JPH0623837Y2 - 給脂装置 - Google Patents

給脂装置

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JPH0623837Y2
JPH0623837Y2 JP5491089U JP5491089U JPH0623837Y2 JP H0623837 Y2 JPH0623837 Y2 JP H0623837Y2 JP 5491089 U JP5491089 U JP 5491089U JP 5491089 U JP5491089 U JP 5491089U JP H0623837 Y2 JPH0623837 Y2 JP H0623837Y2
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JP
Japan
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greasing
valve
branch pipe
pipe
pump
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JP5491089U
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JPH02145397U (ja
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義則 森橋
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Kowa Co Ltd
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Kowa Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動給脂と手動給脂との両方を必要とするパ
ワーショベル等の土木・建設機械あるいは産業機械や車
輌等の摺動部にグリース等の潤滑剤を供給する給脂装置
に関するものである。
(従来の技術) 従来、パワーショベル等に好適な給脂装置として、給脂
ポンプの吐出口に接続された給脂管を第1の分岐管と第
2の分岐管とに分岐させ、第1の分岐管に自動給脂用の
分配弁を接続し、第2の分岐管に手動給脂用の給脂ガン
を接続して、自動給脂と手動給脂とを交互に使い分ける
ものがあった(実公昭61-14794号公報参照)。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来の構成においては、給脂ポンプの駆動源とし
て、パワーショベルに搭載されているバッテリーを使用
できる直流電動機を用いるのが簡便さの点からは優れて
いる。しかしながら、バッテリー容量や直流電動機の汎
用性や給脂ポンプの経済性等を考慮すると、直流電動機
で駆動される給脂ポンプでは小容量のものになってしま
い、潤滑剤の吐出量が少なくなる。分配弁を使用した自
動給脂においては、給脂ポンプが小容量であっても、時
間さえかければ目的とする給脂箇所に給脂でき、しかも
配管の小口径でよい等の利点がある。しかしながら手動
給脂においては、1箇所のグリースニップルに給脂ガン
を長時間当接しておかなければならず、実際的でない。
そこで空圧あるいは油圧を給脂ポンプの駆動源として用
いることが考えられるが、この場合空圧源あるいは油圧
源が必要であり、製造コストの上昇を招き、しかも設置
スペースも多く必要とする。
またいずれにしても、従来の構成では自動給脂と手動給
脂とを同時に行なうことができず、作業能率が悪かっ
た。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本考案の給脂装置は、直流電
動機により駆動される給脂ポンプと、この給脂ポンプの
吐出口に接続された給脂管と、この給脂管から分岐した
第1および第2の分岐管と、前記第1の分岐管に接続さ
れた自動給脂用の分配弁と、前記第1の分岐管に介装さ
れた第1の開閉弁と、前記第2の分岐管に接続された手
動給脂用の給脂具と、前記第2の分岐管に介装された第
2の開閉弁と、前記第2の分岐管に前記第2の開閉弁よ
りも下流側の位置で介装されたアキュムレータとを設け
たものである。
(作用) 給脂ポンプの吐出口から吐出された潤滑剤は、給脂管と
第1の分岐管とを介して分配弁に供給され、分配弁によ
り自動給脂の各給脂ポイントに分配される。さらに給脂
ポンプの吐出口から吐出された潤滑剤は、給脂管と第2
の分岐管とを介してアキュムレータに供給されて蓄圧さ
れ、手動給脂に利用される。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図〜第2図に基づいて説
明する。
第1図は本考案の一実施例における給脂装置の配管系統
