JPH06230475A - 反射型スクリーン - Google Patents
反射型スクリーンInfo
- Publication number
- JPH06230475A JPH06230475A JP5040692A JP4069293A JPH06230475A JP H06230475 A JPH06230475 A JP H06230475A JP 5040692 A JP5040692 A JP 5040692A JP 4069293 A JP4069293 A JP 4069293A JP H06230475 A JPH06230475 A JP H06230475A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polarizing sheet
- sheet
- screen
- base material
- adhesive layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
- Polarising Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】偏光特性を備えることの有効性を損なうこと無
く、反射型スクリーンの巻取りが行えるようにする。 【構成】鏡面処理を施した反射面を備えた柔軟な基材の
該反射面に、偏光を有する投影画像の入射光の偏光方向
と同軸である透過軸を有した偏光シート４を貼り合わ
せ、そして、前記偏光シート４を、単層で１００μｍ以
下の膜厚のポリエステル樹脂系の素材から形成して、巻
取り可能に設けた。
く、反射型スクリーンの巻取りが行えるようにする。 【構成】鏡面処理を施した反射面を備えた柔軟な基材の
該反射面に、偏光を有する投影画像の入射光の偏光方向
と同軸である透過軸を有した偏光シート４を貼り合わ
せ、そして、前記偏光シート４を、単層で１００μｍ以
下の膜厚のポリエステル樹脂系の素材から形成して、巻
取り可能に設けた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、画像をプロジェクター
（スライドプロジェクター、ビデオプロジェクター等）
から投影し、当該画像をプロジェクターと同じ方向から
観察する場合に使用される反射型スクリーンに関するも
ので、スクリーン反射特性を向上させ、明るい部屋（以
下、明室と称する）においても投影画像を鮮明に観察し
得るようにした反射型スクリーンに関するものである。
（スライドプロジェクター、ビデオプロジェクター等）
から投影し、当該画像をプロジェクターと同じ方向から
観察する場合に使用される反射型スクリーンに関するも
ので、スクリーン反射特性を向上させ、明るい部屋（以
下、明室と称する）においても投影画像を鮮明に観察し
得るようにした反射型スクリーンに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、様々なビデオプロジェクターが開
発され、テレビ画像を簡単に大型スクリーンに投影して
楽しむことが可能になってきている。そして、それらの
大型スクリーンにあっては、巻上げ式として収納性を向
上させるように図られている。このような収納性を考慮
した大型スクリーンとしては、図２に示すように、柔軟
な基材ａの上面にアルミペーストやパール顔料等を塗工
して輝度を高くした反射層ｂを設け、更にその表面に拡
散層ｃを設けた構成のものがある。この構成の大型スク
リーンを使用する場合には外光の影響を受けない様に部
屋を暗くした状態（以下暗室と称する）で画像を投影し
ている。
発され、テレビ画像を簡単に大型スクリーンに投影して
楽しむことが可能になってきている。そして、それらの
大型スクリーンにあっては、巻上げ式として収納性を向
上させるように図られている。このような収納性を考慮
した大型スクリーンとしては、図２に示すように、柔軟
な基材ａの上面にアルミペーストやパール顔料等を塗工
して輝度を高くした反射層ｂを設け、更にその表面に拡
散層ｃを設けた構成のものがある。この構成の大型スク
リーンを使用する場合には外光の影響を受けない様に部
屋を暗くした状態（以下暗室と称する）で画像を投影し
