JPH06227767A - エレベータ装置の遠隔制御システム - Google Patents

エレベータ装置の遠隔制御システム

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JPH06227767A
JPH06227767A JP5344488A JP34448893A JPH06227767A JP H06227767 A JPH06227767 A JP H06227767A JP 5344488 A JP5344488 A JP 5344488A JP 34448893 A JP34448893 A JP 34448893A JP H06227767 A JPH06227767 A JP H06227767A
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JP
Japan
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car
elevator
call
service center
unit
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Application number
JP5344488A
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English (en)
Inventor
Seppo Ketoviita
ケトビッタ セッポ
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Kone Corp
Original Assignee
Kone Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B5/00Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators
    • B66B5/0006Monitoring devices or performance analysers
    • B66B5/0018Devices monitoring the operating condition of the elevator system
    • B66B5/0025Devices monitoring the operating condition of the elevator system for maintenance or repair
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B5/00Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators
    • B66B5/0006Monitoring devices or performance analysers

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  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Elevator Control (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
  • Control And Safety Of Cranes (AREA)
  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】新なたカーケーブルや特殊ケーブルとその布設
が不要なエレベータ装置の遠隔制御システムを提供。 【構成】エレベータ装置を広域および局地的に監視およ
びモニタし、サービスセンタ装置セット(図3)と、少
なくとも1つの建物に接続されたオンサイト装置セット
(図1)とを含むモジュラシステムである。これらの装
置セット間の通信が遠隔通信リンクを用いて行なわれ
る。エレベータカーからサービスセンタへ、およびサー
ビスセンタからエレベータカーへの通信は、オンサイト
装置(図1)を介して行なわれる。エレベータカーとあ
らかじめ選択したサービス点との間の接続は、オンサイ
ト装置(図1)によって設定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータ装置の遠隔
制御システム、とくに、エレベータ装置を広域および局
地的に監視およびモニタし、サービスセンタ装置セット
と、少なくとも1つの建物に接続されたオンサイト装置
セットとを含むモジュラシステムであって、これらの装
置セット間の通信が遠隔通信リンクを用いて実行される
エレベータ装置の遠隔制御システム関するものである。
【0002】
【従来の技術】既知の技術の一例は、米国特許第3,973,
648 号に見られるが、それには、エレベータグループを
中央コンピュータとモデムリンクによってモニタする装
置が示されている。この中央コンピュータは、あるエレ
ベータグループを選択し、このエレベータグループは、
そのグループにおける運行、問題点および警報に関する
事象についてディジタルデータを直列形式で発生する。
