JPH1130394A - 建設機械の給脂装置 - Google Patents

建設機械の給脂装置

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JPH1130394A
JPH1130394A JP20237697A JP20237697A JPH1130394A JP H1130394 A JPH1130394 A JP H1130394A JP 20237697 A JP20237697 A JP 20237697A JP 20237697 A JP20237697 A JP 20237697A JP H1130394 A JPH1130394 A JP H1130394A
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JP
Japan
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greasing
switching
lubricating oil
boom
arm
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JP20237697A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Isobe
浩之 磯部
Zenji Kaneko
善二 金子
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転者等の設定操作に応じて所望の給脂部位
に適切な給脂を行うようにする。 【解決手段】 下部走行体1上の上部旋回体2には、ブ
ーム9、アーム10、バケット11等からなる作業装置
8を設ける。そして、作業装置8のピン結合部P1 〜P
9 に給脂を行うときには、切換スイッチ18A〜18J
または共通切換スイッチ19のいずれかを操作すること
により、操作した切換スイッチに対応する電磁弁17A
〜17Jをコントローラ20によって開弁させる。これ
により、給脂ポンプ13から吐出されるタンク14内の
潤滑油を、この電磁弁に対応した給脂通路16A〜16
Jに流通させ、潤滑油をピン結合部P1 〜P9 のうち所
望のピン結合部だけに供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば建設機械に
設けられた複数のピン結合部等に給脂を行うのに用いて
好適な建設機械の給脂装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の建設機械は、
例えばブーム、アーム、バケット等が連結ピンを介して
回動可能に連結された作業装置を有し、これらの各ピン
結合部は潤滑油の給脂が必要な給脂部位となっている。
このため、建設機械には、運転中に潤滑油を各給脂部位
に供給する給脂装置が設けられている。
【0003】この種の従来技術による給脂装置として
は、潤滑油を各給脂部位に供給するポンプ手段と、該ポ
ンプ手段を駆動制御するコントローラとから構成したも
のが知られている(例えば、実開平5−42895号公
報等)。そして、この給脂装置では、前記ポンプ手段が
給脂用の分配弁、配管等を介して各給脂部位に接続され
ている。また、コントローラは、例えば作業装置を作動
させたときに、その作動時間を計時するためのタイマを
備えている。
【0004】そして、コントローラは、建設機械の運転
中にブーム、アーム、バケット等が作動した時間を累積
して演算し、この累積時間が所定の判定時間に達したと
きにポンプ手段を駆動することにより、作業装置の各給
脂部位に対して一斉に給脂を行う構成となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、作業装置の作動時間が所定の判定時間まで
累積したときに、各給脂部位が潤滑油の補給を必要とす
る時間だけ作動したと判断し、ポンプ手段により各給脂
部位に対して給脂を行うようにしている。
【0006】しかし、この場合には、ブーム、アーム、
バケット等の作動時間を単一の累積時間として積算し、
しかもポンプ手段から分配弁等を介して各給脂部位に同
時に給脂を行う構成としている。
【0007】このため、給脂用の判定時間は、各給脂部
位のうち最も頻繁に給脂が必要となる部位に対応して予
め設定されることが多くなり、他の給脂部位には潤滑油
が過剰に供給され易くなるため、この潤滑油が外部に漏
れ出して車両の外観、周囲の環境等を損なったり、潤滑
油の消費量が増えてランニングコストの増大を招いたり
するという問題がある。
【0008】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は、建設機械の運転者等が各給脂
