JPH09140267A - 住宅の壁に設けるつる植物の登攀ガイド - Google Patents
住宅の壁に設けるつる植物の登攀ガイドInfo
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- JPH09140267A JPH09140267A JP30303395A JP30303395A JPH09140267A JP H09140267 A JPH09140267 A JP H09140267A JP 30303395 A JP30303395 A JP 30303395A JP 30303395 A JP30303395 A JP 30303395A JP H09140267 A JPH09140267 A JP H09140267A
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- climbing
- climbing guide
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 住宅の東面、南面、西面の壁に登攀ガイドを
設けて、つる植物を繁茂させて日差しを遮るようにす
る。 【解決手段】 縦フレーム10Vと横フレーム10Hに
より壁9の大きさに合わせて枠状に形成し、両側の縦フ
レーム10Vに奥行き方向に幅フレーム10Wを固設し
て、該幅フレーム10Wの他端を壁9に固定するととも
に、前記上下左右のフレーム10によって囲まれた内側
に、ロッド11を格子状に配置してメッシュを形成し、
登攀ガイドG1とした。或いは、壁9の上下左右に支持
ブラケット16を突出し、左右の支持ブラケット16・
16の間に支持杆17を上下一対平行に横架し、上下の
支持杆17・17の間にワイヤー19を一定間隔をあけ
て張りめぐらせて登攀ガイドG2を構成した。
設けて、つる植物を繁茂させて日差しを遮るようにす
る。 【解決手段】 縦フレーム10Vと横フレーム10Hに
より壁9の大きさに合わせて枠状に形成し、両側の縦フ
レーム10Vに奥行き方向に幅フレーム10Wを固設し
て、該幅フレーム10Wの他端を壁9に固定するととも
に、前記上下左右のフレーム10によって囲まれた内側
に、ロッド11を格子状に配置してメッシュを形成し、
登攀ガイドG1とした。或いは、壁9の上下左右に支持
ブラケット16を突出し、左右の支持ブラケット16・
16の間に支持杆17を上下一対平行に横架し、上下の
支持杆17・17の間にワイヤー19を一定間隔をあけ
て張りめぐらせて登攀ガイドG2を構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅の南面や西面
や東面の壁に設ける、つる植物の登攀ガイドの構成に関
する。
や東面の壁に設ける、つる植物の登攀ガイドの構成に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、都市部では道路が舗装され、建物
はコンクリート造りが多くなり、敷地が狭いために緑が
少なくなり、夏期の日中においては、舗装路や構造物に
吸収される熱エネルギーが大きく、夜になっても蓄熱さ
れたままで、いつまでたっても高い温度を維持するよう
になってきている。また、住宅やビルに設置するエアコ
ンの普及率が高くなり、夏期におけるエアコンの使用頻
度が高くなり、冷房廃熱が外気温度を高める。一方、室
内ではその温度上昇を抑えるために冷房を強化するとい
う悪循環となっている。そして、この冷房するための電
力の消費量も多くなり、エネルギーの無駄遣いが問題と
なってきている。こうした日本独特の夏の蒸し暑さの中
にあって、先人の自然を取り込む工夫や知恵が生かされ
ている。例えば、窓の外にすだれやよしずを配置して、
直射日光が室内に入らないようにし、風通しも良くする
ような技術である。
はコンクリート造りが多くなり、敷地が狭いために緑が
少なくなり、夏期の日中においては、舗装路や構造物に
吸収される熱エネルギーが大きく、夜になっても蓄熱さ
