JPH06232787A - 両偏波伝送方式及びそれを使用した両偏波伝送装置 - Google Patents

両偏波伝送方式及びそれを使用した両偏波伝送装置

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JPH06232787A
JPH06232787A JP1612493A JP1612493A JPH06232787A JP H06232787 A JPH06232787 A JP H06232787A JP 1612493 A JP1612493 A JP 1612493A JP 1612493 A JP1612493 A JP 1612493A JP H06232787 A JPH06232787 A JP H06232787A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易に両偏波伝送の周波数利用効率を高め得
る両偏波伝送方式及びそれを使用した装置を提供するも
のである。 【構成】 複数の現用回線と予備回線とを2系統備えた
両偏波伝送装置において、予備回線に対する回線切換制
御と回線切換情報とをそれぞれ1つの装置で共用させ、
2N個ずつの回線切換器1〜2N,2N+1〜4Nを切
り換えて両偏波伝送を行う。送端側の回線切換制御装置
105は、1つの回線切換情報に基づいて回線切換器1
〜2Nのうち、それぞれの偏波面(水平又は垂直)のい
ずれか一方に係る切換制御信号により該当するものを同
時に予備回線に切り換え制御する。受端側の回線切換情
報発生器106は、回路切換器2N+1〜4Nに対応す
る回線のそれぞれの回線品質を監視検出することによっ
て得られた劣化状態を示す回線警報に基づいて生成した
1つの回線切換情報を偏波面のいずれか一方に係る無線
回線により送端側に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、垂直及び水平の両偏波
を使用し、任意の現用回線に障害があった場合、その現
用回線を予備回線に切り換えて障害回線の救済を行うた
めの両偏波伝送方式及びそれを使用した両偏波装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の両偏波伝送装置は、垂
直び水平の両偏波を使用し、各偏波に対応して複数の現
用無線回線(以下、単に現用回線と呼ぶ)を備えてお
り、この構成によって偏波性フェージングの影響を軽減
させている。
【0003】しかしながら、両偏波伝送の場合、U・C
ASIRAGI et alの論文、14O MBIT
/S 32QAM CROSS−POLARIZED
CO−FREQUENCY TRIAL RESULT
S ICC92 (350.4−1−4−5/PP14
93−1497)で指摘されているように、両偏波同時
にフェージングを受ける確率が非常に高くなる。そこ
で、こうした場合には予備回線1つでは救済できないの
で、予備回線を2つ持たせることが有効となる。
【0004】このように、各偏波毎に1つの予備回線を
備える構成,即ち、2つの予備回線を用いた両偏波伝送
装置としては、図2に示す如く構成が類推される。
【0005】この両偏波伝送装置は、垂直及び水平偏波
に対応して2系統のディジタル無線装置を有しており、
各系統のディジタル無線装置は複数の現用回線の他に、
単一の予備無線回線(以下、単に予備回線と呼ぶ)を用
いて伝送を行う。ここで、現用回線の数をN[但し、N
は自然数で、ここではN=7の場合とする]で表わす
と、総数2×(1+N)の無線回線が使用されることに
なる。このように、両偏波伝送装置は、各偏波毎に独立
し、且つそれぞれ予備回線を備えた2つのディジタル無
線伝送装置によって構成される。
【0006】具体的に述べると、2つの独立したデジタ
ル無線装置は、送端側及び受端側にそれぞれ2N個の回
線切換器1〜2N,2N+1〜4Nを備える一方、各系
統毎に、単一の予備回線を有している。この構成では、
2系統の送端側には2N個の回線切換器1〜2Nが設け
られ、受端側には2N+1〜4Nが設けられており、こ
れら送端側及び受端側の各系統毎に独立に回線切換器を
切り換えることにより、フェージングによる影響を軽減
する構成が採用されると考えられる。
【0007】次に、図2及び図3を併せて参照し、上述
した両偏波伝送について、より具体的に説明する。因み
に、図3は図2に示す両偏波伝送装置に使用される無線
周波数配置を示している。この無線周波数配置では、水
平偏波のパイロット信号をPROT、垂直偏波のそれを
PROT´として表わし、且つ、水平偏波における現用
回線の信号をREG1〜7、垂直偏波の信号をREG1
´〜7´として示している。
【0008】両偏波伝送装置は、図2に示す如く、2つ
