JPH0850332A - 反射型映写スクリーン - Google Patents
反射型映写スクリーンInfo
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- JPH0850332A JPH0850332A JP20993194A JP20993194A JPH0850332A JP H0850332 A JPH0850332 A JP H0850332A JP 20993194 A JP20993194 A JP 20993194A JP 20993194 A JP20993194 A JP 20993194A JP H0850332 A JPH0850332 A JP H0850332A
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- Japan
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- layer
- light
- screen
- film
- projection screen
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- Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】偏光性を備え、スクリーンの巻き上げが行える
とともに、広い視野角を維持しつつ、高輝度性能のある
反射型映写スクリーンを得ることにある。 【構成】入射側から順に少なくとも光拡散シート層1、
偏光シート層3、光拡散インキ層4、光反射層5、基材
層6からなる反射型映写スクリーンにおいて、光拡散イ
ンキ層4と対向する光反射層5面に、金属製の高光反射
性の平滑処理層5aが施されている。
とともに、広い視野角を維持しつつ、高輝度性能のある
反射型映写スクリーンを得ることにある。 【構成】入射側から順に少なくとも光拡散シート層1、
偏光シート層3、光拡散インキ層4、光反射層5、基材
層6からなる反射型映写スクリーンにおいて、光拡散イ
ンキ層4と対向する光反射層5面に、金属製の高光反射
性の平滑処理層5aが施されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像を、スライドプロ
ジェクター、ビデオプロジェクター等の光学プロジエク
ターから投影し、当該画像を、プロジェクターと同じ方
向から観察する場合に使用される反射型映写スクリーン
に関し、詳しくは、スクリーン反射特性を向上させ、明
るい部屋(以下、明室と称する)においても、投影画像
を鮮明に観察し得るようにした反射型映写スクリーンに
関するものである。
ジェクター、ビデオプロジェクター等の光学プロジエク
ターから投影し、当該画像を、プロジェクターと同じ方
向から観察する場合に使用される反射型映写スクリーン
に関し、詳しくは、スクリーン反射特性を向上させ、明
るい部屋(以下、明室と称する)においても、投影画像
を鮮明に観察し得るようにした反射型映写スクリーンに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、さまざまなビデオプロジェクター
が開発され、テレビ画像を、簡単に大型スクリーンに投
影して楽しむことが可能になってきている。また、それ
らのスクリーンは、収納性を上げるために、巻き上げ式
としている。
が開発され、テレビ画像を、簡単に大型スクリーンに投
影して楽しむことが可能になってきている。また、それ
らのスクリーンは、収納性を上げるために、巻き上げ式
としている。
【0003】従来の大型スクリーンとしては、例えば、
図3に示すように、柔軟な基材10の上面に、アルミペ
ーストやパール顔料等を塗工して、輝度を多角した光反
射層9を設け、さらに、その表面にOPインキ層8を設
け、該OPインキ層8の表面に、微細凹凸8aを形成し
て光拡散性をもたせたものがある。そして、この大型ス
クリーンは、外光の影響を受けないように、部屋を暗く
した状態(以下、暗室と称する)で使用し、それに画像
を投影していた。
図3に示すように、柔軟な基材10の上面に、アルミペ
ーストやパール顔料等を塗工して、輝度を多角した光反
射層9を設け、さらに、その表面にOPインキ層8を設
け、該OPインキ層8の表面に、微細凹凸8aを形成し
て光拡散性をもたせたものがある。そして、この大型ス
クリーンは、外光の影響を受けないように、部屋を暗く
した状態(以下、暗室と称する)で使用し、それに画像
を投影していた。
【0004】しかしながら、このようなタイプのスクリ
ーンでは、投影の際に、暗室としなければならない点か
ら、近年においては、明室において投影画像を観察でき
るようにする試みがある。それは、ビデオプロジェクタ
ー側から偏光フィルターを透して画像を投影するととも
に、反射型スクリーン側にも、上記偏光フィルターと同
じ方向性の偏光軸(光振幅方向の軸)を持った偏光シー
トを備え、投影したときに、反射される光が、投影画像
の入射光と同じ方向の偏光軸を持って反射できるような
反射面をスクリーンに設けている。これによって、外光
のスクリーン上での反射を抑え、外光が、観察者側にで
きるだけ到達しないようにしたものである。
ーンでは、投影の際に、暗室としなければならない点か
