【００１８】上記最も高い後縁２４ｃの中央部には滴下
部材２６が連設されており、該滴下部材２６が垂直に立
設された誘導管６の溝部６１内に遊嵌されている。
部材２６が連設されており、該滴下部材２６が垂直に立
設された誘導管６の溝部６１内に遊嵌されている。
【００１９】さらに、図１において、７はこの垂直搬送
装置が配設された建物の所要階に設けられ循環するバケ
ット２に塵芥を投入するためのシュートである。シュー
ト７の基端部に形成された投入口７１は建物の側壁に面
して配設され、この投入口７１が開閉蓋７２により開閉
自在になされている。シュート７の先端はバケット２に
近接する位置まで延長されている。このシュート７の先
端部には揺動シュート８が揺動自在に設けられている。
揺動シュート８は、シュート７の投入口７１から投入さ
れた塵芥をバケット２内に案内するもので、通常はその
先端がバケット２の前面よりも該バケット７の内側に延
長された投入位置に配置されており、各バケット２の下
降時にはバケットの前面に当接することで強制的にシュ
ート７側の退避位置に揺動させられる。なお、揺動シュ
ート８は、塵芥投入時などに先端が不用意にシュート７
側の退避位置に揺動しないよう付勢部材により投入位置
に付勢しておいてもよい。
装置が配設された建物の所要階に設けられ循環するバケ
ット２に塵芥を投入するためのシュートである。シュー
ト７の基端部に形成された投入口７１は建物の側壁に面
して配設され、この投入口７１が開閉蓋７２により開閉
自在になされている。シュート７の先端はバケット２に
近接する位置まで延長されている。このシュート７の先
端部には揺動シュート８が揺動自在に設けられている。
揺動シュート８は、シュート７の投入口７１から投入さ
れた塵芥をバケット２内に案内するもので、通常はその
先端がバケット２の前面よりも該バケット７の内側に延
長された投入位置に配置されており、各バケット２の下
降時にはバケットの前面に当接することで強制的にシュ
ート７側の退避位置に揺動させられる。なお、揺動シュ
ート８は、塵芥投入時などに先端が不用意にシュート７
側の退避位置に揺動しないよう付勢部材により投入位置
に付勢しておいてもよい。
【００２０】次に、このように構成された垂直搬送装置
の動作について説明する。
の動作について説明する。
【００２１】各バケットが図１に示すように配置された
状態において、投入口７１から投入した塵芥は、シュー
ト７、揺動シュート８を経てバケット２に収容される。
状態において、投入口７１から投入した塵芥は、シュー
ト７、揺動シュート８を経てバケット２に収容される。
【００２２】バケット２に塵芥を収容すると、駆動モー
タの駆動により無端チェーン５を循環駆動させバケット
２を搬送させる。この搬送時において、バケット２の下
降側と上昇側とでは下降側のバケット２内に収容された
塵芥の分だけ下降側の方が重くなるため、この作用でバ
ケット２の下降を促進することになる。これにより駆動
モータは駆動力が小さいものでよくなる。
タの駆動により無端チェーン５を循環駆動させバケット
２を搬送させる。この搬送時において、バケット２の下
降側と上昇側とでは下降側のバケット２内に収容された
塵芥の分だけ下降側の方が重くなるため、この作用でバ
ケット２の下降を促進することになる。これにより駆動
モータは駆動力が小さいものでよくなる。
【００２３】そして、バケット２の上部ローラ２１が切
欠３２に達すると、この上部ローラ２１がガイド部材３
から外方に離脱し、この位置でバケット２が下部ローラ
２２を中心に一気に反転する。この急速反転作用により
バケット２内の塵芥を下方に設けられたコンテナ等の排
出部（図示省略）に一挙に排出する。
欠３２に達すると、この上部ローラ２１がガイド部材３
から外方に離脱し、この位置でバケット２が下部ローラ
２２を中心に一気に反転する。この急速反転作用により
バケット２内の塵芥を下方に設けられたコンテナ等の排
出部（図示省略）に一挙に排出する。
【００２４】塵芥を排出したバケット２は再び上部ロー
ラ２１がガイド部材３に嵌入されて反転状態のままで上
昇する。バケット２が反転状態になると、排出時に排出
しきれずにバケット２の側面に付着した汚汁が、バケッ
ト２の側面、上端周縁２４の縁部材２５を伝って滴下部
材２６に流れ、この滴下部材２６から誘導管６に滴下さ
れる。
ラ２１がガイド部材３に嵌入されて反転状態のままで上
昇する。バケット２が反転状態になると、排出時に排出
しきれずにバケット２の側面に付着した汚汁が、バケッ