このエレベータグループと中央コンピュータとの間の通
信のため、装置には、モニタおよび送信に用いるハード
ウエア・インタフェースが設けられている。
【0003】このシステムの欠点は、データが符号化さ
れない形で送信されることにある。中央コンピュータ
は、受信データを符号化し、その符号化した情報で運行
操作を行ったかどうかを判断しなければならない。デー
タを更新して中央コンピュータへ送信するためには、レ
ンタル通信回線を長時間、確保しなければならず、また
コンピュータ時間が多く必要となる。他の欠点は、中央
コンピュータが被監視エレベータグループを呼び出すこ
とにある。したがって、情報は、発生した時点ではな
く、問合せ周期に応じた遅延の後に得られるにすぎな
い。さらに、少なくともトラヒック量の少ない期間中
は、何の事象も登録されないことがあり得る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】エレベータカー装置を
設置するには、エレベータカーと機械室に配置される電
話インタフェースユニットとの間に数本のカーケーブル
線を必要とし、電圧供給、信号灯制御、スイッチおよび
押しボタンのモニタ、ならびにスピーカおよびマイクロ
ホンの制御を行なう。多くのカーケーブル、とくに旧式
エレベータのものは、十分に保護された導体対の形の十
分な数の余分な線を有していない。接続の必要条件を満
たす新しいカー用ケーブルを設置する必要がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による解決策で
は、これは、機械室とエレベータカーとの間のデータ送
信を1対の導体だけによって行ない、この導体対をカー
ユニットに必要な電力供給と制御信号および音声信号の
送信との両方に用いる方法を用いて実現される。このシ
ステムは、ノイズに対して高い耐性を有し、また特殊な
ケーブルを必要としないため、既存のカーケーブル線を
データ送信に用いることができる。エレベータの遠隔監
視ハードウエアは全体としてモデム/制御ユニットから
なり、これは、機械室に設置され、カー警報ボタンを押
すことによって応動し、サービス点を呼び出して、警報
を発した乗客とサービス係員との間に音声接続を設定す
る。場合のよっては、数台のエレベータを、それらが共
通の機械室を有している場合は、同じモニタ装置に接続
することができる。
【0006】遠隔エレベータ・モニタシステム 遠隔エレベータ・モニタシステム(REM) は次の3レベル
に分かれている。すなわち、レベルIは、カーの警報ボ
タンのモニタおよび音声接続用の装置を含み、レベルII
は、レベルIの機能に、いたずら使用の区別と、エレベ
ータの故障と他の重要なエレベータ事象のモニタシステ
ムが付加されている。レベルIII は、レベルIIの機能に
高レベル・エレベータ・モニタシステムを付加したもの
である。REM システムは、次の2つのサブシステムを含
む。すなわち、サービスセンタに配置されるサービスセ
ンタ装置、およびモニタすべきエレベータのある建物内
の設置現場に配置されるオンサイト装置である。オンサ
イト装置とサービスセンタ装置との間の通信は、公衆電
話網を介して行なわれる。1台の受信器で数百のオンサ
イト装置を受け持つことができる。
【0007】
【作用】本発明は、エレベータ装置を広域および局地的
に監視およびモニタし、サービスセンタ装置セットと、
少なくとも1つの建物に接続されたオンサイト装置セッ
トとを含むモジュラシステムである。これらの装置セッ
ト間の通信が遠隔通信リンクを用いて行なわれる。エレ
ベータカーからサービスセンタへ、およびサービスセン
タからエレベータカーへの通信は、オンサイト装置を介
して行なわれる。エレベータカーとあらかじめ選択した
サービス点との間の接続は、オンサイト装置によって設
定できる。
【0008】
【実施例】次に添付図面を参照して本発明を例を挙げて
説明する。
【0009】図1はオンサイト装置を示す。これは4つ
の主要部からなり、その1つはベースユニット5であ
り、図2に詳細に示されている。これは、装置の状態を
表示する2、3台の表示器を有している。オプション付
属部はキーパッド/ディスプレーであるが、これは、装
置の状況を詳細に表示するため、あるいは設定のために
用いることができる。1台目のカー用のカーインタフェ
ースは、ベースユニット5に含まれている。通常、ベー
スユニット5はエレベータの機械室に設置される。
【0010】カーインタフェースユニット3は、数台の
カーユニット2をベースユニット5に接続する場合に必
要である。ベースユニット5とカーインタフェースユニ
ット3との間の接続は、4線式ケーブルを用いて行なわ
れる。カーユニット2はエレベータカー内に設置され
る。これは、音声およびデータ通信に必要な電子回路を
有し、その電力を2線式接続線42から受ける。
【0011】通常、エレベータ機械室にはI/O ユニット
1を配置する。このI/O ユニット1は、ディジタル入出
力を有し、レベルIIのシステムに使用される。表示器が
入出力ごとの状態を表示する。カーユニット2を接続す
るカーインタフェースユニット3がI/O ユニット内に組
