JPH05332443A - 定速走行装置付車両の自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

定速走行装置付車両の自動変速機の変速制御装置

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JPH05332443A
JPH05332443A JP13951092A JP13951092A JPH05332443A JP H05332443 A JPH05332443 A JP H05332443A JP 13951092 A JP13951092 A JP 13951092A JP 13951092 A JP13951092 A JP 13951092A JP H05332443 A JPH05332443 A JP H05332443A
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JP
Japan
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shift
port
speed
mode
speed change
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Application number
JP13951092A
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English (en)
Inventor
Atsushi Tabata
淳 田端
Yasuo Hojo
康夫 北條
Takeshi Inuzuka
武 犬塚
Masashi Hattori
雅士 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドライバーの意図に沿うように運転操作性を
向上させ、かつ適切な変速段で走行できるようにする。 【構成】 オートドライブの指示を出す手段と、該指示
に応答して車両を定速走行させる定速走行制御手段と、
自動変速モードとダイレクトシフトモード(手動変速モ
ード)のいずれかを選択して指示する変速モード指示手
段と、該手段の指示に応答して変速制御する変速制御手
段と、を備えた定速走行装置付車両の自動変速機の変速
制御装置において、ダイレクトシフトモード(ステップ
103、105)を指示する信号が出力されている状態
でオートドライブを指示する信号が出力された場合(ス
テップ102、103)、ダイレクトシフトモードの設
定を解除する(ステップ111)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、定速走行装置付車両の
自動変速機の変速制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置として、実開平1−
63542号公報に記載のものが知られている。
【0003】この装置は、自動変速機の通常の走行レン
ジ(Dレンジ)以外の走行レンジ(2レンジ、Lレン
ジ)で、定速走行装置の作動を禁止するというものであ
る。これは2レンジやLレンジのように自動変速によっ
て達成される変速段が限定されている状態で定速走行制
御に入ると、走行時の騒音が大きくなることがある等の
不具合が発生することを考慮したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来装
置の技術趣旨を自動変速モードと手動変速モードとを選
択できる自動変速機に適用しようとした場合、手動変速
モード中は、定速走行装置の作動を禁止することが考え
られる。
【0005】しかし、手動変速モード中に定速走行を指
示した場合、ドライバーが最終的には定速走行を望んで
いるのにそれが実現されないということになり、ドライ
バーに違和感を与え、運転操作性が悪化するという問題
を生じる。
【0006】又、手動変速モード中でも定速走行装置を
作動させるとした場合は、変速段が固定されたままであ
るため、車速に応じた適切な変速段で走行することがで
きず、やはり不具合が発生する恐れがある。
【0007】本発明は、このような従来の問題に鑑みて
なされたものであって、操作性の向上を図ることがで
き、しかも適切な変速段で走行することのできる定速走
行装置付車両の自動変速機の変速制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1にその要
旨を示すように、設定車速で車両を定速走行させる指示
信号を出力する手段と、該指示信号に応答して車両を定
速走行させる定速走行制御手段と、自動変速モードと手
動変速モードのいずれかを選択して指示する変速モード
指示手段と、該手段の指示信号に応答していずれかの変
速モードの下で変速制御する変速制御手段と、を備えた
