JPH043467Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH043467Y2
JPH043467Y2 JP1985053136U JP5313685U JPH043467Y2 JP H043467 Y2 JPH043467 Y2 JP H043467Y2 JP 1985053136 U JP1985053136 U JP 1985053136U JP 5313685 U JP5313685 U JP 5313685U JP H043467 Y2 JPH043467 Y2 JP H043467Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
locking
coil bobbin
locking protrusion
core
winding part
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985053136U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61168615U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985053136U priority Critical patent/JPH043467Y2/ja
Publication of JPS61168615U publication Critical patent/JPS61168615U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH043467Y2 publication Critical patent/JPH043467Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は民生用および産業用の電気機器に用い
られるトランスに関する。
(従来技術) 従来、スイツチングレギユレータ等に組込まれ
るフエライトコアを用いたトランスにあつては、
コイルボビンとコアとを一体化するために適宜な
締付金具を用いた種々の締付方法が提案されてい
る。例えば、第4図はその一例を示すもので、コ
イルボビン11の巻部11aに一対のコア12の
各一方の脚部12aを両側から挿入し、これらの
コア12の各他方の脚部12b端面を突き合わせ
ると共に、板バネ材からなるほぼコ字形の締付金
具13をコア12の上部外周面に沿つて抱持させ
ることにより、コイルボビン11を挟持したもの
である。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら上述の従来例においては、締付金
具13の構造が比較的簡単であるためこの締付金
具13自体のコストが余りかからないという利点
があるが、締付金具13とコイルボビン11また
はコア12との間には何ら係止手段が設けられて
おらず、締付金具13が外れ易いという欠点があ
る。このため、締付金具13の外れを防止するべ
く、第4図に示すように締付金具13とコア12
との間に接着剤14を充填することが行なわれて
いるが、これによるとトランスの製造に際して接
着剤14の塗布工程、乾燥工程等が必要となり、
工数の増加によつてトランス製造作業が煩雑化し
て、コストの上昇を招くという欠点があつた。
本考案は上述の欠点を解消するべく提案された
もので、その目的とするところは接着剤を用いる
ことなくワンタツチでフエライト等からなるコア
を締付金具で挟持することにより、工数の削減に
よつてトランス製造作業の簡略化、迅速化を図
り、しかも挟持した後においては締付金具が容易
に離脱することがなくコアを確実な挟持状態で維
持できるようにしたトランスを提供することにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 以下、図に沿つて本考案を説明する。第1図お
よび第2図は本考案の一実施例を示すもので、ま
ず第1図において1はいわゆるピンタイプのコイ
ルボビンであり、周知の如く角筒状の巻部1a
と、その軸方向両端部に形成された一対のフラン
ジ1bと、これらのフランジ1bの各下端部にそ
れぞれ形成された肉厚部1cと、これらの肉厚部
1cの下端面に植設された複数のピン端子1dと
を備えている。そして、各フランジ1bの外表面
には、巻部1aの開口部1a′の両側に位置するよ
うに、各一対の係止片1eがそれぞれ一体的に立
設されている。また、これらの係止片1eの各上
端部には、コイルボビン1の外方に向けて突設さ
れた係止突片1e′がそれぞれ設けられている。な
お、互いに隣合う係止片1eの相互の間隔は、後
述するコア2の肉厚に等しく形成され、このコア
2を係止片1e相互間に位置決めし得るように考
慮されている。
次に、コア2はコ字形を呈し、かつ鉄損を減少
させるためにフエライト等によつて形成されてお
り、その一方の脚部2aはコイルボビン1の巻部
1a内に挿入可能な大きさとなつている。
また、3は板バネ材からなるほぼコ字形の締付
金具であり、この締付金具3はほぼ短冊状の基板
3aと、その両端部にそれぞれ連設され、かつ内
方に向けて鋭角状に折曲された係止板3bとを備
えていると共に、各係止板3bの下端部両側に
は、内方に向けて突設された係止突起3b′がそれ
ぞれ折曲・連設されている。そして、この係止突
起3b′を前記係止突片1e′に係止することによ
り、締付金具3のコイルボビン1からの離脱を防
止しつつ、前記コア2を挟持することができる。
なお、互いに隣合う係止突起3b′相互の間隔はコ
イルボビン1の係止突片1e′相互の間隔に等し
く、各係止突起3b′を対応する係止突片1e′の下
端部に係止できるように構成されている。また、
係止突起3b′の形状としては、後述の第2図に示
す如くその下端部内側を斜めに切欠いて下方に向
けて拡開するような形状とすれば、締付時におけ
る締付金具3の案内を一層容易に行なうことがで
きる。
更に、基板3aの長さ方向ほぼ中央部の両側縁
には、位置決め用の突片3cがそれぞれ垂設され
る。
次に、本考案を組立てるには、コイル(便宜
上、図示を省略する)が巻装されたコイルボビン
1の巻部1aに、第2図に示す如くコア2の各一
方の脚部2aをそれぞれ巻部1aの軸方向両側か
ら挿入すると共に、各他方の脚部2bの端面を巻
部1aの上方において突き合わせる。しかる後、
締付金具3をコア2の上部側端面に沿わせ、かつ
係止突起3b′を係止突片1e′の上端部に当接させ
つつ上方から押込み、同時に突片3cにて位置決
めしてコアを挟持し、最終的に係止突起3b′の上
端部をコイルボビン1の係止突片1e′の下端部に
係止させるものである。
こうすることにより、締付金具3の係止板3b
は常に内方(係止突片1e′側)に向かう復元力を
保有しているためコア2は確実に挟持され、かつ
締付金具3は、係止突起3b′が係止突片1e′に係
止されるので、コア2およびコイルボビン1から
離脱するおそれは全くない。また、係止突片1
e′はストツパの役目をなし、これには締付金具3
による荷重が全く加わらないので特性劣化を生じ
ることもなく、長期間の使用に耐え得る。
次に、第3図は本考案の他の実施例における締
付金具3Aを示しており、この実施例では係止板
3bの下端部近傍の両側を切起こして内側に折曲
することにより係止突起3b″が形成されている。
なお、他の構成は第1図及び第2図の実施例と同
様であるため、詳述を省略する。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、筒状の巻部にコ
イルが巻装されかつ前記巻部の軸方向両端部にフ
ランジがそれぞれ付設されてなるコイルボビン
と、前記巻部に脚部が挿入される一対のコアと、
これらのコアを両側から締付けて前記コイルボビ
ンに組み込むための板バネ材からなる略コ字形の
締付金具とを備えたトランスにおいて、前記コイ
ルボビンのフランジ外表面には巻部の開口部の両
側に位置するように各一対の係止片がそれぞれ立
設されると共に、その上方端部に係止突片が形成
され、前記締付金具の下端部近傍の内側に突設さ
れた係止突起を前記係止突片に係止することによ
り、該締付金具のコイルボビンからの離脱を防止
しつつ、前記コアを挟持するようにしたから、コ
アは確実に挟持されると共に、従来のように接着
剤を用いなくとも締付金具が離脱することがな
い。また、係止突片には荷重が全く加わらないの
で長期に亘り、安定した締付状態を維持すること
ができる。更に、本考案によれば、接着剤の塗布
工程や乾燥工程を不要として工数の削減を図り、
トランス製造作業の簡略化、迅速化が図れる効果
がある。
更にまた、工数削減と相まつて接着剤を用いな
いことから、コストの低減が可能である等の利点
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部の分解斜
視図、第2図は同じく組立後の正面図、第3図は
本考案の他の実施例を示す締付金具の斜視図、第
4図は従来例を示す要部の正面図である。 1……コイルボビン、1a……巻部、1b……
フランジ、1e……係止片、2e′……係止突片、
2……コア、2a……脚部、3,3A……締付金
具、3b′,3b″……係止突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 筒状の巻部にコイルが巻装されかつ前記巻部の
    軸方向両端部にフランジがそれぞれ付設されてな
    るコイルボビンと、前記巻部に脚部が挿入される
    一対のコアと、これらのコアを両側から締付けて
    前記コイルボビンに組み込むための板バネ材から
    なる略コ字形の締付金具とを備えたトランスにお
    いて、 前記コイルボビンのフランジ外表面には巻部の
    開口部の両側に位置するように各一対の係止片が
    それぞれ立設されると共に、その上方端部に係止
    突片が形成され、前記締付金具の下端部近傍の内
    側に突設された係止突起を前記係止突片に係止す
    ることにより、該締付金具のコイルボビンからの
    離脱を防止しつつ、前記コアを挟持することを特
    徴とするトランス。
JP1985053136U 1985-04-09 1985-04-09 Expired JPH043467Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985053136U JPH043467Y2 (ja) 1985-04-09 1985-04-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985053136U JPH043467Y2 (ja) 1985-04-09 1985-04-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61168615U JPS61168615U (ja) 1986-10-20
JPH043467Y2 true JPH043467Y2 (ja) 1992-02-04