み込まれている。オプションとして、この装置にはキー
パッド/ディスプレーが設けられ、これを使用して詳細
な状態を表示し、または設定を行なう。I/O ユニット1
にはまた、次のような簡単な状態データの表示器が設け
られている。すなわち、 −通信障害 −報告されない技術的障害 −技術的障害 −緊急呼出し(入力) −有効な緊急呼出し(出力) また、補助電源装置が設置されている場合は、 −電源状態(主電源またはバッテリ) −バッテリ電圧の低下 がある。
【0012】オプションとして、I/O ユニット1がベー
スユニットと同じ場所(機械室)に設けられていない場
合は、I/O ユニット1をインテリジェント・キーパッド
/ディスプレーに接続してもよい。このキーパッド/デ
ィスプレーはメニューによって操作される。すべてのテ
キストは、その国の言語になっている。
【0013】警報ボタンは無電位接点、または既存の警
報ベル回路の警報ボタンのいずれかでよい。選択に応じ
て、NC(常時閉)またはNO(常時開)型接点にすること
ができる。この警報ベル回路には、6〜48V AC/DC の電
圧を供給することができる。警報灯および聴音状態灯に
は、最大消費電流2 mAの効率的なLED 式のものを使用す
る必要がある。各LED は、2本の線でカーユニットに接
続されている。必要に応じて、外部電源から供給される
電流を多く必要とするランプ接続のためには、1個また
は2個のリレーを設けることができる。音声通信用に使
われるスピーカおよびマイクロホンは、カーユニット2
に設けられる。
【0014】図2は、ベースユニット5の機能を示す。
各ベースユニット5は、1棟または1群の建物における
8台のエレベータを扱うことができる。このオンサイト
装置は、ベースユニットとカーインタフェースユニット
3(またはI/O ユニット1)との間に1000 mの長さの4
線式ケーブルを使うことができる。カーユニット2とエ
レベータ機械室ユニット(ベースユニット5、カーイン
タフェースユニット3またはI/O ユニット1)との間の
2線式ケーブルは、300 m の長さまでにすることができ
る。オンサイト装置および受信器20は、少なくとも8時
間の待機動作が可能な無停電電源装置を有している。カ
ーユニット2はユーザインタフェースを備え、これに
は、押しボタン、2個のランプ(LED)、1個のマイクロ
ホン、1個のスピーカが含まれる。押しボタンを使用し
て緊急呼出しを開始し、ランプの一方は緊急呼出しの状
態を表示し、他方は「カーの聴音状態」を表示する。マ
イクロホンおよびスピーカは、サービスセンタへの接続
設定後の音声通信に使われる。この「カーの聴音状態」
灯は、マイクロホンがオンになると点灯する。ベースユ
ニット5は、次のような簡単な状態データの表示器を有
する。すなわち、 −電力供給(主電源またはバッテリ) −電話回線の障害 −バッテリ電圧の低下 −呼出し中 −システム障害(例えば、内部通信網におけるもの) 場合に応じて、ベースユニット5はまた、追加の状態情
報の入力用およびオンサイト装置の設定用のインテリジ
ェント・キーパッド/ディスプレーに接続することがで
きる。ベースユニット5とインテリジェント・キーパッ
ド/ディスプレーとの間のデータ通信用には、電話回線
におけるのと同じプロトコルが使用される。
【0015】図3は、サービスセンタ装置を示す。受信
器20は、通常の事務機として扱われ、卓上やキャビネッ
ト内に置かれる。受信器20は2本のケーブルを持つ密閉
装置で、その一方は電話回路網に、他方は電気回路に接
続されている。キャビネットには、バッテリを収容する
ことができる。
【0016】さらに、受信器20には、ログプリンタ14、
コンピュータ16および操作員用電話の接続用インタフェ
ースが設けられている。コンピュータ16は、その設置用
に使われる試験プログラムを有している。設置完了後、
通常のオペレーティングプログラムを開始することがで
きる。オンサイト装置のサービスおよび保守は、通常の
エレベータサービス係員によって行なわれる。オンサイ
ト装置は、次の点検項目以外は全くサービスを必要とし
ないように設計する必要がある。 −バッテリの状態の試験と、必要な場合のバッテリの交
換 −エレベータカーの押しボタンごとの試験による送信
(データおよび音声)の制御 −装置の目視検査 受信器20は、それ自体の内部無停電電源装置を備え、主
電源の供給なしに8時間、動作することができる。受信
器20には、スイッチ、およびサービスセンタの受信器20
が無人化状態であるか否かを表示するランプが設けられ
ている。
【0017】受信器20は、次の目的の自動試験機能と、
それに対応する可視表示器を有している。すなわち、 −主電源またはバッテリ給電 −バッテリ電圧の低下 −電話回線の障害 −内部の故障 −PCの未接続 −ログプリンタの未接続 待機モードにおいて、受信したテキスト情報とともに到
来したすべての呼出しとその受信時刻がログプリンタ14
を介して印字される。同じプリンタを、外部プリンタ共
用装置を使えば、最大4台の受信器20のための共通出力
装置として用いることができる。プリンタおよび共用装
置は、別の無停電電源装置から給電する必要がある。到
来した呼出しはそれぞれ、コンピュータ16のハ−ドウエ
