JPH06235456A - ロックアップクラッチ付き自動変速機の制御装置 - Google Patents

ロックアップクラッチ付き自動変速機の制御装置

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JPH06235456A
JPH06235456A JP1845093A JP1845093A JPH06235456A JP H06235456 A JPH06235456 A JP H06235456A JP 1845093 A JP1845093 A JP 1845093A JP 1845093 A JP1845093 A JP 1845093A JP H06235456 A JPH06235456 A JP H06235456A
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康夫 北條
Atsushi Tabata
淳 田端
Takeshi Inuzuka
武 犬塚
Masashi Hattori
雅士 服部
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Aisin AW Co Ltd
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    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/14Control of torque converter lock-up clutches
    • F16H61/143Control of torque converter lock-up clutches using electric control means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H2059/006Overriding automatic control
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/48Inputs being a function of acceleration

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 手動変速モード選択時には、エンジンブレー
キが十分に効く状態を増やし、良好なレスポンスを確保
する。 【構成】 ダイレクトシフトモード(手動変速モード)
を選択可能な自動変速機の制御装置において、ダイレク
トシフトモード時(ステップ311の判断がYESの
時)には、減速時ロックアップクラッチ解放制御を実行
するステップ(315、317、319)をパスし、特
定条件以外はロックアップクラッチをONする基本制御
に従い、ロックアップクラッチをONする条件を広げ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車速やスロットル開度
などの走行状態に応じて自動的に変速段が設定される自
動変速モードと、手動操作することによって変速段が設
定される手動変速モードとを選択可能な、ロックアップ
クラッチ付き自動変速機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭57−184751号公報に、ロ
ックアップクラッチ付きトルクコンバータを備えた自動
変速機において、アクセルペダルの踏み込み量が零のと
き(減速時)、他の条件の如何に拘らずロックアップク
ラッチを解放状態に制御するという技術が記載されてい
る。
【0003】又、特開平2−8545公報、特開平2−
125174号公報には、変速段を自動設定する自動変
速モードと、変速段を手動設定する手動変速モードと
を、適宜運転者の判断によって選択できるようにした自
動変速機が記載されている。この装置によれば、手動変
速モード選択時は、運転者の意志により任意の変速段を
選択することができ、アクセル操作に対してレスポンス
の良い変速操作性を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の手動
変速モードを選択可能な自動変速機に、前記の減速時に
ロックアップクラッチを優先的に解放制御する技術を適
用した場合、次のような不都合が生じる。
【0005】即ち、手動変速モード選択時には、エンジ
ンブレーキの効きを含め、アクセル操作に対するレスポ
ンスの良さをできるだけ確保したい。しかし、前記のよ
うに減速時にロックアップクラッチを解放制御すると、
エンジンブレーキの効きが不十分になり、結果的に良好
なレスポンスを確保し難くなるのである。
【0006】本発明は、このような従来の問題に鑑みて
なされたものであって、手動変速モード選択時には、エ
ンジンブレーキが十分に効く状態を増やすことのできる
