JPH0728566Y2 - 磁気ヘツド - Google Patents

磁気ヘツド

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JPH0728566Y2
JPH0728566Y2 JP1986200454U JP20045486U JPH0728566Y2 JP H0728566 Y2 JPH0728566 Y2 JP H0728566Y2 JP 1986200454 U JP1986200454 U JP 1986200454U JP 20045486 U JP20045486 U JP 20045486U JP H0728566 Y2 JPH0728566 Y2 JP H0728566Y2
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JP
Japan
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shield plate
central
right channel
hold case
central shield
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Application number
JP1986200454U
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JPS63105911U (ja
Inventor
浩之 吉田
武志 駒形
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は磁気ヘッドに関し、特に中央シールド板および
左右チャンネル構成部品を装着するホールドケースを備
える磁気ヘッドに関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の磁気ヘッドは、第3図に示すように、ホ
ールドケース11にクリアランスを持たせて形成された溝
部に中央シールド板12,左右チャンネル用シールド板13,
14ならびに左右チャンネル用磁気コア15,16および17,18
を挿入した後に、中央シールド板12の両側にばね性を有
しくの字状に曲げ加工を施されたスペーサ19a,19bを挿
入して、中央シールド板12,シールド板13,14ならびに磁
気コア15,16および17,18を固定している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述した従来の磁気ヘッドでは、中央シールド板12,シ
ールド板13,14ならびに磁気コア15,16および17,18を固
定するために余分な部品であるスペーサ19a,19bを使用
しなければならず部品点数が増えるとともに、組立ての
困難さから各部品が所定の精度で位置決めされない等の
問題点があった。
また、中央シールド板12が肉薄の板体で形成されていた
ので、左チャンネル用磁気コア15,16と右チャンネル用
磁気コア17,18との間の間隙を広く確保することができ
ず、左チャンネル用磁気コア15,16と右チャンネル用磁
気コア17,18との間のクロストーク等の不良が発生する
おそれがあるという問題点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の磁気ヘッドは、中央シールド板挿入溝と左右チ
ャンネル構成部品挿入溝とが形成され前記中央シールド
板挿入溝の両側に外方に突起を有する壁部が設けられた
ホールドケースと、前記中央シールド板挿入溝に挿入さ
れ前記ホールドケースの壁部にて挟持される中央部に比
べて先端部が肉厚に形成された中央シールド板と、前記
左右チャンネル構成部品挿入溝に挿入され前記突起を有
する壁部によって押圧されて位置決めされる左右チャン
ネル構成部品とを備える。
〔作用〕
本考案の磁気ヘッドでは、ホールドケースに中央シール
ド板挿入溝と左右チャンネル構成部品挿入溝とが形成さ
れ中央シールド板挿入溝の両側に外方に突起を有する壁
部が設けられ、ホールドケースの壁部にて挟持される中
央部に比べて先端部が肉厚に形成された中央シールド板
が中央シールド板挿入溝に挿入され、左右チャンネル構
成部品が左右チャンネル構成部品挿入溝に挿入され突起
を有する壁部によって押圧されて位置決めされる。
〔実施例〕
次に、本考案について図面を参照しながら説明する。
第1図(a)および(b)は、本考案の一実施例の磁気
ヘッドの要部を示す前面図および正面図である。また、
第2図(a)および(b)は、第1図(a)および
(b)中に示したホールドケースをそれぞれ示す前面図
および正面図である。
本実施例の磁気ヘッドは、ホールドケース1と、ホール
ドケース1の中央位置に形成された中央シールド板挿入
溝1a内に配置されホールドケース1の壁部10a,10bにて
挟持される中央部に比べて先端部および後端部(第1図
(b)で見て上端部および下端部)が肉厚に形成された
中央シールド板2と、ホールドケース1の左右位置に形
成されたシールド板挿入溝1b,1c内に配置された左右の
シールド板3,4と、ホールドケース1に形成された磁気
コア挿入溝1d,1eおよび1f,1g内にシールド板3,4を挟ん
で配置された左右一対ずつの磁気コア5,6および7,8とを
含んで構成されている。
シールド板3および磁気コア5,6が、左側チャンネルを
構成し、シールド板4および磁気コア7,8が右側チャン
ネルを構成している。
中央シールド板2が挿入される中央シールド板挿入溝1a
の両側には、外側に突出した突起状、すなわち内方に到
るほど厚くなる断面楔状のテーパ状の壁部10a,10bが設
けられている。テーパ状壁部10a,10bは、ホールドケー
ス1と一体に弾性部材により形成されており、磁気コア
5,6および7,8をホールドケース1の後方から挿入するこ
とができるようになっている。そして、磁気コア5,6お
よび7,8を挿入した状態で左右のシールド板3,4を圧入す
るとテーパ状壁部10a,10bが、その頂点の一点で磁気コ
ア6および7を押圧するようになっている。
なお、符号10cおよび10dは、ホールドケース1に形成さ
れた磁気コア5および8を位置決めする基準面を示して
おり、この基準面10cおよび10dは磁気コア5および8の
位置決めの基準面となることにより、左右チャンネル構
成部品の位置決めの基準面となる。また、10e〜10hは、
ホールドケース1に形成されたシールド板3,4ならびに