アディスクのファイルにセーブされ、プリンタ15(接続
されている場合)を介して印字される。各呼出しごと
に、時刻、およびそのメッセージがすでに印字出力され
ているか否かを表示する状態フラグが対応している。様
々なタイプの呼出しを選択表示することができる。選択
した受信呼出しは、モニタスクリーン上に、その受信し
たすべてのテキスト情報と、受信時刻を含めてサービス
センタで付加された情報とともに表示される。アドレス
データは、所望により省略することができる。いくつか
の緊急呼出しを同じベースユニット5から受信した場
合、その中の1つを通常の音声通信用に選択するか、ま
たは緊急呼出しの送信元であるすべてのエレベータに対
する音声メッセージの無線通信を選択することができ
る。このシステムはまた、オンサイト装置からの呼返し
を起動する機能も有している。一定のオンサイト装置か
らの呼返しを検知すると、種々の指令を次のメニューか
ら選択することができる。
【0018】a)状態データの取得 b)サービス/試験の目的 c)オンサイト装置の全パラメータの設定 d)音声接続の設定 e)I/O ユニットの入力の遠隔制御 REM システムの機能:各エレベータは自己の識別コード
を持ち、これは各呼出しに対応して伝達される。オンサ
イト装置は、メッセージをいくつかのサービスセンタ、
すなわち主サービスセンタ、少なくとも2箇所のバック
アップ・サービスセンタ、プログラミング・サービスセ
ンタ、および通常の電話へも送ることができる。REM シ
ステムの主要機能は、緊急状態を報告することにある。
緊急状態は、閉じ込められた乗客がそのエレベータカー
内の警報ボタンを押すことによって開始する。本システ
ムは、その閉じ込められた乗客とサービスセンタの操作
員との間に音声接続を設定する。
【0019】本システムの他の機能は、エレベータの障
害およびサービスの必要性を報告することである。サー
ビス訪問が直ちに必要でない場合は、その必要性をルー
チン呼出しに関連して報告する。この機能はレベルIIの
装置に含まれている。
【0020】各設置現場ごとに高い安全基準を保つた
め、このシステムは、自動自己試験を行ない、その操作
で発見されたすべての問題点を報告する。自己試験報告
には、バッテリ検査と主電源断が含まれる。
【0021】本システムにおける各オンサイト装置は、
定期のルーチン呼出しをサービスセンタに送る。このル
ーチン呼出しによって、サービスセンタはオンサイト装
置をモニタする。サービスセンタが定期のルーチン呼出
しを受けない場合は、その現場へサービス訪問を開始す
ることができる。この定期接続は、サービスセンタから
オンサイト装置への低優先度のサービスの必要性につい
ての報告と、あるパラメータの転送のために使用され
る。サービスセンタは、オンサイト装置を呼び出して、
パラメータの設定、または問題の設備からのデータ収集
のためのデータ通信接続を設定することができる。音声
接続も同様に行なうことができる。
【0022】コピー呼出しとは、他のサービスセンタに
以前に通信したメッセージのコピーのことである。
【0023】オンサイト装置は、閉じ込められた乗客
と、エレベータの救援時にそのオンサイト装置を使用す
るエレベータサービス技師によって使用される。サービ
スセンタ装置は、サービスセンタ係員によって使用され
る。
【0024】オンサイト装置の動作: 自動呼出しシーケンス それぞれの種類の呼出しについて、ベースユニット5
は、電話番号リストに従ってサービスセンタに電話接続
を設定する。オンサイト装置からのデータ送信の最初の
部分は、その装置の識別コードおよび呼出しの種類から
なる。呼出しの種類は、被送信データを定義する。電話
接続を妨げずに、いくつものメッセージを送ることを可
能にすべきである。サービスセンタは次に、その呼出し
の種類に応じた応答を行なう。
【0025】呼出しの種類の例: 1.音声接続を伴う緊急呼出し 2.技術的/システム障害の呼出し 3.サービス要求呼出し 4.ルーチン呼出し 5.呼返し 6.コピー呼出し 「ルーチン呼出し」が起動されると、「サービス要求呼
出し」は、次回のルーチン呼出しに関連して報告され
る。呼出しが緊急呼出しまたは技術的呼出しである場
合、サービスセンタの応答は、センタに要員が駐在中か
否かを表示する。要員がいない場合、そのオンサイト装
置は、リスト中の次の電話番号を呼び出す。要員がいれ
ば、完全な緊急メッセージが送信される。緊急呼出しの
場合は、音声通信も開始される。緊急呼出しの音声部分
は、通常の電話にも送ることができる。これは、次の2
通りに行なうことができる。1)先ず、サービスセンタを
呼び出す。サービスセンタから受信するメッセージに
は、被呼者電話番号が含まれている。または、2)先ず、
通常の電話を呼び出し、会話の後、メッセージをサービ
スセンタへ送る。他の種類の呼出しは、サービスセンタ
装置によって記録され、直ちに、または後に操作員によ
って処理される。呼返しの目的が電話番号リストにない
サービスセンタへの接続を設定することにある場合、そ
の新しい呼び返し用の電話番号を先ずサービスセンタか
らオンサイト装置にダウンロードしてから、新しい呼返
しを開始できるようにする必要がある。一般に、オンサ
