JP2994388B2 - 自動変速機における油圧制御装置 - Google Patents

自動変速機における油圧制御装置

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JP2994388B2
JP2994388B2 JP63063830A JP6383088A JP2994388B2 JP 2994388 B2 JP2994388 B2 JP 2994388B2 JP 63063830 A JP63063830 A JP 63063830A JP 6383088 A JP6383088 A JP 6383088A JP 2994388 B2 JP2994388 B2 JP 2994388B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、自動変速機特に自動車に搭載される自動変
速機におけるライン圧制御装置に係り、詳しくはセレク
トレバーをニュートラルNからドライブレンジD又はリ
バースレンジRに操作する際に生ずるセレクトショック
を軽減する油圧制御装置に関する。
(ロ) 従来の技術 一般に、自動変速機を搭載した自動車は、セレクトレ
バーをニュートラルNからドライブD又はリバースRレ
ンジに操作すると、ライン圧が所定摩擦係合要素の油圧
サーボに作用し、急激に該摩擦係合要素(フォワードク
ラッチ、ダイレクトクラッチ、1st&Revブレーキ)を係
合してセレクトショックを生ずる。
そこで、従来、特開昭62−41466号公報に示されるよ
うに、前進1速状態で第1位置となりかつそれ以外の前
進位置では第2位置となるシャトル弁を設け、該シャト
ル弁が第1位置にある場合、ソレノイド弁による制御圧
をフォワードクラッチコントロール弁の制御室に作用
し、またシャトル弁が第2位置にある場合、該制御圧を
ロックアップコントロール弁の制御室に作用する、自動
変速機の油圧制御装置が案出されている。
該油圧制御装置は、運転者がマニュアル弁をNレンジ
からDレンジに操作した状態では、変速(シフト)弁が
1速状態にあることに起因してシャトル弁が第1位置に
あり、ソレノイド弁からのデューティ制御圧がフォワー
ドクラッチコントロール弁の制御室に供給され、該コン
トロール弁を制御する。即ち、Dレンジへの操作当初
は、制御圧が低く、フォワードクラッチ用油圧サーボに
低い油圧を供給して引摺りトルクが伝達されない状態と
し、クリープ現象を防止する。そして、アクセル等の発
生信号に基づき、デューティ制御圧を徐々に高めて、フ
ォワードクラッチ用油圧サーボへの供給油圧を高め、発
進ショックを生ずることなく発進する。また、変速(シ
フト)弁が2速以上になると、シャトル弁が第2位置に
切換えられ、ソレノイド弁からの制御圧がロックアップ
クラッチ弁の制御室に供給される。これにより、トルク
コンバータ供給圧の供給方向及びその油圧が制御され、
ロックアップクラッチの制御及びそのスリップ制御が行
われる。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 上述油圧制御装置にあっては、1個の共通なソレノイ
ド弁により、前進圧制御(セレクトショック防止及びク
リープ防止)並びにトルクコンバータ制御(ロックアッ
プ制御及びスリップ制御)が可能であるが、特別にフォ
ワードコントロール弁を別設する必要がある。このた
め、スペース及びコスト面で不利になると共に、Nレン
ジからDレンジへの操作時に対するセレクトショックの
軽減は可能であっても、NレンジからRレンジへ操作す
る場合は、依然としてセレクトショックを生じてしま
う。
そこで、本発明は、プライマリレギュレータバルブを
制御することにより、特別なバルブを別設する必要がな
く、かつNレンジからDレンジへの操作時に限らず、N
レンジからRレンジへの操作時にもセレクトショックの
発生を防止した自動変速機における油圧制御装置を提供
することを目的とするものである。
(ニ) 課題を解決するための手段 請求項1に係る本発明は、変速ギヤ装置の所定要素を
係合又は解放するクラッチ及びブレーキ用油圧サーボ
(C…,B…)と、これら油圧サーボに供給するライン圧
を調圧するプライマリレギュレータバルブ(52)と、ロ
ックアップクラッチ(12)を制御する制御手段(56,5
7)と、ソレノイドバルブ(S4)と、該ソレノイドバル
ブからの制御圧を選択的に前記ロックアップクラッチの
制御手段(56,57)又はプライマリレギュレータバルブ
(52)に連通させるリレーバルブ(58)と、を備え、 前記リレーバルブ(58)は、前進2速以上で供給され
る所定油圧サーボ(B2)への供給油圧により、前記ソレ
ノイドバルブ(S4)からの制御圧が前記プライマリレギ
ュレータバルブ(52)に連通する位置から前記ロックア
ップクラッチの制御手段(56,57)に連通する位置に切
換えられ、 前記プライマリレギュレータバルブ(52)は、前記ソ
レノイドバルブ(S4)からの制御圧が供給される制御室
(e)を有し、 前記ソレノイドバルブ(S4)は、マニュアルバルブ