部位に適切なタイミングで給脂を行うことができ、その
給脂量を各給脂部位の潤滑状態等に応じて容易に調整で
きると共に、給脂用の潤滑油を節約でき、車両の外観、
周囲の環境等を良好な状態に保持することができるよう
にした建設機械の給脂装置を提供することを目的として
いる。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために請求項1の発明は、潤滑油を吐出するポンプ手段
と、該ポンプ手段から吐出される潤滑油を建設機械の各
給脂部位に供給する複数の給脂通路と、該各給脂通路の
途中にそれぞれ設けられ、該各給脂通路を連通,遮断す
る複数の給脂切換手段と、外部からの設定操作に応じて
該各給脂切換手段にそれぞれ切換信号を出力し、該各給
脂切換手段を介して前記各給脂通路を連通,遮断させる
切換操作手段とからなる構成を採用している。
【0010】このように構成することにより、切換操作
手段では、外部から設定操作を行うことによって各給脂
切換手段をそれぞれ切換え、該各給脂切換手段を介して
所望の給脂通路だけを連通,遮断させることができ、各
給脂部位のうち潤滑油を供給する給脂部位を選択するこ
とができる。
【0011】また、請求項2の発明では、前記各給脂切
換手段は、前記各給脂通路をそれぞれ開,閉する複数の
電磁弁により構成し、前記切換操作手段は、該各電磁弁
を開,閉操作するため複数の切換スイッチによって構成
している。
【0012】これにより、切換操作手段では、各切換ス
イッチをそれぞれ操作することによって各給脂通路の電
磁弁を開,開し、所望の給脂部位だけに潤滑油を供給す
ることができる。
【0013】さらに、請求項3の発明では、前記切換操
作手段は、前記各給脂切換手段に同時に切換信号を出力
し、該各給脂切換手段を介して前記各給脂通路を同時に
連通,遮断させる単一の共通切換スイッチを含む構成と
している。
【0014】これにより、全ての給脂部位に潤滑油を供
給するときには、共通切換スイッチを切換操作すること
により、各給脂切換手段を介して全ての給脂通路を同時
に連通,遮断させ、各給脂部位に対して給脂を一斉に行
うことができる。
【0015】また、請求項4の発明では、前記建設機械
は、下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に設けら
れた上部旋回体と、該上部旋回体に俯仰動可能に取付け
られ、ブームシリンダによって作動されるブーム、アー
ムシリンダによって作動されるアーム、バケットシリン
ダによって作動されるバケットを備えた作業装置とから
なり、前記各給脂部位は、少なくとも前記ブーム、アー
ム、バケット、ブームシリンダ、アームシリンダおよび
バケットシリンダの連結部としている。
【0016】これにより、作業装置のブームシリンダ、
アームシリンダ、バケットシリンダを用いてブーム、ア
ーム、バケットを作動させたときには、これらの各連結
部のうち、例えば作動時間、作動頻度等に基づいて給脂
が必要であると判断した連結部だけに給脂を選択的に行
うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態
を、図1ないし図3を参照しつつ詳細に説明する。
【0018】ここで、図1ないし図3は本発明による第
1の実施例を示し、本実施例では、建設機械の給脂装置
を油圧ショベルに適用した場合を例に挙げて述べる。
【0019】1は建設機械としての油圧ショベルを構成
する下部走行体、2は該下部走行体1上に旋回装置3を
介して旋回可能に搭載された上部旋回体を示し、該上部
旋回体2の旋回フレーム4上には、運転室5と、原動
機、油圧ポンプ(いずれも図示せず)等を収容した機械
室6と、カウンタウェイト7等とが設けられている。
【0020】8は上部旋回体2に俯仰動可能に取付けら
れた作業装置で、該作業装置8は、図1および図2に示
す如く、基端側がピン結合部P1 を介して旋回フレーム
4に俯仰動可能に連結されたブーム9と、該ブーム9の
先端側にピン結合部P2 を介して回動可能に連結された
アーム10と、該アーム10に先端側にピン結合部P3
を介して回動可能に連結されたバケット11等とから構
成されている。
【0021】そして、作業装置8は、ブーム9を俯仰動
させるため旋回フレーム4とブーム9との間にピン結合
部P4 ,P5 を介して取付けられたブームシリンダ9A
と、アーム10を回動させるためブーム9とアーム10
との間にピン結合部P6 ,P7 を介して取付けられたア
ームシリンダ10Aと、バケット11を回動させるため
アーム10とバケット11との間にピン結合部P8 ,P
9 を介して取付けられたバケットシリンダ11Aとを有
している。
【0022】ここで、作業装置8の連結部であるピン結
