JP2003213723A - 建設機械 - Google Patents

建設機械

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JP2003213723A
JP2003213723A JP2002014621A JP2002014621A JP2003213723A JP 2003213723 A JP2003213723 A JP 2003213723A JP 2002014621 A JP2002014621 A JP 2002014621A JP 2002014621 A JP2002014621 A JP 2002014621A JP 2003213723 A JP2003213723 A JP 2003213723A
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JP2002014621A
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Kazuyuki Sugiyama
和幸 杉山
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動給脂を行うことができない建設機械の給
脂部位に対して手動給脂を行う。 【解決手段】 主給脂通路24のうちアーム10の先端
側に位置する部位にホース接続継手38を設け、このホ
ース接続継手38に、油圧ホース40とグリースガン4
1とからなる手動給脂具39を着脱可能に取付ける。こ
れにより、グリースポンプ22から吐出したグリース
を、既存の主給脂通路24を利用して手動給脂具39に
導くことができ、自動給脂を行うことができないバケッ
ト11廻りの給脂部位17H〜17Kに対し、手動給脂
具39を用いてグリースを手動給脂することができる。
これにより、油圧ホース40の長さを短くすることがで
き、手動給脂作業の作業性を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル、油圧クレーン等の建設機械に関し、特に作業装置の
給脂部位に潤滑油を給脂する給脂装置を供えた建設機械
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル、油圧クレーン等
の建設機械は、自走可能な車体と、該車体に俯仰動可能
に設けられフロント及び該フロントの先端側に取付けら
れた作業具とからなる作業装置とにより大略構成され、
該作業装置は、複数のピン結合部を介して回動可能に連
結された多関節構造を有している。そして、この多関節
構造をなす作業装置を円滑に作動させるため、該作業装
置の各ピン結合部等には定期的にグリース等の潤滑油を
供給する必要があり、通常、建設機械には、ピン結合部
等の給脂部位に対し予め定められた給脂サイクルをもっ
て自動的に給脂を行うための自動給脂装置が搭載されて
いる。
【0003】ここで、この自動給脂装置は、ポンプから
吐出した潤滑油が流通する主給脂通路と、該主給脂通路
に接続して設けられた分配弁と、該分配弁と作業装置に
設けられた各給脂部位との間を接続する分岐給脂通路と
により大略構成され、これら主給脂通路、分配弁、分岐
給脂通路は、作業装置を構成するフロント(ブーム、ア
ーム、ブームシリンダ、アームシリンダ等)に固定して
設けられている。
【0004】そして、ポンプから吐出した潤滑油が主給
脂通路を通じて分配弁に供給されると、分配弁は潤滑油
の圧力によって駆動され、この潤滑油をフロントの給脂
部位に向けて分配する。これにより、分配弁からの潤滑
油を分岐給脂通路を通じてフロントの給脂部位に自動給
脂することができ、該フロントを円滑に作動させること
ができる。
【0005】一方、アームの先端側に回動可能に設けら
れたバケット(作業具)廻りの給脂部位については、ア
ームに対してバケットがダンプ動作とクラウド動作を繰
返し、また、バケットを用いた掘削作業時に土砂、岩石
等が衝突する虞れがあるため、上述の分配弁、分岐給脂
通路等を固定して設けることができない。
【0006】このため、バケット廻りの給脂部位には自
動給脂装置を用いた自動給脂を行うことができず、この
バケット廻りの給脂部位に対しては、通常、作業者が手
動給脂装置を用いて手動給脂を行うようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上述の手動給
脂装置としては、例えば潤滑油が充填された携帯用タン
ク(カートリッジ)にグリースガンが取付けられた手動
ポンピング式の手動給脂装置、油圧ショベルの建屋カバ
ー内に配置したグリースポンプにホースを介してグリー
スガンを取付けたポンプ別置き式の手動給脂装置、潤滑
油が充填された携帯用タンクに電動ポンプを介してグリ
ースガンが取付けられた電動ポンプ付きの手動給脂装置
等が用いられている。
