JPH09133969A - プロジェクションスクリーン - Google Patents

プロジェクションスクリーン

Info

Publication number
JPH09133969A
JPH09133969A JP7292661A JP29266195A JPH09133969A JP H09133969 A JPH09133969 A JP H09133969A JP 7292661 A JP7292661 A JP 7292661A JP 29266195 A JP29266195 A JP 29266195A JP H09133969 A JPH09133969 A JP H09133969A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
screen
projection screen
colored
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7292661A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Ooita
正人 大板
Yukiteru Shibuya
幸照 渋谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP7292661A priority Critical patent/JPH09133969A/ja
Publication of JPH09133969A publication Critical patent/JPH09133969A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】プロジェクションスクリーンの偏光層もしくは
拡散層を有彩色の色調に着色する、あるいは有彩色系の
透明性のある色材により着色された着色層を有すること
により、特に明るい視環境下で投影される拡大画像をハ
イコントラストで表示できるようにすることにある。 【解決手段】プロジェクションスクリーンを構成する各
構成層のうち投影画像光の進行する偏光層もしくは拡散
層を、有彩色の色材により、あるいは透明性を有する着
色層により着色した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオプロジェク
ターなどの投影機器用の反射型映写スクリーン、あるい
は透過型映写スクリーンなどプロジェクションスクリー
ンにおいて、スクリーンの偏光層あるいは拡散層を着
色、あるいは有彩色系の透明性のある色材により着色さ
れた着色層を有することにより、特に明るい視環境下で
投影される拡大画像を明るくハイコントラストで表示す
るためのプロジェクションスクリーンに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、さまざまなビデオプロジェクター
が開発され、テレビ画像を、簡単に大型スクリーンに投
影して楽しむことが可能になってきているが、スクリー
ンは、外光の影響を受けないように、部屋を暗くした状
態で使用する場合が多い。
【0003】最近は、比較的明るい部屋においても観察
できるプロジェクションスクリーンが開発されており、
各方面において使用されるようになってきている。
【0004】上記スクリーンのコントラスト(映写画像
のハイライト部とシャドウ部との濃度差)を上げて、よ
り見やすい明るさをもったスクリーンとしては、再帰反
射特性を良好にするためのビーズスクリーン、ホワイト
スクリーン、画像光以外の外光(ノイズ光)による影響
を抑えるための偏光層を備えた偏光スクリーンなどがあ
る。
【0005】これらのプロジェクションスクリーンにお
いては、反射型のスクリーンにあってはその反射表面の
透明層、透過型のスクリーンにあってはその透過層が、
それぞれ無彩色の白色系透明層である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記白色系のプロジェ
クションスクリーンは、分光吸収性能がなく、可視領域
の全ての光に対してほぼ同一の分光反射率を以て反射す
るため、投影光の色相変化は無いものの、スクリーン上
における映像の色調が全体的に白色掛かって観察される
傾向があり、また、明室にてスクリーンを使用する場合
は、部屋の照明光や外光が、白色系のスクリーンで反射
してノイズ光を発生し易いものである。
【0007】そこで、反射型のスクリーンにあってはそ
の反射面若しくはその反射表面の透明層、また透過型の
スクリーンにあってはその透過層の、それぞれ色調(映
像を投影しない自然光下でのスクリーン色あるいは映像
