JPH06235455A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents
自動変速機の変速制御装置Info
- Publication number
- JPH06235455A JPH06235455A JP1844993A JP1844993A JPH06235455A JP H06235455 A JPH06235455 A JP H06235455A JP 1844993 A JP1844993 A JP 1844993A JP 1844993 A JP1844993 A JP 1844993A JP H06235455 A JPH06235455 A JP H06235455A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shift
- vehicle speed
- upper limit
- port
- limit vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 手動変速モード選択時に、エンジントルクダ
ウンが実行されない場合でも、自動変速機側の摩擦係合
装置の耐久性が損なわれたり、変速フィーリングが悪化
したりする不具合を回避する。 【構成】 ダイレクトシフトモード(手動変速モード)
を選択可能な装置において、ダイレクトシフトモードを
選択しているときで、変速時のエンジントルクダウンの
実行が可能な場合は通常時の上限車速マップを選択し、
トルクダウン不可能な場合はエンジントルク不可時の上
限車速マップを選択する(ステップ301、303、3
05、311、313)。後者は前者よりも上限車速が
低車速側に設定されたものである。そして、選択した上
限車速マップに基づいて変速を許可するか否か、あるい
は高速段への強制変速を実行するか否かを決定する(ス
テップ315、317、319、321、323、32
5、327)。
ウンが実行されない場合でも、自動変速機側の摩擦係合
装置の耐久性が損なわれたり、変速フィーリングが悪化
したりする不具合を回避する。 【構成】 ダイレクトシフトモード(手動変速モード)
を選択可能な装置において、ダイレクトシフトモードを
選択しているときで、変速時のエンジントルクダウンの
実行が可能な場合は通常時の上限車速マップを選択し、
トルクダウン不可能な場合はエンジントルク不可時の上
限車速マップを選択する(ステップ301、303、3
05、311、313)。後者は前者よりも上限車速が
低車速側に設定されたものである。そして、選択した上
限車速マップに基づいて変速を許可するか否か、あるい
は高速段への強制変速を実行するか否かを決定する(ス
テップ315、317、319、321、323、32
5、327)。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変速段を自動設定する
自動変速モードと変速段を手動設定する手動変速モード
とを選択可能な自動変速機の変速制御装置に関する。
自動変速モードと変速段を手動設定する手動変速モード
とを選択可能な自動変速機の変速制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、歯車変速機構と複数の摩擦係合装
置とを備え、油圧制御装置の作動により摩擦係合装置の
係合を選択的に切換え、複数個の変速段のうちのいずれ
かが達成されるように構成した自動変速機の変速制御装
置は既に広く知られている。
置とを備え、油圧制御装置の作動により摩擦係合装置の
係合を選択的に切換え、複数個の変速段のうちのいずれ
かが達成されるように構成した自動変速機の変速制御装
置は既に広く知られている。
【0003】又、このような変速制御装置において、変
速時にエンジンのトルクダウン制御を実行して良好な変
速特性を得ると共に、摩擦係合装置の耐久性の確保、向
上を図った装置も種々提案されている(例えば特開昭5
5−69738)。
速時にエンジンのトルクダウン制御を実行して良好な変
速特性を得ると共に、摩擦係合装置の耐久性の確保、向
上を図った装置も種々提案されている(例えば特開昭5
5−69738)。
【0004】又、変速段を自動設定する自動変速モード
と、変速段を手動設定する手動変速モードとを選択可能
な自動変速機の変速制御装置が、特開平2−8545公
報、特開平2−125174号公報などにおいて知られ
ている。この装置では、自動変速モードが選択されてい
るときには、スロットル開度と車速に基づいて予め設定
された変速線に従って自動変速が行われ、手動変速モー
ドが選択されているときには、手動シフト操作によって
指示された特定の変速段が達成され、且つこの変速段が
ホールドされる。
と、変速段を手動設定する手動変速モードとを選択可能
な自動変速機の変速制御装置が、特開平2−8545公
報、特開平2−125174号公報などにおいて知られ
ている。この装置では、自動変速モードが選択されてい
るときには、スロットル開度と車速に基づいて予め設定
された変速線に従って自動変速が行われ、手動変速モー
ドが選択されているときには、手動シフト操作によって
指示された特定の変速段が達成され、且つこの変速段が
ホールドされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、手動変速モ
ードを選択している場合でも、エンジンの保護やクラッ
チ内での遠心油圧の発生回避等の目的で、入力側の回転
数の上昇し過ぎを押さえるように各変速段毎に上限車速
を設けることが実際には必要である。この場合、原則的
には手動変速であるものの、上限車速を境にして、実際
には自動的に変速が行われることになる。
ードを選択している場合でも、エンジンの保護やクラッ
チ内での遠心油圧の発生回避等の目的で、入力側の回転
数の上昇し過ぎを押さえるように各変速段毎に上限車速
を設けることが実際には必要である。この場合、原則的
には手動変速であるものの、上限車速を境にして、実際
には自動的に変速が行われることになる。
【0006】しかしながら、手動変速モードを選択して
いるときでも、エンジンのトルクダウン制御が実行され
ない状況下で現実に変速段の変更が行われると、入力ト
ルクが過大になって摩擦係合装置の負担増になることが
ある。それは、変速時にトルクダウン制御を実行するシ
ステムでは、エンジンのトルクダウンを前提として摩擦
係合装置や油圧等の諸元が決められているので、トルク
ダウンされない状況下で変速が行われると、摩擦係合装
置の耐久性を損なったり、変速フィーリングの悪化を招
いたりする問題があるためである。
いるときでも、エンジンのトルクダウン制御が実行され
ない状況下で現実に変速段の変更が行われると、入力ト
ルクが過大になって摩擦係合装置の負担増になることが
ある。それは、変速時にトルクダウン制御を実行するシ
ステムでは、エンジンのトルクダウンを前提として摩擦
係合装置や油圧等の諸元が決められているので、トルク
ダウンされない状況下で変速が行われると、摩擦係合装
置の耐久性を損なったり、変速フィーリングの悪化を招
いたりする問題があるためである。
【0007】本発明は、このような従来の問題に鑑みて
なされたものであって、手動変速モード選択時に、トル
クダウンが何等かの理由で実行されない場合でも、これ
を速やかに検出することにより、自動変速機側の摩擦係
合装置の耐久性が損なわれたり、変速フィーリングが悪
化したりする不具合を回避することができる自動変速機
の変速制御装置を提供することを目的とする。
なされたものであって、手動変速モード選択時に、トル
クダウンが何等かの理由で実行されない場合でも、これ
を速やかに検出することにより、自動変速機側の摩擦係
合装置の耐久性が損なわれたり、変速フィーリングが悪
化したりする不具合を回避することができる自動変速機
の変速制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1にその要
