JPH03293433A - 油圧式作業用機械の制御装置 - Google Patents

油圧式作業用機械の制御装置

Info

Publication number
JPH03293433A
JPH03293433A JP9474490A JP9474490A JPH03293433A JP H03293433 A JPH03293433 A JP H03293433A JP 9474490 A JP9474490 A JP 9474490A JP 9474490 A JP9474490 A JP 9474490A JP H03293433 A JPH03293433 A JP H03293433A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
setting means
work
controller
pressure
work mode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9474490A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2863599B2 (ja
Inventor
Kazuyuki Sagi
佐木 和行
Yukio Mitsunari
三成 幸夫
Toshio Sora
利雄 空
Sumio Kawachi
河内 角夫
Takatsugu Hamada
浜田 隆次
Hideki Uchida
内田 英喜
Yutaka Sato
裕 佐藤
Nobukimi Aoki
伸仁 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Yutani Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yutani Heavy Industries Ltd filed Critical Yutani Heavy Industries Ltd
Priority to JP9474490A priority Critical patent/JP2863599B2/ja
Publication of JPH03293433A publication Critical patent/JPH03293433A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2863599B2 publication Critical patent/JP2863599B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は油圧式作業用機械における作業装置の作動速
度と作動力とを、予め選定した条件に従い、自動的に組
合わせて作業できるような制御方法に関する。
従来の技術 従来から油圧ポンプの吐出圧油を油圧切換弁により切換
え、シリンダ、モータなどのアクチュエータに供給して
作業装置を作動させる油圧システムにおいては、油圧ポ
ンプを駆動するエンジンは運転者が、その従事する作業
内容に応じた回転数に設定しておいて、その出力の範囲
内において、アクチュエータに加わる負荷、速度を加減
し乍ら運転するのが通例であった。
例えば、作業装置を種々取かえて多目的の作業用機械と
して使用されることの多い油圧ショベルの油圧系統を示
す第7図を例にとると、図のエンジン1により駆動され
るメインポンプ3の吐出圧油は油圧切換弁群Aに流入し
、それに属する油圧切換弁8.9.10.11が切換わ
ると、それらに連なるアクチュエータを作動させ、メイ
ンポンプ4の吐出圧油は油圧切換弁群Bに流入し、油圧
切換弁12.13.14.15が切換わると、それらに
連通したアクチュエータを作動させ、また、パイロット
ポンプ5の吐出圧油は管路7を通って各種操作系の油圧
源として使用される。
これらの油圧ポンプのうち、パイロットポンプ5は、常
時、定圧、定量の圧油を発生しているので原動機1に対
する負荷は一定であるが、2つのメインポンプ3,4は
可変容量形油圧ポンプであり、それぞれに属するアクチ
ュエータの負荷圧力が低いときには大量の圧油を吐出し
て作動速度を早め、アクチュエータの負荷圧力が増大す
ると吐出油量は減少するが、負荷に対応ずる吐出圧力と
なり、油圧ポンプ駆動のための吸収動力が一定となるよ
う、また、所定の最大流量を越えないよう、流量調整弁
26.27を設け、メインポンプ1回転当りの容積(以
下ポンプ容積と称す)を制御している。
すなわち、流量調整弁26.27はそれぞれのメインポ
ンプ3,4の吐出圧力が上昇すれば、その値に反比例し
て吐出油量を変化させているが、このときの吐出圧力P
と吐出油量Qの関係を示す線図が第8図であり、アクチ