ロックアップクラッチ付き自動変速機機の制御装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1にその要
旨を示すように、変速段を自動設定する自動変速モード
と変速段を手動設定する手動変速モードとを選択する変
速モード選択手段と、特定条件以外はロックアップクラ
ッチを係合させてトルクコンバータを直結する基本制御
を実行すると共に、この特定条件の1つに車両の減速条
件成立が含まれており、減速時には前記ロックアップク
ラッチを解放する制御を実行するロックアップクラッチ
制御手段と、を備えたロックアップクラッチ付き自動変
速機の制御装置において、前記手動変速モードが選択さ
れているとき、前記減速条件成立時のロックアップクラ
ッチの解放制御を禁止する手段を設けたことにより、上
記課題を解決したものである。
【0008】
【作用】本発明の自動変速機の制御装置においては、手
動変速モード選択時には、減速条件成立時のロックアッ
プクラッチ解放制御が禁止される。従って、そのときに
は基本制御に戻る。ここで言う「基本制御」とは「特定
条件以外はロックアップクラッチを係合させる制御」を
意味しているため、結果的にはロックアップクラッチが
係合されるべき条件が拡大し、エンジンブレーキを十分
に効かせることのできる状態(領域)が増える。
【0009】なお、自動変速モード選択時には、減速条
件成立時のロックアップクラッチ解放制御が禁止される
ことなく行われるので、トルクコンバータの緩衝作用を
利用した柔らかなエンジンブレーキが効くことになる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0011】図2は、本発明の一実施例の基本的な構成
を示すブロック図である。Eはエンジン、Aは自動変速
機、Cは自動変速機の油圧制御装置である。
【0012】自動変速機Aは、走行状態に応じて自動的
に変速段を設定する自動変速モードと、手動操作に基づ
いて変速段を設定する手動変速モード(ここでは「ダイ
レクトシフトモード」、略して「DM」とも言う)と
を、シフトレバーの操作によって選択できるように構成
されている。
【0013】エンジンEのスロットルバルブ10は、ア
クチュエータ11によって開度調節され、アクチュエー
タ11は、エンジン用電子制御装置(E−ECU)12
によって制御される。
【0014】エンジン用電子制御装置12は、中央演算
素子(CPU)および記憶素子(ROM、RAM)並び
に入出力インターフェースを主たる要素とするものであ
り、アクセルペダル13の踏み込み量を検出するセンサ
14からの出力信号や、車速信号、サイドブレーキスイ
ッチやフートブレーキスイッチからのブレーキ信号、エ
ンジン水温信号などの信号が入力されている。そして、
アクセルペダル13の操作量に応じて前記アクチュエー
タ11を動作させてスロットルバルブ10を所定の開度
に設定し、併せて燃料噴射装置15による燃料噴射量を
スロットル開度に適した量に制御する。
【0015】又、自動変速機Aは、油圧制御装置Cのソ
レノイドバルブ(図示せず)を自動変速機用電子制御装
置(A−ECU)16によって制御するとともに、シフ
ト装置17によってマニュアルバルブ(図示せず)を操
作することにより、所定の変速段を達成する構成となっ
ている。
【0016】シフト装置17は、図2に示すように、パ
ーキングレンジ(P)、リバースレンジ(R)、ニュー
トラルレンジ(N)、ドライブレンジ(D)、3レンジ
(3)、2レンジ(2)、Lレンジ(L)の各レンジ
と、手動変速用のダイレクトモードレンジ(DM)と
を、シフトレバー18によって切換選択し得るように構
成されている。
【0017】ダイレクトシフトモード(DM)レンジを
選択した場合には、シフトレバーに設けたスイッチによ
って、操作信号を自動変速機用電子制御装置16に送る
ことにより、手動で第1速段から第4速段までの任意の
変速段を設定し得るようになっている。
【0018】この点を簡単に述べると、図4に示すよう
に、シフトレバー18の上部手前には、変速段をアップ
方向にシフト操作するためのプラス(+)スイッチ18
Aが設けられ、シフトレバー18の下部前方には、変速
段をダウン方向にシフト操作するためのマイナス(−)
スイッチ18Bが設けられている。ダイレクトシフトモ
ード(DM)にシフトレバー18を位置させているとき
に、これらスイッチを押すと、通常、変速機は現状の変
速段に対して1つずつアップシフト(+)あるいはダウ
ンシフト(−)を行う。なお、この操作は、ダイレクト
シフトモード(DM)でないと有効にならないように構
成されている。
【0019】又、図2の自動変速機用電子制御装置16
は、中央演算素子(CPU)及び記憶素子(ROM、R
AM)並びに入出力インターフェースを主たる要素とす
るものであり、シフト装置17から入力されるシフトポ