ている。
【０００３】また、上述したタイプのスクリーンでは、
投影の際に暗室としなければならない点から、近年にお
いては、明室において投影画像を観察できるようにする
試みがある。これは、ビデオプロジェクター側から偏光
フィルターを通した画像を投影すると共に、反射型スク
リーン側にも、前記偏光フィルターと同じ透過軸を持っ
た偏光シートを備え、かつ投影したときに反射される光
が投影画像の入射光と同じ偏光を持って反射できるよう
な反射面を設けている。これによって、外光のスクリー
ン上での反射を抑え、外光が観察者側に達しないように
したものであった。
投影の際に暗室としなければならない点から、近年にお
いては、明室において投影画像を観察できるようにする
試みがある。これは、ビデオプロジェクター側から偏光
フィルターを通した画像を投影すると共に、反射型スク
リーン側にも、前記偏光フィルターと同じ透過軸を持っ
た偏光シートを備え、かつ投影したときに反射される光
が投影画像の入射光と同じ偏光を持って反射できるよう
な反射面を設けている。これによって、外光のスクリー
ン上での反射を抑え、外光が観察者側に達しないように
したものであった。
【０００４】図３は、上述の反射型偏光スクリーンを示
している。この反射型偏光スクリーンは多層積層体であ
り、入射側から順に、光拡散シートｄ（以下拡散シート
と称する）、粘着層ｅ、偏光シートｆ、粘着層ｅ、アル
ミ板反射面層ｇからなる層構成を有している。ここで使
われる前記偏光シートｆは、図４に示すように、一軸延
伸した後に沃素を吸着させたポリビニールアルコール
（ＰＶＡ）フィルムからなる偏光子ｈを、支持体となる
トリアセテートフィルム（ＴＡＣ）ｉで挟み込んだ構成
で成り立っている。
している。この反射型偏光スクリーンは多層積層体であ
り、入射側から順に、光拡散シートｄ（以下拡散シート
と称する）、粘着層ｅ、偏光シートｆ、粘着層ｅ、アル
ミ板反射面層ｇからなる層構成を有している。ここで使
われる前記偏光シートｆは、図４に示すように、一軸延
伸した後に沃素を吸着させたポリビニールアルコール
（ＰＶＡ）フィルムからなる偏光子ｈを、支持体となる
トリアセテートフィルム（ＴＡＣ）ｉで挟み込んだ構成
で成り立っている。
【０００５】更にスクリーンとしての収納性を上げるた
めに、反射面と偏光シートを柔軟なものへ置き換えて、
巻き上げが出来るように様々な手法が考えられている。
そのひとつとして実願平３−９２７３５号において示さ
れている様に、偏光シートの支持体として使用されるＴ
ＡＣを省略して、ＰＶＡから成る偏光子を単体で使用す
る方法がある。
めに、反射面と偏光シートを柔軟なものへ置き換えて、
巻き上げが出来るように様々な手法が考えられている。
そのひとつとして実願平３−９２７３５号において示さ
れている様に、偏光シートの支持体として使用されるＴ
ＡＣを省略して、ＰＶＡから成る偏光子を単体で使用す
る方法がある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ＰＶＡ
から成る偏光子単体では、偏光度が高いものほど膜厚が
非常に薄いために（一般の偏光子はほとんどが高偏光度
タイプであり、偏光度を上げるためにはＰＶＡの一軸延
伸処理を強めにかけなければならず、結果的に膜厚が薄
くなってしまう）裂け易く、またＰＶＡ自体に耐湿性が
ないために常温にさらして置くと吸湿して変形し易いな
どの問題があるために、偏光子上への拡散層の設定（拡
散剤のコーティング又は粘剤を介しての拡散材の貼付）
や表面への砂目立て等による艶消し処理等の加工が極め
て困難であった。
から成る偏光子単体では、偏光度が高いものほど膜厚が
非常に薄いために（一般の偏光子はほとんどが高偏光度
タイプであり、偏光度を上げるためにはＰＶＡの一軸延
伸処理を強めにかけなければならず、結果的に膜厚が薄
くなってしまう）裂け易く、またＰＶＡ自体に耐湿性が
ないために常温にさらして置くと吸湿して変形し易いな
どの問題があるために、偏光子上への拡散層の設定（拡
散剤のコーティング又は粘剤を介しての拡散材の貼付）
や表面への砂目立て等による艶消し処理等の加工が極め
て困難であった。