Family

ID=30573714

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985053136U Expired JPH043467Y2 (ja) 1985-04-09 1985-04-09

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH043467Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2570573Y2 (ja) * 1991-05-24 1998-05-06 日本電気株式会社 コイルトランス

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5619019B2 (ja) * 1976-12-20 1981-05-02
JPS59132110A (ja) * 1982-09-27 1984-07-30 シ−メンス,アクチエンゲゼルシヤフト 電気コイル

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6025876Y2 (ja) * 1979-07-20 1985-08-03 東光株式会社 スイッチング電力トランス

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5619019B2 (ja) * 1976-12-20 1981-05-02
JPS59132110A (ja) * 1982-09-27 1984-07-30 シ−メンス,アクチエンゲゼルシヤフト 電気コイル

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61168615U (ja) 1986-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1176615B1 (en) Reactor
JPH043467Y2 (ja)
US4075590A (en) Bobbin construction for electrical coils
JPH0246018Y2 (ja)
JPH0244501Y2 (ja)
JPH0442894Y2 (ja)
JP3644114B2 (ja) 電磁機器
JPH0115146Y2 (ja)
JPH0536253Y2 (ja)
JP2546609Y2 (ja) 磁心保持具
JPH0113393Y2 (ja)
JPH0624979Y2 (ja) コイル
JPH0735370Y2 (ja) トランスコア
JPS642426Y2 (ja)
JPH0343704Y2 (ja)
JPH0331050Y2 (ja)
JPH0365223U (ja)
JPH0737288Y2 (ja) インダクタ
JP2000269041A (ja) トランス
JPH1083923A (ja) コア装置
JPS5938026Y2 (ja) フライバツクトランス
JPH0327019U (ja)
JPH0338822Y2 (ja)
JP2592686Y2 (ja) 電気溶接機器用コイル
KR200158848Y1 (ko) 모터의고정자코어