ジション信号に応じて、選択しているモードが、自動変
速モードか手動変速モード(ダイレクトシフトモード)
かを判定し、ダイレクトシフトモード選択状態において
は、プラススイッチ18Aあるいはマイナススイッチ1
8Bからの信号に応じて変速段を決定し、それに応じた
変速指令信号を油圧制御装置Cに出力する。
【0020】この自動変速機用電子制御装置16には、
タービン回転信号、車速V、アクセル操作量θ、ブレー
キ信号、エンジン水温、パターンセレクト信号等の信号
が入力されている。
【0021】次に、自動変速機Aの機械的構成を図3の
スケルトン図を用いて説明する。
【0022】この自動変速機Aは、ロックアップクラッ
チ20を有するトルクコンバータ21と、一組の遊星歯
車機構を有する第2変速部(オーバードライブ機構部)
30と、二組の遊星歯車機構によって複数の前進段およ
び後進段を設定する第1変速部(アンダードライブ機構
部)40と、を有する。
【0023】第2変速部30は、ハイ・ローの二段の切
換えを行うものであって、その遊星歯車機構のキャリヤ
31がトルクコンバータ21のタービンランナ22に連
結されている。又、このキャリヤ31とサンギヤ32と
の間に、クラッチC0及び一方向クラッチF0が相互に
並列の関係となるよう設けられている。更に、サンギヤ
32とハウジングHUとの間に、ブレーキB0が設けら
れている。
【0024】第1変速部40の各遊星歯車機構における
サンギヤ41、42は、共通のサンギヤ軸43に設けら
れており、この第1変速部40の図における左側(フロ
ント側)の遊星歯車機構におけるリングギヤ44と、第
2変速部30におけるリングギヤ33との間には、クラ
ッチC1が設けられている。
【0025】又、前記サンギヤ軸43と第2変速部30
のリングギヤ33との間には、クラッチC2が設けられ
ている。第1変速部40における図の左側の遊星歯車機
構のキャリヤ45と、右側(リヤ側)の遊星歯車機構の
リングギヤ46とは一体的に連結されている。又、これ
らのキャリヤ45とリングギヤ46とに、出力軸47が
連結されている。
【0026】又、バンドブレーキであるブレーキB1
が、サンギヤ軸43の回転を止めるように設けられてい
る。具体的には、ブレーキB1は、クラッチC2のクラ
ッチドラムの外周側に設けられている。又、サンギヤ軸
43とハウジングHUとの間には、一方向クラッチF1
とブレーキB2とが直列に配置されている。更に、リヤ
側の遊星歯車機構におけるキャリヤ48と、ハウジング
HUとの間には、一方向クラッチF2とブレーキB3と
が並列に配置されている。
【0027】図5に上記油圧制御装置Cの要部を詳細に
示す。
【0028】図において符号74がマニュアルバルブで
ある。このマニュアルバルブ74は前記シフト装置17
の動きと連動して移動させられるスプール72を備え、
図示しないプライマリレギュレータバルブにより調圧さ
れたライン圧PLを導くライン圧油路76に接続されて
いる。即ち、3、D、又はDMレンジではスプール72
が図示のD位置に位置決めされることにより、Dポート
78からライン圧PLと同じ大きさの前進レンジ圧が出
力される。又、S(2)レンジでは、スプール72がS
位置に位置決めされることにより、Dポート78及びS
ポート80からライン圧PLが出力され、L(1)レン
ジでは、スプール72がL位置に位置決めされることに
より、Dポート78、Sポート80及びLポート82か
らライン圧PLが出力される。
【0029】前記Dポート78から出力されたライン圧
PLは、クラッチC1に供給されると共に、オリフィス
84及び88をそれぞれ介して第1電磁弁(ソレノイ
ド)62及び第3電磁弁66へ供給される。又、前記ラ
イン圧油路76内のライン圧PLもオリフィス86を介
して第2電磁弁64へ供給される。第1〜第3電磁弁6
2、64、66は、各々開閉弁であって、励磁状態のと
きにオリフィス84、86、及び88の下流側を解放し
て大気圧とするが、非励磁状態のときにはオリフィス8
4、86、及び88の下流側を閉じて信号圧Ps1、Ps
2、Ps3をそれぞれ発生させる。
【0030】前記Sポート80から出力されたライン圧
PLは、O/Dロックバルブ90の供給ポート92に供
給される。このO/Dロックバルブ90は、供給ポート
92を出力ポート94に連通させる非ロック位置と、出
力ポートをドレンポート96に連通させるロック位置と
に選択的に位置決めされるスプール98と、このスプー
ル98をロック位置に向かって付勢するスプリング10
0と、スプール98を非ロック位置に位置させるために
信号圧Ps1が導かれる油室102とを備えている。O/
Dロックバルブ90は、シフト装置17がSレンジ又は
Lレンジに操作され、且つ第1電磁弁62が非励磁状態
とされたときに、コーストブレーキカットオフバルブ1
04を優先的に非カット位置に位置させる油圧をその出
力ポート94から出力する。
