JPH0621660A - 接着構造 - Google Patents

接着構造

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Publication number
JPH0621660A
JPH0621660A JP4172684A JP17268492A JPH0621660A JP H0621660 A JPH0621660 A JP H0621660A JP 4172684 A JP4172684 A JP 4172684A JP 17268492 A JP17268492 A JP 17268492A JP H0621660 A JPH0621660 A JP H0621660A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
base
case
adhesive
liquid adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4172684A
Other languages
English (en)
Inventor
Etsuji Araya
悦司 荒谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Publication of JPH0621660A publication Critical patent/JPH0621660A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K5/00Casings, cabinets or drawers for electric apparatus
    • H05K5/06Hermetically-sealed casings
    • H05K5/062Hermetically-sealed casings sealed by a material injected between a non-removable cover and a body, e.g. hardening in situ

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベースとケースとの接着を確実に行う。 【構成】 液状接着剤3 が注入された断面略コ字状の溝
1aを有するベース1 と、固着片2aがベース1 の溝1aの長
手方向に沿って嵌挿されることにより液状接着剤3 でも
ってベース1 に接着されるケース2 と、からなり、前記
ベース1 の溝1aは、長手方向の途中に、幅方向を広げる
突出部1eが設けられた構成にしてある。従って、液状接
着剤3 は、固着片2aが溝1aの長手方向に沿って嵌挿され
て行くとき、押し出された部分が溝1aから殆どはみ出る
ことなく、突出部1eに一旦蓄えられるので、固着片2aが
溝1aに最後まで押し込まれた後、その蓄えられた部分で
もって溝1a内の隙間を満たすようになり、よって確実に
接着できるものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液状接着剤を用いて電
気機器等のハウジングを形成する接着構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の接着構造として、図3及
び図4に示すものが存在する。
【0003】このものは、風呂場等の湿気の多いところ
で使用される電気機器のハウジングであって、ベース1
及びケース2 からなり、その内部に収容した電子部品等
が湿気に触れないよう、ベース1 及びケース2 が互いに
嵌合される開口周辺を液状接着剤3 でもって密封接着さ
れている。
【0004】さらに、詳しくは、図3が、密封接着され
るベース1 及びケース2 の一部分を示した破断斜視図で
あって、ベース1 は、開口周辺に断面略コ字状で一定の
幅を有する溝1aが、その内方の対向壁1bを外方の対向壁
1cよりも低くして形成され、この溝1aには、エポキシ樹
脂等の液状接着剤3 が注入されている。また、ケース2
は、ベース1 の溝1aの幅寸法よりも小さい板厚を有した
平板状の固着片2aが設けられている。
【0005】そして、図3及び図4(a) に矢示するよう
に、ケース2 は固着片2aがベース1の溝1aの長手方向に
沿って嵌挿されて行く。そうすると、液状接着剤3 は、
ある程度の粘性を持っているので、図4(b) に示すよう
に、固着片2aの側面2bにすぐに触れることなくその間に
隙間を有しながら、固着片2aの押圧力によりベース1の
対向壁1b、1cの上端部から押し出される。このとき、内
方の対向壁1bが外方の対向壁1cよりも低くして形成して
あるから、液状接着剤3 はベース1 の内側に多くはみ出
るが、外側には殆どはみ出ることがなく、外観が悪くな
らないようになっている。そして、図4(c) に示すよう
に、固着片2aが溝1aに最後まで押し込まれた後、しばら
くすると、液状接着剤3 は、粘性にしたがって固着片2a
の側面2bに触れて行き、溝1aにおいて水平になる。この
とき、液状接着剤3 は、内方の対向壁1bからベース1 の
内側に多くはみ出た部分が溝1aに戻ることができないか
ら、その分全体の量が少なくなり、溝1aの中に空洞1dが
できることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の接着構
造にあっては、ベース1 の溝1aに注入された液状接着剤
3 は、ケース2 の固着片2aが溝1aの長手方向に沿って嵌
挿されて行くことによって溝1aからはみ出るとともに、
そのはみ出た部分が溝1aに戻ることができないから、そ
の分全体の量が少なくなり、溝1aの中に空洞1dができる
ことになり、従って、ベース1 とケース2 との密封接着
が不十分になることがある。
【0007】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、ベースとケースとの接着
を確実に行うことができる接着構造を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明の接着構造は、液状接着剤が注入された
