JPH0667423U - バケットコンベヤ装置 - Google Patents

バケットコンベヤ装置

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Publication number
JPH0667423U
JPH0667423U JP009131U JP913193U JPH0667423U JP H0667423 U JPH0667423 U JP H0667423U JP 009131 U JP009131 U JP 009131U JP 913193 U JP913193 U JP 913193U JP H0667423 U JPH0667423 U JP H0667423U
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JP
Japan
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bucket
support pin
bearing
support
chain
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Pending
Application number
JP009131U
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English (en)
Inventor
尚 渡部
Original Assignee
菅原輸機工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】バケット支持ピンとその軸承部の接触面積をで
きる限り少なくすると共にバケットの支持位置をチェー
ンに近接せしめて、移送方向転換及び排出側での反転,
復帰等に伴うバケットの揺動をよりスムーズ且つ確実に
行い得るコンベヤ装置を提供する。 【構成】無端状に架設した二条の移行チェーン1,1間
にわたって多数のバケット2,2…を適宜間隔をおいて
揺動自在に取付ける。夫々の移行チェーン1における内
側プレート1aに軸承孔3を開穿する。各々のバケット2
の左右両側面に支持ピン4,4を突設する。両支持ピン
4,4を軸承孔3,3に回動可能に挿通せしめてバケッ
ト2を揺動自在に支持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コンベヤケース内を無端状に回転移行するチェーンに多数のバケッ トを揺動自在に取付けたバケットコンベヤ装置にかかるものであり、さらに詳し くは、各バケットの支持構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種コンベヤ装置におけるバケットの支持構造は図5に示すように、 左右二条の移行チェーン100,100 における夫々の内側プレート101 に支持ピン10 2 を突設すると共に、各々のバケット200 の左右両側面に突設した軸承部300 内 に前記支持ピン102 を回動可能に挿入して、各バケット200 を揺動自在に支持す るようになっていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし乍らこのような従来のバケット支持構造によれば、支持ピン102 と軸承 部300 内面との接触面積が広いことから回動摩擦抵抗が大きくなると共に、搬送 物をバケット200 内に供給する際の浮遊物やほこり等が軸承部300 内に入って支 持ピン102 の円滑な回動を阻害する虞れがあった。また、バケット200 の支持位 置がチェーン100 から離間していることから搬送物を収容した際のバケット200 の下がり量が大きくなり、図6に示す如く支持ピン102 と軸承部300 の回動中心 がずれて支持ピン102 が回動しにくくなり、バケット200 の揺動に支障を来すこ とがあった。
【0004】 本考案はこのような従来事情に鑑みてなされたものであり、その目的とすると ころは、支持ピンとその軸承部の接触面積をできる限り少なくすると共にバケッ トの支持位置をチェーンに近接せしめて、バケットのより円滑な揺動を実現する ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前述の目的を達成するために、本考案に係るバケットコンベヤ装置は、上記夫 々の移行チェーンにおける内側プレートに軸承孔を開穿すると共に、各々のバケ ットの左右両側面に突設した支持ピンを前記軸承孔に回動可能に挿通せしめてバ ケットを揺動自在に支持するようにしたことを特徴とする。
【0006】
【作用】
以上の構成によれば、支持ピンとその軸承部(軸承孔)の接触面積が極めて小 さくなることから、支持ピンの回動にかかる摩擦抵抗が大幅に低減すると共に、 浮遊物やほこり等が支持ピンと軸承孔との間に入る虞れがほとんどなく、万一入 ったとしても支持ピンの回動により即座に押出されてしまう。