ト２の側面、上端周縁２４の縁部材２５を伝って滴下部
材２６に流れ、この滴下部材２６から誘導管６に滴下さ
れる。
【００２５】なお、バケット２の循環に作用する摩擦等
の抵抗を十分に小さくした場合には、バケット２に収容
した塵芥の自重によって各バケット２を循環させること
も可能である。この場合には無端チェーン５を駆動する
駆動モータは不要となるが、バケット２を所定の循環位
置で停止させるための制動手段が必要となる。
の抵抗を十分に小さくした場合には、バケット２に収容
した塵芥の自重によって各バケット２を循環させること
も可能である。この場合には無端チェーン５を駆動する
駆動モータは不要となるが、バケット２を所定の循環位
置で停止させるための制動手段が必要となる。
【００２６】図６乃至図８は、本考案に係る垂直搬送装
置の他の実施例を示している。なお、前記実施例と同部
材には同符号を付し説明は省略する。
置の他の実施例を示している。なお、前記実施例と同部
材には同符号を付し説明は省略する。
【００２７】この垂直搬送装置１は、バケット２の下部
ローラ２２が内ガイド部４１に案内されるとともに、バ
ケット２の上部ローラ２１が上記内ガイド部４１の外側
に配設された外ガイド部４２に案内されながら循環する
もので、内ガイド部４１と外ガイド部４２とでガイド部
材４を構成している。
ローラ２２が内ガイド部４１に案内されるとともに、バ
ケット２の上部ローラ２１が上記内ガイド部４１の外側
に配設された外ガイド部４２に案内されながら循環する
もので、内ガイド部４１と外ガイド部４２とでガイド部
材４を構成している。
【００２８】内ガイド部４１内には、上スプロケット５
１と下スプロケット５２間に巻回された無端のローラチ
ェーン９（図７参照）が配設されている。このローラチ
ェーン９の適宜なローラ９１にはバケット２の下部が連
結部材２７を介して連結されており、該ローラ９１を下
部ローラ２２として兼用している。
１と下スプロケット５２間に巻回された無端のローラチ
ェーン９（図７参照）が配設されている。このローラチ
ェーン９の適宜なローラ９１にはバケット２の下部が連
結部材２７を介して連結されており、該ローラ９１を下
部ローラ２２として兼用している。
【００２９】外ガイド部４２は、下方旋回部（図１おい
て範囲Ｐで示す。）で切り欠かれている。これによりバ
ケット２が下降して上部ローラ２１が下方旋回部に達し
た時には、この上部ローラ２１が外ガイド部４２から離
脱することになり、このためバケット２はこの位置で下
部ローラ２２を中心に一気に反転することになる。
て範囲Ｐで示す。）で切り欠かれている。これによりバ
ケット２が下降して上部ローラ２１が下方旋回部に達し
た時には、この上部ローラ２１が外ガイド部４２から離
脱することになり、このためバケット２はこの位置で下
部ローラ２２を中心に一気に反転することになる。
【００３０】他の構成や動作については前記実施例と同
様であり説明を省略する。
様であり説明を省略する。
【００３１】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、バ
ケットの昇降時には、バケットの両側略中央部上下に設
けた上部ローラ及び下部ローラがガイド部材に嵌入され
ており、これら上下ローラでバケットの両側略中央部上
下を支持しているため、バケットが安定的に支持された
状態で円滑に昇降することができる一方、バケットが下
降してガイド部材の下方旋回部に達した時、バケットの
下部ローラは引き続きガイド部材に案内されるものの、
上部ローラのみがガイド部材に形成された切欠によって
このガイド部材から離脱するため、バケットは下部ロー
ラを中心に一気に反転して収容物を排出することにな
り、収容物のバケットへの残留を防止して衛生的に使用
することができる。
ケットの昇降時には、バケットの両側略中央部上下に設
けた上部ローラ及び下部ローラがガイド部材に嵌入され
ており、これら上下ローラでバケットの両側略中央部上
下を支持しているため、バケットが安定的に支持された
状態で円滑に昇降することができる一方、バケットが下
降してガイド部材の下方旋回部に達した時、バケットの
下部ローラは引き続きガイド部材に案内されるものの、
上部ローラのみがガイド部材に形成された切欠によって
このガイド部材から離脱するため、バケットは下部ロー
ラを中心に一気に反転して収容物を排出することにな
り、収容物のバケットへの残留を防止して衛生的に使用
することができる。
【００３２】また、バケット上昇時の反転状態におい
て、排出しきれずにバケットの側面に付着した汚汁等の