を投影した場合のハイライト部のスクリーン色)を、無
彩色であって黒色系に着色して、スクリーン面に光吸収
性能を付与すれば、ノイズ光の発生を抑えることは可能
ではあるが、スクリーンの白色度の低下による輝度の低
下が生じて暗いスクリーンとなってしまう。
【0008】本発明の課題は、プロジェクションスクリ
ーンを構成する投影画像光の進行する透明層又は透過層
のうち、少なくとも偏光層もしくは拡散層を有彩色の色
調に着色することにより、特に明るい視環境下で投影さ
れる拡大画像を明るくハイコントラストで表示できるよ
うにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
プロジェクションスクリーンを構成する各構成層のうち
有彩色系の透明性のある色材により着色された着色層を
構成要素に有することを特徴とするプロジェクションス
クリーンである。
【0010】次に、本発明の第2の発明は、プロジェク
ションスクリーンの偏光層が有彩色の色材により着色さ
れていることを特徴とするプロジェクションスクリーン
である。
【0011】次に、本発明の第2の発明は、プロジェク
ションスクリーンの拡散層が有彩色の色材により着色さ
れていることを特徴とするプロジェクションスクリーン
である。
【0012】また、本発明は、上記第2の発明のプロジ
ェクションスクリーンにおいて、プロジェクションスク
リーンを構成する各構成層のうち有彩色系の透明性のあ
る色材により着色された着色層を構成要素に有するプロ
ジェクションスクリーンである。
【0013】また、本発明は、上記第2の発明のプロジ
ェクションスクリーンにおいて、プロジェクションスク
リーンを構成する各構成層のうち有彩色系の透明性のあ
る色材により着色された着色層を構成要素に有するプロ
ジェクションスクリーンである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明のプロジェクションスクリ
ーンを、実施の形態にしたがって以下に詳細に説明す
る。
【0015】図1は、上記第1の発明のプロジェクショ
ンスクリーンにおける第1の実施の形態の反射型のプロ
ジェクションスクリーン1の側断面図であり、スクリー
ン1は、基材2の片面に、銀色の印刷インキ(アルミニ
ウム粉末により調色したインキ)にて印刷形成された
(あるいはアルミニウム蒸着やアルミニウム箔貼着によ
る)反射層3を備える。
【0016】前記反射層3上には、有彩色の色調(黒色
若しくはグレー色以外のブルー、バイオレット、グリー
ン、イエローなど)の色材7(染料若しくは顔料、又は
これらを混合した色材)により着色した合成樹脂塗料、
インキ、又は合成樹脂フィルムによる透明性のある着色
層4aを備える。
【0017】前記着色層4a上には、透明性の偏光層4
を備え、該偏光層4は、ヨウ素を吸着させたポリビニル
アルコールフィルムからなる偏光子の両面に接着材層を
介して、この偏光子の支持体(ベース層)となる一軸延
伸処理したポリエチレンテレフタレートフィルムなどを
貼り合わせたものである。なお、偏光子の偏光軸方向
(延伸軸方向)は、投影画像の入射光軸と直交する方向
の偏光軸に対して同一方向に設定されている。
【0018】前記偏光層4上には、透明な合成樹脂6
(樹脂塗料、インキ、若しくはフィルム)を塗布若しく
はラミネートして形成した光拡散層5を備える。
【0019】該光拡散層5は、図1に示すように、その
表面が微細な凹凸が形成されて光拡散面6aとなってい
るか、又は光拡散面6aを備えず、その層内に光拡散材
(カオリンなどの微粉末)を混入して光拡散性を付与し
たものである。なお、Lは画像投影光の入射、出射方向
を示す。
【0020】図2は、上記第1の発明のプロジェクショ
ンスクリーンにおける第2の実施の形態の透過型のプロ
ジェクションスクリーン11の側断面図である。
【0021】スクリーン11は、透明な基材12の片面
に、有彩色の色材7により着色した合成樹脂塗料、イン
キ、又は合成樹脂フィルムによる透明性のある着色層4
aを備える。
【0022】着色層4a上には、透明性の偏光層4を備
え、該偏光層4は上記第1の実施の形態で説明したもの
と同様のものを使用することができる。
【0023】前記偏光層4上には、透明な合成樹脂6
(塗料、インキ、若しくはフィルム)を塗布若しくはラ
ミネートして形成した光拡散層5を備え、該光拡散層5
は上記第1の実施の形態で説明したものと同様のものを
使用することができる。
【0024】なお光拡散層5の形成側である前記基材1
2の片面は、グロス状(平滑状)、マット状(微細凹凸
状)のいずれでもよいが、他面は平滑面であることが適
