JPH0623993A - インクジェットヘッドの製造方法 - Google Patents
インクジェットヘッドの製造方法Info
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- JPH0623993A JPH0623993A JP17875692A JP17875692A JPH0623993A JP H0623993 A JPH0623993 A JP H0623993A JP 17875692 A JP17875692 A JP 17875692A JP 17875692 A JP17875692 A JP 17875692A JP H0623993 A JPH0623993 A JP H0623993A
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Abstract
好な印字品位を得ることができ、作業性を向上させ、コ
ストを低減することを目的とする。 【構成】 インク流路を形成するための凹凸が形成され
ている型に光硬化樹脂を流し(a)、光透過性のマスク
板を前記光硬化樹脂上に乗せ(b)、露光して光硬化樹
脂を硬化させ(c)、硬化しない樹脂部分を洗浄してノ
ズルとインク流路を形成し(d)、光硬化接着剤により
振動板を前記光硬化樹脂に接着する(e)ようにした。
Description
ェットヘッドの製造方法に関する。ノンインパクト記録
法は、記録時に於ける騒音の発生が小さいという利点が
あり、最近活発に研究が行われている。その中で、高速
記録が可能であり、しかもいわゆる普通紙に特別の定着
処理を必要とせずに記録が行えるインクジェット記録法
は、極めて有力な記録法であって、これまでにも様々な
方法が考案され、改良が加えられて商品化されたものも
あれば、現在もなお実用化への努力が続けられているも
のもある。
ゆるインクと称される記録液の液滴(droplet)
を飛翔させ、これを被記録材に付着させて記録を行うも
のである。このインクジェット記録法において、記録液
を噴射する手段としてインクジェットヘッドが用いられ
る。
ためには、ドットの位置ずれなどを生じない優れたイン
クジェットヘッドを製造することが必要となる。
としては、例えば図15に示すようなものがある。図1
5において、1は、例えばステンレスなどの金属より形
成されるノズル板であり、ノズル板1には複数のノズル
2が形成されている。
流路板であり、流路板3にはインク流路4が形成されて
いる。5は、例えばステンレスなどの金属により形成さ
れた振動板であり、振動板5には振動を与える駆動源と
しての図示しない圧電素子が接着される。インクジェッ
トヘッドはこれらのノズル板1、流路板3および振動板
5を張り合わせて構成される。
うな従来のインクジェットヘッドの製造方法にあって
は、ノズル板と流路板の張り合わせのばらつきにより、
ノズル板と流路板の位置ずれが生じ、これによりインク
の圧力伝動に影響を与え、インク粒子速度のばらつきと
なり、ドットの位置ずれとなり、その結果、印字品位が
悪化するという問題点があった。
が必要であり、作業性が悪化し、コストも上昇するとい
う問題点もあった。本発明は、このような従来の問題点
に鑑みてなされたものであって、ノズルとインク流路を
一体に形成することで、良好な印字品位を得ることがで
き、作業性を向上させ、コストを低減することを目的と
している。
発明の原理説明図である。図1(A)において、aはイ
ンク流路を形成するための凹凸が形成されている型に光
硬化樹脂を流す工程、bはノズルを形成するための光を
遮断するマスク部を所定の位置に設けた光透過性のマス
ク板を前記光硬化樹脂上に乗せる工程、cは露光して前
記光硬化樹脂を硬化させる工程、dは次に前記型を剥が
し硬化しない樹脂部分を洗浄してノズルとインク流路を
形成する工程、eは光硬化接着剤により振動板を前記光
硬化樹脂に接着することを特徴とする工程である。
説明図である。図1(B)において、fはインク流路を
形成するための凹凸が形成されている光透過性の型にノ
ズルを形成するため光を遮断するマスク部を所定の位置
に設ける工程、gは前記型に光硬化樹脂を流す工程、h
は基板を前記光硬化樹脂上に乗せる工程、iは露光して
前記光硬化樹脂を硬化させる工程、jは型を剥がし硬化
しない樹脂部分を洗浄してノズルとインク流路を形成す
る工程、kは光硬化接着剤により振動板を前記光硬化樹
脂に接着する工程である。
路を一体に形成するようにしたため、従来のように、ノ
ズル板と流路板を張り合わせるときの張り合わせ誤差が
なく、ノズル板と流路板の位置ずれが生じないので、良
好な印字品位を得ることができる。
張り付ける作業が必要でないため、作業性を向上させる
ことができ、コストを低減することができる。次に、請
求項2の発明においても、ノズルとインク流路を一体に
形成するようにしたため、前記実施例と同様に良好な印
字品位を得ることができ、また、作業性を向上させるこ
とができ、コストを低減することができる。
せがないため、位置ずれもなく、作業が容易になる。
する。図2〜図7は本発明の一実施例を示す図である。
図2は工程1を示す図である。図2において、11は型
としての金型(マスタ板)であり、金型11にはインク
流路となる凹凸部12がエッチングにより形成されてい
る。
脂13を流す。光硬化樹脂13としては、金型11には
精細なパターンが形成されているため、低粘度のものを
用いる。次に、図3に示すように、ノズル形成のためマ
スク板14を若干押し込みながら光硬化樹脂13上に乗
せる。
な大きさにCr蒸着によるマスク部としての膜15を所
定の位置に付着させている。また、マスク板14として
は光透過性のもの、例えばガラス板を用いる。次に、図
4に示すように、マスク板14側から露光する。これに
より、膜15以外の紫外線が照射した光硬化樹脂13が
硬化する。
1を静かに剥がし(事前に離型材を塗布してもよ
い。)、アセトンなどで60秒程度作製した光硬化樹脂
13を洗浄する。ノズル位置では膜15があるため、紫
外線が通らないので、その部分の光硬化樹脂13が硬化
せず、洗浄により洗い流されてノズル16とインク流路
17が形成される。
を用いて振動板18を光硬化樹脂13に接着する。最後
にマスク板14を静かに剥がす。こうして、図7に示す
ように、インクジェットヘッド19が製造される。この
ように、光硬化樹脂13によりノズル16とインク流路