ら、近年においては、明室において投影画像を観察でき
るようにする試みがある。それは、ビデオプロジェクタ
ー側から偏光フィルターを透して画像を投影するととも
に、反射型スクリーン側にも、上記偏光フィルターと同
じ方向性の偏光軸(光振幅方向の軸)を持った偏光シー
トを備え、投影したときに、反射される光が、投影画像
の入射光と同じ方向の偏光軸を持って反射できるような
反射面をスクリーンに設けている。これによって、外光
のスクリーン上での反射を抑え、外光が、観察者側にで
きるだけ到達しないようにしたものである。
【0005】この従来の偏光面を備えた反射型スクリー
ンは、例えば、図4に示すような多層積層体であり、入
射側から順に、光拡散シート1、粘着層2(接着層)、
偏光シート11、粘着層2(接着層)、アルミニウム板
あるいはアルミニウム蒸着シート等の光反射層12(基
材層、若しくは基材層に積層された光反射層)からなる
層構成である。そして、ここで使用される偏光シート1
1は、図5に示すように、一軸延伸した後に沃素17を
吸着させたポリビニルアルコール(以下、PVAと称す
る)フィルム16からなる偏光子の両面に、支持体とな
るトリアセチルセルロース(以下、TACと称する)フ
ィルム15を設けた構成のものである。
ンは、例えば、図4に示すような多層積層体であり、入
射側から順に、光拡散シート1、粘着層2(接着層)、
偏光シート11、粘着層2(接着層)、アルミニウム板
あるいはアルミニウム蒸着シート等の光反射層12(基
材層、若しくは基材層に積層された光反射層)からなる
層構成である。そして、ここで使用される偏光シート1
1は、図5に示すように、一軸延伸した後に沃素17を
吸着させたポリビニルアルコール(以下、PVAと称す
る)フィルム16からなる偏光子の両面に、支持体とな
るトリアセチルセルロース(以下、TACと称する)フ
ィルム15を設けた構成のものである。
【0006】さらに、前述したスクリーンとしての収納
性を上げるために、上記光反射層や偏光シート等を柔軟
なものに置き換えて、巻き上げができるように様々な手
法が考えられている。その一つの手段として、特願平3
−92735号に記載されているように、上記偏光シー
トの支持体として使用されるTACフィルムを省略し
て、PVAフィルムからなる偏光子を単体で使用する方
法がある。
性を上げるために、上記光反射層や偏光シート等を柔軟
なものに置き換えて、巻き上げができるように様々な手
法が考えられている。その一つの手段として、特願平3
−92735号に記載されているように、上記偏光シー
トの支持体として使用されるTACフィルムを省略し
て、PVAフィルムからなる偏光子を単体で使用する方
法がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の偏光シートを備えた反射型スクリーンは、光反射層
であるアルミニウム板あるいはアルミニウム蒸着シート
等の表面、つまり光反射面が、平滑過ぎて、視野角(通
常、スクリーン中央での反射輝度が、1/2となる角度
(半値角)で示す)が狭く、スクリーンの中央から外れ
た位置では、鮮明な投影画像を観察することが困難であ
るという問題がある。
来の偏光シートを備えた反射型スクリーンは、光反射層
であるアルミニウム板あるいはアルミニウム蒸着シート
等の表面、つまり光反射面が、平滑過ぎて、視野角(通
常、スクリーン中央での反射輝度が、1/2となる角度
(半値角)で示す)が狭く、スクリーンの中央から外れ
た位置では、鮮明な投影画像を観察することが困難であ
るという問題がある。
【0008】また、上述の如く、スクリーンの収納性を
上げるため、PVAフィルムからなる偏光子を単体で使
用すると、偏光度が高いものほど膜厚が非常に薄いため
(一般の偏光子は、ほとんどが高偏光度タイプであり、
偏光度を上げるためにはPVAの一軸延伸処理を強めな
ければならず、結果的に膜厚が薄くなってしまう)、裂
け易く、またPVAフィルム自体に耐湿性がないため
に、常温にさらしておくと、吸湿して変形し易いなどの
問題があった。
上げるため、PVAフィルムからなる偏光子を単体で使
用すると、偏光度が高いものほど膜厚が非常に薄いため
(一般の偏光子は、ほとんどが高偏光度タイプであり、
偏光度を上げるためにはPVAの一軸延伸処理を強めな
ければならず、結果的に膜厚が薄くなってしまう)、裂
け易く、またPVAフィルム自体に耐湿性がないため
に、常温にさらしておくと、吸湿して変形し易いなどの
問題があった。
【0009】本発明は、上記従来の問題に鑑みなされた
もので、その目的とするところは、偏光性を備え、スク
リーンの巻き上げが行えるとともに、広いスクリーン視
野角を実現することにある。
もので、その目的とするところは、偏光性を備え、スク
リーンの巻き上げが行えるとともに、広いスクリーン視
野角を実現することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、入射側から順
に、少なくとも光拡散シート層1、偏光シート層3、光
拡散インキ層4、光反射層5、基材層6からなる反射型
映写スクリーンにおいて、光拡散インキ層4と対向する
光反射層5面に、高光反射性の平滑処理層5aが施され
ていることを特徴とする反射型映写スクリーンである。
