JPH0530537Y2 - - Google Patents

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JPH0530537Y2
JPH0530537Y2 JP1685686U JP1685686U JPH0530537Y2 JP H0530537 Y2 JPH0530537 Y2 JP H0530537Y2 JP 1685686 U JP1685686 U JP 1685686U JP 1685686 U JP1685686 U JP 1685686U JP H0530537 Y2 JPH0530537 Y2 JP H0530537Y2
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bonnet
bottom plate
engine
fixed
front grill
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案はトラクタ等の移動農機に装備されるエ
ンジン等を覆うボンネツト構造に関するものであ
る。
〔従来技術〕
トラクタ等の移動農機に装備されるこの種のボ
ンネツトは、大別してエンジンの後方で機体に固
定されるパネルボデイ、このパネルボデイにその
後端が固定され上面を覆つて前方に延びるボンネ
ツトフード、およびこのボンネツトフードの前端
に固定されるフロントグリル、さらに左右両面を
覆うよう対向配設され各別に着脱自在なサイドカ
バーから構成されている。
このサイドカバーと、前方側のフロントグリル
および後方側のパネルボデイとの間隔C(第3図
参照)は、フロントグリルおよびパネルボデイの
取付けによつては片寄りが生ずることになる。
しかしながら、このボンネツトを構成する従来
のフロントグリルは、前後方向の位置調節ができ
ないようになつており、仮に単独では前後の位置
調節ができたとしても、サイドカバーを取付けて
しまうとフロントグリルを取付けているボルトが
覆われるので、その締付け、取外しができなくな
り、サイドカバーを外さない限りフロントグリル
の位置調節ができなかつた。このため、サイドカ
バーとフロントグリルの間隔C(第3図参照)を
所定幅に合せるための組立時間がかかると共に、
さらに一定の間隔管理が困難となり、外観品質も
良くないという問題点があつた。
〔考案の目的〕
本考案は上述した従来の実情に鑑み、その問題
点を解消すべく創案さたものであつて、サイドカ
バーを装着したままで、サイドカバーとフロント
グリルとの間隔調整が行い得ると共に、ボンネツ
トの前部下方からの塵や泥水等の侵入・飛散を防
止した移動農機のボンネツト構造を提供すること
を目的とするものである。
〔考案の構成〕
上記目的を達成する本考案は、搭載されたエン
ジン後側の機体に固定されたパネルボデイにボン
ネツトフードの後端を固定し、該ボンネツトフー
ドの前端にフロントグリルの上方側を固定し、該
フロントグリルの下方側を前記エンジン前方下側
の機体に設けられた底板に装着し、前記フロント
グリルとの間に所定の間隔を介して、前記エンジ
ン後側及び前記底板に取付けられた取付金具に着
脱自在に係合する左右のサイドカバーを設け、前
記底板を、前記フロントグリルの下端側から前記
エンジン前側の機体に配設されたラジエターにわ
たつて、該ラジエター前方下側を閉塞するように
形成すると共に、前記フロントグリルの下方側を
下方から挿入する締緩具により前後方向に位置調
整可能に構成し、前記底板にバツテリーを搭載し
たことを特徴とするものである。
〔実施例〕
以下、本考案を一実施例として示す図面につい
て説明する。第2図に示すようにトラクタ1は機
体の前方にボンネツト2が配設され、このボンネ
ツト2の左右両側には操行可能な前輪3,3が配
設され、このボンネツト2の後方には操作ハンド
ル4が配設されている。この操縦ハンドル4の後
方には所定間隔をおいて座席5が配設され、この
座席5の左右両側には後輪6,6が配設されてお
り、前記座席5の左右両側にはフエンダ7,7が
それぞれ配設されている。
また、機体の後方には、作業機を連結するため
の左右両側のロアリンク8,8と中央側のトツプ
リンク(図外)等よりなる三点リンク機構9が設
けられている。
第1図に示すように、前記ボンネツト2の内部
後方側にはエンジン10が配設され、このエンジ
ン10の後方にはクラツチハウジング11が固定
され、さらにクラツチハウジング11の後方には
後方に延びるミツシヨンケース12が固定され、
これらで前後方向に延びるトラクタ1の機体13
が構成されるようになつている。
また、エンジン10下部の左右には前方に延び
るシヤーシ14が固定され、この左右のシヤーシ