定速走行装置付車両の自動変速機の変速制御装置におい
て、前記手動変速モードを指示する信号が出力されたか
否かを判断する手段と、前記定速走行を指示する信号が
出力されたか否かを判断する手段と、手動変速モードを
指示する信号が出力されている状態で前記定速走行を指
示する信号が出力された場合に、手動変速モードの設定
を解除する手段とを備えたことにより上記課題を解決し
たものである。
【0009】
【作用】手動変速モード時に、定速走行装置の作動の指
示を行うと、変速モードを手動変速モードから自動変速
モードとし、定速走行装置を作動させる。従って、ドラ
イバーに違和感を与えることなく、運転操作性の向上を
図ることができる。又、変速モードが自動変速モードに
復帰するので、適切な変速段で走行することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0011】図2は、本発明の一実施例の基本的な構成
を示すブロック図である。Eはエンジン、Aは自動変速
機、Cは自動変速機の油圧制御装置である。
【0012】自動変速機Aは、走行状態に応じて自動的
に変速段を設定する自動変速モードと、手動操作に基づ
いて変速段を設定する手動変速モード(ここでは「ダイ
レクトシフトモード」と言う)とを、シフトレバーの操
作によって選択できるように構成されている。
【0013】エンジンEのスロットルバルブ10は、ア
クチュエータ11によって開度調節され、アクチュエー
タ11は、エンジン用電子制御装置(E−ECU)12
によって制御される。
【0014】エンジン用電子制御装置12は、中央演算
素子(CPU)および記憶素子(ROM、RAM)並び
に入出力インターフェースを主たる要素とするものであ
り、アクセルペダル13の踏み込み量を検出するセンサ
14からの出力信号や、車速信号、サイドブレーキスイ
ッチやフートブレーキスイッチからのブレーキ信号、エ
ンジン水温信号、更に、オートドライブコントローラ
(定速走行制御装置)18などの信号が入力されてい
る。そして、アクセルペダル13の操作量に応じて前記
アクチュエータ11を動作させてスロットルバルブ10
を所定の開度に設定し、併せて燃料噴射装置15による
燃料噴射量をスロットル開度に適した量に制御する。な
お、この場合のオートドライブコントローラ18は、図
示しない設定車速入力手段(定速走行指示手段を含む)
にて入力した設定車速になるようにエンジン回転数を調
節して走行車速を制御する機能を有している。
【0015】又、自動変速機Aは、油圧制御装置Cのソ
レノイドバルブ(図示せず)を自動変速機用電子制御装
置(A−ECU)16によって制御するとともに、シフ
ト装置17によってマニュアルバルブ(図示せず)を操
作することにより、所定の変速段を達成する構成となっ
ている。
【0016】シフト装置17は、図2に示すように、メ
インのシフト機構17Aとサブのシフト機構17Bとを
有するものである。前者は、通常の自動変速レンジを選
択するもので、図4に示すように、パーキングレンジ
(P)、リバースレンジ(R)、ニュートラルレンジ
(N)、ドライブレンジ(D)、3レンジ(3)、2レ
ンジ(2)、Lレンジ(L)の各レンジを選択すること
ができる。
【0017】又、後者は、手動変速モード(ダイレクト
シフトモード)を選択するとともに、同モードでの変速
段を指示することができるものである。
【0018】詳しく述べると、シフト装置17には、従
来のシフトレバー式操作機構(メインのシフト機構17
A)とは別に、図5(a)、(b)に示すようなダイレ
クトシフトモード設定用のシフトレバー19を備えてい
る。ダイレクトシフトモード設定用のシフト機構17A
は、レバー19の移動する花形のゲート(溝)19Aを
持ち、中央にレバー19が自動的に戻るクロス点19C
を有する。
【0019】溝19Aは変速段に合わせて4つあり、そ
れぞれの溝19Aの奥には、レバー19が倒されたと
き、その押圧力により作動するスイッチSW1、SW
2、SW3、SW4が設けられている。これにより、ド
ライバーは例えば2ndに入れたいときは「2」の溝にレ
バー19を倒し、その変速段への変速を指示する。レバ
ー19はオートリターン式で、手を放せば自動的に中央
のクロス点19Cに戻るようになっている。
【0020】このレバー19の頂部にはダイレクトシフ
トモードセット用のスイッチSWDが設けられている。
このスイッチSWDはオートリターン式で、一度押すと
設定状態、次にもう一度押すと解除となる。ダイレクト
シフトモードが設定されていないと、レバー19を倒し
てもその変速段(例えば2nd)に変速されない。又、ダ
イレクトシフトモードは、メインのシフトレバーがDレ
ンジ位置にあるときのみ、設定可能となっている。
【0021】又、図2の自動変速機用電子制御装置16
は、中央演算素子(CPU)及び記憶素子(ROM、R
AM)並びに入出力インターフェースを主たる要素とす