に、少なくとも光拡散シート層1、偏光シート層3、光
拡散インキ層4、光反射層5、基材層6からなる反射型
映写スクリーンにおいて、光拡散インキ層4と対向する
光反射層5面に、高光反射性の平滑処理層5aが施され
ていることを特徴とする反射型映写スクリーンである。
【0011】また本発明は、上記反射型映写スクリーン
において、前記光反射層5面に施された高光反射性の平
滑処理層5aが、金属蒸着層又は金属箔層である反射型
映写スクリーンである。
において、前記光反射層5面に施された高光反射性の平
滑処理層5aが、金属蒸着層又は金属箔層である反射型
映写スクリーンである。
【0012】また本発明は、上記反射型映写スクリーン
において、前記偏光シート層3が、染料吸着若しくは染
料混入したポリエステルフィルムを一軸延伸処理し、且
つアニール処理した膜厚20〜150μmのフィルムで
ある反射型映写スクリーンである。
において、前記偏光シート層3が、染料吸着若しくは染
料混入したポリエステルフィルムを一軸延伸処理し、且
つアニール処理した膜厚20〜150μmのフィルムで
ある反射型映写スクリーンである。
【0013】
【実施例】以下に、本発明の反射型映写スクリーンを、
実施例に従って詳細に説明する。図1は、本発明の反射
型映写スクリーンの一実施例を示す部分側断面であり、
入射側から順に、光拡散シート層1、接着層2(例えば
粘着剤層)、偏光シート層3、接着層2(例えば粘着剤
層)、光拡散インキ層4、高光反射性の平滑処理層5a
を備えた光反射層5、基材層6からなる層構成である。
実施例に従って詳細に説明する。図1は、本発明の反射
型映写スクリーンの一実施例を示す部分側断面であり、
入射側から順に、光拡散シート層1、接着層2(例えば
粘着剤層)、偏光シート層3、接着層2(例えば粘着剤
層)、光拡散インキ層4、高光反射性の平滑処理層5a
を備えた光反射層5、基材層6からなる層構成である。
【0014】上記光拡散シート層1は、表面に艶消しの
梨地状のエンボス処理が施された透明な延伸ポリプロピ
レンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、トリアセチル
セルロース(TAC)フィルム、ポリエチレンテレフタ
レート(PET)フィルム、ポリカーボネートフィルム
等を使用することができる。
梨地状のエンボス処理が施された透明な延伸ポリプロピ
レンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、トリアセチル
セルロース(TAC)フィルム、ポリエチレンテレフタ
レート(PET)フィルム、ポリカーボネートフィルム
等を使用することができる。
【0015】光拡散シート層1の膜厚は、スクリーンの
柔軟性(巻き上げ収納性)を確保するために、1.0m
m程度、若しくはそれ以下が好ましい。
柔軟性(巻き上げ収納性)を確保するために、1.0m
m程度、若しくはそれ以下が好ましい。
【0016】上記接着層2には、透明性のある粘着剤
(感圧型粘着剤、若しくは感熱型粘着剤)、又は溶剤揮
散型接着剤(ウエットラミネートタイプ若しくはドライ
ラミネートタイプ)を使用する。特に、熱等による黄変
性の程度を示すΔYI値が2以下、入射光に対する散乱
光の割合を示すヘイズ値(濁度)が10%以下のアクリ
ル系粘着剤、又はウレタン系接着剤、ポリエステル系接
着剤が好適である。
(感圧型粘着剤、若しくは感熱型粘着剤)、又は溶剤揮
散型接着剤(ウエットラミネートタイプ若しくはドライ
ラミネートタイプ)を使用する。特に、熱等による黄変
性の程度を示すΔYI値が2以下、入射光に対する散乱
光の割合を示すヘイズ値(濁度)が10%以下のアクリ
ル系粘着剤、又はウレタン系接着剤、ポリエステル系接
着剤が好適である。
【0017】上記偏光シート層3は、偏光度60〜10
0%、透過率35〜70%の一軸延伸ポリエステルフィ
ルム13(ポリエチレンテレフタレートフィルムであ
り、図2参照)を使用することが好ましく、例えば、ポ
リエチレンテレフタレート(PET)フィルム表面に染
料14を吸着処理、若しくは塗工処理したもの、あるい
はポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂中に、染
料14を混合したものをフィルム状としたものであり、
これを一軸延伸して、染料14を所定の方向に分子配向
させたものであり、偏光シート層3の偏光軸(染料分子
の配向方向)を、プロジェクターの投影光の偏光軸と一
致させたものである。
0%、透過率35〜70%の一軸延伸ポリエステルフィ
ルム13(ポリエチレンテレフタレートフィルムであ
り、図2参照)を使用することが好ましく、例えば、ポ
リエチレンテレフタレート(PET)フィルム表面に染
料14を吸着処理、若しくは塗工処理したもの、あるい
はポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂中に、染
料14を混合したものをフィルム状としたものであり、
これを一軸延伸して、染料14を所定の方向に分子配向
させたものであり、偏光シート層3の偏光軸(染料分子
の配向方向)を、プロジェクターの投影光の偏光軸と一
致させたものである。
【0018】また、この偏光シート層3には、温度変化
による寸法安定性を持たせるため、アニール処理(加熱
