JPH0721484Y2 - リフティングマグネット付き電動トング - Google Patents
リフティングマグネット付き電動トングInfo
- Publication number
- JPH0721484Y2 JPH0721484Y2 JP4994592U JP4994592U JPH0721484Y2 JP H0721484 Y2 JPH0721484 Y2 JP H0721484Y2 JP 4994592 U JP4994592 U JP 4994592U JP 4994592 U JP4994592 U JP 4994592U JP H0721484 Y2 JPH0721484 Y2 JP H0721484Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electric
- lifting magnet
- steel plate
- arms
- magnet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、所定の置場に山積みし
て置かれている鋼板を、クレーン機により必要枚数に板
割りして、適確に運搬できるリフティングマグネット付
き電動トングに関する。
て置かれている鋼板を、クレーン機により必要枚数に板
割りして、適確に運搬できるリフティングマグネット付
き電動トングに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、天井走行クレーン機を使っての鋼
板の荷役は、置場に山積みしている場所から人力とトン
グを使い、その都度、必要枚数に分割(板割り)して玉
掛作業によりクレーンで運搬していた。又、鋼板用のリ
フティングマグネット単体で吊上げ運搬しているものも
ある。このリフティングマグネット単体で吊る場合、枚
数制御ができず、マグネットの能力一杯、不特定数吊っ
て移動している。
板の荷役は、置場に山積みしている場所から人力とトン
グを使い、その都度、必要枚数に分割(板割り)して玉
掛作業によりクレーンで運搬していた。又、鋼板用のリ
フティングマグネット単体で吊上げ運搬しているものも
ある。このリフティングマグネット単体で吊る場合、枚
数制御ができず、マグネットの能力一杯、不特定数吊っ
て移動している。
【0003】さらに、この鋼板用リフティングマグネッ
トには、永久磁石方式による一枚吊り、或いは電磁石方
式の磁極を配列し、その磁極配列を変換させて磁路断面
積を大きくして選別能力を上げて、薄板の枚数選別を可
能としたものや、N極、S極の磁極配列を並列として、
磁路断面積が小さくなるが、磁束の浸透深さが深くな
り、多数枚吊りができるようにしたもの等がある。
トには、永久磁石方式による一枚吊り、或いは電磁石方
式の磁極を配列し、その磁極配列を変換させて磁路断面
積を大きくして選別能力を上げて、薄板の枚数選別を可
能としたものや、N極、S極の磁極配列を並列として、
磁路断面積が小さくなるが、磁束の浸透深さが深くな
り、多数枚吊りができるようにしたもの等がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前者の場合は、厚板製
品の荷役において、置場に積み重ねた鋼板の必要枚数に
分割(板割り)し、間隔を保持してその間にワイヤーの
吊り具を差し入れて所定枚数づつ玉掛作業して運搬する
ので、多数の作業員を要していた。又後者のリフティン
グマグネット単体で吊る場合、磁力による枚数選択が難
しいことと、クレーン走行中の衝撃によって鋼板が落下
する危険があった。さらに、磁極配列方式の鋼板用リフ
ティングマグネットは、磁力の大きさで枚数選別や多数
枚吊りを行うため、鋼板の厚み等に影響され板割りが正
確に行えない不利があり、また運搬中に吊り荷は磁石の
吸磁力のみで支持されるので、停電時の落下の危険も解
消されず、安全面からも問題がある。
品の荷役において、置場に積み重ねた鋼板の必要枚数に
分割(板割り)し、間隔を保持してその間にワイヤーの
吊り具を差し入れて所定枚数づつ玉掛作業して運搬する
ので、多数の作業員を要していた。又後者のリフティン
グマグネット単体で吊る場合、磁力による枚数選択が難
しいことと、クレーン走行中の衝撃によって鋼板が落下
する危険があった。さらに、磁極配列方式の鋼板用リフ
ティングマグネットは、磁力の大きさで枚数選別や多数
枚吊りを行うため、鋼板の厚み等に影響され板割りが正
確に行えない不利があり、また運搬中に吊り荷は磁石の
