JP3145668B2 - 油圧式建設機械の非常脱出装置と非常脱出方法 - Google Patents
油圧式建設機械の非常脱出装置と非常脱出方法Info
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- JP3145668B2 JP3145668B2 JP31567897A JP31567897A JP3145668B2 JP 3145668 B2 JP3145668 B2 JP 3145668B2 JP 31567897 A JP31567897 A JP 31567897A JP 31567897 A JP31567897 A JP 31567897A JP 3145668 B2 JP3145668 B2 JP 3145668B2
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- construction machine
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道レール上を移
動可能な建設機械の非常脱出装置および非常脱出方法に
関する。
動可能な建設機械の非常脱出装置および非常脱出方法に
関する。
【0002】
【従来技術】鉄道軌道の敷設作業、保守作業および軌道
周辺の施設の整備作業等に鉄道軌道上を走行可能にした
建設機械、例えば油圧ショベルがしばしば用いられる。
これらの建設機械にあっては、作業中はレール上を走行
するが、列車が通過する際には、レール上から待避しな
ければならない。この場合、通常は、建設機械本体の動
力により、走行体を駆動させて待避できるが、不測の事
態でエンジンが停止し、エンジンの起動が行えなくなっ
た場合には、レール上から待避することができず、待避
するまで、列車の通過を止めなければならず、列車ダイ
ヤに乱れを起こす原因となる。そこで、エンジンが止ま
っても外部電源を利用して車体の油圧力を作動させて建
設機械を鉄道の軌道外へ脱出させる装置として、実開平
3−50605号公報に開示されているものが知られて
いる。この装置は、油圧ショベル本体のエンジン、エン
ジンにより駆動されるポンプ、ポンプから吐出される吐
出油が通過するコントロールバルブ、コントロールバル
ブを通過した吐出油が供給される各シリンダからなる標
準の油圧回路のポンプ、コントロールバルブ間に、管路
を介してチェックバルブを介在し、外部電源と、建設機
械本体に設けた別のポンプとこのポンプを駆動するため
の電動モータとにより構成されるポンプモータユニット
により発生させた油圧源をこのチェックバルブを介して
標準油圧回路内に供給し、建設機械を作動させて軌道外
へ脱出させるようにしたものである。
周辺の施設の整備作業等に鉄道軌道上を走行可能にした
建設機械、例えば油圧ショベルがしばしば用いられる。
これらの建設機械にあっては、作業中はレール上を走行
するが、列車が通過する際には、レール上から待避しな
ければならない。この場合、通常は、建設機械本体の動
力により、走行体を駆動させて待避できるが、不測の事
態でエンジンが停止し、エンジンの起動が行えなくなっ
た場合には、レール上から待避することができず、待避
するまで、列車の通過を止めなければならず、列車ダイ
ヤに乱れを起こす原因となる。そこで、エンジンが止ま
っても外部電源を利用して車体の油圧力を作動させて建
設機械を鉄道の軌道外へ脱出させる装置として、実開平
3−50605号公報に開示されているものが知られて
いる。この装置は、油圧ショベル本体のエンジン、エン
ジンにより駆動されるポンプ、ポンプから吐出される吐
出油が通過するコントロールバルブ、コントロールバル
ブを通過した吐出油が供給される各シリンダからなる標
準の油圧回路のポンプ、コントロールバルブ間に、管路
を介してチェックバルブを介在し、外部電源と、建設機
械本体に設けた別のポンプとこのポンプを駆動するため
の電動モータとにより構成されるポンプモータユニット
により発生させた油圧源をこのチェックバルブを介して
標準油圧回路内に供給し、建設機械を作動させて軌道外
へ脱出させるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した実開平3−5
0605号公報の装置は、そのポンプモータユニットが
ポンプとそれを駆動するための電動モータとにより構成
されるものであり、本体内に新たな原動機を搭載しなけ
ればならない。この搭載される電動モータは、建設機械
の駆動に必要な油圧源を発生させるため、そのポンプを
駆動させるためには、出力の大きな電動モータが必要で
あり、電動モータ自体の大きさが大きくなってその収容
に大きなスペースを必要とし、他の機器の配置を考慮し
て設置スペースを確保しなければならない。ポンプ駆動
の原動機として電動モータを用いているため、予め電源
を必要とし、電源の確保が難しい場所にあっては、その
装置を用いることができない。
0605号公報の装置は、そのポンプモータユニットが
ポンプとそれを駆動するための電動モータとにより構成
されるものであり、本体内に新たな原動機を搭載しなけ
ればならない。この搭載される電動モータは、建設機械
の駆動に必要な油圧源を発生させるため、そのポンプを
駆動させるためには、出力の大きな電動モータが必要で
あり、電動モータ自体の大きさが大きくなってその収容
に大きなスペースを必要とし、他の機器の配置を考慮し
て設置スペースを確保しなければならない。ポンプ駆動
の原動機として電動モータを用いているため、予め電源
を必要とし、電源の確保が難しい場所にあっては、その
装置を用いることができない。
【0004】本発明は、上述した問題を解決するために
なされたもので、油圧源を発生させるポンプの駆動装置
の大きさを小さくし、また、外部電源の確保が困難な場
所でも使用することができる建設機械の非常脱出装置お
よび非常脱出方法を提供することを目的とする。
なされたもので、油圧源を発生させるポンプの駆動装置
の大きさを小さくし、また、外部電源の確保が困難な場
所でも使用することができる建設機械の非常脱出装置お
よび非常脱出方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述する課題を解決する
ために、請求項1に記載の発明は、建設機械本体に設け
られた複数の油圧アクチュエータと、前記油圧アクチュ
エータに圧油を供給する油圧ポンプと、前記油圧ポンプ
を駆動する原動機と、前記油圧ポンプに接続され、前記
油圧アクチュエータの駆動を制御するアクチュエータ回
路とを備え、前記建設機械本体に設けられる油圧ポン
プ、原動機とは別に設けられる非常脱出用の原動機、油
圧ポンプおよび作動油タンクからなる油圧源ユニット
と、前記油圧源ユニットによって発生される圧油によっ
て駆動する油圧モータと、この油圧モータによって駆動
され、前記アクチュエータ回路に接続可能な油圧ポンプ