イト装置とサービスセンタとの間で送られるメッセージ
には、どんなメッセージも失われないように保証するハ
ンドシェイクが含まれる。誤り検出は、正しい情報を確
実に送るためのすべてのメッセージ送信で使用される。
【0026】緊急呼出しの開始 エレベータカー内の警報ボタンを押すことが緊急呼出し
の開始の通常の方法である。誤警報を回避するため、警
報ボタンは、緊急呼出しの開始前に一定期間、押す必要
がある。この期間を「フィルタタイム」と称する。短時
間に警報ボタンを押して再度、解放すると、オン時間が
累積される。ボタンが「フィルタタイム」より長い期間
にわたって解放されると、その累積した数値はリセット
される。この時間フィルタリングは、レベルIのシステ
ムでは唯一可能なフィルタリングである。レベルIIのシ
ステムには、次のような設定用オプションがある。すな
わち、 a)ディジタル入力(I/O ユニット)に基づくフィルタリ
ング。1つまたはそれ以上のディジタル入力数に応じ
て、緊急呼出しの開始は、エレベータカーが異常状態に
ある場合にのみ許容される。プログラムされた「フィル
タタイム」は依然、有効である。エレベータカーが正常
位置に停止している場合でさえも、緊急呼出しをするに
は、警報ボタンを押して「フィルタタイム2」の期間が
経過すると、緊急呼出しが始まる。 b)自動カー呼出し(I/O 出力)の場合のエレベータ制御
装置への出力。自動カー呼出し用には、1つないし2つ
の出力を設定することができる。カー内の警報ボタンを
操作すると、カー呼出し出力が先ず順番に付勢され、カ
ーを他の位置に移動させることが可能かどうかを試み
る。エレベータカーを移動させてドアを開けることによ
ってカーが応答しないと、緊急呼出しが自動的に開始す
る。この自動カー呼出し機能は、各国の法規に従って設
定すべきである。
【0027】レベルIIのシステムでは、「サービス技師
現場派遣済み」状態になっていれば、特別な「音声試験
呼出し」が開始する。
【0028】技術的警報とサービス呼出し エレベータの故障もしくは内部の不良状態、または内部
の計数器もしくはタイマによって、呼出しが開始され
る。レベルIのシステムでは、技術的警報呼出しは、
「バッテリ電圧の低下」、「(プログラム可能な)期間
における主電源断」、および「設定されたカーユニット
からの無応答」を含む内部の故障により開始される。レ
ベルIIのシステムでは、技術的警報呼出しもまた、I/O
ユニットに接続されたエレベータ制御装置からの信号に
基づいてモニタ機能を用いて開始される。このような機
能は、各エレベータごとに個々に設定することができ
る。各条件は、ソフトタイプ(ある入力タイプの事前に
定義済の行動)と理論関数の組合せを用いてプログラム
することができる。この設定機能には、タイマ機能およ
びラッチが含まれる。各入力は、所望の応答を行なうた
めに、これらのソフトタイプの1つでプログラムするこ
とができる。各入力には、識別を容易にするため、テキ
スト列を割り当てることもできる。
【0029】1つの特殊機能を「自動カー呼出し」とし
てもよい。1つないしは2つの入力をエレベータ制御装
置へ設定して接続する。「自動カー呼出し」が付勢され
ると、カー呼出し出力が順次付勢されて、カーを他の位
置に移動させることが可能か否かを判断する。この機能
は、サービスセンタから遠隔制御できるとしてもよい。
【0030】各タイマは、1秒から1時間にわたる範囲
で期間をプログラムすることができる。技術的障害が発
生すると、技術的警報呼出しの開始を遅らせることがで
きるようにすべきである。技術的故障の報告後にカーを
使用に供していた場合、取消し報告を直ちに送信する必
要がある。
【0031】レベルIIのシステムでは、サービス呼出し
は、エレベータの事象カウンタによって開始され、この
カウンタは、1)始動回数、2)ドア閉鎖回数、3)合計走行
時間を登録する。カーの位置データが得られる場合は、
各停止階のドアごとにカウンタを設定することもでき
る。
【0032】本装置は、バックアップ・サービスセンタ
へ送った各メッセージについてコピー呼出しを主サービ
スセンタへ発生するように構成することができる。電話
番号リストには、異なる種類の呼出しについて少なくと
も6つの電話番号が使用されるよう保持されている。
【0033】−電話番号「A」は、その地域の主サービ
スセンタ用のものである。
【0034】−電話番号「B」および「C」は、「A」
のバックアップ番号である。
【0035】−電話番号「D」は、プログラミングセン
タ用で「A」と同じでよい。
【0036】−電話番号「E」は、ルーチン呼出し用で
ある。
【0037】−電話番号「F」は、通常の電話番号であ
る。
【0038】各電話番号は、最大24桁からなり、ダイヤ
リング用符号化、例えば「発信音待ち」、「押しボタン
・ダイヤリングへの切換え」、あるいは「ダイヤルパル
ス・ダイヤリングへの切換え」が含まれる。時間の自動
調節はルーチン呼出しに含まれ、自動時刻/日付設定機
能を同期させる。 *1) −「サービスセンタに要員不在」の場合、そのシー
ケンスにおける次の番号が選択される。 −「サービスセンタが話中」の場合、同じ電話番号をN
