JPH062311A - 新規・再生両用道路標示塗布方法およびその装置 - Google Patents

新規・再生両用道路標示塗布方法およびその装置

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JPH062311A
JPH062311A JP18440092A JP18440092A JPH062311A JP H062311 A JPH062311 A JP H062311A JP 18440092 A JP18440092 A JP 18440092A JP 18440092 A JP18440092 A JP 18440092A JP H062311 A JPH062311 A JP H062311A
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rib
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shutter
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line
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茂 宮本
Teruji Ichihara
輝二 市原
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 新規フラットライン標示および新規リブ付標
示ラインの塗布施工ならびに既成フラットライン標示お
よび既成リブ付標示ラインの上塗り再生塗布施工を同一
装置で、効率的かつ容易に行う。 【構成】 台車上の塗布材タンク1の塗布材供給口に配
設したライン標示用シャッター3とリブ標示用シャッタ
ー6を、開閉操作してライン標示およびリブ標示を同時
または個別に行うようにした道路標示塗布方法におい
て、新規ラインおよびリブ標示の施工時はリブ感知機構
およびリブ感知機構に連動するロック機構を解除状態と
なして新規ラインおよびリブ標示を同時または個別に行
い、また再生ラインおよびリブ標示の施工時には前記リ
ブ感知機構およびリブ感知機構に連動するロック機構を
作動状態となして再生ラインおよびリブ標示を同時また
は個別に行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、路面に溶融した塗料を
塗布しつつ、所要のライン標示およびリブ標示を同時ま
たは個別に行い得るとともに既存のライン標示およびリ
ブ標示の再生塗布標示をも併せて行うことができる新規
・再生両用道路標示塗布方法およびその装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の道路標示において、塗布材タンク
を接地しながら路面に溶融した塗料を塗布しつつ、上面
が平面状のライン標示を行うものとしては、例えば実開
昭50−8727号公報、実開昭61−33050号公
報、実開昭63−35051号公報、実開昭63−35
052号公報の如きものがある。また同様に従来の接地
型道路標示においてライン上に所要形状のリブを突出せ
しめたリブ付きライン標示を行うものとしては、例えば
特公昭55−27922号公報、特開平2−20950
7号公報、実開平3−103310号公報の如きものが
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術において、前者の場合は、上面がフラットなライン標
示であるため、これが摩耗した場合には同一塗布手段に
よる上塗り施工で再生塗布することができるが、後者の
場合は、既成リブ付標示ラインのリブ部が残存してお
り、しかも該リブ部の形状および間隔は多種多様であ
り、またその形状が経時変化あるいはその他の外的要因
により形状変化している場合もあるため、このような状
態での上塗り施工による再生塗布はできないという問題
点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決することを目的とし、道路標示塗布方法は、台車上の
塗布材タンクの塗布材供給口に配設したライン標示用シ
ャッターとリブ標示用シャッターを、台車の移動と連動
するシャッター開閉作動機構を介して開閉操作してライ
ン標示およびリブ標示を同時または個別に行うようにし
た道路標示塗布方法において、新規ラインおよびリブ標
示の施工時はリブ感知機構および該リブ感知機構に連動
するロック機構を解除状態となして新規ラインおよびリ
ブ標示を同時または個別に行い、また再生ラインおよび
リブ標示の施工時には前記リブ感知機構および該リブ感