(51)のセレクト位置を検出するセンサ(47)からの信
号に基づいて制御され、ニュートラルレンジ(N)から
ドライブレンジ(D)への又はリバースレンジ(R)へ
の操作時に前記ライン圧を減圧方向に調圧する制御圧を
前記制御室に供給してなる、 自動変速機おける油圧制御装置にある。
請求項2に係る本発明は、変速ギヤ装置の所定要素を
係合又は解放するクラッチ及びブレーキ用油圧サーボ
(C…,B…)と、これら油圧サーボに供給するライン圧
を調圧するプライマリレギュレータバルブ(52)と、ロ
ックアップクラッチ(2)を制御する制御手段(56,5
7)と、ソレノイドバルブ(S4)と、該ソレノイドバル
ブからの制御圧を選択的に前記ロックアップクラッチの
制御手段(56,57)又はプライマリレギュレータバルブ
(52)に連通させるリレーバルブ(58)と、を備え、 前記リレーバルブ(58)は、少なくともニュートラル
レンジ(N)、リバースレンジ(R)及びドライブレン
ジ(D)の1速状態において、前記ソレノイドバルブ
(S4)からの制御圧が前記プライマリレギュレータバル
ブ(52)に連通する位置にあり、 前記プライマリレギュレータバルブ(52)は、スプー
ル(52a,52b)の一端側(j)にスロットル圧に基づく
付勢力が作用し、該スプールの他端側If)にライン圧ポ
ート(p2)からのフィードバック圧が作用すると共に、
該スプールの段差部に前記ソレノイドバルブからの制御
圧が作用する制御室(e)を有し、 前記ソレノイドバルブ(S4)は、マニュアルバルブ
(51)のセレクト位置を検出するセンサ(47)からの信
号に基づいて制御され、ニュートラルレンジ(N)から
ドライブレンジ(D)への又はリバースレンジ(L)へ
の操作時に前記ライン圧を減圧方向に調圧する制御圧を
前記制御室(e)に供給してなる、 自動変速機おける油圧制御装置にある。
請求項3に係る本発明は、前記リレーバルブ(58)
は、前進2速以上で供給される所定油圧サーボ(B2)へ
の供給油圧により、前記ソレノイドバルブ(S4)からの
制御圧が前記プライマリレギュレータバルブの制御室
(e)に連通する位置から前記ロックアップクラッチの
制御手段(56,57)に連通する位置に切換えられてな
る、 請求項2記載の自動変速機における油圧制御装置にあ
る。
(ホ) 作用 以上の構成に基づき、車輌の通常走行時にあっては、
前進2速以上で供給される所定油圧サーボ(B2)への供
給油圧等により、リレーバルブ(58)は、ソレノイドバ
ルブ(S4)からの制御圧がロックアップクラッチ(12)
の制御手段(56,57)に切換えられた位置にある。この
状態では、ソレノイドバルブ(S4)からの制御圧は、リ
レーバルブ(58)を介してロックアップクラッチの制御
手段(56,57)に連通され、従ってロックアップクラッ
チ(12)は、適宜制御されて所定係合圧にて係合し得
る。また、該通常走行状態にあっては、プライマリリレ
ーバルブ(52)はスロットル圧及びライン圧のフィード
バック圧等により適宜調圧されて、各クラッチ及びブレ
ーキが充分な容量を有する所定ライン圧を発生する。
一方、例えば前記所定油圧サーボ(B2)へ油圧が供給
されない前進2速以上以外にあっては、リレーバルブ
(58)は、ソレノイドバルブ(S4)からの制御圧がプラ
イマリレギュレータバルブ(52)の制御室(e)に連通
する位置にある。従って、ニュートラルレンジ(N)、
リバースレンジ(R)及びドライブレンジ(D)の1速
状態にあっては、ソレノイドバルブ(S4)からの制御圧
は、リレーバルブ(58)を介してプライマリレギュレー
タバルブ(52)の制御室(e)に連通する。この状態
で、セレクト位置を検出するセンサ(47)からの信号に
基づき、ソレノイドバルブ(S4)は、所定制御圧を発生
し、該制御圧は、上記制御室(e)に供給されて、プラ
イマリレギュレータバルブ(52)を、そのライン圧が減
圧する方向に調圧する。従って、運転者が、ニュートラ
ルレンジ(N)からドライブレンジ(D)(当然1速状
態にある)又はリバースレンジ(R)に操作しても、上
述したようにライン圧が減圧しているため、セレクトシ
ョックが低減される。この際、ソレノイドバルブ(S4)
は、適宜制御圧を発生し得るので、例えばドライブレン
ジの1速状態で、滑らかに所定ライン圧に戻したり、ま
た応答遅れのない発進等のきめ細かい制御を行うことが
できる。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するための
ものであるが、特許請求の範囲の構成に何等影響を与え
るものではない。
なお、上記カッコ内の符号及び後の「発明の効果」に
おけるカッコ内の符号は、図面と対照するためのもので
あるが、本発明の構成を何等限定するものではない。
(ヘ) 実施例 以下、図面に沿って本発明の実施例について説明す
る。
自動変速機1は、第2図及び第3図に示すように、ト
ルクコンバータ2、プラネタリ変速ギヤ機構3及び油圧
制御装置5を備えており、それぞれコンバータハウジン