るものであり、シフト装置17から入力されるシフトポ
ジション信号及びダイレクトシフトモードセットスイッ
チSWDに応じて、選択しているモードが、自動変速モ
ードか手動変速モード(ダイレクトシフトモード)かを
判定し、ダイレクトシフトモード選択状態においては、
スイッチSW1〜SW4の信号入力状態に応じて変速段
を決定し、それに応じた変速指令信号を油圧制御装置C
に出力する。
【0022】この自動変速機用電子制御装置16には、
タービン回転信号、車速V、アクセル操作量θ、ブレー
キ信号、エンジン水温、パターンセレクト信号等の信号
が入力されている。
【0023】次に、自動変速機Aの機械的構成を図3の
スケルトン図を用いて説明する。
【0024】この自動変速機Aは、ロックアップクラッ
チ20を有するトルクコンバータ21と、一組の遊星歯
車機構を有する第2変速部(オーバードライブ機構部)
30と、二組の遊星歯車機構によって複数の前進段およ
び後進段を設定する第1変速部(アンダードライブ機構
部)40と、を有する。
【0025】第2変速部30は、ハイ・ローの二段の切
換えを行うものであって、その遊星歯車機構のキャリヤ
31がトルクコンバータ21のタービンランナ22に連
結されている。又、このキャリヤ31とサンギヤ32と
の間に、クラッチC0及び一方向クラッチF0が相互に
並列の関係となるよう設けられている。更に、サンギヤ
32とハウジングHUとの間に、ブレーキB0が設けら
れている。
【0026】第1変速部40の各遊星歯車機構における
サンギヤ41、42は、共通のサンギヤ軸43に設けら
れており、この第1変速部40の図における左側(フロ
ント側)の遊星歯車機構におけるリングギヤ44と、第
2変速部30におけるリングギヤ33との間には、クラ
ッチC1が設けられている。
【0027】又、前記サンギヤ軸43と第2変速部30
のリングギヤ33との間には、クラッチC2が設けられ
ている。第1変速部40における図の左側の遊星歯車機
構のキャリヤ45と、右側(リヤ側)の遊星歯車機構の
リングギヤ46とは一体的に連結されている。又、これ
らのキャリヤ45とリングギヤ46とに、出力軸47が
連結されている。
【0028】又、バンドブレーキである第1ブレーキB
1が、サンギヤ軸43の回転を止めるように設けられて
いる。具体的には、ブレーキB1は、クラッチC2のク
ラッチドラムの外周側に設けられている。又、サンギヤ
軸43とハウジングHUとの間には、一方向クラッチF
1とブレーキB2とが直列に配置されている。更に、リ
ヤ側の遊星配置機構におけるキャリヤ48と、ハウジン
グHUとの間には、第2一方向クラッチF2とブレーキ
B3とが並列に配置されている。
【0029】図5に上記油圧制御装置Cの要部を詳細に
示す。
【0030】図において符号74がマニュアルバルブで
ある。このマニュアルバルブ74は前記シフト装置17
の動きと連動して移動させられるスプール72を備え、
図示しないプライマリレギュレータバルブにより調圧さ
れたライン圧PLを導くライン圧油路76に接続されて
いる。即ち、3、D、又はDMレンジではスプール72
が図示のD位置に位置決めされることにより、Dポート
78からライン圧PLと同じ大きさの前進レンジ圧が出
力される。又、S(2)レンジでは、スプール72がS
位置に位置決めされることにより、Dポート78及びS
ポート80からライン圧PLが出力され、L(1)レン
ジでは、スプール72がL位置に位置決めされることに
より、Dポート78、Sポート80及びLポート82か
らライン圧PLが出力される。
【0031】前記Dポート78から出力されたライン圧
PLは、クラッチC1に供給されると共に、オリフィス
84及び88をそれぞれ介して第1電磁弁(ソレノイ
ド)62及び第3電磁弁66へ供給される。又、前記ラ
イン圧油路76内のライン圧PLもオリフィス86を介
して第2電磁弁64へ供給される。第1〜第3電磁弁6
2、64、66は、各々開閉弁であって、励磁状態のと
きにオリフィス84、86、及び88の下流側を解放し
て大気圧とするが、非励磁状態のときにはオリフィス8
4、86、及び88の下流側を閉じて信号圧Ps1、Ps
2、Ps3をそれぞれ発生させる。
【0032】前記Sポート80から出力されたライン圧
PLは、O/Dロックバルブ90の供給ポート92に供
給される。このO/Dロックバルブ90は、供給ポート
92を出力ポート94に連通させる非ロック位置と、出
力ポートをドレンポート96に連通させるロック位置と
に選択的に位置決めされるスプール98と、このスプー
ル98をロック位置に向かって付勢するスプリング10
0と、スプール98を非ロック位置に位置させるために
信号圧Ps1が導かれる油室102とを備えている。O/
Dロックバルブ90は、シフト装置17がSレンジ又は
Lレンジに操作され、且つ第1電磁弁62が非励磁状態