【0008】しかし、手動ポンピング式の手動給脂装置
は、ポンピング作業を手動で行うために作業者の負担が
大きく、また、カートリッジの容量が小さく潤滑油の消
費が早いため該カートリッジを頻繁に交換しなければな
らないという問題がある。
【0009】また、ポンプ別置き式の手動給脂装置は、
建屋カバー内に配置したグリースポンプとグリースガン
との間を、作業装置のバケットまで延びる長尺なホース
を用いて接続しているため、手動給脂作業時におけるホ
ースの取り回しが煩雑である上に、ホースが破損し易い
という問題がある。
【0010】さらに、電動ポンプ付きの手動給脂装置
は、カートリッジの容量が小さく潤滑油の消費が早いた
め該カートリッジを頻繁に交換しなければならず、ま
た、電動ポンプと油圧ショベル側のバッテリとの間を長
尺なケーブルを用いて接続しているため、手動給脂作業
時におけるケーブルの取り回しが煩雑であるという問題
がある。
【0011】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、自動給脂を行うことができない作業具廻
りの給脂部位に対して手動給脂を行うときの作業性を向
上することができるようにした建設機械を提供すること
を目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため本発明は、自走可能な車体と、該車体に俯仰動可能
に設けられフロント及び該フロントの先端側に取付けら
れた作業具とからなる作業装置と、該作業装置に設けら
れた給脂部位に潤滑油を給脂する給脂装置とを備えてな
る建設機械に適用される。
【0013】そして、請求項1の発明の特徴は、給脂装
置は、ポンプから吐出した潤滑油が流通する主給脂通路
と、該主給脂通路に接続して設けられ分岐給脂通路を介
してフロントの給脂部位に向けて潤滑油を分配する分配
弁と、該分配弁及び分岐給脂通路とは別に主給脂通路に
着脱可能に取付けられ手動操作によって作業具の給脂部
位に潤滑油を給脂する手動給脂具とにより構成したこと
にある。
【0014】このように構成したことにより、ポンプか
ら吐出した潤滑油を既存の主給脂通路を利用して手動給
脂具へと導くことができ、分配弁等を用いた自動給脂を
行うことができない作業具廻りの給脂部位に対し、手動
給脂具を用いて潤滑油を手動給脂することができる。こ
の場合、手動給脂具とポンプとの間は主給脂通路によっ
て接続されるので、手動給脂具と主給脂通路との間を接
続するホースの長さを短くすることができ、手動給脂作
業の作業性を向上することができる。
【0015】請求項2の発明は、ポンプの作動を制御す
るポンプ制御手段には、分配弁を用いて給脂を行うため
の自動給脂位置と手動給脂具を用いて給脂を行うための
手動給脂位置とに切換えられる切換スイッチを設け、ポ
ンプ制御手段は、切換スイッチを自動給脂位置としたと
きには主給脂通路内の圧力を分配弁を駆動できる高い値
に設定し、切換スイッチを手動給脂位置としたときには
主給脂通路内の圧力を分配弁を駆動できる値よりも低い
値に設定する構成としたことにある。
【0016】このように構成したことにより、切換スイ
ッチを自動給脂位置に切換えたときには、分配弁等を用
いてフロントの給脂部位への自動給脂を行うことがで
き、切換スイッチを手動給脂位置に切換えたときには、
分配弁等を用いることなく手動給脂具を用いて作業具廻
りの給脂部位への手動給脂を行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る建設機械の実
施の形態を、油圧ショベルに適用した場合を例に挙げ、
図1ないし図8を参照しつつ詳細に説明する。
【0018】図中、1は油圧ショベルで、該油圧ショベ
ル1は、クローラ式の下部走行体2と、該下部走行体2
上に旋回可能に搭載された上部旋回体3と、後述の作業
装置8とにより大略構成され、下部走行体2と上部旋回
体3は油圧ショベル1の車体を構成している。また、上
部旋回体3は、前部側が後述のブーム9を支持するブラ
ケット4Aとなった旋回フレーム4、該旋回フレーム4
上に設けられたキャブ5、建屋カバー6、カウンタウエ
イト7等により大略構成されている。
【0019】8は上部旋回体3の前部側に俯仰動可能に
設けられた作業装置で、該作業装置8は、基端側が旋回
フレーム4のブラケット4Aに回動可能にピン結合され
たブーム9と、ブーム9の先端側に回動可能にピン結合
され該ブーム9と共にフロントを構成するアーム10
と、アーム10の先端側に回動可能にピン結合された作
業具としてのバケット11と、アーム10とバケット1
1との間に設けられたリンク12,13と、ブーム9を
駆動する左,右のブームシリンダ14,14と、アーム
10を駆動するアームシリンダ15と、バケット11を
駆動するバケットシリンダ16とにより構成されてい
る。