回、試行する。N回の試行が失敗した場合、その次の電
話番号へ移る。 −「サービスセンタから無応答」の場合、その次の番号
を選ぶ。 −「サービスセンタとの通信中」の場合、同じ電話番号
の呼出しをN回、試行する。 *2) −通常、呼返しはプログラミングセンタに対して行
なわれるが、緊急警報がいまだにリセットされてないま
ま呼返し起動を検出すると、オンサイト装置は新たな緊
急呼出しを送出する。この機能は、サービスセンタから
のメッセージが閉じ込められた乗客へ確実に届くことを
意図したものである。 *3) −「コピー呼出し」を選択すると、バックアップ・
サービスセンタへ送られたメッセージのコピーが電話番
号「A」(可能であれば)へ送られる。 *4) −「サービスセンタ話中」の場合、M分後に再試行
する。ルーチン呼出し用電話番号は、特殊番号を使える
ように設定することができる。この設定の目的は、電話
回線A(同じサービスセンタにおける)を緊急呼出し用
に確保しておくことである。 *5) −ルーチン呼出しが行なわれると、低優先度のサー
ビス呼出しは、次回のルーチン呼出しに関連して報告さ
れる。 *6) −「音声専用」呼出しを通常の電話に対して行なう
機能を含むものとする。
【0039】上述の呼出しシーケンスおよび機能は、現
地の法規により決められることがある。このシステムに
は、000 または999 などの一定の電話番号を禁止する番
号検査機能が組み込まれている。
【0040】ルーチン呼出しは、自動時刻/日付設定機
能を含み、これは、現場の実時間クロックをサービスセ
ンタのコンピュータの時刻/日付に同期させる。この自
動時間調節は、サービスセンタとオンサイト装置との間
で時差を許容する機能も含む。オンサイト装置には、ル
ーチン呼出し時間とは無関係に夏/冬時間の切換えを自
動調節するように設定するパラメータが含まれている。
【0041】ベースユニット5は、障害および状態のた
めの表示器を有する。バッテリの状態は15秒ごとに試験
される。試験に失敗すると、サービス呼出しが開始され
る。バッテリの全容量試験は含まれない。自動ルーチン
呼出しは、プログラムされた時刻と間隔で行なわれる。
この機能は、使用可能/使用禁止にすることができる。
サービス要求についての情報は、ルーチン呼出しが発生
すると、自動的に送信される。ルーチン呼出し手順はで
きるだけ短くして、サービスセンタの受信器に対する負
荷と通信コストを最小限度にする必要がある。
【0042】すべてのプログラム可能な機能は、個々の
オンサイト装置の設定を最小限度にするため、デフォル
ト値を有している。すべての時間依存事象は、時刻およ
び日付とともに、事象ログに登録される。登録された情
報は、現地で、またはサービスセンタから検索すること
ができる。
【0043】事象ログは、事象についての情報をFIFO
(先入れ、先出し)バッファに保有している。少なくと
も50事象用のメモリを確保すべきである。サービスセン
タへなされるすべての種類の呼出しは、事象ログに記録
される。また、ベースユニット5に関係する事象、すな
わち電話回線障害、2線式バス障害、およびベースユニ
ットの自己試験障害も記録される。事象ログの各事象
は、その報告が成功したか、未報告か、または報告不要
かについての情報を保持する状態領域を備えている。短
い間隔で繰り返される同じ事象は、事象ログにも書き込
めないが、その前の事象がリセットされるまでは「カウ
ントアップ」するか、または登録しないかのいずれかに
すべきである。状態ログは、例えば「緊急呼出し」、
「サービス技師現場派遣済み」、「エレベータ休止
中」、あるいは「サービス要求」などの状態信号をすべ
て保持する。
【0044】すべての障害/警報/サービス要求の状態
は、そのサービスまたは点検を行なった時は、「リセッ
ト」される必要がある。この状態ログも、以前のサービ
ス訪問に関する事象計数値を含む。
【0045】エレベータID、アドレスおよびカー位置に
関するテキスト情報は、各呼出しとともに送信される。
各エレベータは、独自のプログラム可能なIDおよびアド
レス情報を持っている。IDコードは20文字まで、アドレ
スは40文字までを含む。メッセージのアドレス部は任意
に省略できる。メッセージには、呼出しの理由と、受信
した受信器20が受信するまでに要した試行回数も含まれ
る。カー位置は、利用可能な場合(レベルIIのシステム
についてのみ)、ディジタル入力に基づいて報告され
る。
【0046】オンサイト装置用のすべてのパラメータ
は、工場でプログラム/設定され、サービスセンタのコ
ンピュータから受信器を介してダウンロードされるか、
または現地でプログラムすることができる。プログラム
にあたっては、現地または遠隔のいずれからであって
も、設定表にアクセスするための暗証を使う必要があ
る。この暗証は、権限を有する要員が変更することがで
きる。呼返し起動機能は、呼出信号の検知で開始され
る。無停電給電により、少なくとも8時間稼動できるよ
うにすべきである。オンサイト装置は、エレベータカー
を8台まで扱えるように拡張することができる。
【0047】緊急呼出し中は、エレベータカーに閉じ込
められている乗客に呼出しの進捗状況を継続的に知らせ
てパニックを回避する。緊急呼出し中は、呼出しを発し
