JPH0621973B2

JPH0621973B2 - 情報処理装置における処理選択方式

Info

Publication number: JPH0621973B2
Application number: JP63238289A
Authority: JP
Inventors: 清渡辺; 大作伊藤
Original assignee: PII EFU YUU KANSAI SOFUTOEA KK; PII EFU YUU KK
Current assignee: PII EFU YUU KANSAI SOFUTOEA KK; PII EFU YUU KK
Priority date: 1988-09-22
Filing date: 1988-09-22
Publication date: 1994-03-23
Anticipated expiration: 2009-03-23
Also published as: JPH0286333A

Description

【発明の詳細な説明】［概要］画面上に表示されるパターンを指定することにより行う
べき処理を選択する情報装置における処理選択方式に関
し、処理内容を表すパターンを小さくすることなくしかも画
面上のパターンの表示領域を増大させないで選択するこ
とが可能な情報処理装置における処理選択方式を提供す
ることを目的とし、ディスプレイ上に表示されそれぞれが対応する処理を表
す複数のパターンから必要とする処理を選択して対応す
る処理を実行する情報処理装置における処理選択方式に
おいて，指示出力を発生する指示発生部と，パターン登
録描画手段と領域入力検索手段を含む選択表示処理部を
備え，パターン登録描画手段は，処理を表すパターンの
登録指示により起動し，それぞれが有効範囲を示すビッ
ト列とパターンデータ及び優先順位とを含む各処理を表
す領域データを領域テーブルに順次格納するとともに，
ディスプレイ上の同一画面位置の一つの表示領域内に，
パターンデータに対応する複数のパターンを，優先順位
が高いものを上に順次重ね合わせて描画し，領域入力検
索手段は入力検出指示により起動し，領域入力手段から
重ね合わされたパターンの中で一つのパターンに固有の
画面位置を表す領域入力を検出すると該画面位置が領域
テーブルに登録された複数の領域データの中のいずれの
領域データに属するかの検索を，各領域データの有効範
囲ビット列に画面位置が含まれるか否か領域データの優
先順位に従って順次判定することにより行い，検索結果
に対応する処理を起動するよう構成する。

［産業上の利用分野］本発明は、画面上に表示されるパターンを指定すること
により行うべき処理を選択する情報装置における処理選
択方式に関する。

従来、パーソナルコンピュータや、ワークステーション
等の情報処理装置においてプログラムの名前や、データ
ファイル等のリソースを操作者が選択する場合、表示装
置に複数の選択肢に対応する文字列を表示してキーボー
ド等によりその中の一つを選択する入力を行う方法が行
われていた。

近年、ユーザインタフェースの高度化により、現在ビッ
ドマップディスプレイとマウスを備えた情報処理装置が
広く利用されるようになった。そのシステムでは処理の
内容を表した絵のパターン（アイコンと称される）を個
別に表示装置に表示し、複数の選択肢に対応するアイコ
ンの中から処理を希望する一つをマウスなどにより選択
する方法が使用され、ユーザは簡単な操作により選択で
きる。ところが、その選択方式では、選択肢が多くなる
と表示パターンの個数が増大して、表示領域が拡大する
ため、表示画面の内、本来の処理のために使用される領
域が狭くなり、画面を有効に利用できないという欠点が
生じて、その改善が望まれている。

［従来の技術］第６図は従来例の説明図である。

第６図はＡには、処理内容を模したパターン（絵）が複
数個画面上に可視画像として表示されている状態が示さ
れている。図の例では、「はさみ」、「ふで」、「コン
パス」等の絵は、それぞれ「絵の切り張り」処理、「線
を描く」処理、「円を描く」処理等の、各プログラムを
指示するものである。このような処理内容と共に特定の
データファイル等の各種のリソースを表示する。これら
の各パターンはそれぞれＢ．に示すように領域１〜領域
６の各領域に対応した有効範囲が定められている。これ
らの画面上の領域をアイコンと称している。

アイコンを使用する従来方法は、操作者がマウスカーソ
ルを動かして指示位置を監視し、所望の処理に対応する
領域を指示した時マウスクリック（マウスに設けられた
入力ボタンを操作）が発生すると、マウスカーソルが存
在する領域が、オペレータにより選択されたものと見な
し、その処理を実行する。

［発明が解決しようとする課題］上記したように、各パターンを表す領域は矩形であり、
その領域数を増やすとパターン表示のために画面上の占
有面積が増大し、本来の処理に使える画面上の領域が減
少するという問題があった。即ち、表示されるパターン
の数が増大した時に、本来の処理に必要な領域を減少さ
せたくなければ、パターンの領域を小さくする必要があ
るが、その場合領域内のパターンも小さくせざるを得
ず、この方式の特徴であるビジュアル性が減少し、小さ
い表示を見分けて指示することが困難になる。

本発明は、処理内容を表すパターンを小さくすることな
くしかも画面上のパターンの表示領域を増大させないで
選択することが可能な情報処理装置における処理選択方
式を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］第１図は本発明の原理的構成図である。