合部P1 〜P9 は、後述の給脂装置12により潤滑油が
供給される給脂部位となっている。
【0023】12は作業装置8のピン結合部P1 〜P9
に潤滑油を給脂するために設けられた給脂装置で、該給
脂装置12は、図2に示す如く、後述の給脂ポンプ1
3、給脂通路16A〜16J、電磁弁17A〜17J、
切換スイッチ18A〜18J、共通切換スイッチ19、
コントローラ20等から構成されている。
【0024】13は潤滑油を吐出するポンプ手段として
の給脂ポンプで、該給脂ポンプ13は、給脂用の潤滑油
が貯留されたタンク14と共に例えば機械室6内に収容
されている。そして、給脂ポンプ13は、コントローラ
20からの制御信号に応じてモータ13Aにより駆動さ
れ、タンク14内の潤滑油を給脂通路16A〜16J内
に吐出する。また、給脂ポンプ13からの吐出圧が所定
圧を越えたときには、余剰となった潤滑油がリリーフ弁
15を介してタンク14内に戻される。
【0025】16A,16B,16C,16D,16
E,16F,16G,16H,16Jはピン結合部P1
〜P9 用に設けられた給脂通路で、該給脂通路16A〜
16Jは、図2および図3に示す如く、例えば配管また
はホース等によって形成され、基端側が給脂ポンプ13
の吐出側に接続されると共に、先端側がピン結合部P1
〜P9 の位置にそれぞれ開口している。
【0026】17A,17B,17C,17D,17
E,17F,17G,17H,17Jは給脂通路16A
〜16Jの途中にそれぞれ給脂切換手段として設けられ
た複数の電磁弁で、該電磁弁17A〜17Jは、図3に
示す如く、コントローラ20の出力側にそれぞれ接続さ
れている。そして、電磁弁17A〜17Jは、コントロ
ーラ20からの切換信号に応じて開,閉され、開,閉時
には給脂通路16A〜16Jを連通,遮断する。
【0027】18A,18B,18C,18D,18
E,18F,18G,18H,18Jは例えば運転室5
内に設けられた複数の切換スイッチで、該切換スイッチ
18A〜18Jは、図2および図3に示す如く、電磁弁
17A〜17Jと1対1に対応し、該電磁弁17A〜1
7Jをそれぞれ別個に開,閉操作するものである。
【0028】19は切換スイッチ18A〜18Jに付設
された共通切換スイッチで、該共通切換スイッチ19を
切換操作した場合には、全ての電磁弁17A〜17Jが
同時に開,閉操作される構成となっている。
【0029】そして、切換スイッチ18A〜18J、共
通切換スイッチ19は、油圧ショベルの運転者等によっ
て給脂位置と停止位置との間で切換操作されることによ
り、この切換位置に応じた切換信号をコントローラ20
から電磁弁17A〜17Jに出力する。この場合、共通
切換スイッチ19を切換操作したときには、全ての電磁
弁17A〜17Jに切換信号が同時に出力される。
【0030】20はマイクロコンピュータ等で構成され
たコントローラで、該コントローラ20の入力側には、
図2および図3に示す如く、切換スイッチ18A〜18
J、共通切換スイッチ19がそれぞれ接続され、コント
ローラ20の出力側には、給脂ポンプ13と、電磁弁1
7A〜17Jとがそれぞれ接続されている。そして、コ
ントローラ20は、メインスイッチ21の閉成時にバッ
テリ22からの給電を受けて作動し、この状態で電磁弁
17A〜17Jを開,閉させると共に、給脂ポンプ13
を作動,停止させる。
【0031】これにより、切換スイッチ18A〜18
J、共通切換スイッチ19およびコントローラ20は、
電磁弁17A〜17Jを開,閉操作するための切換操作
手段を構成している。
【0032】本実施例による油圧ショベルの給脂装置1
2は上述の如き構成を有するもので、次にその作動につ
いて説明する。
【0033】まず、油圧ショベルの運転者等は、作業装
置8のブームシリンダ9A、アームシリンダ10A、バ
ケットシリンダ11A等を作動させることにより、ブー
ム9を上部旋回体2に対して俯仰動させたり、アーム1
0、バケット11をブーム9の先端側で回動させたりし
て土砂等の掘削作業を行うと共に、上部旋回体2を下部
走行体1上で旋回させ、油圧ショベルを走行させる。
【0034】そして、通常の状態では、ピン結合部P1
〜P9 が潤滑状態を保持しているため、運転者等は給脂
装置12の切換スイッチ18A〜18J、共通切換スイ
ッチ19を停止位置に設定しておく。これにより、給脂
通路16A〜16Jは電磁弁17A〜17Jによって遮
断され、給脂ポンプ13は停止するため、ピン結合部P
1 〜P9 に対する給脂は行われない。
【0035】これに対し、例えば油圧ショベルを用いて
路面の整地作業等を行うため、アーム10だけをブーム
9の先端側で繰返し回動させた場合には、アーム10と
ブーム9とのピン結合部P2 、アームシリンダ10Aの