【0007】 また、バケットの支持位置が移行チェーンに直接形成されることから、搬送物 を収容した際のバケットの下がり量が小さくなる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案に係るバケットコンベヤ装置の一実施例を図面を参照して説明す る。本実施例のコンベヤ装置は図1に示す如く、コンベヤケースaにおける搬送 物投入側にホッパーbとスプロケットcを設け、排出側に排出口dとスプロケッ トeを設けると共に、前記投入側のスプロケットcと排出側のスプロケットeと の間にわたって、中間部に適宜数のアイランドスプロケットfを介して無端状に 回転移行するよう移行チェーン1,1を二条に架設する。
【0009】 ケースa内面には移行チェーン1,1の移行をガイドするガイドレールa’を 装備し、両チェーン1,1にはそのガイドレールa’上を転動するころ状の転動 部材(不図示)等を設ける。 また、任意のスプロケット(図面では排出側e)に駆動装置gを連結せしめて 駆動スプロケットとする。
【0010】 ホッパーbにはチェーン1,1の移行速度と同調して回動し搬送物を調整し得 るロータリーフィーダーhを取付け、該フィーダーhにはアイドラスプロケット fとにわたって駆動ベルトを掛架して、スプロケットfの回転により適量の搬送 物をバケット2,2…内に落下投入せしめるよう構成する。
【0011】 移行チェーン1はこの種の技術分野で周知な構造のものにおいて、図2,3に 示す如く内側のチェーンプレート1aに所定間隔ごとにバケット2を取付けるため の軸承孔3を開穿し、この軸承孔3にバケット2を揺動(回動)自在に支承せし めて両チェーン1,1間にわたって多数のバケット2,2…を吊下げせしめる。 図中1bは外側のチェーンプレート、1cは各チェーンプレートを回動可能に連結す る軸である。
【0012】 このように軸承孔3をチェーンプレート1aに直接形成することで、従来品の如 く筒状の軸承部を設ける場合に比べ、後述する支持ピン4との接触面(この場合 、内周面3a)の面積が極めて小さくなり、支持ピン4の回動にかかる摩擦抵抗が 大幅に低減すると共に、浮遊物やほこり等が支持ピン4と軸承孔3との間に入る 虞れがほとんどなく、万一入ったとしても支持ピン4の回動により即座に押出さ れてしまう。
【0013】 また本実施例では図2(イ)及び(ロ)に示すように、軸承孔3の孔縁部分を 面取りして内周面3aの面積をさらに低減せしめて、支持ピン4との摺接面積をよ り小さいものとしている。
【0014】 バケット2は搬送物を収納するため例えば半円形状の凹箱体に形成されるもの で、その左右両側面に支持ピン4,4を突設し、各支持ピン4をチェーン1の軸 承孔3に回動可能に挿入するをもって、両チェーン1,1間に揺動自在に吊下げ 支持する。
【0015】 夫々のバケット2の左右側面の上縁に沿っては、排出側スプロケットeに設け た転動操作板iに接触してバケット2を強制的に反転動せしめる鍔片5,5を設 ける。
【0016】 そうして、移行チェーン1,1の移行にともなって各バケット2が吊下げ状に 移送し、排出側において鍔片5が転動操作板iに接触係合するをもって揺動自在 な吊下げ状態を強制固定状態としてバケット2を反転させ、転動操作板iとの噛 合が解除した際にバケット2が自重で復動して元の姿勢である吊下げ状態に戻る ようにする。
【0017】 転動操作板iは図4に示すように、排出側スプロケットeと同軸状に回動軸支 せる円板の外周に、チェーン1に設けた軸承孔3のピッチと同ピッチで複数の凹 部jを形成してなり、スプロケットeと一体に回転してバケット2の支持ピン4 を凹部jに係合せしめ、且つ外周に鍔片5,5を当接しながらバケット2を強制 的に反転動せしめるものである。
【0018】 而して、スプロケットeの駆動により移行チェーン1,1が移行するに伴い、 多数のバケット2,2…がコンベヤケースa内を移送する。各バケット2はホッ パーbに投入される搬送物を収容した後、ケースa内の水平部,垂直部,水平部 を吊下げ状態で移行し、スプロケットe部分で反転して搬送物を排出口dから吐 出せしめる。
【0019】 夫々のバケット2は支持ピン4を支点に揺動(回動)するをもって水平部,垂 直部での吊下げ状態を維持し、且つスプロケットe部分で反転,復帰するが、上 述の如く支持ピン4と軸承孔3の接触面積が極めて少なく回動摩擦抵抗が小さい ことから、その揺動(回動)がスムーズになされ、前記吊下げ状態の維持や反転 ,復帰等を確実に行い得る。
【0020】 また、前記の如く支持ピン4と軸承孔3の接触面積が極めて少ないことから、 搬送物供給により生じる浮遊物やほこり等が支持ピン4と軸承孔3との間に入る 虞れがほとんどなく、万一入ったとしても支持ピン4の回動により即座に押出さ れてしまう。さらに、バケット2の支持位置が移行チェーン1に直接形成される ことから、搬送物を収容したバケット2の下がり量が小さくなる。
【0021】 従って、移送方向の転換及び排出側でのバケット2の反転,復帰等に伴う各バ ケット2の揺動をよりスムーズ且つ確実に行い得るので、バケット2内に収容し た搬送物が搬送途中でこぼれ落ちたり排出後のバケット2内に残留するような虞 れが極めて少ない。