とからなるモータユニットとを具備するものである。
ために、請求項1に記載の発明は、建設機械本体に設け
られた複数の油圧アクチュエータと、前記油圧アクチュ
エータに圧油を供給する油圧ポンプと、前記油圧ポンプ
を駆動する原動機と、前記油圧ポンプに接続され、前記
油圧アクチュエータの駆動を制御するアクチュエータ回
路とを備え、前記建設機械本体に設けられる油圧ポン
プ、原動機とは別に設けられる非常脱出用の原動機、油
圧ポンプおよび作動油タンクからなる油圧源ユニット
と、前記油圧源ユニットによって発生される圧油によっ
て駆動する油圧モータと、この油圧モータによって駆動
され、前記アクチュエータ回路に接続可能な油圧ポンプ
とからなるモータユニットとを具備するものである。
【0006】請求項2に記載の発明は、建設機械本体に
設けられた複数の油圧アクチュエータと、前記油圧アク
チュエータに圧油を供給する油圧ポンプと、前記油圧ポ
ンプを駆動する原動機と、前記油圧ポンプに接続され、
前記油圧アクチュエータの駆動を制御するアクチュエー
タ回路と、前記アクチュエータ回路と前記油圧ポンプと
の間に、外部からの圧油の供給口となる供給管路を備
え、前記建設機械本体に設けられる油圧ポンプ、原動機
とは別に設けられる非常脱出用の原動機、油圧ポンプお
よび作動油タンクからなる油圧源ユニットと、前記油圧
源ユニットによって発生される圧油によって駆動する油
圧モータと、この油圧モータによって駆動され、前記供
給管路に接続可能な油圧ポンプとからなるモータユニッ
トとを具備し、前記油圧源ユニットの油圧ポンプおよび
作動油タンクと前記モータユニットの油圧モータ、前記
モータユニットの油圧ポンプと前記建設機械本体の供給
管路および作動油タンクとはそれぞれ油圧カプラにより
接続されるものである。
設けられた複数の油圧アクチュエータと、前記油圧アク
チュエータに圧油を供給する油圧ポンプと、前記油圧ポ
ンプを駆動する原動機と、前記油圧ポンプに接続され、
前記油圧アクチュエータの駆動を制御するアクチュエー
タ回路と、前記アクチュエータ回路と前記油圧ポンプと
の間に、外部からの圧油の供給口となる供給管路を備
え、前記建設機械本体に設けられる油圧ポンプ、原動機
とは別に設けられる非常脱出用の原動機、油圧ポンプお
よび作動油タンクからなる油圧源ユニットと、前記油圧
源ユニットによって発生される圧油によって駆動する油
圧モータと、この油圧モータによって駆動され、前記供
給管路に接続可能な油圧ポンプとからなるモータユニッ
トとを具備し、前記油圧源ユニットの油圧ポンプおよび
作動油タンクと前記モータユニットの油圧モータ、前記
モータユニットの油圧ポンプと前記建設機械本体の供給
管路および作動油タンクとはそれぞれ油圧カプラにより
接続されるものである。
【0007】請求項3に記載の発明は、前記油圧源ユニ
ットは、前記油圧式建設機械とは別の油圧式建設機械の
原動機、油圧ポンプ、および作動油タンクであるもので
ある。
ットは、前記油圧式建設機械とは別の油圧式建設機械の
原動機、油圧ポンプ、および作動油タンクであるもので
ある。
【0008】請求項4に記載の発明は、前記モータユニ
ットは、建設機械本体に着脱可能としたものである。
ットは、建設機械本体に着脱可能としたものである。
【0009】請求項5に記載の発明は、前記油圧源ユニ
ットは、前記油圧ポンプから吐出される圧油を前記アク
チュエータ回路を通さずに前記建設機械本体のアクチュ
エータに供給する供給する供給管路と、この供給管路に
設けられて前記建設機械本体のアクチュエータに供給さ
れる圧油を制御する制御弁とをさらに備えたことを特徴
とする。
ットは、前記油圧ポンプから吐出される圧油を前記アク
チュエータ回路を通さずに前記建設機械本体のアクチュ
エータに供給する供給する供給管路と、この供給管路に
設けられて前記建設機械本体のアクチュエータに供給さ
れる圧油を制御する制御弁とをさらに備えたことを特徴
とする。
【0010】請求項6に記載の発明は、建設機械本体に
設けられた複数の油圧アクチュエータと、前記油圧アク
チュエータに圧油を供給する油圧ポンプと、前記油圧ポ
ンプを駆動する原動機と、前記油圧ポンプに接続され、
前記油圧アクチュエータの駆動を制御するアクチュエー
タ回路とを備え、前記建設機械本体に設けられる油圧ポ
ンプ、原動機とは別に設けられる非常脱出用の原動機、
油圧ポンプおよび作動油タンクからなる油圧源ユニット
と、前記油圧源ユニットによって発生される圧油によっ
て駆動する油圧モータと、この油圧モータによって駆動
され、前記アクチュエータ回路に接続可能な油圧ポンプ
とからなるモータユニットとを具備し、前記油圧源ユニ
ットの油圧ポンプおよび作動油タンクと前記モータユニ
ットの油圧モータとをそれぞれ接続し、前記モータユニ
ットの油圧ポンプと前記建設機械本体のアクチュエータ
回路および作動油タンクとをそれぞれ接続し、前記油圧
源ユニットの圧油により前記モータユニットの油圧モー
タを駆動し、この油圧モータによって油圧ポンプを駆動
して前記アクチュエータ回路に圧油を供給して前記油圧
アクチュエータを駆動して前記油圧式建設機械を脱出さ
せるものである。
設けられた複数の油圧アクチュエータと、前記油圧アク
チュエータに圧油を供給する油圧ポンプと、前記油圧ポ
ンプを駆動する原動機と、前記油圧ポンプに接続され、
前記油圧アクチュエータの駆動を制御するアクチュエー
タ回路とを備え、前記建設機械本体に設けられる油圧ポ
ンプ、原動機とは別に設けられる非常脱出用の原動機、
油圧ポンプおよび作動油タンクからなる油圧源ユニット
と、前記油圧源ユニットによって発生される圧油によっ
て駆動する油圧モータと、この油圧モータによって駆動
され、前記アクチュエータ回路に接続可能な油圧ポンプ
とからなるモータユニットとを具備し、前記油圧源ユニ
ットの油圧ポンプおよび作動油タンクと前記モータユニ
ットの油圧モータとをそれぞれ接続し、前記モータユニ
ットの油圧ポンプと前記建設機械本体のアクチュエータ
回路および作動油タンクとをそれぞれ接続し、前記油圧
源ユニットの圧油により前記モータユニットの油圧モー
タを駆動し、この油圧モータによって油圧ポンプを駆動
して前記アクチュエータ回路に圧油を供給して前記油圧
アクチュエータを駆動して前記油圧式建設機械を脱出さ
せるものである。
【0011】請求項7に記載の発明は、建設機械本体に
設けられた複数の油圧アクチュエータと、前記油圧アク
チュエータに圧油を供給する油圧ポンプと、前記油圧ポ
ンプを駆動する原動機と、前記油圧ポンプに接続され、
前記油圧アクチュエータの駆動を制御するアクチュエー
タ回路と、前記アクチュエータ回路と前記油圧ポンプと
の間に、外部からの圧油の供給口となる供給管路を備
え、前記建設機械本体に設けられる油圧ポンプ、原動機
とは別に設けられる非常脱出用の原動機、油圧ポンプお
よび作動油タンクからなる油圧源ユニットと、前記油圧
源ユニットによって発生される圧油によって駆動する油
