JPH06225645A - カセット式壁面緑化兼熱負荷低減施設 - Google Patents
カセット式壁面緑化兼熱負荷低減施設Info
- Publication number
- JPH06225645A JPH06225645A JP3952693A JP3952693A JPH06225645A JP H06225645 A JPH06225645 A JP H06225645A JP 3952693 A JP3952693 A JP 3952693A JP 3952693 A JP3952693 A JP 3952693A JP H06225645 A JPH06225645 A JP H06225645A
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- JP
- Japan
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- wall surface
- cultivation
- attached
- container
- building
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 建築物外壁面を軽量且つ取付け自在の緑化植
物で覆うことにより熱吸収を図り，併せて緑化景観の向
上を図る。 【構成】 フレーム枠３内に線状体４を所要の間隙をあ
けて縦横に張り渡してなる二次元的な拡がりをもつ単位
フレームと，この単位フレームの各々に取付けられた樋
型の植栽容器５と，この植栽容器５に植えられたつる性
植物とからなるつる性植物の栽培カセットを，建築物の
外壁２面から所定の隙間をあけて必要数だけ取外し可能
に外壁２に取付けてなるカセット式壁面緑化兼熱負荷低
減施設。
物で覆うことにより熱吸収を図り，併せて緑化景観の向
上を図る。 【構成】 フレーム枠３内に線状体４を所要の間隙をあ
けて縦横に張り渡してなる二次元的な拡がりをもつ単位
フレームと，この単位フレームの各々に取付けられた樋
型の植栽容器５と，この植栽容器５に植えられたつる性
植物とからなるつる性植物の栽培カセットを，建築物の
外壁２面から所定の隙間をあけて必要数だけ取外し可能
に外壁２に取付けてなるカセット式壁面緑化兼熱負荷低
減施設。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は，つる性植物を利用して
建築物の修景と熱負荷の低減を図る施設に関する。
建築物の修景と熱負荷の低減を図る施設に関する。
【０００２】
【従来の技術】都市化の進展に伴ってヒートアイランド
現象が著しくなり，このために緑化事業が推められてい
るが，この一環としてビル屋上・壁面等の緑化も考えら
れている。
現象が著しくなり，このために緑化事業が推められてい
るが，この一環としてビル屋上・壁面等の緑化も考えら
れている。
【０００３】壁面の緑化法はつる性植物を外壁面に直接
的に這わせる方法が一般的であり，建築物壁面の足元に
該植物の根を植え付けて壁面に直接的に登攀させるか，
或いはベランダや屋上に植栽容器を設置してこれに根を
植付けて壁面に直接的に下垂（または登攀）させる。
的に這わせる方法が一般的であり，建築物壁面の足元に
該植物の根を植え付けて壁面に直接的に登攀させるか，
或いはベランダや屋上に植栽容器を設置してこれに根を
植付けて壁面に直接的に下垂（または登攀）させる。
【０００４】このような壁面に直接的につるを吸着させ
る方法に代えて，外壁の前面につるが巻き付くようなネ
ット状やロープ状の補助具を設置し，これを利用して成
長させる方法も採られている。場合によっては，鉢を壁
面に吊るしてこれから這わせる方法もある。
る方法に代えて，外壁の前面につるが巻き付くようなネ
ット状やロープ状の補助具を設置し，これを利用して成
長させる方法も採られている。場合によっては，鉢を壁
面に吊るしてこれから這わせる方法もある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来のつる性植物を利
用した壁面緑化法は，その緑化面積は植物の生育に左右
されるので全面緑化には非常に時間がかかるという問題
がある。また，いったん生育した植物を季節に応じて或
いは趣向により更新したい場合にも，再度の生育が必要
なために簡単にはできないという問題もある。加えて，
壁面の形状や日射域などの状況に応じて緑化部分を整形
したくても非常に困難な場合が多い。
用した壁面緑化法は，その緑化面積は植物の生育に左右
されるので全面緑化には非常に時間がかかるという問題
がある。また，いったん生育した植物を季節に応じて或
