JPH0622703Y2 - 搬送用吊下げデバイス - Google Patents

搬送用吊下げデバイス

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JPH0622703Y2
JPH0622703Y2 JP1987182666U JP18266687U JPH0622703Y2 JP H0622703 Y2 JPH0622703 Y2 JP H0622703Y2 JP 1987182666 U JP1987182666 U JP 1987182666U JP 18266687 U JP18266687 U JP 18266687U JP H0622703 Y2 JPH0622703 Y2 JP H0622703Y2
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JP
Japan
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main body
side portion
long side
slide body
transportation
Prior art date
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JP1987182666U
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JPH0188696U (ja
Inventor
真清 新井
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、リーフスプリングの吊下げ搬送に好適な搬送
用吊下げデバイスに関する。
〔従来の技術〕
一般に、車両におけるリーフスプリング(重ね板ばね)
は、種類別にパレット単位で部品メーカから工場に納入
され、適宜ラインの組立順位に従って所定の作業位置に
搬送される。
しかるに、このリーフスプリングは1m以上の長尺物
で、しかも弓形にわん曲した形状をしているので、搬送
時の安定を確保するため、パレット荷姿は車両取付け状
態を90度回転させた姿勢、すなわち、板ばねの重ね方向
を水平方向にした横転姿勢で送られて来る。そして、こ
れらを所定の現場に搬送するさいには、一坦これを吊上
げて、搬送装置で運ぶようになっている。
この吊上げるデバイスには、種々な形式のものがある
が、例えば、第4図乃至第7図に示すものが考案されて
いる。すなわち、この装置を略述すると、支持体1と押
さえ体2とから成っている。
そして、支持体1は、一端にリーフスプリング3を支持
する平坦な支持部4をもち、他端に吊上げ搬送体5に係
合する吊下げ孔6をもった一対の支持部材7,7を有し
ている。また、押さえ体2は、支持体1に進退自在に支
持れていて、一端側には平坦な押圧部9が、他端側には
環状の掴み10が設けられている。
これで、パレット上のリーフスプリング3を吊上げるに
は、先ず横転姿勢のリーフスプリング3の上方より支持
体1をセットし、支持部4にリーフスプリング3を当接
させる。次に、押さえ体2を前進させてリーフスプリン
グ3を支持部材7,7の方に押し付けて固定させなが
ら、吊下げ搬送体5により第7図矢印11の方に吊上
げ、第4図に示す姿勢でリーフスプリング3は搬送され
る。
しかし、この吊上げデバイスは、大きく重いので、掴み
部10を持って90度起こすときに重くて作業性が悪く、
しかも単に押さえ体2の重量だけで押さえ込んでリーフ
スプリング3を固定するので不安定で、熟練者が扱わな
いと90度起立できなかったり、ひどいときには、リーフ
スプリング3を落下させる危険もあった。
このような不都合を解決した考案として、実開昭60−
103179号公報に記載されて考案が知られている。
この考案は、線材を巻き付けたスプールを保持して、吊
上げて搬送するスプールクランプ治具に関するものであ
る。すなわち、第8図によりこれを説明すると、中央部
に軸15を突設し、先端部にフック16を取付けた治具
本体17と、これに摺動自在に嵌合したフランジクラン
パ18と、これを軸15の方向に付勢するスプリング1
9と、治具本体17に回転自在に取付けられて常時フラ
ンジクランパ18と係合する方向に付勢されているロッ
クレバー20と、このロックレバー20に取付けられた
ピンからなる解除手段21と、その他フランジクランパ
18を操作する操作手段22などからなっている。
そして、このスプールクランプ治具を、その軸15をス
プール本体23のセル孔24に挿入してスプール本体2
3上に当てると、解除手段21のピンがスプール本体2
3に当たりロックレバー20が反時計方向に回動され、
