JPH06223859A - 燃料電池自動車 - Google Patents

燃料電池自動車

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JPH06223859A
JPH06223859A JP5012904A JP1290493A JPH06223859A JP H06223859 A JPH06223859 A JP H06223859A JP 5012904 A JP5012904 A JP 5012904A JP 1290493 A JP1290493 A JP 1290493A JP H06223859 A JPH06223859 A JP H06223859A
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肇 山根
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正五 渡辺
Kenichiro Ekusa
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02T90/40Application of hydrogen technology to transportation, e.g. using fuel cells

Abstract

(57)【要約】 【目的】 水素ガスと酸素ガスとを反応させて発電する
燃料電池を備えた燃料電池自動車において、上記反応に
より生成される水に起因する燃料電池の発電不良を回避
する。 【構成】 上記燃料電池2を縦置きにして該燃料電池2
を通る水素ガス通路および酸素ガス通路が上下方向に延
びる様にし、両ガス通路にはそれぞれの上部から水素ガ
スおよび酸素ガスを供給し下部から排出させる。燃料電
池2の作動停止時に、水素ガス供給源60および酸素ガス
供給源50からの水素ガスおよび酸素ガスの供給を停止し
た後、燃料電池2に残留している残留水素ガスと残留酸
素ガスとの反応により発電した電気でガス循環ポンプG
P,GP′を作動させる。燃料電池2の起動時に、ガス
循環ポンプGP,GP′を作動させた後所定時間経過
後、燃料電池2の発電電圧の異常が検出されたときは燃
料電池の起動を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水素ガスと酸素ガスと
を反応させて発電する燃料電池を備え、該燃料電池で発
電した電気により駆動される燃料電池自動車に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば米国特許第5,047,298 号明細書に
は、水素と酸素とを反応させて発電を行なう燃料電池が
開示されている。また、特開昭51-4717 号公報には、そ
の様な水素と酸素とを反応させて発電を行なう燃料電池
を備え、該燃料電池で発電した電気により走行用モータ
を駆動して走行する燃料電池自動車が開示されている。
【0003】上記の如き燃料電池としては、例えばプロ
トン交換膜を用いたPEM型燃料電池が知られている。
かかる燃料電池は、プロトン交換膜を挾んで酸素室と水
素室とが設けられ、両室に加湿酸素ガスと加湿水素ガス
とを供給し、水素室でイオン化された水素イオンがプロ
トン交換膜を通って酸素室に入り、この酸素室で水素と
酸素とを反応させて発電を行なうものである。
【0004】この様な燃料電池は、従来図11,図12に示
す様に横置きにして自動車に配設されている。即ち、燃
料電池2は、酸素ガスと水素ガスを加湿する加湿部4
と、上記プロトン交換膜と酸素室と水素室とを備えた発
電セルを複数個積み重ねた発電部6とを備えて成り、各
発電セルの酸素室に酸素ガスを供給し排出する酸素ガス
通路20(供給側通路22および排出側通路24)、各発電セ
ルの水素室に水素ガスを供給し排出する水素ガス通路30
(供給側通路26および排出側通路28)および各発電セル
を冷却する冷却水を供給し排出する冷却水通路36(供給
側通路32および排出側通路34)がそれぞれ上記各発電セ
ルの積み重ね方向(図中左右方向)に延びて配設され、
かかる燃料電池2をその各セルの積み重ね方向が水平方
向(図中左右方向)になるように横置きにして自動車に
配設され、従って酸素ガス通路20、水素ガス通路30およ
び冷却水通路36はいずれも水平方向に延びる態様となっ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の如き
燃料電池は、水素と酸素とを反応させるのでその反応に
より水が生成され、従って例えば上記の如きプロトン交
換膜を用いたPEM型燃料電池の場合、その生成水がプ
ロトン交換膜に付着し、発電に支障が生じることがあ
る。また、その様なプロトン交換膜を用いたPEM型燃
料電池の場合、水素ガスと酸素ガスとを反応させるため
その水素ガスと酸素ガスとに水分を含有させる必要があ
り、その水素ガスおよび酸素ガスに含有されている水分
が上記プロトン交換膜に付着し、発電に支障が生じるこ
とがある。
【0006】さらに、燃料電池作動時には、燃料電池内
を水素ガスと酸素ガスが流動しているので、上記反応に
よる生成水や上記水素ガスや酸素ガスに含有されている
水分はその水素ガスや酸素ガスの流れによって該流れと
共に上記水素ガス通路および酸素ガス通路を通って燃料
電池外部にある程度排出されるが、燃料電池の作動停止
時には、もはや上記水素ガスや酸素ガスの流れは停止さ
れ、その流れが停止した状態の下で燃料電池内の残留水
素ガスと残留酸素ガスとがしばらくの間反応し続け、従
ってその残留水素ガスと残留酸素ガスとの反応により生
成した水もしくはそれらの残留ガスに含有されている水
分は、上記燃料電池の作動時の様に水素ガスと酸素ガス
の流れによって外部に排出することはできず、それらは
プロトン交換膜に付着し、従ってその後の起動時にこの
付着水により発電に支障を来たすことがある。
【0007】上記プロトン交換膜への付着水の問題は、
特に反応生成水によるものが顕著であり、上記PEM型
燃料電池の場合上述の様に酸素室で反応して水が生成さ
れるので、上記付着水の問題を解決するにあたっては、
特にこの酸素室側において生成される水の付着を解決す
ることが重要である。
【0008】本発明の目的は、上記事情に鑑み、水素ガ
スと酸素ガスとの反応による生成水に起因するトラブル
を防止することのできる燃料電池自動車を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明に係る
燃料電池自動車は、上記目的を達成するため、水素ガス
供給源と酸素ガス供給源とから供給された水素ガスと酸
素ガスとの反応により発電を行う発電セルを複数個所定
方向に積み重ねて成る発電部と、該発電部に設けられ上
記発電セルの積み重ね方向に延び上記水素ガスおよび酸
素ガスを上記各発電セルに供給しかつ未反応の上記水素
ガスおよび酸素ガスを排出させる水素ガス通路および酸
素ガス通路とを備えて成る燃料電池を有し、該燃料電池
で発電した電気により走行用モータを駆動する燃料電池