ュエータの負荷圧力が比較的低いP、またはそれ以下の
とき最大のポンプ容積となり、吐出油量Q1で運転され
、負荷圧力Pが次第に増大するにつれて吐出油量Qは減
少してゆき、最大吐出圧力P2に達すると吐出油量はQ
2となるといった具合に、メインポンプ3.4の吸収動
力はエンジン1が過負荷と−ならないよう、また作動シ
ステムを含めて効率的な運転途中の分岐管路には、それ
ぞれリリーフ弁16′。
17′が設けてあり、吐出回路圧が、アクチュエータの
過負荷または何等かの不虜の原因で22以上の異常高圧
にならないようにしである。従って、上述の如きアクチ
ュエータ作動回路におけるメインポンプ3または4の吐
出油量は、エンジン1の一定の回転速度(このときは定
格回転速度時を示す)の下では、01以上およびQ2以
下とはならないと同時に、吐出圧力はP2を越えること
はできない。
発明が解決しようとする課題 油圧アクチュエータで作動させる作業用機械の制御にお
いては、設計上所望の出力に余裕をもたせたアクチュエ
ータを使用すると、限度のある吐出油量では、その作動
速度が遅く不経済となるので、機械の主たる作業目的に
応じ、平均的な負荷に見合ったアクチュエータを備え、
平準的な作業において最も効果的に作業を遂行できるこ
とを目標としているが、作業対象物、内容によっては予
想外の負荷が生ずることもあり、このようなときは、そ
の頻度、大きさなどを勘案して、作業条件を変更したり
、或いはより大容量の機械・装置に置きかえるなど不経
済な対策をしていた。
例えば、第5図に示す油圧バックホウ40で掘削作業を
行うには、ブーム41、アーム42、パケット43を、
ブームシリンダ44、アームシリンダ45、パケットシ
リンダ46により作動させパケット43の刃先で土砂を
掘削し、掘削場所を変更するときは走行用油圧モータ(
図示なし)により車体を移動させるのであるが、各アク
チュエータの出力は一般的な土砂の掘削抵抗、圭行析t
nに対しては十分な能力を有しているが、図に例示した
ように土中に想定外の掘削抵抗を有する玉石47の混在
があったときなど、しかもこの玉石47のみ取除けば再
び当該バックホウ40の能力で十分間に合うようなとき
、運転者の技量と長時間をかけて玉石47の周囲を掘起
して取除くか、さもなくば、更に大形の機械を投入する
こととなる。
また、第6図に示す深掘りクラムシェルを装備した機械
48で地中に深穴な設営するとき、メインブーム49、
中間ブーム50、アーム51をメインブームシリンダ5
4、中間ブームシリンダ55、アームシリンダ56によ
り作動させ、アーム51の先端にエクステンションビー
ム52を介して取付けたクラムシェルパケット53を所
定の深穴の位置に垂直に降下させ、大成の土砂をクラム
シェルパケット53で掴み、地上に搬出するものである
が、深穴の掘削深度が進行すればする程エクステンショ
ンビーム52は長く、自重も増大し、規定最大長さとな
るとクラムシェルパケット53で掴んだ土砂を持上げる
だけには十分なアクチュエータ能力はあっても、それほ
ど余裕があるものではない。従って大底に湧水と土砂が
泥状化した状態では、大成からパケット53を地切りす
る瞬間だけ余分の引上げ力が必要となり、メインブーム
シリンダ54、中間ブームシリンダ55、アームシリン
ダ56など僅かな、しかも短時間だけの能力不足のため
に、より大形の深掘りクラムシェルを投入せざるをえな
い事態も往々にしである。
上述の引例からも類推できるように、成る作業における
平均的なアクチュエータに要求される能力以上の力が或
瞬間だけ発揮できれば、そのときの作動速度は問題とな
らない、例えば、第5図における玉石47を浮石状態に
させるとき、第6図におけるタラムシエルパケット53
の地切りをするとき、さらには、この油圧バックホウ4
0を利用し、掘削穴への機材をつり込み、つり上げなど
の作業では、衝撃的な負荷はな(、機体の安定度が許す
限り、しかも、ゆっくりした速度でのアクチュエータの
作動が得られることが好ましい。
一方、これとは逆に、図示はしないが、同じ油圧バック
ホウ40を用いて、はぐした状態に近い地盤の掘削、柔
かい地山の土砂を掘削、積込みをするようなときの掘削
抵抗、見かけ比重はともに小さ(、勿論、衝撃的な荷重
も少ない。従って、この種作業の施工では、アクチュエ
ータが強力な作動能力を発揮できるようにするよりも、
早い速度で作動し得る能力を付与してお(方が、はるか
に作業能率を高めることができる。
反面、上述のごとき作業遂行上のニーズのみならず、作
業用機械の構造・強度上の観点から検討すると、この種
作業用機械の各部強度は、その機械に明示された定格荷
重が、或限度内で衝撃荷重として負荷したり、或いは、
想定した機械寿命の期間中繰返し負荷したりしても、な
お十分に耐えられうように設計しであるものである。従