とされたときに、コーストブレーキカットオフバルブ1
04を優先的に非カット位置に位置させる油圧をその出
力ポート94から出力する。
【0033】コーストブレーキカットオフバルブ104
は、ダイレクトシフトモードの第1速段及び第2速段に
おいてエンジンブレーキを作用させるためのものであっ
て、マニュアルバルブ74のDポート78に接続される
入力ポート106とドレンポート118とを備え、スプ
ール110によってこの入力ポート106又はドレンポ
ート118のいずれか一方に後述の2−3シフトバルブ
148の第1Dポート162に接続された出力ポート1
08が選択的に連通されるようになっている。なお、符
号112は、このスプール110を開弁方向に付勢する
スプリング、114は、このスプリング112を収容し
且つ前記出力ポート94からの油圧を受け入れる油室、
116は、スプール110をスプリング112の付勢力
に抗してカット位置に位置決めさせるための信号圧Ps3
を受け入れるための油室である。
【0034】この構成により、信号圧Ps3が発生してい
る状態ではスプール110がカット位置に位置決めされ
るが、出力ポート94からの油圧が油室114に作用し
ている状態ではスプール110が優先的に非カット位置
に位置決めされることになる。
【0035】1−2シフトバルブ120は、第2電磁弁
64により第1速段から第2速段への変速時に切り換え
られるバルブであって、スプール122とこれを付勢す
るスプリング124を収容した油室126と、スプリン
グ124に抗してスプール122を移動させるための信
号圧Ps2を受け入れる油室128とを備える。
【0036】この1−2シフトバルブ120には、セカ
ンドコーストポート130と、このセカンドコーストポ
ート130及びドレンポート132の一方に選択的に連
通させられる第1ブレーキポート133とが形成されて
いる。第1ブレーキポート133は、セカンドコースト
モジュレータバルブ134を介してブレーキB1に接続
されている。又、この1−2シフトバルブ120には、
マニュアルバルブ74のDポート78に連通するDポー
ト136が設けられており、このDポート136及び他
のドレンポート138の一方に選択的に連通させられる
第2ブレーキポート140には、ブレーキB2が接続さ
れている。更に、他のドレンポート142及びローコー
ストポート144の一方に選択的に連通させられる第3
ブレーキポート146がブレーキB3と接続されてい
る。
【0037】2−3シフトバルブ148は、第1電磁弁
62により第2速段から第3速段へ変速するときに切り
換えられるバルブであって、スプール150と、これを
付勢するスプリング152を収容した油室154と、ス
プリング152に抗してスプール150を移動させるた
めに信号圧Ps1を受け入れる油室156とを備える。こ
の2−3シフトバルブ148では、マニュアルバルブ7
4のLポート82から出力されたLレンジ圧が上記油室
154に供給されるようになっている。この2−3シフ
トバルブ148には、第1ドレンポート158、ブレー
キポート160、第1Dポート162が設けられてお
り、そのブレーキポート160が1−2シフトバルブ1
20のセカンドコーストポート130に接続されると共
に、そのブレーキポート160が第1ドレンポート15
8及び第1Dポート162の一方に選択的に連通される
ようになっている。
【0038】又、2−3シフトバルブ148には、ホー
ルド出力ポート164、入力ポート166、クラッチポ
ート168、第2ドレンポート170が順次設けられて
いる。そして、第1ドレンポート158とブレーキポー
ト160とが連通しているときに、第1Dポート162
とホールド出力ポート164、入力ポート166とクラ
ッチポート168がそれぞれ連通し、ブレーキポート1
60が第1Dポート162と連通しているときに、ホー
ルド出力ポード164と入力ポート166、クラッチポ
ート168と第2ドレンポート170がそれぞれ連通す
るようになっている。
【0039】更に、この2−3シフトバルブ148に
は、ブレーキポート172と第2Dポート174が設け
られており、クラッチポート168が入力ポート166
に連通しているときに、第2ドレンポート170がブレ
ーキポート172に連通し、反対に、クラッチポート1
68が第2ドレンポート170に連通しているときに
は、ブレーキポート172と第2Dポート174が連通
するようになっている。そして、前記クラッチポート1
68は、クラッチC2及び1−2シフトバルブ120の
油室126に接続されている。又、ブレーキポート17
2は、ローコーストモジュレータバルブ176を介して
1−2シフトバルブ120のローコーストポート144
に接続されている。
【0040】3−4シフトバルブ180は、第2電磁弁
64により第3速段から第4速段への変速時に切り換え
られることにより、第2変速部30の変速を実行するバ