14の前端にはフロントバンパー14aが固着さ
れており、このシヤーシ14の上方にはエンジン
10の前方に配置されたラジエター15が固定さ
れ、さらにこのシヤーシ14の下方には、後方の
ミツシヨンケース12から前方に向けて延設され
た前輪駆動軸16に連動連結される前輪用ミツシ
ヨンケース17が配設されている。
前記ボンネツト2は、エンジン10の後方で機
体13に固定されるパネルボデイ18、このパネ
ルボデイ18にその後端が取付ボルトにより固定
され上面を覆つて前方に延びるボンネツトフード
19、およびこのボンネツトフード19の前端に
その上側が取付ボルトにより固定されるフロント
グリル20、および左右両面を覆うよう対向配設
され各別に着脱自在なサイドカバー21,21か
ら構成されている。
前記ボンネツト2内において、エンジン10の
上方で前後方向に付設されたマフラー22には、
上下方向に延びるテールパイプ23が配設されて
おり、このテールパイプ23の排出口23aを、
第5図に示すように左側のサイドカバー21に設
けた斜め前向きの排気孔24に臨ませてあり、こ
の排出口23aは、排気孔24内を通つて外部に
突出させないで、排出口23aの端面と排気孔2
4の内側端面との間に所定の間隔を保持するよう
排気孔24に対峙されており、これによりサイド
カバー21を着脱する際、テールパイプ23の先
端を排気孔24内を貫通させて斜め前方側に突出
させた場合のように、サイドカバー21の着脱を
困難とすることもなく、容易に行い得るようにな
つている。
さらに排気孔24の周囲には、内側に没入する
案内壁25aおよび外側に突出する案内壁25b
が形成され、排気ガスのボンネツト2内への吹き
返しを防止するようになつている。
また第6図に示すように、パネルボデイ18内
には斜め上方に延びるコントロールレバー30が
設けられており、このコントロールレバー30
は、これにその基端に連結されたロツド31およ
びロツド31の先端に連結されたジヨイント32
を介してエンジン10側に軸支の連結アーム33
に連繋されている。
この連結アーム33の軸支部分は外側に突出し
ており、さらにこの部分にはエンジン10に一体
のボスが突出され、このボスにはロツクナツトを
介して調整ボルトが螺入され、この調整ボルトの
調整により調整ボルトに接当する連結アーム33
の角度を調整し、アイドリング状態を調整できる
ようになつている。
このような突出部分をサイドカバー21により
覆うようにすると、ボンネツト2を形成するサイ
ドカバー21の幅員が広くなり、機体の操行操作
の際に前輪3,3がボンネツト2に干渉して切れ
角度が少なくなりトラクタの旋回半径が大きくな
るという欠点があるが、この突出部分に対応する
位置に突出部分が突出または露出する開口部34
を設けることによつて、サイドカバー21の幅員
が狭くなり前述のような欠点を解消することがで
き、またサイドカバー21は閉じたままでこの開
口部34から調整ボルトの調整を行うこともでき
るようになつている。
第1図および第4図に示すように、ボンネツト
2内の前方下方にはシヤーシ14に固定される底
板35が設けられており、前述したボンネツトフ
ード19の先端にその上方側が固定されたフロン
トグリル20の下方側を、前記底板35の前方で
かつシヤーシ14の外側において下方側から挿入
する取付ボルト(締緩具)36により固定するよ
うになつており、この取付ボルト36が嵌入する
底板35の取付孔は前後方向に向く長孔に形成さ
れ、フロントグリル20の下方側は前後方向に位
置調節固定自在となるようになつている。
前記底板35の下方には前後方向に設けた左右
の補強板37が固定され、この補強板37を前後
方向に配設されたシヤーシ14に固定することに
よつて、底板35がシヤーシ14に固定されるよ
うになつており、さらにこの底板35はボンネツ
ト2下側の幅員に相当する幅に形成され、その後
端はラジエター15の前面まで延長され、ラジエ
ター15の前方下側を閉塞する構成となつてい
る。また、底板35にはバツテリー38が搭載固
定されている。つまり、この底板35はバツテリ
ー38の搭載台としても設けられている。
また、底板35の左右両側及びエンジン10の
後側の機体13には、取付金具39,41が取付
けられ、サイドカバー21の前側及び後側の下方
に固定された係止具40,42が係脱自在に係合
するようになつている。サイドカバー21の上端
部は、ボンネツトフード19の両サイド側に形成
された凹部に係合し、サイドカバー21が着脱自
在に装着されている。
上述したように、フロントグリル20の下方側
を前後方向に位置調節した後、シヤーシ14に固
定した底板35に、下方側から挿入する取付ボル
ト36により固定することができるので、サイド