【0020】ここで、ブーム9の基端側と旋回フレーム
4のブラケット4Aとのピン結合部には給脂部位17A
1,17A2が設けられている。また、各ブームシリン
ダ14のボトム側とブラケット4Aとのピン結合部には
給脂部位17B1,17B2が設けられ、各ブームシリ
ンダ14のロッド側とブーム9とのピン結合部には給脂
部位17C1,17C2が設けられている。さらに、ア
ームシリンダ15のボトム側とブーム9とのピン結合部
には給脂部位17Dが設けられ、アームシリンダ15の
ロッド側とアーム10とのピン結合部には給脂部位17
Eが設けられている。
【0021】また、ブーム9の先端側とアーム10との
ピン結合部には給脂部位17F1,17F2が設けら
れ、バケットシリンダ16のボトム側とアーム10との
ピン結合部には給脂部位17Gが設けられている。
【0022】さらに、アーム10の先端側とバケット1
1とのピン結合部には給脂部位17H1,17H2が設
けられ、アーム10とリンク12とのピン結合部には給
脂部位17I1,17I2が設けられている。また、バ
ケット11とリンク13とのピン結合部には給脂部位1
7J1,17J2が設けられ、バケットシリンダ16の
ロッド側とリンク12,13とのピン結合部には給脂部
位17Kが設けられている。
【0023】そして、上述した作業装置8の各給脂部位
17A〜17Kのうち、フロントを構成するブーム9及
びアーム10に設けられた給脂部位17A〜17Gは、
自動給脂を行うことができる給脂部位となり、バケット
11廻りの各給脂部位17H〜17Kは、自動給脂を行
うことができない給脂部位となっている。
【0024】21は上述した作業装置8の各給脂部位1
7A〜17Kにグリース等の潤滑油を供給するための給
脂装置で、該給脂装置21は、図2及び図3に示すよう
に、後述のグリースポンプ22、主給脂通路24、分配
弁装置25,33,35、分岐給脂通路31,34,3
6、手動給脂具39、コントローラ42等により構成さ
れている。
【0025】22は上部旋回体3の建屋カバー6内に設
けられた電動式のグリースポンプで、該グリースポンプ
22は、後述するコントローラ42によって制御され、
グリースタンク23内に貯留されたグリースを吐出する
ものである。
【0026】24はグリースポンプ22から吐出したグ
リースが流通する主給脂通路で、該主給脂通路24の基
端側はグリースポンプ22に接続され、主給脂通路24
の先端側はブーム9、アーム10の長さ方向に伸長して
いる。
【0027】25は主給脂通路24の途中部位に設けら
れた第1の分配弁装置で、該分配弁装置25は、互いに
並列に接続された5個の分配弁26,26,…の集合体
として構成され、例えばブーム9の表面に固着して設け
られている。
【0028】ここで、各分配弁26は、図4に示すよう
に、弁ケーシング27と、弁ケーシング27内に摺動可
能に設けられ該弁ケーシング27内を二つの油室A,B
に画成する段付円柱状のピストン28と、ピストン28
に対向して弁ケーシング27の流入口27A内に摺動可
能に挿嵌されたスライド弁29と、ピストン28とスラ
イド弁29との間に縮装され該スライド弁29の開弁圧
を設定するスプリング30とにより構成されている。
【0029】そして、弁ケーシング27には、油室B内
に開口する流入口27A、吐出口27Bと、油室Bを迂
回して流入口27Aと油室Aとの間を連通する流通路2
7Cとが形成され、流入口27Aは主給脂通路24に接
続されている。また、スライド弁29には、一端側が油
室B内に開口し他端側がスライド弁29の外周面に開口
する略L字状の油路29Aが形成され、スライド弁29
は、流入口27A内で摺動変位を繰返すことにより、油
室Aと油室Bとの間を流通路27C及び油路29Aを介
して連通、遮断する構成となっている。
【0030】31,31,…は分配弁装置25の各分配
弁26と各給脂部位17A1,17A2,17C1,1
7C2,17Dとの間をそれぞれ接続する5本の分岐給
脂通路で、該各分岐給脂通路31の基端側は、分配弁2
6を構成する弁ケーシング27の吐出口27Bに接続さ
れ、各分岐給脂通路31の先端側は、上述の給脂部位1
7A1,17A2,17C1,17C2,17Dに接続
されている。
【0031】そして、分配弁装置25の各分配弁26
は、後述する自動給脂作業時にグリースポンプ22から
吐出したグリースによって駆動されることにより、図4
に示す第1行程〜第4行程からなる自動給脂動作を行
い、グリースポンプ22から吐出したグリースを、分岐
給脂通路31を通じて各給脂部位17A1,17A2,
17C1,17C2,17Dに分配する構成となってい
る。
【0032】32は各分岐給脂通路31の途中に設けら
れた配管接続用ブロックで、該配管接続用ブロック32
は、例えばブーム9の表面に固着して設けられ、各分岐
給脂通路31をブーム9に対して固定するものである。