って、その機械の使用条件によっては、定格荷重よりも
はるかに小さい負荷のもとで運転されることも往々にし
てあり、そのときは、負荷の大きさに応じて作業速度を
早くして、その結果、万一減速度の大きい衝撃負荷とな
っても強度上の問題はなく、また、この機械の想定寿命
期間に比して、極(短時間で、しかも、衝撃的負荷が発
生し難いような遅い作業速度の下で定格荷重以上の負荷
が加わっても、構成部材に疲労破壊が生ずるようなこと
はなく、そのような作業形態は安全上許されるものであ
る。
以上の観点より、この発明は、当該作業用機械の平準的
な作業時に要求されるアクチュエータの作動力、作動速
度の組合わせ以外に、各種作業形態に応じて、運転者が
作業モードを予め選択的に設定しておくことにより、ア
クチュエータの出力が力強いが低速であり、あるいは力
は弱いが高速であったり、または、必要に応じ、その一
方のみをそれぞれ組合わせ実現させることにより、機体
に悪影響を及ぼしたり、エンジンが過負荷となることの
ないような作業装置制御方法を提供せんとすることを課
題とする。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するため、この発明は次のような手段を
講じた。すなわち、 イ暑 エンジン用のアクセルレバ−に連動し、その操作
角度を検出して信号を出力する回転速度指示発信器と、 口、)複数または無数の作業モードを自由に選択でき、
選択した作業モード毎の信号を出力する作業モード設定
手段と、 ハ暑 受信部に入力される指令信号に従い、エンジンの
回転速度を加減する回転速度設定手段と、二暑 受信部
に入力される指令信号に従い、メインポンプのポンプ容
積を増減させる流量調整手段と ホ暑 受信部に入力される指令信号に従い、リリーフ弁
の設定圧力値を増減させるリリーフ圧設定手段と、 へ薯 前記回転速度指示発信器と作業モード設定手段と
から出力する信号を受け、作業装置用アクチュエータの
作動速度、作動力が、作業モード設定手段で選定された
作業に最も好まし、い値となるような指令信号を、上記
回転速度設定手段、流量調整手段およびリリーフ圧設定
手段の受信部へそれぞれ出力するコントローラと、 を設ける。
作      用 運転者は、実施しようとする作業内容、作業条件に応じ
て作業モード設定手段中の作業モードを予め選定してお
き、作業開始直前、または、想定した作業条件が出現し
たとき、作業モード設定手段を、その位置に設定すると
、コントローラは、そのときのエンジン回転数を示す回
転速度指示発信器と、対応ずる作業条件を示す作業モー
ド設定手段からの信号に基づき、自動的に、作動させる
アクチュエータの作動速度に過不足がないよう流量調整
手段、回転速度設定手段の受信部へ指令信号を入力して
メインポンプの吐出油量を制御し、更に、そのアクチュ
エータの作動力に過不足が生じないよう、リリーフ圧設
定手段の受信部へ指令信号を入力し、アクチュエータへ
の流入圧油の圧力を制御するので、その作業は安全、容
易で、かつ、機械にも無理のかからない範囲で最大の能
力を発揮させることができる。
実   施   例 以下、この発明の実施例を油圧ショベルの作業装置作動
システムに応用したときを例に取り詳細に説明する。
第1図は標準的なりローラ式油圧ショベルに本発明を具
備したときの要部の電気・油圧系統を示す図で、従来技
術のそれである第7図における油圧切換弁群Aおよびこ
れに圧油な供給するメインポンプ3側のみを示し、他の
側は省略しであるが、第1図において第7図と同一部分
には同一符号を付しであるので、それらの部分、構成に
ついての説明は省略する。
図中、2はエンジン1用の噴射ポンプで、付属のレバー
2αを回動すると、エンジンlの回転速度、出力の制御
がなされるものであり、該レバー2αはリンク、ロッド
その他の手段で、コントローラ29から信号回路35を
経て送られてくる指令信号により作動する回転速度設定
手段20に連結しである。16.17はリリーフ弁(た
だし、リリーフ弁17はメインポンプ4の吐出側管路1
9に設けられるものであり、図示を省略)で、その受信
部に、コントローラ29からの指令信号が、信号回路3
3を介して入力すると、そのリリフ圧力の設定値が、指
令信号の大きさに応じて増減し、従って、油圧切換弁群
Aに通じる管路18の最高作動圧力を上記リリーフ弁1
7の設定圧力値に制限する。22.23は、代表例とし
て第1図油圧系統図における油圧切換弁9の切換操作で
作動するシリンダ30の油室に通じる管路30α、30
bの中間から分岐した管路に設けたリリーフ圧設定手段
で、上記油圧切換弁9が中立位置にあるとき、シリンダ
30に外力が作用して管路30α、30bに所定値以上
の高圧が発生したとき関連部分を保護したり、特定の圧
