JP4700292B2 - 配電塔緑化フレーム - Google Patents

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Description

この発明は、昨今、社会問題となっている都市部のヒートアイランド現象の対策として有効と言われている屋上緑化や壁面緑化の一助となるものであって、都市部の路上に設置された配電塔の緑化フレームに関するものである。
近年都市部において、ヒートアイランド現象が顕在化し、その対策として屋上緑化や壁面緑化が促進されている。そしてその一助として都市部路上に多数設置されている配電塔を緑化することが有効と考えられる。配電塔は、路上に設置され、その内部で地中から挿通された電力ケーブルを立ち上げて需要家に電力を供給するものであり、現在広い歩道においては、配電塔から300mm程度離隔を取って囲いを設け、そこに草花を育成しているものが見られる。
しかしながら、ほとんどの歩道は、幅が狭くこの様な囲いは設けられないのが実情である。また設けられたとしても、この様な緑化方法では配電塔の外面から300mmの離隔をもって自立した囲いを設けていることから、通行の妨げとなり、その一方配電塔の外面から300mm離隔して設けており、ヒートアイランド現象の抑制効果は配電塔に密着したかたちでないと十分な効果が得られない。また囲いと配電塔の外面とが離隔しているので張り紙をされる恐れがある。また囲いを開けないと配電塔の扉を開けることができず、囲いの扉の開放時にはその分スペースを必要とする。さらに万一配電塔内で短絡事故が発生した場合、配電塔背面へ排出された放圧ガスが囲いの背面に跳ね返って一部が正面の歩行者側へ吹き出し危険である。また囲いが地面に自立しているのでこの囲いの地面接触部から腐食し易く、またこの囲いを設ける際、囲いの基礎を地面に埋め込む必要がある。
そこでこの発明は、通行人に安全で、配電塔の機能を損なわず、簡単に緑化できる配電塔緑化フレームを提供して上記課題を解決するものである。
請求項1の発明は、路上に設置され、箱型でその上面の左右に吊りボルト用ナットを設け、正面に開閉自在な扉を有する配電搭において、正面視が四角形状で、上の端縁から後方に設けた折曲縁の後端から下方へ垂下させて枠体係止端縁を設け、下の端縁から後方に設けた折曲縁の後端に背面板を渡して袋状部を備えた枠体を用意し、当該枠体を上記配電塔の正面、背面、左側面及び右側面を略被う大きさのものに夫々設け、上記配電搭の正面の扉の上端の折曲縁に係止した上部掛け金具に正面枠体の枠体係止端縁を取り付け、正面の扉の下端の折曲縁に係止した下部掛け金具に、正面枠体の上記袋状部を取り付けて正面枠体を扉に取り付け、上記配電塔の上面の左右に板体を重合し、これらの各板体に穿った孔を通して配電塔の上面の吊りボルト用ナットにボルトを螺着して各板体を係止し、各板体に接続した上部掛け金具を配電塔の左右の側面上部に垂下させ、当該上部掛け金具に左右の各側面枠体の上部を取り付け、上記左側面枠体及び右側面枠体の背面側の各端縁の一部に配電塔の背面に重ねた上記背面枠体の左右の端縁の一部を重ねて取り付け、上記袋状部に土壌又は水を入れて上記各枠体内に植物を生育させるように構成した配電搭の緑化フレームとした。
請求項2の発明は、上記正面枠体は、これを配電搭に取り付けた際の表面を上下左右に一定幅の端縁を残して開口面とし、また上下左右の端縁から後方に夫々折曲縁を有し、当該上端の折曲縁の後端から下方へ垂下させて枠体係止端縁とし、上記袋状部は下端の折曲縁、左右の折曲縁及び背面板から成り、当該背面板の下端縁に沿ってアングル状の枠体係止片を設け、上記配電搭の正面の扉の上端の折曲縁に係止した上部掛け金具の係止溝に正面枠体の枠体係止端縁を引っ掛け、正面の扉の下端の折曲縁に係止した下部掛け金具のナットに、正面枠体の枠体係止片を重ねて当該枠体係止片の貫通孔を通してボルトを螺着して、正面枠体を扉に取り付けた。