いは趣向により更新したい場合にも，再度の生育が必要
なために簡単にはできないという問題もある。加えて，
壁面の形状や日射域などの状況に応じて緑化部分を整形
したくても非常に困難な場合が多い。
【０００６】本発明はこのような従来技術の問題を解決
することを課題とし，つる性植物を利用して建築物の修
景と熱負荷の低減を図る簡易で交換容易な施設の提供を
目的としたものである。
することを課題とし，つる性植物を利用して建築物の修
景と熱負荷の低減を図る簡易で交換容易な施設の提供を
目的としたものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明によれば，フレー
ム枠内に線状体を所要の間隙をあけて縦横に張り渡して
なる二次元的な拡がりをもつ単位フレームと，この単位
フレームの各々に取付けられた樋型の植栽容器と，この
植栽容器に植えられたつる性植物とからなるつる性植物
の栽培カセットを，建築物の外壁面から所定の隙間をあ
けて必要数だけ取外し可能に外壁に取付けてなるカセッ
ト式壁面緑化兼熱負荷低減施設を提供する。
ム枠内に線状体を所要の間隙をあけて縦横に張り渡して
なる二次元的な拡がりをもつ単位フレームと，この単位
フレームの各々に取付けられた樋型の植栽容器と，この
植栽容器に植えられたつる性植物とからなるつる性植物
の栽培カセットを，建築物の外壁面から所定の隙間をあ
けて必要数だけ取外し可能に外壁に取付けてなるカセッ
ト式壁面緑化兼熱負荷低減施設を提供する。
【０００８】
【作用】本発明に従う栽培カセットは，既につる性植物
を生育させた小型の単位からなり，これを必要数つなぎ
合わせることにより，外壁面の大きさや形状に応じて，
外壁に自在に取付けられる。すなわち，外壁面との間に
隙間をもって継ぎ足しカーテン膜のように取付けられ
る。
を生育させた小型の単位からなり，これを必要数つなぎ
合わせることにより，外壁面の大きさや形状に応じて，
外壁に自在に取付けられる。すなわち，外壁面との間に
隙間をもって継ぎ足しカーテン膜のように取付けられ
る。
【０００９】単位栽培カセットは，その単位フレーム全
域に植物が生育した状態となるように別途の植物育成施
設で速成的に量産でき，植物がついたまま運搬も自由に
できる。そして栽培カセットに付ける植物の種類も季節
や地域性に合わせて自在に選択できる。このため，建築
物の修景や演出が自由であり，季節に応じての取替も簡
単に行える。
域に植物が生育した状態となるように別途の植物育成施
設で速成的に量産でき，植物がついたまま運搬も自由に
できる。そして栽培カセットに付ける植物の種類も季節
や地域性に合わせて自在に選択できる。このため，建築
物の修景や演出が自由であり，季節に応じての取替も簡
単に行える。
【００１０】他方，建築物の外壁面と所定の隙間をもっ
て該栽培カセットが連設されるのでこの隙間の空気層
が，植物に吸収された日射熱を建物側に伝達するのを抑
制する緩衝体となる。すなわち，植物を直接外壁に這わ
せるのに比べると，熱負荷低減効果が大きい。加えて，
予め生育した栽培カセットを用いるから，日射を充分に
遮るように繁茂した状態が直ちに維持でき，また日射遮
蔽面積を自在に調節できるから，建築物の壁面温度上昇
を抑制する作用が効果的に奏される。
て該栽培カセットが連設されるのでこの隙間の空気層
が，植物に吸収された日射熱を建物側に伝達するのを抑
制する緩衝体となる。すなわち，植物を直接外壁に這わ
せるのに比べると，熱負荷低減効果が大きい。加えて，
予め生育した栽培カセットを用いるから，日射を充分に
遮るように繁茂した状態が直ちに維持でき，また日射遮
蔽面積を自在に調節できるから，建築物の壁面温度上昇
を抑制する作用が効果的に奏される。
【００１１】そして，本発明に従う施設では登攀性の植
物も下垂性の植物も自在に選択できるから，壁面にマッ
チした多様な景観を自由に形成できると共に，各々の樋
型の植栽容器毎に養水分の補給ができ，且つその補給も
自動制御ができるので壁面全体にわたる植物の管理が簡
易且つ正確に行える。
物も下垂性の植物も自在に選択できるから，壁面にマッ
チした多様な景観を自由に形成できると共に，各々の樋
型の植栽容器毎に養水分の補給ができ，且つその補給も
自動制御ができるので壁面全体にわたる植物の管理が簡
易且つ正確に行える。
【００１２】
【実施例】図１は，本発明に従う施設の一実施例を示し
たもので，一単位の栽培カセット１を建築物の外壁２に
取付けた状態を示している。３は方形のフレーム枠であ
りトラック輸送ができる大きさを有し，このフレーム枠
３内に線状体４が縦横に張り渡される。図示の実施例で