ルブであって、スプール182と、これを付勢するスプ
リング184を収容した油室186と、スプリング18
4に抗してスプール182を移動させるために信号圧P
s2を受け入れる油室188とを備えている。
【0041】前記油室186には、2−3シフトバルブ
148のホールド出力ポート164が接続されている。
この3−4シフトバルブ180では、信号圧Ps2が供給
されていると、ライン圧油路76と接続されている入力
ポート190がブレーキB0と接続されているブレーキ
ポート192と連通し、信号圧Ps2が供給されていない
ときには、入力ポート190がクラッチC0と接続され
ているクラッチポート194と連通する。
【0042】以上のように構成された油圧制御装置C
は、図6の作動表に示すように、シフト装置17の操作
位置に応じて、第1電磁弁62、第2電磁弁64、第3
電磁弁66の作動の組合せにより、各摩擦係合装置を係
合あるいは解放し、所定の変速段を実現する。なお、図
6において、○印は励磁状態あるいは係合状態を示し、
×印は非励磁状態あるいは解放状態をそれぞれ示してい
る。
【0043】後述のダイレクトシフトモードが設定され
た場合の第1速段あるいは第2速段の変速指令が出力さ
れると、第3電磁弁66が励磁状態とされてコーストブ
レーキカットオフバルブ104のスプール110が図5
の左側に示す位置に位置決めされることから、マニュア
ルバルブ74のDポート78から出力された前進レンジ
圧が2−3シフトバルブ148の第1Dポートタ162
及び第2Dポート174に供給される。そのため、第1
速段あるいは第2速段を成立させる際に、第1電磁弁6
2が励磁状態とされると、2−3シフトバルブ148の
スプール150がスプリング152の付勢力に従って、
図5の右側に示す位置に位置決めされ、第1Dポート1
62がブレーキポート160と連通し、第2Dポート1
74がブレーキポート172と連通する。このため、こ
れらブレーキポート160及びブレーキポート172と
それぞれ連通する1−2シフトバルブ120のセカンド
コーストポート130及びローコーストポート144に
それぞれ前進レンジ圧が供給される。
【0044】この1−2シフトバルブ120は、第1速
段のときには、その油室128に信号圧Ps2が供給され
てローコーストポート144が第3ブレーキポート14
6に連通しており、前記前進レンジ圧の供給によりブレ
ーキB3が係合させられることから、キャリア48の回
転が阻止されて第1速段においてもエンジンブレーキが
作用する。又、この1−2シフトバルブ120は、第2
速段のときには、その油室128に信号圧Ps2が供給さ
れず、セカンドコーストポート130が第1ブレーキポ
ート133に連通していて、前記前進レンジ圧の供給に
よりブレーキB1が係合させられることから、第1変速
部40におけるサンギヤ41、42の回転が阻止され
て、第2速段においてもエンジンブレーキが作用する。
【0045】上述したように、この自動変速機Aは、自
動変速モードによる変速と、手動変速モードによる変速
とを行うことができ、そのモードの切換え及び手動変速
モードでの変速段の選択は、前述したシフト装置17に
よって行う。そして、ダイレクトシフトモードにおい
て、シフトレバー19によりスイッチSW1〜SW4が
作動させられることにより、第1速段ないし第4速段の
いずれかに変速段を設定することができ、設定した変速
段に応じて自動変速機用電子制御装置16が油圧制御装
置Cの第1〜第3電磁弁S1、S2、S3に変速指令信
号を出力する。
【0046】次に、図8のフローチャートを参照しなが
ら、定速走行制御及び変速制御の内容を説明する。
【0047】この制御がスタ−トすると、最初にステッ
プ101で各種センサ信号等の入力処理を行う。次い
で、ステップ102でオートドライブの指示が有るか否
かを判断する。NOの場合は、ステップ103にてダイ
レクトシフトモードの指示が有るか否かを判断し、NO
の場合はステップ104でフラグFDをリセットして、
リターンステップに進む。
【0048】オートドライブの指示がなく、かつダイレ
クトシフトモードの指示がある場合は、ステップ102
→103→105と進み、ここでフラグFDに「1」を
セットする。そして、ステップ106にてダイレクトシ
フトモードを設定し、リターンステップに進む。
【0049】オートドライブの指示がある場合は、ステ
ップ102の判断がYESとなり、ステップ110に進
んでフラグFDの状態を判断する。このフラグFDは、
先にダイレクトシフトモードの指示が出されている場合
に「1」となるフラグであり、このフラグFDが「1」
の場合は、判断がYESとなってステップ111に進
み、ダイレクトシフトモードの設定を解除する。そし
て、ステップ112でオートドライブの設定を行い、リ
ターンステップに進む。
【0050】又、フラグFDが「1」でない場合は、ス