の偏波に対応してそれぞれディジタル無線伝送装置を備
え、これら2つの伝送装置の受端側には、前述した回線
切換器2N+1〜3N,3N+1〜4Nの他に、これら
回線切換器に対応する回線のおける回線品質を監視し、
監視の結果、劣化状態の回線に対して回線警報を検出す
る回線警報検出器1´〜2N´が備えられている。
【0009】又、回線警報検出器1´〜2N´のうち、
一方のデジタル無線装置に関する回線警報検出器1´〜
N´は回線切換情報発生器106に送信でき、他方のデ
ジタル無線装置に関する回線警報検出器N´+1〜2N
´は回線切換情報発生器106´に送信できるように構
成されている。
【0010】一方、送端側には、回線切換器1〜N,N
+1〜2Nにそれぞれ切換制御信号を送信するための回
線切換制御装置105、105´が備えられている。
【0011】加えて、一方のデジタル無線装置における
回線切換器1〜N、2N+1〜3Nは、パイロット信号
発生器101により発生したパイロット信号を通信で
き、その通信結果はパイロット信号検出器103にて検
出される。又、他方のデジタル無線装置に関し、回線切
換器N+1〜2N、3N+1〜4Nはパイロット信号発
生器102により発生したパイロット信号を通信でき、
その通信結果はパイロット信号検出器104にて検出さ
れる。
【0012】尚、図2に示す2つのデジタル無線装置
は、N=7であるものとして説明したが、便宜上、水平
及び垂直の偏波のうち、それぞれ同一偏波で各デジタル
無線装置を構成し、同一無線周波数の回線を同一回線番
号で示している。
【0013】次に、このディジタル無線装置における回
線切換の動作について簡単に説明する。但し、説明は一
方のデジタル無線装置(N=7で、回線切換器1〜N及
び2N+1〜3Nを含むもの)についてのみ行い、他方
のディジタル無線装置については、説明を省略する。初
期状態で全現用回線が正常な場合、送端側ではいずれの
現用回線も予備回線には切り換えられていないため、パ
イロット信号発生器101により発生したパイロット信
号を回線切換器1〜Nから回線切換器2N+1〜3Nへ
と送信する。この場合、受端側では、パイロット信号検
出器103によりパイロット信号を検出していずれの現
用回線も予備回線に切り換えられていないこと,即ち、
全現用回線が正常で予備回線も正常なことを判断する。
この後、回線切換制御装置105から図3に示すような
水平偏波REG1〜7の切換制御信号(CONT1〜
n)を回線切換器1〜Nへ送信する。
【0014】ここで、例えば、図4に示すようなフェー
ジング(媒質における時間変化による電界強度の異常)
が回線切換器2に接続された現用回線(REG2)に発
生し、当該回線にエラーが発生したものとする。この場
合、受端側の回線警報検出器2´がそのエラーを検出
し、エラー検出値が予め設定された閾値を越えると回線
警報(ALM2)を切換情報発生器106へ送信する。
【0015】切換情報発生器106はその回線警報(A
LM2)に基づいて回線切換情報を発生し、その回線切
換情報を送端側方向の無線回線を利用して送端側の回線
切換制御装置105に送信する。回線切換制御装置10
5は回線切換情報を受信すると、切換制御信号(CON
T2)を送信し、回線切換器2を動作させて現用回線
(REG2)を予備回線に切り換え、現用回線(REG
2)上の信号を予備回線に載せ代える。
【0016】一方、受端側では、パイロット信号検出器
103がパイロット信号が無くなったこと,即ち、いず
れかの現用回線が送端側で切り換えられたことを検出す
る。この検出信号と受端側からの応答信号とを受信した
切換情報発生器106は、この現用回線(REG2)の
回線切換器2N+2に回線切換信号bを送信する。回線
切換器2N+2は、この回線切換信号bを受信するとそ
れぞれの信号の位相差を検出して一致したときに予備回
線側に切り換えて救済を行う。こうして、全動作が完了
する。尚、例えば現用回線2´(REG2´)側にフェ
ージングが発生した場合にも全く同一の動作により救済
が行われる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述した両偏波伝送方
式の場合、全く独立した2つのディジタル無線装置に予
備回線を2つ持たせて、個々独立に、フェージングによ
る回線障害の救済対策を図っている。このように、独立
したディジタル無線装置に対して、個々独立に回線障害
対策を施した場合、全体の構成が複雑となってしまう。
【0018】又、2つのデジタル無線装置において、個
々独立に制御し、回線障害の救済対策を施した場合、冗
長な回線切換制御と回線切換情報とがそれぞれ必要な
為、周波数利用効率が悪くなるという問題がある。
【0019】本発明は、かかる問題点を解決すべくなさ