れたままで、いつまでたっても高い温度を維持するよう
になってきている。また、住宅やビルに設置するエアコ
ンの普及率が高くなり、夏期におけるエアコンの使用頻
度が高くなり、冷房廃熱が外気温度を高める。一方、室
内ではその温度上昇を抑えるために冷房を強化するとい
う悪循環となっている。そして、この冷房するための電
力の消費量も多くなり、エネルギーの無駄遣いが問題と
なってきている。こうした日本独特の夏の蒸し暑さの中
にあって、先人の自然を取り込む工夫や知恵が生かされ
ている。例えば、窓の外にすだれやよしずを配置して、
直射日光が室内に入らないようにし、風通しも良くする
ような技術である。
【0003】しかし、すだれやよしずを配置すること
は、洋風建築には合わず、古くなると景観をも乱し、窓
の一部を日差しから避けるようにしても壁全体を覆うこ
とはできない。また、すだれやよしず等で直射日光を避
けて、風通しをよくし、温度上昇を抑えても、冬になる
とそれらは不要であるために邪魔となり、収納場所が必
要となり、設置や撤収の手間もかかってしまうのであ
る。また、都市を緑化して温度上昇を抑えようとして
も、その樹木等を植える空間を得ることが難しく、ま
た、エアコンの温度設定を低くするにも限界がある。そ
こで、本発明は家屋に高価な設備は使用することなく、
つる植物を利用して自然を取り込み、夏期は葉が繁茂す
ることによって直射日光を遮り、風通しも良く、冬季に
は枯れて日差しを取り込めるように、壁及び窓開口部の
大部分を覆えるようなつる植物の登攀のガイドを提供し
ようとする。
は、洋風建築には合わず、古くなると景観をも乱し、窓
の一部を日差しから避けるようにしても壁全体を覆うこ
とはできない。また、すだれやよしず等で直射日光を避
けて、風通しをよくし、温度上昇を抑えても、冬になる
とそれらは不要であるために邪魔となり、収納場所が必
要となり、設置や撤収の手間もかかってしまうのであ
る。また、都市を緑化して温度上昇を抑えようとして
も、その樹木等を植える空間を得ることが難しく、ま
た、エアコンの温度設定を低くするにも限界がある。そ
こで、本発明は家屋に高価な設備は使用することなく、
つる植物を利用して自然を取り込み、夏期は葉が繁茂す
ることによって直射日光を遮り、風通しも良く、冬季に
は枯れて日差しを取り込めるように、壁及び窓開口部の
大部分を覆えるようなつる植物の登攀のガイドを提供し
ようとする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
課題を解決するために、次のような手段を用いる。即
ち、縦フレーム10Vと横フレーム10Hにより壁9の
大きさに合わせて枠状に形成し、両側の縦フレーム10
Vに奥行き方向に幅フレーム10Wを固設して、該幅フ
レーム10Wの他端を壁9に固定するとともに、前記上
下左右のフレーム10によって囲まれた内側に、ロッド
11を格子状に配置してメッシュを形成し、登攀ガイド
G1とした。或いは、壁9の上下左右に支持ブラケット
16を突出し、左右の支持ブラケット16・16の間に
支持杆17を上下一対平行に横架し、上下の支持杆17
・17の間にワイヤー19を一定間隔をあけて張りめぐ
らせて登攀ガイドG2を構成したものである。
課題を解決するために、次のような手段を用いる。即
ち、縦フレーム10Vと横フレーム10Hにより壁9の
大きさに合わせて枠状に形成し、両側の縦フレーム10
Vに奥行き方向に幅フレーム10Wを固設して、該幅フ
レーム10Wの他端を壁9に固定するとともに、前記上
下左右のフレーム10によって囲まれた内側に、ロッド
11を格子状に配置してメッシュを形成し、登攀ガイド
G1とした。或いは、壁9の上下左右に支持ブラケット
16を突出し、左右の支持ブラケット16・16の間に
支持杆17を上下一対平行に横架し、上下の支持杆17
・17の間にワイヤー19を一定間隔をあけて張りめぐ
らせて登攀ガイドG2を構成したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付の図面