旨を示すように、変速段を自動設定する自動変速モード
と変速段を手動設定する手動変速モードとを選択する変
速モード選択手段と、変速時にエンジンのトルクダウン
制御を実行するエンジントルク制御手段と、を備えた自
動変速機の変速制御装置において、前記手動変速モード
が選択されているとき、各変速段における上限車速を設
定する上限車速設定手段と、前記エンジントルク制御手
段による変速時のエンジンのトルクダウン制御が実行可
能か否かを検出するトルクダウン可能検出手段と、該手
段がエンジンのトルクダウン制御が実行不可能を検出し
たとき、前記上限車速を通常値よりも低車速側に変更す
る方向に補正する補正手段と、を備えたことにより、上
記課題を解決したものである。
旨を示すように、変速段を自動設定する自動変速モード
と変速段を手動設定する手動変速モードとを選択する変
速モード選択手段と、変速時にエンジンのトルクダウン
制御を実行するエンジントルク制御手段と、を備えた自
動変速機の変速制御装置において、前記手動変速モード
が選択されているとき、各変速段における上限車速を設
定する上限車速設定手段と、前記エンジントルク制御手
段による変速時のエンジンのトルクダウン制御が実行可
能か否かを検出するトルクダウン可能検出手段と、該手
段がエンジンのトルクダウン制御が実行不可能を検出し
たとき、前記上限車速を通常値よりも低車速側に変更す
る方向に補正する補正手段と、を備えたことにより、上
記課題を解決したものである。
【0009】
【作用】本発明の変速制御装置においては、手動変速モ
ードが選択されているとき、各変速段における上限車速
が設定される。そして、現在の車速が上限車速以下であ
れば、現在の変速段が維持される。又、変速要求(別の
変速段への手動シフト操作)があって、そのときの車速
が、要求された変速段の上限車速以下であれば、変速が
許可される。
ードが選択されているとき、各変速段における上限車速
が設定される。そして、現在の車速が上限車速以下であ
れば、現在の変速段が維持される。又、変速要求(別の
変速段への手動シフト操作)があって、そのときの車速
が、要求された変速段の上限車速以下であれば、変速が
許可される。
【0010】一方、現在の車速が上限車速を超えた場合
は、変速段が高速段側に強制的に変更される。又、変速
要求があって、そのときの車速が、要求された変速段の
上限車速を超えている場合は、その変速段への変速が禁
止される。これにより、エンジン側回転数の過大な上昇
が制限される。
は、変速段が高速段側に強制的に変更される。又、変速
要求があって、そのときの車速が、要求された変速段の
上限車速を超えている場合は、その変速段への変速が禁
止される。これにより、エンジン側回転数の過大な上昇
が制限される。
【0011】又、トルクダウンが何等かの理由で実行さ
れない場合は、前記上限車速が低車速側に変更される。
上限車速が低車速側に変更になると、結果として、車速
が低いうちに、即ちエンジン回転があまり高くならない
うちに、高い変速段に変更されることになる。よって、
摩擦係合装置の入力トルクが小さい状態で変速が実行さ
れるようになる。
れない場合は、前記上限車速が低車速側に変更される。
上限車速が低車速側に変更になると、結果として、車速
が低いうちに、即ちエンジン回転があまり高くならない
うちに、高い変速段に変更されることになる。よって、
摩擦係合装置の入力トルクが小さい状態で変速が実行さ
れるようになる。
【0012】なお、上限車速を低車速側へ変更する代わ
りに、変速判断の情報としての現在車速を高速側に補正
してもよい。その場合は、現在車速と上限車速との間で
相対的に上限車速が低車速側に変更されたことになる。
りに、変速判断の情報としての現在車速を高速側に補正
してもよい。その場合は、現在車速と上限車速との間で
相対的に上限車速が低車速側に変更されたことになる。
【0013】エンジントルクダウンが実行されない場合
としては、例えば次のような場合がある。
としては、例えば次のような場合がある。
【0014】(1)エンジントルクの変更タイミングに
係わるセンサ系にトラブルが発生したとき; (2)例えばエンジンのトルク変更の手段として点火時
期の遅角制御を採用している場合に、いわゆる後燃えが
増えることによって排気系の温度が上昇するが、この排
気系の温度が基準値以上となったとき; (3)例えばエンジンのトルクダウン制御を実行しよう
としている場合に、寒冷地等で該エンジントルクの減少
制御を実行すると失火等のおそれがあるとき:
係わるセンサ系にトラブルが発生したとき; (2)例えばエンジンのトルク変更の手段として点火時
期の遅角制御を採用している場合に、いわゆる後燃えが
増えることによって排気系の温度が上昇するが、この排
気系の温度が基準値以上となったとき; (3)例えばエンジンのトルクダウン制御を実行しよう
としている場合に、寒冷地等で該エンジントルクの減少
制御を実行すると失火等のおそれがあるとき:
【0015】言うまでもなく、本発明においては、どの
ような理由でエンジントルク制御が実行されない状態と
なったかを限定するものではない。
ような理由でエンジントルク制御が実行されない状態と
なったかを限定するものではない。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
ら説明する。
【0017】図2は、本発明の一実施例の基本的な構成
を示すブロック図である。Eはエンジン、Aは自動変速
機、Cは自動変速機の油圧制御装置である。
を示すブロック図である。Eはエンジン、Aは自動変速
機、Cは自動変速機の油圧制御装置である。
【0018】自動変速機Aは、走行状態に応じて自動的
に変速段を設定する自動変速モードと、手動操作に基づ
いて変速段を設定する手動変速モード(ここでは「ダイ
レクトシフトモード」、略して「DM」とも言う)と
を、シフトレバーの操作によって選択できるように構成
されている。
に変速段を設定する自動変速モードと、手動操作に基づ
いて変速段を設定する手動変速モード(ここでは「ダイ
レクトシフトモード」、略して「DM」とも言う)と
を、シフトレバーの操作によって選択できるように構成
されている。
【0019】エンジンEのスロットルバルブ10は、ア
クチュエータ11によって開度調節され、アクチュエー
タ11は、エンジン用電子制御装置(E−ECU)12
によって制御される。
クチュエータ11によって開度調節され、アクチュエー
タ11は、エンジン用電子制御装置(E−ECU)12
によって制御される。
【0020】エンジン用電子制御装置12は、中央演算
素子(CPU)および記憶素子(ROM、RAM)並び
に入出力インターフェースを主たる要素とするものであ
り、アクセルペダル13の踏み込み量を検出するセンサ
14からの出力信号や、車速信号、サイドブレーキスイ
ッチやフートブレーキスイッチからのブレーキ信号、エ
ンジン水温信号などの信号が入力されている。そして、
アクセルペダル13の操作量に応じて前記アクチュエー
タ11を動作させてスロットルバルブ10を所定の開度
に設定し、併せて燃料噴射装置15による燃料噴射量、
並びに点火時期制御装置19による点火時期を、例えば
スロットル開度に適した量に制御する。又、自動変速機
等の制御に対応させて、必要に応じて前記燃料噴射量や
点火時期等を調節することにより、エンジントルクを制
御する。この実施例では、特に変速時にエンジンのトル
クダウンを実行する。従って、ここではエンジン用電子
制御装置12及び燃料噴射装置15、点火時期制御装置
19がエンジントルクダウン制御装置を構成している。
素子(CPU)および記憶素子(ROM、RAM)並び
に入出力インターフェースを主たる要素とするものであ
り、アクセルペダル13の踏み込み量を検出するセンサ
14からの出力信号や、車速信号、サイドブレーキスイ
ッチやフートブレーキスイッチからのブレーキ信号、エ
ンジン水温信号などの信号が入力されている。そして、
アクセルペダル13の操作量に応じて前記アクチュエー
