JPH07469Y2 - 吊 具 - Google Patents

吊 具

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JPH07469Y2
JPH07469Y2 JP3834989U JP3834989U JPH07469Y2 JP H07469 Y2 JPH07469 Y2 JP H07469Y2 JP 3834989 U JP3834989 U JP 3834989U JP 3834989 U JP3834989 U JP 3834989U JP H07469 Y2 JPH07469 Y2 JP H07469Y2
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敦 藤川
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福山鍛鋼造機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は吊具に係わり、特にクレーン等に設けられて吊
荷に係合される吊具に関する。
[従来の技術] 一般に、鉄鋼製品を扱う工場や倉庫、港湾等において
は、これらを運搬するための各種クレーンが設けられて
いる。このようなクレーンは、吊荷に対して簡単に係合
・離脱されるように形成された吊具を有しており、吊具
に備えられた荷掛爪を吊荷に引っ掛けるようにして係合
させることで、吊上げ,吊下ろし,移動を行うようにな
っている。
この荷掛爪は、略L字状を呈して吊具本体から垂下され
ていると共に、吊荷の荷姿に応じて適宜係合されるよう
になっている。例えば第6図に示すような円筒形に巻き
取られたコイル状吊荷1を運搬する際は、その軸孔2に
荷掛爪3の先端部4を挿入することで、その上面5と軸
孔2の周面6とを係合させるようになっている。また第
7図に示すような、鋼板(シート)が積み重ねられて台
付けされたシート状吊荷7の場合は、その下面8に先端
部4を挿入するようになっている。
[考案が解決しようとする課題] ところで、荷掛爪3の形状は、吊荷の安定性やその損傷
防止を考慮されて成形されており、従来は、その荷姿に
対して夫々専用の吊具が使用されていた。
このためコイル状吊荷1とシート状吊荷7の両方を扱う
工場等においては、吊荷の種類に応じて吊具を交換する
こととなり、この交換作業に長い時間を要して、荷役効
率の低下を招くと共に、交換用吊具を常備させておくこ
とで、設備点数及び費用が多大になってしまうという問
題があった。
そこで本考案は、上記事情に鑑み、吊荷がコイル或いは
シートのいずれであっても交換する必要のない吊具を提
供すべく創案されたものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、吊具本体の下部に備えられた荷掛爪の先端部
に、シート状吊荷に係合する略平坦なシート係合面を形
成し、このシート係合面に、コイル状吊荷の軸孔に係合
する円弧面を有したコイル係合部材を着脱自在に設けた
ものである。
また、上記荷掛爪の先端部は、上記コイル係合部材の両
端部に嵌合すると共に荷掛爪の延長方向に沿って形成さ
れた挿嵌溝を有して構成されることが望ましい。
[作用] 上記構成によって、荷掛爪の先端部は、シート状吊荷の
下面等にシート係合面を係合させることで、吊荷の上げ
下ろしを可能にする。そしてコイル状吊荷を扱うとき
は、コイル係合部材をシート係合面に着設し、先端部を
コイル状吊荷の軸孔に挿入させてその円弧面を軸孔周面
に係合させることで、荷役を行う。
また、荷掛爪の先端部が挿嵌溝を有した構成において
は、コイル係合部材の両端部を挿嵌溝に嵌合させつつ荷
掛爪の延長方向にスライドさせることで、シート係合面
に着脱させる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を、添付図面に従って説明する。
第1図乃至第3図は、本考案に係る吊具の一実施例を示
したものであり、その要部となる荷掛爪の詳細を示して
ある。
この吊具の荷掛爪11は、その先端部12にシート状吊荷7
に係合するシート係合面13が形成されていると共に、こ
のシート係合面13に対して着脱自在に形成されたコイル
係合部材14が備えられて構成されている。
荷掛爪11は、従来と同様にL字状を呈し、垂下されたと
きに先端部12が略水平となるように形成されている。こ
の先端部12は、台付けされたシート状吊荷7の下面に安
