JP2784331B2 - 外壁ボード及び外壁ボードの施工方法 - Google Patents
外壁ボード及び外壁ボードの施工方法Info
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- JP2784331B2 JP2784331B2 JP3548295A JP3548295A JP2784331B2 JP 2784331 B2 JP2784331 B2 JP 2784331B2 JP 3548295 A JP3548295 A JP 3548295A JP 3548295 A JP3548295 A JP 3548295A JP 2784331 B2 JP2784331 B2 JP 2784331B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- joint groove
- wall board
- bottom wall
- joint
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- Finishing Walls (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、家屋やビルなどに固
定される外壁ボードに関するものである。
定される外壁ボードに関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来より、耐久性の高い外
壁材として、セラミックや樹脂製の外壁ボードが利用さ
れている。
壁材として、セラミックや樹脂製の外壁ボードが利用さ
れている。
【0003】この外壁ボードは、複数枚順次突き合わさ
れながら、家屋やビルなどの壁下地に固定されて、家屋
等の外壁となる。
れながら、家屋やビルなどの壁下地に固定されて、家屋
等の外壁となる。
【0004】外壁ボードの突き合わせの部分には、目地
溝が形成されており、この目地溝に弾性のシーリング材
を充填して、外壁ボードの目地をシーリングする。
溝が形成されており、この目地溝に弾性のシーリング材
を充填して、外壁ボードの目地をシーリングする。
【0005】目地溝は、相突き合わされる外壁ボードの
うち少なくとも一方に、側縁に沿って設けられ、表面側
に向く底壁と、外壁ボードの端面に向く内側壁とで形成
されている。
うち少なくとも一方に、側縁に沿って設けられ、表面側
に向く底壁と、外壁ボードの端面に向く内側壁とで形成
されている。
【0006】目地溝にシーリング材を充填する場合、シ
ーリング材を、目地溝の底壁及び相対向する両内側壁の
3面に接着させると、シーリング材の左右の延び代があ
まりとれず、外壁ボードが温度変化により伸縮したとき
に、目地溝の底壁に接着するシーリング材の部分に応力
が集中してシーリング材が破断してしまうので、通常は
目地溝の底壁にあらかじめシーリング材の接着を防止す
るテープ状又は液状のボンドブレーカーを被覆して、目
地溝の底壁にシーリング材が接着しないようにしてい
る。
ーリング材を、目地溝の底壁及び相対向する両内側壁の
3面に接着させると、シーリング材の左右の延び代があ
まりとれず、外壁ボードが温度変化により伸縮したとき
に、目地溝の底壁に接着するシーリング材の部分に応力
が集中してシーリング材が破断してしまうので、通常は
目地溝の底壁にあらかじめシーリング材の接着を防止す
るテープ状又は液状のボンドブレーカーを被覆して、目
地溝の底壁にシーリング材が接着しないようにしてい
る。
【0007】このようにすると、シーリング材が目地溝
の相対向する両内側壁だけに接着する2面接着となり、
シーリング材の延び代が大きくとれ、外壁ボードが伸縮
しても、シーリング材が弾性により全体的に延びて応力
を分散するので、シーリング材が破断し難い。
の相対向する両内側壁だけに接着する2面接着となり、
シーリング材の延び代が大きくとれ、外壁ボードが伸縮
しても、シーリング材が弾性により全体的に延びて応力
を分散するので、シーリング材が破断し難い。
【0008】ところで、目地溝の底壁にテープ状又は液
状のボンドブレーカーを被覆してシーリング材の2面接
着を行う場合に、ボンドブレーカーの被覆が左右にズレ
てボンドブレーカーが目地溝の内側壁に沿って立ち上が
り、内側壁とシーリング材との接着面積を減少させると
いう問題があり、特に、厚みが薄い外壁ボードの場合、
目地溝も浅くなるので、ますます深刻となる。
状のボンドブレーカーを被覆してシーリング材の2面接
着を行う場合に、ボンドブレーカーの被覆が左右にズレ
てボンドブレーカーが目地溝の内側壁に沿って立ち上が
り、内側壁とシーリング材との接着面積を減少させると
いう問題があり、特に、厚みが薄い外壁ボードの場合、
目地溝も浅くなるので、ますます深刻となる。
【0009】そこで、この発明は、目地溝の底壁を被覆
するボンドブレーカーの目地溝の内側壁への被覆を防止
して、シーリング材と目地溝の内側壁との接着面積を充
分に確保し、シーリング材を外壁ボードから剥がれ難く
しようとするものである。
するボンドブレーカーの目地溝の内側壁への被覆を防止
して、シーリング材と目地溝の内側壁との接着面積を充
分に確保し、シーリング材を外壁ボードから剥がれ難く
しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、少なくとも一方の側縁部に沿って、
表面側に向く底壁と、端面側に向く内側壁とからなる目