タ11を動作させてスロットルバルブ10を所定の開度
に設定し、併せて燃料噴射装置15による燃料噴射量、
並びに点火時期制御装置19による点火時期を、例えば
スロットル開度に適した量に制御する。又、自動変速機
等の制御に対応させて、必要に応じて前記燃料噴射量や
点火時期等を調節することにより、エンジントルクを制
御する。この実施例では、特に変速時にエンジンのトル
クダウンを実行する。従って、ここではエンジン用電子
制御装置12及び燃料噴射装置15、点火時期制御装置
19がエンジントルクダウン制御装置を構成している。
【0021】又、自動変速機Aは、油圧制御装置Cのソ
レノイドバルブ(図示せず)を自動変速機用電子制御装
置(A−ECU)16によって制御するとともに、シフ
ト装置17によってマニュアルバルブ(図示せず)を操
作することにより、所定の変速段を達成する構成となっ
ている。
レノイドバルブ(図示せず)を自動変速機用電子制御装
置(A−ECU)16によって制御するとともに、シフ
ト装置17によってマニュアルバルブ(図示せず)を操
作することにより、所定の変速段を達成する構成となっ
ている。
【0022】シフト装置17は、図2に示すように、パ
ーキングレンジ(P)、リバースレンジ(R)、ニュー
トラルレンジ(N)、ドライブレンジ(D)、3レンジ
(3)、2レンジ(2)、Lレンジ(L)の各レンジ
と、手動変速用のダイレクトモードレンジ(DM)と
を、シフトレバー18によって切換選択し得るように構
成されている。
ーキングレンジ(P)、リバースレンジ(R)、ニュー
トラルレンジ(N)、ドライブレンジ(D)、3レンジ
(3)、2レンジ(2)、Lレンジ(L)の各レンジ
と、手動変速用のダイレクトモードレンジ(DM)と
を、シフトレバー18によって切換選択し得るように構
成されている。
【0023】ダイレクトシフトモード(DM)レンジを
選択した場合には、シフトレバーに設けたスイッチによ
って、操作信号を自動変速機用電子制御装置16に送る
ことにより、手動で第1速段から第4速段までの任意の
変速段を設定し得るようになっている。
選択した場合には、シフトレバーに設けたスイッチによ
って、操作信号を自動変速機用電子制御装置16に送る
ことにより、手動で第1速段から第4速段までの任意の
変速段を設定し得るようになっている。
【0024】この点を簡単に述べると、図4に示すよう
に、シフトレバー18の上部手前には、変速段をアップ
方向にシフト操作するためのプラス(+)スイッチ18
Aが設けられ、シフトレバー18の下部前方には、変速
段をダウン方向にシフト操作するためのマイナス(−)
スイッチ18Bが設けられている。ダイレクトシフトモ
ード(DM)にシフトレバー18を位置させているとき
に、これらスイッチを押すと、通常、変速機は現状の変
速段に対して1つずつアップシフト(+)あるいはダウ
ンシフト(−)を行う。なお、この操作は、ダイレクト
シフトモード(DM)でないと有効にならないように構
成されている。
に、シフトレバー18の上部手前には、変速段をアップ
方向にシフト操作するためのプラス(+)スイッチ18
Aが設けられ、シフトレバー18の下部前方には、変速
段をダウン方向にシフト操作するためのマイナス(−)
スイッチ18Bが設けられている。ダイレクトシフトモ
ード(DM)にシフトレバー18を位置させているとき
に、これらスイッチを押すと、通常、変速機は現状の変
速段に対して1つずつアップシフト(+)あるいはダウ
ンシフト(−)を行う。なお、この操作は、ダイレクト
シフトモード(DM)でないと有効にならないように構
成されている。
【0025】又、図2の自動変速機用電子制御装置16
は、中央演算素子(CPU)及び記憶素子(ROM、R
AM)並びに入出力インターフェースを主たる要素とす
るものであり、シフト装置17から入力されるシフトポ
ジション信号に応じて、選択しているモードが、自動変
速モードか手動変速モード(ダイレクトシフトモード)
かを判定し、ダイレクトシフトモード選択状態において
は、プラススイッチ18Aあるいはマイナススイッチ1
8Bからの信号に応じて変速段を決定し、それに応じた
変速指令信号を油圧制御装置Cに出力する。
は、中央演算素子(CPU)及び記憶素子(ROM、R
AM)並びに入出力インターフェースを主たる要素とす
るものであり、シフト装置17から入力されるシフトポ
ジション信号に応じて、選択しているモードが、自動変
速モードか手動変速モード(ダイレクトシフトモード)
かを判定し、ダイレクトシフトモード選択状態において
は、プラススイッチ18Aあるいはマイナススイッチ1
8Bからの信号に応じて変速段を決定し、それに応じた
変速指令信号を油圧制御装置Cに出力する。
【0026】この自動変速機用電子制御装置16には、
タービン回転信号、車速V、アクセル操作量θ、ブレー
キ信号、エンジン水温、パターンセレクト信号等の信号
が入力されている。さらに、エンジン用電子制御装置1
2からは、エンジントルクダウン信号が入力されてい
る。このエンジントルクダウン信号は、エンジンのトル
クダウンが実行可能か否かに関係した信号であり、自動
変速機用電子制御装置16から変速に関係して通信され
てくる信号に基づいて発生される。
タービン回転信号、車速V、アクセル操作量θ、ブレー
キ信号、エンジン水温、パターンセレクト信号等の信号
が入力されている。さらに、エンジン用電子制御装置1
2からは、エンジントルクダウン信号が入力されてい
る。このエンジントルクダウン信号は、エンジンのトル
クダウンが実行可能か否かに関係した信号であり、自動
変速機用電子制御装置16から変速に関係して通信され
てくる信号に基づいて発生される。
【0027】次に、自動変速機Aの機械的構成を図3の
スケルトン図を用いて説明する。
スケルトン図を用いて説明する。
【0028】この自動変速機Aは、ロックアップクラッ
チ20を有するトルクコンバータ21と、一組の遊星歯
車機構を有する第2変速部(オーバードライブ機構部)
30と、二組の遊星歯車機構によって複数の前進段およ
び後進段を設定する第1変速部(アンダードライブ機構
部)40と、を有する。
チ20を有するトルクコンバータ21と、一組の遊星歯
車機構を有する第2変速部(オーバードライブ機構部)
30と、二組の遊星歯車機構によって複数の前進段およ
び後進段を設定する第1変速部(アンダードライブ機構
部)40と、を有する。
【0029】第2変速部30は、ハイ・ローの二段の切
換えを行うものであって、その遊星歯車機構のキャリヤ
31がトルクコンバータ21のタービンランナ22に連
結されている。又、このキャリヤ31とサンギヤ32と
の間に、クラッチC0及び一方向クラッチF0が相互に
並列の関係となるよう設けられている。更に、サンギヤ
32とハウジングHUとの間に、ブレーキB0が設けら
れている。
換えを行うものであって、その遊星歯車機構のキャリヤ
31がトルクコンバータ21のタービンランナ22に連
結されている。又、このキャリヤ31とサンギヤ32と
の間に、クラッチC0及び一方向クラッチF0が相互に
並列の関係となるよう設けられている。更に、サンギヤ
32とハウジングHUとの間に、ブレーキB0が設けら
れている。
【0030】第1変速部40の各遊星歯車機構における
サンギヤ41、42は、共通のサンギヤ軸43に設けら
れており、この第1変速部40の図における左側(フロ
ント側)の遊星歯車機構におけるリングギヤ44と、第
2変速部30におけるリングギヤ33との間には、クラ
ッチC1が設けられている。
サンギヤ41、42は、共通のサンギヤ軸43に設けら
れており、この第1変速部40の図における左側(フロ
ント側)の遊星歯車機構におけるリングギヤ44と、第
2変速部30におけるリングギヤ33との間には、クラ
ッチC1が設けられている。
【0031】又、前記サンギヤ軸43と第2変速部30
のリングギヤ33との間には、クラッチC2が設けられ
ている。第1変速部40における図の左側の遊星歯車機
構のキャリヤ45と、右側(リヤ側)の遊星歯車機構の
