JPH0644735Y2 - 作業車のエアクリーナ装置 - Google Patents
作業車のエアクリーナ装置Info
- Publication number
- JPH0644735Y2 JPH0644735Y2 JP14514788U JP14514788U JPH0644735Y2 JP H0644735 Y2 JPH0644735 Y2 JP H0644735Y2 JP 14514788 U JP14514788 U JP 14514788U JP 14514788 U JP14514788 U JP 14514788U JP H0644735 Y2 JPH0644735 Y2 JP H0644735Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air cleaner
- air
- suction port
- work vehicle
- cleaner device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、トラクタ、芝刈機等の作業車におけるエアク
リーナ装置に関する。
リーナ装置に関する。
一般に、作業車は砂ボコリ、刈芝、塵埃等の舞い上り易
い状態で使用されることが多いので、作業車のエアクリ
ーナ装置は、エンジンルームへの冷却風取り入れ口に防
塵網(15)を備えてあるとともに、エアクリーナ(4)
の吸入口(18)を前記防塵網(15)の裏側に臨ませてあ
るように構成されていた。
い状態で使用されることが多いので、作業車のエアクリ
ーナ装置は、エンジンルームへの冷却風取り入れ口に防
塵網(15)を備えてあるとともに、エアクリーナ(4)
の吸入口(18)を前記防塵網(15)の裏側に臨ませてあ
るように構成されていた。
前記従来技術は、エアクリーナが吸う空気を防塵網で濾
過された後の空気とすることによって、エアクリーナエ
レメントの目詰りを生じ難いようにすることを企図した
ものである。しかしながら、エンジンやエアクリーナを
装備するエンジンボンネット内は完全に密閉されたもの
ではなく、至る所に外部と連通した隙間が存在している
ため、実際にエアクリーナが呼い込む空気は、前記防塵
網通過後の空気だけでなく、前記隙間から防塵網を通る
ことなく流れ込んでくる汚れた空気も吸い込むことにな
り、所期したエアクリーナエレメントの早期目詰り防止
効果が発揮され難いという不具合のあることが判明し
た。
過された後の空気とすることによって、エアクリーナエ
レメントの目詰りを生じ難いようにすることを企図した
ものである。しかしながら、エンジンやエアクリーナを
装備するエンジンボンネット内は完全に密閉されたもの
ではなく、至る所に外部と連通した隙間が存在している
ため、実際にエアクリーナが呼い込む空気は、前記防塵
網通過後の空気だけでなく、前記隙間から防塵網を通る
ことなく流れ込んでくる汚れた空気も吸い込むことにな
り、所期したエアクリーナエレメントの早期目詰り防止
効果が発揮され難いという不具合のあることが判明し
た。
本考案は、上記実状に鑑みて、エアクリーナ装置を工夫
することにより、防塵網通過後の空気のみがエアクリー
ナに吸い込まれるようにして、前記不具合のないように
することを目的とする。
することにより、防塵網通過後の空気のみがエアクリー
ナに吸い込まれるようにして、前記不具合のないように
することを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案は、エンジンルームへ
の冷却風取り入れ口に防塵網を備えてあるとともに、エ
アクリーナの吸入口を前記防塵網の裏側に臨ませてある
作業車のエアクリーナ装置において、前記エアクリーナ
の吸入口部を弾性部材で形成するとともに、この吸入口
を前記防塵網の裏側面に圧接してあることを特徴構成と
する。
の冷却風取り入れ口に防塵網を備えてあるとともに、エ
アクリーナの吸入口を前記防塵網の裏側に臨ませてある
作業車のエアクリーナ装置において、前記エアクリーナ
の吸入口部を弾性部材で形成するとともに、この吸入口
を前記防塵網の裏側面に圧接してあることを特徴構成と
する。
前記構成によれば、エアクリーナの吸入口を隙間無く防