吸磁力のみで支持されるので、停電時の落下の危険も解
消されず、安全面からも問題がある。
【0005】本考案は、鋼板の荷役において、省力化、
効率化を図るために、置場に積み重ねて置かれた鋼板
を、クレーン機により出荷枚数に応じた板割りを自動的
に行うことができ、任意の数量(枚数)の鋼板の積み卸
し、及び移動中並びに停電時にも吊り荷の落下防止が図
れる画期的な高能率のリフティングマグネット付き吊り
具を提供することを目的とする。
効率化を図るために、置場に積み重ねて置かれた鋼板
を、クレーン機により出荷枚数に応じた板割りを自動的
に行うことができ、任意の数量(枚数)の鋼板の積み卸
し、及び移動中並びに停電時にも吊り荷の落下防止が図
れる画期的な高能率のリフティングマグネット付き吊り
具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案のリフティングマグネット付き電動トング
は、天井クレーン機によりワイヤーシーブを介して吊下
げられた吊り台に、電動機から伝動機構を介して回転さ
れるスクリューシャフトにより、下端に鋼板を乗せる爪
を備え鋼板の幅方向に対峙するアームを互いに開閉自在
に垂設してなる鋼板を掴む電動トングと、上部フックを
介して吊り掛け適宜数の電磁石を磁極配列したリフティ
ングマグネットを昇降する電動チェーンブロックとを併
設した構成である。
に、本考案のリフティングマグネット付き電動トング
は、天井クレーン機によりワイヤーシーブを介して吊下
げられた吊り台に、電動機から伝動機構を介して回転さ
れるスクリューシャフトにより、下端に鋼板を乗せる爪
を備え鋼板の幅方向に対峙するアームを互いに開閉自在
に垂設してなる鋼板を掴む電動トングと、上部フックを
介して吊り掛け適宜数の電磁石を磁極配列したリフティ
ングマグネットを昇降する電動チェーンブロックとを併
設した構成である。
【0007】またアームは中央より左、右ねじを切った
スクリューシャフトの両側に、各アーム上端部をスクリ
ューシャフトに螺合連結して垂設し、スクリューシャフ
トの回転により、対峙するアームが互いに開閉移動し
て、その下端の爪が吊り上げた鋼板の裏面に挿入可能に
設け、板割り(所定枚数の分割)した状態で鋼板を吊り
上げ支持できるようにしてある。これら各爪及びアーム
内側に下端から所定の高さまで、非磁性の例えばステン
レス板を張り付けて吊り荷が磁力でアームに引っ付くこ
とを防止する。
スクリューシャフトの両側に、各アーム上端部をスクリ
ューシャフトに螺合連結して垂設し、スクリューシャフ
トの回転により、対峙するアームが互いに開閉移動し
て、その下端の爪が吊り上げた鋼板の裏面に挿入可能に
設け、板割り(所定枚数の分割)した状態で鋼板を吊り
上げ支持できるようにしてある。これら各爪及びアーム
内側に下端から所定の高さまで、非磁性の例えばステン
レス板を張り付けて吊り荷が磁力でアームに引っ付くこ
とを防止する。
【0008】
【作用】クレーン運転室よりの操作により、クレーン機
のワイヤーで吊下げた吊り台を鋼板積み置き場に移動
し、吊り台に掛け下げた電動チェーンブロックの操作に
よりチエーンを下げてマグネットを鋼板上に降ろして接
地させ、電流を流して、そのマグネットの電圧をコント
ロールすることにより、磁極の磁路断面積の大きさによ
って必要な数量の鋼板が吸磁され、次いで電動チェーン
ブロックでマグネットを上昇させると必要な数量(枚
数)の鋼板が積み重ね鋼板と間隔をあけて吊り上げら
れ、所定枚数に板割り(分割)する。ここにおいて、電
動機から伝動機構を介してスクリューシャフトを回転
し、電動トングの鋼板幅方向に対峙したそれぞれのアー
ムを互いに閉合移動し、爪を鋼板の下に挿入して鋼板を
掴み、次ぎに電動チェーンブロックのチェーンを下げて
アームの爪に鋼板を乗せて、クレーン機により所定場所
に運搬するものである。
のワイヤーで吊下げた吊り台を鋼板積み置き場に移動
し、吊り台に掛け下げた電動チェーンブロックの操作に
よりチエーンを下げてマグネットを鋼板上に降ろして接
地させ、電流を流して、そのマグネットの電圧をコント
ロールすることにより、磁極の磁路断面積の大きさによ
って必要な数量の鋼板が吸磁され、次いで電動チェーン
ブロックでマグネットを上昇させると必要な数量(枚
数)の鋼板が積み重ね鋼板と間隔をあけて吊り上げら
れ、所定枚数に板割り(分割)する。ここにおいて、電
動機から伝動機構を介してスクリューシャフトを回転