グ6、トランスミッションケース7及びエクステンショ
ンハウジング9、そしてバルブボディ10及びオイルパン
11に収納されている。トルクコンバータ2はロックアッ
プクラッチ12を備えており、入力部材13の回転をトルク
コンバータ2の油流を介して又はロックアップクラッチ
12により直接変速ギヤ機構3の入力軸15に伝達する。変
速ギヤ機構3はオーバドライブプラネタリギヤユニット
17と、フロントプラネタリギヤユニット19及びリヤプラ
ネタリギヤユニット20からなる主変速ユニット21とから
なる。オーバドライブプラネタリギヤユニット17は入力
軸15に直結されかつプラネタリピニオン22を支持してい
るキャリヤ24、入力軸15に被嵌しているサンギヤ23及び
主変速ユニット21の入力軸26に連結しているリングギヤ
25を有しており、またプラネタリキャリヤ24とサンギヤ
23との間にオーバドライブダイレクトクラッチC0及びワ
ンウェイクラッチF0が介在していると共に、サンギヤ23
とケース7との間にオーバドライブブレーキB0が配設さ
れている。また、フロントプラネタリギヤユニット19は
出力軸27に直結しかつプラネタリピニオン28を支持して
いるキャリヤ29、出力軸27に被嵌しかつリヤプラネタリ
ギヤユニット20のサンギヤ30bと一体に構成されている
サンギヤ30a、及び入力軸26にフォワードクラッチC1
介して連結しているリングギヤ31からなり、また入力軸
26とサンギヤ30との間にダイレクトクラッチC2が介在し
ていると共に、該サンギヤ30とケース7との間にバンド
ブレーキからなる2ndコーストブレーキB1が介在してお
り、更にサンギヤ30とケース7との間にはワンウェイク
ラッチF1を介して多板からなる2ndブレーキB2が配設さ
れている。また、リヤプラネタリギヤユニット20はプラ
ネタリピニオン32を支持しているキャリヤ33、サンギヤ
30bおよび出力軸27に直結しているリングギヤ35からな
り、またキャリヤ33とケース7との間には1st&Revブレ
ーキB3及びワンウェイクラッチF2が並列して配設されて
いる。なお、第2図中36はオイルポンプである。
そいて、第2図に示すように、O/Dプラネタリギヤユ
ニット17は、サンギヤ23のボス部23aが軸方向に延び、
該ボス部とキャリヤ24に固定されるスリーブ24aとの間
にワンウェイクラッチF0が介在しており、また前記ボス
部23aからシリンダを構成するフランジ部40が延設され
ている。該フランジ部40にはピストン41が嵌合してC0
油圧アクチュエータを構成しており、更に該フランジ部
内周面と前記スリーブ24aとの間にO/Dダイレクトクラッ
チC0が配設されていると共に、その外周面とケース7と
の間にO/DブレーキB0が配設されており、そして該フラ
ンジ部40にはその外径方向に延びて環状の鍔部42が固定
されている。また、該鍔部42に形成した多数の孔又は切
欠き部に対向して、前記ケース7に光又は磁気等の非接
触センサ45が設置されており、該センサ45は、O/Dダイ
レクトクラッチC0の接続時即ち1速、2速、3速時に入
力部材15と一体の鍔部42の回転速度を検知する。
一方、エクステンションケース9内には出力軸27の回
転を検出する車速センサ46が設置されており、該車速セ
ンサ46及び速度センサ45からの信号は他のセンサからの
信号と共に制御部Cに送られ、後述する油圧制御装置5
の各ソレノイドバルブS1,S2,S3,S4を制御する。
また、運転席にセレクトレバー及びアクセルペダル、
ブレーキペダル等が配設されており(図示せず)、セレ
クトレバーは後述するマニュアルバルブ51(第4図)に
連動して、該バルブをニュートラルN、ドライブD、リ
バースR、セカンド2、ローL及びパーキングPの各レ
ンジ(ポジション)に操作すると共に、各ポジション特
にNレンジからDレンジ及びRレンジへの移動をポジシ
ョンセンサ47(第1図)にて検知される。また、アクセ
ルペダルはスロットル及び後述するスロットルバルブ53
(第4図)にワイヤ等を介して連動しており、該スロッ
トルの開度がスロットルセンサ49にて検知される。な
お、該スロットルセンサ49は運転者の発進作動を検知す
る発進センサとなるが、発進センサは該スロットルセン
サに限らず、例えばブレーキペダルの踏圧操作の解除作
動を検知するセンサ等の他のセンサでも良いことは勿論
である。
ついで、第4図に沿って、油圧制御装置5について説
明する。
図中、C0,C1,C2は前記各クラッチの油圧サーボを示
し、B0,B1,B2,B3は前記各ブレーキの油圧サーボを示
し、更に2はトルクコンバータ、12はロックアップクラ
ッチ、36は油圧ポンプである。そして、51はマニュアル
バルブであり、各ポジションP,P,N,D,2,Lにおいてそれ
ぞれライン圧ポートpが図に○で示す各ポートa,b,c,d
に連通する。更に、52は本発明に係るプラタイリレギュ
レーマバルブであり、各油圧サーボに供給するライン圧
を調圧するが、構成については後に詳述する。また、53
はスロットルバルブ、55はセカンダリレギュレータバル