による樹脂安定化処理)を施す。この偏光シート3層
は、スクリーンの柔軟性(巻き上げ収納性)を確保する
ために、厚さを20〜150μm程度の範囲とすること
が好ましい。
による寸法安定性を持たせるため、アニール処理(加熱
による樹脂安定化処理)を施す。この偏光シート3層
は、スクリーンの柔軟性(巻き上げ収納性)を確保する
ために、厚さを20〜150μm程度の範囲とすること
が好ましい。
【0019】上記光拡散インキ層4は、透明樹脂に、光
拡散剤を混入したインキ、又は光反射剤と光反射剤とを
同時に混入したインキからなり、透明樹脂100重量部
に対して、光拡散剤を1〜50重量部、光反射剤を1〜
50重量部の範囲で、それぞれ混合するのが適当であ
る。また、光拡散インキ層4の厚さは、3〜15μm、
あるいは15〜20μm、あるいは20〜40μm程度
の範囲が適当である。
拡散剤を混入したインキ、又は光反射剤と光反射剤とを
同時に混入したインキからなり、透明樹脂100重量部
に対して、光拡散剤を1〜50重量部、光反射剤を1〜
50重量部の範囲で、それぞれ混合するのが適当であ
る。また、光拡散インキ層4の厚さは、3〜15μm、
あるいは15〜20μm、あるいは20〜40μm程度
の範囲が適当である。
【0020】また上記光拡散インキ層4は、必要に応じ
ては、二層構成でもよく、例えば、透明樹脂に、光拡散
剤を混入したインキ、又は光反射剤と光反射剤とを同時
に混入した上記インキを用いた第1の光拡散インキ層
と、透明樹脂100重量部に対して、光反射剤1〜10
0重量部を混入したインキを用いた第2の光拡散インキ
層により構成してもよい。
ては、二層構成でもよく、例えば、透明樹脂に、光拡散
剤を混入したインキ、又は光反射剤と光反射剤とを同時
に混入した上記インキを用いた第1の光拡散インキ層
と、透明樹脂100重量部に対して、光反射剤1〜10
0重量部を混入したインキを用いた第2の光拡散インキ
層により構成してもよい。
【0021】使用できる光拡散剤としては、例えば、シ
リカ、二酸化チタン等の粒状体、あるいは、アクリル、
ウレタン等の白色又は透明なプラスチックビーズ等(平
均粒径1〜50μm程度)が挙げられ、透明プラスチッ
クビーズの屈折率としては、n=1.0〜1.5の範囲
のものが適当であり、また、光反射剤としては、例え
ば、アルミペースト、アルミ粉体、又はパール顔料等が
挙げられる。
リカ、二酸化チタン等の粒状体、あるいは、アクリル、
ウレタン等の白色又は透明なプラスチックビーズ等(平
均粒径1〜50μm程度)が挙げられ、透明プラスチッ
クビーズの屈折率としては、n=1.0〜1.5の範囲
のものが適当であり、また、光反射剤としては、例え
ば、アルミペースト、アルミ粉体、又はパール顔料等が
挙げられる。
【0022】また、上記透明樹脂としては、セルロース
誘導体、スチレン樹脂、スチレン共重合体、アクリル樹
脂、メタクリル樹脂、ロジンエステル樹脂、ポリ酢酸ビ
ニル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体、ポリエステル樹脂(ポリエチレンテレフタ
レート樹脂)、ポリウレタン樹脂、ブチラール樹脂、ポ
リアミド樹脂等の1種又は2種以上の混合物、EB硬化
型樹脂、UV硬化型樹脂等を用いることができる。
誘導体、スチレン樹脂、スチレン共重合体、アクリル樹
脂、メタクリル樹脂、ロジンエステル樹脂、ポリ酢酸ビ
ニル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体、ポリエステル樹脂(ポリエチレンテレフタ
レート樹脂)、ポリウレタン樹脂、ブチラール樹脂、ポ
リアミド樹脂等の1種又は2種以上の混合物、EB硬化
型樹脂、UV硬化型樹脂等を用いることができる。
【0023】上記光反射層5は、その表面に金属蒸着
膜、金属箔膜等による高光反射性の金属製の平滑処理面
5aを備える。該光反射層5は、ポリエチレンテレフタ
レートフィルムなどのポリエステルフィルム、ポリ塩化
ビニルフィルム等の平滑性のある合成樹脂フィルムや合
成樹脂シートに、金属蒸着膜や金属箔膜等による高光反
射性の金属製の平滑処理面5aを形成したフィルムやシ
ートを、基材層6表面に接着剤や粘着剤を用いて接着し
たもの、あるいは加熱プレスにより積層ラミネートした
ものでもよい。
膜、金属箔膜等による高光反射性の金属製の平滑処理面
5aを備える。該光反射層5は、ポリエチレンテレフタ
レートフィルムなどのポリエステルフィルム、ポリ塩化
ビニルフィルム等の平滑性のある合成樹脂フィルムや合
成樹脂シートに、金属蒸着膜や金属箔膜等による高光反
射性の金属製の平滑処理面5aを形成したフィルムやシ
ートを、基材層6表面に接着剤や粘着剤を用いて接着し
たもの、あるいは加熱プレスにより積層ラミネートした
ものでもよい。
【0024】あるいは、上記基材層6本体表層を光反射
層5として利用し、その基材層6表面に、直接に金属蒸
着膜や金属箔膜等による高光反射性の金属製の平滑処理
面5aを形成したものでもよい。
層5として利用し、その基材層6表面に、直接に金属蒸
着膜や金属箔膜等による高光反射性の金属製の平滑処理
面5aを形成したものでもよい。
【0025】上記基材層6は、ポリエチレンテレフタレ
ートフィルムなどポリエステルフィルム、ポリ塩化ビニ