また上記左右の各側面枠体は、これらを配電塔に取り付けた際の表面を上下左右に一定幅の端縁を残して開口面とし、また上下左右の端縁から後方に夫々折り曲げた折曲縁を有し、上端の折曲縁の後端から下方へ垂下させて枠体係止端縁とし、上記袋状部は下端の折曲縁、左右の折曲縁及び背面板から成り、当該各側面枠体の下部の配電塔の正面側の折曲縁から、当該配電塔の正面側に舌片を突出させて係止片を設け、これらの係止片には貫通孔を穿ち、当該各側面枠体の背面枠体側の折曲縁に複数の水平な舌片を設け、これらの舌片に突起を設け、上記配電塔の上面の左右の側縁に沿って、上部掛け金具を配電塔の左右の側面上部に垂下した板体を重合し、この板体に穿った孔を通して配電塔の上面の吊りボルト用ナットにボルトを螺着して上部掛け金具を固定し、上記左右の各側面枠体の枠体係止端縁を夫々上部掛け金具の係止溝に引っ掛け、当該各側面枠体の各係止片の貫通孔を、当該配電塔のベースの正面に当接させた棒材の両端に設けたナットに当接した後、ボルトを係止片の貫通孔に通してナットを螺着して左右の各側面枠体を固定した。
さらに上記背面枠体は、これを配電塔に取り付けた際の表面を上下左右に一定幅の端縁を残して開口面とし、また上下左右の端縁から後方に折曲縁を有し、上記袋状部は下端の折曲縁、左右の折曲縁及び背面板から成り、当該左右の折曲縁に複数の水平な舌片を設け、これらの舌片に、上記左右の側面枠体の複数の水平な舌片の突起に嵌合自在な貫通孔を設け、当該背面枠体の左右の折曲縁から突出した水平な舌片の貫通孔を、左右の各側面枠体の水平な各舌片の突起に嵌めて各舌片を重合させて背面枠体を配電塔の背面に取り付けた上記請求項1に記載の配電塔の緑化フレームとした。
請求項3の発明は、上記正面枠体の左右の折曲縁に複数の上向き鉤型の突出部を設け、上記各突出部を縦方向に覆う断面鉤型で長尺な正面コーナーカバーをその内側に設けた複数の板体の一部に穿った貫通孔に上記突出部を夫々軸支して回動自在に設け、これらの各正面コーナーカバーの、左右の各側面枠体側端縁は、上記左側面枠体の右側縁及び右側面枠体の左側縁を内側に一定長傾斜させた傾斜端縁に重合自在とし、上記左右の各側面枠体と背面枠体との各突き合せ部の突起の上に、断面鉤型で長尺な背面コーナーカバーの三角板の内側に設けた複数の各貫通孔を嵌めて背面コーナーカバーを被せ、正面枠体、左右の各側面枠体、背面枠体、正面コーナーカバー、背面コーナーカバーとが連なって面一と成る構成した上記請求項2に記載の配電搭の緑化フレームとした。
請求項4の発明は、上記配電塔及び当該配電塔に取り付けられた正面、背面、左側面及び右側面の各枠体の上端の折曲縁を屋根カバーで覆って当該屋根カバーを配電塔に取り付け、当該屋根カバーを外さなければ、当該各枠体の着脱は出来ない構成とした上記請求項1乃至3の何れかに記載の配電塔の緑化フレームとした。
請求項1乃至4の各発明によれば、路上に設置されている配電塔をその機能を損なわず、簡単に緑化することができる。また配電塔の扉等に直接取り付けるので、必要以上にスペースを取らず、通行人や車両の運行の邪魔になることがない。また請求項2の発明によれば、各枠体の開口面を大きく取ったので、植物を密度高く生育することができて緑化の効果が大きく期待出来る。また各枠体を配電塔の各面に夫々係止金具等を使って取り付けたので、各枠体を確実かつ強固に取り付けることが出来、当該緑化フレームが無闇に外れることも無く、施設として信頼性が高く、長期間に渡って使用出来るものである。これらの枠体を取り付けるに当って、配電塔を新たに傷付けたり加工したりしないで取り付けられる。さらに各枠体の取り付けに当って、配電塔を開ける必要が無く、配電塔の管理者の立ち合い等が不要である。
請求項3の発明によれば、背面枠体、左側面枠体及び右側面枠体を相互に連結して係止し、この係止箇所に背面コーナーカバーを被せ、さらに正面コーナーカバーの一端を左側面枠体及び右側面枠体の各傾斜端縁に重なるように設けたので、各枠体が強固にかつ各枠体の表面が面一に設けられ、通行人等にも安全であり、配電塔の扉の開閉や万一の内部短絡事故時の放圧が円滑に出来、施設として長く使用出来るものである。さらに請求項4の発明によれば、配電塔及びこの配電塔に取り付けられた各枠体の上面を屋根カバーで覆い、この屋根カバーを外さなければ、各枠体の着脱は出来ない構成としたので、装着が確実であり、いたずらに各枠体が外れることがなく、施設として信頼性の高いものである。
扁平かつ縦長の枠体を用意し、当該枠体を上記配電塔の正面、背面、左側面及び右側面に夫々取り付け、上記各枠体の下縁に沿った端部の裏面側に袋状部を設け、当該袋状部に土壌又は水を入れて当該各枠体内に植物を生育させるように構成した。