力以上にならないようにしたりする目的で設けられた、
一種のオーバロードリリーフ弁であって、−6的には、
この設定圧力はリリーフ弁16のそれよりも常に若干高
めに設定されることが多(、また、これらのリリーフ圧
設定手段22.23は、前記リリーフ弁16と同様、そ
の受信部に、信号回路31゜32を経てコントローラ2
9からの指令信号が作用すると、その大きさに応じて設
定圧力値が増減する。24は運転席近くに設けたアクセ
ルレバ−で、該アクセルレバ−24の回動中心付近−に
は、その操作角度を検出して、対応した信号をコントロ
ーラ29に入力する回転速度指示発信器25が設けであ
る。また、28は上記と同様、運転席近く、例えば、コ
ントロールスタンド上の操作し易い位置に設け、当該機
械を使用して施工するであろう作業内容、例えば、一般
的な掘削・積込みなどの土工作業(以下、作業モード1
と称す)、柔らかくほぐした状態の土砂の掘削で、掘削
抵抗や比重が小さく、むしろ早いサイクルタイムで作動
することが望ましいと想定される作業(以下、作業モー
ド2と称す)、第5図、第6図で例示した如(、作動速
度は要求しないが、或瞬間だけ、より強力な持上げ力の
発揮が望まれるような作業(以下、作業モード3と称す
)、精密な作動が要求されるので、作動速度、作動力と
もに、より低い値であることの必要な作業C以下、作業
モード4と称す)など、その他、より静粛な運転、省燃
費運転等、多くの希望的運転状態毎の作業モード設定手
段であり、これを運転者が自由に選択的に、希望位置に
設定することにより、設定した作業モード毎に、該作業
モード設定手段28から、特定の信号がコントローラ2
9に入力される。21はメインポンプ3の1回転当りの
容積(以下、ポンプ容積と称す)を無段階に増減させる
流量調整手段であり、従来技術における吐出圧力、油圧
切換弁の操作状態に応じ、エンジン1が過負荷になった
り、無用の吐出油で動力を浪費することがないよう自動
制御機能を有しているほかに、この発明で使用する該流
量調整手段21には、受信部に信号回路34を経てコン
トローラ29からの指令信号が入力されると、その信号
の大きさに応じてポンプ容積を増減させる機能をも有し
ている。
なお、第1図では、メインポンプ3にのみ流量調整手段
21を図示したが、油圧切換弁群Bに属する油圧切換弁
に連なるアクチュエータを、各種作業モードの下で作動
させる必要のあるときは、メインポンプ4にも同様の流
量調整手段を設ければよいが、本図では省略しである。
以上の構成からなるこの発明の作動を、数例について以
下に説明する。
上述したように、コントローラ29は、回転速度指示発
信器25、作業モード設定手段28で選択した位置から
の指令信号を受け、必要な演算を行ったうえ、リリーフ
弁16、回転速度設定手段20、流量調整手段21、リ
リーフ圧設定手段22.23のそれぞれの受信部へ、信
号回路33゜35.34,31.32を経て指令信号を
出力しそれぞれの機器を作動させるのであるが、ある作
業開始に当り、アクセルレバ−24を所定の位置まで回
動させると、その回動角度に応じた信号が回転速度指示
発信器25からコントローラ29に入力され、該コント
ローラ29は上記信号に比例する信号を信号回路35に
出力し、回転速度設定手段20が作動し、噴射ポンプ2
のレバー2αを回動させ、エンジン1を所定の回転数に
なるよう設定する、この状態において、今から始めよう
とする作業内容に応じ、作業モード設定手段28の位置
を選定するのであるが、前記作業モード1゜2.3.4
の場合のそれぞれについて記述する。
先ず、作業モード1を選定して通常の土工作業を行う。
このとき、作業モード設定手段28からの信号がコント
ローラ29へ入力されると、該コントローラ29は、回
転速度指示発信器25からの信号をも加味して演算し、
流量調整手段21に対してはエンジン1が過負荷となら
ない程度のポンプ容積に、また、リリーフ弁16に対し
ては、通常の土工作業ができる設定圧力となるような信
号を出力し、同時に、リリーフ圧設定手段22゜23に
対しては、−Mに、リリーフ弁16の設定圧力よりも幾
分高いが、シリンダ30に外力が作用したとき、管路3
0α、30bに高圧が発生することを回避する設定圧力
となるような指令信号を入力する。このときのポンプ3
のポンプ容積5と吐出圧力pとの関係を第2図のポンプ
特性の線図上で示すと、吐出圧力pの最大はp2を越え
ることはなく、ポンプ容積もの最大はcbzを越えず、
更にアクセルレバ−24の操作量が少ないときはCb、
以下となり、エンジン1の出力に見合うようになってい
る。
次に作業モード設定手段28の位置を作業モード2に選
定して作業装置作動用のアクチュエータ、すなわち、第