ピン結合部P6 ,P7 が他のピン結合部よりも頻繁に摺
動し、これらのピン結合部P2 ,P6 ,P7 で潤滑油が
早期に消耗することがある。
【0036】この場合、運転者等は、整地作業中または
作業終了後にピン結合部P2 ,P6,P7 に給脂が必要
であると判断すると、これらのピン結合部P2 ,P6 ,
P7に対応する給脂装置12の切換スイッチ18B,1
8F,18Gを操作して給脂位置に切換える。これによ
り、給脂ポンプ13が作動し、電磁弁17B,17F,
17Gが開弁すると共に、タンク14内の潤滑油は、給
脂通路16B,16F,16Gを介してピン結合部P2
,P6 ,P7 だけに選択的に供給される。
【0037】そして、この状態を所定の時間だけ保持し
た後に、運転者等がピン結合部P2,P6 ,P7 に適度
な給脂が行われたと判断したときには、切換スイッチ1
8B,18F,18Gを停止位置に戻し、ピン結合部P
2 ,P6 ,P7 に対する給脂を終了する。
【0038】また、例えば定期的に、またはメンテナン
ス作業等で、全てのピン結合部P1〜P9 に一斉に給脂
を行う場合には、共通切換スイッチ19を給脂位置に切
換えることによって全ての電磁弁17A〜17Jを同時
に開弁させ、ピン結合部P1〜P9 に対して給脂を同時
に行うことができる。
【0039】かくして、本実施例では、給脂装置12
を、給脂ポンプ13、給脂通路16A〜16J、電磁弁
17A〜17J、切換スイッチ18A〜18J、共通切
換スイッチ19、コントローラ20等から構成したの
で、切換スイッチ18A〜18Jまたは共通切換スイッ
チ19を切換操作することにより、ピン結合部P1 〜P
9のうち給脂が必要な部位だけに給脂を選択的に行うこ
とができる。
【0040】これにより、油圧ショベルの運転者等はピ
ン結合部P1 〜P9 に対して適切なタイミングで給脂を
行うことができ、その給脂量を例えば作業装置8による
作業内容、ブーム9、アーム10、バケット11等の作
動時間または作動頻度、ピン結合部P1 〜P9 の潤滑状
態等に応じて容易に調整できると共に、例えば油圧ショ
ベルの運転中に任意のピン結合部P1 〜P9 で潤滑油不
足による異音等が生じた場合には、切換スイッチ18A
〜18Jのいずれかを切換操作するだけで、所望の部位
に対する給脂を簡単かつ速やかに行うことができる。
【0041】従って、本実施例によれば、潤滑油不足に
よるピン結合部P1 〜P9 での摩耗、および過剰な給脂
による潤滑油の漏れ等を確実に防止でき、作業装置8等
の寿命を向上できると共に、油圧ショベルの外観、周囲
の環境等を良好な状態に保持することができる。また、
潤滑油の消費量を節約でき、ランニングコストを低減す
ることができる。
【0042】さらに、ピン結合部P1 〜P9 に対して給
脂を一斉に行うため共通切換スイッチ19を設けたか
ら、例えばメンテナンス作業等では、共通切換スイッチ
19を給脂位置に切換えるだけで、全てのピン結合部P
1 〜P9 に給脂を効率よく行うことができる。
【0043】なお、前記実施例では、作業装置8のピン
結合部P1 〜P9 に給脂を行う構成を例示したが、本発
明はこれに限らず、油圧ショベルに設けられた任意の可
動部、摺動部等を給脂部位としてもよく、例えば下部走
行体1と上部旋回体2との間に設けられた旋回装置3を
給脂部位とする構成としてもよい。
【0044】また、前記実施例では、建設機械として油
圧ショベルを例示したが、本発明はこれに限らず、油圧
クレーン、ホイールローダ、ブルトーザ等の他の建設機
械に適用してもよい。
【0045】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1に記載の発
明によれば、ポンプ手段、各給脂通路、各給脂切換手段
および切換操作手段から構成したので、切換操作手段を
設定操作することにより、各給脂部位のうち給脂が必要
な部位だけに潤滑油を選択的に供給でき、各給脂部位に
対して適切なタイミングで給脂を行うことができると共
に、その給脂量を各給脂部位の潤滑状態等に応じて容易
に調整することができる。従って、潤滑油不足による各
給脂部位の摩耗、および過剰な給脂による潤滑油の漏れ
等を確実に防止でき、各給脂部位等の寿命を向上できる
と共に、潤滑油の消費量を節約でき、建設機械の外観、
周囲の環境等を良好な状態に保持することができる。
【0046】また、請求項2に記載の発明によれば、各
給脂切換手段をそれぞれ電磁弁によって構成し、切換操
作手段に複数の切換スイッチを設ける構成としたから、
給脂しようとする部位に対応した切換スイッチを切換操
作するだけで、所望の給脂部位に対して潤滑油を簡単か
つ速やかに供給でき、給脂を効率よく行うことができ
る。