し、電動トングの鋼板幅方向に対峙したそれぞれのアー
ムを互いに閉合移動し、爪を鋼板の下に挿入して鋼板を
掴み、次ぎに電動チェーンブロックのチェーンを下げて
アームの爪に鋼板を乗せて、クレーン機により所定場所
に運搬するものである。
【0009】この際、電動トングのアームの内側には、
非磁性のステンレス板を張り付けてあるので、吊り荷が
磁力でアームに引っ付くことはない。また掴み幅は鋼板
の大きさに合わせて、アーム開閉駆動部に取付けられた
ロータリーカム方式のリミットスイッチの動作をクレー
ンの運転室内に設けられた掴み幅選択スイッチの操作に
より運転室より任意にセットでき、積み重ねて置いてあ
る鋼板も電圧をコントロールすることにより必要な枚数
だけ板割りしてマグネットで吊り上げ、トングの爪で掴
み直して荷役するので、確実な落下防止を果たすことが
できる。
非磁性のステンレス板を張り付けてあるので、吊り荷が
磁力でアームに引っ付くことはない。また掴み幅は鋼板
の大きさに合わせて、アーム開閉駆動部に取付けられた
ロータリーカム方式のリミットスイッチの動作をクレー
ンの運転室内に設けられた掴み幅選択スイッチの操作に
より運転室より任意にセットでき、積み重ねて置いてあ
る鋼板も電圧をコントロールすることにより必要な枚数
だけ板割りしてマグネットで吊り上げ、トングの爪で掴
み直して荷役するので、確実な落下防止を果たすことが
できる。
【0010】
【実施例】図面に示す一実施例について説明する。図1
は本考案のリフティングマグネット付き電動トングの概
略斜視図で、天井クレーン機のクレーンワイヤー1にシ
ーブ2を介して吊下げられ昇降する吊り台3の両側部
に、電動機4から伝動回転されるそれぞれのスクリュー
シャフトの回転により、それぞれ相対向して鋼板の幅方
向に互いに対峙して開閉されるアーム8,8と、これら
アーム8の下端に鋼板を掴む爪7を設けてなる電動トン
グ9と、吊り台3の中央部に電動チェーンブロック10
のチェーン11により昇降可能に取付けたリフティング
マグネット12とを吊り台3に設置したものである。1
3は吊り台3上に設けられたアーム開閉の基準幅(掴み
幅)を固定設定するリミットスイッチである。
は本考案のリフティングマグネット付き電動トングの概
略斜視図で、天井クレーン機のクレーンワイヤー1にシ
ーブ2を介して吊下げられ昇降する吊り台3の両側部
に、電動機4から伝動回転されるそれぞれのスクリュー
シャフトの回転により、それぞれ相対向して鋼板の幅方
向に互いに対峙して開閉されるアーム8,8と、これら
アーム8の下端に鋼板を掴む爪7を設けてなる電動トン
グ9と、吊り台3の中央部に電動チェーンブロック10
のチェーン11により昇降可能に取付けたリフティング
マグネット12とを吊り台3に設置したものである。1
3は吊り台3上に設けられたアーム開閉の基準幅(掴み
幅)を固定設定するリミットスイッチである。
【0011】図2は同リフティングマグネット付き電動
トングの正面図、図3は同側面図を示すもので、吊り台
3に設けた前記の電動トング9は、吊り台3の両側部に
平行に軸架されそれぞれ中央から左、右ねじを刻したス
クリューシャフト6に、相対向するアーム8,8の上端
のそれぞれ螺合装着部8aを連結し、吊り台3上の電動
機4からチェーンホイール、チェーン等の伝動機構5を
介して駆動されるスクリューシャフト6の回転により、
鋼板の幅方向に開、閉移動するよう相対向して垂設した
数箇所(二箇所)のアーム8,8と、これらアーム8,
8の下端に鋼板Aの下面に挿入するように設けた爪7,
7とから構成されている。
トングの正面図、図3は同側面図を示すもので、吊り台
3に設けた前記の電動トング9は、吊り台3の両側部に
平行に軸架されそれぞれ中央から左、右ねじを刻したス
クリューシャフト6に、相対向するアーム8,8の上端
のそれぞれ螺合装着部8aを連結し、吊り台3上の電動
機4からチェーンホイール、チェーン等の伝動機構5を
介して駆動されるスクリューシャフト6の回転により、
鋼板の幅方向に開、閉移動するよう相対向して垂設した
数箇所(二箇所)のアーム8,8と、これらアーム8,
8の下端に鋼板Aの下面に挿入するように設けた爪7,
7とから構成されている。
【0012】この電動トング9の相対向するアーム8,
8の下端の爪7,7は、鋼板の下面に挿入して支持でき
るように、互いに内向きに相対向するようにL形に突出
形成し、これら爪7,7はアーム8,8の下部に若干上
下調節可能に取付けてある。さらに、これら各爪7,7