図で、直流電動機1により駆動される給脂ポンプ2の吸
込口3はグリース等の潤滑剤4を貯溜した缶5内の底部
に位置しており、給脂ポンプ2の吐出口6には給脂管7
が接続されている。給脂管7は第1の分岐管8と第2の
分岐管9とに分岐しており、第1の分岐管8には自動給
脂用の親分配弁10が接続されている。親分配弁10の
吐出口は配管11を介して複数の子分配弁12に接続さ
れており、子分配弁12の吐出口は配管14を介して潤
滑が必要な複数の自動給脂ポイントに接続されている。
第2の分岐管9はコネクタ15と例えばホース等の可撓
配管16とを介して給脂具の一例としての給脂ガン17
に接続されており、第2の分岐管9には逆止弁18と第
2の開閉弁の一例としての電磁弁19と圧力スイッチ2
0とアキュムレータ21とバルブ22とが上流側から下
流側にかけてこの順に介装されている。第1の分岐管8
には第1の開閉弁の一例としての電磁弁23が介装され
ており、親分配弁10の近傍には親分配弁10の指示棒
24がストローク限まで突出したときに指示棒24を検
知するサイクルスイッチ25が配置されている。圧力ス
イッチ20およびサイクルスイッチ25の出力端は制御
装置26の入力端に接続されており、制御装置26の出
力端は直流電動機1の入力端および電磁弁19,23の
ソレノイドに接続されている。アキュムレータ21は、
例えばプラダゴムと窒素ガスとを組合わせたものや、ス
プリング蓄圧方式のもの等を用いることができる。また
アキュムレータ21の容量は、1回分の手動給脂におけ
る潤滑剤の量により決定されるが、いずれにしても小形
のものでよい。サイクルスイッチ25は、予め決められ
た回数だけ指示棒24を検知することにより検知信号を
出力する。
第2図は上記給脂装置を搭載したパワーショベルの外観
斜視図で、給脂ポンプ2やアキュムレータ21等は走行
体29上の旋回体30に設置されており、親分配弁10
や子分配弁12等はブーム31やアーム32に設置され
ている。アーム32およびシリンダ装置33とバケット
34との接続部付近の給脂ポイントのみが手動給脂を行
なう箇所であり、その他の給脂ポイントは掘削時の土砂
や石等の影響が少ないため自動給脂を行なえる。直流電
動機1は旋回体30に搭載されたバッテリー(図示せ
ず)を駆動エネルギーとして駆動される。
次に動作を説明する。パワーショベルの操縦室に設置さ
れた始動スイッチを操作すれば、制御装置26から直流
電動機1に電源が供給されて直流電動機1が始動し、給
脂ポンプ2が駆動される。また制御装置26から電磁弁
23のソレノイドに制御信号が出力されて電磁弁23が
開弁し、給脂ポンプ2の吐出口6から吐出された潤滑剤
4は、給脂管7と第1の分岐管8とを通って親分配弁1
0に供給され、親分配弁10により所定の分配比率で配
管11を通って子分配弁12に分配された後、配管14
を通って自動給脂の各給脂ポイントに供給される。サイ
クルスイッチ25が親分配弁10の指示棒24を所定回
数検知すると、サイクルスイッチ25から制御装置26
に検知信号が出力され、これにより制御装置26は電磁
弁23のソレノイドへの制御信号の出力を停止して電磁
弁23を閉弁させると共に、電磁弁19のソレノイドに
制御信号を出力して電磁弁19を開弁させる。したがっ
て給脂ポンプ2の吐出口6から吐出された潤滑剤4は給
脂管7と第2の分岐管9とを通ってアキュムレータ21
に供給され、蓄圧される。第2の分岐管9の内圧が所定
圧に達すると、圧力スイッチ20から制御装置26に検
知信号が出力され、これにより制御装置26は電磁弁1
9を閉弁させると共に直流電動機1を停止させる。
以上の動作により、自動給脂とアキュムレータ21への
蓄圧が完了したので、この後いつでも、例えば次の自動
給脂と同時に、給脂ガン17により手動給脂を行なうこ
とができる。手動給脂によりアキュムレータ21に蓄圧
された圧力が低下すれば、もちろん次の自動給脂に引続
いて上記の動作により蓄圧される。
このように、アキュムレータ21により手動給脂のため
の蓄圧を行なうので、給脂ポンプ2が小容量であっても
短時間で手動給脂を行なうことができ、したがって給脂
ポンプ2の駆動源として直流電動機1を用いることがで
きることから、給脂ポンプ2の駆動源としての空圧源や
油圧源が不要であり、製造コストの低減と省スペース化
を図ることができる。しかも自動給脂と手動給脂とを同
時に行なうことができ、給脂作業の能率を向上させるこ
とができる。
(別の実施例) 上記実施例においては、手動給脂用の給脂具として給脂
ガン17を用いたが、本考案はこのような構成に限定さ
れるものではなく、例えば第3図のように、給脂ガン1
7の代わりに定量1回吐出形分配弁37を用い、定量1
回吐出形分配弁37の吐出口に可撓配管38を介して接
続された複数の金具39を、手動給脂を行なう各給脂ポ
