JPH0622526U - 作業車の原動部構造 - Google Patents

作業車の原動部構造

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JPH0622526U
JPH0622526U JP6031292U JP6031292U JPH0622526U JP H0622526 U JPH0622526 U JP H0622526U JP 6031292 U JP6031292 U JP 6031292U JP 6031292 U JP6031292 U JP 6031292U JP H0622526 U JPH0622526 U JP H0622526U
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JP
Japan
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cover
engine
air
fan
air guide
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Pending
Application number
JP6031292U
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English (en)
Inventor
良造 今西
信行 山下
勝彦 上村
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原動部ボンネットの内方に、縦向き出力軸を
有する空冷式エンジンを搭載し、このエンジンの上部側
に配置されたファンにより吸引されたエンジン冷却風を
エンジンのシリンダヘッドに案内する導風カバーの下側
から排出すると共に、前記導風カバーの上に、塵埃排出
用の隙間をもって配設されたファンカバーの前記隙間か
ら塵埃排出風を排出すべく構成してある作業車の原動部
構造において、エンジン側面に配設された燃料ポンプの
冷却を簡単、安価な構造で行なう。 【構成】 原動部ボンネット9上部の外気取入口22と
導風カバー23の吸気口との間に配設される導風路形成
用の環状遮蔽カバー28を、ファンカバー24の外側
に、且つ、ファンカバー24の隙間Sを閉塞する状態で
配設するとともに、この遮蔽カバー28に、前記隙間S
から排出される塵埃排出風を燃料ポンプ25に向けて排
出する切欠部29を設けてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、原動部ボンネット内に、縦向き出力軸を有する空冷式エンジンを搭 載し、このエンジンの上部側に配置されたファンによりエンジン冷却風を下方に 排出すべく構成してある乗用芝刈機等の作業車の原動部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、乗用芝刈機の原動部構造においては、図8に示すように、上面に外気取 入口22を備えた原動部ボンネット9の内方に、縦向き出力軸7aを有する空冷 式エンジン7を搭載し、このエンジン7の上部側に配置された防塵網付きファン 21により吸引されたエンジン冷却風を、エンジン7のシリンダヘッドに案内す る導風カバー23の下側から下方に排出すべく構成するとともに、前記ファン2 1を、前記導風カバー23よりも上部に配置して、防塵網に付着した塵埃を該防 塵網の回転によって生起した塵埃排出風によって、導風カバー23に塵埃排出用 の隙間Sをもって装着したファンカバー24と前記導風カバー23との隙間Sか ら排出すべく構成してあり、そして、原動部ボンネット9の外気取入口22から 導風カバー23の吸気口への導風路形成用の環状遮蔽カバー、つまり、スポンジ の下部カバー部分028aと、板金製の上部カバー部分028bとからなる環状 遮蔽カバー028を、前記ファンカバー24の上部に配設してあり、そして、マ フラー8や燃料ポンプ25、更には、エアークリーナー26等のエンジン関連機 器をエンジン7周りに配置してあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