【0033】33は第1の分配弁装置25に直列に接続
された第2の分配弁装置で、該分配弁装置33は、互い
に並列に接続された2個の分配弁26,26の集合体と
して構成され、例えばブーム9の表面に固着して設けら
れている。そして、各分配弁26を構成する弁ケーシン
グ27の流入口27Aは主給脂通路24に接続されてい
る。
【0034】34,34は分配弁装置33の各分配弁2
6と各給脂部位17B1,17B2との間をそれぞれ接
続する2本の分岐給脂通路で、該各分岐給脂通路34の
基端側は、分配弁26を構成する弁ケーシング27の吐
出口27Bに接続され、各分岐給脂通路34の先端側
は、上述の給脂部位17B1,17B2に接続されてい
る。
【0035】そして、分配弁装置33の各分配弁26
は、自動給脂作業時にグリースポンプ22から吐出した
グリースによって駆動されることにより、グリースポン
プ22から吐出したグリースを、分岐給脂通路34を通
じて各給脂部位17B1,17B2に分配する構成とな
っている。
【0036】35は第1の分配弁装置25に並列に接続
された第3の分配弁装置で、該分配弁装置35は、互い
に並列に接続された4個の分配弁26,26,…の集合
体として構成され、例えばアーム10の表面に固着して
設けられている。そして、各分配弁26を構成する弁ケ
ーシング27の流入口27Aは主給脂通路24に接続さ
れている。
【0037】36,36,…は分配弁装置35の各分配
弁26と各給脂部位17E,17F1,17F2,17
Gとの間をそれぞれ接続する4本の分岐給脂通路で、該
各分岐給脂通路36の基端側は、各分配弁26を構成す
る弁ケーシング27の吐出口27Bに接続され、各分岐
給脂通路34の先端側は、上述の給脂部位17E,17
F1,17F2,17Gに接続されている。
【0038】そして、分配弁装置35の各分配弁26
は、自動給脂作業時にグリースポンプ22から吐出した
グリースによって駆動されることにより、グリースポン
プ22から吐出したグリースを、分岐給脂通路36を通
じて各給脂部位17E,17F1,17F2,17Gに
分配する構成となっている。
【0039】37は各分岐給脂通路36の途中に設けら
れた配管接続用ブロックで、該配管接続用ブロック37
は、例えばアーム10の表面に固着して設けられ、各分
岐給脂通路36をアーム10に対して固定するものであ
る。
【0040】38は主給脂通路24の先端部に設けられ
たホース接続継手で、該ホース接続継手38は、アーム
10に取付けられた分配弁装置35を利用して設けられ
ている。そして、ホース接続継手38は、例えば自動給
脂作業時には封止栓(図示せず)によって閉塞され、手
動給脂作業時には後述する手動給脂具39の油圧ホース
40が接続されるものである。
【0041】39は上述した各分配弁装置25,33,
35及び各分岐給脂通路31,34,36とは別に主給
脂通路24に着脱可能に取付けられる手動給脂具で、該
手動給脂具39は、基端側が上述のホース接続継手38
に接続され、主給脂通路24内を流通するグリースを外
部に導出する油圧ホース40と、該油圧ホース40の先
端側に取付けられ、作業者によって手動操作されるグリ
ースガン41とにより構成されている。
【0042】そして、作業者がグリースガン41を操作
することにより、自動給脂を行うことができないバケッ
ト11廻りの各給脂部位17H1,17H2,17I
1,17I2,17Kに対し、グリースポンプ22から
吐出したグリースを供給することができる構成となって
いる。
【0043】ここで、手動給脂具39を構成する油圧ホ
ース40は、アーム10の先端側に位置する主給脂通路
24の先端部(ホース接続継手38)に接続されるの
で、例えば従来技術の如く建屋カバー内に配置したグリ
ースポンプからバケットまで延びる長尺なホースを用い
る必要がない。従って、油圧ホース40の長さ寸法を短
くして取り回しを容易にすることができ、手動給脂作業
の作業性を向上することができる構成となっている。
【0044】42はグリースポンプ22の作動を制御す
るポンプ制御手段としてのコントローラで、該コントロ
ーラ42の入力側には、例えば主給脂通路24内の圧力
を検出する圧力センサ43と、後述する切換スイッチ4
4の各端子44B,44Cとが接続され、コントローラ
42の出力側はグリースポンプ22に接続されている。
【0045】44は自動給脂作業と手動給脂作業とを切
換えるために操作される切換スイッチで、該切換スイッ
チ44は、例えばグリースポンプ22の近傍、またはキ
ャブ5内等に配置されている。ここで、切換スイッチ4
4は、可動接点44Aと端子44B,44Cとを有し、
可動接点44Aは電源45に接続され、各端子44B,
44Cはコントローラ42の入力側に接続されている。
そして、切換スイッチ44は、可動接点44Aを端子4
4Bに接続した自動給脂位置と、可動接点44Aを端子