イントのグリースニップルに接続して手動給脂を行なう
ようにしてもよい。
また上記実施例においては、サイクルスイッチ25によ
り親分配弁10の指示棒24を検知して電磁弁23を閉
弁させるようにしたが、本考案はこのような構成に限定
されるものではなく、例えば電磁弁23のソレノイドへ
の通電時間をタイマーにより制御することにより電磁弁
23を閉弁させるようにしてもよい。
また上記実施例においては、制御装置26により電磁弁
19,23を制御するようにしたが、本考案はこのよう
な構成に限定されるものではなく、例えば電磁弁19,
23の代わりに手動操作式の開閉弁を設けて、手動操作
してもよい。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、アキュムレータに
より手動給脂のための蓄圧を行なうので、給脂ポンプが
小容量であっても短時間で手動給脂を行なうことがで
き、したがって給脂ポンプの駆動源として直流電動機を
用いることができることから、給脂ポンプの駆動源とし
ての空圧源や油圧源が不要であり、製造コストの低減と
省スペース化を図ることができる。しかも自動給脂と手
動給脂とを同時に行なうことができ、給脂作業の能率を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における給脂装置の配管系統
図、第2図は同給脂装置を搭載したパワーショベルの外
観斜視図、第3図は別の実施例における給脂装置の給脂
具の概略構成図である。 1……直流電動機、2……給脂ポンプ、4……潤滑剤、
6……吐出口、7……給脂管、8……第1の分岐管、9
……第2の分岐管、10……親分配弁(分配弁)、12
……子分配弁(分配弁)、17……給脂ガン(給脂
具)、19……電磁弁(第2の開閉弁)、21……アキ
ュムレータ、23……電磁弁(第1の開閉弁)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電動機により駆動される給脂ポンプ
    と、この給脂ポンプの吐出口に接続された給脂管と、こ
    の給脂管から分岐した第1および第2の分岐管と、前記
    第1の分岐管に接続された自動給脂用の分配弁と、前記
    第1の分岐管に介装された第1の開閉弁と、前記第2の
    分岐管に接続された手動給脂用の給脂具と、前記第2の
    分岐管に介装された第2の開閉弁と、前記第2の分岐管
    に前記第2の開閉弁よりも下流側の位置で介装されたア
    キュムレータとを設けたことを特徴とする給脂装置
JP5491089U 1989-05-12 1989-05-12 給脂装置 Expired - Lifetime JPH0623837Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP5491089U JPH0623837Y2 (ja) 1989-05-12 1989-05-12 給脂装置

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JP5491089U JPH0623837Y2 (ja) 1989-05-12 1989-05-12 給脂装置

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Publication Number Publication Date
JPH02145397U JPH02145397U (ja) 1990-12-10
JPH0623837Y2 true JPH0623837Y2 (ja) 1994-06-22

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ID=31577392

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JP5491089U Expired - Lifetime JPH0623837Y2 (ja) 1989-05-12 1989-05-12 給脂装置

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EP3696968A1 (de) * 2019-02-18 2020-08-19 Baier & Köppel GmbH & Co. KG Ansteuerverfahren und ansteuereinheit für einen gleichstrompumpenmotor

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JPH02145397U (ja) 1990-12-10

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