はフレーム枠３および線状体４は樹脂製であるが，軽量
サッシのように金属製としてもよい。線状体４のピッチ
は１５ｃｍ程度である。図示の方形開口（格子状）のほ
か，円形，半円形，楕円形，多角形の開口を形成して意
匠効果をもたせることも自由である。
たもので，一単位の栽培カセット１を建築物の外壁２に
取付けた状態を示している。３は方形のフレーム枠であ
りトラック輸送ができる大きさを有し，このフレーム枠
３内に線状体４が縦横に張り渡される。図示の実施例で
はフレーム枠３および線状体４は樹脂製であるが，軽量
サッシのように金属製としてもよい。線状体４のピッチ
は１５ｃｍ程度である。図示の方形開口（格子状）のほ
か，円形，半円形，楕円形，多角形の開口を形成して意
匠効果をもたせることも自由である。
【００１３】この単位フレームの裏側下端には樋型の栽
培容器５が予め取付けてあり，この栽培容器５には，そ
の葉部が単位フレーム全体に生い茂る状態で生育した登
攀性つる性植物６が予め植え込まれている。このように
予め造られた栽培ユニット１が外壁２に対して，スペー
サ兼固定ボルト７によって，外壁面から所定の隙間をあ
けて取付けられる。このスペーサ兼固定ボルト７の一端
は外壁２に固着され，他端はフレーム枠３の孔に嵌入さ
れたあとナット８で固定される。
培容器５が予め取付けてあり，この栽培容器５には，そ
の葉部が単位フレーム全体に生い茂る状態で生育した登
攀性つる性植物６が予め植え込まれている。このように
予め造られた栽培ユニット１が外壁２に対して，スペー
サ兼固定ボルト７によって，外壁面から所定の隙間をあ
けて取付けられる。このスペーサ兼固定ボルト７の一端
は外壁２に固着され，他端はフレーム枠３の孔に嵌入さ
れたあとナット８で固定される。
【００１４】図２は栽培容器５を示したもので，この中
には植栽培地９が装填されている。この植栽培地９は養
分保持能力の高いゼオライト，保水性および通水性の良
好なバーミキュライト，ピートモス等を主成分とする軽
量培養土が用いられている。樋型栽培容器５の軸と直交
する断面は約１０ｃｍ角程度であり，場合によっては半
円形のものもある。その長さは単位フレームの幅に一致
させてある。容器の壁面には底部から１／４程度の高さ
位置に排水穴１１が適宜間隔で設けられ，容器内に雨水
が過剰供給されたときに自然排水でき且つ底部に所要量
の保水ができるように排水穴の位置が定めされている。
には植栽培地９が装填されている。この植栽培地９は養
分保持能力の高いゼオライト，保水性および通水性の良
好なバーミキュライト，ピートモス等を主成分とする軽
量培養土が用いられている。樋型栽培容器５の軸と直交
する断面は約１０ｃｍ角程度であり，場合によっては半
円形のものもある。その長さは単位フレームの幅に一致
させてある。容器の壁面には底部から１／４程度の高さ
位置に排水穴１１が適宜間隔で設けられ，容器内に雨水
が過剰供給されたときに自然排水でき且つ底部に所要量
の保水ができるように排水穴の位置が定めされている。
【００１５】一方，各栽培カセット１と外壁２との隙間
を利用して養水分補給パイプ１２が配管されており，こ
のパイプ１２から各栽培カセットごとまたは複数個のカ
セット群ごとに分岐チューブ１３が引込まれ，この分岐
チューブ１３の制御弁１４を開閉することによって各栽
培容器に養水分を補給するようにしてある。この補給操
作は，植栽培地９内に挿入した水分センサー１５の検出
値に応じて制御弁１４を開閉操作する自動制御で行う。
１６はこの制御のための操作盤を示しており，この操作
盤１６は必ずしもカセット毎に設ける必要はなく，複数
個のカセットに共用させることができる。養水分補給パ
イプ１２は図示されていないが屋上またはベランダに設
置された養水分貯留タンクに接続されている。操作盤１
６は建築物内の適当な場所に設置される。
を利用して養水分補給パイプ１２が配管されており，こ
のパイプ１２から各栽培カセットごとまたは複数個のカ
セット群ごとに分岐チューブ１３が引込まれ，この分岐
チューブ１３の制御弁１４を開閉することによって各栽
培容器に養水分を補給するようにしてある。この補給操
作は，植栽培地９内に挿入した水分センサー１５の検出
値に応じて制御弁１４を開閉操作する自動制御で行う。
１６はこの制御のための操作盤を示しており，この操作
盤１６は必ずしもカセット毎に設ける必要はなく，複数
個のカセットに共用させることができる。養水分補給パ
イプ１２は図示されていないが屋上またはベランダに設
置された養水分貯留タンクに接続されている。操作盤１
６は建築物内の適当な場所に設置される。
【００１６】図３は，樋型の栽培容器５を単位フレーム