また上記正面枠体は、これを配電塔に取り付けた際の表面を上下左右に一定幅の端縁を残して開口面とし、また上下左右の端縁から後方に夫々折曲縁を有し、当該上端の折曲縁の後端から下方へ垂下させて枠体係止端縁とし、上記袋状部は下端の折曲縁、左右の折曲縁及び背面板から成り、当該背面板の下端縁に沿ってアングル状の枠体係止片を設け、上記配電塔の正面の扉の上端の折曲縁に係止した上部掛け金具の係止溝に正面枠体の枠体係止端縁を引っ掛け、正面の扉の下端の折曲縁に係止した下部掛け金具のナットに、正面枠体の枠体係止片を重ねて当該枠体係止縁の貫通孔を通してボルトを螺着して、正面枠体を扉に取り付けた。
さらに上記左右の各側面枠体は、これらを配電塔に取り付けた際の表面を上下左右に一定幅の端縁を残して開口面とし、また上下左右の端縁から後方に夫々折り曲げた折曲縁を有し、上端の折曲縁の後端から下方へ垂下させて枠体係止端縁とし、上記袋状部は下端の折曲縁、左右の折曲縁及び背面板から成り、当該各側面枠体の下部の配電塔の正面側の折曲縁から、当該配電塔の正面側に舌片を突出させて係止片を設け、これらの係止片には貫通孔を穿ち、当該各側面枠体の背面枠体側の折曲縁に複数の水平な舌片を設け、これらの舌片に突起を設け、上記配電塔の上面の左右の側縁に沿って、上部掛け金具を配電塔の左右の側面上部に垂下した板体を重合し、この板体に穿った孔を通して配電塔の上面の吊りボルト用ナットにボルトを螺着して上部掛け金具を固定し、上記左右の各側面枠体の枠体係止端縁を夫々上部掛け金具の係止溝に引っ掛け、当該各側面枠体の各係止片の貫通孔を、当該配電塔のベースの正面上部に当接させた棒材の両端に設けたナットに当接した後、ボルトを係止片の貫通孔に通してナットを螺着して左右の各側面枠体を固定した。
また上記背面枠体は、これを配電塔に取り付けた際の表面を上下左右に一定幅の端縁を残して開口面とし、また上下左右の端縁から後方に折曲縁を有し、上記袋状部は下端の折曲縁、左右の折曲縁及び背面板から成り、当該左右の折曲縁に複数の水平な舌片を設け、これらの舌片に、上記左右の側面枠体の複数の水平な舌片の突起に嵌合自在な貫通孔を設け、当該背面枠体の左右の折曲縁から突出した水平な舌片の貫通孔を、左右の各側面枠体の水平な各舌片の突起に嵌めて各舌片を重合させて背面枠体を配電塔の背面に取り付けた。
上記正面枠体の左右の折曲縁に複数の上向き鉤型の突出部を設け、上記各突出部を縦方向に覆う断面鉤型で長尺な正面コーナーカバーをその内側に設けた複数の板体の一部に穿った貫通孔に上記突出部を夫々軸支して回動自在に設け、これらの各正面コーナーカバーの、左右の各側面枠体側端縁は、上記左側面枠体の右側縁及び右側面枠体の左側縁を内側に一定長傾斜させた傾斜端縁に重合自在とし、上記左右の各側面枠体と背面枠体との各突き合せ部の突起の上に、断面鉤型で長尺な背面コーナーカバーの三角板の内側に設けた複数の各貫通孔を嵌めて背面コーナーカバーを被せ、正面枠体、左右の各側面枠体、背面枠体、正面コーナーカバー、背面コーナーカバーとが連なって面一と成る構成とした。
さらに上記配電塔及び当該配電塔に取り付けられた正面、背面、左側面及び右側面の各枠体の上端の折曲縁を屋根カバーで覆って当該屋根カバーを配電塔に取り付け、当該屋根カバーを外さなければ、当該各枠体の着脱は出来ない構成とした。
以下、この発明の実施例を図に基づいて説明する。
図1乃至図3に示すのは、この実施例の緑化フレームAを取り付けた配電塔Cを示す。この実施例の配電塔Cの緑化フレームAは、枠体に植物の中のフジやツタなどの蔓草を生育させて成り、この枠体を配電塔の正面、背面、左側面及び右側面の四面に夫々設置するものである。枠体の形状は、扁平かつ縦長であって、これを立設した際の表面を上下左右に一定幅の端縁を残して開口面とし、また上下左右の端縁から後方に夫々折曲縁を設け、この上端の折曲縁の後端から下方へ垂下させて係止端縁又は折り返し端縁とし、裏面は上記左右の折曲縁の下部の後端に背面板をわたし、枠体の表面の下部の端縁、枠体の左右の折曲縁、下端縁の折曲縁及び上記背面板により袋状部を形成している。
そして図4に示す様に、この枠体の下縁に沿った上記袋状部内に土壌Dを入れて当該箇所において植物Bを生育させる。この図4では、土壌Dの上面に蔓草の茎を通す複数の穴を穿ったカバーを被せている。またこの枠体内に格子枠35を設け、この格子枠枠35に植物Bの蔓を絡ませている。
正面用の枠体1(以下「正面枠体1」と言う)、背面用の枠体2(以下「背面枠体2」と言う)、及び左右の側面用の枠体3、4(以下「側面枠体3、4」と言う)の構成は、概ね同様であるが取り付け箇所によって多少異なる。以下順に説明する。