【0022】 尚、軸承孔3における面取り量は図2(イ),(ロ)に示すものに限定されず 、移行チェーン1,支持ピン4等の強度や搬送物を収容せるバケット2の重量等 の各種条件により適宜に設定される。また図2(ハ)に示すように、内周面3bが 略線状の軸承孔3’を形成すれば支持ピン4との摺接面積が最も少なくなり、上 述の各効果を最大限向上し得ることはいうまでもない。
【0023】 また、本実施例ではチェーンの回転移行順序が水平,垂直,水平である所謂Z 型のコンベヤ装置について説明したが、本考案はこれに限定されず、例えば移行 順序が水平,垂直である所謂L型タイプやその他各種タイプのバケットコンベヤ 装置に対応可能である。
【0024】
【考案の効果】
本考案に係るバケットコンベヤ装置は以上説明したように構成したので、支持 ピンの回動にかかる摩擦抵抗が大幅に低減すると共に、浮遊物やほこり等が支持 ピンと軸承孔との間に入る虞れがほとんどなく、万一入ったとしても支持ピンの 回動により即座に押出して支持ピンの円滑な回動状態を維持する。同時に、バケ ットの支持位置を移行チェーンに直接形成することで搬送物を収容した際のバケ ットの下がり量を小さくすることができる。
【0025】 従って、移送方向転換及び排出側での反転,復帰等に伴うバケットの揺動をよ りスムーズ且つ確実に行い得て、バケット内に収容した搬送物が搬送途中でこぼ れ落ちたり排出後のバケット内に残留するような虞れのない、実用性に優れ商品 価値が極めて高いバケットコンベヤ装置を提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るバケットコンベヤ装置の全体構造
を示す簡略図。
【図2】(イ):図1の要部拡大縦断面図、(ロ):バ
ケット支持部分の拡大図、(ハ):バケット支持部分の
変更例を示す拡大図。
【図3】図2の側面図。
【図4】図1の排出側スプロケット部分の拡大図。
【図5】従来装置におけるバケット支持構造の断面図。
【図6】図5に示す従来構造の使用状態図。
【符号の説明】
a:コンベヤケース c:投入側スプロケット
e:排出側スプロケット 1:移行チェーン 1a:内側プレート
2:バケット 3,3’:軸承孔 4:支持ピン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端状に架設した二条の移行チェーン間
    にわたって多数のバケットを適宜間隔をおいて揺動自在
    に取付けたバケットコンベヤ装置において、前記夫々の
    移行チェーンにおける内側プレートに軸承孔を開穿する
    と共に、各々のバケットの左右両側面に突設した支持ピ
    ンを前記軸承孔に回動可能に挿通せしめてバケットを揺
    動自在に支持するようにしたことを特徴とするバケット
    コンベヤ装置。
JP009131U 1993-03-05 1993-03-05 バケットコンベヤ装置 Pending JPH0667423U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP009131U JPH0667423U (ja) 1993-03-05 1993-03-05 バケットコンベヤ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP009131U JPH0667423U (ja) 1993-03-05 1993-03-05 バケットコンベヤ装置

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Publication Number Publication Date
JPH0667423U true JPH0667423U (ja) 1994-09-22

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ID=18528913

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JP009131U Pending JPH0667423U (ja) 1993-03-05 1993-03-05 バケットコンベヤ装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5719207A (en) * 1980-07-01 1982-02-01 Shinko Kiko Kk Conveying receptacle engaging device in conveyor

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5719207A (en) * 1980-07-01 1982-02-01 Shinko Kiko Kk Conveying receptacle engaging device in conveyor

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