ているカー内の警報ランプと、スピーカを介して発せら
れる、例えば発信音などに類似の音声とによって表示さ
れる。
【0048】サービスセンタまたは通常の電話への音声
接続が設定されていると、通話モード表示器灯が点灯
し、「カー監視中」または「聴音状態」であることと、
マイクロホンが接続されていることとを示す。放送モー
ドでは、ランプは消える。
【0049】音声による呼返しは、サービスセンタは常
にカーに対して音声呼出しを行なうので、たとえ警報ボ
タンが作動されていない時でも、可能である。この機能
は主として、試験の目的のために含まれている。カーユ
ニットとその信号灯は、正に緊急呼出しの場合と同様に
行動する。カーに音声呼出しを行なうには、呼返し機能
を先ず起動する必要がある。閉じ込められた乗客は、警
報ボタンを再操作することによって緊急呼出しを繰り返
し行なうことができる。
【0050】放送音声モードがサービスセンタの操作員
によって選択されると、放送音声メッセージが緊急呼出
し進行中のすべてのカーに送られる。
【0051】ベースユニット5とサービスセンタとの間
のデータ通信は、最大の集積機能を可能にするため、開
放プロトコルを用いて行なわれる。
【0052】2線式回線(ベースユニットとI/O ユニッ
トの間)でのデータ通信では、開放プロトコルを使用し
てレベルIIおよびIII に新機能を追加できるようにする
必要がある。すべての指令は、電話回線8を介しても送
信できる。
【0053】オプションのキーパッド/ディスプレーを
介して指令を現場へ発することができる。
【0054】通常機能: 警報状態の読取り 警報のリセット ベースユニットの状態の読取り −電源の入/切 −バッテリ電圧の過剰低下 −サービス技師現場派遣済み −電話回線障害 −システム障害 各エレベータの状態読取り −緊急警報 −技術的警報/障害 −サービス要求およびカウンタ計数値 −エレベータの休止 −サービス技師現場派遣済み −入力状態(ディジタル入力) −出力状態(ディジタル出力) ログの読取り サービス機能: システム試験 「サービス技師現場派遣済み」のセット/リセット 「エレベータ休止」のセット/リセット プログラム機能: 時刻/日付のセット タイムゾーン(時差)・パラメータのセット 夏/冬時間切換えのセット 電話番号のセット ルーチン呼出しパラメータのセット −時/分/間隔/付勢 ベースユニットのIDのセット プログラム用ログオン・コード(暗証)のセット デフォルト値のセット コピー呼出しオン/オフのセット 各エレベータごとに: エレベータのIDのセット エレベータのアドレスのセット 「フィルタタイム」のセット ソフトタイプの入力のセット テキスト列の入力のセット ソフトタイプの出力のセット サービスカウンタの限界値のセット −始動、ドア操作および動作時間 普通の電話への音声呼出しも可能である。「電話番号リ
スト」の項を参照。1)先にサービスセンタを呼び出して
電話番号を得るか、または2)プログラムされた電話番号
を先に呼び出すかのいずれかを選択可能である必要があ
る。音声モードでは、指令は電話キーパッド(DTMF) を
介して発することができる。音声モードの終了には、少
なくとも1つの指令が必要である。他の指令は、例えば
「利得調整」、「音声期間延長」および「音声連絡確
認」が必要なことがある。
【0055】全二重通信が本システムでは使用される。
サービスセンタでは、交換は使用されない。このことに
よっても、オンサイト装置から普通の電話へ音声呼出し
をすることが可能になっている。
【0056】ある国では、電気通信法規で一定時間後に
呼出しを終了することが必要なことがあるため、最高呼
出し時間が設けられている。
【0057】ベースユニット5を使用してカーユニット
2へ内線接続電話をすることができる。この機能は、少
なくともレベルIIのシステムで使用可能である。I/O ユ
ニット1の出力の遠隔制御は、レベルIIのシステムで可
能である。
【0058】サービスセンタ装置は通常、コンピュータ
により、そのキーボードおよびディスプレーを使用して
制御される。通常モードでは、可能な限りの最善の操作
インタフェースを提供し、そのシステムに「顧客エレベ
ータ・データベース」を組み込むことができる。選択に
応じてログプリンタは、通常モードですべての受信メッ
セージを印字するように構成することができる。
【0059】サービスセンタ装置は、バックアップモー
ドでも動作することができる。このモードは、コンピュ
ータがオンラインではない場合、現用でない場合、接続
されていない場合、あるいは給電されていない場合に自
動的に選択される。装置がバックアップモードで動作し
ても、すべての緊急呼出しは依然として扱うことがで
き、全受信メッセージがログプリンタに印字される。
【0060】受信器20の設定/制御に関連する機能は次
の通りである: −受信器のセット/リセット −「要員不在」信号 −受信器の試験 −受信器の状態の読取り さらに、自動時刻/日付更新機能が含まれる。
【0061】操作員が利用可能な機能には次のものが含
まれる。
【0062】−全事象ログの印字 −ある種の呼出し、例えば受信した全ルーチン呼出しの
