JP3138386B2 - 作業車の操縦パネル - Google Patents

作業車の操縦パネル

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JP3138386B2 JP06157688A JP15768894A JP3138386B2 JP 3138386 B2 JP3138386 B2 JP 3138386B2 JP 06157688 A JP06157688 A JP 06157688A JP 15768894 A JP15768894 A JP 15768894A JP 3138386 B2 JP3138386 B2 JP 3138386B2
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博之 小笠原
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三喜雄 結城
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗用芝刈機やトラクタ
などの作業車に関し、詳しくは、エンジンボンネットの
後部に連なる操縦パネルに外気取入口を設けてある作
車の操縦パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記作業車においては、機体に搭
載されるエンジンの種類、つまり、馬力の異なるエンジ
ン、空冷式のエンジンや水冷式のエンジンなどのエンジ
ンの種類に応じて、夫々、それらに適した外気取入口を
備えた操縦パネルを用いていた。
【0003】つまり、空冷式エンジンの場合には、吸気
風量が小であるため、つまり、吸引力が弱いため、大き
なワラ屑の進入を阻止し得る程度の格子状の桟を備えた
外気取入口を備えた操縦パネルを用い、水冷式エンジン
の場合には、吸気風量が大であるため、つまり、吸引力
が強いため、格子状の桟を備えた外気取入口では、大き
なワラ屑まで吸引することとなるから、防塵網を備えた
外気取入口を備えた操縦パネルを用いるようになってい
る。
【0004】その為、機体に搭載されるエンジンの種類
に応じて、格子状の桟を備えた操縦パネル、又は、防塵
網を備えた操縦パネルと言うように、機体に搭載される
エンジンに適した操縦パネルを用いるようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術手段に
よれば、機体に搭載されるエンジンの種類に応じて2種
類の操縦パネルを用意しておかなければならず、不経済
で操縦パネルのコスト高を招く不都合がある。
【0006】本発明の第1の目的は、操縦パネルの兼用
化をはかりコストの低廉化をはかる点にある。
【0007】本発明の第2の目的は、防塵網の清掃の容
易化並びに耐久性の向上をはかる点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本第1発明の特徴構成
は、操縦パネルの外気取入口に、この外気取入口を細分
化する桟を設けるとともに、その外気取入口の周りに、
防塵網取付部を設け、前記防塵網取付部は、その防塵網
取付部に装着される防塵網が、外気取入口周辺の操縦パ
ネルと面一になるように、かつ、防塵網が前記桟との間
に隙間を有するように構成されている点にある。
【0009】本第2発明の特徴構成は、前記防塵網取付
部に取付けられる防塵網を、桟の外面側から脱着自在
取付けた点にある。
【0010】
【作用】第1発明の特徴構成によれば、機体に搭載する
エンジンの種類に応じて、桟を備えた外気取入口に防塵
網を装着したり、取り外したりする。つまり、水冷式の
エンジンの場合には、防塵網を装着して大きなワラ屑の
吸引を阻止し、空冷式のエンジンの場合には、防塵網を
取り外して冷却風の風量を確保する。
【0011】第2発明の特徴構成によれば、防塵網を外
側に装着することによって、内側に装着する場合に比し
て、外側から防塵網を脱着して、この防塵網に付着の塵
埃を除去する場合に、桟が邪魔とならず、また、防塵網
に膝などの外力が作用した場合、防塵網の内側への凹み
を桟を利用して抑制することができる。
【0012】
【発明の効果】本第1発明によれば、機体に搭載するエ
ンジンの種類にかかわらず同一の操縦パネルを使用する
ことができ、操縦パネルのコストの低廉化がはかれる。
【0013】本第2発明によれば、防塵網の清掃が桟に