に基づいて説明する。図1は住宅の壁に本発明のつる植
物の登攀ガイドを設置した全体斜視図、図2はメッシュ
型のつる植物の登攀ガイドの正面図とワイヤー型の登攀
ガイドの側面図、図3はワイヤー型の登攀ガイドの正面
図とメッシュ型の登攀ガイドの側面図、図4はワイヤー
型の登攀ガイドの平面図、図5はワイヤー型の登攀ガイ
ドの支持ブラケットの側面図、図6は縦型貯水タンクに
登攀ガイドを設けた斜視図、図7は同じく平面断面図で
ある。
に基づいて説明する。図1は住宅の壁に本発明のつる植
物の登攀ガイドを設置した全体斜視図、図2はメッシュ
型のつる植物の登攀ガイドの正面図とワイヤー型の登攀
ガイドの側面図、図3はワイヤー型の登攀ガイドの正面
図とメッシュ型の登攀ガイドの側面図、図4はワイヤー
型の登攀ガイドの平面図、図5はワイヤー型の登攀ガイ
ドの支持ブラケットの側面図、図6は縦型貯水タンクに
登攀ガイドを設けた斜視図、図7は同じく平面断面図で
ある。
【0006】本発明のつる植物の登攀ガイドGを設置し
た家屋を図1より説明する。図1に示す住宅は二階建て
であって、家屋の南側の壁にメッシュ型のつる植物の登
攀ガイドG1を設置し、西側の壁にワイヤー型のつる植
物の登攀ガイドG2を設置している。但し、登攀ガイド
G1・G2の設置位置は日差しの当たる東面や南面や西
面の壁であれば限定するものではない。そして、家屋の
南西の角には縦型の貯水タンク1が配置され、該貯水タ
ンク1の上端を給水口とし、その給水口上方に呼び樋3
の下端を配置し、該呼び樋3の上端は軒樋2のじょうご
と連通して、家屋の屋根Rに落ちた雨を、軒樋2から呼
び樋3を介して貯水タンク1に貯水するようにしてい
る。この貯水タンク1からつる植物Aに灌水するように
している。貯水タンク1により灌水することから、植物
の育たない軒下(雨が降っても、乾いた状態のままであ
ることが多いため)においても安定した灌水が可能とな
り、植物を生長させることができるようになる。該貯水
タンク1内がいっぱいになると、オーバーフロー管4か
ら庭の一部に埋設した地下タンク5に貯水される。該地
下タンク5がいっぱいになると、排水管6より浸透マス
へ導かれ、以降排水溝等へ排水される。
た家屋を図1より説明する。図1に示す住宅は二階建て
であって、家屋の南側の壁にメッシュ型のつる植物の登
攀ガイドG1を設置し、西側の壁にワイヤー型のつる植
物の登攀ガイドG2を設置している。但し、登攀ガイド
G1・G2の設置位置は日差しの当たる東面や南面や西
面の壁であれば限定するものではない。そして、家屋の
南西の角には縦型の貯水タンク1が配置され、該貯水タ
ンク1の上端を給水口とし、その給水口上方に呼び樋3
の下端を配置し、該呼び樋3の上端は軒樋2のじょうご
と連通して、家屋の屋根Rに落ちた雨を、軒樋2から呼
び樋3を介して貯水タンク1に貯水するようにしてい
る。この貯水タンク1からつる植物Aに灌水するように
している。貯水タンク1により灌水することから、植物
の育たない軒下(雨が降っても、乾いた状態のままであ
ることが多いため)においても安定した灌水が可能とな
り、植物を生長させることができるようになる。該貯水
タンク1内がいっぱいになると、オーバーフロー管4か
ら庭の一部に埋設した地下タンク5に貯水される。該地
下タンク5がいっぱいになると、排水管6より浸透マス
へ導かれ、以降排水溝等へ排水される。
【0007】前記つる植物の登攀ガイドG1・G2の下
方の地面にはつる植物Aを栽培し、つる植物Aが成長し
て登攀ガイドG1・G2に絡まりながら登攀して、葉が
繁茂することによって、日差しを遮り日陰を作るように
して、壁に直接日光が当たらず、風通しがよく涼しい空
間を形成し、室内の温度上昇を抑えるようにしている。
このつる植物としては、朝顔、うり、へちま、ひょうた
ん、つるバラ、ブドウ、蔦、藤等の落葉つる植物があ
る。
方の地面にはつる植物Aを栽培し、つる植物Aが成長し
て登攀ガイドG1・G2に絡まりながら登攀して、葉が
繁茂することによって、日差しを遮り日陰を作るように
