JPH0246018Y2 - - Google Patents

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JPH0246018Y2
JPH0246018Y2 JP379485U JP379485U JPH0246018Y2 JP H0246018 Y2 JPH0246018 Y2 JP H0246018Y2 JP 379485 U JP379485 U JP 379485U JP 379485 U JP379485 U JP 379485U JP H0246018 Y2 JPH0246018 Y2 JP H0246018Y2
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insulating spacer
iron core
hole
coils
pair
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JP379485U
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はリング状の鉄心の一対のコイルを巻装
した電磁装置に関する。
(従来の技術) チヨークコイル等には第13図に示す如く貫通
孔1を有するリング状の鉄心2に、一対のコイル
3,4を対向するように巻装した電磁装置があ
る。この種の従来のリングコイルでは、コイル
3,4間を絶縁するために、第14図に示すよう
に貫通孔1に挿通される挿通部6と鉄心2の軸方
向の端面に係合する係合部7とをT字形に有する
板状の絶縁スペーサ8を一対設け、第15図に示
す如くこの一対の絶縁スペーサ8の各挿通部6を
鉄心2の軸方向両側から夫々挿入し、その挿通部
6同志を接着剤で接着することにより、第16図
に示す如くコイル3,4間に介在される絶縁スペ
ーサ8を鉄心2に組込むものであつた。
(発明が解決しようとする問題点) 従つて、従来では鉄心2に絶縁スペーサ8を組
込む場合、各絶縁スペーサ8の挿通部6を鉄心2
の貫通孔1に挿入した後、この貫通孔1内で挿通
部6同志を接着しなければならず、絶縁スペーサ
8の組込みが非常に面倒であつた。また挿通部6
同志の接着が甘ければ、絶縁スペーサ8が鉄心2
からた易く外れてしまい、確実な絶縁をなし得な
くなるという問題があつた。
本考案は上記問題点に鑑み、コイル間に介在さ
れる板状の絶縁スペーサを鉄心に対して簡単かつ
確実に組込むことができるようにしたものであ
る。
(問題点を解決するための手段) この技術的課題を解決するための技術的手段
は、貫通孔1を有するリング状の鉄心2に、一対
のコイル3,4を対向するように巻装し、該コイ
ル3,4間に板状の絶縁スペーサ11を介在した
電磁装置において、前記絶縁スペーサ11は、鉄
心2の貫通孔1に一対のコイル3,4間を通るよ
うに挿通される挿通部15と、該挿通部15から
鉄心2の軸方向両端面に係合するように挿通部1
5よりも幅方向両外方に突出した軸方向一対の係
合部16,17とを一体に備え、前記係合部1
6,17のうち少なくとも一方は、弾性変形によ
り貫通孔1に挿通可能となるように形成されてい
る点にある。
(実施例) 以下、本考案を図示の実施例に従つて説明する
と、第1図及び第2図において、11は鉄心2に
巻装したコイル3,4間に介在した絶縁スペーサ
で、該スペーサ8は弾性を有する合成樹脂等によ
り構成され、第3図にも示す如く折れ線a,bで
折り返されて互いに重合される第1絶縁板12と
第2絶縁板13と第3絶縁板14とを有する。第
1絶縁板12は鉄心2の貫通孔1に一対のコイル
3,4間を通るように挿通される挿通部15と、
該挿通部15から鉄心2の軸方向両端面に係合す
るように挿通部15よりも幅方向両外方に突出し
た軸方向一対の係合部16,17とを一体に備え
る。第2絶縁板は挿通部15と係合部16とを体
に備え、第3絶縁板14は挿通部15と係合部1
7とを一体に備える。絶縁板12,13,14の
各係合部16,17は、弾性変形により貫通孔1
に挿通可能となるように鉄心2の軸方向外端側が
徐々に小幅となる先細り状に形成されている。
而して絶縁スペーサ11は折れ線a,bで折り
返され、絶縁板12,13,14の各挿通部15
が重ね合わされると共に、各係合部16及び係合
部17が夫々重ね合わされる。そして絶縁スペー
サ11を鉄心に組込む場合には、例えば第4図に
示す如く係合部16,17の一方を鉄心2の内周
面に沿うように湾曲させながら、第5図に示す如
く貫通孔1に挿通して、第1図及び第2図に示す
如く絶縁板12,13,14の各挿通部15を貫
通孔1に挿通すると共に、係合部16,17を鉄
心2の軸方向両端面に係合させればよく、係合部
16,17の弾性変形を利用して絶縁スペーサ1
1を簡単かつ確実に鉄心2に対して組込むことが
できる。そして、絶縁スペーサ8を組込んだ後
に、鉄心2にコイル3,4を巻装する。この場合
コイル3,4の絶縁距離tは、回路電圧に充分耐
えうるだけの寸法が必要であるが、絶縁スペーサ
11の厚みが小であつても、絶縁スペーサ11は
3重に折り曲げた状態になつているので、第1図
に示す如く充分な絶縁距離tをとることができ
る。
第6図及び第7図は他の実施例を示し、絶縁ス
ペーサ11を挿通部15と一対の係合部16,1
7とを有する板状に形成したものであり、前記実
施例と同様に係合部16,17の一方を鉄心2の