1図のシリンダ30を早い速度で作動させたいときを例
示する。作業モード2の位置へ操作された作業モード設
定手段28からコントローラ29へ入力される信号によ
り、該コントローラ29は、回転速度指示発信器25か
らの入力信号をも加味して演算処理し、流量調整手段2
1の受信部に対しては、第2図に示すポンプ容積5が1
5通常の土工作業時におけるポンプ容積Cb2よりも大
きいChIへど増大するが、その時のエンジン1の出力
の範囲を越えないポンプ容積に制限する如き信号を、リ
リーフ弁16、リリーフ圧設定手段22.23に対して
は、それぞれ、ポンプ容積およびアクチュエータ作動速
度が増大しても作業装置が安全であるが如き、通常土工
作業時よりも低いリリーフ設定圧力となるような指令信
号を出力する。このときのメインポンプ3の特性を第2
図上で説明すると、吐出圧力Pの最大値は、前記作業モ
ード1のときのP2よりも低いP3を越えることはなく
、ポンプ容積ちの最大はもよりも大きい私まで増大可能
であるが、そのときのエンジン1の出力の範囲に制限さ
れる。なお、このように作業モードにおいて、平均的に
アクチュエータへの負荷が小さ(、かつ、アクチュエー
タの大きい作動速度をさほど必要としないような作業状
態のある機械では、回転速度指示発信器25の信号の如
何にかかわらず、コントローラ29は回転速度設定手段
20に対し、エンジン1の回転速度、すなわち、出力を
減じる指令信号と、流量調整手段21に対し、ポンプ容
積5がChIとなるような指令信号を出力するようなプ
ログラム回路となるよう、作業モード設定手段28の設
定位置を設けてもよい。
次に、作業モード設定手段28の位置を作業モード3に
選定して短時間のアクチュエータ作動力を増大させると
きを例示する。作業モード3の位置へ操作された作業モ
ード設定手段28からコントローラ29へ入力される信
号により、該コントローラ29は、回転速度指示発信器
25からの入力信号をも加味して演算処理し、先ずアク
チュエタの作動が衝撃的にならないようにするため、流
量調整手段21の受信部に対しては、第2図に示すポン
プ容積5が通常の土工作業時のそれであるcbzよりも
小さい$3またはそれ以下のポンプ容積となるような指
令信号を、また、同時に、リリーフ弁16、リリーフ圧
設定手段22.23の受信部に対しては、通常の土工作
業時よりも高いリリーフ設定圧力となるような指令信号
を出力する。
このときのメインポンプ3の特性を第2図上で説明する
と、吐出圧力Pは通常の土工作業時の最高リリーフ圧力
P2を越える設定圧力P1まで昇圧可能で、それだけ、
当該アクチュエータの作動力は増大可能であるが、ポン
プ容積5は通常の土工作業時のときのそれぞれであるC
b2よりも小さい塾またはそれ以下に制限され、エンジ
ン1の回転数が同一であっても、吐出油量は少なく、従
って、上述の如くアクチュエータの作動は衝撃的になる
ことはない。
なお、この作業モード3のときの上記リリーフ弁16、
リリーフ設定手段22.23の設定圧力が、通常の土工
作業時の設定圧力よりも高い状態が長時間にわたり継続
することは、その機械の耐久性上好ましくないことのみ
ならず、総合的な作業能力の低下にもつながることとな
るので、この作業モードを選択したときのみ作動するタ
イマー機能をコントローラ29などに内蔵しておき、ア
クチュエータ作動用操作レバー上などに設けたスイッチ
を押してから一定時間だけ、または、該スイッチを押し
ている時間だけ、作業モード3の状態が保持できるよう
にすることが望ましい。
次いで、作業モード設定手段28の位置を作業モード4
に設定して、例えば、法面の表面仕上げ、溝底さらえな
どのような精密な最終工程作業、土留工での機材つり込
み作業で正確な作動が必要なときの例を示す。作業モー
ド4の位置へ操作された作業モード設定手段28からコ
ントローラ29へ入力される信号により、該コントロー
ラ29は、流量調整手段21の受信部に対しては、例え
ば、第2図に示すポンプ容積5が、通常のそれよりも遥
かに小さいCb4とならないような指令信号を、また同
時に、リリーフ弁16.リリーフ圧設定手段22.23
の受信部に対しては通常のそれよりも若干高い圧力、例
えばPlおよびそれ以上となるような指令信号を出力す
る。更に、コントローラ29は、上記ポンプ容積も4、
リリーフ弁16の設定圧力P、を維持させる出力信号を
もとに、エンジン1に要求される出力を演算し、それに
対応ずる回転数となるよう、回転速度設定手段20の受
信部へ指令信号を入力するので、適正なエンジン回転数
、低騒音の下で精密な作業が正確にできる。
第3図、第4図は、この発明の実施例を示す第1図にお
けるリリーフ弁16またはリリーフ圧設定手段22.2
3の代りに使用することのできるリリーフ圧設定手段の