の裏側上端に取付け，つる性植物６として下垂性のもの
が使用されている以外は，図１と同様の本発明に従う施
設例を示したものであり，図３において，図１と同じ参
照数字で示す部材は図１で説明したものと同じ内容のも
のである。
の裏側上端に取付け，つる性植物６として下垂性のもの
が使用されている以外は，図１と同様の本発明に従う施
設例を示したものであり，図３において，図１と同じ参
照数字で示す部材は図１で説明したものと同じ内容のも
のである。
【００１７】図３の例では，栽培容器５に植えられた下
垂性のつる性植物６が単位フレームの上方から下方に向
けて垂れ下がった状態で葉部が単位フレームの全域を覆
うように線状体４に絡まっている。
垂性のつる性植物６が単位フレームの上方から下方に向
けて垂れ下がった状態で葉部が単位フレームの全域を覆
うように線状体４に絡まっている。
【００１８】以上の実施例において，図中では一単位の
栽培カセットを示したが，その上下左右には外壁２の形
状に応じて同様の栽培カセットが同様の関係をもって連
設され，外壁に沿った二次元的な緑化壁面を形成する。
そのさい，各栽培カセットは同形且つ同種類の植物を植
栽したものでもよいが，外壁の状況に応じて異形の栽培
カセットや別種類の植物を植栽した栽培カセットを用い
ることもできる。
栽培カセットを示したが，その上下左右には外壁２の形
状に応じて同様の栽培カセットが同様の関係をもって連
設され，外壁に沿った二次元的な緑化壁面を形成する。
そのさい，各栽培カセットは同形且つ同種類の植物を植
栽したものでもよいが，外壁の状況に応じて異形の栽培
カセットや別種類の植物を植栽した栽培カセットを用い
ることもできる。
【００１９】植栽するつる性植物としては永年緑化植
物，例えばきづた，ヘデラ，ムラサキツユクサ，テイカ
ズラ，スイカズラ，イタビカズラ等を用いることが実際
的であるが，栽培カセットの取替の労を厭わねば日射を
遮ることができるものであれば落葉性のものや開花性，
結実性のもの等あらゆるつる性植物が使用できる。
物，例えばきづた，ヘデラ，ムラサキツユクサ，テイカ
ズラ，スイカズラ，イタビカズラ等を用いることが実際
的であるが，栽培カセットの取替の労を厭わねば日射を
遮ることができるものであれば落葉性のものや開花性，
結実性のもの等あらゆるつる性植物が使用できる。
【００２０】また建築物のみならず，高架斜面や防音
壁，コンクリート擁壁，河川護岸等のヒートアイランド
現象の低減を必要とする面に対しても本発明の栽培ユニ
ットは適用が可能である。
壁，コンクリート擁壁，河川護岸等のヒートアイランド
現象の低減を必要とする面に対しても本発明の栽培ユニ
ットは適用が可能である。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したように，本発明によれば，
つる性植物を利用した建築物の壁面緑化が施工性よく行
うことができ，その管理維持も容易である。そして，つ
る性植物による遮光並びに蒸散作用，さらには栽培カセ
ットと外壁との間の空気層による断熱作用により，建築
物の熱負荷の低減が効果的に達成され，建築物の冷房負
荷を軽減することができる。また本発明施設の普及によ
りヒートアイランド現象の低減に寄与する。
つる性植物を利用した建築物の壁面緑化が施工性よく行
うことができ，その管理維持も容易である。そして，つ
る性植物による遮光並びに蒸散作用，さらには栽培カセ
ットと外壁との間の空気層による断熱作用により，建築
物の熱負荷の低減が効果的に達成され，建築物の冷房負
荷を軽減することができる。また本発明施設の普及によ
りヒートアイランド現象の低減に寄与する。
【００２２】加えて，本発明施設ではつる性植物の育成
は専用の栽培施設で量産的に行うことができ，各種のつ
る性植物を絡ませた多品種の栽培カセットを市場に流通
させることができる。このため，植物を植栽した栽培カ
セットの製造費用やメインテナンス費用の低減が達成さ
れると共に，栽培カセットの選択により施主の意向や景
観・季節を考慮したデザイン性のある都市型緑化が自由
にできるようになり，都市の美化に貢献できる。
は専用の栽培施設で量産的に行うことができ，各種のつ
る性植物を絡ませた多品種の栽培カセットを市場に流通
させることができる。このため，植物を植栽した栽培カ
セットの製造費用やメインテナンス費用の低減が達成さ
れると共に，栽培カセットの選択により施主の意向や景
観・季節を考慮したデザイン性のある都市型緑化が自由
にできるようになり，都市の美化に貢献できる。
【００２３】このように，建物の壁面緑化が従来の自然
生育方式に比べて容易化し且つ多様な緑化演出やアメニ
