JPH0623461Y2 - 作業車のエンジン吸気部構造 - Google Patents

作業車のエンジン吸気部構造

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JPH0623461Y2
JPH0623461Y2 JP1987112863U JP11286387U JPH0623461Y2 JP H0623461 Y2 JPH0623461 Y2 JP H0623461Y2 JP 1987112863 U JP1987112863 U JP 1987112863U JP 11286387 U JP11286387 U JP 11286387U JP H0623461 Y2 JPH0623461 Y2 JP H0623461Y2
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dustproof plate
plate
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dustproof
intake
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哲昭 林
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、吸気孔を形成した防塵板を、前記防塵板の上
下部に固着した上下取付部材を介して、エンジン室内に
外気を導入する外気取入口に取り付けてある作業車のエ
ンジン吸気部構造に関する。
〔従来の技術〕
従来では、上記防塵板に、水平断面が波形状を呈する溝
部を形成し、その防塵板を、操縦パネルに形成されたエ
ンジン室内への外気導入口に取り付けるに、防塵板の上
部にアングル状の取付部材を当てつけ、この取付部材の
先端を、外気取入口の口縁部に内側より内嵌するととも
に、防塵板の下面をエンジンに向けて内側まで大きく折
り曲げ形成した口縁部に載置し、この下面に接当する状
態で内嵌されたアングル状の下側取付部材で防塵板の内
面を接当支持する構成を採っていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記構成によると、防塵板を波形状に形成しているの
で、薄板構造であっても、強度十分に大きなものとする
ことができ、例えば、防塵板がエンジン室内へ供給され
る外気の風圧で変形してしまい、防塵板の非取付部側の
側辺部と機体との間に隙間が発生し、この隙間から塵埃
等が入り込むといったことを、未然に防止できる効果を
有するものであるが、外気取入口への取り付け形態か
ら、次のような欠点があった。
つまり、防塵板を取り付けた状態で、外気取入口を形成
する口縁部が防塵板の上端前面を覆う状態で張設してい
るので、防塵板の上端まで掃除具を差し入れることが難
しくなっていた。
また、口縁部が防塵板の上端前面を覆っている状態では
防塵板を操縦パネルより外方に引き出すことはできず、
フィルターを取り替える際に、エンジン室の内側より行
わなければならない煩わしさがあった。
本考案の目的は、防塵板の防塵機能及び吸気機能を十分
に発揮させながらも、防塵板自体の強度向上を図り、か
つ、防塵板への塵埃落とし作業等を容易に行えるように
する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の特徴構成は、前記防塵板に、水平断面が凹凸状
を呈する凹凸条部を上下幅一杯に亘って形成するととも
に、前記取付部材を、前記防塵板の内面に接当する内側
の縦向き板部と、前記外気取入口を形成した操縦パネル
の外面に接当する外側の縦向き板部と、前記内外縦向き
板部を連結し前記防塵板の上下面の一方に接当する水平
板部とで形成し、前記防塵板を前記外気取入口に取り付
けた状態で、その防塵板の姿勢が上側ほど運転座席側に
近接する傾斜状態に設定してある点にあり、その作用効
果は次の通りである。
〔作用〕 凹凸条部を形成することによって、吸気面積の増大と
ともに、防塵板自体の強度を向上させることができる。
このように強度向上を図るべく、上下端まで一杯に凹
凸条部を形成したものであっても、取付部材と操縦パネ
ルの口縁部が防塵板の上端に被さっていないので、それ
だけ、防塵板の上下端まで塵埃落とし作業を行うのが容
易である。
しかも、エンジン室内側では取付部材の内側の縦向き
板部が防塵板の内面に接当し、エンジン室外側では取付
部材の外側の縦向き板部が操縦パネルの外面に接当して
いるので、防塵板をエンジン室外側に取り外すことがで
きる。
防塵板の取り付け状態が傾斜状態となっているので、
防塵板に付着しても塵埃等は自然に落下する度合いが多
い。
〔考案の効果〕
したがって、防塵板の強度向上による取り付け時の変形
等を抑制し乍ら、吸気面積の増大を図るという基本的効
果を維持しながら、作用によって防塵板に対する塵
埃落とし作業が一層容易になり、かつ、作用によって
他の機構を施すことなく、吸気孔への目詰まり現象を抑
えたものにでき、防塵板に対するメンテナンス機会を減
らすことができる。
〔実施例〕
第5図に示すように、機体前部に配置したエンジンボン
ネット(1)により覆われたエンジン室(2)内にエンジン
(3)、ラジエータ(4)、ラジエータ冷却ファン(5)等を設
け、前記エンジンボンネット(1)の後部に操縦パネル(6)
に貫通突出するステアリングハンドル(7)、運転座席(8)
を設け、機体下部に設けた前後車輪(9),(10)間の中間部