して、壁に直接日光が当たらず、風通しがよく涼しい空
間を形成し、室内の温度上昇を抑えるようにしている。
このつる植物としては、朝顔、うり、へちま、ひょうた
ん、つるバラ、ブドウ、蔦、藤等の落葉つる植物があ
る。
【0008】そして、本発明のメッシュ型登攀ガイドG
1の構成から説明する。図1、図2、図3に示すよう
に、メッシュ型登攀ガイドG1は窓7やドア等の開口部
を有する壁の一部に形成するものであり、フレーム10
とロッド11からなり、フレーム10は垂直方向に設け
た縦フレーム10Vと水平方向に設けた横フレーム10
Hと前後方向に設けた幅フレーム10Wからなり、これ
らフレーム10の長さは一定長さ(一間=約90cm)
の整数倍として、家屋を設計するときの単位長さに合わ
せて、壁の幅や高さ、窓や出入口の幅や高さ等に容易に
合わせられ、メッシュ型登攀ガイドG1の材料を規格化
して、安価に得られて調達し易いようにしている。
1の構成から説明する。図1、図2、図3に示すよう
に、メッシュ型登攀ガイドG1は窓7やドア等の開口部
を有する壁の一部に形成するものであり、フレーム10
とロッド11からなり、フレーム10は垂直方向に設け
た縦フレーム10Vと水平方向に設けた横フレーム10
Hと前後方向に設けた幅フレーム10Wからなり、これ
らフレーム10の長さは一定長さ(一間=約90cm)
の整数倍として、家屋を設計するときの単位長さに合わ
せて、壁の幅や高さ、窓や出入口の幅や高さ等に容易に
合わせられ、メッシュ型登攀ガイドG1の材料を規格化
して、安価に得られて調達し易いようにしている。
【0009】前記縦フレーム10Vは地面に立設して垂
直方向の荷重を受けて支持したり、中途部を壁9より突
出した取付ステー13に固設して垂直方向の荷重を受け
て支持している。そして、この縦フレーム10Vの上下
に横フレーム10Hを固設して四角形状に枠組みし、窓
7が位置する前方は、窓7からの視野を確保できるよう
に、例えば、1階の窓7においては、中途部から下の部
分を、2階の窓7においては、中途部から上の部分を避
けた形状に枠組みしている。但し、夏期は窓7からの熱
が入る量も大きいので、人の出入りや外の景色を見る必
要がないときは全面を登攀ガイドG1で覆うこともで
き、好みに応じた形状にフレーム10を組み合わせて枠
組み構成することができる。又、フレーム10Vは2分
して格子状の枠組みを形成して壁面の大きさにより、枠
組みを増減させて必要な緑壁面積を調整できるようにす
ることも可能である。
直方向の荷重を受けて支持したり、中途部を壁9より突
出した取付ステー13に固設して垂直方向の荷重を受け
て支持している。そして、この縦フレーム10Vの上下
に横フレーム10Hを固設して四角形状に枠組みし、窓
7が位置する前方は、窓7からの視野を確保できるよう
に、例えば、1階の窓7においては、中途部から下の部
分を、2階の窓7においては、中途部から上の部分を避
けた形状に枠組みしている。但し、夏期は窓7からの熱
が入る量も大きいので、人の出入りや外の景色を見る必
要がないときは全面を登攀ガイドG1で覆うこともで
き、好みに応じた形状にフレーム10を組み合わせて枠
組み構成することができる。又、フレーム10Vは2分
して格子状の枠組みを形成して壁面の大きさにより、枠
組みを増減させて必要な緑壁面積を調整できるようにす
ることも可能である。
【0010】前記幅フレーム10Wは、メッシュ型登攀
ガイドG1を壁9より一定の距離を離して設置するため
のものであり、つる植物Aが壁9に沿って登攀すると、
壁材に吸着根やつるが張って傷められ易くなり、湿気も
多くなるので、本発明では壁9より離して登攀させるこ
とで、壁9とつる植物Aの間に空間ができて、風が通
り、建物の壁9を乾燥させるとともに、熱気が溜まらな
いようにしている。
ガイドG1を壁9より一定の距離を離して設置するため
のものであり、つる植物Aが壁9に沿って登攀すると、
壁材に吸着根やつるが張って傷められ易くなり、湿気も
多くなるので、本発明では壁9より離して登攀させるこ
