JPS6115281Y2 - - Google Patents

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JPS6115281Y2
JPS6115281Y2 JP967980U JP967980U JPS6115281Y2 JP S6115281 Y2 JPS6115281 Y2 JP S6115281Y2 JP 967980 U JP967980 U JP 967980U JP 967980 U JP967980 U JP 967980U JP S6115281 Y2 JPS6115281 Y2 JP S6115281Y2
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hydraulic oil
air
switching valve
oil tank
pipe line
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は建設機械等の密閉形加圧式作動油タ
ンクの加圧空気を放出する装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
建設機械等においては、油圧ポンプのキヤビテ
ーシヨンを防止し、また油圧ポンプの吸い込み性
能を向上するため、密閉形加圧式作動油タンクが
使用されている。この場合、作動油タンクに接続
されたホースや配管等が破損したときには、ホー
ス、配管等内の油圧が高いため、作動油が大気中
に流出してしまう。このため、ホース、配管等が
破損したときには、作動油タンクの加圧空気を大
気中に放出して、作動油の流出をできるだけ少な
くする必要があるので、作動油タンクに加圧空気
緊急放出装置が取付けられている。
従来の密閉形加圧式作動油タンクの加圧空気緊
急放出装置としては、作動油タンクに直動電磁切
換弁を接続したものがあるが、作動油タンクが大
型になるに従い、また加圧空気放出時間を短くし
ようとすればするほど、大口径の直動電磁切換弁
を用いる必要がある。しかし、大口径の直動電磁
切換弁は高価であり、また建設機械のように激し
い振動、環境にされされる機械に適する大口径の
直動電磁切換弁を製作するのは困難であり、さら
に建設機械で通常使用される電源電圧は24Vと低
電圧であり、このような低電圧で使用できる直動
電磁切換弁はほとんどない。
そこで、第1図に示すように、加圧空気緊急放
出装置として切換弁と電磁切換弁とを組合せた空
気放出弁を用いることが公知となつている。図に
おいて、1はエンジン(図示せず)により駆動さ
れるエアコンプレツサ、2は密閉形加圧式作動油
タンク、11はエアコンプレツサ1と作動油タン
ク2とを接続する管路、3は管路11に設けられ
たチエツク弁で、チエツク弁3は作動油タンク2
からエアコンプレツサ1に至る流れを阻止する。
5は管路11に設けられたエアタンクで、エアタ
ンク5はエアホーン(図示せず)等を作動するた
めに設置されている。6はエアタンク5に接続さ
れたリリーフ弁で、リリーフ弁6の設定圧力は5
〜7Kg/cmであり、エアタンク5内には圧力が5
〜7Kg/cmの空気が蓄えられる。10は管路11
に設けられた減圧弁で、減圧弁10の設定圧力は
約1Kg/cmであり、作動油タンク2の加圧空気の
圧力は約1Kg/cmである。4は作動油タンク2に
接続された空気放出弁で、空気放出弁4は切換弁
4aと電磁切換弁4bとを有する。
この加圧空気緊急放出装置においては、通常は
電磁切換弁4bをa位置とすれば、切換弁4aが
a位置となり、作動油タンク2の加圧空気が大気
中に放出されることはない。そして、ホース、配
管等が破損した場合等に、コンプレツサ1を停止
するとともに、電磁切換弁4bをb位置にすれ
ば、切換弁4aがb位置に切り換り、作動油タン
ク2の加圧空気が大気中に放出される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、電磁切換弁4bをb位置にして、作動
油タンク2の加圧空気を大気中に放出する場合
に、作動油タンク2の加圧空気の圧力が切換弁4
aの作動圧以下になると、切換弁4aの制御が不
能となり、切換弁4aが確実にb位置にならない
ので、作動油タンク2の加圧空気を完全に大気中
に放出することは不可能である。また、作動油タ
ンク2の加圧空気の圧力が零気圧の状態から、エ
アコンプレツサ1を駆動して、作動油タンク2内
に加圧空気を蓄える場合に、電磁切換弁4bをa
位置としたとしても、切換弁4aのパイロツトポ
ートには圧力が作用しないから、切換弁4aが完
全にa位置にならないので、エアコンプレツサ1
から供給された空気が切換弁4aを介して大気中
に放出されてしまうため、作動油タンク2の加圧
空気の圧力を零気圧の状態から上昇させることが
できず、作動油タンク2内に加圧空気を確実に蓄
えることができない。
この考案は上述の問題点を解決するためになさ
れたもので、大口径の直動電磁切換弁を用いる必
要がなく、かつ作動油タンクの加圧空気を完全に
大気中に放出することができ、しかも作動油タン
クの加圧空気の圧力が零気圧の状態から作動油タ
ンク内に加圧空気を確実に蓄えることができる密
閉形加圧式作動油タンクの加圧空気緊急放出装置
を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するため、この考案において
は、エアコンプレツサと第1の管路によつて接続
された密閉形加圧式作動油タンクの加圧空気を緊
急に放出する装置においてパイロツトポートに切
換圧が作用したとき開となり、上記パイロツトポ
ートに切換圧が作用しないとき閉となるエアパイ
ロツト式切換弁を上記作動油タンクに接続し、上
記パイロツトポートと上記第1の管路とを接続す
る第2の管路を設け、その第2の管路にa位置で
上記パイロツトポートを大気に連通し、b位置で
上記パイロツトポートと上記第1の管路とを接続
する電磁切換弁を設け、上記第2の管路の上記電
磁切換弁と上記第1の管路との間に上記電磁切換
弁から上記第1の管路に至る流れを阻止するチエ
ツク弁を設ける。
〔作用〕
この密閉形加圧式作動油タンクの加圧空気緊急