知機構に連動するロック機構を作動状態となして再生ラ
インおよびリブ標示を同時または個別に行うようにした
ことを特徴とし、かつ道路標示塗布装置は、台車上の塗
布材タンクの塗布材供給口にライン標示用シャッターお
よびリブ標示用シャッターを配設し、前記各シャッター
にそれぞれ台車の移動と連動するシャッター開閉作動機
構を設け、前記シャッター開閉作動機構によりライン標
示用シャッターおよびリブ標示用シャッターを開閉し、
ライン標示およびリブ標示を同時または個別に行うよう
にした道路標示塗布装置において、前記塗布材タンクの
近傍に設けたリブ感知機構に連動するロック機構を設
け、前記ロック機構を台車の移動と連動するシャッター
開閉作動機構に係脱自在に連繋したことを特徴とするも
のである。
【0005】
【実施例】図1乃至図15は本発明の道路標示塗布方法
ならびに道路標示塗布装置の一実施例を示す図であり、
図1は道路標示塗布装置の要部を示す正面図、図2は同
平面図、図3は同分解斜視図、図4は既成リブ付標示ラ
イン上のフラット部での上塗り施工中の作動状態を示す
一部切欠正面図、図5は同リブ部をリブ感知機構が感知
し、ロック機構が解除された状態を示す同一部切欠正面
図、図6は同リブ部の上塗り施工中の作動状態を示す一
部切欠正面図、図7は塗布材タンクの移動方向前方に加
熱装置を配設し、既成リブ部の固着状態を瞬時に溶解せ
しめながらの施工状態を示す同要部の正面図、図8は複
数形状カム板と単一形状カム板の切換え状態の一例を示
す一部拡大正面図、図9は同左側面図、図10は台車と
の連動機構の一例を示す要部の平面図、図11は電気制
御の場合の一例を示す同要部の正面図、図12は新規ラ
インおよびリブ標示を行う場合の電気制御の一例を示す
同要部の正面図、図13(a)〜(e)はリブ付標示ラ
インの各例を示す一部切欠斜視図、図14は既成リブ付
標示ラインの変形リブ部の一例を示す一部拡大断面図、
図15は上塗り再生塗布を行ったリブ部の一例を示す一
部拡大断面図である。
【0006】各図において、1は塗布材タンクを示し、
全体が略塵取り状の型をなし、上面および後面を開口す
るとともに両側壁板1a,1aの下部には塗布材4の流
出を防止するエッジ31,31をネジ31a,31aに
よって固着している。2はリブ感知機構におけるリブ感
知板であって、その軸部2aの両端部を前記塗布材タン
ク1の両側壁板1a,1aの下方部外側面に回動自在に
突出して設けられている。2bは前記リブ感知板2の回
動ストッパー、3はライン標示用シャッターであって、
下部に塗布材流出用切欠部3a,3bを有するととも
に、上部支点軸3cの両端部3d,3dを前記塗布材の
タンク1の両側壁板1a,1aの上方部外側に回動自在
に突出支承せしめ、後述のライン標示用シャッター開閉
レバー25の操作により前記塗布材タンク1底部の塗布
材供給口4aを開閉できるようになっている。
【0007】5は支持ブロックベースであって、前記ラ
イン標示用シャッター3の後面部、即ち塗布材タンク1
の移動方向後部側にネジ等(図示せず)によって一体に
取付けられている。6はリブ標示用シャッターであっ
て、図3示のように断面略逆L字状に形成され、その垂
直板面部6aは前記ライン標示用シャッター3の後面に
当接するとともに水平板部6bには前記ライン標示用シ
ャッター3の支持ブロックベース5に下端部側を上下動
自在に挿通した2本のスライド棒7,7の下端がナット
7a,7aにて固定されている。7b,7bは前記支持
ブロックベース5と前記リブ標示用シャッター6の水平
板部6bとの間に介在された圧縮スプリングである。
【0008】8はスライド棒取付ブロック体であって、
図3、9示のように前記2本のスライド棒7,7の上端
に水平状に固着されているとともにその内部にスライド
体8aを横方向に摺動可能に収納し、さらに該スライド
体8aの雌ネジ部8bには前記スライド棒取付ブロック
体8の一側面に設けた固定カラー8cに軸部8dを挿通
した調整ノブ8eの雄ネジ部8fを螺挿している。8g
は前記スライド体8aに設けたコロホルダー、8hはコ
ロである。
【0009】9,9はカム軸受け板であって、ベアリン
グ10,10を介してカム軸11を回転可能に支承する
とともに、下端切欠部9a,9aをネジ9b,9bにて
前記支持ブロックベース5の両側部に高さを調節自在に
取付けられている。12は複数の突部12a(本実施例
では4個)を設けた複数形状カム板であって、前記カム
軸11にキー、その他適宜の固着手段により取付けら
れ、既成のリブ付標示ラインの上塗りを行う時に使用さ
れるものである。13は突部13a(本実施例では1
個)を設けた単一形状カム板であって、前記複数形状カ