及びアーム8,8の下端から所定高さまでの内側には、
非磁性体の例えばステンレス板8bを張り付けて、吊り
荷が磁力で爪7,7及びアーム8,8に引っ付かないよ
うにする。
8の下端の爪7,7は、鋼板の下面に挿入して支持でき
るように、互いに内向きに相対向するようにL形に突出
形成し、これら爪7,7はアーム8,8の下部に若干上
下調節可能に取付けてある。さらに、これら各爪7,7
及びアーム8,8の下端から所定高さまでの内側には、
非磁性体の例えばステンレス板8bを張り付けて、吊り
荷が磁力で爪7,7及びアーム8,8に引っ付かないよ
うにする。
【0013】図2、図3に示すように、電動チェーンブ
ロック10は、次ぎのように構成されている。吊り台3
の中央部に吊り掛けた吊下げ杆14の両側に、上部フッ
ク15を介して電動チェーンブロック10,10を吊り
下げ、それらの電動チエーンブロック10のそれぞれの
チェーン11の下部フック17をマグネット取付盤18
の上面に設けた連結金具19,19に連結し、マグネッ
ト取付盤18の下面に多数のマグネット磁極12aを配
列したリフティングマグネット12を取付け、更に吊り
台3の中央にリフティングマグネット突上げ防止リミッ
トスイッチ16を設けたもので、20はリフティングマ
グッネト用ケーブル固定棒である。
ロック10は、次ぎのように構成されている。吊り台3
の中央部に吊り掛けた吊下げ杆14の両側に、上部フッ
ク15を介して電動チェーンブロック10,10を吊り
下げ、それらの電動チエーンブロック10のそれぞれの
チェーン11の下部フック17をマグネット取付盤18
の上面に設けた連結金具19,19に連結し、マグネッ
ト取付盤18の下面に多数のマグネット磁極12aを配
列したリフティングマグネット12を取付け、更に吊り
台3の中央にリフティングマグネット突上げ防止リミッ
トスイッチ16を設けたもので、20はリフティングマ
グッネト用ケーブル固定棒である。
【0014】また前記のリミットスイッチ13は、アー
ム開閉駆動部に取付けたロータリーカム方式のリミット
スイッチで、運転室内に取付けた掴み幅選択スイッチの
操作により、アーム開閉の基準幅を固定設定し、尚且つ
制御盤の制御器具(シーケンサー)に読み込みをさせて
いる。このため、電動トング9のアーム8,8による掴
み幅は、運転室の掴み幅選択スイッチの操作によって鋼
板の大きさに合せて設定されるリミットスイッチ13に
より、クレーンの運転室よりアームの掴み幅を任意にセ
ットできる。なお、運転室内には、前記の掴み幅選択ス
イッチの他、開閉自動・手動選択スイッチ、開閉スイッ
チ(自動復帰式)らを備え、自動操作の場合は、開閉自
動選択、掴み幅を手動選択(アーム開閉の基準幅の固定
設定)、開閉スイッチをワンタッチ操作することにより
掴み幅選択位置でアームOFFとなる。また手動操作の
場合は、開閉手動選択、掴み幅を手動選択、開閉スイッ
チを操作することにより掴み幅選択位置でアームOFF
となる。
ム開閉駆動部に取付けたロータリーカム方式のリミット
スイッチで、運転室内に取付けた掴み幅選択スイッチの
操作により、アーム開閉の基準幅を固定設定し、尚且つ
制御盤の制御器具(シーケンサー)に読み込みをさせて
いる。このため、電動トング9のアーム8,8による掴
み幅は、運転室の掴み幅選択スイッチの操作によって鋼
板の大きさに合せて設定されるリミットスイッチ13に
より、クレーンの運転室よりアームの掴み幅を任意にセ
ットできる。なお、運転室内には、前記の掴み幅選択ス
イッチの他、開閉自動・手動選択スイッチ、開閉スイッ
チ(自動復帰式)らを備え、自動操作の場合は、開閉自
動選択、掴み幅を手動選択(アーム開閉の基準幅の固定
設定)、開閉スイッチをワンタッチ操作することにより
掴み幅選択位置でアームOFFとなる。また手動操作の
場合は、開閉手動選択、掴み幅を手動選択、開閉スイッ
チを操作することにより掴み幅選択位置でアームOFF
となる。
【0015】また積み重ねて置いてある鋼板もマグネッ
トの電圧をコントロールし、リフティングマグネット1
2の吸着磁力で必要な数量(枚数選択)だけ吊り上げ、
電動チェーンブロック10の操作で吊り上げ鋼板Aを電
動トング9の各アーム8の爪7に乗せて支持させた状態
に掴み直して運搬するのである。
トの電圧をコントロールし、リフティングマグネット1
2の吸着磁力で必要な数量(枚数選択)だけ吊り上げ、
電動チェーンブロック10の操作で吊り上げ鋼板Aを電