テップ113に進んでダイレクトシフトモードの指示が
あるか否かを判断し、YESの場合は、オートドライブ
の設定を解除して、ステップ115でフラグFDに
「1」をセットし、ステップ116でダイレクトシフト
モードを設定してリターンステップに進む。
【0051】又、ステップ113でダイレクトシフトモ
ードの指示がないと判断された場合は、通常のDレンジ
自動変速モードでオートドライブのみが設定されるべき
状態なため、ステップ117に進んでオートドライブを
設定し、リターンステップに進む。
【0052】このように、先にダイレクトシフトモード
の指示がある場合でも、後からオートドライブの指示が
出されると、ダイレクトシフトモードの設定を解除して
優先的にオートドライブの設定が行われる。従って、ド
ライバーの意図した通りの作動が実現され、操作性の向
上が図られる。又、ダイレクトシフトモードが解除され
ると、変速モードが自動変速モードに復帰するので、適
切な変速段で走行することができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の定速走行
装置付車両の自動変速機の変速制御装置によれば、手動
変速モードが指定されているときにも、後から定速走行
の指示が出された場合、手動変速モードを解除して優先
的に定速走行制御を行うことができる。従って、ドライ
バーの意図した通りの作動をさせることができ、操作性
の向上を図ることができる。又、変速モードが自動変速
モードに復帰するので、適切な変速段で走行することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要旨を示すブロック図
【図2】本発明の一実施例を示すブロック図
【図3】同実施例における自動変速機Aのスケルトン図
【図4】同実施例に用いられているシフトパターンの図
【図5】(a)は同実施例に用いられているダイレクト
シフトモード設定用のレバーのシフトパターンの図、
(b)はレバーの斜視図
【図6】同実施例における自動変速機の油圧制御装置の
系統図
【図7】同実施例における自動変速機の作動表
【図8】同実施例の制御ルーチンの一例を示すフローチ
ャート
【符号の説明】
16…自動変速機用電子制御装置 17…シフト装置 17A…メインのシフト機構 17B…サブのシフト機構 18…オートドライブコントローラ A…自動変速機 E…エンジン C…油圧制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 犬塚 武 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 服部 雅士 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】設定車速で車両を定速走行させる指示信号
    を出力する手段と、該指示信号に応答して車両を定速走
    行させる定速走行制御手段と、自動変速モードと手動変
    速モードのいずれかを選択して指示する変速モード指示
    手段と、該手段の指示信号に応答していずれかの変速モ
    ードの下で変速制御する変速制御手段と、を備えた定速
    走行装置付車両の自動変速機の変速制御装置において、 前記手動変速モードを指示する信号が出力されたか否か
    を判断する手段と、 前記定速走行を指示する信号が出力されたか否かを判断
    する手段と、 手動変速モードを指示する信号が出力されている状態で
    前記定速走行を指示する信号が出力された場合に、手動
    変速モードの設定を解除する手段と、 を備えたことを特徴とする定速走行装置付車両の自動変
    速機の変速制御装置。
JP13951092A 1992-06-01 1992-06-01 定速走行装置付車両の自動変速機の変速制御装置 Pending JPH05332443A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008111478A1 (ja) * 2007-03-14 2008-09-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha ハイブリッド自動車およびその制御方法
JP2012056431A (ja) * 2010-09-08 2012-03-22 Daimler Ag 車両用走行制御装置
WO2012124103A1 (ja) * 2011-03-17 2012-09-20 トヨタ自動車株式会社 走行制御装置
JP2017141027A (ja) * 2012-09-06 2017-08-17 ジャガー・ランド・ローバー・リミテッドJaguar Land Rover Limited 車両制御システム及び方法

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