ルフィルム等の平滑性のある(平滑面を備えた)合成樹
脂フィルム、シートが使用される。又は、場合によっ
て、平滑性のあるフィルム、シートであって、平滑性の
ある前記フィルム、シートに、天然繊維、合成繊維、混
紡繊維による織布シート、あるいはガラスクロス、樹脂
コーティングしたガラスクロス等をラミネートしたフィ
ルム、シートを使用してもよい。また、樹脂フィルムと
ガラスクロスとをラミネートしたターポリンシート等
も、表面が平滑性のあるものであれば使用することが可
能である。
ートフィルムなどポリエステルフィルム、ポリ塩化ビニ
ルフィルム等の平滑性のある(平滑面を備えた)合成樹
脂フィルム、シートが使用される。又は、場合によっ
て、平滑性のあるフィルム、シートであって、平滑性の
ある前記フィルム、シートに、天然繊維、合成繊維、混
紡繊維による織布シート、あるいはガラスクロス、樹脂
コーティングしたガラスクロス等をラミネートしたフィ
ルム、シートを使用してもよい。また、樹脂フィルムと
ガラスクロスとをラミネートしたターポリンシート等
も、表面が平滑性のあるものであれば使用することが可
能である。
【0026】上記基材層6の厚さは、柔軟性(巻き上げ
収納性)を確保するために、300μm以下、好ましく
は25〜200μm(又は25〜180μm、25〜1
90μm)程度の範囲のものが適当である。
収納性)を確保するために、300μm以下、好ましく
は25〜200μm(又は25〜180μm、25〜1
90μm)程度の範囲のものが適当である。
【0027】上記基材層6表面における前述の光拡散イ
ンキ層4と接する光反射層5面は、入射光の全部、若し
くはほぼ全部を反射させるための平滑面を備えており、
該平滑面の表面に沿って、金属蒸着方式、又は金属箔貼
り合わせ方式による膜厚1000〜3000Å程度、あ
るいは、それ以上5000Å程度の金属蒸着膜、又は厚
さ5〜100μm程度の金属箔膜等の金属膜が平滑状態
を保持した状態で施されて、その金属膜による高光反射
性の平滑処理層5aが形成されている。
ンキ層4と接する光反射層5面は、入射光の全部、若し
くはほぼ全部を反射させるための平滑面を備えており、
該平滑面の表面に沿って、金属蒸着方式、又は金属箔貼
り合わせ方式による膜厚1000〜3000Å程度、あ
るいは、それ以上5000Å程度の金属蒸着膜、又は厚
さ5〜100μm程度の金属箔膜等の金属膜が平滑状態
を保持した状態で施されて、その金属膜による高光反射
性の平滑処理層5aが形成されている。
【0028】該金属膜による平滑処理層5aの表面は、
凹凸のない、あるいは多少の凹凸はあるにしても鏡面に
近似する表面を備え、入射光の全部、若しくは、ほぼ全
部を反射させる高い光反射性能を備えている。
凹凸のない、あるいは多少の凹凸はあるにしても鏡面に
近似する表面を備え、入射光の全部、若しくは、ほぼ全
部を反射させる高い光反射性能を備えている。
【0029】なお、本発明においては、光拡散インキ層
4と接する上記光反射層5面は、高光反射性の平滑処理
面5aが形成されるベース面となる部分であり、前記光
反射層5面は、平滑処理面5aの高光反射性を高めるた
めに、入射光(映写光)の光吸収がなるべく発生しない
平滑面(非粗面、非ポーラス面)であることが適当であ
り且つ重要であり、したがって、平滑処理面5aが形成
される上記光反射層5面は、平滑性のある表面であるこ
とが適当であるが、場合によっては、上記光反射層5面
は、光吸収の生じないような表面(非粗面、非ポーラス
面)であれば、光拡散性能を高めるためにも、エンボス
加工、あるいはガラスクロス、織布等のクロス目による
微細凹凸面(凹凸ピッチ;0.1mm以下、0.1〜0
5mm、0.5〜1.0mm、1.0〜5.0mm程
度)が形成されていてもよい。
4と接する上記光反射層5面は、高光反射性の平滑処理
面5aが形成されるベース面となる部分であり、前記光
反射層5面は、平滑処理面5aの高光反射性を高めるた
めに、入射光(映写光)の光吸収がなるべく発生しない
平滑面(非粗面、非ポーラス面)であることが適当であ
り且つ重要であり、したがって、平滑処理面5aが形成
される上記光反射層5面は、平滑性のある表面であるこ
とが適当であるが、場合によっては、上記光反射層5面
は、光吸収の生じないような表面(非粗面、非ポーラス
面)であれば、光拡散性能を高めるためにも、エンボス
加工、あるいはガラスクロス、織布等のクロス目による
微細凹凸面(凹凸ピッチ;0.1mm以下、0.1〜0
5mm、0.5〜1.0mm、1.0〜5.0mm程
度)が形成されていてもよい。
【0030】以下に本発明の反射型映写スクリーンの具
体的実施例を示す。
体的実施例を示す。
【0031】<実施例1>下記層構成により、本発明の
反射型映写スクリーンを作成した。 本発明品の層構成;光拡散シート層/接着層(粘着剤使
用)/偏光シート層/接着層(粘着剤使用)/光拡散イ
ンキ層/光反射層(アルミ金属蒸着膜使用)/基材層 ・光拡散シート層;表面に梨地状のエンボス処理がなさ
れた透明な延伸ポリプロピレンフィルム(膜厚20μ
m) ・接着層;アクリル系粘着剤(膜厚20μm) ・偏光シート層;沃素染料を混入した後に一軸延伸処理
し、アニール処理を施した一軸延伸ポリエステル(PE