塵網の裏側面に当てがうことができるので、エアクリー
ナの吸入する空気を防塵網通過後の濾過された空気のみ
にすることができる。
塵網の裏側面に当てがうことができるので、エアクリー
ナの吸入する空気を防塵網通過後の濾過された空気のみ
にすることができる。
従って、エアクリーナに吸入される空気を、防塵網通過
後のもののみにしたことによってエアクリーナエレメン
トの早期目詰り防止効果が確実に発揮されるようにし得
た。
後のもののみにしたことによってエアクリーナエレメン
トの早期目詰り防止効果が確実に発揮されるようにし得
た。
そして、弾性部材で形成された吸入口を防塵網に圧接す
るようにしたことによって、吸入口に多少の製品誤差
や、組付誤差があってもその誤差を吸収して確実に吸入
口を防塵網の裏側面に当てがうことができるのである。
るようにしたことによって、吸入口に多少の製品誤差
や、組付誤差があってもその誤差を吸収して確実に吸入
口を防塵網の裏側面に当てがうことができるのである。
また、エレメントの早期目詰り防止の他の手段として、
例えばエンジンボンネット内の隙間を密閉することによ
ってエアクリーナに防塵網通過後の空気のみを送るとい
う方法も考えられるが、この方法では隔部の大がかりな
設計変更や、部品の追加等が余儀なくされ、実用価値の
低いものになってしまうのに対し、本考案では、大がか
りな設計変更を伴うことなく、必要最小限の部品のみに
極く簡単な改造を施すことによって、所期するエアクリ
ーナエレメントの早期目詰り防止効果を確実に発揮する
ようにできたので、機能上、経済上に優れた実用価値の
高いエアクリーナ装置を実現することができた。
例えばエンジンボンネット内の隙間を密閉することによ
ってエアクリーナに防塵網通過後の空気のみを送るとい
う方法も考えられるが、この方法では隔部の大がかりな
設計変更や、部品の追加等が余儀なくされ、実用価値の
低いものになってしまうのに対し、本考案では、大がか
りな設計変更を伴うことなく、必要最小限の部品のみに
極く簡単な改造を施すことによって、所期するエアクリ
ーナエレメントの早期目詰り防止効果を確実に発揮する
ようにできたので、機能上、経済上に優れた実用価値の
高いエアクリーナ装置を実現することができた。
以下に、本考案の実施例を作業車の一例である乗用型芝
刈機に適用した場合を挙げて、図面を参照しながら説明
する。
刈機に適用した場合を挙げて、図面を参照しながら説明
する。
第3図に示すように、機体前部に配置したエンジンボン
ネット(1)により覆われたエンジン室(2)内に強制
空冷の縦軸型エンジン(3)、エアクリーナ(4)、前
記エンジン(3)上部の冷却ファン(5)等を設けた、
前記エンジンボンネット(1)の後部に操縦パネル
(6)に貫通突出するステアリングハンドル(7)、運
転座席(8)を設け、機体下部に設けた前後車輪
(9),(10)間の中間部に縦軸芯周りで駆動回転自在
な刈刃(図示せず)を内装した芝刈装置(A)を設ける
と共に、前記刈刃の回転によって発生する風力を利用し
て切断芝を排出ダクト(12)を介して回収する集草容器
(13)を走行車体の後部に連結して、乗用型芝刈機を構
成してある。
ネット(1)により覆われたエンジン室(2)内に強制
空冷の縦軸型エンジン(3)、エアクリーナ(4)、前
記エンジン(3)上部の冷却ファン(5)等を設けた、
前記エンジンボンネット(1)の後部に操縦パネル
(6)に貫通突出するステアリングハンドル(7)、運
転座席(8)を設け、機体下部に設けた前後車輪
(9),(10)間の中間部に縦軸芯周りで駆動回転自在
な刈刃(図示せず)を内装した芝刈装置(A)を設ける
と共に、前記刈刃の回転によって発生する風力を利用し
て切断芝を排出ダクト(12)を介して回収する集草容器
(13)を走行車体の後部に連結して、乗用型芝刈機を構
成してある。
前記操縦パネル(6)の背面下部に、前記エンジン室
(2)内の冷却ファン(5)への冷却風取り入れ口とし
ての開口部(14)を形成するとともに、この開口部(1
4)に防塵網(15)を取り付けてある。
(2)内の冷却ファン(5)への冷却風取り入れ口とし
ての開口部(14)を形成するとともに、この開口部(1
