JP2781806B2 - コアホルダー - Google Patents

コアホルダー

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JP2781806B2
JP2781806B2 JP10448894A JP10448894A JP2781806B2 JP 2781806 B2 JP2781806 B2 JP 2781806B2 JP 10448894 A JP10448894 A JP 10448894A JP 10448894 A JP10448894 A JP 10448894A JP 2781806 B2 JP2781806 B2 JP 2781806B2
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JP
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core
holder
coil
flange
core holder
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晃 佐藤
健一 山田
徹也 鈴木
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富士電気化学株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、閉磁路型のトランス、
チョークコイルなどのコイル部品に使用されるコアをコ
イルへ固定するコアホルダーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】第5図(a)は2個のE形コア30をコ
イル20へ挿入し、コの字形爪付きコアホルダー11を
E形コア30へ嵌めて固定する従来例を示す分解斜視図
であり、この図に示すように2個のE形コア30の各々
の中足部30aを、コイル20の中足部挿入穴22の正
面側と背面側から挿入する。各々の中足部30aは中足
部挿入穴22の内部で互いに向き合い、また各々2本の
外足部30bはコイル20の捲線部21の外部で、互い
に向き合って接する。
【0003】コの字形爪付きコアホルダー11は、コの
字形をした両先端部にE形コア30を押える爪11aを
備えた形状をしていてバネ性を持っている。コイル20
の中足部挿入穴22へ挿入され、互いの中足部30aと
外足部30bが向き合って組み合わされた2個のE形コ
ア30の外周部30cへ、バネ性のあるコの字形爪付き
コアホルダー11を嵌め、2個の爪11aでE形コア3
0どうしを抱き込むように固定する。
【0004】コイル20と各々のE形コア30の固定の
ため、第5図(b)に示すように、まずコの字形爪付き
コアホルダー11で固定された2個のE形コア30の外
足部30bどうしが捲線部21の外部で接する2箇所の
上面部分を、接着剤40で固着して固定する。次に接着
剤40で固着したE形コア30どうしの中足部30aが
コイル20の鍔部23と接する2箇所の内の一方を、接
着剤40aで固着して固定していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の方
法では、コイルヘ組み込んだ2個のE形コアの外周部へ
バネ性のあるコの字形爪付きコアホルダーを嵌めた後、
E形コアどうしとコイルとE形コアをそれぞれ接着剤で
固着して固定しているので、接着剤を塗布するための工
数が掛かることや、接着固定しているので環境条件の変
化に対して接着部分の信頼性に不安があること、またコ
イルとバネ性のあるコの字形爪付きコアホルダーで固定
されたE形コアの間には、コイル形状とコア形状によっ
ては隙間ができて動くので、接着する場合の位置設定が
むずかしいという問題があった。
【0006】本発明は、このような背景に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、コイルとコアの固
定に工数がかからず位置設定が確実にでき、環境条件が
変化しても信頼性が変わらないコアホルダーを提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで上記した目的を達
成するため、本発明ではコアホルダーに、2個のE形コ
アを組み込んだコイルの鍔部と捲線部の上方から挿入す
る捲線部挿入穴と、捲線部挿入穴の両端側に鍔部押え
と、捲線部挿入穴が形成されているコアホルダーの平面
の長手方向両端側にコイルへ組み込んだ2個のE型コア
の背面側外周部を挟み固定するコア押えとを設け、鍔部