液状物を上端周縁の後縁に設けた滴下部材から誘導管に
導き排出することができ、装置周辺に落ちることなく衛
生的である。
て、排出しきれずにバケットの側面に付着した汚汁等の
液状物を上端周縁の後縁に設けた滴下部材から誘導管に
導き排出することができ、装置周辺に落ちることなく衛
生的である。
【００３３】さらに、シュートに投入した収容物は、シ
ュート本体を経て、その先端部に設けられた揺動シュー
トによってバケットに収容されるので、シュート全体が
揺動するものに比べて収容物をバケットに円滑且つ確実
に収容することができる。
ュート本体を経て、その先端部に設けられた揺動シュー
トによってバケットに収容されるので、シュート全体が
揺動するものに比べて収容物をバケットに円滑且つ確実
に収容することができる。
【図１】本考案に係る垂直搬送装置の全体構成を示す側
面図である。
面図である。
【図２】バケットの上部ローラ及び下部ローラ並びにガ
イド部材を示す拡大の縦断側面図である。
イド部材を示す拡大の縦断側面図である。
【図３】図２におけるＡ−Ａ線断面図である。
【図４】ガイド部材の下部に形成された切欠を示す拡大
図である。
図である。
【図５】バケットを示す斜視図である。
【図６】本考案に係る垂直搬送装置の他の実施例を示す
側面図である。
側面図である。
【図７】バケットの上部ローラ及び下部ローラ並びにガ
イド部材を示す拡大の縦断側面図である。
イド部材を示す拡大の縦断側面図である。
【図８】図７におけるＢ−Ｂ線断面図である。
１ 垂直搬送装置 ２ バケット ２１ 上部ローラ ２２ 下部ローラ ２４ 上端周縁 ２４ｃ 上端周縁の後縁 ２５ 縁部材 ２６ 滴下部材 ３，４ ガイド部材 ３２ 切欠 ５ 無端チェーン ５１ 上部スプロケット ５２ 下部スプロケット ６ 誘導管 ６１ 溝部 ７ シュート ８ 揺動シュート
Claims (3)
- 【請求項１】 収容物を収容する複数個のバケットを有
し、これら複数のバケットを、該バケットに収容する収
容物の自重によりまたは適宜な駆動手段により垂直方向
に循環させる垂直搬送装置であって、 前記バケットの両側略中央部上下には上部ローラ及び下
部ローラが配設され、これら上部ローラ及び下部ローラ
がバケットの循環を案内するガイド部材に転動自在に嵌
入されてバケットが水平状態で保持されるとともに、回
転自在に支持された上下のスプロケットに巻回されて左
右一対に配置された無端チェーンに上記各バケットの下
部ローラが連係され、さらにガイド部材の下方旋回部に
は上部ローラ及び下部ローラのうち上部ローラのみを該
ガイド部材から開放する切欠が形成されたことを特徴と
する垂直搬送装置。 - 【請求項２】 前記バケットの上端周縁には断面円形の
縁部材が設けられるとともに、該上端周縁の高さが後縁
の一箇所で最も高くなるように漸次傾斜して形成され、
この最も高い後縁の一箇所に滴下部材が連設され、該滴
下部材が垂直に立設された誘導管の溝部内に遊嵌された
ことを特徴とする請求項１記載の垂直搬送装置。 - 【請求項３】 前記垂直搬送装置において、下降側に位
置するバケットに収容物を投入するためのシュートが設
けられ、該シュートは、シュート本体と、該シュート本
体の先端部にバケット内に臨む投入位置と退避位置との
間で揺動自在に設けられ、上記収容物をバケット内に導
く揺動シュートとを備えてなる請求項１記載の垂直搬送
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991017914U JP2522320Y2 (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | 垂直搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991017914U JP2522320Y2 (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | 垂直搬送装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04115807U JPH04115807U (ja) | 1992-10-15 |
| JP2522320Y2 true JP2522320Y2 (ja) | 1997-01-16 |
Family
ID=31904561