フランジクランパ18との係合が外れこれが軸15の方
に駆動されてフランジクランパ18の先端がフランジ部
25に係合し、軸15とフランジクランパ18とでスプ
ール本体23をクランプするようになっており、クラン
プした後フック16に係合した吊下げ搬送装置により持
上げられて搬送される。
この考案のスプールクランプ治具は、積重ねられたもの
を、上方から1個づつ順次搬送する場合に適している。
又、単にこの治具をスプール本体23に当接させるだけ
で解除手段21が作動し、クランプするので、スプール
の重さとか、熟練も不要であるなどの点で優れている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、前記実開昭60−103179号公報に記載さ
れた考案のものは、スプリング19の弾性力だけでクラ
ンプしているので、吊上げに際してフランジクランパ1
8に回転モーメントが加わると、軸15とセル孔24と
の間とか、操作手段22などに遊びがあると外れる危険
がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記のような従来の問題点を解決するために
なされたもので、孔のない一般の被搬送体に対しても適
用でき、しかも、吊上げ,吊下げの作動時にも外れる事
故のないものを提供することを目的としたものであり、
その要旨は、L字形状の一対の本体とスライド体とを夫
々の長辺部でスライド自在となるよう引っ張りスプリン
グを介して連結してほゞコ字形に形成すとゝもに、基端
が前記本体に固定され他端が前記長辺部の上方に延出し
たアームに、前記スライド体の長辺部に形成した被係合
部と係合する方向に付勢したロックピンを装着し、更に
前記本体の短辺部の外側に吊り輪を設けたことを特徴と
する搬送用吊下げデバイスにある。
〔実施例〕
以下、本考案の詳細を、第1図乃至第3図に示す一実施
例により説明する。なお、本実施例における被搬送体
は、従来例の第4図及び第6図に示したと同様なリーフ
スプリングである 本実施例は、本体31と、スライド体32と、吊り輪3
3と、固定手段34とから夫々構成されている。そし
て、本体31は互いに直角をなす長辺部35,短辺部3
6,及び長辺部35に平行な受け部37からなるL字形
をしており、これら各部で被搬送体としてのリーフスプ
リング3の一側を支持する一方の支持部材38を構成し
ていて、長辺部35の外側面には、案内溝39が長辺部
35に沿って形成されている。
また、前記スライド体32は、本体31と同様に、互い
に直角をなす長辺部41,短辺部42及び長辺部41に
平行な受け部43からなるL字形をしており、これら各
部で被搬送体としてのリーフスプリング3の他側を支持
する他方の支持部材44を構成していて、長辺部41の
基部には操作棒45が、他方の支持部材44を一方の支
持部材38の方に常に付勢する引っ張りスプリング46
が装着されている。そして、前記長辺部41の内面側に
は、基部に段差47aを設けて案内突条47が形成され
ており、この案内突条47は上述の案内溝39に嵌合し
て、スライド体32全体が本体31に対して進退する
が、この進退は操作棒45により行なわれる。
更にまた、前記案内突条47にはストップピン48が取
付けられていて、案内溝39に設けた長孔に嵌まり、進
退端部位置を規制する。また、吊り輪33は固定部51
を介して本体31の短辺部36に固定されており、この
吊り輪33には図示しない搬送装置の、例えばフックを
引掛けて吊上げるようになっている。
次に、前記固定手段34につき述べるに、これは本体3
1の短辺部36にその一端が固定されたアーム55と、
スライド体32の長辺部41の上面に取付けられた係合
固定部材56と、係合操作ハンドル57とからなってい
る。そして、アーム55はL字状をなし、他端部58は
スライド体32の長辺部41上に延びており、上下に支
持孔が貫通している。また、係合固定部材56は板状に
形成されて、この上面は鋸歯状の凹凸からなる被係合部
59になっている。
また、係合操作ハンドル57には、前記アーム55の支
持孔に移動自在に嵌まったロックピン60の上端が固定
されており、該ロックピン60の先端に取付けられて被
係合部59に係脱自在な係合子61が、スプリング62
により被係合部59方向に付勢されていて、係合子61
と被係合部59との係合により本体31とスライド体3
2は強固に固定されている。そして、係合操作ハンドル
57を引くと、前記係合が解かれて、スライド体32は
自由に移動可能となる。
次に、本実施例の作用につき述べると、先ず、係合操作
ハンドル57を引いてロックピン60の係合子61と被
係合部59との係合を解除し、この状態で操作棒45を