4)に防塵網(15)を取り付けてある。
前記エアクリーナ(4)は、エンジン(3)の後寄り上
方に位置し、第1図に示すようにこのエアクリーナ
(4)に嵌着される吸入部としてのゴム製インテイクパ
イプ(16)の先端に、ゴム製の吸入口部(17)を連設し
てあるとともに、その吸入口(18)が前記防塵網(15)
の裏側面(15a)に圧接する状態で前記エアクリーナ
(4)を固設してある。
方に位置し、第1図に示すようにこのエアクリーナ
(4)に嵌着される吸入部としてのゴム製インテイクパ
イプ(16)の先端に、ゴム製の吸入口部(17)を連設し
てあるとともに、その吸入口(18)が前記防塵網(15)
の裏側面(15a)に圧接する状態で前記エアクリーナ
(4)を固設してある。
第1図、第2図で示すように、前記インテイクパイプ
(16)と吸入口部(17)は、これら両者(16),(17)
に亘って内嵌するジョイント筒(19)、および左右側面
に架設するジョイント板(20),(20)とで挾持された
状態でリベット止めされることによって連結されてお
り、前記吸入口(18)は、インテイクパイプ(16)の断
面積よりも大なる開口面積を有した角形状で、かつ、こ
の吸入口(18)周縁を薄肉の拡がり形状として防塵網
(15)との圧接の際に変形し易くしてある。
(16)と吸入口部(17)は、これら両者(16),(17)
に亘って内嵌するジョイント筒(19)、および左右側面
に架設するジョイント板(20),(20)とで挾持された
状態でリベット止めされることによって連結されてお
り、前記吸入口(18)は、インテイクパイプ(16)の断
面積よりも大なる開口面積を有した角形状で、かつ、こ
の吸入口(18)周縁を薄肉の拡がり形状として防塵網
(15)との圧接の際に変形し易くしてある。
第4図に示すように、前記エアクリーナ(4)は有底筒
状のクリーナケース(4a)の開口部を、径方向に延設し
た複数の板状突起(4b)に、この突起(4b)を抜き差し
可能な係合部(4c)を有した蓋体(4d)を係合させるこ
とによって、前記蓋体(4d)をクリーナケース(4a)に
着脱自在としてある。従って、蓋体(4d)を先づクリー
ナケース(4a)の突起(4b)に嵌め、それから回し込め
ば装着状態となる。ケース(4a)と蓋体(4d)の間には
ゴムパッキン(21)を介在させてある。尚、第2図の
(22)はエアクリーナエレメントである。
状のクリーナケース(4a)の開口部を、径方向に延設し
た複数の板状突起(4b)に、この突起(4b)を抜き差し
可能な係合部(4c)を有した蓋体(4d)を係合させるこ
とによって、前記蓋体(4d)をクリーナケース(4a)に
着脱自在としてある。従って、蓋体(4d)を先づクリー
ナケース(4a)の突起(4b)に嵌め、それから回し込め
ば装着状態となる。ケース(4a)と蓋体(4d)の間には
ゴムパッキン(21)を介在させてある。尚、第2図の
(22)はエアクリーナエレメントである。
第5図に示すように、冷却ファン(5)の風をエンジン
(3)のシリンダ部へ導くシリンダカウリング(23)の
底面(23a)に長穴を設けて、機体前方下部に位置する
マフラーカバー(24)へ冷却風が流れ易いようにしてマ
フラーカバー(24)が冷え易いようにしてあるととも
に、前記マフラーカバー(24)に内装されるマフラー本
体(25)のエンジン側排気パイプであるエルボ(26)挿
通用のマフラーカバー(24)の開口(27)の後方に、左
右2分割構造のエルボカバー(28),(29)を装備し
て、前記開口(27)から冷却風と共に流れてくる枯葉等
がマフラーカバー(24)内へ侵入するのを極力防ぐよう
にしてある。
(3)のシリンダ部へ導くシリンダカウリング(23)の
底面(23a)に長穴を設けて、機体前方下部に位置する
マフラーカバー(24)へ冷却風が流れ易いようにしてマ
フラーカバー(24)が冷え易いようにしてあるととも
に、前記マフラーカバー(24)に内装されるマフラー本
体(25)のエンジン側排気パイプであるエルボ(26)挿
通用のマフラーカバー(24)の開口(27)の後方に、左
右2分割構造のエルボカバー(28),(29)を装備し
て、前記開口(27)から冷却風と共に流れてくる枯葉等