リングギヤ46とは一体的に連結されている。又、これ
らのキャリヤ45とリングギヤ46とに、出力軸47が
連結されている。
のリングギヤ33との間には、クラッチC2が設けられ
ている。第1変速部40における図の左側の遊星歯車機
構のキャリヤ45と、右側(リヤ側)の遊星歯車機構の
リングギヤ46とは一体的に連結されている。又、これ
らのキャリヤ45とリングギヤ46とに、出力軸47が
連結されている。
【0032】又、バンドブレーキであるブレーキB1
が、サンギヤ軸43の回転を止めるように設けられてい
る。具体的には、ブレーキB1は、クラッチC2のクラ
ッチドラムの外周側に設けられている。又、サンギヤ軸
43とハウジングHUとの間には、一方向クラッチF1
とブレーキB2とが直列に配置されている。更に、リヤ
側の遊星歯車機構におけるキャリヤ48と、ハウジング
HUとの間には、一方向クラッチF2とブレーキB3と
が並列に配置されている。
が、サンギヤ軸43の回転を止めるように設けられてい
る。具体的には、ブレーキB1は、クラッチC2のクラ
ッチドラムの外周側に設けられている。又、サンギヤ軸
43とハウジングHUとの間には、一方向クラッチF1
とブレーキB2とが直列に配置されている。更に、リヤ
側の遊星歯車機構におけるキャリヤ48と、ハウジング
HUとの間には、一方向クラッチF2とブレーキB3と
が並列に配置されている。
【0033】図5に上記油圧制御装置Cの要部を詳細に
示す。
示す。
【0034】図において符号74がマニュアルバルブで
ある。このマニュアルバルブ74は前記シフト装置17
の動きと連動して移動させられるスプール72を備え、
図示しないプライマリレギュレータバルブにより調圧さ
れたライン圧PLを導くライン圧油路76に接続されて
いる。即ち、3、D、又はDMレンジではスプール72
が図示のD位置に位置決めされることにより、Dポート
78からライン圧PLと同じ大きさの前進レンジ圧が出
力される。又、S(2)レンジでは、スプール72がS
位置に位置決めされることにより、Dポート78及びS
ポート80からライン圧PLが出力され、L(1)レン
ジでは、スプール72がL位置に位置決めされることに
より、Dポート78、Sポート80及びLポート82か
らライン圧PLが出力される。
ある。このマニュアルバルブ74は前記シフト装置17
の動きと連動して移動させられるスプール72を備え、
図示しないプライマリレギュレータバルブにより調圧さ
れたライン圧PLを導くライン圧油路76に接続されて
いる。即ち、3、D、又はDMレンジではスプール72
が図示のD位置に位置決めされることにより、Dポート
78からライン圧PLと同じ大きさの前進レンジ圧が出
力される。又、S(2)レンジでは、スプール72がS
位置に位置決めされることにより、Dポート78及びS
ポート80からライン圧PLが出力され、L(1)レン
ジでは、スプール72がL位置に位置決めされることに
より、Dポート78、Sポート80及びLポート82か
らライン圧PLが出力される。
【0035】前記Dポート78から出力されたライン圧
PLは、クラッチC1に供給されると共に、オリフィス
84及び88をそれぞれ介して第1電磁弁(ソレノイ
ド)62及び第3電磁弁66へ供給される。又、前記ラ
イン圧油路76内のライン圧PLもオリフィス86を介
して第2電磁弁64へ供給される。第1〜第3電磁弁6
2、64、66は、各々開閉弁であって、励磁状態のと
きにオリフィス84、86、及び88の下流側を解放し
て大気圧とするが、非励磁状態のときにはオリフィス8
4、86、及び88の下流側を閉じて信号圧Ps1、Ps
2、Ps3をそれぞれ発生させる。
PLは、クラッチC1に供給されると共に、オリフィス
84及び88をそれぞれ介して第1電磁弁(ソレノイ
ド)62及び第3電磁弁66へ供給される。又、前記ラ
イン圧油路76内のライン圧PLもオリフィス86を介
して第2電磁弁64へ供給される。第1〜第3電磁弁6
2、64、66は、各々開閉弁であって、励磁状態のと
きにオリフィス84、86、及び88の下流側を解放し
て大気圧とするが、非励磁状態のときにはオリフィス8
4、86、及び88の下流側を閉じて信号圧Ps1、Ps
2、Ps3をそれぞれ発生させる。
【0036】前記Sポート80から出力されたライン圧
PLは、O/Dロックバルブ90の供給ポート92に供
給される。このO/Dロックバルブ90は、供給ポート
92を出力ポート94に連通させる非ロック位置と、出
力ポートをドレンポート96に連通させるロック位置と
に選択的に位置決めされるスプール98と、このスプー
ル98をロック位置に向かって付勢するスプリング10
0と、スプール98を非ロック位置に位置させるために
信号圧Ps1が導かれる油室102とを備えている。O/
Dロックバルブ90は、シフト装置17がSレンジ又は
Lレンジに操作され、且つ第1電磁弁62が非励磁状態
とされたときに、コーストブレーキカットオフバルブ1
04を優先的に非カット位置に位置させる油圧をその出
力ポート94から出力する。
PLは、O/Dロックバルブ90の供給ポート92に供
給される。このO/Dロックバルブ90は、供給ポート
92を出力ポート94に連通させる非ロック位置と、出
力ポートをドレンポート96に連通させるロック位置と
に選択的に位置決めされるスプール98と、このスプー
ル98をロック位置に向かって付勢するスプリング10
0と、スプール98を非ロック位置に位置させるために
信号圧Ps1が導かれる油室102とを備えている。O/
Dロックバルブ90は、シフト装置17がSレンジ又は
Lレンジに操作され、且つ第1電磁弁62が非励磁状態
とされたときに、コーストブレーキカットオフバルブ1
04を優先的に非カット位置に位置させる油圧をその出
力ポート94から出力する。
【0037】コーストブレーキカットオフバルブ104
は、ダイレクトシフトモードの第1速段及び第2速段に
おいてエンジンブレーキを作用させるためのものであっ
て、マニュアルバルブ74のDポート78に接続される
入力ポート106とドレンポート118とを備え、スプ
ール110によってこの入力ポート106又はドレンポ
ート118のいずれか一方に後述の2−3シフトバルブ
148の第1Dポート162に接続された出力ポート1
08が選択的に連通されるようになっている。なお、符
号112は、このスプール110を開弁方向に付勢する
スプリング、114は、このスプリング112を収容し
且つ前記出力ポート94からの油圧を受け入れる油室、
116は、スプール110をスプリング112の付勢力
に抗してカット位置に位置決めさせるための信号圧Ps3
を受け入れるための油室である。
は、ダイレクトシフトモードの第1速段及び第2速段に
おいてエンジンブレーキを作用させるためのものであっ
て、マニュアルバルブ74のDポート78に接続される
入力ポート106とドレンポート118とを備え、スプ
ール110によってこの入力ポート106又はドレンポ
ート118のいずれか一方に後述の2−3シフトバルブ
148の第1Dポート162に接続された出力ポート1
08が選択的に連通されるようになっている。なお、符
号112は、このスプール110を開弁方向に付勢する
スプリング、114は、このスプリング112を収容し
且つ前記出力ポート94からの油圧を受け入れる油室、
116は、スプール110をスプリング112の付勢力
に抗してカット位置に位置決めさせるための信号圧Ps3
を受け入れるための油室である。
【0038】この構成により、信号圧Ps3が発生してい
る状態ではスプール110がカット位置に位置決めされ
るが、出力ポート94からの油圧が油室114に作用し
ている状態ではスプール110が優先的に非カット位置
に位置決めされることになる。
る状態ではスプール110がカット位置に位置決めされ
るが、出力ポート94からの油圧が油室114に作用し
ている状態ではスプール110が優先的に非カット位置
に位置決めされることになる。
【0039】1−2シフトバルブ120は、第2電磁弁