カバー21を外すことなく取付けたまま、フロン
トグリル20の下方側位置を調節することができ
る。
つまり、サイドカバー21と、前方側のフロン
トグリル20および後方側のパネルボデイ18と
の間隔C(第3図参照)は、フロントグリル20
およびパネルボデイ18の取付けによつては片寄
りを生ずることになる。そこで、サイドカバー2
1の上端側とこれに対応するボンネツトフード1
9の左右側とがともに成型部品で一定の寸法とな
るのを利用し、これらの上側位置を基準として前
後両側のフロントグリル20およびパネルボデイ
18の下側位置を、前後に移動することで、間隔
Cの片寄りを防止するようにしたものであつて、
パネルボデイ18も取付枠26に対して前後位置
が調節自在になつており、フロントグリル20と
同様に下方から挿入される取付ボルト36により
固定されるようになつている。
したがつて、この調節により、サイドカバー2
1とフロントグリル20との間隔C(第3図参照)
を所定幅に簡単迅速に合せることができ、間隔管
理を容易として外観品質を良好にすることができ
る。
また、この底板35はボンネツト2のフロント
グリル20から後方のラジエター15の前面に至
る前側下方を全幅にわたつて閉塞することがで
き、エアクリーナ43またはラジエター15のネ
ツト部への塵や泥水等の侵入・飛散を防止するこ
とができる。
このように、底板35はフロントグリル20の
取付台としての機能、バツテリー38の搭載台と
しての機能、およびフロントグリル20から後方
のラジエター15前側下方を閉塞する機能を併せ
て持たせたものである。
〔考案の効果〕
本考案は上述したように、エンジン前方下側の
機体に底板を設け、該底板にフロントグリルの下
端側を、下方側から挿入する締緩具により前後方
向に位置調整可能に装着するため、サイドカバー
を外すことなく、フロントグリルの下端側を位置
調節した上で容易に固定することができる。その
ため、フロントグリルとサイドカバーとの間隔を
所定の幅に簡単迅速に合わせることができ、間隔
管理を容易にしてボンネツトの外観を常に良好に
維持することができる。
また、底板をフロントグリルの下端側からラジ
エターにわたつて、該ラジエター前方下側を閉塞
するようにしたので、ボンネツトの前部下方から
の塵や泥水等の侵入・飛散を有効に防止すること
ができ、ボンネツト内やこのボンネツト内に搭載
されるバツテリーやエアクリーナ等の機器の汚れ
を低減し、従来の頻度程ボンネツト内の清掃をす
る必要がなく、農作業者の負担を軽減することが
可能である。
また更に、底板にバツテリーを搭載し、バツテ
リーの搭載台としても用いることにより、バツテ
リーを搭載する専用の部材を減らすことができ
る。その上、左右のサイドカバーが脱離する構造
であるため、従来と同様にボンネツト内の点検清
掃を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図はボンネツトの縦断面図、第2図はトラク
タの全体平面図、第3図はボンネツトの右側面
図、第4図Aは第3図のA−A矢視断面図、第4
図Bは第3図のB−B矢視断面図、第4図Cはフ
ロントグリルの正面図、第5図は一部を破断して
示すボンネツトの平面図、第6図はボンネツトの
左側面図である。 2……ボンネツト、10……エンジン、13…
…機体、15……ラジエター、18……パネルボ
デイ、19……ボンネツトフード、20……フロ
ントグリル、21……サイドカバー、35……底
板、36……取付ボルト(締緩具)、38……バ
ツテリー、39,41……取付金具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 搭載されたエンジン後側の機体に固定されたパ
    ネルボデイにボンネツトフードの後端を固定し、
    該ボンネツトフードの前端にフロントグリルの上
    方側を固定し、該フロントグリルの下方側を前記
    エンジン前方下側の機体に設けられた底板に装着
    し、前記フロントグリルとの間に所定の間隔を介
    して、前記エンジン後側及び前記底板に取付けら
    れた取付金具に着脱自在に係合する左右のサイド
    カバーを設け、前記底板を、前記フロントグリル
    の下端側から前記エンジン前側の機体に配設され
    たラジエターにわたつて、該ラジエター前方下側
    を閉塞するように形成すると共に、前記フロント
    グリルの下方側を下方から挿入する締緩具により
    前後方向に位置調整可能に構成し、前記底板にバ
    ツテリーを搭載した移動農機のボンネツト構造。
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