とで、壁9とつる植物Aの間に空間ができて、風が通
り、建物の壁9を乾燥させるとともに、熱気が溜まらな
いようにしている。
【0011】そして、前記フレーム10は金属製のパイ
プより構成して軽量で剛性があり、組立易いものが使用
される。ロッド11はフレーム10よりも細い金属棒よ
り構成し、フレーム10の長さに合わせて切断して、一
定間隔をあけて格子状にしてフレーム10内側に取り付
けて、メッシュを構成している。該フレーム10及びロ
ッド11はいずれも錆難いステンレスやアルミ等で構成
している。このように構成したメッシュは目が粗いの
で、つる植物の種類によっては登攀し難い場合もあり、
このような場合には、このフレーム10及びロッド11
からなるメッシュ上に、合成樹脂製の紐を網状に編んだ
ネット12を取り付けたり、または、フレーム10及び
ロッド11の間の空間に一定間隔をあけて、目が細かく
なるように縦横に紐を張りめぐらせている。
プより構成して軽量で剛性があり、組立易いものが使用
される。ロッド11はフレーム10よりも細い金属棒よ
り構成し、フレーム10の長さに合わせて切断して、一
定間隔をあけて格子状にしてフレーム10内側に取り付
けて、メッシュを構成している。該フレーム10及びロ
ッド11はいずれも錆難いステンレスやアルミ等で構成
している。このように構成したメッシュは目が粗いの
で、つる植物の種類によっては登攀し難い場合もあり、
このような場合には、このフレーム10及びロッド11
からなるメッシュ上に、合成樹脂製の紐を網状に編んだ
ネット12を取り付けたり、または、フレーム10及び
ロッド11の間の空間に一定間隔をあけて、目が細かく
なるように縦横に紐を張りめぐらせている。
【0012】このように構成することで、窓7やドア等
の開口部(出入口)の幅や高さに合わせてフレーム10
を組み立てて、このフレーム10の間にロッド11を一
定間隔をあけて格子状に取り付け、更に、ネット12を
取り付けることでメッシュ型登攀ガイドG1が構成で
き、このメッシュ型登攀ガイドG1の下部につる植物A
を栽培すると、つるが伸びてメッシュ型登攀ガイドG1
に沿って繁茂して壁9及び窓7の開口部を覆い、日差し
が直接壁9や窓7の開口部に当たらなくなり、壁の温度
上昇や窓7の開口部を通る直射光を抑えて室内の温度上
昇も抑えるのである。
の開口部(出入口)の幅や高さに合わせてフレーム10
を組み立てて、このフレーム10の間にロッド11を一
定間隔をあけて格子状に取り付け、更に、ネット12を
取り付けることでメッシュ型登攀ガイドG1が構成で
き、このメッシュ型登攀ガイドG1の下部につる植物A
を栽培すると、つるが伸びてメッシュ型登攀ガイドG1
に沿って繁茂して壁9及び窓7の開口部を覆い、日差し
が直接壁9や窓7の開口部に当たらなくなり、壁の温度
上昇や窓7の開口部を通る直射光を抑えて室内の温度上
昇も抑えるのである。
【0013】次に、窓7やドア等の開口部がない壁9に
設けるワイヤー型登攀ガイドG2の構成を図1〜図4よ
り説明する。ワイヤー型登攀ガイドG2は取り付ける壁
9の上端と下端の両側に、図5に示すように、壁9に取
付ステー15の基部側を埋め込み、該取付ステー15の
先端の取付部15aを外方向に水平に突出し、該取付ス
テー15の取付部15aに支持ブラケット16の基部側
をボルト等によって固設している。該支持ブラケット1
6の先端に嵌合部16aを設け、該嵌合部16aに支持
杆17を嵌合して横架している。該支持杆17は上下平
行に一対配置され、支持ブラケット16によって、前記
同様に壁9から一定距離離れるように配置される。該支
持杆17上には長手方向に一定間隔をおいてフック17
a・17a・・・が突出され、該フック17aにワイヤ
ー19を係止できるようにしている。該ワイヤー19は
金属製であっても合成樹脂製であってもよい。
設けるワイヤー型登攀ガイドG2の構成を図1〜図4よ
り説明する。ワイヤー型登攀ガイドG2は取り付ける壁
9の上端と下端の両側に、図5に示すように、壁9に取