他の例を示す電気・油圧系統図であり、何れも、前述の
実施例における作業モード1,2,3.4などのような
有限複数段階のリリーフ圧設定のときにのみ利用される
手段の例を示すものである。そうして、第3図において
は、切換弁37が作業モード設定手段28、コントロー
ラ29からの指令信号で、それぞれの位置に切換えられ
、それらの位置に応じてリリーフ圧設定手段36の受信
部36cL、36bの何れかへ圧力信号が作用したり、
あるいは全く作用しなかったりすることにより、管路1
8,30αまたは30bの最高圧力を限定する。また、
第4図では、作業モード設定手段28、コントローラ2
9からの指令信号にもとづきスイッチ位置が切換えられ
る切換スイッチ39αと、該切換スイッチ39を経ての
通電状態に対応して開閉するリレー39bとからなる選
択手段39により、複数のリリーフ圧設定手段38にL
、38b、38c、−・−・・の何れかが作動して管路
18.30cあるいは3obの最高圧力を限定するよう
になっている。
以上でこの発明の詳細な説明してきたが、この発明は前
述の実施例に示す4個の作業モードに限定するものでは
勿論なく、更に当該作業用機械が使用されるであろう各
種作業条件に合致する作業モード設定手段の位置を無段
階に設け、これに対応ずるコントローラの機能とを付加
してお(ことにより、例えば、同一のエンジン負荷状態
の下で、軽負荷作業に対しては早い速度で、逆に重負荷
作業には遅い速度で作業装置を作動させるなど自由に無
段階の作業モードが選定でき、利用範囲が拡大されるこ
とは勿論であるほか、実施例においての説明は省略しで
あるが、アクチュエータ作動用の油圧切換弁の操作信号
をコントローラ29へ入力して、或特定の1ないし複数
の油圧切換弁が切換えられたときにのみ、当該アクチュ
エータが選択された作業モード1,2,3.4など多段
階の運転状態にすることも容易である。
発  明  の  効  果 以上述べたように、この発明では、作業用機械の作業装
置を作動させるアクチュエータに流入する圧油の流量、
最高圧力は、コントローラから出力する指令信号に基づ
いて作動するエンジンの回転速度設定手段、油圧管路の
リリーフ圧の制限をするリリーフ弁およびリリーフ圧設
定手段、メインポンプのポンプ容積を制御する流量調整
手段などにより自動的に制御され、上記コントローラが
出力する指令信号は、運転者が予め想定した作業モード
に合わせ選定する作業モード設定手段の位置に応じて発
信する信号が該コントローラに入力され、その作業条件
に最も適した作業装置の作動速度、作動力が発揮され、
さらに、ある作業モト設定手段の位置によっては無駄な
エンジンの高速回転もさけるようになっているので、同
一機械でもって多工程の作業を円滑、容易に遂行できる
。従って、誤操作は少なく、他に危害を及ぼしたり、機
械の寿命を短縮させるような運転状態になることもなく
、かつ、静粛な運転にもつながり、熟練した運転者、不
馴れな運転者にも有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の構成の要部を示す電気・油圧系統図
、第2図は第1図におけるメインポンプの作動特性を示
す線図、第3図、第4図は何れもこの発明に利用可能の
リリーフ圧設定手段の第2実施例、第3実施例を示す要
部電気・油圧系統図、第5図、第6図は何れも油圧ショ
ベルに異なる種類のフロントアタッチメントを装備して
、それぞれの作業をしている図であり、第5図はバック
ホウ作業、第6図は深掘りクラムシェル作業中の側面図
、第7図は上記油圧ショベルの従来の油圧系統図、第8
図は従来技術の油圧ショベル用メインポンプの吐出圧力
、油量の特性線図である。 16.17・・・・・・・・・・・・・・リリーフ弁2
0・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・回転速度
設定手段21・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・流量調整手段22.23,36.38・・リリーフ圧
設定手段25・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・回転速度指示発信器28・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・作業モード設定手段29・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・コントローラ以上 干 図 n 9弓 図 第 図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エンジンで駆動する可変容積形メインポンプの吐