自動車であって、上記燃料電池が上記水素ガス通路およ
び酸素ガス通路の延びる方向を上下方向にして配設さ
れ、上記水素ガス通路および酸素ガス通路にはそれぞれ
の上部から上記水素ガスおよび酸素ガスを供給し、下部
から上記未反応の水素ガスおよび酸素ガスの排出を行う
ように構成されていることを特徴とする。
【0010】本願の第2の発明に係る燃料電池自動車
は、上記目的を達成するため、水素ガス供給源と酸素ガ
ス供給源とから供給された水素ガスと酸素ガスとの反応
により発電を行う燃料電池と、該燃料電池から排出され
た未反応の上記水素ガスおよび酸素ガスを再度上記燃料
電池に供給する水素ガス循環路および酸素ガス循環路
と、それぞれのガス循環路に設けられた水素ガス循環ポ
ンプおよび酸素ガス循環ポンプとを備えて成り、上記燃
料電池で発電した電気により走行用モータを駆動する燃
料電池自動車であって、上記燃料電池の作動停止時に、
上記水素ガス供給源および酸素ガス供給源からの水素ガ
スおよび酸素ガスの供給を停止した後、上記燃料電池に
残留している残留水素ガスと残留酸素ガスとの反応によ
り発電した電気で、上記両ガス循環ポンプのうち少なく
とも上記両ガスの反応による生成水の排出作用を有する
ガス側のガス循環ポンプを作動させるものであることを
特徴とする。
【0011】上記第1、第2の発明に係る燃料電池自動
車においては、上記水素ガス供給源および酸素ガス供給
源からの水素ガスおよび酸素ガスの供給を停止した後、
上記燃料電池に残留している残留水素ガスと残留酸素ガ
スとの反応により発電した電気で、自動車に搭載した上
記両ガス循環ポンプ以外の電装品を作動させるものとし
て構成することができる。
【0012】また、上記燃料電池の出力が規定値以下に
なったときまたは上記燃料電池内の水素ガス圧もしくは
酸素ガス圧が規定値以下になったとき、上記両残留ガス
の反応により発電した電気で作動せしめられているガス
循環ポンプの作動を停止させるものとして構成すること
ができる。
【0013】また、上記燃料電池の出力が規定値以下に
なったときまたは上記燃料電池内の水素ガス圧もしくは
酸素ガス圧が規定値以下になったとき、上記両ガス循環
ポンプ以外の電装品の作動を停止させるものとして構成
することができる。
【0014】また、上記両ガス循環ポンプ以外の電装品
としては、照明ランプ類、室内換気装置もしくは空気清
浄器を挙げることができる。
【0015】本願の第3の発明に係る燃料電池自動車
は、上記目的を達成するため、水素ガス供給源と酸素ガ
ス供給源とから供給された水素ガスと酸素ガスとの反応
により発電を行う燃料電池と、該燃料電池から排出され
た未反応の上記水素ガスおよび酸素ガスを再度上記燃料
電池に供給する水素ガス循環路および酸素ガス循環路
と、それぞれのガス循環路に設けられた水素ガス循環ポ
ンプおよび酸素ガス循環ポンプとを備えて成り、上記燃
料電池で発電した電気により走行用モータを駆動する燃
料電池自動車であって、上記燃料電池の発電電圧の正常
異常を検出する電圧状態検出手段を備え、上記燃料電池
の起動時に、上記両ガス循環ポンプを作動させた後所定
時間経過後、上記電圧状態検出手段により燃料電池の発
電電圧の異常が検出されたときは上記燃料電池の起動を
停止するものであることを特徴とする。
【0016】上記電圧状態検出手段は、上記燃料電池の
発電電圧が規定値以下のとき発電電圧の異常を検出する
ものとして構成することができる。
【0017】また、上記燃料電池が水素ガスと酸素ガス
との反応により発電を行う発電セルを複数個備えて成
り、上記電圧状態検出手段は、上記燃料電池の各発電セ
ルもしくは複数の発電セルからなる複数の発電セルグル
ープごとの発電電圧を検出し、いずれかの発電セルもし
くは発電セルグループの発電電圧が規定値以下のとき上
記燃料電池の発電電圧の異常を検出するものとして構成
することができる。
【0018】また、上記燃料電池が水素ガスと酸素ガス
との反応により発電を行う発電セルを複数個備えて成
り、上記電圧状態検出手段は、上記燃料電池の各発電セ
ルもしくは複数の発電セルからなる複数の発電セルグル
ープごとの発電電圧を検出し、各発電セル間もしくは各
発電セルグループ間の発電電圧のばらつきが規定値以上
であるとき上記燃料電池の発電電圧の異常を検出するも
のとして構成することができる。
【0019】また、上記両ガス循環ポンプを作動させた
後所定時間経過後、上記電圧状態検出手段により燃料電
池の発電電圧の異常が検出されたときは、上記燃料電池
における付着水除去制御を行い、該付着水除去制御後も
上記燃料電池の発電電圧が異常であるときは該燃料電池
の起動を停止するものとして構成することができる。
【0020】また、上記付着水除去制御を所定時間もし
くは所定回数実施した後も上記燃料電池の発電電圧が異
常であるときは該燃料電池の起動を停止するものとして
構成することができる。
【0021】また、上記付着水除去制御は、上記両ガス
循環路を通るガスのうち少なくとも上記両ガスの反応に
よる生成水の排出作用を有するガスの流量を増大させる
ものとして構成することができる。
【0022】また、上記付着水除去制御は、上記両ガス
循環路を通るガスのうち少なくとも上記両ガスの反応に
よる生成水の排出作用を有するガスの流量を増減変化さ
せるものとして構成することができる。
【0023】なお、本発明において上記燃料電池に反応
のため酸素ガスを供給するにあたっては、酸素ガスその
ものを供給しても良いし酸素ガスを含むガス例えば空気
を供給することもできる。従って、上記燃料電池に酸素
ガスを供給する酸素ガス供給源は、酸素ガスそのものの
供給源であっても良いし、空気供給源であっても良い。
【0024】
【作用および発明の効果】本願の第1の発明に係る燃料
電池自動車は、上記の様に、燃料電池をその発電部を通
る水素ガス通路および酸素ガス通路の延びる方向が上下
方向になるように縦置き配設し、上記水素ガス通路およ
び酸素ガス通路にはそれぞれの上部から水素ガスおよび
酸素ガスを供給し、下部から未反応の水素ガスおよび酸
素ガスを排出する様に構成されているので、上記水素ガ
スおよび酸素ガスはその上下方向に延びる水素ガス通路
および酸素ガス通路内を下方に向かって流れる。従っ
て、水素ガスおよび酸素ガスの流れによって排出される
水分に対して重力がその排出方向に働き、この重力によ
って水分の排出が助長され、上述の従来技術の様に水素
ガス通路および酸素ガス通路が水平方向に延びているも
のに比して、反応による生成水や水素ガスおよび酸素ガ
スに含まれていた水分の排出性の向上が図られ、燃料電
池内での水付着によるトラブル、例えばPEM型燃料電
池の場合のプロトン交換膜への水付着によるトラブルの
発生を抑制することができる。
【0025】また、本願の第2の発明に係る燃料電池自
動車は、上述の様に、燃料電池の作動停止時に、残留水
素ガスと残留酸素ガスとの反応により発電された電気で
両ガス循環ポンプのうち少なくとも上記両ガスの反応に
よる生成水の排出作用を有するガス側のガス循環ポンプ
(上記PEM型燃料電池の場合は酸素ガス循環ポンプ)