ブである。56はロックアップコントロールバルブ、57は
ロックアップリレーバルブ、であり、これらバルブ56,5
7はロックアップクラッチ(12)を制御する制御手段を
構成する。更に、58はソレノイドリレーバルブ、59はカ
ットバックバルブである。また、60は1−2シフトバル
ブ、61は2−3シフトバルブ、62は3−4シフトバル
ブ、63はリバースインヒビットバルブ、65はローコース
トモジュレータバルブ、66はセカンドコーストモジュレ
ータバルブである。そして、67はC0用アキュムレータ、
69はB0用アキュムレータ、70はC2用アキュムレータ、71
はB2用アキュムレータである。また、72は、前記B0用ア
キュムレータ69,C2用アキュムレータ70及びB2用アキュ
ムレータ71のそれぞれ背圧室69a,70a,71aに連通する油
圧を調圧すると共に、ローコーストモジュレータバルブ
65及びセカンドコーストモジュレータバルブ66の調圧を
制御するアキュムレータコントロールバルブである。更
に、S1,S2はそれぞれシフトバルブ60,61,62を切換え制
御するソレノイドバルブであり、またS3はリニアソレノ
イドバルブであって、ソレノイドレギュレータバルブ73
からの油圧を適宜調圧して、該調圧油圧を前記アキュム
レータコントロールバルブ72に供給する。また、S4は、
リニアソレノイドバルブであって、ロックアップコント
ロールバルブ56及びロックアップリレーバルブ57に適宜
制御圧を供給すると共に、後述するライン圧制御を行
う。
ついで、本発明に係るライン圧制御部分について、第
1図に沿って説明する。
プライマリレギュレータバルブ52は、メインスプール
52a、サブスプール52b及びプラグ52cの互に当接して一
体に摺動する3個の移動部材を有しており、メインスプ
ール52a部分にはその下端に作用するフィードバックポ
ートf、段差部に作用する制御室ポートe、更にライン
圧ポートp2、セカンダリレギュレータバルブ55に連通す
るポートh及びドレーンポートEXを有している。更に、
サブスプール52bにはその上端に作用するスロットル圧
ポートi及びその段差部に作用するカットバック圧ポー
トjを有しており、またそのプラグ52c部分にはその上
端に作用するRレンジライン圧ポートd1を有している。
そして、ライン圧ポートp2は油圧ポンプ36の吐出側に連
通して、該ポンプ圧をライン圧に調圧すると共に各油圧
サーボC0,C1,C2,B0,B1,B2,B3に連通し得、また該ライン
圧はソレノイドモジュレータバルブ73の入力ポートp3
びスロットルバルブ53のライン圧ポートp4にも供給され
ており、そしてプレシャーリリーフバルブ75にも連通し
ている。また、ポートhからの油圧は、セカンダリレギ
ュレータバルブ55に連通してコンバータ油圧に調圧さ
れ、ロックアップリレーバルブ57を介してトルクコンバ
ータ2に供給されており、またRレンジ圧ポートd1はマ
ニュアルバルブ51がRレンジにセレクトされる際にライ
ン圧が供給されるポートdに連通されている(第4
図)。
一方、ソレノイドリレーバルブ58はスプリング58bに
よりスプール58aが下方に付勢されていると共に、下端
に2ndブレーキ用油圧サーボB2に連通している制御室o
を有しており、更に入力ポートk、第1出力ポートe1
ドレーンポートEX及び第2出力ポートlを備えており、
入力ポートkはロックアップソレノイドバルブS4のポー
トk1,k2に連通し、第1出力ポートe1は前記プライマリ
レギュレータバルブ52の制御室ポートeに連通し、そし
て第2出力ポートlは第4図に示すようにロックアップ
コントロールバルブ56及びロックアップリレーバルブ57
の制御室l1,l2に連通している。また、ロックアップソ
レノイドバルブS4はリニアソレノイドバルブからなり、
入力ポートm、出力ポートk1、絞りポートk2及びドレー
ンポートEXを備えており、入力ポートmからの供給圧
を、制御部Cからの電気信号により適宜調圧して、出力
ポートk1に出力する。また、入力ポートmにはソレノイ
ドモジュレータバルブ73により、ライン圧(p3)を所定
圧に減圧したポートm1からの油圧が供給される。
一方、スロットルバルブ53はダウンシフトプラグ53a
及びスプール53bの2段構造からなり、ダウンシフトプ
ラグ53aはその上端にアクセルペダルとワイヤ等を介し
て連動しているスロットルカム53cが当接しており、か
つ該プラグにポートi2からスロットル圧が作用して、ス
ロットルカム53cの押圧力を軽減するパワーアシスト機
構を構成している。また、そのスプール53b部分にはラ
イン圧ポートp4、スロットル圧ポートi3、フィードバッ
クポートi4及びドレーンポートEXを備えており、スロッ
トルカム53cの回動量に応じてプラグ53aを介してスプリ
ング53dを圧縮し、該スプリング53dの付勢力とフィード
バックポートi4及び下端スプリング53eの付勢力が釣り
合うようにスプール53bを移動し、スロットルカム(従
ってスロットルペダル)の回動量に対応する該スプール