圧モータと、この油圧モータによって駆動され、前記供
給管路に接続可能な油圧ポンプとからなるモータユニッ
トとを具備し、前記油圧源ユニットの油圧ポンプおよび
作動油タンクと前記モータユニットの油圧モータとをそ
れぞれ油圧カプラにより接続し、前記モータユニットの
油圧ポンプと前記建設機械本体の供給管路および作動油
タンクとを油圧カプラにより接続し、前記油圧源ユニッ
トの圧油により前記モータユニットの油圧モータを駆動
し、この油圧モータによって油圧ポンプを駆動して前記
アクチュエータ回路に圧油を供給して前記油圧アクチュ
エータを駆動して前記油圧式建設機械を脱出させるもの
である。
設けられた複数の油圧アクチュエータと、前記油圧アク
チュエータに圧油を供給する油圧ポンプと、前記油圧ポ
ンプを駆動する原動機と、前記油圧ポンプに接続され、
前記油圧アクチュエータの駆動を制御するアクチュエー
タ回路と、前記アクチュエータ回路と前記油圧ポンプと
の間に、外部からの圧油の供給口となる供給管路を備
え、前記建設機械本体に設けられる油圧ポンプ、原動機
とは別に設けられる非常脱出用の原動機、油圧ポンプお
よび作動油タンクからなる油圧源ユニットと、前記油圧
源ユニットによって発生される圧油によって駆動する油
圧モータと、この油圧モータによって駆動され、前記供
給管路に接続可能な油圧ポンプとからなるモータユニッ
トとを具備し、前記油圧源ユニットの油圧ポンプおよび
作動油タンクと前記モータユニットの油圧モータとをそ
れぞれ油圧カプラにより接続し、前記モータユニットの
油圧ポンプと前記建設機械本体の供給管路および作動油
タンクとを油圧カプラにより接続し、前記油圧源ユニッ
トの圧油により前記モータユニットの油圧モータを駆動
し、この油圧モータによって油圧ポンプを駆動して前記
アクチュエータ回路に圧油を供給して前記油圧アクチュ
エータを駆動して前記油圧式建設機械を脱出させるもの
である。
【0012】請求項8に記載の発明は、前記油圧源ユニ
ットは、前記油圧ポンプから吐出される圧油を前記アク
チュエータ回路を通さずに前記建設機械本体のアクチュ
エータに供給する供給する供給管路と、この供給管路に
設けられて前記建設機械本体のアクチュエータに供給さ
れる圧油を制御する制御弁とをさらに備え、前記油圧源
ユニットの供給管路と前記建設機械本体のアクチュエー
タとを接続し、前記油圧源ユニットの油圧ポンプからの
圧油を前記制御弁により制御して前記建設機械本体のア
クチュエータを駆動するものである。
ットは、前記油圧ポンプから吐出される圧油を前記アク
チュエータ回路を通さずに前記建設機械本体のアクチュ
エータに供給する供給する供給管路と、この供給管路に
設けられて前記建設機械本体のアクチュエータに供給さ
れる圧油を制御する制御弁とをさらに備え、前記油圧源
ユニットの供給管路と前記建設機械本体のアクチュエー
タとを接続し、前記油圧源ユニットの油圧ポンプからの
圧油を前記制御弁により制御して前記建設機械本体のア
クチュエータを駆動するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】図1〜図6により、本発明におけ
る油圧式建設機械の非常用脱出装置の一実施の形態を説
明する。図1は、本発明の油圧式建設機械の非常用脱出
装置の全体構成を説明する全体構成図、図2は、本発明
が採用される油圧式建設機械の一例としての油圧ショベ
ルの全体構成を示す側面図、図3は、本発明の油圧式建
設機械の非常用脱出装置における油圧源ユニットの構成
を示す平面図、図4は、図3の側面図、図5(A)は、
本発明の油圧式建設機械の非常用脱出装置におけるモー
タユニットの構成を示す背面図で、図5(B)は図5
(A)に示すモータユニットの油圧建設機械への取付け
状態を示す側面図である。図6は、本発明の油圧式建設
機械の非常用脱出装置における脱出作業時の接続関係を
説明する状態説明図である。
る油圧式建設機械の非常用脱出装置の一実施の形態を説
明する。図1は、本発明の油圧式建設機械の非常用脱出
装置の全体構成を説明する全体構成図、図2は、本発明
が採用される油圧式建設機械の一例としての油圧ショベ
ルの全体構成を示す側面図、図3は、本発明の油圧式建
設機械の非常用脱出装置における油圧源ユニットの構成
を示す平面図、図4は、図3の側面図、図5(A)は、
本発明の油圧式建設機械の非常用脱出装置におけるモー
タユニットの構成を示す背面図で、図5(B)は図5
(A)に示すモータユニットの油圧建設機械への取付け
状態を示す側面図である。図6は、本発明の油圧式建設
機械の非常用脱出装置における脱出作業時の接続関係を
説明する状態説明図である。
【0014】まず、図1により、本発明の全体構成を概
略説明する。本発明における油圧式建設機械の非常用脱
出装置は、本発明が適用される油圧ショベルAと、油圧
ショベルAとは別に設けられる油圧源ユニットB、モー
タユニットCから構成される。以下、個々の構成につい
て詳述する。
略説明する。本発明における油圧式建設機械の非常用脱
出装置は、本発明が適用される油圧ショベルAと、油圧
ショベルAとは別に設けられる油圧源ユニットB、モー
タユニットCから構成される。以下、個々の構成につい
て詳述する。
【0015】まず、油圧ショベルAは、図2に示すよう
に、走行装置1によって駆動する履帯式の走行体2と、
走行体2上に旋回装置3を介して旋回動作可能に設けら
れた旋回体4と、旋回体4に設けられる作業装置5とか
ら大略構成される。走行装置1および旋回装置3には、
それぞれ駆動力を発生させる油圧アクチュエータとして
の油圧モータ(図示せず)が設けられている。また、作
業装置5は、旋回体4の前方に回動可能に設けられたブ
ーム6と、ブーム6の先端部に回動可能に設けられたア
ーム7と、アーム7の先端に回動可能に設けられた作業
具としてのバケット8とから構成され、そして、それら
は、それぞれ、油圧アクチュエータとしてのブームシリ
ンダ9、アームシリンダ10、バケットシリンダ11に
よって駆動される。
に、走行装置1によって駆動する履帯式の走行体2と、
走行体2上に旋回装置3を介して旋回動作可能に設けら
れた旋回体4と、旋回体4に設けられる作業装置5とか
ら大略構成される。走行装置1および旋回装置3には、
それぞれ駆動力を発生させる油圧アクチュエータとして
の油圧モータ(図示せず)が設けられている。また、作
業装置5は、旋回体4の前方に回動可能に設けられたブ
ーム6と、ブーム6の先端部に回動可能に設けられたア
ーム7と、アーム7の先端に回動可能に設けられた作業
具としてのバケット8とから構成され、そして、それら
は、それぞれ、油圧アクチュエータとしてのブームシリ
ンダ9、アームシリンダ10、バケットシリンダ11に
よって駆動される。
【0016】なお、旋回体4の後端部には、作業装置5
との重量的な釣り合いを保つためにカウンタウエイトと
呼ばれる重錘4aが設けられる。(以下、カウンタウエ