動トング9の各アーム8の爪7に乗せて支持させた状態
に掴み直して運搬するのである。
【0016】図4及び図5は、前記電動トング9のアー
ム開閉駆動部を示す一部縦断正面図及び縦断側面図であ
って、吊り台3の外側フレーム内に横架したそれぞれの
スクリューシャフト6に螺合するアーム8,8の上端部
の螺合装着部8aは、それぞれアーム8の上端部の内側
に、スクリューシャフト6に螺合するナット21を取付
け、アーム上端部の両外側には、吊り台3に間隔をあけ
て平行に配設した溝形鋼のレール22、23のそれぞれ
上、下面と内側面の三面を挟み滑動する摺動案内部24
を設けて、スクリューシャフト6の回転により、相対向
したアーム8,8が互いにレール22、23に沿って開
閉駆動するように懸架されている。
ム開閉駆動部を示す一部縦断正面図及び縦断側面図であ
って、吊り台3の外側フレーム内に横架したそれぞれの
スクリューシャフト6に螺合するアーム8,8の上端部
の螺合装着部8aは、それぞれアーム8の上端部の内側
に、スクリューシャフト6に螺合するナット21を取付
け、アーム上端部の両外側には、吊り台3に間隔をあけ
て平行に配設した溝形鋼のレール22、23のそれぞれ
上、下面と内側面の三面を挟み滑動する摺動案内部24
を設けて、スクリューシャフト6の回転により、相対向
したアーム8,8が互いにレール22、23に沿って開
閉駆動するように懸架されている。
【0017】また、スクリューシャフト6は、前記電動
機4で回転されるチェーンホイール5a、チェーン5b
を介してスクリューシャフト6の一端に取付けたチェー
ンホイール5cに伝動するようにした伝動機構5により
駆動され、スクリューシャフト6に螺合するナット21
を介して、それぞれ対峙する対のアーム8,8がレール
22、23に沿って互いに開閉移動されるのである。図
中、5dは伝動ボックス、25はオイル受けである。
機4で回転されるチェーンホイール5a、チェーン5b
を介してスクリューシャフト6の一端に取付けたチェー
ンホイール5cに伝動するようにした伝動機構5により
駆動され、スクリューシャフト6に螺合するナット21
を介して、それぞれ対峙する対のアーム8,8がレール
22、23に沿って互いに開閉移動されるのである。図
中、5dは伝動ボックス、25はオイル受けである。
【0018】
【考案の効果】以上のように構成した本考案によれば、
クレーン運転手一人で鋼板の板割りから運搬までできる
ため、省力化と荷役時間の短縮ができる。また、その移
動中にクレーンの衝撃があった場合や、停電事故が起こ
った場合でも、鋼板を電動トングの爪に乗せて運搬して
いるため、その落下を確実に防止でき、安全性が高い等
の効果がある。
クレーン運転手一人で鋼板の板割りから運搬までできる
ため、省力化と荷役時間の短縮ができる。また、その移
動中にクレーンの衝撃があった場合や、停電事故が起こ
った場合でも、鋼板を電動トングの爪に乗せて運搬して
いるため、その落下を確実に防止でき、安全性が高い等
の効果がある。
【図1】本考案のリフティングマグネット付き電動トン
グの概略斜視図。
グの概略斜視図。
【図2】同リフティングマグネット付き電動トングの正
面図。
面図。
【図3】同側面図である。
【図4】吊り台に対するアーム開閉駆動部の縦断正面
図。
図。
【図5】同縦断側面図である。
1 クレーンワイヤー 2 シーブ 3 吊り台 4 電動機 5 伝動機構 6 スクリューシャフト 7 爪 8 アーム 8a アーム上端部の螺合装着部 8b 非磁性体のステンレス板 9 電動トング 10 電動チェーンブロック 11 チェーン 12 リフティングマグネット 13 リミットスイッチ 15 上部フック 16 リフティングマグネット突上げ防止リミットスイ
ッチ 17 下部フック 18 マグネット取付盤 19 連結金具 20 リフティングマグネット用ケーブル固定棒 21 ナット 22,23 レール 24 摺動案内部 25 オイル受 A 鋼板
ッチ 17 下部フック 18 マグネット取付盤 19 連結金具 20 リフティングマグネット用ケーブル固定棒 21 ナット 22,23 レール 24 摺動案内部 25 オイル受 A 鋼板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭54−2970(JP,U) 特公 昭50−23189(JP,B2)
Claims (1)
- 【請求項1】 クレーンワイヤーに吊下げられた吊り台
に、電動機から伝動機構を経て回転されるスクリューシ