引き、本体31とスライド体32とから構成されたコ字
形のその開口部の間隙を拡げて、一坦仮固定する。
そして、図示しないパレット上に横転姿勢で置かれてい
るリーフスプリング3に、一方の支持部材38である本
体31の内側をリーフスプリング3の中央部一側(わん
曲突側)に係合させ、一側を支持させる。次に、スライ
ド体32の固定を解いて、操作棒45を持ってスライド
体32を前進させ、リーフスプリング3の他側に係合さ
せたのちロックピン60をスプリング62により下降さ
せ、係合子61,被係合部59を介して、本体31とス
ライド体32とを固定する。
次に、図示しない搬送装置のフックに吊り輪33を係合
させ、本体31側から順次持上げ本体31とスライド体
32とを鉛直方向にして吊り下げ、搬送する。搬送後
は、スライド体32を着地させ、この後本体31を着地
させてフックを吊り輪33から外した後、本体31とス
ライド体32との固定を解き、リーフスプリング3から
このデバイスを外す。
なお、本実施例においては、リーフスプリングにつき記
載したが、被搬送体はこれに限らず、長尺棒状のものな
らよい。断面形状も、角形,円形に限定されない。ま
た、固定手段も本実施例に限定されず、確実に固定され
る手段ならよい。
〔考案の効果〕
本考案に係る搬送用吊下げデバイスは、上記のように、
L字形状の一対の本体とスライド体とを夫々の長辺部で
スライド自在となるよう引っ張りスプリングを介して連
結してほゞコ字形に形成するとゝもに、基端が前記本体
に固定され他端が前記長辺部の上方に延出したアーム
に、前記スライド体の長辺部に形成した被係合部と係合
する方向に付勢したロックピンを装着し、更に前記本体
の短辺部の外側に吊り輪を設けた構成であるから、被搬
送体への取付けが容易であると共に、吊上げ時の不側の
衝撃力などに対しても外れるようなことがなく、安全で
あるといった諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る搬送用吊下げデバイスの正面図、
第2図は同じく吊下げ姿勢状態を示す正面図、第3図は
同じく第2図の矢印A方向から見た側面図、第4図は従
来例装置の正面図、第5図は同じく側面図、第6図は同
じく作用を説明する斜視図、第7図は同じく作用説明
図、第8図は他の従来例の正面図である。 31……本体、32……スライド体、33……吊り輪、
35,41……長辺部、36,42……短辺部、46…
…引っ張りスプリング、55……アーム、58……同他
端部、59……被係合部、60……ロックピン、61…
…係合子、62……スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】L字形状の一対の本体とスライド体とを夫
    々の長辺部でスライド自在となるよう引っ張りスプリン
    グを介して連結してほゞコ字形に形成するとゝもに、基
    端が前記本体に固定され他端が前記長辺部の上方に延出
    したアームに、前記スライド体の長辺部に形成した被係
    合部と係合する方向に付勢したロックピンを装着し、更
    に前記本体の短辺部の外側に吊り輪を設けたことを特徴
    とする搬送用吊下げデバイス。
JP1987182666U 1987-11-30 1987-11-30 搬送用吊下げデバイス Expired - Lifetime JPH0622703Y2 (ja)

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JP1987182666U JPH0622703Y2 (ja) 1987-11-30 1987-11-30 搬送用吊下げデバイス

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JPH0188696U JPH0188696U (ja) 1989-06-12
JPH0622703Y2 true JPH0622703Y2 (ja) 1994-06-15

Family

ID=31474110

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6117986U (ja) * 1984-07-09 1986-02-01 株式会社 大塚鉄工所 アン絞り装置

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Publication number Publication date
JPH0188696U (ja) 1989-06-12

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