正面枠体1は、図1に示す様に、配電塔Cの正面の扉に取り付けるものであり、この配電塔Cの扉が左右に開く観音開きと成っているため、この正面枠体1も中央から左右に開くように、正面左枠体1a又は正面右枠体1bに分かれている。また図4及び図5に示す様に、正面枠体1の表面の上端の折曲縁の後端から下方へ垂下させ、後述するこの正面枠体1を配電塔Cの正面に取り付ける際の上部の枠体係止縁6とし、さらに上記袋状部の背面板の下端縁に、アングル材の枠体係止片7の垂直片部を当接固定し、その垂直片部の下端から外方に突出した水平な片の両端に二つの貫通孔7aを穿っている。
この様な正面枠体1を取り付ける配電塔Cの扉5には、図6に示す様に、正面枠体1を取り付ける上部掛け金具8及び下部掛け金具9を予め取り付ける。上部掛け金具8は、断面略アングル型で正面枠体1の幅より少し短い長さを有しており、一側の端部を内側に若干折り返して係止縁8aを設け、他側にねじ孔8bを穿ち、他側の端部を外側に折り返して折り返し端縁8eと係止溝8cを設け、この折り返し端縁8eの、ねじ孔8bと対向する位置に端縁側から切り欠きを設けている(図示省略)。この切り欠きを通して他側のねじ孔8bから、先端に略U字型の当接材8dを回転自在に装着したボルト8fを螺着している。また当接材8dを使用しない上部掛け金具8の中程の箇所では、図4に示す様に、ボルト8gとナット8hにより略楕円形状の回転板10の上部を通して、この回転板10を回転自在に設けている。さらに図6に示す様に、下部掛け金具9は、正面枠体1の幅より少し短い長さの板体の一側の端部を上方に折り返して係止縁9aを設け、この板体の両端付近の下面にナット9bを二個固着している。
図1及び図7に示す様に、配電塔Cの扉5部分には、錠前11などが取り付けられており、それらが凸部となって前方へ突出しており、これらの箇所に相応する正面左枠体1aの右端縁側の上部から下部に至る一定幅の箇所には、この緑化フレームA設置後にも、当該配電塔Cの扉5の開閉操作のために植物Bの繁茂があっては邪魔なので、当該箇所に板状の錠前カバー12を設けている。また図7及び図8に示す様に、正面左枠体1aの内側においても錠前11などが取り付けられた箇所と植物Bが繁茂する箇所とは、断面鉤型の壁面12aを設けて区切っている。正面左枠体1aの右端縁の内側にばね13の一端13aを取り付け他端13bをこの錠前カバー12の内側に取り付け、この様なばね13を複数個取り付けて錠前カバー12を開閉自在に設けている。そして常時はばね13の力で錠前カバー12が閉じており、作業者はばね13の力に抗して錠前カバー12を開けることが出来る。
さらに正面左枠体1aの左側の折曲縁及び正面右枠体1bの右側の折曲縁には、図9に示す様に(但し図9では正面左枠体1aと左側面枠体3との該当箇所のみ示す)、一定長の略チャネル材14の一方の側面を固着し、他方の側面には、この略チャネル材14の上方へその上部が突出した円柱15を固着させている。この様にして正面左枠体1aの左側の折曲縁及び正面右枠体1bの右側の折曲縁には、略チャネル材14と円柱15を上下方向に合計三個設けている。
背面枠体2は、図2に示す様に、ほぼ正面枠体1と同様の大きさであり、図10に示す様に、厚さが少し正面枠体1より薄く、背面枠体2の表面の上端縁を全て裏面側に若干折り返して、折り返し端縁16を設けている。この折り返し端縁16にボルトとナットにより略楕円形状の回転板10の上部を回転自在に取り付けている。折り返し端縁16には同様にしてこの様な回転板10を長手方向に複数個設けている。また図11に示す様に、背面枠体2の左右の側面となる折曲縁には(但し図11では背面枠体2の右側のみ示す)、水平な舌片18を夫々横方向に突出させて上下方向に三個設けており、夫々の舌片18に貫通孔を設けている。
左右の各側面枠体3、4は、図3に示す様に(但し図3では右側面枠体4のみ示す)、正面枠体1又は背面枠体2の夫々半分以下の大きさであり、厚さは背面枠体2とほぼ同じで、また図12に示す様に、左右の各側面枠体3、4の表面の上端の折曲縁の後端から下方へ垂下させて、正面枠体1と同様に、枠体係止縁19を設け、さらに図13に示す様に、左側面枠体3の左側及び右側面枠体4の右側の各折曲縁には(但し図13では左側面枠体3の左側面のみ示す)、水平な舌片20を夫々横方向に突出させて上下方向に三個設けており、夫々の舌片20の上面には突起20aを設けている。