44Cに接続した手動給脂位置とに切換操作されるもの
である。
【0046】そして、コントローラ42は、圧力センサ
43から出力される検出信号と、切換スイッチ44の位
置とに応じてグリースポンプ22の作動を制御し、切換
スイッチ44が自動給脂位置にあるときには、主給脂通
路24内の圧力を各分配弁26を駆動できる高い値に設
定し、切換スイッチ44が手動給脂位置にあるときに
は、主給脂通路24内の圧力を各分配弁26を駆動でき
る値よりも低い値に設定する構成となっている。
【0047】本実施の形態による給脂装置21は上述の
如き構成を有するもので、以下、その作動について説明
する。
【0048】まず、自動給脂作業を行う場合には、手動
給脂具39を上部旋回体3の工具箱等に格納し、分配弁
装置35に設けたホース接続継手38を封止栓(図示せ
ず)によって閉塞する。そして、切換スイッチ44を自
動給脂位置に切換えることにより自動給脂をON状態と
する。
【0049】これにより、コントローラ42は後述する
自動給脂用の制御処理を実行してグリースポンプ22の
作動を制御する。そして、グリースポンプ22は、グリ
ースタンク23内のグリースを主給脂通路24内に吐出
し、このグリースを主給脂通路24を通じて分配弁装置
25,33,35の各分配弁26に向けて圧送する。
【0050】そして、分配弁装置25,33,35を構
成する各分配弁26は、図4に示す第1〜第4行程に亘
る自動給脂動作を行い、分配弁装置25の各分配弁26
は、分岐給脂通路31を通じて給脂部位17A1,17
A2,17C1,17C2,17Dにグリースを供給
し、分配弁装置33の各分配弁26は、分岐給脂通路3
4を通じて給脂部位17B1,17B2にグリースを供
給し、分配弁装置35の各分配弁26は、分岐給脂通路
36を通じて給脂部位17E,17F1,17F2,1
7Gにグリースを供給する。
【0051】ここで、分配弁26によるグリースの自動
給脂動作について説明するに、図5中の時点t0におい
てグリースポンプ22が作動し、グリースタンク23内
のグリースが主給脂通路24内に吐出すると、主給脂通
路24内の圧力Pは、図5中の特性線46で示すように
徐々に上昇していく。これにより、主給脂通路24内の
グリースは、図4中の第1行程に示すように、主給脂通
路24から流入口27Aへと矢示G1 方向に流入し、該
流入口27A内のスライド弁29を押圧する。
【0052】そして、主給脂通路24内の圧力Pが、ス
プリング30のばね力に抗してスライド弁29を開弁さ
せることができる設定圧P1を超え、この設定圧P1よ
りも大きな設定圧P2まで上昇すると、コントローラ4
2はグリースポンプ22を停止し、主給脂通路24内の
圧力Pが過大となるのを抑える。
【0053】一方、主給脂通路24内の圧力Pが設定圧
P1を超えると、第2行程に示すように、スライド弁2
9は、流入口27A内に流入したグリースに押圧される
ことにより、スプリング30に抗してピストン28側へ
と摺動する。そして、スライド弁29が開弁状態となっ
て流入口27Aと流通路27Cとが連通すると、グリー
スは、流入口27Aから矢示G2方向へと流通路27C
を介して油室A内に流入する。これにより、主給脂通路
24内の圧力Pは、上述の設定圧P2から徐々に低下し
ていく。
【0054】そして、第3行程に示すように、油室A内
に流入したグリースが、スプリング30に抗してピスト
ン28をスライド弁29側に押圧し、ピストン28はス
ライド弁29に当接する位置まで摺動変位する。このと
き、油室B内に貯留されたグリースが、ピストン28に
よって押出され吐出口27Bから矢示G3方向へと吐出
する。そして、吐出口27Bから吐出したグリースは、
例えば図3に示す分岐給脂通路31を通じて給脂部位1
7C1に供給される。
【0055】ここで、第3行程においては、ピストン2
8とスライド弁29には同等のグリース圧が作用する
が、油室A内におけるピストン28の受圧面積は流入口
27A内におけるスライド弁29の受圧面積よりも大き
い。このため、スライド弁29は、ピストン28によっ
てさらに流入口27A内に押込まれることにより、流通
路27Cを閉塞し、流入口27Aから油室Aへのグリー
スの流通が遮断される。
【0056】そして、第4行程に示すように、スライド
弁29がスプリング30によって流入口27A側のスト
ロークエンドまで押戻され、油路29A及び流通路27
Cを介して油室A,Bが連通する。また、ピストン28
は、スプリング30によって油室A側のストロークエン
ド(第1行程の位置)まで押戻され、このときに油室A
内のグリースは、流通路27C及び油路29Aを通じて
油室B内に補給される。
【0057】一方、主給脂通路24内の圧力Pが設定圧
P1以下に低下すると、コントローラ42は再びグリー
スポンプ22を作動させる。そして、主給脂通路24内