ム板12と同様の取付手段によりカム軸11に同軸に取
付けられ、新規のリブ付標示ラインを標示する時に使用
されるものである。14は爪板であって、前記カム軸1
1の一端に取付けられ、後述するロック機構のストッパ
ーピン22aを係止するものである。15は従来周知の
過負荷保護装置(トルクリミッター)であって、前記爪
板14と反端側のカム軸11端にキー11a等によって
取付けられ、前記カム軸11に過負荷が加った場合には
該部で台車45からの回転伝達を遮断するものである。
【0010】16はロック機構のメインプレートであっ
て、前記塗布材タンク1の側壁板1aの外側において、
リブ感知板2の軸部2a端に一体に固着されているとと
もに図1示のようにその上端部16aをスプリング16
bにより常時矢印a方向へ引張られている。17はフリ
ープレートであって、前記メインプレート16の回動基
端側にネジ17aによって枢着されているとともに、ス
プリング17bによって常時矢印b方向へ引張られてい
る。なお、16cは前記フリープレート17の回動を規
制するため、前記メインプレート16の外側面に設けた
ストッパーである。
【0011】18は第1連結リンクであって、ピン18
aによりその上端部側を前記塗布材タンク1の側壁1a
の外側面に枢着されているとともに、その先端二又部1
8b内にコマ18cをピン18dにて枢着し、かつ前記
コマ18cはスプリング18eにより常時矢印c方向に
引張られるようになっている。18fはストッパーであ
って、前記二又部18bに一体に設けられている。18
gは前記第1連結リンク18を常時矢印d方向に引張る
ためのスプリングであって、前記スプリング18eより
張力が強いものである。なお前記各スプリング16b,
17b,18e,18gの各一端部はいずれも塗布材タ
ンク1の所要個所に取付けられているものである。
【0012】19,20は第2、第3連結リンクであっ
て、ジョイントピン19a,19bによって前記第1連
結リンク18と一体に連結されている。また前記第3連
結リンク20はその一端をワッシャー20aを介して止
めボルト20bにて第4連結リンク22の下端に取付け
た連結シャフト21に連結されているとともに、前記第
4連結リンク22は、その中間部をワッシャー22bを
介してボルト22cにより、前記カム軸受け板9,9後
部の支点軸ホルダー23の軸部23aに回動自在に取付
けられている。なお22aは前記第4連結リンク22の
上端一側に取付けたストッパーピンである。
【0013】24はライン標示用シャッター開閉レバー
25の支点軸であって、前記塗布材タンク1の両側壁1
a,1aの上方部外側にその両端を突出して回動自在に
支承されており、該支点軸24の両端24a,24aに
は第1リンク26,26の各一端が一体に固着されてい
るとともに前記第1リンク26,26の各他端には第2
リンク27,27の各一端がジョイントピン27a,2
7aにより枢着され、さらに前記第2リンク27,27
の各他端には第3リンク28,28の各一端がジョイン
トピン28a,28aにより枢着されているとともに、
前記第3リンク28,28の各他端は前記塗布材タンク
1の両側壁板1a,1aの外側部に突出しているライン
標示用シャッター3の上部支点軸3cの両軸端3d,3
dに一体に固定されている。
【0014】29は首受けブラケットであって、前記塗
布材タンク1の移動方向前面部に一体に設けられてい
る。30は前記首受けブラケット29に割ピン30a,
30aによって取付けられた首環であって、台車45の
所要個所に回動可能に取付けられ、前記塗布材タンク1
全体を路面GLの進行方向に牽引せしめるものである。
【0015】なお図7において、32は加熱装置におけ
る燃焼器、33は同装置における銅パイプ、34は継手
金具、35は配管兼用パイプ枠、36はガス供給ホー
ス、37は支持ホルダーである。また、図10におい
て、38は従来周知のユニバーサルジョイント、39は
同スプライン軸、40はクラッチボックス、40aは出
力軸、41,41はスプロケット、42はチエーン、4
3は車軸、44は車輪、45は台車である。また図11
において、46はリミットスイッチ、46aはエアーシ
リンダーである。図13において、47は既成リブ付標
示ラインフラット部、48は同リブ部である。図15に
おいて、49は上塗り再生フラット部、50は同上塗り
再生リブ部である。図12において、51は車輪、52
はエンコーダー、53は制御ボックス、54は電磁弁、
55はコンプレッサー、56はエンジンである。また図
1において、57はリブ標示用シャッターの開閉動作確
認用ハンドルである。
【0016】次に作用について説明する。先ず路面GL