放出装置においては、電磁切換弁をb位置にすれ
ば、エアコンプレツサを停止したとしても、チエ
ツク弁によつて第2の管路内に空気が閉じ込めら
れており、エアパイロツト式切換弁のパイロツト
ポートに切換圧が作用し続けるから、エアパイロ
ツト式切換弁は開の状態を保持するので、作動油
タンクの加圧空気を完全に大気中に放出すること
が可能である。また、電磁切換弁をa位置にすれ
だ、作動油タンクの加圧空気の圧力にかかわら
ず、エアパイロツト式切換弁は閉となるから、エ
アコンプレツサを駆動することにより、作動油タ
ンクの加圧空気の圧力を零気中の状態から上昇さ
せることができる。
〔実施例〕
第2図はこの考案に係る密閉形加圧式作動油タ
ンクの加圧空気緊急放出装置を示す図である。図
において、7は作動油タンク2に接続されたエア
パイロツト式切換弁で、エアパイロツト式切換弁
7のパイロツトポート7aに切換弁が作用しない
ときには、エアパイロツト式切換弁7はa位置す
なわち閉となり、パイロツトポート7aに切換圧
が作用したときには、エアパイロツト式切換弁7
はb位置すなわち開となる。12はパイロツトポ
ート7aと管路11とを接続する管路、8は管路
12に設けられた電磁切換弁で、電磁切換弁8が
a位置のときには、パイロツトポート7aが大気
に連通し、電磁切換弁8がb位置のときには、パ
イロツトポート7aと管路11とが接続される。
9は管路12の電磁切換弁8と管路11との間に
設けられたチエツク弁で、チエツク弁9は電磁切
換弁8から管路11に至る流れを阻止する。
この加圧空気緊急放出装置においては、通常は
電磁切換弁8をa位置とすれば、パイロツトポー
ト7aは大気に連通するから、パイロツトポート
7aに切換圧が作用せず、エアパイロツト式切換
弁7はa位置であり、作動油タンク2の加圧空気
が大気中に放出されることはない。また、ホー
ス、配管等が破損した場合等に、エアコンプレツ
サ1を停止するとともに、電磁切換弁8をb位置
にすれば、パイロツトポート7aが管路11に接
続されるから、パイロツトポート7aに切換圧が
作用し、エアパイロツト式切換弁7がb位置に切
り換つて、作動油タンク2の加圧空気が大気中に
放出される。この場合、エアタンク5内の空気も
エアパイロツト式切換弁7から大気中に放出さ
れ、管路11内の圧力が低下するが、チエツク弁
9よつて、管路12のチエツク弁9からパイロツ
トポート7aに至る部分に空気が閉じ込められ、
パイロツトポート7aには切換圧が作用し続ける
から、エアパイロツト式切換弁7はb位置を保持
するので、作動油タンク2の加圧空気を完全に大
気中に放出することが可能である。さらに、電磁
切換弁8をa位置にすれば、作動油タンク2の加
圧空気の圧力にかかわらず、エアパイロツト式切
換弁7はa位置となるから、エアコンプレツサ1
を駆動することにより、作動油タンク2の加圧空
気の圧力を零気圧の状態から上昇させることがで
きる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案に係る密閉形加
圧式作動油タンクの加圧空気緊急放出装置におい
ては大口径の直動電磁切換弁を用いる必要がな
く、またエアパイロツト式切換弁は大口径のもの
を安価に入手することができ、かつ電磁切換弁は
小形のものでよいから、加圧空気放出時間の短い
ものを安価に得ることができる。また、作動油タ
ンクの加圧空気を完全に大気中に放出することが
できるから、ホース、配管等が破損したとして
も、作動油の流出を少なくすることができる。さ
らに、作動油タンクの加圧空気の圧力が零気圧の
状態から上昇させることができるので、作動油タ
ンク内に加圧空気を確実に蓄えることができる。
このように、この考案の効果は顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図は密閉形加圧式作動油タンクの加圧空気
緊急放出装置として空気放出弁を用いた場合を示
し図、第2図はこの考案に係る密閉形加圧式作動
油タンクの加圧空気緊急放出装置を示す図であ
る。 1……エアコンプレツサ、2……作動油タン
ク、7……エアパイロツト式切換弁、8……電磁
切換弁、9……チエツク弁、11,12……管
路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エアコンプレツサと第1の管路によつて接続さ
    れた密閉形圧式作動油タンクの加圧空気を緊急に
    放出する装置において、パイロツトポートに切換
    圧が作用したとき開となり、上記パイロツトポー
    トに切換弁が作用しないとき閉となるエアパイロ
    ツト式切換弁を上記作動油タンクに接続し、上記
    パイロツトポートと上記第1の管路とを接続する
    第2の管路を設け、その第2の管路にa位置で上
    記パイロツトポートを大気に連通し、b位置で上
    記パイロツトポートと上記第1の管路とを接続す
    る電磁切換弁を設け、上記第2の管路の上記電磁
    切換弁と上記第1の管路との間に電磁切換弁から
    上記第1の管路に至る流れを阻止するチエツク弁
    を設けたことを特徴とする密閉形加圧式作動油タ
    ンクの加圧空気緊急放出装置。
JP967980U 1980-01-31 1980-01-31 Expired JPS6115281Y2 (ja)

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JP967980U JPS6115281Y2 (ja) 1980-01-31 1980-01-31

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JPS56113696U JPS56113696U (ja) 1981-09-01
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JP6466318B2 (ja) * 2015-12-26 2019-02-06 日立建機株式会社 作動油タンク装置

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