【０００７】そこで本発明は偏光特性を備えることの有
効性を損なうこと無く、反射型スクリーンの巻取りが行
えるようにすることを目的とする。
効性を損なうこと無く、反射型スクリーンの巻取りが行
えるようにすることを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、鏡面処理を施した反射面を備えた柔軟な基
材の該反射面に、偏光を有する投影画像の入射光の偏光
方向と同軸である透過軸を有した偏光シートを貼り合わ
せた反射型スクリーンであって、前記偏光シートを、単
層で１００μｍ以下の膜厚のポリエステル樹脂系の素材
から形成して、巻取り可能に設けたことを特徴とする反
射型スクリーンを提供して、上記課題を解決するもので
ある。
するために、鏡面処理を施した反射面を備えた柔軟な基
材の該反射面に、偏光を有する投影画像の入射光の偏光
方向と同軸である透過軸を有した偏光シートを貼り合わ
せた反射型スクリーンであって、前記偏光シートを、単
層で１００μｍ以下の膜厚のポリエステル樹脂系の素材
から形成して、巻取り可能に設けたことを特徴とする反
射型スクリーンを提供して、上記課題を解決するもので
ある。
【０００９】
【作用】反射型スクリーンシートにおいて、反射層シー
ト、偏光シートの薄膜化と拡散層の省略により、スクリ
ーン全体として柔軟で、巻上げが容易なものとなってい
る。また拡散層の代わりとなる偏光シートの艶消し処理
だけでも視野の広い映像を再現する。
ト、偏光シートの薄膜化と拡散層の省略により、スクリ
ーン全体として柔軟で、巻上げが容易なものとなってい
る。また拡散層の代わりとなる偏光シートの艶消し処理
だけでも視野の広い映像を再現する。
【００１０】
【実施例】以下、本発明について図を用いて詳細に説明
する。図１は本発明に関する反射型スクリーン１の構成
図であり、光反射層シートとして片側鏡面処理の施され
た柔軟な基材２の上に、粘着層又は接着層３を介して、
偏光を有する投影画像と同じ透過軸であるポリエステル
樹脂をベースにした柔軟な偏光シート４を重ね、この偏
光シート４の観測側にはコーティングまたは砂目立てに
よって艶消し処理が前もって施されている。更に片側鏡
面処理の施された柔軟な基材２の裏側には、防炎性を付
与するためにガラスクロス５が柔軟な基材６で挟み込ま
れている。
する。図１は本発明に関する反射型スクリーン１の構成
図であり、光反射層シートとして片側鏡面処理の施され
た柔軟な基材２の上に、粘着層又は接着層３を介して、
偏光を有する投影画像と同じ透過軸であるポリエステル
樹脂をベースにした柔軟な偏光シート４を重ね、この偏
光シート４の観測側にはコーティングまたは砂目立てに
よって艶消し処理が前もって施されている。更に片側鏡
面処理の施された柔軟な基材２の裏側には、防炎性を付
与するためにガラスクロス５が柔軟な基材６で挟み込ま
れている。
【００１１】上記偏光シート４は偏光度７０〜１００
％、透過率３５〜７０％、基材としては一軸延伸ポリエ
ステルフィルムを使用し、染料にて色付けしたものであ
る。この偏光シートの偏光軸をプロジェクターの偏光軸
と合わせることにより外乱光の影響をかなり消滅でき
る。
％、透過率３５〜７０％、基材としては一軸延伸ポリエ
ステルフィルムを使用し、染料にて色付けしたものであ
る。この偏光シートの偏光軸をプロジェクターの偏光軸
と合わせることにより外乱光の影響をかなり消滅でき
る。
【００１２】偏光シート４の表面はマット処理が施され
ているが、通常は光沢面であり、プロジェクターにて投
影した場合に光を反射して眩しかったり、視野角を狭め
たりして思わしくない。そのために偏光シート４の上に
マット表面を持つフィルムを貼付することが考えられる
が、この方法ではスクリーンの厚みを増やしてしまい巻
き取り難くなる。そのため偏光シート４上にコーティン
グによってマット処理をするのが好適である。コーティ
ング剤に使用する樹脂としては、セルロース誘導体、ス
チレン樹脂、スチレン共重合樹脂、アクリル樹脂、メタ
クリル樹脂、ロジンエステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹
脂、ポリ塩化ビニル、塩ビ・酢ビ共重合体、ポリエステ
ル樹脂、ポリウレタン樹脂、ブチラール樹脂、ポリアミ
ド樹脂の１種又２種以上、ＥＢ硬化、ＵＶ硬化を用い
て、これにシリカ、プラスチックビーズ等を混入してコ
ーティング剤とする。
ているが、通常は光沢面であり、プロジェクターにて投
影した場合に光を反射して眩しかったり、視野角を狭め
たりして思わしくない。そのために偏光シート４の上に
マット表面を持つフィルムを貼付することが考えられる
が、この方法ではスクリーンの厚みを増やしてしまい巻
き取り難くなる。そのため偏光シート４上にコーティン
グによってマット処理をするのが好適である。コーティ
ング剤に使用する樹脂としては、セルロース誘導体、ス
チレン樹脂、スチレン共重合樹脂、アクリル樹脂、メタ
クリル樹脂、ロジンエステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹
脂、ポリ塩化ビニル、塩ビ・酢ビ共重合体、ポリエステ
ル樹脂、ポリウレタン樹脂、ブチラール樹脂、ポリアミ
ド樹脂の１種又２種以上、ＥＢ硬化、ＵＶ硬化を用い
て、これにシリカ、プラスチックビーズ等を混入してコ
ーティング剤とする。
【００１３】粘着層（又は接着層）３には透明性のある
粘着剤を使用する。ΔＹＪ値が２以下、ヘイズ値が１０
％以下のアクリル系粘着剤が好適である。
粘着剤を使用する。ΔＹＪ値が２以下、ヘイズ値が１０
％以下のアクリル系粘着剤が好適である。
【００１４】片側鏡面処理のされた柔軟な基材２として
は、表面の輝度が極めて高いアルミ箔のラミネートされ
たポリエステルフィルム、またはアルミの蒸着されたポ
リエステルフィルムを使用する。場合によってはアルミ
ペーストやバール顔料を軟質塩化ビニルシート、ポリエ
ステルフィルム等にコーティングしたものを使用しても
良い。この基材２の厚みは、巻き上げを容易にするため
に２０〜１００μｍが好適である。
は、表面の輝度が極めて高いアルミ箔のラミネートされ
たポリエステルフィルム、またはアルミの蒸着されたポ
リエステルフィルムを使用する。場合によってはアルミ
ペーストやバール顔料を軟質塩化ビニルシート、ポリエ
ステルフィルム等にコーティングしたものを使用しても
良い。この基材２の厚みは、巻き上げを容易にするため
に２０〜１００μｍが好適である。
【００１５】ガラスクロス５は、できるだけ表面を平滑
にするためにクロスの編み方が平織りタイプで、シート
の厚みは５０〜２００μｍ、クロスの本数は２５ｍｍ幅
当り縦×横＝２０×２０以上とする。表面を平滑にする
ことによって層間の粘着力は向上する。
にするためにクロスの編み方が平織りタイプで、シート
の厚みは５０〜２００μｍ、クロスの本数は２５ｍｍ幅
当り縦×横＝２０×２０以上とする。表面を平滑にする
ことによって層間の粘着力は向上する。
【００１６】柔軟な基材６は、可塑剤を１０〜６０重量
部含む５０〜２００μｍの軟質ＰＶＣシートで、防炎処
理がされているものを使用する。これによって防炎性が
良好なものとなる。
部含む５０〜２００μｍの軟質ＰＶＣシートで、防炎処
理がされているものを使用する。これによって防炎性が
良好なものとなる。
【００１７】偏光シートの違いによる反射型スクリーン
の各種評価を行うために下記の構成を実施した。構成例１ 拡散シート／粘着層／偏光シートＡ／粘着層／アルミ箔
／軟質塩化ビニル構成例２ 拡散シート／粘着層／偏光シートＢ／粘着層／アルミ箔
／軟質塩化ビニル 拡散シート …シリカ１５％混入軟質塩化ビニルシート
膜厚１００μｍ 粘着層 …東洋インキ製造（株）製粘着剤オリバイ
ンＢＰＳ４６２７−３６Ｔ（商品名）膜厚２０μｍ 偏光シートＡ…サンリッツ（株）製 ＬＬ８１−１８
（商品名） 基材：ＴＡＣ／一軸延伸沃素吸着ＰＶＡ／ＴＡＣ構成 光学性能：偏光度／透過率＝９９．９／３８％ 膜厚：１８０μｍ 偏光シートＢ…三井東圧（株）製 ＭＴ−Ｈ（商品名） 基材：一軸延伸ポリエステル樹脂（染料吸着） 光学物性：偏光度／透過率＝７７／４４％ 膜厚：６０μｍ アルミ箔 …日本製箔（株）製 １０μｍ厚 軟質塩化ビニル…タツノ化学（株）製の軟質塩化ビニル 膜厚：１００μｍ 可塑剤：５０重量部