夏期等において、エンジンルーム内の高温のためにエンジン側面に設けた燃料 ポンプが加熱されやすく、燃料ポンプ内の燃料に混入の空気の粒が熱膨張して気 泡となり、正常な燃料の供給ができないベーパーロックをおこす不都合があった 。 そこで、上記欠点を解消する手段として、ポンプで圧送する燃料の一部を、別 のパイプを通じて燃料タンク内に送り返して循環させることで燃料を冷却する構 造のポンプを用いることが考えられるが、斯かる場合にはコストが高く付く不都 合がある。 本考案は、簡単、安価な構造で上記欠点を解消することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案の特徴構成は、前記原動部ボンネットの外気 取入口と導風カバーの吸気口との間に配設される導風路形成用の環状遮蔽カバー を前記ファンカバーの外側に、且つ、前記ファンカバーの隙間を閉塞する状態で 配設するとともに、この遮蔽カバーに、前記塵埃排出風をエンジン側面に設けた 燃料ポンプに向けて排出する切欠部を設けた点にある。
【0005】
【作用】
ファンカバーと導風カバーとの隙間からファンカバーの周り一面に排出される 塵埃排出風を遮蔽カバーに設けた切欠部を介して燃料ポンプ近傍の一箇所から排 出するように構成したから、塵埃排出風を利用して燃料ポンプの冷却がはかれる 。
【0006】
【考案の効果】
このように、本来、備わっている塵埃排出風を利用することによって、原動部 ボンネットと導風カバーとの間に設けられる導風路形成用の環状遮蔽カバーに切 欠部を設ける簡単、安価な構造で燃料ポンプに対するベーパーロックを抑制する ことができる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。 図7に作業車の一例としての乗用型芝刈機を示している。この芝刈機は乗用型 走行機体の下腹部にモーア1を上下動位置調節自在に装着し、このモーア1に対 して走行機体側から動力を供給して走行しながら芝刈作業を行えるよう構成して ある。走行機体は機体前部に搭乗運転部3を設け、機体後部に原動部4を配備し て構成してある。つまり、前後方向ほぼ全域に亘って板状の機体フレーム5を配 設し、この機体フレーム5の前部側にステアリングポスト6を立設するとともに 、機体後部に縦向き出力軸7aを有する空冷式エンジン7及びそれに付随するエ ンジンマフラー8等の各種装置を搭載支持し、この原動部4を、原動部ボンネッ ト9により覆ってある。 前記原動部ボンネット9の前部には、運転座席10を配備してあり、この運転 座席10の下方には、燃料タンク11とバッテリー12を横方向に並列配備して ある。そして、これら燃料タンク11とバッテリー12をカバー13で覆い、そ のカバー13に、前記運転座席10を横軸芯X周りに回動自在に枢支連結してあ る。 そして、燃料タンク11の燃料供給口11aを、カバー13の上面、つまり、 運転座席10の下方側箇所に開口させ、運転座席10を横軸芯X周りに上方に回 動させることによって、燃料供給を行えるように構成してある。 又、燃料タンク11及びバッテリー12を覆うカバー13には、図3に示すよ うに、操作台14,14を一体連設してあり、操作台14,14を備えた前記カ バー13を機体フレーム5の両側立上げ部5aに固定してある。前記操作台14 ,14は、夫々、側面視略三角形に形成され、前下がり傾斜部分にモーア昇降操 作具やアクセルレバー等の操作具15を外方に突出させてある。そして、前記原 動部ボンネット9に、前記操作台14,14の上方側を覆う化粧板兼用のカバー 部16,16を一体連設してあり、前記化粧板兼用のカバー部16,16を備え た前記原動部ボンネット9は、機体フレーム5の左右立上げ部5aに沿って載置 された状態でボルト連結されている。 前記エンジン7は縦向き出力軸7aを有し、この出力軸7aの下端部からベル ト伝動機構17、静油圧式無段変速装置18を介して左右後輪19に動力を供給 して機体を走行駆動するよう構成するとともに、ベルト伝動機構20を介してモ ーア1に動力供給するよう伝動系を構成してある。
【0008】 エンジン7の出力軸7aの上部側には冷却ファン21を取付け、この冷却ファ ン21によりボンネット上面の外気取入口22から吸引されたエンジン冷却風を 、エンジン7の上部を覆う導風カバー23を介してシリンダヘッド7bに案内し て、導風カバー23の下側から下方に排出すべく構成してある。 前記ファン21は、上面に一体的に回転する防塵網21aを備えており、そし て、前記導風カバー23よりも上部に位置する状態で配置されている。 そして、前記ファン21に対するファンカバー24が、前記導風カバー23に 対して塵埃排出用の隙間Sを形成する状態で取付けられており、防塵網21aに 付着した塵埃を、回転によって生起した塵埃排出風によって前記導風カバー23 と前記ファンカバー24との隙間Sから排出可能に構成してある。 そして、前記導風カバー23の機体右後部側、つまり、エンジンの右後部側の 側面に燃料ポンプ25が取付けられており、そして、導風カバー23の機体左後 部側、つまり、エンジンの左後部側の側面にエアークリーナー26やキャブレタ ー27が配設されている。 