印字 受信器20には多数の表示器が設けられ、これは、対応を
とるべき時を操作員に告げる音声信号を始めとする装置
状態を示す。音声通信は、電話ヘッド/ハンドセットを
介して行なわれる。
【0063】コンピュータのすべてのテキストはその国
の言語である。いくつかの選択が可能な場合は、ヘルプ
機能とメニューを利用することができる。エラーメッセ
ージは、エラーおよび障害の種類ごとに発せられる。
【0064】カーユニットを接続するのに必要なエレベ
ータシャフト配線は、既存のケーブルの未使用導体を利
用して2線で行なわれる。各オンサイト装置は、サービ
スセンタからの遠隔制御によって、またはオプションの
キーパッド/ディスプレーを使用することによってベー
スユニット5またはI/O ユニット1のいずれかに接続し
て、工場で設定することができる。
【0065】ベースユニット5は、機械室でエレベータ
制御盤の近くに配設される。その取付けは、最高4本の
ネジを使い、そのボックスから何の部品も外さずに行な
われる。独立した主電源ケーブルを設ける必要があり、
その地方の電気設備関連法規にすべて従わなければなら
ない。
【0066】本システムは、アース接続が必要ないよう
に設計されている。しかし、地方の法規によっては、保
護用アース接続が必要なこともある。すべての端子はネ
ジ端子であり、明確に印の付いた、判別しやすい、作業
しやすいものである必要がある。ベースユニットには、
1ないし2個のバッテリが設置される。カーユニット2
は、エレベータカーの外側、すなわち着脱可能なカー操
作盤の裏面に配置される。カーユニットは、フレキシブ
ル・マウンティングに設計されている。カーユニットの
印刷配線回路板は、4個のネジで装着される。これに
は、スピーカ、マイクロホン、LED 、警報ボタンおよび
2線式バス(ベースユニットからの)用のネジ端子がそ
れぞれ設けられている。
【0067】オンサイト装置が初期起動する場合は、こ
の目的に設計されたインストールプログラムを実行する
必要がある。このプログラムを扱うには、オプションの
キーパッド/ディスプレーをベースユニット5に接続す
ることができ、またはこのプログラムは、サービスセン
タから遠隔制御で実行することができる。このインスト
ールプログラムは、次の2つの部分に分かれている。
【0068】−第1部:パラメータ設定 −第2部:システム試験 上述のことを行なうと、本システムは運転可能な状態と
なる。
【0069】本発明の種々の実施例は上述の例に限定さ
れることなく、特許請求の範囲内で改変が可能であるこ
とは、当業者にとって明白である。
【0070】
【発明の効果】本発明には次の利点がある。 −本発明によらなければ多くの場合に必要であったであ
ろうカーケーブルおよびその布設が不要である。 −高価な特殊ケーブルを必要としない。 −カー、警報ボタン、信号灯、スイッチ、スピーカおよ
びマイクロホンに関連する全機能の制御/検出は、長い
配線を用いずに局部的に行なわれる。 −すべての通信が単一の導体対を介して行なわれ、新た
にカーユニット機能が導入されても、ケーブルを追加す
る必要がない。 −本システムは、ノイズ、とくにコモンモードタイプの
ノイズには非常に高い耐性を有しているため、保護され
た特殊ケーブルを使う必要がない。 −必要な電力は機械室から供給されるので、別の電源を
必要としない。音声通信を含む全システムは、停電中で
も作動する。
【図面の簡単な説明】
【図1】オンサイト装置を示す図である。
【図2】ベースユニットの機能を示す図である。
【図3】サービスセンタ装置を示す図である。
【符号の説明】 1 I/O ユニット 2 カーユニット 3 カーインタフェースユニット 5 ベースユニット 14 ログプリンタ 15 プリンタ 16 コンピュータ 42 2線式接続

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータ装置を広域および局地的に監
    視およびモニタし、サービスセンタ装置セットと、少な
    くとも1つの建物に接続されたオンサイト装置セットと
    を含むモジュラシステムであって、前記装置セット間の
    通信が遠隔通信リンクを用いて実行されるエレベータ装
    置の遠隔制御システムにおいて、該システムは、 前記オンサイト装置を介し、エレベータカーからサービ
    スセンタへ、およびサービスセンタからエレベータカー
    への接続が設けられ、 エレベータカーとあらかじめ選択したサービス点との間
    の接続が前記オンサイト装置によって設定できることを
    特徴とするエレベータ装置の遠隔制御システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシステムにおいて、エ
    レベータは、サービス点から前記カーのボタンを制御す
    る装置によって始動させることができることを特徴とす
    るシステム。
JP5344488A 1992-12-22 1993-12-20 エレベータ装置の遠隔制御システム Pending JPH06227767A (ja)

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