イト4aという。) また、旋回体4上には、前述のブームシリンダ9、アー
ムシリンダ10、バケットシリンダ11および走行用、
旋回用油圧モータの駆動源となる圧油を発生させる油圧
ポンプ12、13及び補助油圧ポンプ14、15と、油
圧ポンプ12、13および補助油圧ポンプ14、15を
駆動するエンジン(図示せず)と、油圧ポンプ12、1
3から吐出され、ブームシリンダ9、アームシリンダ1
0、バケットシリンダ11および走行用、旋回用油圧モ
ータへ供給される圧油を制御するコントロールバルブ等
の油圧機器を含むアクチュエータ回路16(図1参照)
とが設けられる。なお、補助油圧ポンプ14、15は、
コントロールバルブを切換操作するためのパイロット操
作用および/またはバケット以外の他の作業具を取り付
けたときの補助油圧源として用いられるものである。
との重量的な釣り合いを保つためにカウンタウエイトと
呼ばれる重錘4aが設けられる。(以下、カウンタウエ
イト4aという。) また、旋回体4上には、前述のブームシリンダ9、アー
ムシリンダ10、バケットシリンダ11および走行用、
旋回用油圧モータの駆動源となる圧油を発生させる油圧
ポンプ12、13及び補助油圧ポンプ14、15と、油
圧ポンプ12、13および補助油圧ポンプ14、15を
駆動するエンジン(図示せず)と、油圧ポンプ12、1
3から吐出され、ブームシリンダ9、アームシリンダ1
0、バケットシリンダ11および走行用、旋回用油圧モ
ータへ供給される圧油を制御するコントロールバルブ等
の油圧機器を含むアクチュエータ回路16(図1参照)
とが設けられる。なお、補助油圧ポンプ14、15は、
コントロールバルブを切換操作するためのパイロット操
作用および/またはバケット以外の他の作業具を取り付
けたときの補助油圧源として用いられるものである。
【0017】また、図1に示すように油圧ポンプ12〜
15とアクチュエータ回路16との間の管路には、それ
ぞれ、油圧ポンプ12〜15からアクチュエータ回路1
6への圧油の流れのみ許容するチェック弁17〜20が
設けられている。21は、油圧ポンプ12〜15から吐
出される作動油が貯留されるタンク、21aは、タンク
21の作動油の外部への供給口となる油圧カプラ、22
〜25はそれぞれ、一端が油圧ポンプ12〜15とアク
チュエータ回路16とを接続する管路に接続され、他端
に油圧カプラ22a〜25aがそれぞれ設けられた供給
管路である。
15とアクチュエータ回路16との間の管路には、それ
ぞれ、油圧ポンプ12〜15からアクチュエータ回路1
6への圧油の流れのみ許容するチェック弁17〜20が
設けられている。21は、油圧ポンプ12〜15から吐
出される作動油が貯留されるタンク、21aは、タンク
21の作動油の外部への供給口となる油圧カプラ、22
〜25はそれぞれ、一端が油圧ポンプ12〜15とアク
チュエータ回路16とを接続する管路に接続され、他端
に油圧カプラ22a〜25aがそれぞれ設けられた供給
管路である。
【0018】次に図1、図3、図4を用いて油圧源ユニ
ットBの構成について説明する。油圧源ユニットBは、
図3、図4に示すようにベース60上に形成される建屋
61内に収容されるエンジン(原動機)30、ラジエー
タ62と、エンジン30によって駆動される油圧ポンプ
31〜34と、ベース60に建屋61に隣接して設けら
れる作動油タンク35および燃料タンク63により大略
構成される。ベース60の四隅のコーナ部にはそれぞ
れ、吊具64が設けられる。なお、65は、エンジン3
0のマフラである。
ットBの構成について説明する。油圧源ユニットBは、
図3、図4に示すようにベース60上に形成される建屋
61内に収容されるエンジン(原動機)30、ラジエー
タ62と、エンジン30によって駆動される油圧ポンプ
31〜34と、ベース60に建屋61に隣接して設けら
れる作動油タンク35および燃料タンク63により大略
構成される。ベース60の四隅のコーナ部にはそれぞ
れ、吊具64が設けられる。なお、65は、エンジン3
0のマフラである。
【0019】さらに図1に基づいて詳述すると、油圧源
ユニットBには、複数台の油圧ポンプ31〜34を備
え、これらの油圧ポンプ31〜34の圧油の吐出管路に
は、制御弁41〜44、46、47が設けられる。4
1、42は三方切換弁であり、油圧ポンプ31、32の
吐出油を共通の管路36、油圧カプラ36aを経てモー
タユニット71に導くか、あるいは個別の管路37、3
8に導くものである。37a、37b、38a、38b
は、建設機械本体のアクチュエータに直接接続するポー
トである。43、44は方向制御弁であり、前記管路3
7、38の圧油を、それぞれ油圧カプラ37aあるいは
37b、または油圧カプラ38aあるいは38bから前
記建設機械本体のアクチュエータに切換供給するもので
ある。
ユニットBには、複数台の油圧ポンプ31〜34を備
え、これらの油圧ポンプ31〜34の圧油の吐出管路に
は、制御弁41〜44、46、47が設けられる。4
1、42は三方切換弁であり、油圧ポンプ31、32の
吐出油を共通の管路36、油圧カプラ36aを経てモー
タユニット71に導くか、あるいは個別の管路37、3
8に導くものである。37a、37b、38a、38b
は、建設機械本体のアクチュエータに直接接続するポー
トである。43、44は方向制御弁であり、前記管路3
7、38の圧油を、それぞれ油圧カプラ37aあるいは
37b、または油圧カプラ38aあるいは38bから前
記建設機械本体のアクチュエータに切換供給するもので
ある。
【0020】39a、39bは建設機械本体上の補助油
圧ポンプ14または15により駆動されるアクチュエー
タがある場合に、そのアクチュエータに直接接続するた
めの油圧カプラ、46は油圧ポンプ33からの吐出圧油
をこれらの油圧カプラ39a、39bのいずれかより前
記アクチュエータに切換供給する方向制御弁である。
圧ポンプ14または15により駆動されるアクチュエー
タがある場合に、そのアクチュエータに直接接続するた
めの油圧カプラ、46は油圧ポンプ33からの吐出圧油
をこれらの油圧カプラ39a、39bのいずれかより前
記アクチュエータに切換供給する方向制御弁である。
【0021】40a、40bは前述したコントロールバ
ルブを切換操作するパイロット操作回路に直接接続する
油圧カプラ、47は前記油圧ポンプ34からの圧油を油
圧カプラ40a、40bを介して前記パイロットバルブ
に切換供給する方向制御弁である。
ルブを切換操作するパイロット操作回路に直接接続する
油圧カプラ、47は前記油圧ポンプ34からの圧油を油
圧カプラ40a、40bを介して前記パイロットバルブ
に切換供給する方向制御弁である。
【0022】49、50はそれぞれ油圧源ユニットBの
タンク35に接続されている第1、第2の管路、49
a、50aはそれぞれこれらの管路に設けられた油圧カ
プラである。
タンク35に接続されている第1、第2の管路、49
a、50aはそれぞれこれらの管路に設けられた油圧カ