地溝を形成した外壁ボードにおいて、上記内側壁と底壁
とが交わるコーナ部分近傍に、ボンドブレーカー収容凹
所を形成して、外壁ボードを構成した。
めに、この発明は、少なくとも一方の側縁部に沿って、
表面側に向く底壁と、端面側に向く内側壁とからなる目
地溝を形成した外壁ボードにおいて、上記内側壁と底壁
とが交わるコーナ部分近傍に、ボンドブレーカー収容凹
所を形成して、外壁ボードを構成した。
【0011】
【作用】この発明に係る外壁ボードにおいては、テープ
状又は液状のボンドブレーカーで目地溝の底壁を被覆す
る際に、ボンドブレーカーが左右にズレても、ボンドブ
レーカーの側縁部を目地溝のコーナー部分近傍に形成し
た凹所に押し込むことによって、ボンドブレーカーの目
地溝の内側壁への被覆が防止される。
状又は液状のボンドブレーカーで目地溝の底壁を被覆す
る際に、ボンドブレーカーが左右にズレても、ボンドブ
レーカーの側縁部を目地溝のコーナー部分近傍に形成し
た凹所に押し込むことによって、ボンドブレーカーの目
地溝の内側壁への被覆が防止される。
【0012】
【実施例】この発明に係る外壁ボードを、添付図面に基
いて説明する。
いて説明する。
【0013】図1に示される外壁ボード1は、一方の側
縁部に沿って、表面側に向く底壁2と端面側に向く内側
壁3とからなる目地溝4を備えている。
縁部に沿って、表面側に向く底壁2と端面側に向く内側
壁3とからなる目地溝4を備えている。
【0014】この目地溝4は、外壁ボード1の上縁から
下縁に亘って設けられており、内側壁3の底壁2と交わ
る部分に、凹所5が形成されている。
下縁に亘って設けられており、内側壁3の底壁2と交わ
る部分に、凹所5が形成されている。
【0015】複数枚の外壁ボード1を、目地溝4を有す
る端面と目地溝4を有しない端面とを突き合わせなが
ら、家屋やビルなどの壁下地に順次固定する。
る端面と目地溝4を有しない端面とを突き合わせなが
ら、家屋やビルなどの壁下地に順次固定する。
【0016】その後、外壁ボード1の突き合わせの部分
の目地溝4の底壁2にテープ状のボンドブレーカー7を
貼り付け、目地溝4に弾性のシーリング材8を充填し
て、外壁ボードの目地をシーリングする。
の目地溝4の底壁2にテープ状のボンドブレーカー7を
貼り付け、目地溝4に弾性のシーリング材8を充填し
て、外壁ボードの目地をシーリングする。
【0017】図2に示すように、相隣り合う外壁ボード
1、1の突き合わせ部分の目地溝4においては、底壁2
がボンドブレーカー7で被覆されていることより、シー
リング材8は、目地溝4の相対向する内側壁3、6にの
み接着するので、外壁ボード1、1が温度変化により伸
縮しても、シーリング材8が弾性により全体的に延び、
応力を分散して、破断が発生し難くなっている。
1、1の突き合わせ部分の目地溝4においては、底壁2
がボンドブレーカー7で被覆されていることより、シー
リング材8は、目地溝4の相対向する内側壁3、6にの
み接着するので、外壁ボード1、1が温度変化により伸
縮しても、シーリング材8が弾性により全体的に延び、
応力を分散して、破断が発生し難くなっている。
【0018】このように、シーリング材8を目地溝4の
内側壁3、6に2面接着とする場合に、従来の外壁ボー
ド9においては、図4に示すように、テープ状のボンド
ブレーカー7が底壁2への貼着の際に左右にズレて、内
側壁3に沿ってボンドブレーカー7の側縁部が立ち上が
ると、シーリング材8と内側壁3との接着面積が減少し
てしまう。
内側壁3、6に2面接着とする場合に、従来の外壁ボー
ド9においては、図4に示すように、テープ状のボンド
ブレーカー7が底壁2への貼着の際に左右にズレて、内
側壁3に沿ってボンドブレーカー7の側縁部が立ち上が
ると、シーリング材8と内側壁3との接着面積が減少し
てしまう。
【0019】ところが、図1及び図2に示すように、目
地溝4のコーナー部分近傍に凹所5を形成すると、上記
の内側壁3に沿って立ち上がったボンドブレーカー7の
側縁部を図2に示すように凹所5に押し込むことによっ
て、ボンドブレーカー7の目地溝4の内側壁3への被覆
を防止することができるので、上記の接着面積が減少せ
ず、凹所5の内壁によって、かえって増加する場合もあ
る。
地溝4のコーナー部分近傍に凹所5を形成すると、上記
の内側壁3に沿って立ち上がったボンドブレーカー7の
側縁部を図2に示すように凹所5に押し込むことによっ
て、ボンドブレーカー7の目地溝4の内側壁3への被覆
を防止することができるので、上記の接着面積が減少せ
ず、凹所5の内壁によって、かえって増加する場合もあ
る。
【0020】この目地溝4のコーナー部分近傍の凹所5
としては、上記のものの他に、図3に示すようなものが
考えられる。
としては、上記のものの他に、図3に示すようなものが
考えられる。
【0021】図3(イ) に示される凹所5は、目地溝4の
底壁2の内側壁3と交わる部分に設けられた凹溝であ
る。
底壁2の内側壁3と交わる部分に設けられた凹溝であ
る。
【0022】図3(ロ) に示される凹所5は、目地溝4の
内側壁3の底壁2と交わる部分に設けられており、奥に
行くに従って狭くなっている。
内側壁3の底壁2と交わる部分に設けられており、奥に
行くに従って狭くなっている。
【0023】図3(ハ) に示される凹所5は、目地溝4の
内側壁3と底壁2とが交わるコーナー部分に、内側壁3
と底壁2とに亘るように設けられている。
内側壁3と底壁2とが交わるコーナー部分に、内側壁3