れたもので、その技術的課題は、簡易に両偏波伝送の周
波数利用効率を高め得る両偏波伝送方式及びそれを使用
した両偏波伝送装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、送端側
及び受端側を有し、送受端側間にそれぞれ複数の現用回
線及び予備回線から成る2系統の回線群を備え、両系統
には互いに異なる偏波を使用して信号を伝送する両偏波
伝送方式において、送端側では、2系統の現用回線のい
ずれか一方の回線の予備回線に対する回線切換情報に基
づいて、他系統の対応する現用回線を同時に予備回線に
切り換え、受端側では、2系統の複数の現用回線におけ
る回線品質を監視検出することによって劣化状態の回線
に関する回線警報が1系統の現用回線のいずれかから得
られると、該回線警報に基づいて1系統の当該現用回線
だけではなく、他系統の対応する現用回線をも予備回線
に切り換える両偏波伝送方式が得られる。
【0021】又、本発明によれば、送端側及び受端側の
間にそれぞれ複数の現用回線及び予備回線から成る2系
統の回線群を備え、両系統には互いに異なる偏波を使用
して信号を伝送する両偏波伝送装置において、送端側
は、2系統の現用回線に対応して設けられると共に、対
応する系統の現用回線を予備回線に切り換える複数の回
線切換器と、2系統の複数の回線切換器に接続され、1
系統における回線切換器に現用回線から予備回線への切
り換えの際、他系統の該当する現用回線を同時に予備回
線に切り換え制御する回線切換制御装置とを備え、受端
側は、2系統の現用回線に対応して設けられると共に、
複数の回線切換器に対するそれぞれの回線品質を監視検
出することによって得られる劣化状態の回線に関する回
線警報を出力する回線警報手段と、1系統の現用回線の
いずれかから回線警報を受けると、他系統の該当する現
用回線をも予備回線に切り換えることを指示する回線切
換情報を出力する回線切換情報発生手段とを備えた両偏
波伝送装置が得られる。
【0022】更に、本発明によれば、上記両偏波伝送装
置において、送端側の回線切換制御装置と受端側の回線
切換情報発生手段とは、互いに無線回線を通して接続さ
れた両偏波伝送装置が得られる。
【0023】
【作用】本発明に係る両偏波伝送装置では、2系統の予
備無線路を成す2つのデジタル無線装置を完全独立型と
せずに、2つのデジタル無線装置の相互間において、送
端側で回線を予備回線に切り換え制御する回線切換制御
装置と、受端側で回線切換情報を送端側に送信する切換
情報発生器とをそれぞれ共用させている。回線切換制御
装置は、送端側で1つの回線切換情報に基づいて複数の
回線切換器のうち、それぞれの偏波面における水平又は
垂直のいずれか一方に係る切換信号を生成することによ
って該当する回線を同時に予備回線に切り換える。切換
情報発生器は、受端側で複数の回線切換器に対応する回
線のそれぞれの回線品質を監視検出することによって得
られる劣化状態の回線に関する回線警報に基づいて1つ
の回線切換情報を生成し、この1つの回線切換情報を偏
波面における水平又は垂直のいずれか一方に係る無線回
線により送端側の回線切換制御装置に送信する。
【0024】
【実施例】以下に実施例を挙げ、本発明の両偏波伝送装
置について、図面を参照して詳細に説明する。
【0025】最初に本発明の両偏波伝送装置に概要を簡
単に説明する。この両偏波伝送は、送端側及び受端側に
それぞれ2N個[但し、Nは自然数]の切換手段を備え
ており、2N個の切換手段はN個づつの2つの系統に分
けることができる。また、各系統には、それぞれN個の
現用回線が設けられており、且つ、各系統には、1つづ
つの予備回線が設けられている。この現用回線から予備
回線への切換は、各系統のN個の切換手段を切り換える
ことによって行われる。
【0026】送端側では1つの回線切換情報に基づいて
2N個の切換手段のうち、それぞれの偏波面における水
平又は垂直のいずれか一方に係る切換信号を生成するこ
とによって、2系統の該当する回線を同時に予備回線に
切り換える。又、受端側では2N個の切換手段に対応す
る回線のそれぞれの回線品質を監視検出することによっ
て劣化状態の回線に関する回線警報を得た後、この回線
警報に基づいて1つの回線切換情報を生成し、更にこの
1つの回線切換情報を偏波面における水平又は垂直のい
ずれか一方に係る無線回線により送端側に送信する。
【0027】図1は、この両偏波伝送を用いたデジタル
無線装置をブロック図により示したものである。図示さ
れた両偏波伝送装置は2つのデジタル無線装置を備え、
送端側及び受端側にそれぞれ2N個の回線切換器1〜2
N,2N+1〜4Nを備え、これら回線切換器には、2
系統の現用回線と、各系統毎に個々に設けられた予備回