ャフトに上端部が螺合装着され鋼板の幅方向に対峙して
互いに開閉自在に垂設された両側のアームと、その各ア
ーム下端に鋼板を乗せる爪を設けてなる電動トングと、
上部フックを介して吊り掛けリフティングマグネットを
昇降する電動チェーンブロックとを併設し、前記爪及び
アームの内側を非磁性体で被覆してなるリフティングマ
グネット付き電動トング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4994592U JPH0721484Y2 (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | リフティングマグネット付き電動トング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4994592U JPH0721484Y2 (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | リフティングマグネット付き電動トング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0610283U JPH0610283U (ja) | 1994-02-08 |
JPH0721484Y2 true JPH0721484Y2 (ja) | 1995-05-17 |
Family
ID=12845167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4994592U Expired - Lifetime JPH0721484Y2 (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | リフティングマグネット付き電動トング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0721484Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108946426A (zh) * | 2017-05-22 | 2018-12-07 | 太仓澄天机械有限公司 | 一种箱体吊具 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101599946B1 (ko) * | 2013-10-25 | 2016-03-04 | 삼성중공업 주식회사 | 판재 이송 장치 |
JP6179406B2 (ja) * | 2014-01-10 | 2017-08-16 | 株式会社ダイフク | 搬送装置 |
CN110356957B (zh) * | 2019-09-02 | 2024-09-10 | 中建八局第二建设有限公司 | 一种装配建筑用吊装保护装置 |
KR102322570B1 (ko) * | 2021-05-25 | 2021-11-04 | 강진원 | 철골구조물 시공방법 |
CN113860138B (zh) * | 2021-09-23 | 2024-05-14 | 河北天昕建设集团有限公司 | 钢板转运用吊装机构 |
BE1030494B1 (nl) * | 2022-05-05 | 2023-12-05 | Levrau Nv | Inrichting en werkwijze voor het verplaatsen van één betonwapeningsnet vanuit een stapel betonwapeningsnetten |
CN117383397A (zh) * | 2023-12-08 | 2024-01-12 | 纽科伦(新乡)起重机有限公司 | 一种电磁吸盘吊具冗余保护系统的保护方法 |
-
1992
- 1992-07-16 JP JP4994592U patent/JPH0721484Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108946426A (zh) * | 2017-05-22 | 2018-12-07 | 太仓澄天机械有限公司 | 一种箱体吊具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0610283U (ja) | 1994-02-08 |
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