と底壁2とに亘るように設けられている。
【0024】凹所5は、上記以外の種々のものが考えら
れ、要は、ボンドブレーカー7の側縁部を押し込めるよ
うなものであればよい。
れ、要は、ボンドブレーカー7の側縁部を押し込めるよ
うなものであればよい。
【0025】また、ボンドブレーカー7が液状のもので
ある場合は、目地溝4の底壁2に液溜りが発生しても、
この液溜りが凹所5に流入するので、ボンドブレーカー
7の目地溝4の内側壁3への被覆が防止されることにな
る。
ある場合は、目地溝4の底壁2に液溜りが発生しても、
この液溜りが凹所5に流入するので、ボンドブレーカー
7の目地溝4の内側壁3への被覆が防止されることにな
る。
【0026】この実施例では、外壁ボード1の片側の側
縁部と目地溝4を設けたが、両側縁部に設けてもよい。
縁部と目地溝4を設けたが、両側縁部に設けてもよい。
【0027】
【効果】この発明に係る外壁ボードは、以上のように構
成されていることにより、ボンドブレーカーの目地溝の
内側壁への被覆を防止することができ、シーリング材と
目地溝の内側壁との接着面積を充分に確保できるので、
薄い外壁ボードであっても、目地のシーリングが剥れ難
くなるという効果がある。
成されていることにより、ボンドブレーカーの目地溝の
内側壁への被覆を防止することができ、シーリング材と
目地溝の内側壁との接着面積を充分に確保できるので、
薄い外壁ボードであっても、目地のシーリングが剥れ難
くなるという効果がある。
【図1】この発明の実施例の外壁ボードを示す斜視図
【図2】同上の外壁ボードの目地のシーリング状態を示
す横断斜視図
す横断斜視図
【図3】同上の外壁ボードの他の態様を示す断面図
【図4】従来の外壁ボードの目地のシーリング状態を示
す断面図
す断面図
1 外壁ボード 2 目地溝の底壁 3 目地溝の内側壁 4 目地溝 5 凹所 6 目地溝の内側壁と対向する内側壁 7 ボンドブレーカー 8 シーリング材 9 従来の外壁ボード
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも一方の側縁部に沿って、表面
側に向く底壁と、端面側に向く内側壁とからなる目地溝
を形成した外壁ボードにおいて、上記内側壁と底壁とが
交わるコーナ部分近傍に、ボンドブレーカー収容凹所を
形成したことを特徴とする外壁ボード。 - 【請求項2】 少なくとも一方の側縁部に沿って、表面
側に向く底壁と、端面側に向く内側壁とからなる目地溝
を形成した外壁ボードを複数枚突き合わせ、突き合わせ
部分の目地溝の底壁にボンドブレーカーを被覆して目地
溝内にシーリング材を充填する外壁ボードの施工方法に
おいて、上記外壁ボードの目地溝の底壁と内側壁とが交
わるコーナー部分近傍に、ボンドブレーカー収容凹所を
形成して、目地溝の底壁を被覆するボンドブレーカーの
目地壁の内側壁への被覆を防止することを特徴とする外
壁ボードの施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3548295A JP2784331B2 (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | 外壁ボード及び外壁ボードの施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3548295A JP2784331B2 (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | 外壁ボード及び外壁ボードの施工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08232431A JPH08232431A (ja) | 1996-09-10 |
JP2784331B2 true JP2784331B2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=12442981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3548295A Expired - Lifetime JP2784331B2 (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | 外壁ボード及び外壁ボードの施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2784331B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4827151B2 (ja) * | 2000-08-25 | 2011-11-30 | 有限会社ゼネックコーポレーション | 外装材および建物の断熱構造 |
CN111021560A (zh) * | 2019-12-13 | 2020-04-17 | 安徽三建工程有限公司 | 一种预制外墙保温与传统结构外墙现贴保温接缝处理结构 |
-
1995
- 1995-02-23 JP JP3548295A patent/JP2784331B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08232431A (ja) | 1996-09-10 |
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