の各種評価を行うために下記の構成を実施した。構成例１ 拡散シート／粘着層／偏光シートＡ／粘着層／アルミ箔
／軟質塩化ビニル構成例２ 拡散シート／粘着層／偏光シートＢ／粘着層／アルミ箔
／軟質塩化ビニル 拡散シート …シリカ１５％混入軟質塩化ビニルシート
膜厚１００μｍ 粘着層 …東洋インキ製造（株）製粘着剤オリバイ
ンＢＰＳ４６２７−３６Ｔ（商品名）膜厚２０μｍ 偏光シートＡ…サンリッツ（株）製 ＬＬ８１−１８
（商品名） 基材：ＴＡＣ／一軸延伸沃素吸着ＰＶＡ／ＴＡＣ構成 光学性能：偏光度／透過率＝９９．９／３８％ 膜厚：１８０μｍ 偏光シートＢ…三井東圧（株）製 ＭＴ−Ｈ（商品名） 基材：一軸延伸ポリエステル樹脂（染料吸着） 光学物性：偏光度／透過率＝７７／４４％ 膜厚：６０μｍ アルミ箔 …日本製箔（株）製 １０μｍ厚 軟質塩化ビニル…タツノ化学（株）製の軟質塩化ビニル 膜厚：１００μｍ 可塑剤：５０重量部
【００１８】主に拡散シートと艶消し処理の違いによる
視野角への影響を確認するために下記の構成を実施し
た。構成例３ 偏光シートＣ／粘着層／反射層／アルミ箔／軟質塩化ビ
ニル 偏光シートＣ…三井東圧（株） 偏光シートＭＴ−Ｈ
（片面マット剤コート） 基材：一軸延伸ポリエステル樹脂 光学性能：偏光度／透過率＝７７／４４％ 膜厚：６０μｍ
視野角への影響を確認するために下記の構成を実施し
た。構成例３ 偏光シートＣ／粘着層／反射層／アルミ箔／軟質塩化ビ
ニル 偏光シートＣ…三井東圧（株） 偏光シートＭＴ−Ｈ
（片面マット剤コート） 基材：一軸延伸ポリエステル樹脂 光学性能：偏光度／透過率＝７７／４４％ 膜厚：６０μｍ
【００１９】主にガラスクロスの有無による防炎性の調
査を行うために下記の構成を実施した。構成例４ 偏光シートＣ／粘着層／反射層／アルミ箔／軟質塩化ビ
ニル／ガラスクロス／軟質塩化ビニル ガラスクロス…ユニチカユーエムグラス（株）製 Ｈ１
２５（商品名） 厚み：１３０μｍ、 織り方：平織り 本数：縦×横＝４０×３３本／２５ｍｍ 評価結果を以下の表に示す。
査を行うために下記の構成を実施した。構成例４ 偏光シートＣ／粘着層／反射層／アルミ箔／軟質塩化ビ
ニル／ガラスクロス／軟質塩化ビニル ガラスクロス…ユニチカユーエムグラス（株）製 Ｈ１
２５（商品名） 厚み：１３０μｍ、 織り方：平織り 本数：縦×横＝４０×３３本／２５ｍｍ 評価結果を以下の表に示す。
【００２０】
【表１】
【００２１】＊コントラストは、明室における映像のコ
ントラスト感のことを示す。 ＊上記表において、×は不良を表し、○は良好、◎は優
良を表していて、柔軟性の評価としては、巻取り不可で
あるものを×とし、巻取り可能であるものを○とし、素
手でも容易に巻取り可能であるものを◎とした。また防
炎性の評価としては、財団法人日本防炎協会の定める４
５°ミクロバーナー法に適合であるものを○とし、前記
に加え、さらに残炎が１秒以下、残塵が５秒以下、６０
秒接炎の炭化面積が１５ｃｍ2 以下、３秒接炎の炭化面
積が１０ｃｍ2 以下であるものを◎とした。
ントラスト感のことを示す。 ＊上記表において、×は不良を表し、○は良好、◎は優
良を表していて、柔軟性の評価としては、巻取り不可で
あるものを×とし、巻取り可能であるものを○とし、素
手でも容易に巻取り可能であるものを◎とした。また防
炎性の評価としては、財団法人日本防炎協会の定める４
５°ミクロバーナー法に適合であるものを○とし、前記
に加え、さらに残炎が１秒以下、残塵が５秒以下、６０
秒接炎の炭化面積が１５ｃｍ2 以下、３秒接炎の炭化面
積が１０ｃｍ2 以下であるものを◎とした。
【００２２】上記の比較例に対する３種類の構成にて検
討を行ったところ、構成例３のスクリーンが各項目にて
良好な結果を示し、明室でもコントラストが高く視野角
の広い映像を再現でき、なおかつ巻き上げが容易なスク
リーンに仕上がっている。防炎性についても十分な性能
である。構成例４からガラスクロスの存在によって、防
炎性がより向上することが確かめられた。
討を行ったところ、構成例３のスクリーンが各項目にて
良好な結果を示し、明室でもコントラストが高く視野角
の広い映像を再現でき、なおかつ巻き上げが容易なスク