T)フィルム(30μm) ・光拡散インキ層;ポリエステル(PET)樹脂バイン
ダー100重量部中にポリマービーズ3.5重量部を混
入した光拡散インキ(膜厚10μm) ・光反射層;アルミ金属蒸着膜(3000Å) ・基材層;ポリエステル(PET)フィルム(膜厚12
5μm)
反射型映写スクリーンを作成した。 本発明品の層構成;光拡散シート層/接着層(粘着剤使
用)/偏光シート層/接着層(粘着剤使用)/光拡散イ
ンキ層/光反射層(アルミ金属蒸着膜使用)/基材層 ・光拡散シート層;表面に梨地状のエンボス処理がなさ
れた透明な延伸ポリプロピレンフィルム(膜厚20μ
m) ・接着層;アクリル系粘着剤(膜厚20μm) ・偏光シート層;沃素染料を混入した後に一軸延伸処理
し、アニール処理を施した一軸延伸ポリエステル(PE
T)フィルム(30μm) ・光拡散インキ層;ポリエステル(PET)樹脂バイン
ダー100重量部中にポリマービーズ3.5重量部を混
入した光拡散インキ(膜厚10μm) ・光反射層;アルミ金属蒸着膜(3000Å) ・基材層;ポリエステル(PET)フィルム(膜厚12
5μm)
【0032】<比較例>また、上記実施例1により得ら
れた本発明品と比較するために、下記層構成1と層構成
2によるそれぞれスクリーンを比較品として作成した。
れた本発明品と比較するために、下記層構成1と層構成
2によるそれぞれスクリーンを比較品として作成した。
【0033】層構成1;光拡散シート層/接着層(粘着
剤使用)/偏光シート層/接着層(粘着剤使用)/光拡
散インキ層/光反射インキ層/基材層 上記実施例1における偏光シート層を下記構成の偏光シ
ート層に変更し、光拡散インキ層の層厚10μmを20
μmに変更し、光反射層を下記構成の光反射インキ層に
変更した以外は、実施例1と同様に作成した。 ・偏光シート層;沃素染料を混入した後に一軸延伸処理
したポリビニルアルコールフィルムの両面をトリアセチ
ルセルロースフィルムで支持したフィルム(180μ
m) ・光拡散インキ層;ポリエステル(PET)樹脂バイン
ダー100重量部中にポリマービーズ3.5重量部を混
入した光拡散インキ(膜厚20μm) ・光反射インキ層;ポリエステル(PET)樹脂バイン
ダー100重量部中に、アルミニウム粉末10重量部を
混入した光反射インキ(膜厚20μm)
剤使用)/偏光シート層/接着層(粘着剤使用)/光拡
散インキ層/光反射インキ層/基材層 上記実施例1における偏光シート層を下記構成の偏光シ
ート層に変更し、光拡散インキ層の層厚10μmを20
μmに変更し、光反射層を下記構成の光反射インキ層に
変更した以外は、実施例1と同様に作成した。 ・偏光シート層;沃素染料を混入した後に一軸延伸処理
したポリビニルアルコールフィルムの両面をトリアセチ
ルセルロースフィルムで支持したフィルム(180μ
m) ・光拡散インキ層;ポリエステル(PET)樹脂バイン
ダー100重量部中にポリマービーズ3.5重量部を混
入した光拡散インキ(膜厚20μm) ・光反射インキ層;ポリエステル(PET)樹脂バイン
ダー100重量部中に、アルミニウム粉末10重量部を
混入した光反射インキ(膜厚20μm)
【0034】層構成2;光拡散シート層/接着層(粘着
剤使用)/偏光シート層/接着層(粘着剤使用)/光拡
散インキ層/光反射インキ層/基材層 上記実施例1における光拡散インキ層の層厚20μmを
10μmに変更し、光反射層を上記層構成1と同様の光
反射インキ層に変更した以外は、実施例1と同様に作成
した。
剤使用)/偏光シート層/接着層(粘着剤使用)/光拡
散インキ層/光反射インキ層/基材層 上記実施例1における光拡散インキ層の層厚20μmを
10μmに変更し、光反射層を上記層構成1と同様の光
反射インキ層に変更した以外は、実施例1と同様に作成
した。
【0035】<比較結果>上記実施例1による本発明品
の反射型映写スクリーンと、層構成1〜2による各比較
品の反射型映写スクリーンとに対して、液晶プロジェク
ターVX−A1Z(シャープ(株)製)を用いて、所定
の照度で(又は所定の明室中にて)映写光を投影し、ス
クリーン特性(スクリーンゲイン、視野角、柔軟性、コ
ントラスト(100ルックスの明るさの室内にて測
定))を測定したところ、表1に示すような結果が得ら
れ、本発明品は、総合評価として、良好な結果が得られ
た。
の反射型映写スクリーンと、層構成1〜2による各比較
品の反射型映写スクリーンとに対して、液晶プロジェク
ターVX−A1Z(シャープ(株)製)を用いて、所定
の照度で(又は所定の明室中にて)映写光を投影し、ス
クリーン特性(スクリーンゲイン、視野角、柔軟性、コ
ントラスト(100ルックスの明るさの室内にて測
定))を測定したところ、表1に示すような結果が得ら
れ、本発明品は、総合評価として、良好な結果が得られ
た。
【0036】但し、表1におけるスクリーンゲインG
は、G=(輝度/照度)×π(π;スクリーンの輝度測
定における測定点の自由位置を示す数値、例えば垂直ス
クリーン面のある定点に対する水平方向の測定角度(0
°〜180°)、測定距離等)で定義される。このスク
リーンゲインの値が、3.0〜6.0の範囲であれば、
十分に明るい映像が得られるが、3.0未満であると、
輝度が低く、映像が暗くなる。
は、G=(輝度/照度)×π(π;スクリーンの輝度測
定における測定点の自由位置を示す数値、例えば垂直ス