【0031】コーストブレーキカットオフバルブ104
は、ダイレクトシフトモードの第1速段及び第2速段に
おいてエンジンブレーキを作用させるためのものであっ
て、マニュアルバルブ74のDポート78に接続される
入力ポート106とドレンポート118とを備え、スプ
ール110によってこの入力ポート106又はドレンポ
ート118のいずれか一方に後述の2−3シフトバルブ
148の第1Dポート162に接続された出力ポート1
08が選択的に連通されるようになっている。なお、符
号112は、このスプール110を開弁方向に付勢する
スプリング、114は、このスプリング112を収容し
且つ前記出力ポート94からの油圧を受け入れる油室、
116は、スプール110をスプリング112の付勢力
に抗してカット位置に位置決めさせるための信号圧Ps3
を受け入れるための油室である。
【0032】この構成により、信号圧Ps3が発生してい
る状態ではスプール110がカット位置に位置決めされ
るが、出力ポート94からの油圧が油室114に作用し
ている状態ではスプール110が優先的に非カット位置
に位置決めされることになる。
【0033】1−2シフトバルブ120は、第2電磁弁
64により第1速段から第2速段への変速時に切り換え
られるバルブであって、スプール122とこれを付勢す
るスプリング124を収容した油室126と、スプリン
グ124に抗してスプール122を移動させるための信
号圧Ps2を受け入れる油室128とを備える。
【0034】この1−2シフトバルブ120には、セカ
ンドコーストポート130と、このセカンドコーストポ
ート130及びドレンポート132の一方に選択的に連
通させられる第1ブレーキポート133とが形成されて
いる。第1ブレーキポート133は、セカンドコースト
モジュレータバルブ134を介してブレーキB1に接続
されている。又、この1−2シフトバルブ120には、
マニュアルバルブ74のDポート78に連通するDポー
ト136が設けられており、このDポート136及び他
のドレンポート138の一方に選択的に連通させられる
第2ブレーキポート140には、ブレーキB2が接続さ
れている。更に、他のドレンポート142及びローコー
ストポート144の一方に選択的に連通させられる第3
ブレーキポート146がブレーキB3と接続されてい
る。
【0035】2−3シフトバルブ148は、第1電磁弁
62により第2速段から第3速段へ変速するときに切り
換えられるバルブであって、スプール150と、これを
付勢するスプリング152を収容した油室154と、ス
プリング152に抗してスプール150を移動させるた
めに信号圧Ps1を受け入れる油室156とを備える。こ
の2−3シフトバルブ148では、マニュアルバルブ7
4のLポート82から出力されたLレンジ圧が上記油室
154に供給されるようになっている。この2−3シフ
トバルブ148には、第1ドレンポート158、ブレー
キポート160、第1Dポート162が設けられてお
り、そのブレーキポート160が1−2シフトバルブ1
20のセカンドコーストポート130に接続されると共
に、そのブレーキポート160が第1ドレンポート15
8及び第1Dポート162の一方に選択的に連通される
ようになっている。
【0036】又、2−3シフトバルブ148には、ホー
ルド出力ポート164、入力ポート166、クラッチポ
ート168、第2ドレンポート170が順次設けられて
いる。そして、第1ドレンポート158とブレーキポー
ト160とが連通しているときに、第1Dポート162
とホールド出力ポート164、入力ポート166とクラ
ッチポート168がそれぞれ連通し、ブレーキポート1
60が第1Dポート162と連通しているときに、ホー
ルド出力ポード164と入力ポート166、クラッチポ
ート168と第2ドレンポート170がそれぞれ連通す
るようになっている。
【0037】更に、この2−3シフトバルブ148に
は、ブレーキポート172と第2Dポート174が設け
られており、クラッチポート168が入力ポート166
に連通しているときに、第2ドレンポート170がブレ
ーキポート172に連通し、反対に、クラッチポート1
68が第2ドレンポート170に連通しているときに
は、ブレーキポート172と第2Dポート174が連通
するようになっている。そして、前記クラッチポート1
68は、クラッチC2及び1−2シフトバルブ120の
油室126に接続されている。又、ブレーキポート17
2は、ローコーストモジュレータバルブ176を介して
1−2シフトバルブ120のローコーストポート144
に接続されている。
【0038】3−4シフトバルブ180は、第2電磁弁
64により第3速段から第4速段への変速時に切り換え
られることにより、第2変速部30の変速を実行するバ
ルブであって、スプール182と、これを付勢するスプ
リング184を収容した油室186と、スプリング18