の圧力Pが設定圧P1を超えると、スライド弁29が開
弁し、分配弁26は、上述した第1〜第4行程に亘る自
動給脂動作を繰返す。
【0058】そして、コントローラ42は、図5中の時
点t0から時点t1までのポンプ運転時間T1が経過す
ると、各給脂部位17A〜17Gに対して充分な給脂が
行われたと判定し、グリースポンプ22を停止する。
【0059】一方、コントローラ42は、前回の自動給
脂動作を開始した時点t0からの時間を計測し、次なる
自動給脂動作を行うべき時点t2までのインターバル時
間T2が経過すると、再びグリースポンプ22を作動さ
せ、上述したと同様に、2回目の自動給脂動作を開始す
る。
【0060】そして、コントローラ42は、この2回目
の自動給脂動作を開始した時点t2から時点t3までの
ポンプ運転時間T1の間、上述したと同様に、各給脂部
位17A〜17Gに対する自動給脂を行う。
【0061】次に、上述した自動給脂作業時にコントロ
ーラ42が実行する制御処理について、図6を参照しつ
つ説明する。
【0062】まず、コントローラ42は、ステップ1に
おいて切換スイッチ44が自動給脂位置(自動給脂O
N)にあるか否かを判定する。そして、ステップ1で
「NO」と判定したときには、自動給脂がONになって
いない場合であるから、ステップ2に進んでグリースポ
ンプ22を停止させた後、ステップ1に戻る。
【0063】一方、ステップ1で「YES」と判定した
ときには、自動給脂がONとなっているから、ステップ
3に進んでグリースポンプ22を作動させる。そして、
次なるステップ4で圧力センサ43からの検出信号を読
込んだ後、ステップ5において圧力センサ43からの検
出信号に基づき、主給脂通路24内の圧力Pが設定圧P
2以上に上昇したか否かを判定する。
【0064】ここで、ステップ5で「NO」と判定した
ときには、ステップ3に戻ってグリースポンプ22の作
動を継続し、ステップ5で「YES」と判定したときに
は、主給脂通路24内の圧力Pが過大であるからステッ
プ6に進んでグリースポンプ22の作動を停止する。そ
して、続くステップ7において、主給脂通路24内の圧
力Pが設定圧P1以下に低下したか否かを判定する。
【0065】次に、ステップ7で「NO」と判定したと
きには、ステップ6に戻ってグリースポンプ22を停止
状態に保ち、ステップ7で「YES」と判定したときに
は、主給脂通路24内の圧力Pがスライド弁29を開弁
させるだけの設定圧P1以下に低下している場合である
から、ステップ8に進んでグリースポンプ22を作動さ
せる。
【0066】次に、続くステップ9において自動給脂動
作を開始した時点から一定のポンプ運転時間T1が経過
したか否かを判定する。そして、このステップ9で「N
O」と判定したときには、ステップ4に戻って上述の処
理を繰返し、ステップ9で「YES」と判定したときに
は、ポンプ運転時間T1が経過しているから、ステップ
10に進んでグリースポンプ22を停止し、1回目の自
動給脂動作を終了する。
【0067】そして、続くステップ11において、前回
の自動給脂動作を開始した時点から次回の自動給脂動作
を開始するまでのインターバル時間T2が経過したか否
かを判定し、このステップ11で「NO」と判定したと
きには、次の自動給脂動作を開始するまで間があるか
ら、ステップ10に戻ってグリースポンプ22を停止状
態に保つ。一方、ステップ11で「YES」と判定した
ときには、ステップ1に戻って上述のフローを繰返す。
【0068】次に、上述の自動給脂を行うことができな
い、バケット11廻りの給脂部位17H〜17Kに対す
る手動給脂作業について説明する。
【0069】まず、手動給脂作業を行う場合には、分配
弁装置35に設けたホース接続継手38に手動給脂具3
9の油圧ホース40を接続した状態で、切換スイッチ4
4を自動給脂位置から手動給脂位置に切換えることによ
り手動給脂をON状態とする。
【0070】これにより、コントローラ42は後述する
手動給脂用の制御処理を実行してグリースポンプ22の
作動を制御する。そして、例えば図7中の時点t4にお
いてグリースポンプ22が作動すると、グリースタンク
23内のグリースが主給脂通路24内に吐出し、主給脂
通路24内の圧力Pは、図7中の特性線47で示すよう
に徐々に上昇していく。
【0071】そして、主給脂通路24内の圧力Pが、手
動給脂用の設定圧P3以上に上昇すると、コントローラ
42はグリースポンプ22を停止し、主給脂通路24内
の圧力Pが設定圧P3以上に上昇するのを抑える。この
場合、手動給脂用の設定圧P3は、自動給脂作業時に分
配弁26のスライド弁29を開弁させることができる設
定圧P1よりも低い値に設定されている。
【0072】これにより、グリースポンプ22から吐出
したグリースは、各分配弁26を作動させることなく主
給脂通路24内を流通し、該主給脂通路24のうちアー