線が収容されている。また、現用回線から予備回線への
切換はこれらの2N個ずつの回線切換器1〜2N、2N
+1〜4Nからそれぞれ2つの回線切換器を切り換える
ことによって行う。
【0028】ここで、受端側には、回線切換器2N+1
〜3N,3N+1〜4Nを含む回線に対するそれぞれの
回線品質を監視することによって劣化状態の回線に関す
る回線警報を検出する回線警報検出器1´〜2N´が備
えられている。更に、これらの回線警報検出器1´〜2
N´は、回線切換情報発生器106に回線警報を送信す
る。又、送端側には回線切換器1〜2Nにそれぞれ切換
制御信号を送信するための回線切換制御装置105が備
えられている。
【0029】加えて、一方のディジタル無線装置におい
て、回線切換器1〜N,2N+1〜3Nはパイロット信
号発生器101により発生したパイロット信号を通信で
き、その通信結果はパイロット信号検出器103にて検
出される。又、他方のデジタル無線装置においては、回
線切換器N+1〜2N,3N+1〜4Nはパイロット信
号発生器102により発生したパイロット信号を通信で
き、その通信結果はパイロット信号検出器104にて検
出される。
【0030】即ち、図1に示す2つのディジタル無線装
置も、図2に示したものと同様にN=7の場合に該当す
る。又、図1でも便宜上、水平及び垂直の偏波うち、そ
れぞれ同一偏波で各デジタル無線装置を構成し、図3と
同様に、同一無線周波数の回線を同一回線番号で示して
いる。
【0031】このうち、送端側の回線切換制御装置10
5は、1つの回線切換情報に基づいて2N個の回線切換
器1〜2Nのうち、それぞれの偏波面における水平又は
垂直のいずれか一方に係る切換制御信号を生成する。こ
れにより、回線切換制御装置105は切換制御信号によ
り2N個の回線切換器1〜2Nのうちの該当する回線を
同時に予備回線に切り換え制御する。
【0032】又、受端側の2N個の回線警報検出器1´
〜2N´は、2N個の回線切換器2N+1〜4Nに対応
する回線のそれぞれの回線品質を監視することによって
劣化状態の回線を検出し、回線警報を送信する。更に、
受端側の回線切換情報発生器106は、回線警報に基づ
いて1つの回線切換情報を生成し、この1つの回線切換
情報を偏波面における水平又は垂直のいずれか一方に係
る無線回線(その送信方向側)により送端側の回線切換
制御装置105に送信する。
【0033】これら2つのデジタル無線装置において、
回線切換制御装置105及び回線切換情報発生器106
は、デジタル無線装置の相互間にて共用される。
【0034】次に、このデジタル無線装置における回線
切換の動作について説明する。但し、説明は両方のデジ
タル無線装置(N=7)に関するものを対象とする。
又、初期状態のパイロット信号の検出により予備回線の
状態を検出するまでの過程は、図2で説明した従来の装
置と同様であるのでその説明を省略する。
【0035】ここで、図4に示すようなフェージングが
現用回線(REG2)に発生した場合を想定する。現用
回線(REG2)にフェージングが発生すると、上述し
た参考論文に説明されているように、異なる偏波を用い
た現用回線(REG2´)にも、非常に高い確率でフェ
ージングが発生する。したがって、回線警報検出器2,
N+2´のいずれかより回線警報(ALM2又はALM
2´)が送信されることになる。回線切換情報発生器1
06は、いずれか早い方の回線警報を受信すると、この
回線警報に基づいて発生した1つの回線切換情報を無線
回線の送信方向側より回線切換制御装置105に送信す
る。回線切換制御装置105は、この1つの回線切換情
報を受信すると、2つの切換制御信号(CONT2,2
´)を回線切換器2,N+2にそれぞれ送信する。これ
により、回線切換器2,3N+2を動作させて現用回線
(REG2,REG2´)の信号を予備回線に載せ代え
ることができる。
【0036】この後は、図2で説明した場合と同様に、
受端側ではパイロット信号検出器103,104がパイ
ロット信号が無くなったこと,即ち、いずれの現用回線
(REG2,REG2´)も送端側で切り換えられたこ
とを検出する。この検出信号と受端側からの応答信号と
を受信した切換情報発生器106は、これらの現用回線
(REG2,REG2´)の回線切換器2N+2,3N
+2に対してそれぞれ回線切換信号bを送信する。回線
切換器2N+2,3N+2は、それぞれ回線切換信号b
を受信すると、各信号の位相差を検出して一致したとき
に予備回線側に切り換えて救済を行う。このようにし
て、全動作が完了する。
【0037】
【発明の効果】本発明の両偏波伝送方式及びそれを使用
した両偏波伝送装置によれば、2系統の予備無線路を成
す2つのデジタル無線装置の相互間において、送端側で
行う予備回線に対する回線切換制御と、受端側で送端側