に縦軸芯周りで駆動回転自在な刈刃(11)を内装した芝刈
装置(A)を設けると共に、前記刈刃(11)の回転によって
発生する風力を利用して切断芝を排出ダクト(12)を介し
て回収する集草容器(13)を走行車体の後部に連結して、
作業車の一例である乗用型芝刈機を構成してある。
前記操縦パネル(6)の背面に開口される前記エンジン室
(2)内への外気取入口(6A)を下方側ほど幅広な下拡がり
形状に形成すると共に、この外気取入口(6A)にこれを覆
うための多数の吸気孔(14a)を備えたパンチングメタル
等の防塵板(14)を、それの相対向する一組の上下側辺部
にのみスポット溶接固定した一対の取付部材(15),(15)
を介してボルト(17)により取付けて、前記ラジエータ冷
却ファン(5)により前記外気取入口(6A)からエンジン室
(2)内へ吸い込まれてる空気中の塵埃を防塵板(14)によ
り除去するようにしてある。
ここに、取付部材(15),(15)は上下に位置するが、ここ
では上取付部材(15)について説明する。つまり、取付部
材(15)を、防塵板(14)の内面に接当する内側の縦向き板
部(15A)と、防塵板(14)の上下面にスポット溶接される
水平板部(15c)と、この水平板部(15c)より外側に位置し
て、操縦パネル(6)の空気取入口(6A)形成用の口縁部外
周面に接当する外側縦向き板部(15b)とを、これらが階
段状になるように配置して形成してある。
前記操縦パネル(6)の外気取入口(6A)の口縁部(6a)は、
これらに対応する防塵板(14)の左右側辺部及び取付部材
(15)の板厚分だけエンジン室(2)側に凹入形成されてい
て、前記防塵板(14)を取付けたとき、この防塵板(14)の
左右側辺部及び取付部材(15)と前記操縦パネル(6)とが
面一となるように構成されている。
前記防塵板(14)の全面で、上下幅一杯に亘る状態で、水
平断面形状が凹凸状を呈する凹凸条部(16)をプレス加工
にて形成し、防塵板(14)の保形強度の向上を図ると共
に、吸気面積の増大を図っている。
尚、前記操縦パネル(6)の背面は、側面視において下方
側ほど前方側に位置する前下り傾斜面に形成されている
ことから、前記防塵板(14)に引っ掛かっている塵埃等が
エンジンストップ時において自重で下方に落ち易くなっ
ている。
〔別実施例〕
前記実施例では、防塵板(14)の全面に凹凸条部(16)を形
成したが、防塵板(14)の一部にのみ形成してもよく、ま
た、その凹凸条部(16)の横断面形状及びピッチ等も種々
変更可能である。
又、前記実施例では、防塵板(14)を、上下で取付けた
が、左右で取付けてもよい。
又、前記実施例では、防塵板(14)を下拡がり形状に形成
したが、防塵板(14)の形成は適宜変更できる。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る作業車のエンジン吸気部構造の実施
例を示し、第1図は防塵板の斜視図、第2図は防塵板の
分解斜視図、第3図は防塵板の取付状態を示す横断平面
図、第4図は防塵板の取付状態を示す縦断側面図、第5
図は乗用型芝刈機の全体側面図である。 (2)……エンジン室、(6)……操縦パネル、(6A)……外気
取入口、(8)……運転座席、(14)……防塵板、(14a)……
吸気孔、(15)……取付部材、(15a)……内側の縦向き板
部、(15b)……外側の縦向きの板部、(15c)……水平部、
(16)……凹凸条部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸気孔(14a)を形成した防塵板(14)を、前
    記防塵板(14)の上下部に固着した上下取付部材(15)(15)
    を介して、エンジン室(2)内に外気を導入する外気取入
    口(6A)に取り付けてある作業車のエンジン吸気部構造で
    あって、 前記防塵板(14)に、水平断面が凹凸状を呈する凹凸条部
    (16)を上下幅一杯に亘って形成するとともに、前記取付
    部材(15)を、前記防塵板(14)の内面に接当する内側の縦
    向き板部(15a)と、前記外気取入口(6A)を形成した操縦
    パネル(6)の外面に接当する外側の縦向き板部(15b)と、
    前記内外縦向き板部(15a)(15b)を連結し前記防塵板(14)
    の上下面の一方に接当する水平板部(15c)とで形成し、
    前記防塵板(14)を前記外気取入口(6A)に取り付けた状態
    で、その防塵板(14)の姿勢が上側ほど運転座席(8)側に
    近接する傾斜状態に設定してある作業車のエンジン吸気
    部構造。
JP1987112863U 1987-07-22 1987-07-22 作業車のエンジン吸気部構造 Expired - Lifetime JPH0623461Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS6417822U JPS6417822U (ja) 1989-01-30
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JPS55165918U (ja) * 1979-05-18 1980-11-28

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JPS6417822U (ja) 1989-01-30

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