ム10の先端側に位置する部位に接続された手動給脂具
39に導出される。
【0073】従って、作業者は、手動給脂具39のグリ
ースガン41を手動操作することにより、バケット11
廻りの各給脂部位17H1,17H2,17I1,17
I2,17J1,17J2,17Kに対し、グリースガ
ン41から吐出したグリースを手動給脂することができ
る。
【0074】そして、手動給脂を行うことにより主給脂
通路24内の圧力Pが低下し、この圧力Pが、手動給脂
を円滑に行うことができる設定圧P4以下に低下する
と、コントローラ42はグリースポンプ22を作動させ
る。これにより、グリースガン41を用いた手動給脂作
業を継続することができる。
【0075】ここで、作業者が給脂部位17H1に対す
る手動給脂を行った後、例えば次の給脂部位17H2に
対する手動給脂を行うまでの間は、グリースガン41が
操作されないために主給脂通路24内の圧力は上昇す
る。そして、主給脂通路24内の圧力Pが、上述の設定
圧P3以上に上昇すると、コントローラ42はグリース
ポンプ22を停止する。これにより、作業者の意に反し
て分配弁26が作動してしまうのを確実に抑えることが
できる。
【0076】このようにして、手動給脂を開始した時点
t4から作業者が切換スイッチ44により手動給脂をO
FFする時点t5までの間(グリースポンプ22の運転
時間T3)、バケット11廻りの各給脂部位17H〜1
7Kに対し、グリースガン41を用いて確実に手動給脂
作業を行うことができる。
【0077】そして、上述の手動給脂作業においては、
手動給脂具39を構成する油圧ホース40が、主給脂通
路24のうちアーム10の先端側に位置する部位(ホー
ス接続継手38)に接続されるので、例えば従来技術の
如く建屋カバー6内に配置したグリースポンプからバケ
ットまで延びる長尺なホースを用いる必要がない。この
ため、油圧ホース40の長さ寸法を短くして取り回しを
容易にすることができ、手動給脂作業の作業性を大幅に
向上することができる。
【0078】また、単一のグリースポンプ22を用いて
自動給脂作業と手動給脂作業とを行うことができるの
で、例えば従来技術の如き手動ポンピング式グリースガ
ンを用いた手動給脂作業に比較して、作業者の負担を軽
減することができる。
【0079】また、グリースタンク23内のグリースを
用いて手動給脂作業を行うことができるから、例えば容
量の小さなカートリッジ内のグリースを用いて手動給脂
作業を行う場合に比較して、カートリッジを頻繁に交換
するといった煩雑な作業を不要とすることができる。
【0080】さらに、手動給脂具39は、油圧ホース4
0とグリースガン41とにより構成されているから、例
えば電動ポンプ付きグリースガンを用いる場合に比較し
て、手動給脂用の装備にかかるコストを低減することが
できる。
【0081】次に、上述した手動給脂作業時にコントロ
ーラ42が実行する制御処理について、図8を参照しつ
つ説明する。
【0082】まず、コントローラ42は、ステップ21
において切換スイッチ44が手動給脂位置(手動給脂O
N)にあるか否かを判定する。そして、ステップ21で
「NO」と判定したときには、手動給脂がONになって
いない場合であるから、ステップ22に進んでグリース
ポンプ22を停止させた後、ステップ21に戻る。
【0083】一方、ステップ21で「YES」と判定し
たときには、手動給脂がONとなっているから、ステッ
プ23に進んでグリースポンプ22を作動させる。そし
て、次なるステップ24で圧力センサ43からの検出信
号を読込んだ後、ステップ25において圧力センサ43
からの検出信号に基づき、主給脂通路24内の圧力Pが
手動給脂用の設定圧P3以上に上昇したか否かを判定す
る。
【0084】そして、ステップ25で「NO」と判定し
たときには、ステップ23に戻ってグリースポンプ22
の作動を継続し、ステップ25で「YES」と判定した
ときには、主給脂通路24内の圧力Pが設定圧P3以上
に上昇しているから、ステップ26に進んでグリースポ
ンプ22の作動を停止する。
【0085】次に、ステップ27において主給脂通路2
4内の圧力Pが、手動給脂が可能な設定圧P4以下に低
下したか否かを判定し、「NO」と判定したときには、
ステップ26に戻ってグリースポンプ22を停止状態に
保ち、「YES」と判定したときには、主給脂通路24
内の圧力Pが設定圧P4以下に低下しているから、ステ
ップ28に進んでグリースポンプ22を作動させる。
【0086】そして、続くステップ29において手動給
脂がOFFに切換えられたか否かを判定し、「NO」と
判定したときには手動給脂作業を継続する場合であるか
ら、ステップ23に戻って上述の制御処理を繰返す。一
方、ステップ29で「YES」と判定したときには、手
動給脂作業を終了する場合であるから、ステップ30に
進んでグリースポンプ22を停止し、手動給脂用の制御
処理を終了する。