53bの移動量に基づき、ライン圧ポートp4のライン圧を
調圧してスロットル圧ポートi3にスロットル圧を生ず
る。なお、下端スプリング53eはネジ53fにより調整し得
る。また、カットバックバルブ59はスプリング59bによ
りスプール59aが下方に付勢されていると共に、該スプ
ール59aの上端には2ndコーストブレーキ用油圧サーボB1
に連通している上制御室sを有しており、かつその下端
に下制御室o1を有しており、更に入力ポートq、出力ポ
ートr及びドレーンポートEXを備えており、かつ下制御
室o1は第4図に示すように、先に示したソレノイドリレ
ーバルブ58の制御室oと共に2ndブレーキ用油圧サーボB
2に連通している。
ついで、本実施例の作用について説明する。
本自動変速機1の各ソレノイドバルブS1,S2,S4、各ク
ラッチC0,C1,C2、ブレーキB0,B1,B3、及び各ワンウェイ
クラッチF0,F1,F2は、各ポジション(レンジ)P,R,R
(V≧7),N,D,2,Lにおける変速段にてそれぞれ第5図
に示す作動表のように制御される。
即ち、Dレンジ又は2レンジにおける1速時は、ソレ
ノイドバルブS1がオン状態にあって、その結果オーバド
ライブダイレクトクラッチC0、ワンウェイクラッチF0,F
2及びフォワードクラッチC1が係合し、他は解放状態に
なっている。従って、オーバドライブプラネタリギヤユ
ニット17は、クラッチC0及びワンウェイクラッチF0を介
して一体となって直結状態となっており、入力軸15の回
転はそのまま主変速ユニット21の入力軸26に伝達され
る。また、主変速ユニット21では、入力軸26の回転がフ
ォワードクラッチC1を介してフロントプラネタリギヤユ
ニット19のリングギヤ31に伝達され、更にキャリヤ29及
び該キャリヤ29と一体の出力軸27に伝達されると共に、
サンギヤ30を介してリヤプラネタリギヤユニット20のキ
ャリヤ33に左方向の回転力を付与するが、ワンウェイク
ラッチF2にて該回転が阻止され、プラネタリピニオン32
は自転して出力軸27と一体のリングギヤ35に動力伝達す
る。
そして、マニュアルバルブ51をNレンジからDレンジ
にセレクトする際、ポジションセンサ47から信号に基づ
き、制御部CからリニアソレノイドバルブS4に所定信号
が出力される。すると、ソレノイドモジュレータバルブ
73の出力ポートmからの油圧が所定油圧に調圧されてポ
ートk1から出力され、ソレノイドリレーバルブ58の入力
ポートkに供給される。この際、ソレノイドリレーバル
ブ58は、2ndブレーキB2が解放状態にあることに基づ
き、制御室oには油圧が作用せず、左半位置にある。従
って、ポートkの制御圧はポートe1を介してプライマリ
レギュレータバルブ52の制御室eに供給される。この状
態にあっては、プライマリレギュレータバルブ52は、ス
ロットルバルブ53からのスロットル圧がポートjに供給
され、かつカットバックバルブ59が2ndコーストブレー
キB1及び2ndブレーキB2の解放に基づき左半位置にある
ことにより、ポートq,j1を介してポートjにスロットル
圧が作用し、これによりスプール52aを下方に付勢して
比較的高い1速時ライン圧を発生する状態にあるが、前
記制御室eへの制御圧の供給に基づき、該ライン圧を所
定量減圧する。これにより、マニュアルバルブ52のN→
Dセレクト時、ライン圧が減圧し、従ってオーバドライ
ブダイレクトクラッチ用油圧サーボC0及びフォワードク
ラッチ用油圧サーボC1への供給圧を減圧して、該クラッ
チC0,C1の係合開始を滑らかにし、そして制御部Cから
の信号に基づき、タイマー制御によりゆっくりとリニア
ソレノイドバルブS4からの制御圧を減圧して、プライマ
リレギュレータバルブ52からのライン圧を通常に戻し
て、クラッチC0,C1の係合を確実にする。なお、スロッ
トルセンサ49等の始動センサ49からの信号を待って制御
部Cから信号を発し、応答遅れのない等の発進時のきめ
細い制御や、また運転者がアクセルペダルを踏む等の始
動意思がない場合、ライン圧をクラッチC0,C1がトルク
伝達直前の油圧に保って、N→Dセレクト時のクリープ
現象を防止するようにしてもよい。
また、Dレンジにおける2速時は、ソレノイドバルブ
S1のオンに加えてバルブS2がオンに切換わる。これによ
り、オーバドライブダイレクトクラッチC0、ワンウェイ
クラッチF0、フォワードクラッチC1、ワンウェイクラッ
チF1及び2ndブレーキB2が係合し、他は解放状態にな
る。従って、オーバドライブプラネタリギヤユニット17
は先に述べた直結状態にあり、入力軸15の回転がそのま
ま主変速ユニット21の入力軸26に伝達される。また、主
変速ユニット21は、入力軸26の回転がフォワードクラッ
チC1を介してフロントギヤユニット19のリングギヤ31に
伝わり、ピニオン28を介してサンギヤ30に左方向の回転
力を付与するが、該サンギヤ30は2ndブレーキB2の係合
に伴うワンウェイクラッチF1にて該方向の回転が阻止さ
れ、従ってプラネタリピニオン28は自転しながらキャリ