テイ向上効果によって本施設の普及すれば，最近特に問
題となっている盛夏時の電力消費のピークカットに対し
ても省エネルギー効果を発揮し，環境問題化している二
酸化炭素の吸収効果，騒音に対する遮音効果，粉塵飛来
による建物の汚染防止効果など，都市環境の改善に威力
を発揮し，緑化と建物の融合政策や緑化行政の促進にも
その効果には多大のものがある。
生育方式に比べて容易化し且つ多様な緑化演出やアメニ
テイ向上効果によって本施設の普及すれば，最近特に問
題となっている盛夏時の電力消費のピークカットに対し
ても省エネルギー効果を発揮し，環境問題化している二
酸化炭素の吸収効果，騒音に対する遮音効果，粉塵飛来
による建物の汚染防止効果など，都市環境の改善に威力
を発揮し，緑化と建物の融合政策や緑化行政の促進にも
その効果には多大のものがある。
【図１】図１（Ａ）は本発明に従う栽培カセット一単位
の例を示す正面図であり，図１（Ｂ）はその縦断面図で
ある。
の例を示す正面図であり，図１（Ｂ）はその縦断面図で
ある。
【図２】図２（Ａ）は本発明に従う栽培カセットの植栽
容器の例を示す軸方向の略断面図であり，図２（Ｂ）は
その軸と直角方向の略断面図である。
容器の例を示す軸方向の略断面図であり，図２（Ｂ）は
その軸と直角方向の略断面図である。
【図３】図３（Ａ）は本発明に従う栽培カセット一単位
の他の例を示す正面図であり，図３（Ｂ）はその縦断面
図である。
の他の例を示す正面図であり，図３（Ｂ）はその縦断面
図である。
１ 一単位の栽培カセット ２ 外壁 ３ フレーム枠 ４ 線状体 ５ 樋状の栽培容器 ６ つる性植物 ７ スペーサ兼固定ボルト ８ 取着用ナット ９ 植栽培地 １１ 栽培容器の排水穴 １２ 養水分補給パイプ １３ 養水分補給チューブ １４ 制御弁 １５ 水分センサー １６ 操作盤
Claims (5)
- 【請求項１】 フレーム枠内に線状体を所要の間隙をあ
けて縦横に張り渡してなる二次元的な拡がりをもつ単位
フレームと，この単位フレームの各々に取付けられた樋
型の植栽容器と，この植栽容器に植えられたつる性植物
とからなるつる性植物の栽培カセットを，建築物の外壁
面から所定の隙間をあけて必要数だけ取外し可能に外壁
に取付けてなるカセット式壁面緑化兼熱負荷低減施設。 - 【請求項２】 栽培容器は各単位フレームの下縁に取付
けられ，登攀性のつる性植物が該栽培容器に植えられる
請求項１に記載の施設。 - 【請求項３】 栽培容器は各単位フレームの上縁に取付
けられ，下垂性のつる性植物が該栽培容器に植えられる
請求項１に記載の施設。 - 【請求項４】 建築物の外壁に取付けられた各栽培カセ
ットの各栽培容器には養水分供給パイプが施設される請
求項１，２または３に記載の施設。 - 【請求項５】 各栽培容器には水分センサーが取付けら
れ，この水分センサーの検出値に応じて養水分の供給量
が自動制御される請求項１，２，３または４に記載の施
設。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3952693A JPH06225645A (ja) | 1993-02-03 | 1993-02-03 | カセット式壁面緑化兼熱負荷低減施設 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3952693A JPH06225645A (ja) | 1993-02-03 | 1993-02-03 | カセット式壁面緑化兼熱負荷低減施設 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06225645A true JPH06225645A (ja) | 1994-08-16 |
Family
ID=12555494
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3952693A Pending JPH06225645A (ja) | 1993-02-03 | 1993-02-03 | カセット式壁面緑化兼熱負荷低減施設 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06225645A (ja) |
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1993
- 1993-02-03 JP JP3952693A patent/JPH06225645A/ja active Pending
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