に送信する回線切換情報とをそれぞれ1つの回線切換制
御装置,回線切換情報発生器で共用させ、回線切換情報
を一つの無線回線を利用して行っているので、周波数利
用効率が格段に向上する。又、この両偏波伝送を行うデ
ジタル無線装置は従来のものに比べて回線切換制御装置
と回線切換情報発生器とが1つずつ削減されるため、簡
素に構成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る両偏波伝送装置を示し
たブロック図である。
【図2】従来技術から類推できる両偏波伝送装置の構成
説明するためのブロック図である。
【図3】両偏波伝送に係る無線周波数配置の一例を示し
たものである。
【図4】図3に示す無線周波数配置においてフェージン
グが生じた状態を示したものである。
【符号の説明】
1〜4N(N=7:1〜28) 回線切換器 1´〜2N´(N=7:1´〜14´) 回線警報検出
器 101,102 パイロット信号発生器 103,104 パイロット信号検出器 105,105´ 回線切換制御装置 106,106´ 回線切換情報発生器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送端側及び受端側を有し、前記送受端側
    間にそれぞれ複数の現用回線及び予備回線から成る2系
    統の回線群を備え、両系統には互いに異なる偏波を使用
    して信号を伝送する両偏波伝送方式において、前記送端
    側では、前記2系統の現用回線のいずれか一方の回線の
    予備回線に対する回線切換情報に基づいて、他系統の対
    応する現用回線を同時に予備回線に切り換え、前記受端
    側では、前記2系統の複数の現用回線における回線品質
    を監視検出することによって劣化状態の回線に関する回
    線警報が前記1系統の現用回線のいずれかから得られる
    と、該回線警報に基づいて前記1系統の当該現用回線だ
    けではなく、他系統の対応する現用回線をも予備回線に
    切り換えることを特徴とする両偏波伝送方式。
  2. 【請求項2】 送端側及び受端側の間にそれぞれ複数の
    現用回線及び予備回線から成る2系統の回線群を備え、
    両系統には互いに異なる偏波を使用して信号を伝送する
    両偏波伝送装置において、前記送端側は、2系統の現用
    回線に対応して設けられると共に、対応する系統の現用
    回線を予備回線に切り換える複数の回線切換器と、前記
    2系統の複数の回線切換器に接続され、1系統における
    回線切換器に現用回線から予備回線への切り換えの際、
    他系統の該当する現用回線を同時に予備回線に切り換え
    制御する回線切換制御装置とを備え、前記受端側は、2
    系統の現用回線に対応して設けられると共に、前記複数
    の回線切換器に対するそれぞれの回線品質を監視検出す
    ることによって得られる劣化状態の回線に関する回線警
    報を出力する回線警報手段と、前記1系統の現用回線の
    いずれかから回線警報を受けると、前記他系統の該当す
    る現用回線をも予備回線に切り換えることを指示する回
    線切換情報を出力する回線切換情報発生手段とを備えた
    ことを特徴とする両偏波伝送装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の両偏波伝送装置におい
    て、前記送端側の回線切換制御装置と前記受端側の回線
    切換情報発生手段とは、互いに無線回線を通して接続さ
    れていることを特徴とする両偏波伝送装置。
JP1612493A 1993-02-03 1993-02-03 両偏波伝送方式及びそれを使用した両偏波伝送装置 Expired - Fee Related JPH0779284B2 (ja)

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JP (1) JPH0779284B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0918387A (ja) * 1995-06-28 1997-01-17 Nec Corp 受信ホットスタンバイ方式
US7742549B2 (en) 2005-01-05 2010-06-22 Nec Corporation Dual-polarization receiver

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JPH0779284B2 (ja) 1995-08-23

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