定して挿入されるべく偏平な形状で成り、その上側に、
シート係合面13が形成されている。本実施例にあって
は、完全な平坦面ではなく、若干丸みを帯びた横断面円
弧形となっている。またその横断方向両側には、コイル
係合部材14に嵌合するように形成された挿嵌溝15が、荷
掛爪11の先端部12延出方向に沿って設けられている。
コイル係合部材14は、先端部12と同等の幅及び長さを有
した肉厚の板で成り、その上面は、横断面が所定の曲率
を有した円弧面16として形成されている。またその反対
側の下面17は、シート係合面13に密着可能な略平坦な形
状となっている。この円弧面16には、吊荷との当接時
に、損傷を与えないための緩衝材(ゴム)18が被覆され
ている。またコイル係合部材14の両端部19は鉤状に張り
出され、その内側に曲げられた先端が、先端部12の挿嵌
溝15に嵌め合わされるようになっている。
そしてコイル係合部材14の長手方向一端側には、一対の
ホルダ板20が設けられ、荷掛爪11の基端部21を挟むよう
に延出されている。そしてホルダ板20の先端と、基端部
21とには、コイル係合部材14が荷掛爪11に着設されたと
きに、これらを貫通するような係止孔22が形成されてい
る。この係止孔22には、コイル係合部材14を荷掛爪11に
係止するためのトグルピン23が挿通されるようになって
いる。
トグルピン22の先端には、長手方向と同一方向、或いは
直交方向に位置するように回動操作される止め金24が設
けられ、その反対側には、吊具本体側と結ぶためのチェ
ン(図示せず)等を取り付けるための鎖穴25が設けられ
ている。
次に本実施例の作用を説明する。
吊具を、第7図に示したようなシート状吊荷7に係合さ
せる場合は、荷掛爪11の先端部12を吊荷7の下面8に挿
入させることで、そのシート係合面13を当接させ、吊上
げを可能にする。
そして第6図に示したようなコイル状吊荷1に係合する
に際しては、先ず、コイル係合部材14を荷掛爪11の先端
部12に着設する。即ち、コイル係合部材14を、その両端
部19と荷掛爪11の挿嵌溝15とを嵌め合わせつつ、その延
長方向に沿って基端部21側へ移動させる。そして両方の
係止孔22を同軸に位置させて、トグルピン23を挿入した
後、止め金24を直交方向に倒すことで固定する。
この状態で、荷掛爪11の先端部12をコイル状吊荷1の軸
孔2に挿入させる。そしてコイル係合部材14の円弧面16
を軸孔2の周面6に当てることで係合させ、吊上げ可能
とする。
このように、シート係合面13が形成された荷掛爪11に、
円弧面16を有したコイル係合部材14を着脱自在に設ける
ようにしたので、係合対象がコイル状吊荷1或いはシー
ト状吊荷7のいずれであっても、吊具全体を交換する必
要がない。即ち、荷役効率の向上、設備点数及び費用の
削減が達成される。言い換えると、コイル係合部材14を
荷掛爪11のアタッチメントとして利用することで、シー
ト・コイル兼用の吊具が新規に提供されたことになる。
また、荷掛爪11の先端部12に挿嵌溝15を形成したので、
コイル係合部材14を差し込むだけで、極めて簡単且つ確
実に着脱ができる。そしてこの嵌合される部分を吊荷の
荷重が直接掛からない両端部19に設けたので、先端部12
及びコイル係合部材14の強度に影響を与えることがない
と共に、嵌合部分の変形の防止ともなる。更に本実施例
にあっては、トグルピン23で係止する構造としたので、
係合時或いはその前後動作で、着設したコイル係合部材
14が落下するおそれがない。
次に第4図及び第5図によって、本考案の具体的実施例
を説明する。
この具体的実施例にあっては、上記実施例の荷掛爪11
を、旋回・スイング・開閉可能に支持する吊具本体(リ
フタ)31に備えた場合を示している。
吊具本体31は、頂部に吊りワイヤ用ピン32を有し且つこ
のピン32に対して旋回自在に形成されたブラケット体33
と、ブラケット体33の下部に支持された二本の水平ビー
ム34と、これら水平ビーム34に二本づつ、合計四本水平
移動自在に垂下されたアーム35とにより、主として構成
されている。そして荷掛爪11は、このアーム35の下端
に、上下方向に調整移動可能に支持されている。
ブラケット体33には、吊りワイヤ用ピン32に併設された
旋回用モータ付減速機36及びクラッチ着脱用電動シリン
ダ37が備えられて、水平ビーム34側を吊荷の向きに合わ
せて方向転換出来るようになっている。そして、スイン
グ用モータ付減速機38とスイング用トルクリミッタ39と
によって、適宜水平ビーム34をその長手方向に設けられ