付ステー15の基部側を埋め込み、該取付ステー15の
先端の取付部15aを外方向に水平に突出し、該取付ス
テー15の取付部15aに支持ブラケット16の基部側
をボルト等によって固設している。該支持ブラケット1
6の先端に嵌合部16aを設け、該嵌合部16aに支持
杆17を嵌合して横架している。該支持杆17は上下平
行に一対配置され、支持ブラケット16によって、前記
同様に壁9から一定距離離れるように配置される。該支
持杆17上には長手方向に一定間隔をおいてフック17
a・17a・・・が突出され、該フック17aにワイヤ
ー19を係止できるようにしている。該ワイヤー19は
金属製であっても合成樹脂製であってもよい。
【0014】このように構成することで、開口部のない
壁9の場合には、壁9を覆いたい上下両側に取付ステー
15を埋め込んで、該取付ステー15に支持ブラケット
16を固定して、左右の支持ブラケット16・16間に
支持杆17を横設して、序毛一対配置する。そして、支
持杆17の一端にワイヤー19の一端を固定して、支持
杆17・17のフック17a・17a・・・に順次ワイ
ヤー19を通して、すだれ状にワイヤー19を張り、該
ワイヤー19の他端にオモリ20を固定して、このオモ
リ20の荷重によってワイヤー19を緊張するようにし
ている。さらに、上下の支持杆17・17の上下中途部
にスペース部材21をワイヤー19とワイヤー19の間
に横架し、側面視でワイヤー19が菱形に2重構造の空
間を形成するようにして、ワイヤー型登攀ガイドG2が
構成できる。そして、ワイヤー型登攀ガイドG2の下部
につる植物Aを栽培すると、つるが伸びて登攀ガイドG
2に沿って繁茂する際、植物の葉が重層して繁茂するた
め、日射遮弊効果が増大する。
壁9の場合には、壁9を覆いたい上下両側に取付ステー
15を埋め込んで、該取付ステー15に支持ブラケット
16を固定して、左右の支持ブラケット16・16間に
支持杆17を横設して、序毛一対配置する。そして、支
持杆17の一端にワイヤー19の一端を固定して、支持
杆17・17のフック17a・17a・・・に順次ワイ
ヤー19を通して、すだれ状にワイヤー19を張り、該
ワイヤー19の他端にオモリ20を固定して、このオモ
リ20の荷重によってワイヤー19を緊張するようにし
ている。さらに、上下の支持杆17・17の上下中途部
にスペース部材21をワイヤー19とワイヤー19の間
に横架し、側面視でワイヤー19が菱形に2重構造の空
間を形成するようにして、ワイヤー型登攀ガイドG2が
構成できる。そして、ワイヤー型登攀ガイドG2の下部
につる植物Aを栽培すると、つるが伸びて登攀ガイドG
2に沿って繁茂する際、植物の葉が重層して繁茂するた
め、日射遮弊効果が増大する。
【0015】また、前記縦型の貯水タンク1は南側に配
置されていると、前記登攀ガイドG1またはG2によっ
て覆われて外観を悪くすることはないが、タンクを単独
で用いたり、北側に配置したりすると登攀ガイドが設け
られず、貯水タンク1の地味な色の塩ビパイプの表面が
露出し、味気なく、また、劣化も早くなる。そこで、図
6、図7に示すように、貯水タンク1の周囲にメッシュ
25を巻き、貯水タンク1の下部の外側につる植物Aを
栽培して、つるが伸びるとメッシュ25に沿って登攀
し、貯水タンク1をつる植物Aによって覆うようにして
いる。このようにして、貯水タンク1の外観を良くし、
耐候性も向上するようにしている。なお、メッシュ25
は合成樹脂製また金属製の網により構成される。
置されていると、前記登攀ガイドG1またはG2によっ
て覆われて外観を悪くすることはないが、タンクを単独
で用いたり、北側に配置したりすると登攀ガイドが設け
られず、貯水タンク1の地味な色の塩ビパイプの表面が
露出し、味気なく、また、劣化も早くなる。そこで、図
6、図7に示すように、貯水タンク1の周囲にメッシュ
25を巻き、貯水タンク1の下部の外側につる植物Aを
栽培して、つるが伸びるとメッシュ25に沿って登攀
し、貯水タンク1をつる植物Aによって覆うようにして