を作動させるので、反応生成水排出作用を有する残留ガ
スの流れが形成され、従って残留ガス反応による生成水
をこの残留ガスの流れにより燃料電池内から排出させる
ことができ、燃料電池内での残留ガス反応生成水の付着
によるトラブル、例えばPEM型燃料電池の場合その反
応生成水のプロトン交換膜への付着によるトラブル発生
を抑制することができ、特に燃料電池の再始動時におけ
る残留ガス反応生成水の付着によるトラブル発生を防止
することができる。
【0026】また、上記残留ガス反応による電気により
電装品を作動させることにより、この残留ガス反応によ
る余剰電気の有効利用を図ることができる。
【0027】また、燃料電池の出力もしくは燃料電池内
のガス圧が規定値以下となった時点で上記ガス循環ポン
プや電装品の作動を停止させることにより、それらの作
動停止を適切に行なうことができる。
【0028】また、上記電装品として、照明ランプ類、
室内換気装置もしくは空気清浄器という自動車の停止中
に作動させることが必要もしくは有効なものを選択する
ことにより、上記余剰電力の利用をより一層有効なもの
とすることができる。
【0029】本願の第3の発明に係る燃料電池自動車
は、上述の様に、燃料電池の発電電圧の正常異常を検出
する電圧状態検出手段を備え、両ガス循環ポンプを所定
時間経過した後においても発電電圧が異常であるときは
燃料電池の起動を停止するように構成されているので、
通常のガス流によっては除去することのできない付着水
による燃料電池の作動不良を検出して該燃料電池の起動
を停止することができ、従って燃料電池を作動させて走
行を開始した後におけるその様な付着水による燃料電池
の作動不良に基づくトラブルを未然に防止することがで
きる。
【0030】また、付着水による作動不良は発電電圧の
低下という形で表われるので、燃料電池の発電電圧が規
定値以下のとき燃料電池の起動を停止することにより、
上記付着水に起因する作動不良によるトラブルを確実に
防止することができる。
【0031】また、各セルまたは各セルグループの発電
電圧が規定値以下のとき燃料電池の起動を停止すること
により、より高精度で付着水に起因する作動不良による
トラブルを防止することができる。
【0032】また、各セルまたは各セルグループの発電
電圧のばらつきが規定値以上のとき燃料電池の起動を停
止することにより、同様に高精度で付着水に起因する作
動不良によるトラブルを防止することができる。
【0033】また、ガス循環ポンプを作動して所定時間
経過しても燃料電池の発電電圧が異常である場合、直ち
に燃料電池の起動を停止するのではなく所定の付着水除
去制御を行ない、それでも発電電圧が異常である場合の
み燃料電池の起動を停止することにより、軽い水付着に
よる起動停止を減少させることができ、より合理的な起
動制御が可能となる。
【0034】また、付着水除去制御を所定時間もしくは
所定回数行なった後それでも発電電圧が異常である場合
のみ燃料電池の起動を停止することにより、上記軽い水
付着による起動停止をより一層減少させることができ
る。
【0035】また、付着水除去制御を、燃料電池内にお
ける反応生成水排出作用を有するガスの流量増大や流量
の増減変化により行なうことにより、付着水除去を有効
に行なうことができる。
【0036】なお、発電電圧の異常は上記付着水による
ものだけでなく燃料電池の破損、プロトン交換膜や電極
の劣化等の種々の故障によっても生じ、従って上記発電
電圧の異常による燃料電池の起動停止は、上記付着水の
みでなくその様な燃料電池自体の故障等に対しても有効
である。
【0037】また、発電電圧の低下からはそれが付着水
によるものか上記燃料電池自体の故障によるものかを判
別できない。また、付着水による発電電圧の異常は燃料
電池の停止後における残留ガス反応による生成水が原因
となって発生頻度が高く、しかもその付着水によるもの
は一時的であって付着水除去により解決可能なものであ
る。従って、上記の様に単に所定時間経過後発電電圧が
異常のときは起動を停止するものの場合は、その様な解
決可能な付着水の場合もそうでない上記燃料電池の故障
の場合も一律に燃料電池の起動を停止させることとなる
虞れがあるが、上記の様に付着水除去制御を行なった後
でも発電電圧が異常であるときのみ燃料電池の起動を停
止することにより、一時的な現象で頻度が高くかつ解決
可能な付着水による起動停止を回避でき、よって起動時
に発生しやすい付着水による作動不良を解決しつつかつ
解決不能な燃料電池自体の故障時にのみ起動を停止させ
ることができる。
【0038】また、上記燃料電池自動車においては、生
成水排出作用を有するガス側のガス循環ポンプを作動さ
せ、あるいは生成水の排出作用を有するガスの流量増大
もしくは増減変化を行なうことにより、燃料電池からの
反応生成水の排出や燃料電池内における付着反応生成水
の除去を行なうことができると共に、該生成水の排出作
用を有するガス自身が含有している水分の排出や付着除
去も行なうことができる。そして、上記燃料電池自動車
においては、上記生成水の排出作用を有するガス側のみ
でなく両方のガスの循環ポンプを作動させあるいは両方
のガスの流量増大もしくは増減変化を行なうことによ
り、両ガス自身に含まれている水分の排出や付着除去も
行なうことができる。
【0039】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて詳細に説明する。
【0040】<燃料電池システムの基本構成>図1は本
発明に係る燃料電池自動車の一実施例における燃料電池
システムの基本構成を示す図、図2は図1中の燃料電池
を示す図、図3は図2に示す燃料電池における反応ガス
である水素ガスと酸素ガスおよび冷却水の流れを示す
図、図4は図2に示す燃料電池における酸素ガスの流れ
を示す詳細断面図である。
【0041】まず、図2,3および4を参照しながら燃
料電池について説明する。本実施例では燃料電池として
プロトン交換膜を使用した水素ガスと酸素ガスとを反応
させて発電するPEM型燃料電池を用いている。
【0042】図2に示す様に、この燃料電池2は、加湿
部4と発電部6とを備え、加湿部4で純水を用いた冷却
水により反応ガスである酸素ガスと水素ガスとを加湿
し、発電部6でこれらの加湿された酸素ガスと水素ガス
とを反応させて発電し、かつこの反応により反応熱が生
じる発電部6を上記冷却水で冷却する様に構成されてい
る。
【0043】上記加湿部4は複数の加湿セルを積み重ね
て成り、酸素ガス、水素ガスおよび冷却水は各セルを順
次通り、各セルで加湿される。各セルでの加湿は水分を
通過させる高分子膜を介して酸素ガスおよび水素ガスを
冷却水と接触させて酸素ガスおよび水素ガスに飽和蒸気
圧の水分を含有させることにより行なわれる。
【0044】上記発電部6は、図4に示す様に、複数の
発電セル8を積み重ねて成り、上記加湿部4で加湿され
た酸素ガスと水素ガスとが各セル8を順次通り、各セル
8で反応して発電する。各セル8は、水素イオンのみを
通すプロトン交換膜10と、該プロトン交換膜10によって