そして、前記ファンカバー24の外側に、前記導風カバー23とファンカバー 24との隙間Sを閉塞する状態で、前記原動部ボンネット9の外気取入口22か ら導風カバー23の吸気口23aへの導風路形成用の環状遮蔽カバー28を配設 してある。 前記環状遮蔽カバー28は、スポンジの下部カバー部分28aと、板金製の上 部カバー部分28bとからなり、これら両者は一体的に連結されてボンネット9 の内面に固着連結されており、前記下部カバー部分28aに、前記ファン21の 回転に伴って排出される塵埃排出風を前記燃料ポンプ25に向けて排出するため の切欠部29を形成してある。 前記エンジンマフラー8は、マフラーカバー30によって覆われていると共に 、機体フレーム5の側壁5bに形成した挿通孔5cを介してエンジン排気を外方 に排出するようにしてある。 又、前記マフラーカバー30は、エンジン7のエキゾーストマニホールド7b から前記マフラー8を覆う平面視L字形状で、キャブレター27の上面に位置す る部分を、マフラー8の排気管8aよりも下方に下げて、キャブレター27のガ ス抜き用作業スペースを形成してある。 上記構成によって、前記ボンネット9上面の外気取入口22から吸引されたエ ンジン冷却風の大半は、環状遮蔽カバー28、導風カバー23を介してエンジン 7のシリンダヘッド7aに案内され、一部は、環状遮蔽カバー28の切欠部29 を介して燃料ポンプ25に向けて排出されることとなり、そして、エンジン7の シリンダヘッド7aを冷却した後に導風カバー23の下部から下方に排出された 排風、及び、燃料ポンプ25を冷却した後の排風は、機体下部の隙間、及び、機 体フレーム5後部の冷却風排出口31、更には、ボンネット9上面の外気取入口 22周りから機外に排出されることとなる。
【0009】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】原動部を示す縦断側面図
【図2】同、背面図
【図3】同、平面図
【図4】機体後部の平面図
【図5】燃料タンクカバーの縦断正面図
【図6】遮蔽カバーの分解斜視図
【図7】乗用芝刈機全体の側面図
【図8】従来構造を示す縦断側面図
【符号の説明】
7 エンジン 7a シリンダヘッド 9 原動部ボンネット 21 ファン 22 外気取入口 23 導風カバー 24 ファンカバー 25 燃料ポンプ 28 遮蔽カバー 29 切欠部 S 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02M 37/20 L 7049−3G

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に外気取入口(22)を備えた原動
    部ボンネット(9)の内方に、縦向き出力軸を有する空
    冷式エンジン(7)を搭載し、このエンジン(7)の上
    部側に配置されたファン(21)により吸引されたエン
    ジン冷却風を導風カバー(23)によってエンジン
    (7)のシリンダヘッド(7a)に案内するよう構成
    し、前記ファン(21)を、防塵網(21a)付きファ
    ンに構成して前記導風カバー(23)よりも上部に配置
    するとともに、導風カバー(23)上には、塵埃排出用
    の隙間(S)をもってファンカバー(24)を装着固定
    し、前記防塵網に付着した塵埃を該防塵網の回転によっ
    て生起した塵埃排出風によって前記隙間(S)から排出
    すべく構成してある作業車の原動部構造であって、前記
    原動部ボンネット(9)の外気取入口(22)と導風カ
    バー(23)の吸気口との間に配設される導風路形成用
    の環状遮蔽カバー(28)を前記ファンカバー(24)
    の外側に、且つ、前記ファンカバー(24)の隙間
    (S)を閉塞する状態で配設するとともに、この遮蔽カ
    バー(28)に、前記塵埃排出風をエンジン(7)側面
    に設けた燃料ポンプ(25)に向けて排出する切欠部
    (29)を設けてある作業車の原動部構造。
JP6031292U 1992-08-27 1992-08-27 作業車の原動部構造 Pending JPH0622526U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014095316A (ja) * 2012-11-08 2014-05-22 Toyota Motor Corp 燃料ポンプの遮熱構造
JP2019216650A (ja) * 2018-06-19 2019-12-26 株式会社クボタ 作業機

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