プラである。
【0023】66〜69は、それぞれ油圧ポンプ31〜
34の吐出圧力の最高値を規定するリリーフ弁である。
34の吐出圧力の最高値を規定するリリーフ弁である。
【0024】次にモータユニットCの構成を図1および
図5により説明する。モータユニットCは、枠組構成さ
れたフレーム70のベース70a上に載置される油圧モ
ータ71と、ベース70a上に載置され、入力軸が油圧
モータ71の出力軸に連結されて駆動する油圧ポンプ7
2〜75とから構成され、油圧モータ71のタンクポー
トおよびポンプポートおよびドレンポートには、それぞ
れ油圧カプラ71a、71b、71cが設けれる。ま
た、油圧ポンプ72〜75の吐出ポートには、それぞれ
油圧カプラ72a、73a、74a、75aが設けら
れ、タンクポートには、油圧カプラ76aが設けられ
る。また、フレーム70には、その上部が鍵型に形成さ
れたハンガ部70bを有し、前述した油圧ショベルAの
後端部に取付けられるカウンタウエイト4aにハンガ部
70bを引っかけることで取り付け可能である。
図5により説明する。モータユニットCは、枠組構成さ
れたフレーム70のベース70a上に載置される油圧モ
ータ71と、ベース70a上に載置され、入力軸が油圧
モータ71の出力軸に連結されて駆動する油圧ポンプ7
2〜75とから構成され、油圧モータ71のタンクポー
トおよびポンプポートおよびドレンポートには、それぞ
れ油圧カプラ71a、71b、71cが設けれる。ま
た、油圧ポンプ72〜75の吐出ポートには、それぞれ
油圧カプラ72a、73a、74a、75aが設けら
れ、タンクポートには、油圧カプラ76aが設けられ
る。また、フレーム70には、その上部が鍵型に形成さ
れたハンガ部70bを有し、前述した油圧ショベルAの
後端部に取付けられるカウンタウエイト4aにハンガ部
70bを引っかけることで取り付け可能である。
【0025】次に以上のように構成される油圧式建設機
械の非常用脱出装置を用いた脱出手順について図6を参
照しつつ説明する。
械の非常用脱出装置を用いた脱出手順について図6を参
照しつつ説明する。
【0026】まず、モータユニットCと油圧ショベルA
とを接続する。この接続に際し、モータユニットCのハ
ンガ部70bを油圧ショベルAのカウンタウエイト4a
に引っかけてモータユニットCを油圧ショベルAに取り
付ける。そして、モータユニットCの油圧ポンプ72〜
75のタンクポートの油圧カプラ76aと、油圧ショベ
ルAの作動油タンク21の油圧カプラ21aとを管路1
00により連結し、油圧ポンプ72の油圧カプラ72a
と供給管路22の油圧カプラ22aとを管路101で、
油圧ポンプ73の油圧カプラ73aと供給管路23の油
圧カプラ23aとを管路102で、油圧ポンプ74の油
圧カプラ74aと供給管路24の油圧カプラ24aとを
管路103で、油圧ポンプ75の油圧カプラ75aと供
給管路25の油圧カプラ25aとを管路104で順次連
結する。
とを接続する。この接続に際し、モータユニットCのハ
ンガ部70bを油圧ショベルAのカウンタウエイト4a
に引っかけてモータユニットCを油圧ショベルAに取り
付ける。そして、モータユニットCの油圧ポンプ72〜
75のタンクポートの油圧カプラ76aと、油圧ショベ
ルAの作動油タンク21の油圧カプラ21aとを管路1
00により連結し、油圧ポンプ72の油圧カプラ72a
と供給管路22の油圧カプラ22aとを管路101で、
油圧ポンプ73の油圧カプラ73aと供給管路23の油
圧カプラ23aとを管路102で、油圧ポンプ74の油
圧カプラ74aと供給管路24の油圧カプラ24aとを
管路103で、油圧ポンプ75の油圧カプラ75aと供
給管路25の油圧カプラ25aとを管路104で順次連
結する。
【0027】なお、ここで用いられる管路100〜10
4および、以後説明する油圧カプラ同士の連結に使われ
る管路は、油圧ホースであり、その両端には、油圧ショ
ベルA、油圧源ユニットBおよびモータユニットCに設
けられた各油圧カプラの相手方となる油圧カプラが設け
られているものとする。
4および、以後説明する油圧カプラ同士の連結に使われ
る管路は、油圧ホースであり、その両端には、油圧ショ
ベルA、油圧源ユニットBおよびモータユニットCに設
けられた各油圧カプラの相手方となる油圧カプラが設け
られているものとする。
【0028】次に、油圧源ユニットBとモータユニット
Cとの接続について説明する。まず、油圧源ユニットB
を油圧ショベルAの近傍に移動する。この移動に際して
は、油圧源ユニットBの吊具64にワイヤロープを掛
け、クレーン等で吊持して移動する。そして、モータユ
ニットCの油圧モータ71のタンクポートに設けられた
油圧カプラ71aと、油圧源ユニットBのタンク35に
接続されている第1の管路49に設けられた油圧カプラ
49aとを管路105により連結する。次いで油圧ポン
プ31から吐出される圧油を外部へ導く管路36に設け
られる油圧カプラ36aと油圧モータ71のポンプポー
トに設けられた油圧カプラ71bとを管路106により
連結し、油圧モータ71のドレンポートに設けられる油
圧カプラ71cと油圧源ユニットBの作動油タンク35
から導びかれる第2の管路50に設けられる油圧カプラ
50aとを管路107によって連結する。
Cとの接続について説明する。まず、油圧源ユニットB
を油圧ショベルAの近傍に移動する。この移動に際して
は、油圧源ユニットBの吊具64にワイヤロープを掛
け、クレーン等で吊持して移動する。そして、モータユ
ニットCの油圧モータ71のタンクポートに設けられた
油圧カプラ71aと、油圧源ユニットBのタンク35に
接続されている第1の管路49に設けられた油圧カプラ
49aとを管路105により連結する。次いで油圧ポン
プ31から吐出される圧油を外部へ導く管路36に設け
られる油圧カプラ36aと油圧モータ71のポンプポー
トに設けられた油圧カプラ71bとを管路106により
連結し、油圧モータ71のドレンポートに設けられる油
圧カプラ71cと油圧源ユニットBの作動油タンク35
から導びかれる第2の管路50に設けられる油圧カプラ
50aとを管路107によって連結する。
【0029】以上のように各油圧カプラによって油圧源
ユニットBとモータユニットC、モータユニットCと油
圧ショベルAとを連結したのち、油圧源ユニットBのエ
ンジン30を始動し、切換弁45を開に切換えると油圧
源ユニットBの油圧ポンプ31、32から吐出される圧
油は、管路36、106を通り、モータユニットCの油
圧モータ71へと供給される。これにより、油圧モータ
71は回転駆動を開始し、この油圧モータ71によって
油圧ポンプ72〜75が駆動され、油圧ポンプ72〜7
5は、油圧ショベルAの作動油タンク21からの圧油を
吸入・吐出する。油圧ポンプ72〜75から吐出される
圧油は、油圧ショベルAの供給管路22〜25を通って
アクチュエータ回路16に導かれ、前述したブームシリ