リーンに仕上がっている。防炎性についても十分な性能
である。構成例４からガラスクロスの存在によって、防
炎性がより向上することが確かめられた。
【００２３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、鏡面処
理を施した反射面を備えた柔軟な基材の該反射面に、偏
光を有する投影画像の入射光の偏光方向と同軸である透
過軸を有した偏光シートを貼り合わせた反射型スクリー
ンであって、前記偏光シートを、単層で１００μｍ以下
の膜厚のポリエステル樹脂系の素材から形成して、巻取
り可能に設けたことを特徴とするものである。これによ
って、従来の反射型スクリーンより柔軟性のある反射型
偏光スクリーンが得られ、偏光特性を備えることの有効
性を損なうことなく巻取り易く取り扱いが容易なスクリ
ーンが提供できるなど、実用性に優れた効果を奏するも
のである。
理を施した反射面を備えた柔軟な基材の該反射面に、偏
光を有する投影画像の入射光の偏光方向と同軸である透
過軸を有した偏光シートを貼り合わせた反射型スクリー
ンであって、前記偏光シートを、単層で１００μｍ以下
の膜厚のポリエステル樹脂系の素材から形成して、巻取
り可能に設けたことを特徴とするものである。これによ
って、従来の反射型スクリーンより柔軟性のある反射型
偏光スクリーンが得られ、偏光特性を備えることの有効
性を損なうことなく巻取り易く取り扱いが容易なスクリ
ーンが提供できるなど、実用性に優れた効果を奏するも
のである。
【図１】本発明に係る反射型スクリーンの構成を示す説
明図である。
明図である。
【図２】従来型の偏光シートを用いない暗室タイプの巻
き上げ式反射型スクリーンの構成を示す説明図である。
き上げ式反射型スクリーンの構成を示す説明図である。
【図３】従来型の偏光シートを用いたパネルタイプの反
射型スクリーンの構成を示す説明図である。
射型スクリーンの構成を示す説明図である。
【図４】従来型の偏光シートの構成を示す説明図であ
る。
る。
１…反射型スクリーン ２…柔軟な基材 ３…粘着層又は接着層 ４…偏光シート ５…ガラスクロス ６…柔軟な基材
Claims (3)
- 【請求項１】鏡面処理を施した反射面を備えた柔軟な基
材の該反射面に、偏光を有する投影画像の入射光の偏光
方向と同軸である透過軸を有した偏光シートを貼り合わ
せた反射型スクリーンであって、前記偏光シートを、単
層で１００μｍ以下の膜厚のポリエステル樹脂系の素材
から形成して、巻取り可能に設けたことを特徴とする反
射型スクリーン。 - 【請求項２】前記柔軟な基材は、塩化ビニル／ガラスク
ロス／塩化ビニルまたは塩化ビニル／ガラスクロスの層
構成を備えることを特徴とする請求項１の反射型スクリ
ーン。 - 【請求項３】前記偏光シートは、片面に艶消し処理が施
されていることを特徴とする請求項１、２の反射型スク
リーン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5040692A JPH06230475A (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | 反射型スクリーン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5040692A JPH06230475A (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | 反射型スクリーン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06230475A true JPH06230475A (ja) | 1994-08-19 |
Family
ID=12587614
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5040692A Pending JPH06230475A (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | 反射型スクリーン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06230475A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7221508B2 (en) * | 2003-12-25 | 2007-05-22 | Arisawa Mfg. Co., Ltd. | Reflex-type screen |