区画された水素室12および酸素室14と、上記プロトン交
換膜10に設けられた水素側電極16および酸素側電極18を
備えて成る。
【0045】発電部6には各発電セル8の積み重ね方向
に延びる酸素ガス通路20が設けられている。この酸素ガ
ス通路20は、各セル8の積み重ね方向に延びる供給側通
路22と排出側通路24とを備え、供給側通路22から各セル
8の酸素室14に酸素ガスを供給し、各セル8の酸素室14
から未反応酸素ガスを排出側通路24を介して排出する。
また、発電部6には、この酸素ガス通路20と同様に構成
された図示しない水素ガス通路が設けられている。この
水素ガス通路も、上記酸素ガス通路20と同様に、各セル
8の積み重ね方向に延びる供給側通路と排出側通路とを
備え、供給側通路から各セルの水素室12に水素ガスを供
給すると共に各セルの水素室12から未反応水素ガスを排
出側通路を介して排出する。さらに、発電部6には、図
示しない冷却水通路が設けられており、この冷却水通路
も上記酸素ガス通路20と同様に各セル8の積み重ね方向
に延びる供給側通路と排出側通路とを備え、供給側通路
から各セル8間に形成された冷却水室25に冷却水を供給
すると共に各冷却水室25から冷却水を排出側通路を介し
て排出する。
【0046】上記各発電セル8における発電メカニズム
は次の通りである。即ち、各セル8の水素室12に供給さ
れた加湿水素は水素側電極16の下でイオン化され、この
水素イオンがプロトン交換膜を通って酸素室14に入り該
酸素室14において酸素側電極18の下で水素と酸素とが反
応し、該反応により発電をすると共に水が生成され、こ
の生成水は未反応酸素ガスと共に酸素の排出側順路24か
ら未反応酸素ガスの流れによって排出される。
【0047】図3に上記加湿部4および発電部6におけ
る酸素ガス、水素ガスおよび冷却水の通路および流れを
示す。図示の様に、供給側通路26および排出側通路28を
備えて成る水素ガス通路30も、供給側通路32および排出
側通路34を備えて成る冷却水通路36も上記酸素ガス通路
20と同様に各セル8の積み重ね方向に延びている。ま
た、燃料電池2は各セル8の積み重ね方向を上下方向と
して配設され、加湿部4は発電部6の上部に位置し、酸
素ガス通路20、水素ガス通路30および冷却水通路36はい
ずれも上下方向に延び、酸素ガスおよび水素ガスは上か
ら供給して下に排出するように、冷却水は下から供給し
て上に排出する様に構成されている。
【0048】上記の様に、燃料電池2をその発電部6を
通る水素ガス通路30および酸素ガス通路20の延びる方向
が上下方向になるように縦置き配設し、上記水素ガス通
路30および酸素ガス通路20にはそれぞれの上部から水素
ガスおよび酸素ガスを供給し、下部から未反応の水素ガ
スおよび酸素ガスを排出する様に構成することにより、
上記水素ガスおよび酸素ガスはその上下方向に延びる水
素ガス通路30および酸素ガス通路20内を下方に向かって
流れることとなる。従って、水素ガスおよび酸素ガスの
流れによって排出される水分に対して重力がその排出方
向に働き、この重力によって水分の排出が助長され、反
応生成水や水素ガスおよび酸素ガスに含まれていた水分
の排出性の向上が図られ、燃料電池内での水付着による
トラブル、例えばPEM型燃料電池の場合のプロトン交
換膜への水付着によるトラブルの発生を抑制することが
できる。
【0049】次に、図1を参照しながら上述の燃料電池
を用いた自動車における燃料電池システムについて説明
する。図示の燃料電池システムは、2個の燃料電池2を
備え、両燃料電池2には酸素ガス、水素ガスおよび冷却
水が並列的に供給され、各燃料電池2で発電した電気は
直列的に取り出される。
【0050】各燃料電池2には、酸素ガス供給源である
高圧酸素ボンベ50から酸素ガス供給路52を介して酸素ガ
スそのものが供給される。また、各燃料電池2からは未
反応酸素ガスが酸素ガス排出路54を介して排出され、該
酸素ガス排出路54はA点において上記酸素ガス供給路52
に接続され、各燃料電池2内の酸素ガス通路と上記酸素
ガス排出路54と上記酸素ガス供給路52のうち上記A点か
ら燃料電池2までの部分とで酸素ガス循環路56が形成さ
れ、上記未反応酸素ガスはこの酸素ガス循環路56を通っ
て循環せしめられる。
【0051】上記酸素ガス供給路52には、酸素ガス供給
源50側から順に元バルブであるソレノイドバルブSV
1′、供給酸素ガス圧を一定に保つ圧力レギュレータP
R′、分岐路に設けられたソレノイドバルブSV3′、
圧力センサPS1′、入口バルブであるソレノイドバル
ブSV2′が設けられ、かつ酸素ガス循環路56兼用部分
には流量センサFS′、循環路開閉バルブであるソレノ
イドバルブSV4′、圧力センサPS2′が設けられて
いる。上記酸素ガス排出路54には、分岐路に設けられた
パージバルブであるソレノイドバルブSV5′、水トラ
ップ容器(水セパレータ)58、酸素ガス循環ポンプG
P′および脱イオンフィルタDIF′が設けられてい
る。
【0052】また、各燃料電池2には、水素ガス供給源
である水素を吸蔵した水素吸蔵合金60から水素ガス供給
路62を介して水素ガスそのものが供給される。また、各
燃料電池2からは未反応水素ガスが水素ガス排出路64を
介して排出され、該水素ガス排出路64はB点において上
記水素ガス供給路62に接続され、各燃料電池2内の水素
ガス通路と上記水素ガス排出路64と上記水素ガス供給路
62のうち上記B点から燃料電池2までの部分とで水素ガ
ス循環路66が形成され、上記未反応水素ガスはこの水素
ガス循環路66を通って循環せしめられる。
【0053】上記水素ガス供給路62には、水素ガス供給
源60側から順に元バルブであるソレノイドバルブSV
1、供給水素ガス圧を一定に保つ圧力レギュレータP
R、分岐路に設けられたソレノイドバルブSV3、圧力
センサPS1、入口バルブであるソレノイドバルブSV
2が設けられ、かつ水素ガス循環路66兼用部分には流量
センサFS、循環路開閉バルブであるソレノイドバルブ
SV4、圧力センサPS2が設けられている。上記水素
ガス排出路64には、分岐路に設けられたパージバルブで
あるソレノイドバルブSV5、水トラップ容器(水セパ
レータ)68、水素ガス循環ポンプGPおよび脱イオンフ
ィルタDIFが設けられている。また、上記水素ガス供
給源60とソレノイドバルブSV1との間には分岐路が設
けられ、リークバルブRV、マニュアルバルブMV1お
よびクイックコネクタQCが設けられ、水素吸蔵合金60
に水素を吸蔵させる際、水素ボンベ(図示せず)がこの
クイックコネクタQCに接続される。
【0054】また、各燃料電池2には冷却水循環路70が
設けられている。該冷却水循環路70は燃料電池2内の図
示しない前述の冷却水通路を含んで成り、該冷却水循環
路70には上述の水トラップ容器58、冷却水循環ポンプW
P、三方弁TV、冷却水放熱用のラジエタRD、該ラジ
エタRDと並列的に設けられたバイパスBPおよび脱イ
オンフィルタDIF、冷却水の導電率を検出する導電率
センサCSが設けられている。