ヤ29が回転し、フロントギヤユニット19のみを経由して
2速回転が出力軸27に伝達される。
この際、2ndブレーキ用油圧サーボB2へのライン圧供
給に起因して、ソレノイドリレーバルブ58はその制御室
oにライン圧が供給されて右半位置に切換えられ、入力
ポートkが第2出力ポートlに連通し、従ってロックア
ップコントロールバルブ56及びロックアップリレーバル
ブ57の制御室l1,l2にそれぞれリニアソレノイドバルブS
4からの制御圧が供給され得る状態となる。これによ
り、速度センサ46及びスロットルセンサ49等からの信号
に基づく制御部Cからの信号により、ロックアップソレ
ノイドバルブS4が適宜制御され、ロックアップクラッチ
12が制御される。
また、2ndブレーキ用油圧サーボB2へのライン圧供給
に起因して、カットバックバルブ59はその制御室o1にラ
イン圧が供給されて右半位置に切換えられる。この状態
にあっては、スロットル圧ポートqが閉鎖されると共に
ポートj1がドレーンポートEXと連通し、プライマリレギ
ュレータバルブ52のポートjはドレーン状態となる。従
って、該バルブ52はそのスプール52aを下に付勢する力
が減少し、ライン圧を2速以上に対応して比較的低く設
定する。なお、2速以上の状態、即ち2速、3速及び4
速状態にあっては、2ndブレーキ用油圧サーボB2にライ
ン圧が供給され、該比較的低いライン圧状態に維持され
る。
また、2ndブレーキ用の油圧サーボに油圧が供給され
て該ブレーキB2の摩擦板同士が接触を開始すると、その
アウトプットトルクが変化し、その結果入力軸15と一体
に回転しているオーバドライブプラネタリギヤユニット
17のフランジ部40の回転速度が変化する。該回転速度の
変化はセンサ45により検知され、該検知に基づく制御部
Cからの信号によりリニアソレノイドバルブS3を制御
し、ソレノイドモジュレータバルブ73からの油圧を適宜
調圧して制御圧を発生し、該制御圧はアキュムレータコ
ントロールバルブ72の制御ポートに供給される。これに
より今まで、コントロールバルブ72はライン圧をアキュ
ムレータ71の背圧室71aに供給している状態にあったも
のが、制御圧が背圧室71aに供給され、これによりアキ
ュムレータ背圧は所定量及び所定時間減圧され、更に所
定時間後、リニアソレノイドバルブS3からの制御圧に基
づき、アキュムレータ背圧を徐々に減圧して、アウトプ
ットトルクが滑らかに変化する。これにより、1→2速
のアップシフト時に、2ndブレーキB2の係合によるシフ
トショックを減少して滑らかにアップシフトとする。な
お、該シフト時のショックの軽減は、1→2速に限ら
ず、2→3速、3→4速にも同様に行われ、かつダウン
シフト時も同様に行われる。
また、Dレンジ及び2レンジにおける3速時は、ソレ
ノイドS1がオフされ、オーバドライブダイレクトクラッ
チC0、ワンウェイクラッチF0、フォワードクラッチC1,
ダイレクトクラッチC2及び2ndブレーキB2が係合し、他
は解放状態にある。従って、オーバドライブプラネタリ
ギヤユニット17は先に述べた直結状態にあり、また主変
速ユニット21は、両クラッチC1,C2の係合によりフロン
トプラネタリギヤユニット19が一体になって、入力軸26
の回転はそのまま出力軸27に伝達される。
そして、Dレンジにおける4速即ち最高速段では、ソ
レノイドバルブS2もオフされ、フォワードクラッチC1
ダイレクトクラッチC2及び2ndブレーキB2が係合状態に
あり、主変速ユニット21は3速時と同様に直結状態にあ
るが、オーバドライブプラネタリギヤユニット17は、ダ
イレクトクラッチC0が解放すると共にブレーキB0が係合
するように切換えられる。従って、サンギヤ23がブレー
キB0にてロックされ、キャリヤ24が回転しながらプラネ
タリピニオン22が自転してリングギヤ25に動力伝達し、
該増速回転(オーバトライブ)が直結状態にある主変速
ユニット21の入力軸26に伝達される。
一方、マニュアルバルブ51を2レンジに操作した場
合、1速及び3速においては前記Dレンジの場合と同様
である。そして、2速状態の場合、フォワードクラッチ
C1、O/DダイレクトクラッチC0及び2ndブレーキB2に加え
て、2ndコーストブレーキB1が係合され、主変速ユニッ
ト21のサンギヤ30をロックし、エンジンブレーキをきか
せる。
この際、2ndコーストブレーキB1の係合に起因して、
カットバックバルブ59はその上制御室sにライン圧が供
給され、その下制御室o1に2ndブレーキB2の係合に基づ
くライン圧が供給されても、スプリング59bにより左半
位置に保持される。従って、プライマリレギュレータバ
ルブ52のポートjには、ポートq,j1を介してスロットル
圧が供給され、プライマリレギュレータバルブ52は、2
レンジの2速時においてはDレンジの1速と同様な比較
的高いライン圧を発生する。これにより、各クラッチ及
びブレーキに強い係合力を発生し、スタッグ状態からの
脱出力及び大きさ登坂力を発揮すると共に、2速発進す
る際に有効である。