邪魔させることなく外部から容易に行え、しかも、桟を
利用して防塵網の内側への変形を抑制することができ、
防塵網の耐久性の向上がはかれる。
【0014】図1に作業車の一例であるミッドマウント
型乗用芝刈機を示している。この乗用芝刈機は、走行機
体における前後車輪7,8の間の下腹部にリンク機構1
を介してモーア2を昇降自在に連結するとともに、機体
前部のボンネット3内部にエンジン4を搭載し、このエ
ンジン4の動力がベルト伝動機構5を介してモーア2に
供給される一方、ミッションケース6を介して後輪8に
動力が供給されるよう伝動系を構成してある。前記ボン
ネット3は上下2分割構成であって、下部ボンネット3
aは機体フレーム9に位置固定状態で取付けてあり、上
部ボンネット3bは前部横軸芯周りで揺動開閉自在に設
けてある。
【0015】前記エンジン4は空冷式のガソリンエンジ
ンであって、その出力軸を縦方向に沿う姿勢で配備する
とともに、エンジン冷却風はエンジン4上部から吸引す
るよう構成してある。そして、エンジン冷却用の外気取
入口は、機体前部側のボンネット3の後部側に連なり、
ステアリング操作機構の運転部ステップ10に臨む側を
覆う操縦パネル11に形成してある。
【0016】詳述すると、図2に示すように、下端部が
ギア式ステアリング操作機構に連係されるステアリング
操作軸12を内装した操縦パネル11の、運転部ステッ
プ10に臨む平面視円弧状に設けられる部位11a及び
左右両横側部位11bの夫々に、外気取入口13,14
を形成してある。
【0017】前記円弧状部位11aに設けられる外気取
入口13は、図4、図6に示すように、前記部位11a
の中間部が横桟15と縦桟16とからなる格子状に細分
化され、刈芝等の比較的大きい塵埃でも通過可能に形成
してある。 前記横桟15は、風の流動方向を斜め下方
側に整流させるように前方下方側に向かう斜め姿勢で連
設してある。従って、吸入されたエンジン冷却風は、こ
の外気取入口13を介して前方下方側に向かって流動さ
れた後、エンジン上部側に向けて吸引されることにな
る。その結果、刈芝等の比較的大きな塵埃は前方下方側
に向かって流動する際、自重によって下方側に落下し
て、エンジン吸気部における防塵網17にまで達するお
それが少なくなるよう構成してある。
【0018】又、左右両横側部位11bに形成される外
気取入口14は、図4、図7、図8に示すように、前記
円弧状部位11aに設けられた外気取入口13と同様
に、横桟18と縦桟19とからなる格子状に細分化さ
れ、刈芝等の比較的大きい塵埃でも通過可能に形成して
ある。 前記横桟18は、風の流動方向を斜め下方側に
整流させるように下方側に向かう斜め姿勢で連設してあ
る。従って、吸入されたエンジン冷却風は、この外気取
入口14を介して下方側に向かって流動された後、エン
ジン上部側に向けて吸引されることになる。 尚、エン
ジン冷却後の排風は機体前部側から機体前方に向けて排
出されるようにしてある。
【0019】図3〜図5に示すように、前記操縦パネル
11の上部には、ステアリング操作軸12を回動自在に
支持するステアリング支持部22と、各種の操作状況を
表示するインジケータランプ23や各種操作具が配備さ
れる操作パネル部24を設けてあり、全体を合成樹脂材
で一体成型してある。そして、この操縦パネル11は、
前後部夫々において左右2箇所で機体フレーム9に連結
される支持部材25,26にボルト固定してあり、左右
夫々2箇所において下部ボンネット3aと連結固定して
ある。下部ボンネット3aとの連結用板状部27及びそ
れに形成したボルト挿通用切欠28、及び、機体フレー
ム9に対する後部側連結箇所のボルト挿通孔29は、前
記各外気取入口13,14の形成方向とほぼ同一方向の
前方下方側斜め姿勢に形成してある。又、前記操作パネ
ル部24に設けられるインジケータランプ23の装着部
30も、前記外気取入口13と同様に、前方下方側に向
かって斜め姿勢に形成してある。
【0020】前記外気取入口13,14には、機体に水
冷式のガソリンエンジンや水冷式のディーゼルエンジン
が搭載された場合に、ワラ屑などの塵埃を吸引すること
がないようにパンチングメタルからなる防塵網31,3
4が取付けられるようになっている。
【0021】前記外気取入口13に装着される防塵網3
1は、平面視円弧状で、その裏面にスタッドボルト32
を備えており、横桟15両サイドの奥側に連設の防塵網
取付部としてのブラケット15aの孔にスタッドボルト