断面略コ字状の溝を有するベースと、固着片がベースの
溝の長手方向に沿って嵌挿されることにより液状接着剤
でもってベースに接着されるケースと、からなる接着構
造において、前記ベースの溝は、長手方向の途中に、幅
方向を広げる突出部が設けられた構成にしてある。
【0009】
【作用】本発明の接着構造によれば、ベースの溝は、長
手方向の途中に、幅方向を広げる突出部が設けられてい
るから、その溝に注入された液状接着剤は、ケースの固
着片が溝の長手方向に沿って嵌挿されて行くとき、押し
出された部分が従来例のように溝から殆どはみ出ること
なく、突出部に一旦蓄えられるので、固着片が溝に最後
まで押し込まれた後、その蓄えられた部分でもって溝内
の隙間を満たすようになり、従って確実に接着できるも
のとなる。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を図1及び図2に基づいて
以下に説明する。なお、従来例と同一の部材には同一の
符号を付してある。
【0011】このものは、従来例と同様に、風呂場等の
湿気の多いところで使用される電気機器のハウジングで
あって、ベース1 及びケース2 からなり、その内部に収
容した電子部品等が湿気に触れないよう、ベース1 及び
ケース2 が互いに嵌合される開口周辺を液状接着剤3 で
もって密封接着されている。
【0012】さらに、詳しくは、図1が、密封接着され
るベース1 及びケース2 の一部分を示した破断斜視図で
あって、ベース1 は、開口周辺に断面略コ字状の溝1a
が、その内方の対向壁1bを外方の対向壁1cよりも低くし
て形成されており、さらにこの溝1aは、長手方向の途中
において、幅方向を広げるよう円弧状の突出部1eが、内
方の対向壁1bに設けられいる。そして、溝1aには、エポ
キシ樹脂等の液状接着剤3 が注入されている。また、ケ
ース2 は、溝1aの突出部1eを除いた幅寸法よりも小さい
板厚を有した平板状の固着片2aが設けられている。
【0013】そして、図1及び図2(a) に矢示するよう
に、ケース2 は固着片2aがベース1の溝1aの長手方向に
沿って嵌挿されて行く。そうすると、液状接着剤3 は、
ある程度の粘性を持っているので、図2(b) に示すよう
に、固着片2aの側面2bにすぐに触れることなくその間に
隙間を有しながら、固着片2aの押圧力により押し出され
た部分が溝1aから殆どはみ出ることなく、突出部1eの方
に移行して一旦蓄えられる。そして、図2(c) に示すよ
うに、固着片2aが溝1aに最後まで押し込まれた後、しば
らくすると、液状接着剤3 は、粘性にしたがって固着片
2aの側面2bに触れて行き、溝1aにおいて水平になろうと
するとともに、突出部1eに蓄えられた部分でもって溝1a
内の隙間を毛管現象により満たすようになる。
【0014】かかる接着構造にあっては、ベース1 の溝
1aは、長手方向の途中に、幅方向を広げる突出部1eが設
けられているから、その溝1aに注入された液状接着剤3
は、ケース2 の平板状の固着片2aが溝1aの長手方向に沿
って嵌挿されて行くとき、押し出された部分が従来例の
ように溝1aから殆どはみ出ることなく、突出部1eに一旦
蓄えられるので、固着片2aが溝1aに最後まで押し込まれ
た後、その蓄えられた部分でもって溝1a内の隙間を満た
すようになり、従って確実に密封接着できるものとな
る。
【0015】なお、突出部1eの形状は、円弧状に限るこ
となく、ハウジングの内部に収容した電子部品等との位
置関係により、大きさ及び個数も含めて適宜決めればよ
く、さらには、最初に溝1aに注入しておく液状接着剤3
の量も、突出部1eの大きさ及び個数も考慮して、最終的
に溝1aを満たすよう決めればよい。
【0016】また、本実施例では、突出部1eは、ベース
1 の 内方の対向壁1bに設けられいるが、外方の対向壁
1cまたは両対向壁に設けてもよい。
【0017】また、本実施例では、ハウジングは密封接
着されるようになっているが、ベース及びケースが、液
状接着剤によって単に接合される場合でも、その接着力
を強くできる。
【0018】また、ケース2 の固着片2aは平板状である
が、これはベース1 の溝1aが突出部1eを除いて長手方向
に平坦状としているからであり、溝1aがもし長手方向に
蛇行していればそれに沿うよう形成されているのは勿論
である。
【0019】
【発明の効果】本発明の接着構造によれば、ベースの溝
は、長手方向の途中に、幅方向を広げる突出部が設けら
れているから、その溝に注入された液状接着剤は、ケー
スの平板状の固着片が溝の長手方向に沿って嵌挿されて
行くとき、押し出された部分が従来例のように溝から殆
どはみ出ることなく、突出部に一旦蓄えられるので、固
着片が溝に最後まで押し込まれた後、その蓄えられた部
分でもって溝内の隙間を満たすようになり、従って確実
に接着できるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す部分破断斜視図であ
る。
【図2】同上のケースの固着片がベースの溝に嵌挿され
る状態を示す断面図である。
【図3】従来例を示す部分破断斜視図である。
【図4】同上のケースの固着片がベースの溝に嵌挿され
る状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ベース 1a 溝 1e 突出部 2 ケース 2a 固着片 3 液状接着剤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液状接着剤が注入された断面略コ字状の
    溝を有するベースと、固着片がベースの溝の長手方向に
    沿って嵌挿されることにより液状接着剤でもってベース
    に接着されるケースと、からなる接着構造において、 前記ベースの溝は、長手方向の途中に、幅方向を広げる
    突出部が設けられたことを特徴とする接着構造。
JP4172684A 1992-06-30 1992-06-30 接着構造 Pending JPH0621660A (ja)

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