また、エンジンブレーキ時、速度センサ46からの信号
に基づき、制御部CがリニアソレノイドバルブS3に所定
信号を送り、該バルブS3は、油圧を車速に応じた所定圧
に発生する。そして、該バルブS3からの所定油圧はアキ
ュムレータコントロールバルブ72に供給され、これによ
り該コントロールバルブは、ライン圧を所定量減圧して
制御ポートに出力する。そして、該制御ポートの調圧が
セカンドコーストモジュレータバルブ66の制御室に供給
され、該バルブ66の出力ポートからの油圧を調圧して、
該調圧を2ndコーストブレーキ用油圧サーボB1に供給す
る。これにより、モジュレータバルブ66は車速に対応し
て油圧サーボB1への供給油圧も減圧し、2ndコーストブ
レーキB1は車速の減速に対応してそのトルク容量を減少
しながらエンジンブレーキを作用する。これにより、エ
ンジンブレーキは滑らかに作用する。
また、Lレンジにおける2速時は、上述した2レンジ
における2速時と同様であるが、1速時は、フォワード
クラッチC1,O/DダイレクトクラッチC0に加えて、1st&R
evブレーキB3が係合し、リヤプラネタリギヤユニット20
のキャリヤ33をロックし、エンジンブレーキをきかせ
る。この際同様に、車速センサからの信号に基づく制御
圧により、モジュレータバルブ65の出力ポートからの調
圧が車速の減少に比例して減少し、該調圧が前記油圧サ
ーボB3に作用する。これにより、1st&RevブレーキB
3は、高速状態にあっては大きなトルク容量にてエンジ
ンブレーキを作用し、かつ車速の減少に基づく車輌慣性
力の低下に対応して、漸減するトルク容量にて適正にエ
ンジンブレーキを作用する。
また、Rレンジ時は、オーバドライブダイレクトクラ
ッチC0、ワンウェイクラッチF0、ダイレクトクラッチC2
及び1st&RevブレーキB3を係合し、他は解放状態にあ
る。従って、オーバドライブプラネタリギヤユニット17
は直結状態にあり、また主変速ユニット21は、入力軸26
の回転がクラッチC2により直接サンギヤ30に伝達され、
かつブレーキB3によりリアキャリヤ33の回転がロックさ
れているので、サンギヤ30の回転はプラネタリピニオン
32の自転を介してリングギヤ35に逆回転として伝達さ
れ、出力軸27を逆転する。
この際、前述マニュアルバルブ51のN→Dセレクト時
と同様に、N→Rセレクト時、ポジションセンサ47から
の信号に基づく制御部Cからの信号により、リニアソレ
ノイドバルブS4が所定制御圧が発生する。そして、Rレ
ンジにあっては、ソレノイドリレーバルブ58は左半位置
にあり、ポートkとe1とが連通状態にあって、前述制御
圧はポートk及びe1を介してプライマリレギュレータバ
ルブ52の制御室eに供給され、ライン圧を所定量減圧す
る。これにより、前述したように、N→Rセレクト時の
ショックを軽減する。
また、Rレンジにおいては、マニュアルバルブ51のポ
ートdにライン圧が供給され、該ポートdのライン圧が
プライマリレギュレータバルブ52のRレンジポートd1
供給される。この状態にあっては、カットバックバルブ
59からのスロットル圧が供給されなくとも、プライマリ
レギュレータバルブ52は、プラグ52c、サブスプール52b
を介してメインスプール52aに大きな下向き付勢力を作
用し、ライン圧を1速状態より更に高く設定する。これ
により、オーバドライブダイレクトクラッチC0、ダイレ
クトクラッチC2及び1st&RevブレーキB3に、ギヤ比に対
応した強い係合力を発生する。
また、マニュアルバルブ51をRレンジに操作しても、
車速が所定速度例えば7km/h以上にある場合、ソレノイ
ドバルブS2がオンにあり、ダイレクトクラッチC2が解放
状態にあり、逆回転状態にはならない。
(ト) 発明の効果 以上説明したように、本発明によると、ニュートラル
レンジからドライブレンジ又はリバースレンジへの操作
に際し、通常走行時にあってはロックアップクラッチの
制御用であるソレノイドバルブを用いて、プライマリレ
ギュレータバルブからのライン圧を減圧制御するので、
特別なバルブを設けることのない簡単な構成でもって、
上記操作の際のセレクトショックを低減することがで
き、また上記ソレノイドバルブの制御圧により、ライン
圧をきめ細かく制御することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る自動変速機におけるライン圧制御
装置の主要部及びそれに用いるプライマリレギュレータ
バルブを示す回路図である。第2図は本発明を適用した
自動変速機の全体断面図、第3図はその概略構成図、第
4図はその油圧制御装置を示す回路図、第5図は各ポジ
ションにおける各ソレノイドバルブ、クラッチ、ブレー
キ及びワンウェイクラッチの作動状態を示す図である。 1……自動変速機、3……変速ギヤ機構、5……油圧制
御装置、12……ロックアップクラッチ、47……ポジショ
ンセンサ、51……マニュアルバルブ、52……プライマリ
レギュレータバルブ、52a……(メイン)スプール、52b