【0055】また、上記各燃料電池2には、発電部6の
各発電セル8の出力電圧を検出する電圧センサVSが設
けられ、また両燃料電池2を直列に接続した電線には電
力供給スイッチSW1を介して走行用モータ72が接続さ
れると共に図示しない電力供給スイッチを介して各種の
電装品(上述のガス循環ポンプGP,GP′も含む)が
接続されている。
【0056】また、上記システムにおいては、その他に
も図示の如きソレノイドバルブSV6,SV6′,SV
7,マニュアルバルブMV2,MV2′,MV3′およ
びオートバルブAV1が設けられている。
【0057】上記の如く構成されたシステムにおいて
は、通常の燃料電池作動停止時には、ソレノイドバルブ
SV4,SV4′を除きその他のすべてのソレノイドバ
ルブ、マニュアルバルブ、オートバルブおよびリークバ
ルブは閉成され、各循環ポンプGP,GP′WPは駆動
停止され、かつ走行用モータ72のスイッチSW1および
各種電装品のスイッチは開成されている。
【0058】また、通常の燃料電池作動時(運転時)に
は、ソレノイドバルブSV1,SV2,SV1′,SV
2′を開成し、水素ガスおよび酸素ガス循環ポンプG
P,GP′を作動させ、各燃料電池2に酸素ガスおよび
水素ガスを供給すると共にそれらを循環させ(酸素ガス
および水素ガス供給源50,60からは反応により消費した
量だけ新たに酸素ガスおよび水素ガスが供給される)、
また冷却水循環ポンプWPを作動させて冷却水を燃料電
池2に循環させ、もって前述のメカニズムにより各燃料
電池2での発電および各燃料電池2の冷却が行なわれ、
さらにスイッチSW1を閉成してその発電した電気によ
り走行用モータ72を駆動すると共に上述の図示しないス
イッチを閉成して各種電装品に電力を供給する。
【0059】<燃料電池システムの作動停止手順>次
に、上記燃料電池システムの作動停止手順について図5
を参照しながら説明する。この作動停止は、燃料電池2
内の残留ガスの反応による生成水を良好に排除し、かつ
その残留ガスの反応による余剰電力の有効利用を図り得
る手順で行なわれる。
【0060】まず、P1で燃料電池から外部負荷への電
力供給スイッチつまり走行用モータ72への電力供給スイ
ッチSW1および上述の各種電装品への電力供給スイッ
チ等をオフにし、その後P2でバルブSV1,SV1′
を閉じて水素ガス供給源60および酸素ガス供給源50から
燃料電池2への水素ガスおよび酸素ガスの供給を停止す
る。
【0061】しかしながら、この様に水素ガスおよび酸
素ガスの供給を停止しても、燃料電池2内には水素ガス
および酸素ガスが残っており、それらの残留ガスがその
後もも燃料電池2内で反応し続けるため、それによって
発生した水がプロトン交換膜10に付着し、再起動時に反
応ガスのプロトン交換膜への到達が妨げられることとな
る。
【0062】そこで、上記バルブSV1、SV1′を閉
じた後は、P3において、上記燃料電池2内の残留ガス
の反応によって発電された電力を利用して水素ガス循環
ポンプGPおよび酸素ガス循環ポンプGP′を作動させ
る。この作動は両ガス循環ポンプGP,GP′への電力
供給スイッチを閉成しておくことにより行なう。これに
より、残留ガスの反応中も水素ガス循環路66および酸素
ガス循環路56内を水素ガスおよび酸素ガスが循環し、従
ってその残留ガス中の水分および残留ガスの反応により
生成された水はこの水素ガスおよび酸素ガスの流れによ
って良好に外部に排出され、燃料電池作動停止後のプロ
トン交換膜への水付着を防止することができる。
【0063】また、P4において、上記ガス循環ポンプ
GP,GP′の作動と共に残留ガスの反応により発電さ
れた余剰電力を利用してそれらのガス循環ポンプGP,
GP′以外の所定の電装品を作動させる。この作動は上
記所定の電装品への電力供給スイッチを閉成することに
より行なわれる。この電装品作動にあたっては、自動車
の停車中に動作させることが必要または有効な電装品を
作動させることが望ましく、その様は電装品としては、
例えば足元ランプやハザードランプ等の照明ランプ類、
車室内換気装置あるいは空気清浄器等を好適に作動させ
ることができる。なお、上記車室内換気装置の作動にあ
たっては、例えば夏季の車室内温度上昇防止を目的とし
て、車室内温度が外気温より高くかつ車室内温度が設定
温度より高い場合に作動させることができる。
【0064】続いて、P5で燃料電池2の出力電力もし
くは残留ガス圧が所定値以下になったことを検出した
ら、残留反応ガスの量が十分減少したものとみなしてP
6で上記ガス循環ポンプGP,GP′の駆動を停止する
と共に上記電装品の駆動を停止し、P7でバルブSV
2,SV2′を閉じて燃料電池システムを停止させる。
上記燃料電池2の出力電圧は燃料電池2単位の電圧(1
つの燃料電池を構成する複数の発電セルの発電電圧の総
和)であっても良いし、各発電セル単位の電圧であって
も良い。それらの電圧は上述の燃料電池2に設けられた
電圧センサVSによって検出される。また、上記残留ガ
ス圧は残留水素ガス圧でも残留酸素ガス圧でももしくは
それらの双方の残留ガス圧のいずれでも良く、それらの
残留ガス圧は上述の圧力センサPS2,PS2′によっ
て検出することができる。
【0065】上記の様に、燃料電池の作動停止後即ち燃
料電池への反応ガスの供給停止後、残留ガスの反応によ
り発電された電気を用いて両ガス循環ポンプGP,G
P′を駆動するように構成したので、残留ガスの反応に
より生成された水および残留ガス含有水分をその残留ガ
スの流れにより良好に燃料電池2から排出することがで
き、かかる残留ガス反応生成水等による起動時のトラブ
ルを防止することができる。
【0066】また、その残留ガス反応により発電された
余剰電力により、従来はその余剰電力をリークさせてい
たのに対し、上記の様に自動車停車中に動作させること
が必要または有効な電装品を駆動するように構成したの
で、その余剰電力の有効利用を図ることができる。
【0067】<燃料電池システムの起動手順>次に、上
記燃料電池システムの起動手順について、図6〜図9を
参照しながら説明する。上記燃料電池システムを起動す
る際には、上記燃料電池における付着水のチェックの
他、供給ガス圧チェック、ガス洩れチェック、漏電チェ
ックをそれぞれ自動的に行ない、全て問題がなければ燃
料電池システムの通常作動に移行し、いずれかに不都合
があれば起動を停止する。これにより、専門知識を有し
ない通常のユーザには困難な上記各チェックを自動的に
行ない、不都合が存在するときは起動が自動的に停止さ
れるので、安全走行の実現が図られる。
【0068】図6に示す様に、上記燃料電池システムの
起動にあたっては、まずQ1で図示しない通常のバッテ
リから燃料電池システム制御回路へ電力を供給するスタ
ートスイッチ(図示せず)(両ガス循環ポンプGP,G
P′への電力供給スイッチは除く)をオンさせる。続い
てQ2でバルブSV1,SV1′を開にし、圧力センサ
PS1,PS1′で供給ガス圧のチェックを行なう。供
給ガス圧が異常のときは起動を停止し、正常のときはQ