また図14に示す様に(但し図14では左側面枠体3における場合のみ示す)、左側面枠体3の正面枠体1側の右側の折曲縁及び右側端縁枠体4の正面枠体1側の左側の折曲縁を正面枠体1側方向にかつ内側に夫々一定長傾斜させて傾斜端縁21を設けている。さらに図4に示すように(但し図4では、右側面枠体4の正面枠体1側に突出させて設けたものを示す)、左側面枠体3及び右側面枠体4の夫々の下部の配電塔Cの正面側の折曲縁から夫々舌片を配電塔Cの正面側に水平方向に突出させ、この舌片に貫通孔22aを穿ち、後述するこの左右の各側面枠体3、4を配電塔Cの側面に取り付ける際の係止片22としている。
この様な左右の各側面枠体3、4を取り付ける配電塔Cの上面の左右には、図12及び図15に示す様に(但し図12及び図15では右側のみ示す)、吊りボルト用ナット23を設けており、この吊りボルト用ナット23にボルト24を螺着し、このボルト24によって板体25を介して上部掛け金具26を配電塔Cの左右の側面に夫々取り付ける。上部掛け金具26は、断面略鉤型で左右の側面枠体3、4の幅より少し短い長さを有しており、一側の端面に係止縁26aを設け、他側に複数の貫通孔26bを穿ち、他側の下端部を外側に折り返して係止溝26cを設けている。そしてこの上部掛け金具26の係止縁26aを上記板体25の一側下面に当ててねじ止めしている。またこの上部掛け金具26の貫通孔26bを設けた裏面には、ボルトとナットにより略楕円形状の回転板10の上部を回転自在に取り付けている。この回転板10は上部掛け金具26に沿って長手方向に複数個設けている。
また図9、図14及び図17に示す様に、上記正面枠体1の左右の各側面を成す折曲縁に設けた円柱15に、断面鉤型で長尺な正面コーナーカバー27を回動自在に軸支している。つまりこの正面コーナーカバー27の内側に間隔を空けて三角板27aを三段設けており、この三角板27aの一方の隅付近に貫通孔を穿ち、この貫通孔に上記円柱15を夫々嵌め入れている。正面コーナーカバー27の内側の各三角板27aの他方の隅付近に縦方向の長尺なアングル材27bを固着する。各三角板27aの上から上記突出した各円柱15の頭部にばね28の一端28aを固着し、このばね28の他端28bを上記アングル材27bに固着している。そして正面コーナーカバー27の側面端は左右の側面枠体3、4の各傾斜端縁21まで伸びて重合している。この時、正面枠体1の表面、左右の側面枠体3、4の表面及び正面コーナーカバー27の断面鉤型の表面は、全て面一と成るようにする。
上記正面枠体1の円柱15と正面コーナーカバー27に取り付けたばね28により、正面枠体1と正面コーナーカバー27とは常時引っ張り合う状態にあり、その結果正面コーナーカバー27には、常時配電塔の内側方向(図14における矢印方向)に引く力がかかっている。図18に示す様に、上記配電塔Cの左右夫々の扉5の開放に連なって、ばね28の力に抗して、正面コーナーカバー27は左側面枠体3の傾斜した傾斜端縁21を乗り越えて、何等支障無く移動し、扉5が閉じられるとばね28の力により、図14に示す元の定位置に戻るようになっている。また図19に示す様に、上記配電塔C内において短絡事故が起き、当該配電塔C内の左扉の蝶番29の支持部29aが延伸して当該配電塔Cの左右側面に開口を作り放圧ガス30を外部へ排出する際は、配電塔Cの左扉の蝶番29の支持部29aの延伸と共に、上記正面コーナーカバー27の後部がガス圧によりばね28の力に抗して開いて、放圧ガス30を配電塔Cの側面後方へ支障無く排出する。これは、左右の正面コーナーカバー27ともに行われる。
次にこの緑化フレームAを配電塔Cに取り付ける手順を説明する。
最初に正面枠体1を配電塔Cの正面の扉5に取り付ける。まずこの配電塔Cの屋根カバー31を外しておく、図4及び図6に示す様に、上部掛け金具8を横にして係止縁8aを配電塔Cの扉5の上部折り曲げ縁32に係止し、この上部掛け金具8の位置を適切なものに合わせた後、上記切り欠きからボルト8fを締め付けて上部掛け金具8を扉5に固定する。
そして下部掛け金具9の係止縁9aを配電塔Cの扉5の下部折り曲げ縁33に係止してこの下部掛け金具9を取り付ける。この後、図4及び図5に示す様に、さらに正面枠体1の枠体係止縁6を上方から、扉5に係止した上部掛け金具8の係止溝8cに係止して正面枠体1を宙吊り状態にし、その後正面枠体1の枠体係止片7を、扉5に係止した下部掛け金具9の各ナット9bの下面に当て、係止片7の貫通孔7aを通してボルト9cを下部掛け金具9のナット9bに螺着して、正面枠体1を配電塔Cの扉5に固定する。