押えとコア押えにはバネ性を持たせた。
【0008】また、好ましくは上記コアホルダーの鍔部
押えからコア押えに続く部分に、コイルの鍔部に垂直方
向にスリットを設けることである。スリットの変わり
に、鍔部押えからコア押えに続く部分とコア押えに、す
り割り溝を設けることもできる。この時、コア押えと直
行する両端側に折曲部を設けるとなお良い。
【0009】
【作用】上記のコアホルダーによれば、コアホルダーを
コイルの鍔部と捲線部の上方から挿入して、コアホルダ
ーに設けた捲線部挿入穴とバネ性をもつ鍔部押えとコア
押えによって、E形コアどうしとコイルとE形コアを同
時にワンタッチで固定しているので、接着不要による工
数削減ができ、接着部分がなくなるので環境条件に対す
る信頼性が向上し、コイルとコアを同時に固定するので
コイルとコアの間に隙間があっても位置設定が確実にで
きる。また、本コアホルダーは、捲線部が樹脂モールド
されたコイルにも適用できる。
【0010】
【実施例】
第1実施例 第1図(a)はコイルの組み込み方法を示す分解斜視図
であり、この図に示すように、コイル20の中足部挿入
穴22の正面側と背面側から2個のE形コア30の各々
の中足部30aを挿入する。中足部挿入穴22の正面側
と背面側から挿入したE形コア30の中足部30aは中
足部挿入穴22の内部で、外足部30bはコイル20の
捲線部21の外部で互いに向き合って接する。
【0011】コイル20へ組み込んだ2個のE形コア3
0とコイル20の固定のため、コイルの鍔部23と捲線
部21が嵌まる捲線部挿入穴10bと、捲線部挿入穴1
0bの両端側に付けて鍔部23を捲線部21と接しない
面から挟み込んで固定するバネ性を持った鍔部押え10
aと、捲線部挿入穴10bが形成されている平面の長手
方向両端側に付けて中足部挿入穴22へ挿入した2個の
E形コア30の背面側の外周部30cを挟み込んで固定
するバネ性を持ったコア押え10cとをコアホルダー1
0に設けた。
【0012】コイルへ組み込んだ2個のE形コア30と
コイル20の固定は、コアホルダー10の中央部に付け
た捲線部挿入穴10bをコイル20の鍔部23と捲線部
21へ挿入し、鍔部押え10aでコイルの鍔部23を挟
み込んで固定し、中足部挿入穴22へ挿入され互いに向
き合って組み込まれた2個のE形コア30の背面側の外
周部30cをコア押え10cで挟み込んで行う。
【0013】組み込み後の斜視図を第1図(b)に示
す。捲線部挿入穴10bと鍔部押え10aとコア押え1
0cとを設けたコアホルダー10によればE形コア30
同士の固定とコイル20とE形コア30の固定が接着剤
なしで同時にできる。その結果、工数削減、信頼性の向
上、確実な位置設定が図れる。
【0014】第2実施例 第2図は、組み込み後の斜視図である。この図から明ら
かなように、第2実施例は第1実施例のコアホルダーの
鍔部押え10aからコア押え10cに続く部分に、コイ
ルの鍔部23に垂直方向にスリット10gを設けたもの
である。
【0015】捲線部挿入穴10bと鍔部押え10aとコ
ア押え10cとスリット10gとを設けたコアホルダー
10によれば、スリット10gの長さだけ鍔部押え10
aとコア押え10cのストロークが増えバネ性が増す。
従って、コアホルダー10を嵌める時、コア押え10c
の動きに関係なく鍔部押え10aが動くため、更に容易
な装着が可能となる。
【0016】また、コイル20とコアホルダー10を固
定する力は、E形コア30の寸法の大小には影響されな
くなる。更に、スリット10gの形状とピッチにより、
鍔部押え10aの押える力を調整することが可能とな
る。スリット10gのピッチは、鍔部押え10aの幅以
上とし、第2図では片側2本であるが、2本以上設けて
もよい。
【0017】第3実施例 第3図は、第1実施例のコアホルダーの鍔部押え10a
からコア押え10cに続く部分とコア押えにすり割り溝
10dを設けた場合の斜視図である。すなわち、バネ性
を持ったコア押え10cにすり割り溝10dを付け、コ
ア押え10cを4分割したのである。
【0018】コアホルダー10は、前述したすり割り溝
10dで4分割されバネ性を持ったコア押え10cと、
巻線部挿入穴10bと、バネ性を持った鍔部押え10a
とを有する。この場合、バネ性を持ったコア押え10c
をすり割り溝10dで4分割することによって、2個の
E形コア30の背面側をコア押え10cで挟み込んで固
定するのに4点支持となるので、E形コア30の形状に
バラツキがあっても、そのバラツキに影響されない均等
な固定が可能となる。