第１図において、１０は指示発生部、１１は選択表示処
理部、１２は領域テーブル、１３は表示用メモリ、１４
はディスプレイ、１５は領域入力手段を表す。

本発明は、従来の各処理内容を表す矩形領域内はパター
ンを格納しているが、殆どが空白（背景）であり、この
領域は必要以上に占有されているため無駄が発生する
点、および一般のＯＡ環境を模したものならば、コマン
ドに相当する道具（文具等）は通常まとめて（重ね合わ
せて）収納されていることを基本にして上記の課題を解
決するものである。

即ち、本発明は、処理内容を表すパターンを一定の矩形
の表示領域内に重ね合わせて表示し、それぞれのパター
ンの一部を領域入力手段により指示することにより対応
する処理を選択して実行するものである。

［作用］第１図の指示発生部１０から登録指示１０１の命令がパ
ラメータとして複数の処理内容を表す表示データ１０２
とともに発生すると、選択表示処理部１１のパターン登
録描画手段１１１が起動する。表示データ１０２は各処
理内容に対応して、有効範囲データとパターンデータと
からなり、有効範囲データによりパターンデータ（色、
階調等を含む場合もある）が有効となる範囲を表す。

選択表示処理部１１では、パターン登録描画手段１１１
が起動すると、表示データ１０２の複数の表示データは
領域テーブル１２内の各格納位置に予め決められた順位
（表示順位）に従って格納され、次いで表示用メモリ１
３に表示データが転送される。その際に表示用メモリ１
３の特定の矩形領域に、第ｎ順位のデータから順に転送
される。

領域テーブル１２の各領域データは、有効範囲のパター
ンデータだけが表示用メモリ１３に転送され、背景の部
分は転送されない。

こうして、第ｎ順位から順番に第１順位までの領域デー
タについて、表示用メモリ１３の特定領域に転送が行わ
れる。その表示用メモリ１３の内容がディスプレイ１４
に表示されると、第１順位のパターン（表示データ）が
一番上に表示され、その下に第２順位のパターンタが表
示され、以下一番下に第ｎ順位のパターンが表示され
る。

次に、指示発生部１０から入力検出指示１０３が発生す
ると、領域入力検索手段１１２が起動する。これに対し
てマウス等の領域入力手段１５から特定のパターンの一
部を表す座標を入力すると、領域入力検索手段１１２は
その座標が、領域テーブル１２に登録された複数の領域
データの中の何れの有効範囲に属するかを検索して判別
する。特定の領域データが判別されると、その領域に対
応する処理を起動（図示しないリソースを呼出す）す
る。その判別により、指示発生部１０からパターン消去
指示１０４が発生し、選択表示処理部１１のパターン削
除手段１１３が起動して、領域テーブル１２を削除する
とともに表示用メモリ１３の領域テーブルから格納され
た領域データが削除され、新たな選択処理のための表示
が可能となる。

［実施例］第２図は本発明の実施例の構成図である。

第２図の２０は処理装置（ＣＰＵおよびメモリ）、２１
はアプリケーションプログラム、２２はＯＳ（オペレー
ションシステム）、２３はＶＲＡＭ、２４はキーボー
ド、２５はマウスを表す。

アプリケーションプログラム２１が、パラメータとして
有効範囲ビット列、パターンを表すデータ、および表示
順位、画面位置等の情報を、選択肢の処理数に対応する
複数組分（第２図には１組分だけ示す）を付けてマクロ
命令ａ（図中マクロａで表示）を発行する。このマク
ロ命令ａが発行されると、ＯＳ２２のマクロ命令ａ，２
２１が呼出されて実行を開始する。最初にパターン等を
領域テーブル２２４へ転送して、領域テーブル２２４に
登録する処理が行われる。すなわち、アプリケーション
プログラム２１からパラメータとして供給された各デー
タをＯＳ用の領域テーブル２２４に転送して登録する。
図に示すように領域テーブル２２４には、先頭に領域の
総個数が登録され、その後に順位情報、画面位置情報
（画面上のどこに表示するかを表す）、ビットアドレス
（有効範囲ビット列のアドレス）、パターンアドレス
（パターンデータのアドレス）および領域番号（領域の
識別番号）が続き、順位情報から領域番号までが一つの
領域データに対応し、順位１の領域データから順に下位
の順位の領域データが登録される。

登録の後、領域データを画面上に描画するための処理が
行われる。その場合の描画処理２２５は第２図に図式的
に示すように有効範囲ビット列とパターンデータとを読
み出して論理積を行って、その結果をＶＲＡＭ２３に転
送する。この転送は最下位順位の領域データから転送を
行い、最上位の領域データが最後に転送され、ＶＲＡＭ
２３では転送された順に同じ画面の領域に順に上書きす
る形で書込みが行われ、ＶＲＡＭ２３に書き込まれ内容
は優先順位１のパターンを一番上にして重ね合わせてデ
ィスプレイ（図示せず）上に表示される。

全てのパターンが描画されると、アプリケーションプロ
グラム２１は、オペレータの入力を持つためのマクロ命
令ｂを発行する。

マクロ命令ｂ，２２２においては、ＷＡＩＴ状態ではキ
ーボード２４からの入力等も通知されるが、マウス２５
による選択が行われると、次に処理を行う。即ち、選択
が行われると領域テーブル２２４に登録されている各領
域データを検索して、どの有効範囲ビットに相当（含ま
れる）するかを判断する。