クリーン面のある定点に対する水平方向の測定角度(0
°〜180°)、測定距離等)で定義される。このスク
リーンゲインの値が、3.0〜6.0の範囲であれば、
十分に明るい映像が得られるが、3.0未満であると、
輝度が低く、映像が暗くなる。
【0037】また、スクリーン視野角の良否は、スクリ
ーン中央面を左右両側より観察した際に、スクリーン中
央での反射輝度が1/2、即ち半値となる左右いずれか
一方の片側角度(半値角;スクリーン中央面に立てた垂
線とのなす角度)によって判定した。半値角は15°以
上(左右両側からのスクリーン中央における視野角=1
5°×2=30°)でないと実用性に乏しいものであ
る。
ーン中央面を左右両側より観察した際に、スクリーン中
央での反射輝度が1/2、即ち半値となる左右いずれか
一方の片側角度(半値角;スクリーン中央面に立てた垂
線とのなす角度)によって判定した。半値角は15°以
上(左右両側からのスクリーン中央における視野角=1
5°×2=30°)でないと実用性に乏しいものであ
る。
【0038】また、柔軟性は、スクリーンを、直径46
mmの巻径で巻き上げたときの巻き易さの程度が良好で
ある場合を「○」とし、巻き上げが困難である場合を
「×」とした。
mmの巻径で巻き上げたときの巻き易さの程度が良好で
ある場合を「○」とし、巻き上げが困難である場合を
「×」とした。
【0039】また、コントラストは、スクリーン面の白
色映像輝度及び黒色映像輝度を、それぞれ同一条件で測
定し、コントラスト値=白色映像輝度/黒色映像輝度で
定義される。このコントラスト値が、8.0以上であれ
ば、100ルックスの明室においても、高コントラスト
の見やすい映像が得られるが、8.0未満であると、1
00ルックスの明室では、コントラストが低く、見にく
くなる。
色映像輝度及び黒色映像輝度を、それぞれ同一条件で測
定し、コントラスト値=白色映像輝度/黒色映像輝度で
定義される。このコントラスト値が、8.0以上であれ
ば、100ルックスの明室においても、高コントラスト
の見やすい映像が得られるが、8.0未満であると、1
00ルックスの明室では、コントラストが低く、見にく
くなる。
【0040】
【表1】
【0041】
【作用】本発明の反射型映写スクリーンは、入射側から
順に、少なくとも光拡散シート層1、偏光シート層3、
光拡散インキ層4、光反射層、基材層6からなる反射型
映写スクリーンであって、前記光拡散インキ層4と対向
する光反射層5表面に、微細凹凸形状の光散乱性と高い
光反射性を備えた高光反射性の金属製の平滑処理層5a
が設けられているので、スクリーンに入射した光は、高
光反射性の平滑処理層5aによる良好な反射特性が得ら
れるとともに、光拡散インキ層4による良好な光拡散特
性(広拡視野角)と、高光反射性の平滑処理層5aによ
る良好な光反射特性(高輝度スクリーン性能)が得られ
る。
順に、少なくとも光拡散シート層1、偏光シート層3、
光拡散インキ層4、光反射層、基材層6からなる反射型
映写スクリーンであって、前記光拡散インキ層4と対向
する光反射層5表面に、微細凹凸形状の光散乱性と高い
光反射性を備えた高光反射性の金属製の平滑処理層5a
が設けられているので、スクリーンに入射した光は、高
光反射性の平滑処理層5aによる良好な反射特性が得ら
れるとともに、光拡散インキ層4による良好な光拡散特
性(広拡視野角)と、高光反射性の平滑処理層5aによ
る良好な光反射特性(高輝度スクリーン性能)が得られ
る。
【0042】上記光拡散インキ層4にて拡散した後に、
光拡散インキ層4と光反射層5との境界面にある高光反
射性の平滑処理層5aに到達した入射光(映写光)は、
前記平滑処理層5aによる高光反射性能によって、スク
リーン前方の観察視野領域内に、散乱損失光、吸収損失
光の発生を抑えて無駄なく反射させることができ、スク
リーン観察視野領域内に対する反射光利得を増大させ
て、反射型映写スクリーンとしての明るいスクリーン輝
度を得ることができる。
光拡散インキ層4と光反射層5との境界面にある高光反
射性の平滑処理層5aに到達した入射光(映写光)は、
前記平滑処理層5aによる高光反射性能によって、スク
リーン前方の観察視野領域内に、散乱損失光、吸収損失
光の発生を抑えて無駄なく反射させることができ、スク
リーン観察視野領域内に対する反射光利得を増大させ
て、反射型映写スクリーンとしての明るいスクリーン輝
度を得ることができる。
【0043】また、本発明の反射型映写スクリーンは、
基材6をはじめとする各構成層に、柔軟性のある素材を
使用し、特に、アニール処理によって、高温時の寸法安
定性を強化し、且つ耐湿性のあるポリエステルフィルム
使用により常温変形を少なくした膜厚20〜150μm
の薄膜状の偏光シート層3を設けたので、スクリーンと
しての柔軟性と、良好な巻き上げ収納性と、スクリーン
強度が得られる。
基材6をはじめとする各構成層に、柔軟性のある素材を
使用し、特に、アニール処理によって、高温時の寸法安
定性を強化し、且つ耐湿性のあるポリエステルフィルム
使用により常温変形を少なくした膜厚20〜150μm
の薄膜状の偏光シート層3を設けたので、スクリーンと
しての柔軟性と、良好な巻き上げ収納性と、スクリーン
強度が得られる。
【0044】
【発明の効果】本発明の反射型映写スクリーンは、広い