がマフラーカバー(24)内へ侵入するのを極力防ぐよう
にしてある。
第3図に示すように、前記集草容器(13)の上部には、
ダクト(12)から風と共に送られてくる刈芝を前記集草
容器に導くとともに、排風を外部に導くカバー(30)が
着脱自在に備えてある。
ダクト(12)から風と共に送られてくる刈芝を前記集草
容器に導くとともに、排風を外部に導くカバー(30)が
着脱自在に備えてある。
そして、前記カバー(30)の後部には排風を地面近くへ
導く導風ダクト(31)がヒンジ(32)を介して設けてあ
る。
導く導風ダクト(31)がヒンジ(32)を介して設けてあ
る。
本考案は、乗用型芝刈機の他、トラクタ、コンバイン、
土工機等の種々の作業車に適用できるものである。
土工機等の種々の作業車に適用できるものである。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
図面は本考案に係る作業車のエアクリーナ装置の実施例
を示し、第1図は一部断面要部図、第2図はエアクリー
ナの構造を示す断面図、第3図は乗用芝刈機の側面図、
第4図はエアクリーナの蓋取付構造を示す分解図、第5
図はマフラー付近の構成示す分解図である。 (4)……エアクリーナ、(15)……防塵網、(18)…
…吸入口、(15a)……裏側面。
を示し、第1図は一部断面要部図、第2図はエアクリー
ナの構造を示す断面図、第3図は乗用芝刈機の側面図、
第4図はエアクリーナの蓋取付構造を示す分解図、第5
図はマフラー付近の構成示す分解図である。 (4)……エアクリーナ、(15)……防塵網、(18)…
…吸入口、(15a)……裏側面。
Claims (1)
- 【請求項1】エンジンルームへの冷却風取り入れ口に防
塵網(15)を備えてあるとともに、エアクリーナ(4)
の吸入口(18)を前記防塵網(15)の裏側に臨ませてあ
る作業車のエアクリーナ装置であって、前記エアクリー
ナ(4)の吸入口(18)部を弾性部材で形成するととも
に、この吸入口(18)を前記防塵網(15)の裏側面(15
a)に圧接してある作業車のエアクリーナ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14514788U JPH0644735Y2 (ja) | 1988-11-07 | 1988-11-07 | 作業車のエアクリーナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14514788U JPH0644735Y2 (ja) | 1988-11-07 | 1988-11-07 | 作業車のエアクリーナ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0264429U JPH0264429U (ja) | 1990-05-15 |
JPH0644735Y2 true JPH0644735Y2 (ja) | 1994-11-16 |
Family
ID=31413484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14514788U Expired - Lifetime JPH0644735Y2 (ja) | 1988-11-07 | 1988-11-07 | 作業車のエアクリーナ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0644735Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2565376Y2 (ja) * | 1991-08-02 | 1998-03-18 | 株式会社クボタ | 作業車輌のボンネットに内装したエンジンのエアクリーナへの空気取入れ装置 |
-
1988
- 1988-11-07 JP JP14514788U patent/JPH0644735Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0264429U (ja) | 1990-05-15 |
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