いる。このようにして、貯水タンク1の外観を良くし、
耐候性も向上するようにしている。なお、メッシュ25
は合成樹脂製また金属製の網により構成される。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、次
のような効果を奏する。即ち、請求項1の如く構成した
ので、窓や開口部の幅や高さ、壁の幅や高さに合わせて
フレームを枠組みして構成でき、このフレームにロッド
を格子状に組み付けて、つる植物を栽培することで、つ
る植物が登攀し易くなる。また、請求項2の如く構成し
たので、上下に横架した支持杆の間にワイヤーを張るだ
けの簡単な構成で登攀ガイドを構成することができ、安
価な登攀ガイドを構成することができる。
のような効果を奏する。即ち、請求項1の如く構成した
ので、窓や開口部の幅や高さ、壁の幅や高さに合わせて
フレームを枠組みして構成でき、このフレームにロッド
を格子状に組み付けて、つる植物を栽培することで、つ
る植物が登攀し易くなる。また、請求項2の如く構成し
たので、上下に横架した支持杆の間にワイヤーを張るだ
けの簡単な構成で登攀ガイドを構成することができ、安
価な登攀ガイドを構成することができる。
【0017】そして、請求項1及び請求項2の如く、登
攀ガイドを構成することで、夏期においてはつる植物が
成長して登攀し繁茂し、日差しを遮ることができて、風
通しもよく、壁や窓開口部に当たる日差しを遮るので、
室内温度上昇を抑えることができ、また、つる植物が繁
茂し、緑化されることによって、空気がよくなり、目に
優しくなり居住環境が向上する。そして、冬季になる
と、落葉つる植物は枯れるので、日差しは直接壁に当た
り、又、窓開口部から日差しが入り温められて、室内温
度を上げて温かく過ごすことができる。
攀ガイドを構成することで、夏期においてはつる植物が
成長して登攀し繁茂し、日差しを遮ることができて、風
通しもよく、壁や窓開口部に当たる日差しを遮るので、
室内温度上昇を抑えることができ、また、つる植物が繁
茂し、緑化されることによって、空気がよくなり、目に
優しくなり居住環境が向上する。そして、冬季になる
と、落葉つる植物は枯れるので、日差しは直接壁に当た
り、又、窓開口部から日差しが入り温められて、室内温
度を上げて温かく過ごすことができる。
【図1】住宅の壁に本発明のつる植物の登攀ガイドを設
置した全体斜視図である。
置した全体斜視図である。
【図2】メッシュ型のつる植物の登攀ガイドの正面図と
ワイヤー型の登攀ガイドの側面図である。
ワイヤー型の登攀ガイドの側面図である。
【図3】ワイヤー型の登攀ガイドの正面図とメッシュ型
の登攀ガイドの側面図である。
の登攀ガイドの側面図である。
【図4】ワイヤー型の登攀ガイドの平面図である。
【図5】ワイヤー型の登攀ガイドの支持ブラケットの側
面図である。
面図である。
【図6】縦型貯水タンクに登攀ガイドを設けた斜視図で
ある。
ある。
【図7】同じく平面断面図である。
G1・G2 登攀ガイド 9 壁 10 フレーム 10V 縦フレーム 10H 横フレーム 10W 幅フレーム 11 ロッド 16 支持ブラケット 17 支持杆 19 ワイヤー
Claims (2)
- 【請求項1】 縦フレームと横フレームにより壁の大き
さに合わせて枠状に形成し、両側の縦フレームに奥行き
方向に幅フレームを固設して、該幅フレームの他端を壁
に固定するとともに、前記上下左右のフレームによって
囲まれた内側に、ロッドを格子状に配置してメッシュを
形成し、登攀ガイドとしたことを特徴とする住宅の壁に
設けるつる植物の登攀ガイド。 - 【請求項2】 壁の上下左右に支持ブラケットを突出
し、左右の支持ブラケットの間に支持杆を上下一対平行
に横架し、上下の支持杆の間にワイヤーを一定間隔をあ
けて張りめぐらせて登攀ガイドを構成したことを特徴と