……(サブ)スプール、52c……プラグ、e……制御
室、f……フィードバック圧ポート、p2……ライン圧ポ
ート、h……セカンダリレギュレータバルブポート、EX
……ドレーンポート、53……スロットルバルブ、55……
セカンダリレギュレータバルブ、58……ソレノイドリレ
ーバルブ、59……カットバックバルブ、B2……2ndブレ
ーキ(用油圧サーボ)、C0,C1,C2,B0,B1,B2,B3……油圧
サーボ、N……ニュートラルレンジ、D……ドライブレ
ンジ、C……制御部、S4……制御バルブ(ソレノイドバ
ルブ)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 卓司 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・ワーナー株式会社内 (72)発明者 友松 秀夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 柏原 裕司 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 岩月 邦裕 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 谷口 浩司 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−87952(JP,A) 実開 昭52−114183(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 59/00 - 61/12 F16H 61/16 - 61/24 F16H 63/40 - 63/48

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変速ギヤ装置の所定要素を係合又は解放す
    るクラッチ及びブレーキ用油圧サーボと、これら油圧サ
    ーボに供給するライン圧を調圧するプライマリレギュレ
    ータバルブと、ロックアップクラッチを制御する制御手
    段と、ソレノイドバルブと、該ソレノイドバルブからの
    制御圧を選択的に前記ロックアップクラッチの制御手段
    又はプライマリレギュレータバルブに連通させるリレー
    バルブと、を備え、 前記リレーバルブは、前進2速以上で供給される所定油
    圧サーボへの供給油圧により前記ソレノイドバルブから
    の制御圧が前記プライマリレギュレータバルブに連通す
    る位置から前記ロックアップクラッチの制御手段に連通
    する位置に切換えられ、 前記プライマリレギュレータバルブは、前記ソレノイド
    バルブからの制御圧が供給される制御室を有し、 前記ソレノイドバルブは、マニュアルバルブのセレクト
    位置を検出するセンサからの信号に基づいて制御され、
    ニュートラルレンジからドライブレンジへの又はリバー
    スレンジへの操作時に前記ライン圧を減圧方向に調圧す
    る制御圧を前記制御室に供給してなる、 自動変速機おける油圧制御装置。
  2. 【請求項2】変速ギヤ装置の所定要素を係合又は解放す
    るクラッチ及びブレーキ用油圧サーボと、これら油圧サ
    ーボに供給するライン圧を調圧するプライマリレギュレ
    ータバルブと、ロックアップクラッチを制御する制御手
    段と、ソレノイドバルブと、該ソレノイドバルブからの
    制御圧を選択的に前記ロックアップクラッチの制御手段
    又はプライマリレギュレータバルブに連通させるリレー
    バルブと、を備え、 前記リレーバルブは、少なくともニュートラルレンジ、
    リバースレンジ及びドライブレンジの1速状態におい
    て、前記ソレノイドバルブからの制御圧が前記プライマ
    リレギュレータバルブに連通する位置にあり、 前記プライマリレギュレータバルブは、スプールの一端
    側にスロットル圧に基づく付勢力が作用し、該スプール
    の他端側にライン圧ポートからのフィードバック圧が作
    用すると共に、該スプールの段差部に前記ソレノイドバ
    ルブからの制御圧が作用する制御室を有し、 前記ソレノイドバルブは、マニュアルバルブのセレクト
    位置を検出するセンサからの信号に基づいて制御され、
    ニュートラルレンジからドライブレンジへの又はリバー
    スレンジへの操作時に前記ライン圧を減圧方向に調圧す
    る制御圧を前記制御室に供給してなる、 自動変速機おける油圧制御装置。
  3. 【請求項3】前記リレーバルブは、前進2速以上で供給
    される所定油圧サーボへの供給油圧により、前記ソレノ
    イドバルブからの制御圧が前記プライマリレギュレータ
    バルブの制御室に連通する位置から前記ロックアップク
    ラッチの制御手段に連通する位置に切換えられてなる、 請求項2記載の自動変速機における油圧制御装置。
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