17を一体に形成するようにしたため、従来のように、
ノズル板と流路板を張り合わせたときの誤差がなく、ノ
ズル板と流路板の位置ずれが生じない。その結果、良好
な印字品位を得ることができる。
張り付ける作業が必要でないため、作業性を向上させる
ことができ、コストを低減することができる。次に、図
8〜図14は本発明の他の実施例を示す図である。ま
ず、図8に示すように、光透過性の良い型(マスタ板)
21に、ノズル形成のために、ノズル径に見合うような
大きさのCr蒸着による膜22を所定の位置に付着させ
る。型21には、インク流路となる凹凸部23がエッチ
ングにより予め形成されている。型21としては感光性
ガラスを用いると良い。
化樹脂24を流し、光硬化樹脂24としては、型21に
は、精査なパターンが形成されているため、低粘度のも
のを用いる。次に、図10に示すように、基板25を若
干押し込みながら光硬化樹脂24上に乗せる。基板25
としては通常のガラス板で良い。
露光する。これにより、膜22以外の紫外線が照射した
光硬化樹脂24が硬化する。次に、図12に示すよう
に、露光後、型21を静かに剥がし(事前に離型材を塗
布しても良い。)、アセトンなどで60秒程度作製した
光硬化樹脂24を洗浄する。ノズル位置では紫外線が通
らないので、光硬化樹脂24が硬化せず、洗浄により洗
い流されてノズル26とインク流路27が形成される。
材を用いて振動板28を光硬化樹脂24を接着し、最後
に、基板25を静かに剥がす。こうして、図14に示す
ような、インクジェットヘッド29が製造される。本実
施例においても、ノズル26とインク流路27を一体に
形成するようにしたため、従来のようなノズル板と流路
板の張り合わせの誤差がなく、良好なインク品位を得る
ことができる。また、ノズル板と流路板を張り付ける作
業がなく、作業性を向上させることができ、コストを低
減することができる。
の位置合わせもないので、位置ずれがなく、作業も容易
になる。なお、前記実施例および本実施例で得られたイ
ンクジェットヘッド19,29を、シアン、マゼンタ、
イエロ、ブラックの各色用としてそれぞれ用い、4個の
ヘッドを1個にまとめることにより、カラー印字を行う
ことが可能になる。
ば、ノズルとインク流路を一体に形成するようにしたた
め、張り合わせの誤差がなく、良好な印字品位を得るこ
とができる。また、作業性を向上させることができ、コ
ストを低減することができる。さらに、型とマスク板と
の位置合わせもなく、作業が容易になる。
Claims (2)
- 【請求項1】インク流路を形成するための凹凸が形成さ
れている型に光硬化樹脂を流し(a)、次にノズルを形
成するための光を遮断するマスク部を所定の位置に設け
た光透過性のマスク板を前記光硬化樹脂上に乗せ
(b)、次に露光して前記光硬化樹脂を硬化させ
(c)、次に前記型を剥がし硬化しない樹脂部分を洗浄
してノズルとインク流路を形成し(d)、次に光硬化接
着剤により振動板を前記光硬化樹脂に接着する(e)こ
とを特徴とするインクジェットヘッドの製造方法。 - 【請求項2】インク流路を形成するための凹凸が形成さ
れている光透過性の型にノズルを形成するため光を遮断
するマスク部を所定の位置に設け(f)、次に前記型に
光硬化樹脂を流し(g)、次に基板を前記光硬化樹脂上
に乗せ(h)、次に露光して前記光硬化樹脂を硬化させ
(i)、次に型を剥がし硬化しない樹脂部分を洗浄して
ノズルを形成し(j)、次に光硬化接着剤により振動板
を前記光硬化樹脂に接着する(k)ことを特徴とするイ
ンクジェットヘッドの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17875692A JP3133488B2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | インクジェットヘッドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17875692A JP3133488B2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | インクジェットヘッドの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0623993A true JPH0623993A (ja) | 1994-02-01 |
JP3133488B2 JP3133488B2 (ja) | 2001-02-05 |
Family
ID=16054052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17875692A Expired - Lifetime JP3133488B2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | インクジェットヘッドの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3133488B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998046431A1 (fr) * | 1997-04-15 | 1998-10-22 | Seiko Epson Corporation | Tete d'impression a jet d'encre et procede de fabrication correspondant |
-
1992
- 1992-07-07 JP JP17875692A patent/JP3133488B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998046431A1 (fr) * | 1997-04-15 | 1998-10-22 | Seiko Epson Corporation | Tete d'impression a jet d'encre et procede de fabrication correspondant |
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JP3133488B2 (ja) | 2001-02-05 |
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