上に新規フラットライン標示のみを行う場合は、路面G
L上に塗布材タンク1底部のエッジ31,31を接地せ
しめた状態でライン標示用シャッター開閉レバー25を
作動してライン標示用シャッター3とリブ標示用シャッ
ター6を一体状態にて図1示の状態となし、前記塗布材
タンク1底部の塗布材供給口4aを開く。然る時は前記
ライン標示用シャッター3の下端およびリブ標示用シャ
ッター6の下端と路面GLとの間にスリット部aが形成
され、該スリット部aから塗布材タンク1内の塗布材4
が流出するのでこの状態のまま、台車45により塗布材
タンク1を移動方向、即ち矢印X方向に移動すると路面
GL上に所要の新規フラットライン標示を行うことがで
きる。
【0017】なおこの場合、台車45の移動に連動して
スプライン軸39を介してカム軸11を回転しようとす
る力が作用しても過負荷保護装置15が空回りをするの
でライン標示は何ら支障なく行うことができるものであ
る。また既成のフラットライン標示の上塗り再生標示を
行う場合も上記と同様に可能である。なおこの場合は、
あらかじめ既成のフラットラインの幅および厚みによっ
てライン標示用シャッター3とリブ標示用シャッター6
の幅寸法とエッジ31,31の厚みを変更することは勿
論のことである。
【0018】次に新規フラットラインおよびリブ標示を
同時に行う場合は、先ず図9示のように調整ノブ8eを
調整することによりホルダー8gのコロ8hを単一形状
カム13の上へ移動するとともに適宜の手段によりカム
軸11端の爪板14とロック機構の第4連結リンク22
の上端に取付けたストッパーピン22aとの係合を外し
ておき、この状態で上記新規フラットライン標示の場合
と同様に塗布材タンク1を台車45により進行方向に移
動すると、前記単一形状カム13は台車45の移動に連
動して回転してその突部13aにより定期的に前記ホル
ダー8gのコロ8hを上方へ押上げるので、その都度ス
ライド棒取付ブロック体8が上昇してスライド棒7,7
を上昇し、該スライド棒7,7の下端に取付けたリブ標
示用シャッター6を上昇して前記ライン標示用シャッタ
ー3の開口部、即ち塗布材流出用切欠部3a,3bより
増量された塗布材4が流出してこれが新規リブ部48a
を形成するものである。またこの場合上記リブ部48a
の形状、高さ、長さは前記ライン標示用シャッター3の
塗布材流出用切欠部3a,3bおよび前記単一形状カム
13の形状を変えることにより、また間隔(ピッチ)は
カム軸11の回転比を変えることによって適宜変更する
ことができることは勿論のことである。
【0019】次に既成リブ付標示ラインの上塗り、即ち
再生塗布を行う場合は、あらかじめライン標示用シャッ
ター3の塗布材流出用切欠部3a,3bの形状を既成リ
ブ部48の形状に合わせたものに変更するとともに、調
整ノブ8eを調整することによりホルダー8gのコロ8
hを複数形状カム12の上へ移動しておき、この状態
(図4参照)で台車45により塗布材タンク1を同図の
矢印X方向に移動すると上記と同様に塗布材タンク1の
スリット部aから塗布材4が流出し、これが既成リブ付
標示ラインフラット部47の上塗り標示となる。
【0020】次いで前記塗布材タンク1を図5示のよう
に引続き矢印X方向へ移動すると、リブ感知機構におけ
るリブ感知板2が既成リブ部48に当り、該既成リブ部
48によって軸部2aを支点として上方へ回動し、同時
にメインプレート16がその上端部16aをスプリング
16bに抗して矢印aと反対方向に回動する。然る時は
前記メインプレート16に基部を一体に枢着したフリー
プレート17がスプリング17bに抗して第1連結リン
ク18の先端二又部18bのコマ18cを上方へ押圧
し、ピン18aを支点として前記第1連結リンク18の
下端側をスプリング18gに抗して矢印dと反対方向に
回動し、同時に第2、第3連結リンク19,20を介し
て第4連結リンク22上端のストッパーピン22aと爪
板14の係合を解除してカム軸11を回転可能状態とす
る。
【0021】従って台車45の移動に伴い前記カム軸1
1は回転し、該カム軸11に取付けた複数形状カム板1
2により前記ホルダー8gのコロ8hは上方へ押上げら
れ、上記の場合と同様にリブ標示用シャッター6を上昇
してライン標示用シャッター3の塗布材流出用切欠部3
a,3bを開口し、その開口分だけ増量された塗布材4
が前記塗布材タンク1の移動に伴い図6示のように流出
して既成リブ部48の上塗り再生標示がなされるもので
ある。なおこの場合、リブ感知板2は既成リブ部48か
ら外れ、前記リブ感知板2は既にスプリング16bの復
元力によって元の位置に戻っており、またメインプレー
ト16のフリープレート17はスプリング17bによ