64により第1速段から第2速段への変速時に切り換え
られるバルブであって、スプール122とこれを付勢す
るスプリング124を収容した油室126と、スプリン
グ124に抗してスプール122を移動させるための信
号圧Ps2を受け入れる油室128とを備える。
64により第1速段から第2速段への変速時に切り換え
られるバルブであって、スプール122とこれを付勢す
るスプリング124を収容した油室126と、スプリン
グ124に抗してスプール122を移動させるための信
号圧Ps2を受け入れる油室128とを備える。
【0040】この1−2シフトバルブ120には、セカ
ンドコーストポート130と、このセカンドコーストポ
ート130及びドレンポート132の一方に選択的に連
通させられる第1ブレーキポート133とが形成されて
いる。第1ブレーキポート133は、セカンドコースト
モジュレータバルブ134を介してブレーキB1に接続
されている。又、この1−2シフトバルブ120には、
マニュアルバルブ74のDポート78に連通するDポー
ト136が設けられており、このDポート136及び他
のドレンポート138の一方に選択的に連通させられる
第2ブレーキポート140には、ブレーキB2が接続さ
れている。更に、他のドレンポート142及びローコー
ストポート144の一方に選択的に連通させられる第3
ブレーキポート146がブレーキB3と接続されてい
る。
ンドコーストポート130と、このセカンドコーストポ
ート130及びドレンポート132の一方に選択的に連
通させられる第1ブレーキポート133とが形成されて
いる。第1ブレーキポート133は、セカンドコースト
モジュレータバルブ134を介してブレーキB1に接続
されている。又、この1−2シフトバルブ120には、
マニュアルバルブ74のDポート78に連通するDポー
ト136が設けられており、このDポート136及び他
のドレンポート138の一方に選択的に連通させられる
第2ブレーキポート140には、ブレーキB2が接続さ
れている。更に、他のドレンポート142及びローコー
ストポート144の一方に選択的に連通させられる第3
ブレーキポート146がブレーキB3と接続されてい
る。
【0041】2−3シフトバルブ148は、第1電磁弁
62により第2速段から第3速段へ変速するときに切り
換えられるバルブであって、スプール150と、これを
付勢するスプリング152を収容した油室154と、ス
プリング152に抗してスプール150を移動させるた
めに信号圧Ps1を受け入れる油室156とを備える。こ
の2−3シフトバルブ148では、マニュアルバルブ7
4のLポート82から出力されたLレンジ圧が上記油室
154に供給されるようになっている。この2−3シフ
トバルブ148には、第1ドレンポート158、ブレー
キポート160、第1Dポート162が設けられてお
り、そのブレーキポート160が1−2シフトバルブ1
20のセカンドコーストポート130に接続されると共
に、そのブレーキポート160が第1ドレンポート15
8及び第1Dポート162の一方に選択的に連通される
ようになっている。
62により第2速段から第3速段へ変速するときに切り
換えられるバルブであって、スプール150と、これを
付勢するスプリング152を収容した油室154と、ス
プリング152に抗してスプール150を移動させるた
めに信号圧Ps1を受け入れる油室156とを備える。こ
の2−3シフトバルブ148では、マニュアルバルブ7
4のLポート82から出力されたLレンジ圧が上記油室
154に供給されるようになっている。この2−3シフ
トバルブ148には、第1ドレンポート158、ブレー
キポート160、第1Dポート162が設けられてお
り、そのブレーキポート160が1−2シフトバルブ1
20のセカンドコーストポート130に接続されると共
に、そのブレーキポート160が第1ドレンポート15
8及び第1Dポート162の一方に選択的に連通される
ようになっている。
【0042】又、2−3シフトバルブ148には、ホー
ルド出力ポート164、入力ポート166、クラッチポ
ート168、第2ドレンポート170が順次設けられて
いる。そして、第1ドレンポート158とブレーキポー
ト160とが連通しているときに、第1Dポート162
とホールド出力ポート164、入力ポート166とクラ
ッチポート168がそれぞれ連通し、ブレーキポート1
60が第1Dポート162と連通しているときに、ホー
ルド出力ポード164と入力ポート166、クラッチポ
ート168と第2ドレンポート170がそれぞれ連通す
るようになっている。
ルド出力ポート164、入力ポート166、クラッチポ
ート168、第2ドレンポート170が順次設けられて
いる。そして、第1ドレンポート158とブレーキポー
ト160とが連通しているときに、第1Dポート162
とホールド出力ポート164、入力ポート166とクラ
ッチポート168がそれぞれ連通し、ブレーキポート1
60が第1Dポート162と連通しているときに、ホー
ルド出力ポード164と入力ポート166、クラッチポ
ート168と第2ドレンポート170がそれぞれ連通す
るようになっている。
【0043】更に、この2−3シフトバルブ148に
は、ブレーキポート172と第2Dポート174が設け
られており、クラッチポート168が入力ポート166
に連通しているときに、第2ドレンポート170がブレ
ーキポート172に連通し、反対に、クラッチポート1
68が第2ドレンポート170に連通しているときに
は、ブレーキポート172と第2Dポート174が連通
するようになっている。そして、前記クラッチポート1
68は、クラッチC2及び1−2シフトバルブ120の
油室126に接続されている。又、ブレーキポート17
2は、ローコーストモジュレータバルブ176を介して
1−2シフトバルブ120のローコーストポート144
に接続されている。
は、ブレーキポート172と第2Dポート174が設け
られており、クラッチポート168が入力ポート166
に連通しているときに、第2ドレンポート170がブレ
ーキポート172に連通し、反対に、クラッチポート1
68が第2ドレンポート170に連通しているときに
は、ブレーキポート172と第2Dポート174が連通
するようになっている。そして、前記クラッチポート1
68は、クラッチC2及び1−2シフトバルブ120の
油室126に接続されている。又、ブレーキポート17
2は、ローコーストモジュレータバルブ176を介して
1−2シフトバルブ120のローコーストポート144
に接続されている。
【0044】3−4シフトバルブ180は、第2電磁弁
64により第3速段から第4速段への変速時に切り換え
られることにより、第2変速部30の変速を実行するバ
ルブであって、スプール182と、これを付勢するスプ
リング184を収容した油室186と、スプリング18
4に抗してスプール182を移動させるために信号圧P
s2を受け入れる油室188とを備えている。
64により第3速段から第4速段への変速時に切り換え
られることにより、第2変速部30の変速を実行するバ
ルブであって、スプール182と、これを付勢するスプ
リング184を収容した油室186と、スプリング18
4に抗してスプール182を移動させるために信号圧P
s2を受け入れる油室188とを備えている。
【0045】前記油室186には、2−3シフトバルブ
148のホールド出力ポート164が接続されている。
この3−4シフトバルブ180では、信号圧Ps2が供給
されていると、ライン圧油路76と接続されている入力
ポート190がブレーキB0と接続されているブレーキ
ポート192と連通し、信号圧Ps2が供給されていない
ときには、入力ポート190がクラッチC0と接続され
ているクラッチポート194と連通する。
148のホールド出力ポート164が接続されている。
この3−4シフトバルブ180では、信号圧Ps2が供給
されていると、ライン圧油路76と接続されている入力
ポート190がブレーキB0と接続されているブレーキ