【0087】なお、上述した実施の形態では、主給脂通
路24のうちアーム10の先端側に位置する部位に手動
給脂具39を取付けた場合を例に挙げたが、本発明はこ
れに限るものではなく、例えば主給脂通路24の途中部
位に手動給脂具39を取付ける構成としてもよい。
【0088】また、上述した実施の形態では、給脂装置
を油圧ショベルに搭載した場合を例に挙げたが、本発明
はこれに限らず、例えばホイールローダ、油圧クレーン
等の他の建設機械にも広く適用することができる。
【0089】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、給脂装置を構成する主給脂通路に、自動給脂用の
分配弁及び分岐給脂通路とは別に手動給脂具を着脱可能
に取付ける構成としたので、ポンプから吐出した潤滑油
を自動給脂用の主給脂通路を利用して手動給脂具へと導
くことができ、自動給脂を行うことができない作業具廻
りの給脂部位に対し、手動給脂具を用いて潤滑油を手動
給脂することができる。この場合、手動給脂具とポンプ
との間は既存の主給脂通路を介して接続されるので、手
動給脂具と主給脂通路との間を接続するホースの長さを
短くして取り回しを容易にすることができ、手動給脂作
業の作業性を大幅に向上することができる。
【0090】また、請求項2の発明によれば、ポンプ制
御手段に切換スイッチを設け、ポンプ制御手段は、切換
スイッチを自動給脂位置としたときには給脂通路内の圧
力を各分配弁を駆動できる高い値に設定し、切換スイッ
チを手動給脂位置としたときには給脂通路内の圧力を各
分配弁を駆動できる値よりも低い値に設定する構成とし
ている。これにより、切換スイッチを自動給脂位置に切
換えたときには、分配弁を用いてフロントの給脂部位へ
の自動給脂を行うことができ、切換スイッチを手動給脂
位置に切換えたときには、分配弁を用いることなく手動
給脂具を用いて作業具の給脂部位への手動給脂を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態が適用される油圧ショベル
を示す正面図である。
【図2】図1中の給脂装置を矢示II−II方向からみた拡
大平面図である。
【図3】給脂装置の全体構成を示す系統図である。
【図4】分配弁を第1行程から第4行程に亘って作動さ
せた状態を示す動作説明図である。
【図5】自動給脂作業時における主給脂通路内の圧力と
時間との関係を示す特性線図である。
【図6】コントローラによる自動給脂用の制御処理を示
す流れ図である。
【図7】手動給脂作業時における主給脂通路内の圧力と
時間との関係を示す特性線図である。
【図8】コントローラによる手動給脂用の制御処理を示
す流れ図である。
【符号の説明】
1 油圧ショベル 2 下部走行体(車体) 3 上部旋回体(車体) 8 作業装置 9 ブーム(フロント) 10 アーム(フロント) 11 バケット(作業具) 17A〜17K 給脂部位 21 給脂装置 22 グリースポンプ(ポンプ) 24 主給脂通路 25,33,35 分配弁装置 26 分配弁 31,34,36 分岐給脂通路 39 手動給脂具 40 油圧ホース 41 グリースガン 42 コントローラ(ポンプ制御手段) 44 切換スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自走可能な車体と、該車体に俯仰動可能
    に設けられフロント及び該フロントの先端側に取付けら
    れた作業具とからなる作業装置と、該作業装置に設けら
    れた給脂部位に潤滑油を給脂する給脂装置とを備えてな
    る建設機械において、 前記給脂装置は、ポンプから吐出した潤滑油が流通する
    主給脂通路と、該主給脂通路に接続して設けられ分岐給
    脂通路を介して前記フロントの給脂部位に向けて潤滑油
    を分配する分配弁と、該分配弁及び分岐給脂通路とは別
    に前記主給脂通路に着脱可能に取付けられ手動操作によ
    って前記作業具の給脂部位に潤滑油を給脂する手動給脂
    具とにより構成したことを特徴とする建設機械。
  2. 【請求項2】 前記ポンプの作動を制御するポンプ制御
    手段には、前記分配弁を用いて給脂を行うための自動給
    脂位置と前記手動給脂具を用いて給脂を行うための手動
    給脂位置とに切換えられる切換スイッチを設け、前記ポ
    ンプ制御手段は、前記切換スイッチを自動給脂位置とし
    たときには前記主給脂通路内の圧力を前記分配弁を駆動
    できる高い値に設定し、前記切換スイッチを手動給脂位
    置としたときには前記主給脂通路内の圧力を前記分配弁
    を駆動できる値よりも低い値に設定する構成としてなる
    請求項1に記載の建設機械。
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