スクリーン視野角を維持しつつ、反射型映写スクリーン
として従来よりも明るいスクリーン輝度を得ることがで
き、スクリーンとしての柔軟性と、良好な巻き上げ収納
性と、スクリーン強度を得ることができる効果がある。
スクリーン視野角を維持しつつ、反射型映写スクリーン
として従来よりも明るいスクリーン輝度を得ることがで
き、スクリーンとしての柔軟性と、良好な巻き上げ収納
性と、スクリーン強度を得ることができる効果がある。
【図1】本発明の反射型映写スクリーンの実施例におけ
る部分側断面図である。
る部分側断面図である。
【図2】本発明の反射型映写スクリーンの実施例におけ
る偏光シート層の部分側断面図である。
る偏光シート層の部分側断面図である。
【図3】従来の反射型映写スクリーンの部分側断面図で
ある。
ある。
【図4】従来の反射型映写スクリーンの部分側断面図で
ある。
ある。
【図5】従来の反射型映写スクリーンにおける偏光シー
ト層の部分側断面図である。
ト層の部分側断面図である。
1…拡散シート層 2…接着層 3…偏光シート層 4
…光拡散インキ層 5…光反射層 5a…高光反射性の平滑処理層 6…基
材層
…光拡散インキ層 5…光反射層 5a…高光反射性の平滑処理層 6…基
材層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 正雄 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】入射側から順に少なくとも光拡散シート層
1、偏光シート層3、光拡散インキ層4、光反射層5、
基材層6からなる反射型映写スクリーンにおいて、光拡
散インキ層4と対向する光反射層5面に、高光反射性の
平滑処理層5aが施されていることを特徴とする反射型
映写スクリーン。 - 【請求項2】前記高光反射性の平滑処理層5aが、金属
蒸着層又は金属箔層である請求項1記載の反射型映写ス
クリーン。 - 【請求項3】前記偏光シート層3が、染料吸着若しくは
染料混入したポリエステルフィルムを一軸延伸処理し、
且つアニール処理した膜厚20〜150μmのフィルム
である請求項1又は請求項2記載の反射型映写スクリー
ン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20993194A JPH0850332A (ja) | 1994-05-31 | 1994-09-02 | 反射型映写スクリーン |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11856994 | 1994-05-31 | ||
JP6-118569 | 1994-05-31 | ||
JP20993194A JPH0850332A (ja) | 1994-05-31 | 1994-09-02 | 反射型映写スクリーン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0850332A true JPH0850332A (ja) | 1996-02-20 |
Family
ID=26456485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20993194A Pending JPH0850332A (ja) | 1994-05-31 | 1994-09-02 | 反射型映写スクリーン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0850332A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000273980A (ja) * | 1999-03-23 | 2000-10-03 | Takenaka Komuten Co Ltd | 大空間建築物用屋根 |
JP2011036355A (ja) * | 2009-08-10 | 2011-02-24 | Sanwa Techno Kk | 床マットもしくは表示用媒体または広告宣伝用媒体の壁マットからなるターポリンマットの製造方法 |
JPWO2020202512A1 (ja) * | 2019-04-03 | 2021-04-30 | 株式会社有沢製作所 | 反射型スクリーン |
-
1994
- 1994-09-02 JP JP20993194A patent/JPH0850332A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000273980A (ja) * | 1999-03-23 | 2000-10-03 | Takenaka Komuten Co Ltd | 大空間建築物用屋根 |
JP2011036355A (ja) * | 2009-08-10 | 2011-02-24 | Sanwa Techno Kk | 床マットもしくは表示用媒体または広告宣伝用媒体の壁マットからなるターポリンマットの製造方法 |
JPWO2020202512A1 (ja) * | 2019-04-03 | 2021-04-30 | 株式会社有沢製作所 | 反射型スクリーン |
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