磁気コア5,6および7,8の位置決め用壁部である。
次に、このように構成された本実施例の磁気ヘッドの組
立て方法について説明する。
まず、第2図(a)および(b)に示すようなホールド
ケース1に対して中央シールド板2を中央シールド板挿
入溝1aに挿入するように装着する。すると、中央シール
ド板2が中央部をテーパ状壁部10a,10bの内面側で挟持
されて暫定的に位置決めされる。
次に、ホールドケース1に対して磁気コア5,6および7,8
をホールドケース1の磁気コア挿入溝1d,1eおよび1f,1g
に後方から挿入するように装着する。すると、左右の磁
気コア5,6および7,8が位置決め用壁部10e,10fおよび10
g,10hに挟持されてそれぞれ暫定的に位置決めされる。
続いて、ホールドケース1に対してシールド板3,4をホ
ールドケース1のシールド板挿入溝1b,1cに圧入するよ
うに装着する。すると、テーパ状壁部10a,10bが中央シ
ールド板2側に向けて変形されて中央シールド板2が固
定されるとともに、磁気コア6および7が中央シールド
板挿入溝1aの両側のテーパ状壁部10a,10bの頂点により
それぞれ押し付けられて、シールド板3,4ならびに磁気
コア5,6および7,8が基準面10c,10dに対して正確に位置
決めされて固定される。
この後、一対のホールドケース1を組み合わせてホール
ドケース1内全体に合成樹脂等を充填して中央シールド
板2,左右チャンネル用シールド板3,4,左チャンネル用磁
気コア5,6,右チャンネル用磁気コア7,8をホールドケー
ス1に固定することにより磁気ヘッドが構成され、さら
に先端面(第1図(b)において上端面)に研摩処理等
を施すことにより本実施例の磁気ヘッドが完成される。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、磁気コアを固定
する壁部を突起状に形成しその突起状の頂点で磁気コア
を押圧することにより、スペーサ,ホールドケースのか
しめ等の固定手段または固定方法を使用することなく、
ホールドケース自体で中央シールド板,シールド板およ
び磁気コアの位置決めおよび固定を行うことが可能とな
り、磁気ヘッドの組立ても簡単になるという効果があ
る。
また、中央シールド板が所定の位置に固定されるため、
一対のホールドケースを組み合わせたときに中央シール
ド板にずれが生ぜず、磁束もれがなくなりクロストーク
などの不良が発生しないという効果がある。
さらに、中央シールド板の先端部が肉厚に形成されてい
るので、左右チャンネル構成部品間の間隔を広く確保す
ることができ左右チャンネル構成部品間のクロストーク
などの不良を未然に防止することができるとともに、研
磨処理後に摺動面(研磨面)に露呈する合成樹脂層の面
積を少なくすることができ合成樹脂層への磁性粉の付着
等による摺動面の汚れを抑えることができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】 第1図(a)および(b)は、本考案の一実施例の磁気
ヘッドの要部をそれぞれ示す前面図および正面図、 第2図(a)および(b)は、第1図(a)および
(b)中に示したホールドケースをそれぞれ示す前面図
および正面図、 第3図は、従来の磁気ヘッドの要部を示す正面図であ
る。 図において、 1……ホールドケース、1a……中央シールド板挿入溝、
1b,1c……シールド板挿入用溝、1d,1e……左チャンネル
磁気コア挿入用溝、1f,1g……右チャンネル磁気コア挿
入用溝、2……中央シールド板、3,4……左右チャンネ
ル用シールド板、5,6……左チャンネル用磁気コア、7,8
……右チャンネル用磁気コア、10a,10b……突起を有す
る壁部、10c,10d……基準面、10e〜10h……位置決め用
壁部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央シールド板挿入溝と左右チャンネル構
    成部品挿入溝とが形成され前記中央シールド板挿入溝の
    両側に外方に突起を有する壁部が設けられたホールドケ
    ースと、 前記中央シールド板挿入溝に挿入され前記ホールドケー
    スの壁部にて挟持される中央部に比べて先端部が肉厚に
    形成された中央シールド板と、 前記左右チャンネル構成部品挿入溝に挿入され前記突起
    を有する壁部によって押圧されて位置決めされる左右チ
    ャンネル構成部品と、 を備えることを特徴とする磁気ヘッド。
JP1986200454U 1986-12-26 1986-12-26 磁気ヘツド Expired - Lifetime JPH0728566Y2 (ja)

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JP1986200454U JPH0728566Y2 (ja) 1986-12-26 1986-12-26 磁気ヘツド

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JP1986200454U JPH0728566Y2 (ja) 1986-12-26 1986-12-26 磁気ヘツド

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JPS63105911U JPS63105911U (ja) 1988-07-08
JPH0728566Y2 true JPH0728566Y2 (ja) 1995-06-28

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JP1986200454U Expired - Lifetime JPH0728566Y2 (ja) 1986-12-26 1986-12-26 磁気ヘツド

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5745027U (ja) * 1980-08-28 1982-03-12
JPS59177017U (ja) * 1983-05-12 1984-11-27 パイオニア株式会社 ヘツドコアホルダ−

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JPS63105911U (ja) 1988-07-08

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