4でバルブSV2,SV2′を開にして酸素ガスおよび
水素ガスを燃料電池2に供給する。そしてQ5で燃料電
池2におけるガス洩れをチェックし、ガス洩れがあれば
起動を停止し、なければQ6で漏電チェックを行ない、
漏電があれば起動を停止し、なければQ7で発電電圧、
電流、温度を検出し、Q8でガス循環ポンプGP,G
P′への電力供給スイッチを閉成して両ガス循環ポンプ
GP,GP′を作動させ、Q9で発電電圧をチェック
し、電圧異常であれば起動を停止し、なければ起動時の
チェックは全て正常ということでそのまま作動を続行し
て走行用モータ72への電力供給スイッチSW1をオンさ
せる通常作動に移行する。
【0069】次に、上記各チェックについて詳細に説明
する。まず、供給ガス圧チェックは、図7に示す手順で
行なう。図7は供給水素ガス圧のチェック手順であり、
供給酸素ガス圧チェックもこれと同様に行なわれる。ま
ず、R1でバルブSV1を開く。このときバルブSV2
は未だ閉じており、従ってバルブSV2までは水素ガス
供給源50から水素ガスが供給され、かつ圧力レギュレー
タPRより下流側はその圧力レギュレータPRで所定の
ガス圧に調整されている。よって、この状態で圧力レギ
ュレータPRとバルブSV2との間に設けられた圧力セ
ンサPS1で圧力を検出することにより供給ガス圧チェ
ック(このガス圧チェックは結局圧力レギュレータPR
のチェックである)を行ない、R2で検出ガス圧が規定
値(圧力レギュレータPRにより調整されるべきガス圧
に基づいて定められる)以下のときは供給ガス圧が正常
ということでR9に進み、バルブSV2を開き、次のプ
ロセス(図6のQ5)に進む。検出ガス圧が規定値より
大でガス圧異常のときはR3に進み、そこで上記バルブ
SV1を閉じてR4でバルブSV3を開いて水素ガスを
大気中に放出し、R5において圧力センサPS1でガス
圧を検出し、検出ガス圧が規定値以下まで下ったか否か
を判断し、規定値以下に下がるまでSV3を開き続け、
規定値以下になったらR6でSV3を閉じ、R7で上記
R1〜R6までの実行回数が規定回数に達したか否かを
判断し、達していなければR1に戻り、再度R1〜R6
までのステップを実行する。そして、このR1〜R6ま
でのステップを繰り返し、その途中でR2において圧力
センサPS1の検出ガス圧が規定値以下となったらR9
に進み、途中で圧力センサPS1の検出ガス圧が規定値
以下になることなくR1〜R6までのステップの実行回
数が規定回数に達したら、供給水素ガス圧が異常(圧力
レギュレータPRが異常)ということでR8に進みそこ
で起動プロセスを停止する。なお、上記R1〜R6を規
定回数繰り返すということは、結局供給水素ガス圧のチ
ェックを規定回数繰り返すということである。
【0070】図8は他の供給ガス圧チェック手順を示す
図である。上記図7に示すチェック手順はガス圧チェッ
クを繰り返す際にバルブSV3を開けて水素ガスを大気
に放出するものであったが、この図8に示す手順は水素
ガスを大気に放出する前に燃料電池システム内に放出
し、それでも異常であった場合のみ大気に放出して繰り
返しチェックを行なうものであり、これにより水素ガス
の大気放出の減少を図ろうとするものである。
【0071】この手順においては、S1でバルブSV1
を開き、S2で圧力センサPS1の検出ガス圧が規定値
以下か否かを判断し、規定値以下のときはS13でバルブ
SV2を開き、規定値より大のときはS3でバルブSV
1を閉じる。ここまでは前述の手順と同じである。そし
て、このバルブSV1を閉じた後、本手順ではS4でバ
ルブSV2を開き、これによって水素ガスを燃料電池2
側に放出し、S5で圧力センサPS1の検出ガス圧が規
定値以下になったか否かを判断する。バルブSV2を開
けた直後のガス圧は未だ規定値以下になっていないので
S5からS6に進み、そこでバルブSV2を開けてから
規定時間だけ待ち、その間に検出ガス圧が規定値以下に
なったらS12でバルブSV2を閉じ、再度S1〜S4の
ステップを繰り返す。そして、このS1〜S4のステッ
プを繰り返している途中でS2において検出圧力が規定
値以下になったときはS13に進む。S2において検出ガ
ス圧が規定値以下になることなくS1〜S4のステップ
を繰り返していると、今だ水素ガス循環ポンプGPは作
動していないのでそのうち水素ガスを燃料電池2内に放
出し得なくなり、バルブSV2を開けた後規定時間を経
過しても圧力が規定値以下にならなくなる。そうする
と、S6からS7に進み、そこでバルブSV3を開き、
S8で圧力センサPS1の検出ガス圧が規定値以下にな
るまで待ち、規定値以下になったらS9でバルブSV3
を閉じ、S10でS1〜S9のステップの実行回数が規定
回数に達したか否かを判断し、達していなければS12で
バルブSV2を閉じてS1に戻り、再度S1〜S9を繰
り返し、その途中でS2において検出ガス圧が規定値以
下になったらS13に進み、S2で検出ガス圧が規定値以
下になることなくS1〜S9の繰り返し回数が規定回数
に達したら、S11で起動プロセスを停止する。
【0072】次に、図6のQ5に示すガス洩れチェック
について説明する。前述の様に、供給ガス圧チェックに
よりガス圧正常と判断されたらバルブSV2,SV2′
を開き、ガス洩れチェックを行なう。このガス洩れチェ
ックは、前述の流量センサFS,FS′によって行な
う。即ち、バルブSV2,SV2′を開けた直後は水素
ガスおよび酸素ガスは燃料電池2内に向けて流れるが、
この時点では未だガス循環ポンプGP,GP′は作動し
ていないので、ある程度水素ガスおよび酸素ガスが流れ
ると燃料電池2内の水素ガスおよび酸素ガスの圧力は上
昇して上記圧力レギュレータPR,PR′により調整さ
れた圧力に近づき、以後は燃料電池2に向けて殆んど流
れなくなる。しかるに、このとき燃料電池2に破損等に
よるガス洩れが生じていると、水素ガスおよび酸素ガス
は引き続き燃料電池2に向けて所定量流れ続ける。
【0073】そこで、上記バルブSV2と燃料電池2と
の間に設けた流量センサFS,FS′によりガス流量を
検出し、バルブSV2,SV2′を開けた時点から規定
時間経過後の検出流量が規定値以上のときはガス洩れあ
り、規定値より小のときはガス洩れなしと判断し、水素
ガスおよび酸素ガスのいずれかのガス洩れありのときは
起動プロセスを停止し、いずれもガス洩れなしのときは
次の漏電チェックに移行する。
【0074】次に、図6のQ6に示す漏電チェックにつ
いて説明する。漏電チェックは冷却水を通して漏電する
か否かをチェックするものであり、この漏電チェックは
冷却水の電気導電率を前述の導電率センサCSにより検
出し、導電率が規定値以上のときは冷却水を通って漏電
する虞れありということで起動を停止し、規定値より小
のときは漏電の虞れなしということで次の電圧チェック
に移る。
【0075】次に図6のQ9に示す電圧チェックについ
て説明する。前述の様に、起動時には作動停止時におけ
る残留ガスの反応による生成水がプロトン交換膜に付着
し、正常な反応発電が妨げられる場合が生じ得る。従っ
て、起動時に燃料電池2が正常に発電しているか否かを