この領域テーブル検索のフロー図を第３図に示す。第３
図において、ステップ３０で全ての領域を見てない場
合、ステップ３１でマウスカーソル位置から画面位置を
求める（座標変換テーブルなどによる）。次に、ステッ
プ３２で、その画面位置が最初の領域データ（順位１の
ものから検索する）の有効範囲ビット列に入るかどうか
判断して、入る場合は、ステップ３３において相当する
ビットが有効かどうかを判断する。これは、パターンと
して穴が開いている場合もあるため判断する必要があ
る。

有効な場合、次のステップ３４でその領域番号を復帰情
報として終了する。ステップ３２で、有効範囲ビット列
に入ってない時またはステップ３３で相当するビットが
有効でない時は次の順位の領域データについて判断す
る。全ての領域データについて判断しても検出できない
時は該当領域なしの復帰情報を発生して復帰する（ステ
ップ３５）。

このマクロ命令ｂから領域情報を通知して復帰すると、
その領域に対応する処理内容が決定される。それととも
にアプリケーションプログラム２１では次にマクロ命令
ｃを発行する。これによりＯＳ２２のマクロ命令ｃ，２
２３が呼び出され処理が行われる。この処理では領域テ
ーブル２２４からパターン等の領域データを削除すると
ともに、ＶＲＡＭ２３から領域データが格納された画面
位置の内容を消去する。その後その他の画面位置の描画
データを再描画して、領域データを消去した画面が表示
される。

第４図に、多数のパターン表示と領域指定時の表示例が
示されている。

第４図の上の画面には、パターンＡとして「はさみ」が
第１順位で表示され、その下にパターンＢとして「ふ
で」、パターンＣとして「コンパス」が順に重ね合わせ
て表示されている。この時、マウスによりパターンＣを
指してクリックした場合、下の画面のようにパターンの
表示が消去されて、パターンＣに対応する処理のための
指示が表示される。

第５図に本発明のハードウェア構成図を示す。

第５図の５０は中央処理装置（ＣＰＵ）、５１はＲＡ
Ｍ、５２はキーボード、５３はマウス、５４はＶＲＡ
Ｍ、５５はビットマップディスプレイであり、ＲＡＭ上
にＯＳ、アプリケーションプログラム、データ等が格納
され、ＶＲＡＭ５４に表示用のデータが格納されるとビ
ットマップディスプレイ５５に対応するビット単位の表
示が行われる。第２図，第４図について説明したように
マウス５３を移動することによりビットマップディスプ
レイ５５上のマウスカーソルを移動させて、希望する処
理内容を表すパターンの一部の位置でマウスをクリック
することにより処理内容の選択を行うことができる。

［発明の効果］本発明によれば、狭い画面上の領域でも多くの選択肢に
対応する選択領域を設定することができ、画面を有効に
利用することができる。

また、道具（コマンド）の画面上での表現形式が、日常
生活またはオフィスにおける道具の一般的な置かれかた
（重ね合わされている状態）と一致するため使用する時
に自然な感じを与える。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理的構成図、第２図は本発明の実施
例構成図、第３図は領域テーブル検索のフロー図、第４
図は多数のパターン表示と領域指定時の表示例を示す
図、第５図は本発明のハードウェア構成図、第６図は従
来例の説明図である。第１図中、１０：指示発生部１１：選択表示処理部１２：領域テーブル１３：表示用メモリ１４：ディスプレイ１５：領域入力手段

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献特開昭61−107498（ＪＰ，Ａ) 特開昭63−73377（ＪＰ，Ａ)

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ディスプレイ(14)上に表示されそれぞれが
対応する処理を表す複数のパターンから必要とする処理
を選択して対応する処理を実行する情報処理装置におけ
る処理選択方式において，指示出力を発生する指示発生部(10)と，パターン登録描画手段(111) と領域入力検索手段(112)
を含む選択表示処理部(11)を備え，パターン登録描画手段(111) は，処理を表すパターンの
登録指示により起動し，それぞれが有効範囲を示すビッ
ト列とパターンデータ及び優先順位とを含む各処理を表
す領域データを領域テーブル(12)に順次格納するととも
に，ディスプレイ(14)上の同一画面位置の一つの表示領
域内に，前記パターンデータに対応する複数のパターン
を，優先順位が高いものを上に順次重ね合わせて描画
し，領域入力検索手段(112) は入力検出指示(103) により起
動し，領域入力手段(15)から重ね合わされたパターンの
中で一つのパターンに固有の画面位置を表す領域入力を
検出すると該画面位置が上記領域テーブル(12)に登録さ
れた複数の領域データの中のいずれの領域データに属す
るかの検索を，各領域データの前記有効範囲ビット列に
前記画面位置が含まれるか否か前記領域データの優先順
位に従って順次判定することにより行い，検索結果に対
応する処理を起動することを特徴とする情報処理装置に
おける処理選択方式。