当である。
【0025】図3は、第2の発明のプロジェクションス
クリーンにおける第1の実施の形態の反射型のプロジェ
クションスクリーン1の側断面図であり、スクリーン1
は、基材2の片面に、銀色の印刷インキ(アルミニウム
粉末により調色したインキ)にて印刷形成された(ある
いはアルミニウム蒸着やアルミニウム箔貼着による)反
射層3を備える。
【0026】前記反射層3上には、有彩色の色調(黒色
若しくはグレー色以外のブルー、バイオレット、クリー
ン、イエローなど)の色材7(染料若しくは顔料、又は
これらを混合した色材)を混入して着色した透明性のあ
る偏光層4を備える。
【0027】前記偏光層4は、ヨウ素を吸着させたポリ
ビニルアルコールフィルムからなる偏光子の両面に接着
材層を介して、この偏光子の支持体(ベース層)となる
一軸延伸処理したポリエチレンテレフタレートフィルム
などを貼り合わせたものであり、該ベース層は有彩色の
色調の色材7(染料若しくは顔料又はこれらを混合した
色材)を混入して着色されている。なお、偏光子の偏光
軸方向(延伸軸方向)は、投影画像の入射光軸と直交す
る方向の偏光軸に対して同一方向に設定されている。
【0028】前記偏光層4上には、透明な合成樹脂6
(樹脂塗料、インキ、若しくはフィルム)を塗布若しく
はラミネートして形成した光拡散層5を備える。
【0029】該光拡散層5は、図3に示すように、その
表面が微細な凹凸が形成されて光拡散面6aとなってい
るか、又は光拡散面6aを備えず、その層内に光拡散材
(カオリンなどの微粉末)を混入して光拡散性を付与し
たものである。なお、Lは画像投影光の入射、出射方向
を示す。
【0030】図4は、上記第2の発明のプロジェクショ
ンスクリーンにおける第2の実施の形態の反射型のプロ
ジェクションスクリーン1の側断面図であり、スクリー
ン1は、基材2の片面に、銀色の印刷インキ(アルミニ
ウム粉末により調色したインキ)にて印刷形成された
(あるいはアルミニウム蒸着やアルミニウム箔貼着によ
る)反射層3を備える。
【0031】前記反射層3上には、有彩色の色調(黒色
若しくはグレー色以外のブルー、バイオレット、グリー
ン、イエローなど)の色材7(染料若しくは顔料、又は
これらを混合した色材)により着色した合成樹脂塗料、
インキ、又は合成樹脂フィルムによる透明性のある着色
層4aを備える。
【0032】前記着色層4a上には、有彩色の色調(黒
色若しくはグレー色以外のブルー、バイオレット、クリ
ーン、イエローなど)の色材7(染料若しくは顔料、又
はこれらを混合した色材)を混入して着色した透明性の
ある偏光層4を備える。
【0033】前記偏光層4は、ヨウ素を吸着させたポリ
ビニルアルコールフィルムからなる偏光子の両面に接着
材層を介して、この偏光子の支持体(ベース層)となる
一軸延伸処理したポリエチレンテレフタレートフィルム
などを貼り合わせたものであり、該ベース層は有彩色の
色調の色材7(染料若しくは顔料又はこれらを混合した
色材)を混入して着色されている。なお、偏光子の偏光
軸方向(延伸軸方向)は、投影画像の入射光軸と直交す
る方向の偏光軸に対して同一方向に設定されている。
【0034】前記偏光層4上には、透明な合成樹脂6
(樹脂塗料、インキ、若しくはフィルム)を塗布若しく
はラミネートして形成した光拡散層5を備える。
【0035】該光拡散層5は、図4に示すように、その
表面が微細な凹凸が形成されて光拡散面6aとなってい
るか、又は光拡散面6aを備えず、その層内に光拡散材
(カオリンなどの微粉末)を混入して光拡散性を付与し
たものである。なお、Lは画像投影光の入射、出射方向
を示す。
【0036】図5は、上記第2の発明のプロジェクショ
ンスクリーンにおける第3の実施の形態の透過型のプロ
ジェクションスクリーン11の側断面図である。
【0037】スクリーン11は、透明な基材12の片面
に、有彩色の色材7により着色した偏光層4を備える。
【0038】前記偏光層4上には、透明な合成樹脂6
(塗料、インキ、若しくはフィルム)を塗布若しくはラ
ミネートして形成した光拡散層5を備える。
【0039】なお光拡散層5の形成側である前記基材1
2の片面は、グロス状(平滑状)、マット状(微細凹凸
状)のいずれでもよいが、他面は平滑面であることが適
当である。
【0040】図6は、上記第2の発明のプロジェクショ
ンスクリーンにおける第2の実施の形態の透過型のプロ
ジェクションスクリーン11の側断面図である。
【0041】スクリーン11は、透明な基材12の片面
に、有彩色の色材7により着色した着色層4aを備え
る。
【0042】前記着色層4a上には、有彩色の色材7に