左右の側面枠体3、4を配電塔Cの左右の側面に取り付ける。図12及び図15に示す様に(但し図12及び図15では右側のみを示す)、左右の側面枠体3、4の枠体係止縁19を上方から、配電塔Cに予め固定した上部掛け金具26の係止溝26cに係止して宙吊り状態にし、さらに、図4及び図16に示す様に(但し図4では右側面枠体4側のみを示す)、左右の側面枠体3、4の各係止片22の貫通孔22aを、配電塔Cの正面のベース41の上部に当てた棒材42の両端に設けたナット42aに当て、その後貫通孔22aを通してこれらのナット42aにボルト43を螺着して左右の側面枠体3、4の下部を固定する。この様にして左右の側面枠体3、4を配電塔の左右の側面に取り付ける。
次に背面枠体2を配電塔Cの背面に取り付ける。図11及び図13に示す様に、既に取り付けられた左右の側面枠体3、4の左側又は右側の各折曲縁に設けた水平な舌片20の突起20aに背面枠体2の左側面及び右側面を成す各折曲縁に設けた水平な舌片18の貫通孔の位置を合わせて、上方からこれらに嵌め入れる。この様にして背面枠体2を配電塔Cの背面に取り付ける。この後、各舌片20の各突起20aに、断面鉤型で長尺な背面コーナーカバー34の内側に間隔を空けて三段に設けた三角板34aの略中央に穿った貫通孔を夫々嵌め入れて、この背面コーナーカバー34を背面枠体2と左右の側面枠体3、4との突き合せ部分に夫々取り付ける。この時、左右の側面枠体3、4の表面、背面枠体2の表面及び背面コーナーカバー34の表面は、全て面一と成るようにする。
その後この配電塔Cの上面に、屋根カバー31を取り付ける。この屋根カバー31は、上記正面枠体1、左右の側面枠体3、4、背面枠体2、正面コーナーカバー27及び背面コーナーカバー34を取り付けた配電塔Cの平面と形状及び大きさがほぼ同じで、一旦取り付けるとロックされ、屋根カバー31の外面に設けられた穴から工具を内側に差し入れてロックを外すタイプのものである。従って、正面コーナーカバー27及び背面コーナーカバー34は屋根カバー31に抑えられて外れない。
この様にして、配電塔Cの正面、背面、左側面及び右側面の四面夫々に緑化フレームAを取り付ける。また上記格子枠35の上部は、図4、図10及び図12に示す様に、取り付けられた回転板10によって、支持されており、容易に外れないように成っている。また外す時は、この回転板10を回動させれば容易に外すことが出来る。
この様な緑化フレームAを都市部の路上に設けた配電塔Cに取り付けた場合、以下の効果を奏するものである。
太陽光による配電塔Cの内部温度の上昇を抑制できるので配電塔Cからの熱放射を抑制できる。ヒートアイランド現象の抑制のためのビル壁面緑化と路上での緑化の一体化が図れる。格子枠35や網と蔓草により配電塔Cの通気口が隠されるので美観が向上する。配電塔Cの外面への落書きや張り紙を防止できる。配電塔Cの外板が急激に冷却されないので配電塔Cの内部の結露を抑制できる。チャンネルベース41の通気口から内部への雨水の侵入を抑制できる。配電塔Cの外面に傷が付かないので配電塔Cの外板の延命化が図れる。既設配電塔Cの傷、汚れがひどいものは、この緑化フレームAを取り付けることにより、それらの傷等が隠れて再塗装を施す必要がない。冬場等は、格子枠35や網に直接引っ掛けるか、枠体内面と格子枠35等との間に挟むか、格子枠35等を外して枠体内に取り付けるかして、掲示板、広告板、電飾板、人口植物等を取り付けることができる。また格子枠35等だけでも落書きや張り紙の防止効果が得られ、また装飾にもなる。
また正面枠体1、背面枠体2、左右の各側面枠体3、4、正面コーナーカバー27、及び背面コーナーカバー34とが夫々連なって面一と成る構成にしたので以下の効果を奏するものである。
蔓草が配電塔Cの蝶番部、錠前部に絡むのを防止できるので緊急時の配電塔Cの開錠、施錠、扉5の開閉が支障無く行える。配電塔Cの外面の出っ張り、鉄板端部、小半径角が無くなるので、通行人が当たったり、引っ掛けたりしてけがをすることを防止できる。側面枠体3,4の蝶番側の傾斜端縁21に正面コーナーカバー27の端縁を乗せて、常時正面コーナーカバー27をばね28により内側に引っ張っておく構造とすることにより、配電塔Cの扉5の開放時は、正面コーナーカバー27の端部が側面枠体3、4の蝶番側の傾斜端縁21の傾斜に乗り上げて行き、配電塔Cの扉5の開閉の操作が支障無く行え、また万一の配電塔C内の内部短絡事故時には、内部圧力上昇により、配電塔Cの扉5が少し開き側面に放圧されるが、その時放圧ガス30は側面枠体3、4の正面枠体1側の傾斜端縁21の傾斜と正面コーナーカバー27の端縁により、正面枠体1側への吹き出しが規制され、斜め後方に安全、確実に放圧することができる。枠体にぴったり嵌る面一のパネルを嵌め込めば全周面一にまたがった絵画、写真等を貼り付けることができる。