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991017914U Expired - Lifetime JP2522320Y2 (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | 垂直搬送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2522320Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102061279B1 (ko) | 2019-07-18 | 2019-12-31 | 이창우 | 개량된 환형 이송구조를 갖는 중량 계측형 과일 선별시스템 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9586246B2 (en) * | 2015-01-26 | 2017-03-07 | National Machinery Llc | Down conveyor |
| JP7159935B2 (ja) * | 2019-03-25 | 2022-10-25 | 日本製鉄株式会社 | バケットコンベア |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6024818Y2 (ja) * | 1979-07-03 | 1985-07-25 | 積水化学工業株式会社 | 樋継手装置 |
| JPH0676128B2 (ja) * | 1985-11-06 | 1994-09-28 | 東急建設株式会社 | 無動力降下装置 |
-
1991
- 1991-03-25 JP JP1991017914U patent/JP2522320Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102061279B1 (ko) | 2019-07-18 | 2019-12-31 | 이창우 | 개량된 환형 이송구조를 갖는 중량 계측형 과일 선별시스템 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04115807U (ja) | 1992-10-15 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5131524A (en) | Conveyor system with movable partitions | |
| US7198006B2 (en) | Cat litter box | |
| US5186310A (en) | Vertical lift conveyor | |
| JP2522320Y2 (ja) | 垂直搬送装置 | |
| US4975013A (en) | Bottom discharge apparatus for storage vessel | |
| JPH08310654A (ja) | カードや練条機などの紡績機械でケンスを搬送および供給する装置 | |
| JPS6128566B2 (ja) | ||
| CN212605109U (zh) | 一种翻斗式矿车 | |
| JP2755540B2 (ja) | 搬送容器反転設備 | |
| JPH0318433Y2 (ja) | ||
| JPS5841257B2 (ja) | 荷役用竪型コンベヤ | |
| JPH06312840A (ja) | コンテナダンパー | |
| US4203699A (en) | Method of dumping and collecting corrosive substances from _automotive batteries | |
| JPS638648Y2 (ja) | ||
| JPH0667423U (ja) | バケットコンベヤ装置 | |
| JP2598515Y2 (ja) | ゴミ回収車 | |
| JPS6316665Y2 (ja) | ||
| JPH0416752Y2 (ja) | ||
| JP2023176380A (ja) | プラットホーム | |
| JPH0739884Y2 (ja) | 運搬車転回式搬送装置 | |
| JP2523223Y2 (ja) | 自動販売機の商品揚上機構 | |
| JPS6338175Y2 (ja) | ||
| JPH03196398A (ja) | 自動販売機の商品搬出装置 | |
| JP2868740B2 (ja) | 容器自動反転装置 | |
| JPH0415689Y2 (ja) |