4に抗してスプール182を移動させるために信号圧P
s2を受け入れる油室188とを備えている。
【0039】前記油室186には、2−3シフトバルブ
148のホールド出力ポート164が接続されている。
この3−4シフトバルブ180では、信号圧Ps2が供給
されていると、ライン圧油路76と接続されている入力
ポート190がブレーキB0と接続されているブレーキ
ポート192と連通し、信号圧Ps2が供給されていない
ときには、入力ポート190がクラッチC0と接続され
ているクラッチポート194と連通する。
【0040】以上のように構成された油圧制御装置C
は、図6の作動表に示すように、シフト装置17の操作
位置に応じて、第1電磁弁62、第2電磁弁64、第3
電磁弁66の作動の組合せにより、各摩擦係合装置を係
合あるいは解放し、所定の変速段を実現する。なお、図
6において、○印は励磁状態あるいは係合状態を示し、
×印は非励磁状態あるいは解放状態をそれぞれ示してい
る。
【0041】後述のダイレクトシフトモードが設定され
た場合の第1速段あるいは第2速段の変速指令が出力さ
れると、第3電磁弁66が励磁状態とされてコーストブ
レーキカットオフバルブ104のスプール110が図5
の左側に示す位置に位置決めされることから、マニュア
ルバルブ74のDポート78から出力された前進レンジ
圧が2−3シフトバルブ148の第1Dポートタ162
及び第2Dポート174に供給される。そのため、第1
速段あるいは第2速段を成立させる際に、第1電磁弁6
2が励磁状態とされると、2−3シフトバルブ148の
スプール150がスプリング152の付勢力に従って、
図5の右側に示す位置に位置決めされ、第1Dポート1
62がブレーキポート160と連通し、第2Dポート1
74がブレーキポート172と連通する。このため、こ
れらブレーキポート160及びブレーキポート172と
それぞれ連通する1−2シフトバルブ120のセカンド
コーストポート130及びローコーストポート144に
それぞれ前進レンジ圧が供給される。
【0042】この1−2シフトバルブ120は、第1速
段のときには、その油室128に信号圧Ps2が供給され
てローコーストポート144が第3ブレーキポート14
6に連通しており、前記前進レンジ圧の供給によりブレ
ーキB3が係合させられることから、キャリア48の回
転が阻止されて第1速段においてもエンジンブレーキが
作用する。又、この1−2シフトバルブ120は、第2
速段のときには、その油室128に信号圧Ps2が供給さ
れず、セカンドコーストポート130が第1ブレーキポ
ート133に連通していて、前記前進レンジ圧の供給に
よりブレーキB1が係合させられることから、第1変速
部40におけるサンギヤ41、42の回転が阻止され
て、第2速段においてもエンジンブレーキが作用する。
【0043】上述したように、この自動変速機Aは、自
動変速モードによる変速と、手動変速モードによる変速
とを行うことができ、そのモードの切換え及び手動変速
モードでの変速段の選択は、前述したシフト装置17に
よって行う。そして、ダイレクトシフトモード(DM)
において、シフトレバー18のスイッチ18A又は18
Bを操作することにより、第1速段ないし第4速段のい
ずれかに変速段を設定することができ、設定した変速段
に応じて自動変速機用電子制御装置16が油圧制御装置
Cの第1〜第3電磁弁S1、S2、S3に変速指令信号
を出力する。
【0044】次にロックアップクラッチ20の制御につ
いて説明する。
【0045】自動変速機用電子制御装置16は、特定条
件以外はロックアップクラッチ20を係合(以下、ON
という)させてトルクコンバータ21を直結する基本制
御を実行する。
【0046】この実施例では次の〜が前記特定条件
に相当しており、当該特定条件の成立によりロックアッ
プクラッチ20が解放制御(以下OFFという)され
る。なお、の条件が車両が減速していることを判断す
る条件に相当している。
【0047】シフトポジションが2レンジのとき シフトポジションがLレンジのとき シフトポジションがRレンジのとき 自動変速モードで以下のいずれかの条件が成立したと
き (a)ブレーキON (b)アクセルOFF及びアクセルON→OFFから
0.5秒以内 エンジン冷却水温が60℃となるまでの間 変速中 第3電磁弁66がフェイルのとき 車速が所定値以下のとき
【0048】そして、上記条件が全て不成立になったと
き、ロックアップクラッチをON制御(係合)する。
【0049】又、ダイレクトシフトモード時には、上記
の条件成立時におけるロックアップクラッチのOFF
制御を禁止する。
【0050】次に、図7のフローチャートを参照しなが
ら、ロックアップクラッチ制御の内容を説明する。
【0051】ロックアップクラッチ制御がスタートする
と、ステップ301でエンジン冷却水温度が60℃以上
か否か、ステップ303で第3電磁弁66が正常か否か