配電塔の屋根カバー31を外すことにより、各枠体を着脱自在にしたことにより、以下の効果を奏するものである。
配電塔Cの扉5を開けないで各枠体の着脱が出来るので、これらの作業時にわざわざ当該配電塔Cの管理者が立ち会う必要がない。配電塔Cの扉5を開けた際、屋根カバー31により庇が出来るので、雨天の配電塔Cの扉5の開放時に配電塔Cの内部機器への雨水の吹き込みを抑制できる。屋根カバー31内にバッテリー、受信器、発信器等を保管することが出来る。正面枠体1から屋根カバー31へ跨る蔓草の増殖を防止できるので扉5の開閉が支障無く行える。
なお上記実施例では、正面枠体1、背面枠体2、左右の各側面枠体3、4を配電塔Cに取り付け、また各枠体同士を連結するのに舌片18、20、枠体係止縁6、19、折り返し端縁16、係止片7、22、上部掛け金具8、26、下部掛け金具9などを使用しているが、各枠体を取り付け、また各枠体同士を連結するのは、これらの構成に限るものではない。また植物Bを生育させるのに土壌Dを使用しているが、土壌Dに限らず水でもよい。また生育させる植物Bとして、ツタやフジなどの蔓草を使用したが、生育させる植物Bはこれらのものに限るものではない。さらに各枠体又は上部掛け金具8等に略楕円形状の回転板10を設けているが、これらの回転板10は、この発明の必須要件ではない。
この発明の実施例の正面枠体を配電塔の正面の扉部分に取り付けた状態を示す説明図である。 この発明の実施例の背面枠体を配電塔の背面に取り付けた状態を示す説明図である。 この発明の実施例の右側面枠体を配電塔の右側面に取り付けた状態を示す説明図である。 この発明の実施例の正面枠体を配電塔の正面の扉部分に取り付けた状態を示す側面一部断面図である。 この発明の実施例の正面枠体の一部省略断面側面図である。 この発明の実施例の配電塔の扉の上下に上部掛け金具及び下部掛け金具を取り付けた状態を示す一部省略側面断面図である。 この発明の実施例の正面枠体の錠前カバーを取り付けた状態を示す説明図である。 この発明の実施例の正面枠体の錠前カバー箇所の断面平面図である。 この発明の実施例の正面左枠体と左側面枠体とが突き合わさった角部を正面図側から示す説明図である。 この発明の実施例の背面枠体を配電塔の背面に取り付けた状態を示す一部断面側面図である。 この発明の実施例の背面枠体と左側面枠体とが突き合わさった連結箇所を背面図側から示す説明図である。 この発明の実施例の右側面枠体を、配電塔の右側面の上部に取り付けた状態を示す正面説明図である。 この発明の実施例の左側面枠体と背面枠体とが突き合わさった連結箇所を左側面図側から示す説明図である。 この発明の実施例の正面枠体、前面コーナーカバー、左側面枠体の配置関係を示す断面平面図である。 この発明の実施例の配電塔の右側面に、右側面枠体を取り付ける上部掛け金具のみを取り付けた状態を示す要図である。 この発明の実施例の配電塔のベースに棒材を当接した状態の斜視図である。 この発明の実施例の左側面枠体と正面枠体とが突き合わさった連結箇所を左側面図側から示す説明図である。 この発明の実施例の配電塔の左扉を開いた状態の正面枠体、正面コーナーカバー、左側面枠体の配置関係を示す平面説明図である。 この発明の実施例の配電塔における短絡事故による放圧ガスを配電塔の左側面から排出させている状態の正面枠体、正面コーナーカバー、左側面枠体の配置関係を示す平面説明図である。
符号の説明
A 緑化フレーム B 植物
C 配電塔
1 正面枠体 2 背面枠体
3 左側面枠体 4 右側面枠体
5 扉 12 錠前カバー
27 正面コーナーカバー 21 側面枠体の傾斜端縁
30 放圧ガス 31 屋根カバー
34 背面コーナーカバー 35 格子枠

Claims (4)

  1. 路上に設置され、箱型でその上面の左右に吊りボルト用ナットを設け、正面に開閉自在な扉を有する配電搭において、
    正面視が四角形状で、上の端縁から後方に設けた折曲縁の後端から下方へ垂下させて枠体係止端縁を設け、下の端縁から後方に設けた折曲縁の後端に背面板を渡して袋状部を備えた枠体を用意し、当該枠体を上記配電塔の正面、背面、左側面及び右側面を略被う大きさのものに夫々設け、