【0019】第4実施例 第4図は、第3実施例のコアホルダーにコア押え10c
と直交する両端側に折曲部10eを設け、更に工夫をし
たものである。この例では、折曲部10eを設ける事に
よってコアホルダー10の強度が増し、またコアホルダ
ー10の鍔部押え10aとコア押え10cのバネ性をよ
り強力に補助できる。尚、この図では折曲部10eを上
方向に折り曲げてあるが、下方向に折り曲げてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るコアホルダーによれば、接着剤による固定がなくなる
ので工数削減ができ、接着部分がなくなるので環境条件
に対する信頼性が向上し、コアの固定や位置設定が接着
無しで確実にできる。また、スリットを設けた場合は、
限られた寸法の中でバネ圧とバネストロークが確保でき
るので、コイルとコアの設定が確実にでき装着も容易に
なった。
【0021】コア押えにすり割り溝を設けた場合は、す
り割り溝によってコア押えが4分割されるので、4点支
持となりコア形状に影響されない均等な固定ができる。
更に、コア押えと直交する両端側に折曲部を設けた場合
は、コアホルダーの強度増加と、鍔部押えとコア押えの
バネ性の強化ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1実施例による分解斜視
図、(b)は(a)の組立後の斜視図である。
【図2】本発明の第2実施例による組立後の斜視図であ
る。
【図3】本発明の第3実施例による組立後の斜視図であ
る。
【図4】本発明の第4実施例による組立後の斜視図であ
る。
【図5】(a)は従来例の分解斜視図、(b)は(a)
の組立後の斜視図である。
【符号の説明】
10 コアホルダー 10a 鍔部押え 10b 捲線部挿入穴 10c コア押え 10d すり割り溝 10e 折曲部 10g スリット 11 コの字形爪付きコアホルダー 11a 爪 20 コイル 21 捲線部 22 中足部挿入穴 23 鍔部 30 E形コア 30a 中足部 30b 外足部 30c 外周部 40 接着剤 40a 接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−99414(JP,U) 実開 昭56−114510(JP,U) 実開 昭50−138541(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01F 27/26

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルへ組み込んで閉磁路型のコイル部
    品を形成するコアをコイルへ固定するホルダーにおい
    て、中央部にコイル(20)の捲線部(21)と鍔部
    (23)を挿入する捲線部挿入穴(10b)と、捲線部
    挿入穴(10b)の両端側にバネ性を持つ鍔部押え(1
    0a)と、捲線部挿入穴(10b)が形成されている該
    ホルダー平面の長手方向両端側にコイル(20)へ組み
    込んだE型コア(30)の背面側外周部(30c)を挟
    み込んで固定するバネ性を持つコア押え(10c)とを
    設けたことを特徴とするコアホルダー。
  2. 【請求項2】 鍔部押え(10a)からコア押え(10
    c)に続く部分に、コイル(20)の鍔部(23)に垂
    直方向にスリット(10g)を設けたことを特徴とする
    請求項1に記載のコアホルダー。
  3. 【請求項3】 鍔部押え(10a)からコア押え(10
    c)に続く部分と、コア押えに、すり割り溝(10d)
    を設けたことを特徴とする請求項1に記載のコアホルダ
    ー。
  4. 【請求項4】 コア押え(10c)と直交する両端側に
    折曲部(10e)を設けたことを特徴とする請求項1か
    ら請求項3のいずれか1項に記載のコアホルダー。
JP10448894A 1993-12-24 1994-04-19 コアホルダー Expired - Lifetime JP2781806B2 (ja)

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JP34805793 1993-12-24
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JPH07230920A JPH07230920A (ja) 1995-08-29
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