より着色した偏光層4を備え、該偏光層4上には、透明
な合成樹脂6(塗料、インキ、若しくはフィルム)を塗
布若しくはラミネートして形成した光拡散層5を備え
る。
【0043】なお光拡散層5の形成側である前記基材1
2の片面は、グロス状(平滑状)、マット状(微細凹凸
状)のいずれでもよいが、他面は平滑面であることが適
当である。
【0044】図7は、第3の発明のプロジェクションス
クリーンにおける第1の実施の形態の反射型のプロジェ
クションスクリーン1の側断面図である。
【0045】反射層3上に設けた有彩色の色材7により
着色した前記偏光層4上に、無彩色の黒色系(黒色若し
くはグレー色)の色材又は有彩色の色材7(染料若しく
は顔料、又はこれらを混合した色材)を混入して着色し
た透明な合成樹脂6(樹脂塗料、インキ、若しくはフィ
ルム)を塗布若しくはラミネートして形成した光拡散層
5を備える。
【0046】図8は、上記第3の発明のプロジェクショ
ンスクリーンにおける第2の実施の形態の反射型のプロ
ジェクションスクリーン1の側断面図である。
【0047】前記反射層3上に、有彩色の色調(黒色若
しくはグレー色以外のブルー、バイオレット、グリー
ン、イエローなど)の色材7(染料若しくは顔料、又は
これらを混合した色材)により着色した合成樹脂塗料、
インキ、又は合成樹脂フィルムによる透明性のある着色
層4aを備える。
【0048】前記着色層4a上には、有彩色の色材7に
より着色した偏光層4を備え、該偏光層4上には、無彩
色の黒色系(黒色若しくはグレー色)の色材又は有彩色
の色材7(染料若しくは顔料、又はこれらを混合した色
材)を混入して着色した透明な合成樹脂6(樹脂塗料、
インキ、若しくはフィルム)を塗布若しくはラミネート
して形成した光拡散層5を備える。
【0049】図9は、上記第3の発明のプロジェクショ
ンスクリーンにおける第3の実施の形態の透過型のプロ
ジェクションスクリーン11の側断面図である。
【0050】図示すように、透明な基材12の片面に、
有彩色の色材7により着色した偏光層4を備え、該偏光
層4上に、無彩色の黒色系(黒色若しくはグレー色)又
は有彩色の色材7(染料若しくは顔料又はこれらを混合
した色材)を混入して着色した透明な合成樹脂6(樹脂
塗料、インキ、若しくはフィルム)を塗布若しくはラミ
ネートして形成した光拡散層5を備える。
【0051】図10は、上記第3の発明のプロジェクシ
ョンスクリーンにおける第4の実施の形態の透過型のプ
ロジェクションスクリーン11の側断面図である。
【0052】図示すように、透明な基材12の片面に、
有彩色の色調(黒色若しくはグレー色以外のブルー、バ
イオレット、グリーン、イエローなど)の色材7(染料
若しくは顔料、又はこれらを混合した色材)により着色
した合成樹脂塗料、インキ、又は合成樹脂フィルムによ
る透明性のある着色層4aを備える。
【0053】前記着色層4a上には、有彩色の色材7に
より着色した偏光層4を備え、該偏光層4上に、無彩色
の黒色系(黒色若しくはグレー色)又は有彩色の色材7
(染料若しくは顔料又はこれらを混合した色材)を混入
して着色した透明な合成樹脂6(樹脂塗料、インキ、若
しくはフィルム)を塗布若しくはラミネートして形成し
た光拡散層5を備える。
【0054】
【実施例】以下、本発明のプロジェクションスクリーン
の具体的実施例を、以下に詳細に説明する。
【0055】<実施例1>反射型のプロジェクションス
クリーン基材として、その表面がグロス状(平滑状)の
ポリエチレンテレフタレート製のシート(厚さ;25μ
m以上)を用いた。
【0056】まず、前記基材のグロス表面の全面に、ア
ルミニウム粉末を混入した銀色インキを用いてグラビア
印刷方式により印刷し乾燥させて光反射層(厚さ;15
〜30μm)を形成した。
【0057】次に、上記反射層上に、ヨウ素を吸着させ
たポリビニルアルコールフィルムからなる偏光子の両面
に、接着材層を介して、ブルー色の色材を混入して透明
性のあるブルー色に着色した一軸延伸ポリエチレンテレ
フタレートフィルムからなるベース層を貼り合わせた偏
光層を、薄膜状(膜厚;15μm以下)の透光性の粘着
材層を介して貼り合わせた。なおブルー色の色材とし
て、インジゴ、又は銅フタロシアニンブルーを微量混入
使用した。
【0058】次に、光拡散層として、光拡散材(カオリ
ン微粉末)を混入したグロス状(平滑状)の二軸延伸ポ
リプロピレンフィルム(厚さ;15〜25μm)を、上
記偏光層上より、加熱ラミネート又は粘着材、接着材
(膜厚;15μm以下)を介してラミネートすることに
より本発明の反射型のプロジェクションスクリーンを作
成した。
【0059】<実施例2>光拡散層として、ブルーの色