ポート192と連通し、信号圧Ps2が供給されていない
ときには、入力ポート190がクラッチC0と接続され
ているクラッチポート194と連通する。
【0046】以上のように構成された油圧制御装置C
は、図6の作動表に示すように、シフト装置17の操作
位置に応じて、第1電磁弁62、第2電磁弁64、第3
電磁弁66の作動の組合せにより、各摩擦係合装置を係
合あるいは解放し、所定の変速段を実現する。なお、図
6において、○印は励磁状態あるいは係合状態を示し、
×印は非励磁状態あるいは解放状態をそれぞれ示してい
る。
は、図6の作動表に示すように、シフト装置17の操作
位置に応じて、第1電磁弁62、第2電磁弁64、第3
電磁弁66の作動の組合せにより、各摩擦係合装置を係
合あるいは解放し、所定の変速段を実現する。なお、図
6において、○印は励磁状態あるいは係合状態を示し、
×印は非励磁状態あるいは解放状態をそれぞれ示してい
る。
【0047】後述のダイレクトシフトモードが設定され
た場合の第1速段あるいは第2速段の変速指令が出力さ
れると、第3電磁弁66が励磁状態とされてコーストブ
レーキカットオフバルブ104のスプール110が図5
の左側に示す位置に位置決めされることから、マニュア
ルバルブ74のDポート78から出力された前進レンジ
圧が2−3シフトバルブ148の第1Dポート162及
び第2Dポート174に供給される。そのため、第1速
段あるいは第2速段を成立させる際に、第1電磁弁62
が励磁状態とされると、2−3シフトバルブ148のス
プール150がスプリング152の付勢力に従って、図
5の右側に示す位置に位置決めされ、第1Dポート16
2がブレーキポート160と連通し、第2Dポート17
4がブレーキポート172と連通する。このため、これ
らブレーキポート160及びブレーキポート172とそ
れぞれ連通する1−2シフトバルブ120のセカンドコ
ーストポート130及びローコーストポート144にそ
れぞれ前進レンジ圧が供給される。
た場合の第1速段あるいは第2速段の変速指令が出力さ
れると、第3電磁弁66が励磁状態とされてコーストブ
レーキカットオフバルブ104のスプール110が図5
の左側に示す位置に位置決めされることから、マニュア
ルバルブ74のDポート78から出力された前進レンジ
圧が2−3シフトバルブ148の第1Dポート162及
び第2Dポート174に供給される。そのため、第1速
段あるいは第2速段を成立させる際に、第1電磁弁62
が励磁状態とされると、2−3シフトバルブ148のス
プール150がスプリング152の付勢力に従って、図
5の右側に示す位置に位置決めされ、第1Dポート16
2がブレーキポート160と連通し、第2Dポート17
4がブレーキポート172と連通する。このため、これ
らブレーキポート160及びブレーキポート172とそ
れぞれ連通する1−2シフトバルブ120のセカンドコ
ーストポート130及びローコーストポート144にそ
れぞれ前進レンジ圧が供給される。
【0048】この1−2シフトバルブ120は、第1速
段のときには、その油室128に信号圧Ps2が供給され
てローコーストポート144が第3ブレーキポート14
6に連通しており、前記前進レンジ圧の供給によりブレ
ーキB3が係合させられることから、キャリア48の回
転が阻止されて第1速段においてもエンジンブレーキが
作用する。又、この1−2シフトバルブ120は、第2
速段のときには、その油室128に信号圧Ps2が供給さ
れず、セカンドコーストポート130が第1ブレーキポ
ート133に連通していて、前記前進レンジ圧の供給に
よりブレーキB1が係合させられることから、第1変速
部40におけるサンギヤ41、42の回転が阻止され
て、第2速段においてもエンジンブレーキが作用する。
段のときには、その油室128に信号圧Ps2が供給され
てローコーストポート144が第3ブレーキポート14
6に連通しており、前記前進レンジ圧の供給によりブレ
ーキB3が係合させられることから、キャリア48の回
転が阻止されて第1速段においてもエンジンブレーキが
作用する。又、この1−2シフトバルブ120は、第2
速段のときには、その油室128に信号圧Ps2が供給さ
れず、セカンドコーストポート130が第1ブレーキポ
ート133に連通していて、前記前進レンジ圧の供給に
よりブレーキB1が係合させられることから、第1変速
部40におけるサンギヤ41、42の回転が阻止され
て、第2速段においてもエンジンブレーキが作用する。
【0049】上述したように、この自動変速機Aは、自
動変速モードによる変速と、手動変速モードによる変速
とを行うことができ、そのモードの切換え及び手動変速
モードでの変速段の選択は、前述したシフト装置17に
よって行う。そして、ダイレクトシフトモード(DM)
において、シフトレバー18のスイッチ18A又は18
Bを操作することにより、第1速段ないし第4速段のい
ずれかに変速段を設定することができ、設定した変速段
に応じて自動変速機用電子制御装置16が油圧制御装置
Cの第1〜第3電磁弁S1、S2、S3に変速指令信号
を出力する。
動変速モードによる変速と、手動変速モードによる変速
とを行うことができ、そのモードの切換え及び手動変速
モードでの変速段の選択は、前述したシフト装置17に
よって行う。そして、ダイレクトシフトモード(DM)
において、シフトレバー18のスイッチ18A又は18
Bを操作することにより、第1速段ないし第4速段のい
ずれかに変速段を設定することができ、設定した変速段
に応じて自動変速機用電子制御装置16が油圧制御装置
Cの第1〜第3電磁弁S1、S2、S3に変速指令信号
を出力する。
【0050】次に、ダイレクトシフトモードを選択して
いるときの、上限車速について説明する。
いるときの、上限車速について説明する。
【0051】ダイレクトシフトモード選択時には、エン
ジン側の回転速度が上昇し過ぎないように、自動変速機
用電子制御装置16において上限車速が設定される。上
限車速は各変速段毎に設定されるもので、通常時には、
図8(a)に示す「通常時の上限車速マップ」により与
えられる。この上限変速マップは予め記憶手段に記憶さ
れている。
ジン側の回転速度が上昇し過ぎないように、自動変速機
用電子制御装置16において上限車速が設定される。上
限車速は各変速段毎に設定されるもので、通常時には、
図8(a)に示す「通常時の上限車速マップ」により与
えられる。この上限変速マップは予め記憶手段に記憶さ
れている。
【0052】この上限車速マップにおいて、ラインは
第1速段の上限車速線であり、この線を超えると、第1
速段はホールド不可とされ、それより高速側の第2速段
に強制的に変速される。又、この線を超えているときに
は、第1速段への変速は不可つまり禁止となる。ライン
以下のときは、第1〜第4速段までの変速段をとるこ
とができる。
第1速段の上限車速線であり、この線を超えると、第1
速段はホールド不可とされ、それより高速側の第2速段
に強制的に変速される。又、この線を超えているときに
は、第1速段への変速は不可つまり禁止となる。ライン
以下のときは、第1〜第4速段までの変速段をとるこ
とができる。
【0053】ラインは第2速段の上限車速線であり、
この線を超えると、第2速段はホールド不可とされ、そ
れより高速側の第3速段に強制的に変速される。又、こ
の線を超えているときには、第2速段への変速は不可つ
まり禁止となる。ライン以下のときは、第2〜第4速
段までの変速段をとることができる。
この線を超えると、第2速段はホールド不可とされ、そ
れより高速側の第3速段に強制的に変速される。又、こ
の線を超えているときには、第2速段への変速は不可つ
まり禁止となる。ライン以下のときは、第2〜第4速
段までの変速段をとることができる。
【0054】ラインは第3速段の上限車速線であり、
この線を超えると、第3速段はホールド不可とされ、そ
れより高速側の第4速段に強制的に変速される。又、こ
の線を超えているときには、第3速段への変速は不可つ
まり禁止となる。ライン以下のときは、第3〜第4速