を判断する。これらの条件が成立していない場合は、ス
テップ325にてロックアップクラッチをOFFする。
【0052】次いで、エンジン冷却水温度が60℃以上
で第3電磁弁66も正常の場合は、ステップ305〜3
09に進んで、シフトポジションが2レンジ、Lレン
ジ、Rレンジかを判断し、これらのいずれかのシフトポ
ジションの場合はステップ325に進み、ロックアップ
クラッチをOFFする。
【0053】上記いずれのシフトポジションでもない場
合は、ステップ311でダイレクトシフトモードか否か
を判断する。ダイレクトシフトモードでない場合、つま
り自動変速モードの場合は、ステップ311の判断がN
Oとなり、ステップ313、ステップ315でブレーキ
ONかアイドルスイッチONかを判断する。いずれかが
ONの場合は、車両減速時であると判断し、ステップ3
25へ進み、ロックアップクラッチをOFFする。
【0054】ブレーキONでもなくアイドルスイッチO
Nでもない場合は、減速時ではないと判断してステップ
317に進む。このステップ317では、前回の処理時
にアイドルスイッチONであったか否かを判断し、この
ステップ317の判断がYESの場合は、アイドルON
からOFFに切り替わったと判断し、その場合はステッ
プ323にて0.5秒間だけロックアップクラッチをO
FFし、ステップ319に進む。
【0055】前回もOFFの場合は、ステップ323は
経ずにステップ319に進み、ここで変速中か否かを判
断し、変速中の場合はステップ325に進んでロックア
ップクラッチをOFFし、変速中でない場合はステップ
321へ進み、車速が所定値以下か否かを判断する。所
定値以下だった場合はロックアップクラッチをOFF
し、所定値を超えていたときはONとする(ステップ3
30)。
【0056】以上のフローを実行した結果、〜の特
定条件が成立したとき以外はロックアップクラッチをO
Nとする基本制御が実現される。
【0057】一方、ダイレクトシフトモードを選択して
いる場合には、ステップ311の判断がYESとなっ
て、減速時ロックアップクラッチOFF制御のためのス
テップ313、315、317をパスする。つまり減速
時ロックアップクラッチOFF制御を禁止してステップ
319に進むようになっている。
【0058】このように、ダイレクトシフトモード時に
は減速時のロックアップクラッチOFF制御を行わな
い。従って、ダイレクトシフトモード時には、それだけ
ロックアップクラッチONの条件が広がり、エンジンブ
レーキが十分に効く状態(走行領域)が増える。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のロックア
ップクラッチ付き自動変速機の制御装置によれば、手動
変速モード時には、減速時のロックアップクラッチ解放
制御を行わず、基本制御に従う。従って、エンジンブレ
ーキが十分に効く状態が増え、レスポンスの良好な変速
操作性を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要旨を示すブロック図
【図2】本発明の一実施例を示すブロック図
【図3】同実施例における自動変速機Aのスケルトン図
【図4】同実施例に用いられているシフトレバーの斜視
【図5】同実施例における自動変速機の油圧制御装置の
系統図
【図6】同実施例における自動変速機の作動表
【図7】同実施例の制御ルーチンの一例を示すフローチ
ャート
【符号の説明】
16…自動変速機用電子制御装置 17…シフト装置 20…ロックアップクラッチ A…自動変速機
フロントページの続き (72)発明者 田端 淳 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 犬塚 武 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 服部 雅士 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変速段を自動設定する自動変速モードと変
    速段を手動設定する手動変速モードとを選択する変速モ
    ード選択手段と、特定条件以外はロックアップクラッチ
    を係合させてトルクコンバータを直結する基本制御を実
    行すると共に、この特定条件の1つに車両の減速条件成
    立が含まれており、減速時には前記ロックアップクラッ
    チを解放する制御を実行するロックアップクラッチ制御
    手段と、を備えたロックアップクラッチ付き自動変速機
    の制御装置において、 前記手動変速モードが選択されているとき、前記減速条
    件成立時のロックアップクラッチの解放制御を禁止する
    手段を設けたことを特徴とするロックアップクラッチ付
    き自動変速機の制御装置。
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