    出圧油を、油圧切換弁で切換えて作業装置用アクチュエ
    ータを作動させ各種作業をする油圧式作業機械において
    、エンジン制御用アクセルレバーの操作角度を検出して
    、それに応ずる信号を出力する回転速度指示発信器と、
    運転者が自在に選択可能の作業モード位置を有し、該作
    業モード位置毎の信号を出力する作業モード設定手段と
    、作業装置用アクチュエータの作動速度が、それぞれの
    作業モードに適合するが如き吐出油量が得られるよう、
    エンジンの回転数を指令信号に従い増減させる回転速度
    設定手段と、指令信号に従いメインポンプのポンプ容積
    を増減させる流量調整手段と、作業装置用アクチュエー
    タへ圧油を供給する管路の途中に設けられ、該管路から
    リリーフする上限圧力値を、指令信号に従い増減させる
    リリーフ圧設定手段と、前記回転速度指示発信器と作業
    モード設定手段とからの信号を受け、上記回転速度設定
    手段、流量調整手段ならびにリリーフ圧設定手段の受信
    部へ、それぞれの作業モードに対応した指令信号を出力
    するコントローラとからなる油圧式作業用機械の作業装
    置制御方法。
  2. (2)作業モード設定手段から出力する信号が、コント
    ローラを介してリリーフ圧設定手段の受信部に入力され
    、該リリーフ圧設定手段で得られるリリーフ設定圧力の
    大きさに反比例してメインポンプの吐出油量を増減させ
    るべく、流量調整手段ならびに回転速度設定手段のそれ
    ぞれの受信部へ指令信号を出力する機能を有するコント
    ローラを備えてなる、上記特許請求の範囲第(1)項記
    載の油圧式作業用機械の作業装置制御方法。
JP9474490A 1990-04-09 1990-04-09 油圧式作業用機械の制御装置 Expired - Lifetime JP2863599B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9474490A JP2863599B2 (ja) 1990-04-09 1990-04-09 油圧式作業用機械の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9474490A JP2863599B2 (ja) 1990-04-09 1990-04-09 油圧式作業用機械の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03293433A true JPH03293433A (ja) 1991-12-25
JP2863599B2 JP2863599B2 (ja) 1999-03-03

Family

ID=14118636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9474490A Expired - Lifetime JP2863599B2 (ja) 1990-04-09 1990-04-09 油圧式作業用機械の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2863599B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3351799B2 (ja) * 1996-08-09 2002-12-03 株式会社小松製作所 エンジンおよび可変容量型油圧ポンプの制御装置
KR100806269B1 (ko) * 2000-07-28 2008-02-22 가부시키가이샤 고마쓰 세이사쿠쇼 유압식 굴삭차량
EP1925825A2 (en) 2006-11-27 2008-05-28 Kobelco Construction Machinery Co., Ltd. Relief pressure switching apparatus for hydraulic working machine
JP2020008043A (ja) * 2018-07-04 2020-01-16 コベルコ建機株式会社 作業機械の油圧駆動装置
CN115387416A (zh) * 2021-07-30 2022-11-25 长江生态环保集团有限公司 一种采用冲刷探挖设备进行基坑探挖的施工方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4554350B2 (ja) * 2004-12-24 2010-09-29 日立建機株式会社 把持力制御装置および作業機械