段までの変速段をとることができる。又、ラインを超
えているときは、第4速段のみとることができる。
この線を超えると、第3速段はホールド不可とされ、そ
れより高速側の第4速段に強制的に変速される。又、こ
の線を超えているときには、第3速段への変速は不可つ
まり禁止となる。ライン以下のときは、第3〜第4速
段までの変速段をとることができる。又、ラインを超
えているときは、第4速段のみとることができる。
【0055】又、トルクダウンの実行が不可の場合のた
めに、図8(b)に示すような別の上限車速マップが与
えられている。この上限車速マップは、各変速段におけ
る上限車速、、が通常時のそれよりも低車速側に
移動したものである。この上限車速マップはトルクダウ
ンの実行が不可のときに選択されるものである。
めに、図8(b)に示すような別の上限車速マップが与
えられている。この上限車速マップは、各変速段におけ
る上限車速、、が通常時のそれよりも低車速側に
移動したものである。この上限車速マップはトルクダウ
ンの実行が不可のときに選択されるものである。
【0056】次に、図7のフローチャートを参照しなが
ら、自動変速機用電子制御装置16において実行される
変速制御の内容を説明する。
ら、自動変速機用電子制御装置16において実行される
変速制御の内容を説明する。
【0057】変速制御がスタートすると、ステップ30
1で、変速時のエンジントルクダウン制御の実行が不可
か否かを判断する。変速時のエンジントルクダウン制御
の実行が不可の場合はステップ303に進み、変速時の
エンジントルクダウン制御の実行が可能な場合はステッ
プ305に進む。
1で、変速時のエンジントルクダウン制御の実行が不可
か否かを判断する。変速時のエンジントルクダウン制御
の実行が不可の場合はステップ303に進み、変速時の
エンジントルクダウン制御の実行が可能な場合はステッ
プ305に進む。
【0058】これらのステップ303、305ではダイ
レクトシフトモードが選択されているか否かを判断す
る。そして、エンジンのトルクダウン制御の実行が可能
で且つダイレクトシフトモードではない場合、つまり自
動変速モードを選択している場合には、ステップ307
に進んで基本自動変速制御を実行する。又、エンジンの
トルクダウン制御の実行が不可で且つ自動変速モードを
選択している場合には、ステップ309に進んでトルク
ダウン不可時の自動変速制御を実行する。自動変速モー
ド時は、これにてリターンステップに進む。
レクトシフトモードが選択されているか否かを判断す
る。そして、エンジンのトルクダウン制御の実行が可能
で且つダイレクトシフトモードではない場合、つまり自
動変速モードを選択している場合には、ステップ307
に進んで基本自動変速制御を実行する。又、エンジンの
トルクダウン制御の実行が不可で且つ自動変速モードを
選択している場合には、ステップ309に進んでトルク
ダウン不可時の自動変速制御を実行する。自動変速モー
ド時は、これにてリターンステップに進む。
【0059】一方、ダイレクトシフトモード時には、エ
ンジントルクダウン制御の実行が可能な場合と不可能な
場合とで、それぞれ違うステップに進む。エンジントル
クダウン制御が可能な場合は、ステップ311に進ん
で、図8(a)に示した通常時の上限車速マップを選択
する。一方、エンジントルクダウン制御が不可能な場合
は、ステップ313に進んで、図8(b)に示したトル
クダウン不可時の上限車速マップを選択する。前者のマ
ップより後者のマップの方が、上限車速が低車速側に設
定されたものである。
ンジントルクダウン制御の実行が可能な場合と不可能な
場合とで、それぞれ違うステップに進む。エンジントル
クダウン制御が可能な場合は、ステップ311に進ん
で、図8(a)に示した通常時の上限車速マップを選択
する。一方、エンジントルクダウン制御が不可能な場合
は、ステップ313に進んで、図8(b)に示したトル
クダウン不可時の上限車速マップを選択する。前者のマ
ップより後者のマップの方が、上限車速が低車速側に設
定されたものである。
【0060】次いで、ステップ315に進み、変速要求
の有る無しを判断する。変速要求有りの場合は、シフト
レバー18のスイッチ18A、18Bを操作して手動で
変速の指示を与えたということである。この場合は、ス
テップ315の判断がYESとなってステップ317に
進み、ここで先に選択した上限車速マップに基づき、現
在の車速が変速しようとする変速段の上限車速以下か否
かを判断する。上限車速以下の場合はステップ319に
進み、指定された変速を許可し、油圧制御装置に信号を
送って、実際に当該変速段への変速動作を行わせる。
の有る無しを判断する。変速要求有りの場合は、シフト
レバー18のスイッチ18A、18Bを操作して手動で
変速の指示を与えたということである。この場合は、ス
テップ315の判断がYESとなってステップ317に
進み、ここで先に選択した上限車速マップに基づき、現
在の車速が変速しようとする変速段の上限車速以下か否
かを判断する。上限車速以下の場合はステップ319に
進み、指定された変速を許可し、油圧制御装置に信号を
送って、実際に当該変速段への変速動作を行わせる。
【0061】一方、現在の車速が変速しようとする変速
段の上限車速以下ではない場合、つまり上限車速を超え
ている場合はステップ321に進み、指定された変速を
禁止し、指示を無視して現在の変速段をそのまま維持す
る。
段の上限車速以下ではない場合、つまり上限車速を超え
ている場合はステップ321に進み、指定された変速を
禁止し、指示を無視して現在の変速段をそのまま維持す
る。
【0062】又、変速要求無しの場合はステップ323
に進む。変速要求無しの場合は、車速の変化に応じて、
その車速が現在の変速段の上限車速を超えているか否か
を判断する。上限車速を超えていない場合はステップ3
25に進み、現変速段を維持する。一方、上限車速を超
えている場合は、ステップ327に進み、現在の変速段
より高い変速段に強制的に変速する。
に進む。変速要求無しの場合は、車速の変化に応じて、
その車速が現在の変速段の上限車速を超えているか否か
を判断する。上限車速を超えていない場合はステップ3
25に進み、現変速段を維持する。一方、上限車速を超
えている場合は、ステップ327に進み、現在の変速段
より高い変速段に強制的に変速する。
【0063】そして、ステップ319、321、32
5、327の後は、リターンステップに進む。
5、327の後は、リターンステップに進む。
【0064】以上のように、ダイレクトシフトモード時
には、変速時のエンジンのトルクダウン制御が不可の場
合に、通常時(エンジントルクダウン制御が可能な時)
よりも低車速側に設定された上限車速マップを採用す
る。従って、上限車速を境にして行われる変速が車速の
低いうちに、即ちエンジン回転があまり高くならないう
ちに行われることになり、摩擦係合装置の入力トルクが
小さい状態で変速が実行されるようになる。
には、変速時のエンジンのトルクダウン制御が不可の場
合に、通常時(エンジントルクダウン制御が可能な時)
よりも低車速側に設定された上限車速マップを採用す
る。従って、上限車速を境にして行われる変速が車速の
低いうちに、即ちエンジン回転があまり高くならないう
ちに行われることになり、摩擦係合装置の入力トルクが
小さい状態で変速が実行されるようになる。
【0065】なお、上記実施例においては、エンジント
ルクダウンが可能なときと不可能なときとで、別の上限
車速マップを予め用意しているが、通常時のマップのみ
を用意しておき、エンジントルクダウン不可時には、通
常時の値から演算で上限車速を求めるようにしてもよ
い。
ルクダウンが可能なときと不可能なときとで、別の上限
車速マップを予め用意しているが、通常時のマップのみ
を用意しておき、エンジントルクダウン不可時には、通
常時の値から演算で上限車速を求めるようにしてもよ
い。
【0066】又、上限車速マップ自体は同じものを使用
し、比較対象の車速(現在車速)を実際より高め(高車