チェックし、正常発電が行なわれないときは起動を停止
する。なお、この正常発電が行なわれない原因として
は、上記プロトン交換膜への水付着以外にも、燃料電池
の破損、プロトン交換膜や電極劣化等の種々の燃料電池
自体の故障が考えられ、上記電圧チェックにより水付着
によるトラブルのみでなくその様な燃料電池自体の故障
も検出でき、それに応じて起動を停止させることができ
るものである。
【0076】この電圧チェックの手順を、図9を参照し
ながら説明する。まず、T1でガス循環ポンプGP,G
P′を作動させる(図6のQ8参照)。次に、T2で電
圧チェックを行なう。この電圧チェックは、前述の電圧
センサVSにより燃料電池2の各発電セル2もしくは複
数の発電セル8から成る複数の発電セルグループそれぞ
れの電圧を検出し、それらの電圧のいずれもが規定値
(本来正常に発電したらなるであろう電圧に基づいて決
定される)以上であれば電圧正常、いずれかが規定値よ
り小であれば電圧異常と判断する。そして、電圧が異
常、即ちいずれかが規定値にまで達しなければT3で規
定時間経過するまで待ち(電圧の立ち上りに所定時間要
することがあるから)、規定時間経過する前に全ての電
圧が規定値以上となり電圧正常と判断したらT5に進
み、起動プロセスを終了し、以後はそのまま燃料電池の
作動を続行して通常作動に移行する。また、所定時間経
過してもいずれかの電圧が規定値に達しなければ、電圧
異常と判断してT4に進み起動プロセスを停止する。
【0077】図10は他の電圧チェック手順を示す図であ
る。上述の手順は、ガス循環ポンプGP,GP′を作動
させて規定時間待ち、それでも電圧が規定値に達しなか
ったときには起動を停止するものであるので、上記ガス
循環ポンプGP,GP′の作動によるガス流によりある
程度付着水が除去されたがそれでも付着水が残っている
場合にはそのまま起動停止となるが、それらの付着水は
基本的に除去可能なものであり、従ってその様な付着水
の除去を行なった後においても電圧が異常である場合に
のみ起動停止とすれば、付着水による起動停止を減少さ
せることができると共に真に除去不可能な付着水による
電圧異常の場合にのみ起動停止とすることができ、好都
合である。
【0078】図6はかかる付着水除去を組み込んだ電圧
チェック手順を示す図である。図示の如くまずU1でガ
ス循環ポンプGP,GP′を作動させ、U2でT2と同
様の電圧チェックを行ない、U3で規定時間経過するま
で待ち、規定時間経過前に発電電圧が正常と判断された
らU8に進み起動プロセスを終了する。ここまでは図9
に示す手順のT1,T2,T3,T5と同じである。
【0079】次に、規定時間経過しても発電電圧が正常
にならないときは、U4で水滴除去プロセス(付着水除
去制御)を実行する。この水滴除去プロセスは、例えば
ガス流量の増大もしくはガス流量の増減変化により行な
うことができる。ガス流量の増大は、酸素ガスおよび水
素ガス循環路56,66上のパージバルブSV5′,SV5
を開放することにより燃料電池2内の酸素ガスおよび水
素ガスを一気に排出し、それにより瞬間的にであるがガ
ス流量を増大させる方法あるいは酸素ガス循環ポンプG
P′および水素ガス循環ポンプGPの流量を増大させる
方法により実行することができる。ガス流量の増減変化
は、例えば上記酸素ガス循環ポンプGP′および水素ガ
ス循環ポンプGPのオン・オフを繰り返すことにより、
あるいは酸素ガスおよび水素ガス循環路56,66上に設け
た前述の循環路開閉バルブSV4′,SV4の開閉を繰
り返すことにより実行することができる。
【0080】上記水滴除去プロセスを実行しつつU5で
T5と同様の電圧チェックを行ない、電圧が正常になれ
ば水滴除去プロセスを終了してU8に進み、起動プロセ
スを終了する。U5で電圧が正常と判断されないときは
U6で水滴除去プロセスが規定回数もしくは規定時間行
なわれたか否かを判断し、規定回数もしくは規定時間水
滴除去プロセスが行なわれても発電電圧が正常にならな
かった場合にのみ、U7で起動プロセスを停止する。
【0081】上記図9,10に示す実施例においては、発
電電圧の正常異常を、各発電セルの発電電圧もしくは各
発電セルグループの発電電圧が規定値以上か否かによっ
て判断しているが、各発電セル内の発電電圧のばらつき
(例えば最大値と最小値との差分)もしくは各発電セル
グループ間の発電電圧(発電セルグループの発電電圧は
その発電セルグループ内の発電セルの発電電圧の総和)
のばらつきが規定値以上(電圧異常)か規定値より小
(電圧正常)かによって判断することができるし、また
各燃料電池自身の発電電圧(燃料電池内の各発電セルの
発電電圧の総和)が規定値以上(電圧正常)が規定値よ
り小(電圧異常)かによって判断することもできる。
【0082】なお、前述の様に発電電圧の異常原因は付
着水のみでなく燃料電池の故障も考えられ、上記図9に
示す手順ではその発電電圧の異常原因がいずれかを判別
することはできず、付着水の場合は基本的に除去可能で
ありかつ除去して起動することが望ましいものであるに
も拘らず、その様な付着水による場合も一律に起動停止
とされる。しかしながら、上記図10に示す手順によれ
ば、その様な付着水による電圧異常に基づく起動停止の
殆んどは回避でき、基本的にその場では直ちに解決不可
能な燃料電池自体の故障による電圧異常のときのみ起動
停止とすることができるので好都合である。
【0083】また、上記実施例では付着水除去に関して
水素ガス側と酸素ガス側とを同様に構成しているが、付
着水の問題は特に酸素室において発生する反応生成水の
ウエイトが大きく、従って上記の余剰電力によるガス循
環ポンプの作動やガス流量の増大もしくは増減変化によ
る付着水除去制御は酸素ガス側にのみ施すことも可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃料電池自動車における燃料電池
システムの一実施例を示す図
【図2】図1中の燃料電池を示す図
【図3】図2中の燃料電池における水素ガス、酸素ガス
および冷却水の流れを示す図
【図4】図2中の燃料電池の発電部の構成および酸素ガ
スの流れを示す断面図
【図5】燃料電池システムの作動停止手順の一例を示す
フローチャート
【図6】燃料電池システムの起動手順の一例を示すフロ
ーチャート
【図7、図8】それぞれ供給ガス圧チェック手順の一例
を示すフローチャート
【図9、図10】それぞれ発電電圧チェック手順の一例
を示すフローチャート
【図11、図12】従来の燃料電池の配設態様を示す図
【符号の説明】
2 燃料電池 6 発電部 8 発電セル 20 酸素ガス通路 30 水素ガス通路 50 酸素ガス供給源 56 酸素ガス循環路 60 水素ガス供給源 66 水素ガス循環路 72 走行用モータ GP 水素ガス循環ポンプ GP′ 酸素ガス循環路ポンプ VS 電圧センサ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水素ガス供給源と酸素ガス供給源とから
    供給された水素ガスと酸素ガスとの反応により発電を行