ンダ9、アームシリンダ10、バケットシリンダ11お
よび走行用、旋回用油圧モータが駆動可能となる。この
とき、チェック弁17〜20の作用により、供給管路2
2〜25から供給された圧油は油圧ポンプ12〜15側
へ流れることはなく、全量がアクチュエータ回路16へ
流れる。そして、作業現場の広さ、または油圧ショベル
Aの姿勢に応じて、適宜、ブームシリンダ9、アームシ
リンダ10、バケットシリンダ11を駆動して油圧ショ
ベルAの姿勢を調整しつつ、走行用、旋回用油圧モータ
を駆動させて、油圧ショベルを移動させる。
ユニットBとモータユニットC、モータユニットCと油
圧ショベルAとを連結したのち、油圧源ユニットBのエ
ンジン30を始動し、切換弁45を開に切換えると油圧
源ユニットBの油圧ポンプ31、32から吐出される圧
油は、管路36、106を通り、モータユニットCの油
圧モータ71へと供給される。これにより、油圧モータ
71は回転駆動を開始し、この油圧モータ71によって
油圧ポンプ72〜75が駆動され、油圧ポンプ72〜7
5は、油圧ショベルAの作動油タンク21からの圧油を
吸入・吐出する。油圧ポンプ72〜75から吐出される
圧油は、油圧ショベルAの供給管路22〜25を通って
アクチュエータ回路16に導かれ、前述したブームシリ
ンダ9、アームシリンダ10、バケットシリンダ11お
よび走行用、旋回用油圧モータが駆動可能となる。この
とき、チェック弁17〜20の作用により、供給管路2
2〜25から供給された圧油は油圧ポンプ12〜15側
へ流れることはなく、全量がアクチュエータ回路16へ
流れる。そして、作業現場の広さ、または油圧ショベル
Aの姿勢に応じて、適宜、ブームシリンダ9、アームシ
リンダ10、バケットシリンダ11を駆動して油圧ショ
ベルAの姿勢を調整しつつ、走行用、旋回用油圧モータ
を駆動させて、油圧ショベルを移動させる。
【0030】このように、油圧源ユニットBによって発
生した圧油によってモータユニットCの油圧モータ71
を駆動し、この油圧モータ71によって油圧ポンプを駆
動して油圧ショベルAの作動油タンク21の油をアクチ
ュエータ回路16に導いて各アクチュエータを駆動する
ようにしたので、軌道上で油圧ショベルAで作業してい
るときに、油圧ショベルのエンジンもしくは、油圧ポン
プに異常を来たし、軌道上から離脱できなくなった場合
でも、油圧ショベルAのアクチュエータに圧油を供給で
き、油圧ショベルAを迅速に軌道上から脱出させること
ができる。
生した圧油によってモータユニットCの油圧モータ71
を駆動し、この油圧モータ71によって油圧ポンプを駆
動して油圧ショベルAの作動油タンク21の油をアクチ
ュエータ回路16に導いて各アクチュエータを駆動する
ようにしたので、軌道上で油圧ショベルAで作業してい
るときに、油圧ショベルのエンジンもしくは、油圧ポン
プに異常を来たし、軌道上から離脱できなくなった場合
でも、油圧ショベルAのアクチュエータに圧油を供給で
き、油圧ショベルAを迅速に軌道上から脱出させること
ができる。
【0031】また、油圧源ユニットB、モータユニット
Cを油圧ショベルとは別に設けたので、油圧ショベルA
の機器配置に影響を与えることがない。また、モータユ
ニットC、油圧源ユニットBおよび油圧ショベルAとを
油圧カプラで連結可能としたので、脱出作業が必要な時
に迅速に脱出させることができる。また、通常の作業時
には、油圧ショベルAとモータユニットCおよび油圧源
ユニットBとをそれぞれ分離し、別の場所へ設置してお
けば良いので作業の邪魔にならない。
Cを油圧ショベルとは別に設けたので、油圧ショベルA
の機器配置に影響を与えることがない。また、モータユ
ニットC、油圧源ユニットBおよび油圧ショベルAとを
油圧カプラで連結可能としたので、脱出作業が必要な時
に迅速に脱出させることができる。また、通常の作業時
には、油圧ショベルAとモータユニットCおよび油圧源
ユニットBとをそれぞれ分離し、別の場所へ設置してお
けば良いので作業の邪魔にならない。
【0032】また、油圧源ユニットBから分離構成され
たモータユニットCのみを旋回体4のカウンタウエイト
4aに引掛けて取り付けるようにしたのでその取り付け
取り外し作業が容易となる。
たモータユニットCのみを旋回体4のカウンタウエイト
4aに引掛けて取り付けるようにしたのでその取り付け
取り外し作業が容易となる。
【0033】以上の説明は、コントロールバルブやパイ
ロット操作回路が正常に動作する場合の対処方法である
が、これらのバルブ、回路が不具合を起こした場合は、
該当するアクチュエータが動作不能となる。そこでコン
トロールバルブ、操作回路が不具合を起こした場合に
は、該当するアクチュエータと油圧源ユニットBの油圧
カプラ37a、37b〜40a、40bのいずれかとを
油圧ホースにより接続して油圧ポンプ31〜33により
直接アクチュエータに接続された油圧カプラ(37a、
37b〜40a、40bのいずれか)の上流側に設けら
れた方向制御弁(43、44、46、47)を操作する
ことによって脱出動作を行う。
ロット操作回路が正常に動作する場合の対処方法である
が、これらのバルブ、回路が不具合を起こした場合は、
該当するアクチュエータが動作不能となる。そこでコン
トロールバルブ、操作回路が不具合を起こした場合に
は、該当するアクチュエータと油圧源ユニットBの油圧
カプラ37a、37b〜40a、40bのいずれかとを
油圧ホースにより接続して油圧ポンプ31〜33により
直接アクチュエータに接続された油圧カプラ(37a、
37b〜40a、40bのいずれか)の上流側に設けら
れた方向制御弁(43、44、46、47)を操作する
ことによって脱出動作を行う。
【0034】例えば走行用コントロールバルブが故障し
た場合には、図7に示すように、油圧ショベルAの左右
の走行用油圧モータ80a、80bをコントロールバル
ブ83a、83bと遮断し、油圧カプラ37a、37b
を一方側の走行用油圧モータ80aに、他方の油圧カプ
ラ38a、38bを他方側の走行用油圧モータ80bに
それぞれ直接油圧ホース81、82により接続する。そ
して三方切換弁41、42を油圧ポンプ31、32の吐
出油を管路37、38に導くように切換え、方向制御弁
43、44を操作して走行用油圧モータ80a、80b
に直接圧油を供給する。これにより、走行用油圧モータ
80a、80bが駆動され、脱出することが可能とな
る。すなわち、走行用油圧モータ80a、80bは、方
向制御弁43、44の操作によって供給される圧油の方
向、流量を調節することにより制御される。その他のア
クチュエータを駆動する場合も同様である。
た場合には、図7に示すように、油圧ショベルAの左右
の走行用油圧モータ80a、80bをコントロールバル
ブ83a、83bと遮断し、油圧カプラ37a、37b
を一方側の走行用油圧モータ80aに、他方の油圧カプ
ラ38a、38bを他方側の走行用油圧モータ80bに