材と光拡散材(カオリン微粉末)とを混入した透明性の
あるブルーに着色したグロス状(平滑状)の二軸延伸ポ
リプロピレンフィルム(厚さ;15〜25μm)を用い
た以外は、上記実施例1と同様にして本発明の反射型の
プロジェクションスクリーンを作成した。
【0060】<実施例3>反射型のプロジェクションス
クリーン基材として、その表面がマット状(微細凹凸
状)のポリエチレンテレフタレート製のシートを使用し
た以外は、上記実施例1又は実施例2と同様にして本発
明の反射型のプロジェクションスクリーンを作成した。
【0061】<実施例4>偏光層として、黒色の色材を
混入した後に一軸延伸処理して偏光性を付与したポリエ
チレンテレフタレートフィルム(厚さ;25〜120μ
m)を使用した以外は、上記実施例1乃至実施例3と同
様にして本発明の反射型のプロジェクションスクリーン
を作成した。
【0062】<実施例5>光拡散層として、表面をマッ
ト状にした(光拡散材を混入した又は混入しない)二軸
延伸ポリプロピレンフィルムを使用した以外は、上記実
施例1乃至実施例4と同様にして本発明の反射型のプロ
ジェクションスクリーンを作成した。
【0063】<実施例6>反射型のプロジェクションス
クリーン基材として、ポリ塩化ビニルを使用した以外
は、上記実施例1乃至実施例5と同様にして本発明の反
射型のプロジェクションスクリーンを作成した。
【0064】<実施例7>反射層として、アルミニウム
蒸着層(蒸着膜厚;3000Å程度)を形成した以外
は、上記実施例1乃至実施例6と同様にして本発明の反
射型のプロジェクションスクリーンを作成した。
【0065】<実施例8>反射層として、アルミニウム
箔(25μm程度)を使用した以外は、上記実施例1乃
至実施例6と同様にして本発明の反射型のプロジェクシ
ョンスクリーンを作成した。
【0066】<実施例9>光拡散層の構成樹脂として、
ポリ塩化ビニルを使用した以外は、上記実施例1乃至実
施例8と同様にして本発明の反射型のプロジェクション
スクリーンを作成した。
【0067】<実施例10>透過型のプロジェクション
スクリーン基材として、その表面がグロス状(平滑状)
の塩化ビニル(硬質及至軟質)製のシート(厚さ;10
0〜300μm)を用いた。
【0068】まず、ヨウ素を吸着させたポリビニルアル
コールフィルムからなる偏光子の両面に、接着材を介し
て、ブルーの色材を混入して透明性のある有彩色系のブ
ルーに着色した一軸延伸ポリエチレンテレフタレートフ
ィルムからなるベース層を貼り合わせた偏光層を、薄膜
状(膜厚;15μm以下)の透光性の粘着材層を介して
貼り合わせた。なおブルーの色材としてインジゴ、又は
銅フタロシアニンブルーを微量混入使用した。
【0069】次に、光拡散層として、光拡散材(カオリ
ン微粉末)を混入したグロス状(平滑状)の二軸延伸ポ
リプロピレンフィルム(厚さ;15〜25μm)を、上
記偏光層上より、加熱ラミネート又は粘着材、接着材
(膜厚;15μm以下)を介してラミネートすることに
より本発明の反射型のプロジェクションスクリーンを作
成した。
【0070】<実施例11>透過型のプロジェクション
スクリーン基材として、その表面がマット状(微細凹凸
状)の塩化ビニル(硬質及至軟質)製のシート(厚さ;
100〜300μm)を用いた以外は上記実施例10と
同様にして本発明の透過型のプロジェクションスクリー
ンを作成した。
【0071】<実施例12>光拡散層として、ブルーの
色材と光拡散材(カオリン微粉末)とを混入した透明性
のあるブルーに着色したグロス状(平滑状)の二軸延伸
ポリプロピレンフィルム(厚さ;15〜25μm)を用
いた以外は、上記実施例10又は実施例11と同様にし
て本発明の反射型のプロジェクションスクリーンを作成
した。
【0072】<実施例13>光拡散層として表面をマッ
ト状にした(光拡散材を混入した又は混入しない)二軸
延伸ポリプロピレンフィルムを使用した以外は、上記実
施例10乃至実施例12と同様にして本発明の透過型の
プロジェクションスクリーンを作成した。
【0073】<実施例14>上記実施例10乃至実施例
13により作成した透過型のプロジェクションスクリー
ンの基材の他方面に、ブルーの色材を混入した透明性の
ある合成樹脂を塗布して透明着色層を形成して本発明の
透過型のプロジェクションスクリーンを作成した。
【0074】
【発明の効果】本発明のプロジェクションスクリーン
は、スクリーンの各構成層のうち、投影画像光の進行す
る透明性の偏光層として、有彩色に着色された偏光層を
備えており、スクリーン上の映像が全体的に白色掛かっ
て観察される欠点を解消でき、明室にてスクリーンを使