32が挿入されて、ナット33を介して固定連結される
ようになっている。 また、前記外気取入口13の開口
部の周縁には、防塵網嵌入用の凹部13aが形成されて
おり、前記防塵網31が装着された状態において操縦パ
ネル11と防塵網31とが面一になるようになってい
る。 また、面一に取付けた状態において、横桟15と
防塵網31との間には隙間sが形成されており、横桟1
5で防塵網31の吸気面積を減少させないようにしてあ
る。
【0022】前記外気取入口14に装着される防塵網3
4は、断面形状コの字型に形成されており、その上片と
下片にボルト挿入用のスリット34a,34aを備えて
おり、また、防塵網34に対する取付部としての開口部
周縁のプレート14aにボルト挿入用のスリット14
b,14bを形成してあり、両スリット34a,14b
にボルト35が挿入されてナット36を介して前記防塵
網34が固定連結されるようになっている。 また、前
記防塵網34が固定連結された状態において、横桟18
と防塵網34との間には隙間sが形成されており、横桟
18で防塵網34の吸気面積を減少させないようにして
ある。 また、前記外気取入口14の横桟18は平面視
略波状に形成されており、防塵網34固定用のボルト・
ナットをスパナなどの工具を介して固定するときに横桟
18が邪魔とならないようになっている。
【0023】〔別実施例〕上記実施例においては、格子
状の桟を設けたが、縦桟又は横桟のみによって構成して
も良い。
【0024】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】芝刈機の全体側面図
【図2】操縦パネルの縦断側面図
【図3】樹脂一体化ケース部の側面図
【図4】樹脂一体化ケース部の後面図
【図5】樹脂一体化ケース部の平面図
【図6】図2におけるA−A線断面図
【図7】図2におけるB−B線断面図
【図8】図2におけるC−C線断面図
【符号の説明】
3 エンジンボンネット 11 操縦パネル 13,14 外気取入口 14a,15a 防塵網取付部 15,16 桟 18,19 桟 31,34 防塵網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 結城 三喜雄 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 今西 良造 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 原田 選也 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (56)参考文献 特開 平2−60888(JP,A) 実開 昭62−108079(JP,U) 実開 昭59−97103(JP,U) 実開 昭50−78832(JP,U) 実開 平5−68707(JP,U) 実開 昭58−182872(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンボンネット(3)の後部に連な
    る操縦パネル(11)に外気取入口(13),(14)
    を設けてある作業車の操縦パネルであって、 前記操縦パネル(11)の外気取入口(13),(1
    4)に、この外気取入口(13),(14)を細分化す
    る桟(15),(16),(18),(19)を設ける
    とともに、 その外気取入口(13),(14)の周りに、防塵網取
    付部(15a),(14a)を設け、前記防塵網取付部(15a),(14a)は、その防塵
    網取付部(15a),(14a)に装着される防塵網
    (31),(34)が、外気取入口(13),(14)
    周辺の操縦パネル(11)と面一になるように、かつ、
    防塵網(31),(34)が前記桟(15),(1
    6),(18),(19)との間に隙間(s)を有する
    ように構成されている 作業車の操縦パネル。
  2. 【請求項2】 前記防塵網取付部(15a),(14
    a)に取付けられる防塵網(31),(34)が、前記
    桟(15),(16),(18),(19)の外面側か
    ら脱着自在に取付けられるものである請求項1に記載の
    作業車の操縦パネル。
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