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3351799B2 (ja) * 1996-08-09 2002-12-03 株式会社小松製作所 エンジンおよび可変容量型油圧ポンプの制御装置
KR100806269B1 (ko) * 2000-07-28 2008-02-22 가부시키가이샤 고마쓰 세이사쿠쇼 유압식 굴삭차량
EP1925825A2 (en) 2006-11-27 2008-05-28 Kobelco Construction Machinery Co., Ltd. Relief pressure switching apparatus for hydraulic working machine
EP1925825A3 (en) * 2006-11-27 2012-05-02 Kobelco Construction Machinery Co., Ltd. Relief pressure switching apparatus for hydraulic working machine
JP2020008043A (ja) * 2018-07-04 2020-01-16 コベルコ建機株式会社 作業機械の油圧駆動装置
CN115387416A (zh) * 2021-07-30 2022-11-25 长江生态环保集团有限公司 一种采用冲刷探挖设备进行基坑探挖的施工方法
CN115387416B (zh) * 2021-07-30 2023-08-15 长江生态环保集团有限公司 一种采用冲刷探挖设备进行基坑探挖的施工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2863599B2 (ja) 1999-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5026055B2 (ja) 複数アクチュエータの圧力に基づく流れ制御システム
US7797934B2 (en) Anti-stall system utilizing implement pilot relief
US9341198B2 (en) Hydraulic drive device for working machine
KR20120123109A (ko) 유압 작업기
WO2005042983A1 (en) Hydraulic system for a work machine
JP5096417B2 (ja) 建設機械の油圧制御装置
JPH03293433A (ja) 油圧式作業用機械の制御装置
EP1561866B1 (en) Construction machine
KR101186568B1 (ko) 작업모드 설정기능이 구비된 유압시스템
JP3703649B2 (ja) 建設機械の油圧駆動装置
JP6691482B2 (ja) 作業車両および動作制御方法
JP3965932B2 (ja) 油圧ショベルの油圧制御回路
JP2018135704A (ja) 油圧ショベル
JP7001572B2 (ja) 建設機械
JP3145810B2 (ja) 可変容量型油圧ポンプ制御装置
JP2020122270A (ja) 建設機械
JP3810942B2 (ja) 建設機械の油圧駆動装置
JPS62224702A (ja) 油圧アクチユエ−タ可変作動システム
JP2011106090A (ja) 油圧作業機
JPH09165791A (ja) 作業機械の油圧回路
KR100438928B1 (ko) 굴삭기의 미세작업 제어를 위한 유압제어장치
JP6759135B2 (ja) 建設機械の油圧制御装置
JP6660907B2 (ja) 建設機械
JPH0720194Y2 (ja) 油圧シヨベルの油圧回路
JP2024029878A (ja) ポンプ制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071211

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081211

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081211

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091211

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091211

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101211

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101211

Year of fee payment: 12