内周面に沿うように弾性変形により湾曲させなが
ら、貫通孔1に挿入することにより、絶縁スペー
サ11を鉄心2に簡単に組込むことができる。な
お、この場合充分な絶縁距離tをとるためには、
絶縁スペーサ11の厚みをある程度大にする必要
があり、このために鉄心2に組込む際の絶縁スペ
ーサ11の湾曲が困難になる惧れがあるが、スペ
ーサ11に弾力性に富んだ材料を使用すれば問題
はない。
第8図及び第9図は他の実施例を示し、絶縁ス
ペーサ11を挿通部15と一対の係合部16,1
7とを備える連続した一対の絶縁板18により構
成し、この絶縁スペーサ11を折れ線cで2つ折
りに折り曲げて絶縁板18同志を重合させて使用
するようにしたものである。
なお、前記実施例では係合部16,17を先細
り状に形成しているが、これに代え第10図乃至
第12図に夫々示すように、一方の係合部16の
みを先細り状に形成すると共に、他方の係合部1
7を長方板形状に形成し、絶縁スペーサ8を鉄心
2に組込む際には該一方の係合部16を貫通孔1
に挿通するようにしてもよい。また係合部16,
17を共に、長方形状に形成するようにしてもよ
く、この場合でも係合部16,17をその弾性変
形により貫通孔1に挿通することが可能である。
(考案の効果) 本考案によれば、コイル2,3間に介在した絶
縁スペーサ11は、挿通部15と一対の係合部1
6,17とを一体に備え、前記係合部16,17
のうち少なくとも一方は、弾性変形により鉄心2
の貫通孔1に挿通可能となるように形成されてい
るので、該一方の係合部を弾性変形させながら貫
通孔1に挿入させることにより、絶縁スペーサ1
1の挿通部15を鉄心2の貫通孔1に挿通すると
共に、一対の係合部16,17を鉄心2の軸方向
の両端面に係合させて、絶縁スペーサ11を鉄心
2に対して簡単かつ確実に組込むことができ、そ
の実用的効果は著大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す正断面図、第
2図は同側断面図、第3図は同絶縁スペーサの展
開斜視図、第4図は同絶縁スペーサの組込過程を
示す平断面図、第5図は同絶縁スペーサの組込過
程を示す側断面図、第6図は他の実施例を示す正
断面図、第7図は同絶縁スペーサの斜視図、第8
図は他の実施例を示す正断面図、第9図は同絶縁
スペーサの展開斜視図、第10図乃至第12図は
夫々他の実施例を示す絶縁スペーサの斜視図、第
13図は従来例を示す斜視図、第14図は同絶縁
スペーサの斜視図、第15図は同絶縁スペーサの
組込過程を示す斜視図、第16図は同絶縁スペー
サを組込んだ状態を示す側断面図である。 1……貫通孔、2……鉄心、3,4……コイ
ル、11……絶縁スペーサ、15……挿通部、1
6,17……係合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 貫通孔1を有するリング状の鉄心2に、一対の
    コイル3,4を対向するように巻装し、該コイル
    3,4間に板状の絶縁スペーサ11を介在した電
    磁装置において、前記絶縁スペーサ11は、鉄心
    2の貫通孔1に一対のコイル3,4間を通るよう
    に挿通される挿通部15と、該挿通部15から鉄
    心2の軸方向両端面に係合するように挿通部15
    よりも幅方向両外方に突出した軸方向一対の係合
    部16,17とを一体に備え、前記係合部16,
    17のうち少なくとも一方は、弾性変形により貫
    通孔1に挿通可能となるように形成されているこ
    とを特徴とする電磁装置。
JP379485U 1985-01-14 1985-01-14 Expired JPH0246018Y2 (ja)

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JP379485U JPH0246018Y2 (ja) 1985-01-14 1985-01-14

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JP379485U JPH0246018Y2 (ja) 1985-01-14 1985-01-14

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JPS61121715U JPS61121715U (ja) 1986-07-31
JPH0246018Y2 true JPH0246018Y2 (ja) 1990-12-05

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DE102004048966A1 (de) * 2004-10-07 2006-04-13 Epcos Ag Vorrichtung zur Potentialtrennung, Ringkerndrossel und Verfahren zur Herstellung der Ringkerndrossel
JP6161206B2 (ja) * 2014-03-05 2017-07-12 コーセル株式会社 ノイズフィルタ

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JPS61121715U (ja) 1986-07-31

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