たスイング軸40廻りに回動させるようになっている。
水平ビーム34には、爪開閉用モータ付減速機41が設けら
れ、その長手方向両端に支持したアーム35を、互いに接
近・離反する方向に移動させるようになっている。
荷掛爪11は、同一水平ビーム34に設けられた一対のアー
ム35に取り付けられたもの同士が、互いに向き合わされ
ている。即ち、アーム35の移動によって、吊り荷を把持
あるいは把持解除すべく開閉されるようになっている。
また隣り合うアーム35は、水平ビーム34の回動によっ
て、その下端が互いに接近・離反するようなスイングを
行うようになっている。
この他、ブラケット体33には、吊具の動作をコントロー
ルするための制御盤42及び遠隔操作のための受信装置43
が設けられている。またアーム35には、その動作及び位
置の情報等を検出し適宜制御するための着地検出スイッ
チ44、荷重検出スイッチ45、掴み検出スイッチ46、軸孔
検出光電スイッチ47がそれぞれ設けられている。
次に本具体的実施例の作用を説明する。
シート状吊荷7を吊上げるに際しては、吊具本体31を吊
荷7の直上に下ろした後、その幅方向から挟むように、
対となるアーム35を移動させ、それぞれの荷掛爪11を吊
荷7の下面8に挿入させる。即ち、吊荷7を四点支持す
ることで吊上げ姿勢とする。そして、吊荷7の長さに応
じて支持位置を調節する必要があるときは、アーム35を
スイングさせて、長手方向の互いの距離を変える。
またコイル状吊荷1の場合は、その垂直端面の両側から
挟むように、対となるアーム35を移動させて接近させる
と共に、その軸孔2に挿入できるような位置にスイング
させる。そして第4図中、仮想線Aにて示したように、
整列した二個のコイル状吊荷1を同時に係合させて吊上
げる。
さらに、第4図中、仮想線Bにて示したような重量及び
径の大きなコイル状吊荷1の場合は、隣り合うアーム35
をその下端、即ち荷掛爪11が接近するように位置させ、
協同して一個の吊荷1を吊上げる。本実施例にあって
は、重量24トン,直径1900ミリのコイル状吊荷1を一個
吊りするようになっている。
このように、四個の荷掛爪11を開閉・スイング自在に支
持する吊具をクレーンに備えるように構成したので、吊
荷のコイル・シートの別、サイズ、重量に応じて、適切
且つ迅速に荷役ができる。
なお、以上の実施例において、荷掛爪11のシート係合面
13を丸みを帯びたものとして示したが、これは具体的実
施例で示したスイングする吊具本体31に適用するもので
あり、荷掛爪を水平移動させて位置調節するものに適用
する際は、完全な平坦面としても構わない。
[考案の効果] 以上要するに本考案によれば、次のような優れた効果を
発揮する。
(1)荷掛爪の先端部にシート状吊荷に係合するシート
係合面を形成し、このシート係合面にコイル状吊荷に係
合するコイル係合部材を着脱自在に設けたので、吊具全
体を交換する必要がなく、荷役効率の向上、設備点数及
び費用の削減が達成される。
(2)また、さらに荷掛爪の先端部がコイル係合部材に
嵌合する挿嵌溝を有した構成においては、コイル係合部
材を簡単に着脱でき、荷役効率の向上により貢献でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る吊具の一実施例を示した斜視図、
第2図は荷掛爪の先端部にコイル係合部材を着設した時
の状態を示した側面図、第3図はその正面図、第4図は
本考案の具体的実施例を示した正面図、第5図はその側
面図、第6図はコイル状吊荷を示した斜視図、第7図は
シート状吊荷を示した斜視図である。 図中、1はコイル状吊荷、7はシート状吊荷、11は荷掛
爪、12はその先端部、13はシート係合面、14はコイル係
合部材、15は挿嵌溝、16は円弧面である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】吊具本体の下部に備えられた荷掛爪の先端
    部に、シート状吊荷に係合する略平坦なシート係合面を
    形成し、該シート係合面に、コイル状吊荷の軸孔に係合
    する円弧面を有したコイル係合部材を着脱自在に設けた
    ことを特徴とする吊具。
  2. 【請求項2】上記荷掛爪の先端部が、上記コイル係合部
    材の両端部に嵌合すると共に上記荷掛爪の延長方向に沿
    って形成された挿嵌溝を有した請求項1記載の吊具。
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