それぞれ直接油圧ホース81、82により接続する。そ
して三方切換弁41、42を油圧ポンプ31、32の吐
出油を管路37、38に導くように切換え、方向制御弁
43、44を操作して走行用油圧モータ80a、80b
に直接圧油を供給する。これにより、走行用油圧モータ
80a、80bが駆動され、脱出することが可能とな
る。すなわち、走行用油圧モータ80a、80bは、方
向制御弁43、44の操作によって供給される圧油の方
向、流量を調節することにより制御される。その他のア
クチュエータを駆動する場合も同様である。
【0035】なお、油圧源ユニットBによりモータユニ
ットCを駆動したが、これに代えて、別の作業機(例え
ば別の油圧ショベル)の油圧ポンプとモータユニットC
とを接続することで、油圧源ユニットBを代用できる。
ットCを駆動したが、これに代えて、別の作業機(例え
ば別の油圧ショベル)の油圧ポンプとモータユニットC
とを接続することで、油圧源ユニットBを代用できる。
【0036】
【発明の効果】本発明の油圧式建設機械の非常脱出装置
は、請求項1〜請求項4の発明にあっては、建設機械非
常脱出用の油圧源ユニットおよびモータユニットを建設
機械本体と別体に設けたので、建設機械本体の機器配置
に影響を与えることがない。特に請求項2にあっては、
油圧源ユニットとモータユニットおよび、モータユニッ
トと建設機械本体とを油圧カプラにより接続するように
したので、その接続作業が容易になる。
は、請求項1〜請求項4の発明にあっては、建設機械非
常脱出用の油圧源ユニットおよびモータユニットを建設
機械本体と別体に設けたので、建設機械本体の機器配置
に影響を与えることがない。特に請求項2にあっては、
油圧源ユニットとモータユニットおよび、モータユニッ
トと建設機械本体とを油圧カプラにより接続するように
したので、その接続作業が容易になる。
【0037】また、請求項3では、油圧源ユニットとし
て別の油圧式建設機械の原動機、油圧ポンプおよび作動
油タンクを用いることで、油圧源ユニットの移動または
脱出作業を容易且つ迅速に行なうことができる。
て別の油圧式建設機械の原動機、油圧ポンプおよび作動
油タンクを用いることで、油圧源ユニットの移動または
脱出作業を容易且つ迅速に行なうことができる。
【0038】また、請求項4では、モータユニットを建
設機械本体に着脱可能としたので、例えば、建設機械に
よる通常の作業においては、モータユニットを取り外
し、また非常脱出時には、モータユニットを取り付ける
ことで通常作業時にモータユニットが邪魔にならない。
設機械本体に着脱可能としたので、例えば、建設機械に
よる通常の作業においては、モータユニットを取り外
し、また非常脱出時には、モータユニットを取り付ける
ことで通常作業時にモータユニットが邪魔にならない。
【0039】また、請求項5では、油圧源ユニットの油
圧ポンプにより建設機械本体のアクチュエータを直接駆
動することが可能であるため、コントロールバルブの故
障等、アクチュエータ回路に何らかの不具合がある場合
であっても非常脱出が可能となる。
圧ポンプにより建設機械本体のアクチュエータを直接駆
動することが可能であるため、コントロールバルブの故
障等、アクチュエータ回路に何らかの不具合がある場合
であっても非常脱出が可能となる。
【0040】また、請求項6、7に記載の本発明の油圧
式建設機械の非常脱出方法にあっては、非常脱出時に油
圧源ユニットとモータユニットとを接続し、モータユニ
ットと建設機械本体とを接続するようにしたので、建設
機械本体の機器配置に影響を与えることがなく、しか
も、請求項7によっては、油圧カプラによって容易に油
圧源ユニットとモータユニットおよびモータユニットと
建設機械本体とを接続できるため、迅速に脱出作業を行
うことができる。
式建設機械の非常脱出方法にあっては、非常脱出時に油
圧源ユニットとモータユニットとを接続し、モータユニ
ットと建設機械本体とを接続するようにしたので、建設
機械本体の機器配置に影響を与えることがなく、しか
も、請求項7によっては、油圧カプラによって容易に油
圧源ユニットとモータユニットおよびモータユニットと
建設機械本体とを接続できるため、迅速に脱出作業を行
うことができる。
【0041】また、請求項8に記載の本発明の油圧式建
設機械の非常脱出方法にあっては、油圧源ユニットの油
圧ポンプにより建設機械本体のアクチュエータを直接駆
動するため、コントロールバルブの故障等、アクチュエ
ータ回路に何らかの不具合がある場合であっても非常脱
出が可能となる。
設機械の非常脱出方法にあっては、油圧源ユニットの油
圧ポンプにより建設機械本体のアクチュエータを直接駆
動するため、コントロールバルブの故障等、アクチュエ
ータ回路に何らかの不具合がある場合であっても非常脱
出が可能となる。
【図1】本発明の油圧式建設機械の非常用脱出装置の全
体構成を説明する全体構成図である。
体構成を説明する全体構成図である。
【図2】本発明が採用される油圧式建設機械の一例とし
ての油圧ショベルの全体構成を示す側面図である。
ての油圧ショベルの全体構成を示す側面図である。
【図3】本発明の油圧式建設機械の非常用脱出装置にお
ける油圧源ユニットの構成を示す平面図である。
ける油圧源ユニットの構成を示す平面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】(A)は本発明の油圧式建設機械の非常用脱出
装置におけるモータユニットの構成を示す背面図、
(B)は該モータユニットの油圧式建設機械への取付け
状態を示す側面図である。
装置におけるモータユニットの構成を示す背面図、
(B)は該モータユニットの油圧式建設機械への取付け
状態を示す側面図である。
【図6】本発明の油圧式建設機械の非常用脱出装置にお
ける脱出作業時の接続関係を説明する状態説明図であ
る。
ける脱出作業時の接続関係を説明する状態説明図であ
る。
【図7】本発明の油圧式建設機械の非常用脱出装置にお
いて、コントロールバルブや操作回路が故障した場合の
脱出作業時の接続関係を説明する状態説明図である。
いて、コントロールバルブや操作回路が故障した場合の
脱出作業時の接続関係を説明する状態説明図である。
A:油圧ショベル、B:油圧源ユニット、C:モータユ
ニット、12〜15、31〜34:油圧ポンプ、16:
アクチュエータ回路、21、35:作動油タンク、22
〜25:供給管路、22a〜25a、36a、39a、
71a〜76a:油圧カプラ、30:エンジン、31〜
34:油圧ポンプ、37a〜40a、37b〜40b、
49a、50a:油圧カプラ、41、42:三方切換
弁、43、44、46、47:方向制御弁、71:油圧
モータ、72〜75:油圧ポンプ。
ニット、12〜15、31〜34:油圧ポンプ、16:
アクチュエータ回路、21、35:作動油タンク、22
〜25:供給管路、22a〜25a、36a、39a、
71a〜76a:油圧カプラ、30:エンジン、31〜