する住宅の壁に設けるつる植物の登攀ガイド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30303395A JPH09140267A (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | 住宅の壁に設けるつる植物の登攀ガイド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30303395A JPH09140267A (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | 住宅の壁に設けるつる植物の登攀ガイド |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003127264A Division JP3831713B2 (ja) | 2003-05-02 | 2003-05-02 | 住宅の壁に設けるつる植物の登攀ガイド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09140267A true JPH09140267A (ja) | 1997-06-03 |
Family
ID=17916126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30303395A Pending JPH09140267A (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | 住宅の壁に設けるつる植物の登攀ガイド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09140267A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1189420A (ja) * | 1997-09-19 | 1999-04-06 | Japan Highway Public Corp | 吸着型蔓性植物による緑化方法及び緑化器 |
AT501488A1 (de) * | 2005-03-01 | 2006-09-15 | Alutechnik Matauschek Gmbh | Element für mindestens ein profil |
JP4853982B1 (ja) * | 2010-11-16 | 2012-01-11 | 匡司 田村 | 緑のカーテン用ネット |
CN104285774A (zh) * | 2014-09-12 | 2015-01-21 | 广东省建筑科学研究院 | 一种高层建筑攀援植物垂直绿化系统 |
WO2017212143A1 (fr) | 2016-06-06 | 2017-12-14 | Universite De La Reunion | Paroi complexe végétalisée sur toiture, de type ligneuses sur lame d'air, kit pour installation |
-
1995
- 1995-11-21 JP JP30303395A patent/JPH09140267A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1189420A (ja) * | 1997-09-19 | 1999-04-06 | Japan Highway Public Corp | 吸着型蔓性植物による緑化方法及び緑化器 |
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WO2017212143A1 (fr) | 2016-06-06 | 2017-12-14 | Universite De La Reunion | Paroi complexe végétalisée sur toiture, de type ligneuses sur lame d'air, kit pour installation |
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