【0047】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
切換操作手段は共通切換スイッチを含む構成としたか
ら、例えば建設機械に対する定期的な給脂、メンテナン
ス作業等では、共通切換スイッチを切換操作するだけ
で、全ての給脂部位に潤滑油を供給することができ、一
括した給脂を効率よく行うことができる。
【0048】また、請求項4に記載の発明によれば、各
給脂部位を、作業装置のブーム、アーム、バケット、ブ
ームシリンダ、アームシリンダおよびバケットシリンダ
の連結部としたので、作業装置を作動させたときには、
例えばブーム、アーム、バケットの作動時間、作動頻度
等に基づいて給脂が必要であると判断した部位だけに給
脂を選択的に行うことができ、作業装置等の寿命を向上
できると共に、建設機械の外観、周囲の環境等を良好な
状態に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による油圧ショベルを示す外観
図である。
【図2】油圧ショベルの各給脂部位を給脂装置と共に示
す構成図である。
【図3】図2中の給脂装置の全体構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 下部走行体 2 上部旋回体 8 作業装置 9 ブーム 9A ブームシリンダ 10 アーム 10A アームシリンダ 11 バケット 11A バケットシリンダ 12 給脂装置 13 給脂ポンプ(ポンプ手段) 16A〜16J 給脂通路 17A〜17J 電磁弁(給脂切換手段) 18A〜18J 切換スイッチ(切換操作手段) 19 共通切換スイッチ(切換操作手段) P1 〜P9 ピン結合部(給脂部位)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潤滑油を吐出するポンプ手段と、該ポン
    プ手段から吐出される潤滑油を建設機械の各給脂部位に
    供給する複数の給脂通路と、該各給脂通路の途中にそれ
    ぞれ設けられ、該各給脂通路を連通,遮断する複数の給
    脂切換手段と、外部からの設定操作に応じて該各給脂切
    換手段にそれぞれ切換信号を出力し、該各給脂切換手段
    を介して前記各給脂通路を連通,遮断させる切換操作手
    段とから構成してなる建設機械の給脂装置。
  2. 【請求項2】 前記各給脂切換手段は、前記各給脂通路
    をそれぞれ開,閉する複数の電磁弁により構成し、前記
    切換操作手段は、該各電磁弁を開,閉操作するため複数
    の切換スイッチによって構成してなる請求項1に記載の
    建設機械の給脂装置。
  3. 【請求項3】 前記切換操作手段は、前記各給脂切換手
    段に同時に切換信号を出力し、該各給脂切換手段を介し
    て前記各給脂通路を同時に連通,遮断させる単一の共通
    切換スイッチを含む構成としてなる請求項1または2に
    記載の建設機械の給脂装置。
  4. 【請求項4】 前記建設機械は、下部走行体と、該下部
    走行体上に旋回可能に設けられた上部旋回体と、該上部
    旋回体に俯仰動可能に取付けられ、ブームシリンダによ
    って作動されるブーム、アームシリンダによって作動さ
    れるアーム、バケットシリンダによって作動されるバケ
    ットを備えた作業装置とからなり、前記各給脂部位は、
    少なくとも前記ブーム、アーム、バケット、ブームシリ
    ンダ、アームシリンダおよびバケットシリンダの連結部
    である請求項1,2または3に記載の建設機械の給脂装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0471544A2 (en) * 1990-08-17 1992-02-19 STMicroelectronics, Inc. Semiconductor memory with a sequence of clocked access codes for test mode entry
EP0471540A2 (en) * 1990-08-17 1992-02-19 STMicroelectronics, Inc. A semiconductor memory with a flag for indicating test mode
EP0471543A2 (en) * 1990-08-17 1992-02-19 STMicroelectronics, Inc. A semiconductor memory with a clocked access code for test mode entry

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