34:油圧ポンプ、37a〜40a、37b〜40b、
49a、50a:油圧カプラ、41、42:三方切換
弁、43、44、46、47:方向制御弁、71:油圧
モータ、72〜75:油圧ポンプ。
Claims (8)
- 【請求項1】 建設機械本体に設けられた複数の油圧ア
クチュエータと、 前記油圧アクチュエータに圧油を供給する油圧ポンプ
と、 前記油圧ポンプを駆動する原動機と、 前記油圧ポンプに接続され、前記油圧アクチュエータの
駆動を制御するアクチュエータ回路とを備え、 前記建設機械本体に設けられる油圧ポンプおよび原動機
とは別に設けられる非常脱出用の原動機、油圧ポンプお
よび作動油タンクからなる油圧源ユニットと、 前記油圧源ユニットによって発生される圧油によって駆
動する油圧モータと、この油圧モータによって駆動さ
れ、前記アクチュエータ回路に接続可能な油圧ポンプと
からなるモータユニットとを具備することを特徴とする
油圧式建設機械の非常脱出装置。 - 【請求項2】 建設機械本体に設けられた複数の油圧ア
クチュエータと、 前記油圧アクチュエータに圧油を供給する油圧ポンプ
と、 前記油圧ポンプを駆動する原動機と、 前記油圧ポンプに接続され、前記油圧アクチュエータの
駆動を制御するアクチュエータ回路と、 前記アクチュエータ回路と前記油圧ポンプとの間に、外
部からの圧油の供給口となる供給管路を備え、 前記建設機械本体に設けられる油圧ポンプおよび原動機
とは別に設けられる非常脱出用の原動機、油圧ポンプお
よび作動油タンクからなる油圧源ユニットと、 前記油圧源ユニットによって発生される圧油によって駆
動する油圧モータと、この油圧モータによって駆動さ
れ、前記供給管路に接続可能な油圧ポンプとからなるモ
ータユニットとを具備し、 前記油圧源ユニットの油圧ポンプおよび作動油タンクと
前記モータユニットの油圧モータ、前記モータユニット
の油圧ポンプと前記建設機械本体の供給管路および作動
油タンクとはそれぞれ油圧カプラにより接続されること
を特徴とする油圧式建設機械の非常脱出装置。 - 【請求項3】 前記油圧源ユニットは、前記油圧式建設
機械とは別の油圧式建設機械の原動機、油圧ポンプ、お
よび作動油タンクであることを特徴とする請求項1また
は請求項2に記載の油圧式建設機械の非常脱出装置。 - 【請求項4】 前記モータユニットは、建設機械本体に
着脱可能としたことを特徴とする請求項1ないし3のい
ずれかに記載の油圧式建設機械の非常脱出装置。 - 【請求項5】 前記油圧源ユニットは、前記油圧ポンプ
から吐出される圧油を前記アクチュエータ回路を通さず
に前記建設機械本体のアクチュエータに供給する供給す
る供給管路と、この供給管路に設けられて前記建設機械
本体のアクチュエータに供給される圧油を制御する制御
弁とをさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし4
のいずれかに記載の油圧式建設機械の非常脱出装置。 - 【請求項6】 建設機械本体に設けられた複数の油圧ア
クチュエータと、 前記油圧アクチュエータに圧油を供給する油圧ポンプ
と、 前記油圧ポンプを駆動する原動機と、 前記油圧ポンプに接続され、前記油圧アクチュエータの
駆動を制御するアクチュエータ回路とを備え、 前記建設機械本体に設けられる油圧ポンプ、原動機とは
別に設けられる非常脱出用の原動機、油圧ポンプおよび
作動油タンクからなる油圧源ユニットと、 前記油圧源ユニットによって発生される圧油によって駆
動する油圧モータと、この油圧モータによって駆動さ
れ、前記アクチュエータ回路に接続可能な油圧ポンプと
からなるモータユニットとを具備し、 前記油圧源ユニットの油圧ポンプおよび作動油タンクと
前記モータユニットの油圧モータとをそれぞれ接続し、 前記モータユニットの油圧ポンプと前記建設機械本体の
アクチュエータ回路および作動油タンクとをそれぞれ接
続し、 前記油圧源ユニットの圧油により前記モータユニットの
油圧モータを駆動し、この油圧モータによって油圧ポン
プを駆動して前記アクチュエータ回路に圧油を供給して
前記油圧アクチュエータを駆動して前記油圧式建設機械
を脱出させることを特徴とする油圧式建設機械の非常脱
出方法。 - 【請求項7】 建設機械本体に設けられた複数の油圧ア
クチュエータと、 前記油圧アクチュエータに圧油を供給する油圧ポンプ
と、 前記油圧ポンプを駆動する原動機と、 前記油圧ポンプに接続され、前記油圧アクチュエータの
駆動を制御するアクチュエータ回路と、 前記アクチュエータ回路と前記油圧ポンプとの間に、外
部からの圧油の供給口となる供給管路を備え、 前記建設機械本体に設けられる油圧ポンプ、原動機とは
別に設けられる非常脱出用の原動機、油圧ポンプおよび
作動油タンクからなる油圧源ユニットと、 前記油圧源ユニットによって発生される圧油によって駆
動する油圧モータと、この油圧モータによって駆動さ
れ、前記供給管路に接続可能な油圧ポンプとからなるモ
ータユニットとを具備し、 前記油圧源ユニットの油圧ポンプおよび作動油タンクと
前記モータユニットの油圧モータとをそれぞれ油圧カプ
ラにより接続し、 前記モータユニットの油圧ポンプと前記建設機械本体の
供給管路および作動油タンクとを油圧カプラにより接続
し、 前記油圧源ユニットの圧油により前記モータユニットの
油圧モータを駆動し、この油圧モータによって油圧ポン
プを駆動して前記アクチュエータ回路に圧油を供給して
前記油圧アクチュエータを駆動して前記油圧式建設機械
を脱出させることを特徴とする油圧式建設機械の非常脱
出方法。 - 【請求項8】 前記油圧源ユニットは、前記油圧ポンプ
から吐出される圧油を前記アクチュエータ回路を通さず
に前記建設機械本体のアクチュエータに供給する供給す
る供給管路と、この供給管路に設けられて前記建設機械
本体のアクチュエータに供給される圧油を制御する制御
弁とをさらに備え、 前記油圧源ユニットの供給管路と前記建設機械本体のア
クチュエータとを接続し、前記油圧源ユニットの油圧ポ
ンプからの圧油を前記制御弁により制御して前記建設機
械本体のアクチュエータを駆動することを特徴とする請
求項6または7に記載の油圧式建設機械の非常脱出方
法。
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JPH11148148A JPH11148148A (ja) | 1999-06-02 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1997
- 1997-11-17 JP JP31567897A patent/JP3145668B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH11148148A (ja) | 1999-06-02 |
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