用する場合にも、部屋の照明光や外光によるスクリーン
上での反射によるノイズ光を解消でき、映像コントラス
トの向上に効果的である。
【0075】また、従来のプロジェクションスクリーン
のように、無彩色の黒色調に着色することによる輝度の
低下を抑えて、比較的明るいスクリーンとすることがで
き、特に明るい視環境下で投影される拡大画像を明るく
ハイコントラストで表示できる効果がある。
【0076】有彩色系の透明性のある色材7による着色
による着色層4aにおいて、着色状態を変化させる事に
より特定波長の分光吸収特性を得ることが可能となり、
外光(ノイズ光)を吸収することができ、映像コントラ
ストの向上に効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明における第1の実施の形態の反射型
のプロジェクションスクリーンの積層構成を示す部分拡
大側断面図である。
【図2】第1の発明における第2の実施の形態の透過型
のプロジェクションスクリーンの積層構成を示す部分拡
大側断面図である。
【図3】第2の発明における第1の実施の形態の反射型
のプロジェクションスクリーンの積層構成を示す部分拡
大側断面図である。
【図4】第2の発明における第2の実施の形態の反射型
のプロジェクションスクリーンの積層構成を示す部分拡
大側断面図である。
【図5】第2の発明における第3の実施の形態の透過型
のプロジェクションスクリーンの積層構成を示す部分拡
大側断面図である。
【図6】第2の発明における第3の実施の形態の透過型
のプロジェクションスクリーンの積層構成を示す部分拡
大側断面図である。
【図7】第3の発明における第1の実施の形態の反射型
のプロジェクションスクリーンの積層構成を示す部分拡
大側断面図である。
【図8】第3の発明における第2の実施の形態の反射型
のプロジェクションスクリーンの積層構成を示す部分拡
大側断面図である。
【図9】第3の発明における第3の実施の形態の透過型
のプロジェクションスクリーンの積層構成を示す部分拡
大側断面図である。
【図10】第3の発明における第4の実施の形態の透過
型のプロジェクションスクリーンの積層構成を示す部分
拡大側断面図である。
【符号の説明】
1…反射型のプロジェクションスクリーン 2…基材
3…反射層 4…偏光層 4a…色材7による着色層 5…光拡散層
6…透明な合成樹脂 6a…光拡散面 7…無彩色又は有彩色の色材 11…透過型のプロジェクションスクリーン 12…透
明基材 L…投影画像の入射・出射光

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プロジェクションスクリーンを構成する各
    構成層のうち有彩色系の透明性のある色材により着色さ
    れた着色層を構成要素に有することを特徴とするプロジ
    ェクションスクリーン。
  2. 【請求項2】プロジェクションスクリーンの偏光層が有
    彩色の色材により着色されていることを特徴とするプロ
    ジェクションスクリーン。
  3. 【請求項3】プロジェクションスクリーンの拡散層が有
    彩色の色材により着色されていることを特徴とするプロ
    ジェクションスクリーン。
  4. 【請求項4】プロジェクションスクリーンを構成する各
    構成層のうち有彩色系の透明性のある色材により着色さ
    れた着色層を構成要素に有する請求項2記載のプロジェ
    クションスクリーン。
  5. 【請求項5】プロジェクションスクリーンを構成する各
    構成層のうち有彩色系の透明性のある色材により着色さ
    れた着色層を構成要素に有する請求項3記載のプロジェ
    クションスクリーン。
JP7292661A 1995-11-10 1995-11-10 プロジェクションスクリーン Pending JPH09133969A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7292661A JPH09133969A (ja) 1995-11-10 1995-11-10 プロジェクションスクリーン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7292661A JPH09133969A (ja) 1995-11-10 1995-11-10 プロジェクションスクリーン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09133969A true JPH09133969A (ja) 1997-05-20

Family

ID=17784674