り、コマ18cはスプリング18eにより第1連結リン
ク18、第2連結リンク19、第3連結リンク20、第
4連結リンク22はスプリング18gによりそれぞれ元
状に復しており、前記コロ8hが複数形状カム板12の
突部12aを通過すると、再びリブ感知板2が、既成リ
ブ部48を感知した時同様の操作を繰り返すものであ
る。
【0022】なおこの場合、既成リブ部48は経時変化
あるいはその他の外的要因によりその形状が変形してい
ることもあるので、かかる場合は塗布材タンク1の移動
方向前方に図7示のように加熱器32を配設して前記既
成リブ部48を瞬時に溶解させることにより、塗布材タ
ンク1の移動に支障を来さないようにして容易に上塗り
再生標示を行うことができるものである。
【0023】また本発明においては、上記リブ標示シャ
ッター6の開閉作動を図11および図12示のように電
気制御によって行うことも可能であり、図11の場合は
既成リブ部の高さを検知するリブ感知板2の作動角度を
捕らえ、図示のようにリミットスイッチ46を配置さ
せ、電磁弁等(図示せず)を介してエアシリンダー46
aで開閉作動させるものであり、また図12示の場合は
車輪51の回転をエンコーダー52で捕らえ、これを制
御ボックス53で制御し、電磁弁54を介してエアシリ
ンダー46aで開閉作動させるものである。
【0024】さらにまた単一形状カム板13と複数形状
カム板12をホルダー8gのコロ8hに位置合わせする
に際しては前記コロ8hを移動せず、単一形状カム板1
3と複数形状カム板12をカム軸11上で移動して位置
合わせするようにしてもよいことは勿論のことである。
【0025】
【発明の効果】本発明は、台車上の塗布材タンクの塗布
材供給口に配設したライン標示用シャッターとリブ標示
用シャッターを、台車の移動と連動するシャッター開閉
作動機構を介して開閉操作してライン標示およびリブ標
示を同時または個別に行うようにした道路標示塗布方法
において、新規ラインおよびリブ標示の施工時はリブ感
知機構および該リブ感知機構に連動するロック機構を解
除状態となして新規ラインおよびリブ標示を同時または
個別に行い、また再生ラインおよびリブ標示の施工時に
は前記リブ感知機構および該リブ感知機構に連動するロ
ック機構を作動状態となして再生ラインおよびリブ標示
を同時または個別に行うようにしたものであるから、リ
ブ感知機構に連動するロック機構の切換えにより新規フ
ラットライン標示および新規リブ付標示ラインの塗布施
工ならびに既成フラットライン標示および既成リブ付標
示ラインの上塗り再生塗布施工を総て行うことができ、
きわめて効率的なるものであり、また優れた作業性を有
し、交通の渋滞を来たさずかつ経済的である等の効果が
ある。また本発明は、台車上の塗布材タンクの塗布材供
給口にライン標示用シャッターおよびリブ標示用シャッ
ターを配設し、前記各シャッターにそれぞれ台車の移動
と連動するシャッター開閉作動機構を設け、前記シャッ
ター開閉作動機構によりライン標示用シャッターおよび
リブ標示用シャッターを開閉し、ライン標示およびリブ
標示を同時または個別に行うようにした道路標示塗布装
置において、前記塗布材タンクの近傍に設けたリブ感知
機構に連動するロック機構を設け、前記ロック機構を台
車の移動と連動するシャッター開閉作動機構に係脱自在
に連繋したものであるから、リブ感知機構に連動するロ
ック機構の切換動作により新規フラットライン標示およ
び新規リブ付標示ラインの塗布施工ならびに既成フラッ
トライン標示および既成リブ付標示ラインの上塗り再生
塗布施工を総て同一装置にて行うことができ、従来要し
ていた各種装置を一台に節減できるので、非常に経済的
なるものであり、装置も小型でかつ施工操作も全く簡単
で作業性が非常に良いので、交通渋滞を来たすようなこ
ともなく、効率的に作業を行うことができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の道路標示塗布方法を実施する道路標示
塗布装置の要部を示す正面図である。
【図2】本発明の道路標示塗布方法を実施する道路標示
塗布装置の要部を示す平面図である。
【図3】本発明の道路標示塗布方法を実施する道路標示
塗布装置の要部を示す分解斜視図である。
【図4】既成リブ付標示ライン上のフラット部での上塗
り施工中の作動状態を示す一部切欠正面図である。
【図5】同リブ部をリブ感知機構が感知し、ロック機構
が解除された状態を示す一部切欠正面図である。
【図6】同リブ部の上塗り施工中の作動状態を示す一部
切欠正面図である。
【図7】塗布材タンクの移動方向前方に加熱装置を配設
し、既成リブ部の固着状態を瞬時に溶解せしめながらの