速側)に補正し、上限車速が全体的に低くなったのと同
じ効果を得るようにすることもできる。例えば、車速を
K倍し、そのK倍した車速に基づいて上限車速に対する
大小を比較する。そうすると、上限車速は1/K縮小さ
れる形となる。従って、この場合は上限車速マップを変
更したり、別の上限車速マップを用意しなくても、実質
的には低めの上限車速に変更したことになる。
し、比較対象の車速(現在車速)を実際より高め(高車
速側)に補正し、上限車速が全体的に低くなったのと同
じ効果を得るようにすることもできる。例えば、車速を
K倍し、そのK倍した車速に基づいて上限車速に対する
大小を比較する。そうすると、上限車速は1/K縮小さ
れる形となる。従って、この場合は上限車速マップを変
更したり、別の上限車速マップを用意しなくても、実質
的には低めの上限車速に変更したことになる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自動変速
機の変速制御装置によれば、手動変速モード時に、トル
クダウン制御が実行不可の場合、自動的に上限車速が低
車速側に変更になり、低めの車速にて変速が行われるこ
とになる。よって、摩擦係合装置の入力トルクが小さい
状態で変速が実行されるようになり、摩擦係合装置の耐
久性の確保、向上を図ることができ、又変速ショックを
和らげる効果を奏する。
機の変速制御装置によれば、手動変速モード時に、トル
クダウン制御が実行不可の場合、自動的に上限車速が低
車速側に変更になり、低めの車速にて変速が行われるこ
とになる。よって、摩擦係合装置の入力トルクが小さい
状態で変速が実行されるようになり、摩擦係合装置の耐
久性の確保、向上を図ることができ、又変速ショックを
和らげる効果を奏する。
【図1】本発明の要旨を示すブロック図
【図2】本発明の一実施例を示すブロック図
【図3】同実施例における自動変速機Aのスケルトン図
【図4】同実施例に用いられているシフトレバーの斜視
図
図
【図5】同実施例における自動変速機の油圧制御装置の
系統図
系統図
【図6】同実施例における自動変速機の作動表
【図7】同実施例の制御ルーチンの一例を示すフローチ
ャート
ャート
【図8】同実施例のダイレクトシフトモード時に用いら
れる上限車速のマップを示す図
れる上限車速のマップを示す図
12…エンジン用電子制御装置 15…燃料噴射装置(エンジントルク制御手段) 16…自動変速機用電子制御装置 17…シフト装置 19…点火時期制御装置(エンジントルク制御手段) A…自動変速機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田端 淳 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 犬塚 武 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 服部 雅士 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】変速段を自動設定する自動変速モードと変
速段を手動設定する手動変速モードとを選択する変速モ
ード選択手段と、変速時にエンジンのトルクダウンを実
行するエンジントルク制御手段と、を備えた自動変速機
の変速制御装置において、 前記手動変速モードが選択されているとき、各変速段に
おける上限車速を設定する上限車速設定手段と、 前記エンジントルク制御手段による変速時のエンジント
ルクダウン制御が実行可能か否かを検出するトルクダウ
ン可能検出手段と、 該手段がエンジントルクダウン制御が実行不可能を検出
したとき、前記上限車速を通常値よりも低車速側に変更
する方向に補正する補正手段と、 を備えたことを特徴とする自動変速機の変速制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1844993A JPH06235455A (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | 自動変速機の変速制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1844993A JPH06235455A (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | 自動変速機の変速制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06235455A true JPH06235455A (ja) | 1994-08-23 |
Family
ID=11971940
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1844993A Pending JPH06235455A (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | 自動変速機の変速制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06235455A (ja) |
-
1993
- 1993-02-05 JP JP1844993A patent/JPH06235455A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6773372B2 (en) | Vehicle drive control apparatus and method | |
US6908413B2 (en) | Driving control apparatus for vehicle and driving control method for vehicle | |
JPH09256883A (ja) | エンジンおよび自動変速機の一体制御装置 | |
US20040111204A1 (en) | Control apparatus and method for automatic transmission | |
JPH0648216A (ja) | 定速走行装置付車両の自動変速機の制御装置 | |
JPH1137267A (ja) | 車両用自動変速機の油圧制御装置 | |
JP2855150B2 (ja) | ロックアップクラッチ付き自動変速機の制御装置 | |
JP3087867B2 (ja) | 自動変速機の変速制御装置 | |
JP3087869B2 (ja) | 自動変速機の変速制御装置 | |
JPH06235455A (ja) | 自動変速機の変速制御装置 | |
JP3078651B2 (ja) | 自動変速機の変速制御装置 | |
JPH0392671A (ja) | 自動変速機の変速制御装置 | |
KR100383964B1 (ko) | 차량용 자동 변속기의 변속 제어 장치 및 방법 | |
JP3399302B2 (ja) | 車両用自動変速機の油圧制御装置 | |
JP3141194B2 (ja) | 自動変速機の制御装置 | |
JPH05332443A (ja) | 定速走行装置付車両の自動変速機の変速制御装置 | |
JPH1130318A (ja) | 自動変速機の変速制御装置 | |
JPH062761A (ja) | 自動変速機の変速制御装置 | |
JP2947544B2 (ja) | 自動変速機の制御装置 | |
JPH0382638A (ja) | 自動変速機のクリープ低減装置 | |
JPH05263921A (ja) | 車両用自動変速機のクリープ防止制御装置 | |
JPH05322013A (ja) | 自動変速機の油圧制御装置 | |
JPH0526064A (ja) | マニユアルモードを選択可能な自動変速機を備えた車両の制御装置 | |
JPH09144863A (ja) | 車両用自動変速機およびエンジンの制御装置 | |
JPH05187542A (ja) | 車両用自動変速機の制御装置 |