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7292661A Pending JPH09133969A (ja) 1995-11-10 1995-11-10 プロジェクションスクリーン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09133969A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001040923A1 (en) * 1999-12-03 2001-06-07 Touch Panel Systems K.K. Touch panel and information input device using the same
WO2003077026A1 (fr) * 2002-03-08 2003-09-18 Yupo Corporation Ecran
JP2003270726A (ja) * 2002-03-19 2003-09-25 Os Kogyo Kk 映写用スクリーン
GB2419685B (en) * 2003-05-26 2007-07-04 Sharp Kk Reflection type screen
JP2020166290A (ja) * 2014-06-23 2020-10-08 Agc株式会社 映像表示透明部材、映像表示システムおよび映像表示方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001040923A1 (en) * 1999-12-03 2001-06-07 Touch Panel Systems K.K. Touch panel and information input device using the same
WO2003077026A1 (fr) * 2002-03-08 2003-09-18 Yupo Corporation Ecran
JP2003270726A (ja) * 2002-03-19 2003-09-25 Os Kogyo Kk 映写用スクリーン
GB2419685B (en) * 2003-05-26 2007-07-04 Sharp Kk Reflection type screen
JP2020166290A (ja) * 2014-06-23 2020-10-08 Agc株式会社 映像表示透明部材、映像表示システムおよび映像表示方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09114003A (ja) プロジェクションスクリーン
KR960005670B1 (ko) 표면 및 이면조명에 따라 동일한 광학적 효과를 제공하는 기판에의 화상형성방법
JP3147103B2 (ja) 透過型スクリーン、レンチキュラーシート及びそれを用いた背面投写型画像ディスプレイ装置、並びにシート状部材の製造方法
JP3332211B2 (ja) プロジェクタ用反射型スクリーン
US3163554A (en) Pictorial film and presentation of visual impressions therefrom
JPH0980626A (ja) プロジェクションスクリーン
JPH07261274A (ja) 投影スクリーン
JPH09311207A (ja) ミラーとフィルムとテレビジョン受像機
JPH07270915A (ja) プロジェクタ用スクリーン
JPH0675302A (ja) 明室用反射型スクリーン
JPH09133969A (ja) プロジェクションスクリーン
JPH05216123A (ja) 反射型スクリーン
JP2004053732A (ja) 投影用スクリーン
JPH09114000A (ja) プロジェクションスクリーン
JPH09114002A (ja) 反射型映写スクリーン
JPH05273655A (ja) ビーズスクリーン
JPH09274254A (ja) 映写スクリーン
JPH09114001A (ja) プロジェクションスクリーン
KR100940762B1 (ko) 배면 투사형 스크린용 광확산 시트 및 이를 이용한 배면 투사형 스크린
KR100945753B1 (ko) 투사형 스크린
KR20070063116A (ko) 투사형 스크린
JPH1144915A (ja) 透過型スクリーン
JP4259682B2 (ja) 画像投影用スクリーン
CN107957653A (zh) 幕布及其制造方法、投影系统
JPH0950252A (ja) 光透過性印刷物及びそれを使用するビュアー