| CN102129161A (zh) * | 2010-01-18 | 2011-07-20 | 精工爱普生株式会社 | 屏幕坯布及屏幕 |
| CN108693694A (zh) * | 2017-04-07 | 2018-10-23 | 陈韦廷 | 双面显像投影系统、方法及其应用的立体影像投影系统 |
-
1993
- 1993-02-05 JP JP5040692A patent/JPH06230475A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7221508B2 (en) * | 2003-12-25 | 2007-05-22 | Arisawa Mfg. Co., Ltd. | Reflex-type screen |
| CN102129161A (zh) * | 2010-01-18 | 2011-07-20 | 精工爱普生株式会社 | 屏幕坯布及屏幕 |
| US8115996B2 (en) | 2010-01-18 | 2012-02-14 | Seiko Epson Corporation | Screen fabric and screen |
| CN108693694A (zh) * | 2017-04-07 | 2018-10-23 | 陈韦廷 | 双面显像投影系统、方法及其应用的立体影像投影系统 |
| CN108693694B (zh) * | 2017-04-07 | 2021-04-06 | 陈韦廷 | 双面显像投影系统、方法及其应用的立体影像投影系统 |
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| JPH09114003A (ja) | プロジェクションスクリーン | |
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| JPH06230475A (ja) | 反射型スクリーン | |
| JP3493170B2 (ja) | 航空機内で使用される反射型スクリーン | |
| JP2953289B2 (ja) | 反射型映写スクリーン | |
| JPH10213851A (ja) | 反射型映写スクリーン | |
| JP3003505B2 (ja) | 反射型映写スクリーン | |
| JPH11183712A (ja) | 光拡散性樹脂層、光拡散性フィルム、拡散層付偏光板および当該偏光板を用いた液晶表示装置 | |
| JP3047575B2 (ja) | 反射型映写スクリーン | |
| EP0766126A1 (en) | Projection screen | |
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| JPH10312027A (ja) | 反射型映写スクリーン | |
| JP3018916B2 (ja) | 反射型映写スクリーン | |
| JPH09236873A (ja) | 反射型映写スクリーン | |
| JPH0545735A (ja) | 反射型スクリーン | |
| JP2737093B2 (ja) | 反射型映写スクリーン | |
| JPH07270917A (ja) | 反射型スクリーン | |
| JPH0934012A (ja) | 反射型映写スクリーン | |
| JPH0850332A (ja) | 反射型映写スクリーン | |
| JPH10260475A (ja) | 反射型映写スクリーン | |
| JPH09133969A (ja) | プロジェクションスクリーン | |
| JP2002268147A (ja) | 透過型スクリーンおよび画像表示装置 | |
| JP2014106469A (ja) | 投映スクリーン |