JP3124825B2 - 移動式植込み - Google Patents

移動式植込み

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JP3124825B2
JP3124825B2 JP04101053A JP10105392A JP3124825B2 JP 3124825 B2 JP3124825 B2 JP 3124825B2 JP 04101053 A JP04101053 A JP 04101053A JP 10105392 A JP10105392 A JP 10105392A JP 3124825 B2 JP3124825 B2 JP 3124825B2
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三郎 野田
利文 大木
一夫 石川
隆 河戸
幸次 渡辺
孝雄 田中
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  • Supports For Plants (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅において夏の強い
日差しを避ける為の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の住宅において、夏の強い日差しを
避ける為の工夫としては、葦簾張りを配置したり、すだ
れを掛けたりすることにより行っていたのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、技術の進展
により、従来のすだれや葦簾張りの技術を、近代的な技
術に置き換えて、西日や、強い日差しの際に、機械的に
移動式植込みを移動することが出来るように構成したの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明が解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する為の
手段を説明する。住宅の外壁1の上部にレールを設け、
外壁1の下部に、外壁1との間で一定の 間隔を得る為の
ガイド走行部を設け、立体トラス10と、該立体トラス
10の下部に配置したプランター11とにより構成した
移動式植込みAを、該レールと走行ガイド部の上で走行
する走行カート部に構成し、該移動式植込みAを住宅の
外壁1に平行して移動可能に構成し、該移動式植込みA
の移動経路を構成するレールとガイド走行部を、住宅の
外壁1の窓開口部3の上下に配置したものである。
【0005】
【作用】次に作用を説明する。夏の強い日差しや、太陽
が沈む前の西日が、住宅の外壁や、窓等に直接に当たる
場合に、移動式植込みAを移動して、該住宅の外壁や開
口部分を覆い隠すように、移動式植込みAを移動させる
のである。これにより人工エネルギーを使用した冷房の
負荷を軽減し、冷房用電力の使用量を減らすのである。
【0006】
【実施例】次に実施例を説明する。図1は住宅の外壁1
の外側に移動式植込みAを配置した住宅の斜視図、図2
は、プランター11と立体トラス10の部分を露出した
状態の斜視図、図3は移動式植込みを付設した住宅の平
面図、図4は該住宅の太陽電池屋根6,7の部分に被覆
する太陽電池瓦4の斜視図である。
【0007】図3において、本発明の移動式植込みを付
設した住宅について説明する。該住宅は出来るだけ、人
工エネルギーの使用を抑えて、太陽エネルギーや風力エ
ネルギーや、地熱エネルギーや、雨水エネルギー等の自
然エネルギーを有効に利用して、室内温度調節を可能と
し、人工エネルギーの使用量を減らすことにより、自然
環境との調和を図るものである。
【0008】以上の目的を達成する為に、屋根を3部分
に別けて、太陽電池屋根6,7を両側に配置し、該部分
には太陽電池瓦4を敷設している。これにより、家庭で
使用する電力の一部を、太陽電池瓦4から供給するので
ある。また、太陽電池屋根6,7の間の中央部分はやや
低く構成し、該部分に太陽熱温水器を配置し、太陽熱温
水屋根8に構成している。該太陽熱温水屋根8において
高温にした温水は、室内の浴槽や、暖房用に使用するの
である。
【0009】南側の窓に、夏の強い日差しが差し込むの
を回避する為に、南側の窓に面した部分の庭に、合歓の
木15を植え込みしている。該合歓の木15は、夏に葉
を繁らすので、強い太陽光線の遮蔽効果を上げることが
出来る。また、南側の窓の上方位置に、一端を太陽熱温
水屋根8の上に支持した糸瓜棚14を設け、該糸瓜棚1
4が夏に繁茂し、冬には枯れる傾向にあるので、夏の強
い日差しを遮蔽することが出来るのである。該糸瓜棚1
4は冬は葉が枯れてしまい、また合歓の木15も冬は葉