    う発電セルを複数個所定方向に積み重ねて成る発電部
    と、該発電部に設けられ上記発電セルの積み重ね方向に
    延び上記水素ガスおよび酸素ガスを上記各発電セルに供
    給しかつ未反応の上記水素ガスおよび酸素ガスを排出さ
    せる水素ガス通路および酸素ガス通路とを備えて成る燃
    料電池を有し、該燃料電池で発電した電気により走行用
    モータを駆動する燃料電池自動車であって、 上記燃料電池が上記水素ガス通路および酸素ガス通路の
    延びる方向を上下方向にして配設され、上記水素ガス通
    路および酸素ガス通路にはそれぞれの上部から上記水素
    ガスおよび酸素ガスを供給し、下部から上記未反応の水
    素ガスおよび酸素ガスの排出を行うように構成されてい
    ることを特徴とする燃料電池自動車。
  2. 【請求項2】 水素ガス供給源と酸素ガス供給源とから
    供給された水素ガスと酸素ガスとの反応により発電を行
    う燃料電池と、該燃料電池から排出された未反応の上記
    水素ガスおよび酸素ガスを再度上記燃料電池に供給する
    水素ガス循環路および酸素ガス循環路と、それぞれのガ
    ス循環路に設けられた水素ガス循環ポンプおよび酸素ガ
    ス循環ポンプとを備えて成り、上記燃料電池で発電した
    電気により走行用モータを駆動する燃料電池自動車であ
    って、 上記燃料電池の作動停止時に、上記水素ガス供給源およ
    び酸素ガス供給源からの水素ガスおよび酸素ガスの供給
    を停止した後、上記燃料電池に残留している残留水素ガ
    スと残留酸素ガスとの反応により発電した電気で、上記
    両ガス循環ポンプのうち少なくとも上記両ガスの反応に
    よる生成水の排出作用を有するガス側のガス循環ポンプ
    を作動させるものであることを特徴とする燃料電池自動
    車。
  3. 【請求項3】 上記水素ガス供給源および酸素ガス供給
    源からの水素ガスおよび酸素ガスの供給を停止した後、
    上記燃料電池に残留している残留水素ガスと残留酸素ガ
    スとの反応により発電した電気で、自動車に搭載した上
    記両ガス循環ポンプ以外の電装品を作動させるものであ
    ることを特徴とする請求項1または2記載の燃料電池自
    動車。
  4. 【請求項4】 上記燃料電池の出力が規定値以下になっ
    たときまたは上記燃料電池内の水素ガス圧もしくは酸素
    ガス圧が規定値以下になったとき、上記両残留ガスの反
    応により発電した電気で作動せしめられているガス循環
    ポンプの作動を停止させるものであることを特徴とする
    請求項2記載の燃料電池自動車。
  5. 【請求項5】 上記燃料電池の出力が規定値以下になっ
    たときまたは上記燃料電池内の水素ガス圧もしくは酸素
    ガス圧が規定値以下になったとき、上記両ガス循環ポン
    プ以外の電装品の作動を停止させるものであることを特
    徴とする請求項3記載の燃料電池自動車。
  6. 【請求項6】 上記両ガス循環ポンプ以外の電装品が、
    照明ランプ類、室内換気装置もしくは空気清浄器のうち
    の少なくとも一つから成ることを特徴とする請求項3ま
    たは5記載の燃料電池自動車。
  7. 【請求項7】 水素ガス供給源と酸素ガス供給源とから
    供給された水素ガスと酸素ガスとの反応により発電を行
    う燃料電池と、該燃料電池から排出された未反応の上記
    水素ガスおよび酸素ガスを再度上記燃料電池に供給する
    水素ガス循環路および酸素ガス循環路と、それぞれのガ
    ス循環路に設けられた水素ガス循環ポンプおよび酸素ガ
    ス循環ポンプとを備えて成り、上記燃料電池で発電した
    電気により走行用モータを駆動する燃料電池自動車であ
    って、 上記燃料電池の発電電圧の正常異常を検出する電圧状態
    検出手段を備え、上記燃料電池の起動時に、上記両ガス
    循環ポンプを作動させた後所定時間経過後、上記電圧状
    態検出手段により燃料電池の発電電圧の異常が検出され
    たときは上記燃料電池の起動を停止するものであること
    を特徴とする燃料電池自動車。
  8. 【請求項8】 上記電圧状態検出手段が、上記燃料電池
    の発電電圧が規定値以下のとき発電電圧の異常を検出す
    るものであることを特徴とする請求項7記載の燃料電池
    自動車。
  9. 【請求項9】 上記燃料電池が水素ガスと酸素ガスとの
    反応により発電を行う発電セルを複数個備えて成り、上
    記電圧状態検出手段が、上記燃料電池の各発電セルもし
    くは複数の発電セルからなる複数の発電セルグループご
    との発電電圧を検出し、いずれかの発電セルもしくは発
    電セルグループの発電電圧が規定値以下のとき上記燃料
    電池の発電電圧の異常を検出するものであることを特徴
    とする請求項7記載の燃料電池自動車。
  10. 【請求項10】 上記燃料電池が水素ガスと酸素ガスと
    の反応により発電を行う発電セルを複数個備えて成り、
    上記電圧状態検出手段が、上記燃料電池の各発電セルも
    しくは複数の発電セルからなる複数の発電セルグループ
    ごとの発電電圧を検出し、各発電セル間もしくは各発電
    セルグループ間の発電電圧のばらつきが規定値以上であ
    るとき上記燃料電池の発電電圧の異常を検出するもので
    あることを特徴とする請求項7記載の燃料電池自動車。
  11. 【請求項11】 上記両ガス循環ポンプを作動させた後
    所定時間経過後、上記電圧状態検出手段により燃料電池
    の発電電圧の異常が検出されたときは、上記燃料電池に
    おける付着水除去制御を行い、該付着水除去制御後も上
    記燃料電池の発電電圧が異常であるときは該燃料電池の
    起動を停止するものであることを特徴とする請求項7〜
    10のいずれかに記載の燃料電池自動車。
  12. 【請求項12】 上記付着水除去制御を所定時間もしく
    は所定回数実施した後も上記燃料電池の発電電圧が異常
    であるときは該燃料電池の起動を停止するものであるこ
    とを特徴とする請求項11記載の燃料電池自動車。
  13. 【請求項13】 上記付着水除去制御が、上記両ガス循
    環路を通るガスのうち少なくとも上記両ガスの反応によ
    る生成水の排出作用を有するガスの流量を増大させるも
    のであることを特徴とする請求項11または12記載の
    燃料電池自動車。
  14. 【請求項14】 上記付着水除去制御が、上記両ガス循
    環路を通るガスのうち少なくとも上記両ガスの反応によ
    る生成水の排出作用を有するガスの流量を増減変化させ
    るものであることを特徴とする請求項11または12記
    載の燃料電池自動車。
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