施工状態を示す同要部の正面図である。
【図8】複数形状カム板と単一形状カム板の切換え状態
の一例を示す一部拡大正面図である。
【図9】複数形状カム板と単一形状カム板の切換え状態
の一例を示す左側面図である。
【図10】台車との連動機構の一例を示す要部の平面図
である。
【図11】電気制御の場合の一例を示す要部の正面図で
ある。
【図12】新規ラインおよびリブ標示を行う場合の電気
制御の一例を示す要部の正面図である。
【図13(a)〜(e)】リブ付標示ラインの各例を示
す一部切欠斜視図である。
【図14】既成リブ付標示ラインの変形リブ部の一例を
示す一部拡大断面図である。
【図15】上塗り再生塗布を行ったリブ部の一例を示す
一部拡大断面図てある。
【符号の説明】
1 塗布材タンク 2 リブ感知板 3 ライン標示用シャッター 4 塗布材 5 支持ブロックベース 6 リブ標示用シャッター 7,7 スライド棒 8 スライド棒取付ブロック体 9,9 カム軸受け板 10,10 ベアリング 11 カム軸 12 複数形状カム板 13 単一形状カム板 14 爪板 15 トルクリミッター 16 メインプレート 17 フリープレート 18 第1連結リンク 19 第2連結リンク 20 第3連結リンク 21 連結シャフト 22 第4連結リンク 23 支点軸ホルダー 24 支点軸 25 ライン標示用シャッター開閉レバー 26,26 第1リンク 27,27 第2リンク 28,28 第3リンク 29 首受けブラケット 30 首環 31 エッジ 32 燃焼器 33 銅パイプ 34 継手金具 35 配管兼用パイプ枠 36 ガス供給ホース 37 支持ホルダー 40 クラッチボックス 41 スプロケット 42 チエーン 43 車軸 44 車輪 45 台車 46 リミットスイッチ 47 既成リブ付標示ラインフラット部 48 既成リブ付標示ラインリブ部 49 上塗り再生フラット部 50 上塗り再生リブ部 51 車輪 52 エンコーダー 53 制御ボックス 54 電磁弁 55 コンプレッサー 56 エンジン 57 開閉動作確認用ハンドル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台車上の塗布材タンクの塗布材供給口に
    配設したライン標示用シャッターとリブ標示用シャッタ
    ーを、台車の移動と連動するシャッター開閉作動機構を
    介して開閉操作してライン標示およびリブ標示を同時ま
    たは個別に行うようにした道路標示塗布方法において、
    新規ラインおよびリブ標示の施工時はリブ感知機構およ
    び該リブ感知機構に連動するロック機構を解除状態とな
    して新規ラインおよびリブ標示を同時または個別に行
    い、また再生ラインおよびリブ標示の施工時には前記リ
    ブ感知機構および該リブ感知機構に連動するロック機構
    を作動状態となして再生ラインおよびリブ標示を同時ま
    たは個別に行うようにしたことを特徴とする新規・再生
    両用道路標示塗布方法。
  2. 【請求項2】 再生ラインおよびリブ標示の施工時に既
    成のリブ部を加熱装置により溶融しつつ再生ラインおよ
    びリブ標示を同時に行うようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の新規・再生両用道路標示塗布方法。
  3. 【請求項3】 台車上の塗布材タンクの塗布材供給口に
    ライン標示用シャッターおよびリブ標示用シャッターを
    配設し、前記各シャッターにそれぞれ台車の移動と連動
    するシャッター開閉作動機構を設け、前記シャッター開
    閉作動機構によりライン標示用シャッターおよびリブ標
    示用シャッターを開閉し、ライン標示およびリブ標示を
    同時または個別に行うようにした道路標示塗布装置にお
    いて、前記塗布材タンクの近傍に設けたリブ感知機構に
    連動するロック機構を設け、前記ロック機構を台車の移
    動と連動するシャッター開閉作動機構に係脱自在に連繋
    したことを特徴とする新規・再生両用道路標示塗布装
    置。
  4. 【請求項4】 台車上の塗布材タンクの移動方向前方に
    位置して加熱装置を配設したことを特徴とする請求項3
    記載の新規・再生両用道路標示塗布装置。
JP18440092A 1992-06-18 1992-06-18 新規・再生両用道路標示塗布方法およびその装置 Expired - Lifetime JPH0742683B2 (ja)

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