が落ちてしまうので、冬の太陽熱の取り入れに際して
は、糸瓜棚14と合歓の木15が日差しを遮ることが無
いのである。
【0010】また、住宅の西側の窓の外には、竹の植込
み9が配置されている。該竹の植込み9は、1列か2列
程度の薄い緑のカーテンを造るものであり、外から内部
の見通しを不可能とする為のものである。故に、日差し
を遮る力が弱いので、厚い緑のカーテンを造るものとし
て、移動式植込みAを構成している。
【0011】次に図1と図2において、移動式植込みA
の具体的な構成について説明する。図1においては、プ
ランター11と立体トラス10により構成した移動式植
込みAに、蔦等の蔓植物が繁茂した夏期の状態を示して
いる。図2においては、該蔓植物が枯れてしまって、プ
ランター11と立体トラス10が見える状態を示してい
る。該移動式植込みAは上部を、住宅の外壁1の上部に
設けたレールの上で走行する走行カート部としている。
そして下部には、住宅の外壁1との間で一定の間隔を得
る為にガイド走行部が設けられている。
【0012】そして、該移動式植込みAの下端のプラン
ター11の部分には、栽培土が投入されており、該プラ
ンター11に水を掛ける為の貯水層2が住宅の外壁1の
端部に設けられている。該貯水層2には、太陽電池屋根
6,7や太陽熱温水屋根8に降った雨を集めて、これを
下水に流すことなく貯水すべく構成している。
【0013】該移動式植込みAは、住宅の外壁1の西側
であり、住宅の外壁1に設けた窓開口部3を遮蔽した
り、前面開口したりすることが出来るように構成してい
る。図2において示す如く、移動式植込みAが窓開口部
3の部分にある場合には、夏の日差しを遮蔽回避する場
合であり、移動式植込みA 'の位置の場合は、冬の太陽
エネルギーを取り入れる場合である。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、第1に、立体トラ
ス10の部分に、蔓植物が繁り、緑のカーテンとなるの
で、従来の如き葦簾やすだれ等が必要無くなったのであ
る。またこれにより、住宅に当たる日差しを調節出来る
ので、夏の強い日射を和らげて、冷房負荷を減らすこと
が出来るのである。また、移動式植込みAの垂直方向に
伸びた緑のカーテンは、潤いのある町並みを形成するこ
とが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】住宅の外壁1の外側に移動式植込みAを配置し
た住宅の斜視図。
【図2】プランター11と立体トラス10の部分を露出
した状態の斜視図。
【図3】移動式植込みを付設した住宅の平面図。
【図4】該住宅の太陽電池屋根6,7の部分に被覆する
太陽電池瓦4の斜視図。
【符号の説明】
A 移動式植込み 1 住宅の外壁 2 貯水層 3 窓開口部 10 立体トラス 11 プランター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河戸 隆 大阪府大阪市北区中之島6丁目2番27号 積水ハウス株式会社内 (72)発明者 渡辺 幸次 大阪府大阪市北区中之島6丁目2番27号 積水ハウス株式会社内 (72)発明者 田中 孝雄 大阪府大阪市北区中之島6丁目2番27号 積水ハウス株式会社内 (56)参考文献 実開 昭59−83327(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01G 9/02 A01G 9/12 E06B 9/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】られている。
  1. 【請求項1】 住宅の外壁1の上部にレールを設け、外
    壁1の下部に、外壁1との間で一定の間隔を得る為のガ
    イド走行部を設け、立体トラス10と、該立体トラス1
    0の下部に配置したプランター11とにより構成した移
    動式植込みAを、該レールと走行ガイド部の上で走行す
    る走行カート部に構成し、該移動式植込みAを住宅の外
    壁1に平行して移動可能に構成し、該移動式植込みAの
    移動経路を構成するレールとガイド走行部を、住宅の外
    壁1の窓開口部3の上下に配置したことを特徴とする移
    動式植込み。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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PL436370A1 (pl) * 2020-12-16 2022-06-20 Łukasz Dura Moduły do ogrodu pionowego

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