    上記配電搭の正面の扉の上端の折曲縁に係止した上部掛け金具に正面枠体の枠体係止端縁を取り付け、正面の扉の下端の折曲縁に係止した下部掛け金具に、正面枠体の上記袋状部を取り付けて正面枠体を扉に取り付け、
    上記配電塔の上面の左右に板体を重合し、これらの各板体に穿った孔を通して配電塔の上面の吊りボルト用ナットにボルトを螺着して各板体を係止し、各板体に接続した上部掛け金具を配電塔の左右の側面上部に垂下させ、当該上部掛け金具に左右の各側面枠体の上部を取り付け、
    上記左側面枠体及び右側面枠体の背面側の各端縁の一部に配電塔の背面に重ねた上記背面枠体の左右の端縁の一部を重ねて取り付け、
    上記袋状部に土壌又は水を入れて上記各枠体内に植物を生育させるように構成したことを特徴とする、配電搭の緑化フレーム。
  2. 上記正面枠体は、これを配電搭に取り付けた際の表面を上下左右に一定幅の端縁を残して開口面とし、また上下左右の端縁から後方に夫々折曲縁を有し、当該上端の折曲縁の後端から下方へ垂下させて枠体係止端縁とし、上記袋状部は下端の折曲縁、左右の折曲縁及び背面板から成り、当該背面板の下端縁に沿ってアングル状の枠体係止片を設け、上記配電搭の正面の扉の上端の折曲縁に係止した上部掛け金具の係止溝に正面枠体の枠体係止端縁を引っ掛け、正面の扉の下端の折曲縁に係止した下部掛け金具のナットに、正面枠体の枠体係止片を重ねて当該枠体係止片の貫通孔を通してボルトを螺着して、正面枠体を扉に取り付け、
    上記左右の各側面枠体は、これらを配電搭に取り付けた際の表面を上下左右に一定幅の端縁を残して開口面とし、また上下左右の端縁から後方に夫々折り曲げた折曲縁を有し、上端の折曲縁の後端から下方へ垂下させて枠体係止端縁とし、上記袋状部は下端の折曲縁、左右の折曲縁及び背面板から成り、当該各側面枠体の下部の配電搭の正面側の折曲縁から、当該配電搭の正面側に舌片を突出させて係止片を設け、これらの係止片には貫通孔を穿ち、当該各側面枠体の背面枠体側の折曲縁に複数の水平な舌片を設け、これらの舌片に突起を設け、上記配電搭の上面の左右の側縁に沿って、上部掛け金具を配電搭の左右の側面上部に垂下した板体を重合し、この板体に穿った孔を通して配電搭の上面の吊りボルト用ナットにボルトを螺着して上部掛け金具を固定し、上記左右の各側面枠体の枠体係止端縁を夫々上部掛け金具の係止溝に引っ掛け、当該各側面枠体の各係止片の貫通孔を、当該配電搭のベースの正面に当接させた棒材の両端に設けたナットに当接した後、ボルトを係止片の貫通孔に通してナットを螺着して左右の各側面枠体を固定し、
    上記背面枠体は、これを配電搭に取り付けた際の表面を上下左右に一定幅の端縁を残して開口面とし、また上下左右の端縁から後方に折曲縁を有し、上記袋状部は下端の折曲縁、左右の折曲縁及び背面板から成り、当該左右の折曲縁に複数の水平な舌片を設け、これらの舌片に、上記左右の側面枠体の複数の水平な舌片の突起に嵌合自在な貫通孔を設け、当該背面枠体の左右の折曲縁から突出した水平な舌片の貫通孔を、左右の各側面枠体の水平な各舌片の突起に嵌めて各舌片を重合させて背面枠体を配電搭の背面に取り付けたことを特徴とする、上記請求項1に記載の配電搭の緑化フレーム。
  3. 上記正面枠体の左右の折曲縁に複数の上向き鉤型の突出部を設け、上記各突出部を縦方向に覆う断面鉤型で長尺な正面コーナーカバーをその内側に設けた複数の板体の一部に穿った貫通孔に上記突出部を夫々軸支して回動自在に設け、これらの各正面コーナーカバーの、左右の各側面枠体側端縁は、上記左側面枠体の右側縁及び右側面枠体の左側縁を内側に一定長傾斜させた傾斜端縁に重合自在とし、
    上記左右の各側面枠体と背面枠体との各突き合せ部の突起の上に、断面鉤型で長尺な背面コーナーカバーの三角板の内側に設けた複数の各貫通孔を嵌めて背面コーナーカバーを被せ、正面枠体、左右の各側面枠体、背面枠体、正面コーナーカバー、背面コーナーカバーとが連なって面一と成る構成したことを特徴とする、上記請求項2に記載の配電搭の緑化フレーム。
  4. 上記配電塔及び当該配電塔に取り付けられた正面、背面、左側面及び右側面の各枠体の上端の折曲縁を屋根カバーで覆って当該屋根カバーを配電塔に取り付け、当該屋根カバーを外さなければ、当該各枠体の着脱は出来ない構成としたことを特徴とする、上記請求項1乃至3の何れかに記載の配電塔の緑化フレーム。
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