JP2508114Y2 - 粘着剤入りパッキン - Google Patents

粘着剤入りパッキン

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JP2508114Y2
JP2508114Y2 JP6128190U JP6128190U JP2508114Y2 JP 2508114 Y2 JP2508114 Y2 JP 2508114Y2 JP 6128190 U JP6128190 U JP 6128190U JP 6128190 U JP6128190 U JP 6128190U JP 2508114 Y2 JP2508114 Y2 JP 2508114Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、建築物、土木施工物、さらには、車両、船
舶(以下、構造物等)において生じる長尺状の目地等を
閉鎖するために使用される、粘着剤が充填されたパッキ
ンに関する。
従来技術及びその課題 上記のような構造物等には、長尺細溝状空隙を生じる
ことが多く、この空隙を水密・気密に閉鎖することが要
求されるときに、各種パッキン類が使用されている。
その一方法として、第5図に示すように、楔型のゴム
又は合成樹脂等の弾性体からなるパッキン50を空隙に挿
入することが一般に行われているが、このようなパッキ
ン50は、空隙から外れるという危険性があることや、溝
幅が不均一であったり、溝壁wが粗かったりした場合に
その溝に追従しにくいという欠点を有する。
別の方法として、第6図に示されるように、弾性体か
らなるバックアップ材bを空隙底部に埋設し、パッキン
60の上からチオコール(登録商標)等の流動弾性体61を
充填固化せしめることにより、一時的には目的が達成せ
られるが、流動弾性体61が外気に曝されること等による
固化のため、経時的な空隙幅の変化・変形に対応でき
ず、また施工時に空隙の外側等の余分な部分に汚れが生
じ、工程も面倒であり、作業性も悪く、均一な施工を行
いにくい等の欠点を有する。
さらに、実公昭51-37691号や、実公昭51-10014号に
は、パッキンに粘着或いは接着剤(以下、粘着剤等)の
収納部を設け、加圧等の外力の作用で該収納部から粘着
剤等が流出することにより空隙を閉鎖せしめる目地材が
開示されている。しかし、このような目地材によると、
空隙幅の変化等による外力の違いにより粘着剤等の流出
量にバラツキを生じ、最悪の場合、流出部分が一部に集
中して、水密・気密性能を発揮できなくなるという問題
がある。
本考案の目的は、このような空隙を確実に閉鎖し、経
時的な空隙の変化・変形にも追従することのできるパッ
キンを提供することである。
課題を解決するための手段 本考案は、長手方向に直角な断面の略々中央の支柱部
と、該支柱部の両側に突設された各々一対のリップと、
前記支柱部の両側において前記支柱部と前記一対のリッ
プと該リップの先端同士を連結する除去可能な剥離用片
とによって形成された収納部と、該収納部に充填された
粘着剤と、前記剥離用片の裏面に固着された剥離フィル
ムとを有してなる粘着剤入りパッキンにより前記課題を
解決した。
作用 本考案のパッキンは次のようにして空隙に装着され
る。まず、パッキンを空隙の中に押し込むようにして挿
入する。その後、各々の収納部を覆う剥離用片を除去す
る。すると、各々のリップが空隙の壁に弾接するととも
に、収納部に充填されていた粘着剤が壁に向って押し付
けられる。ここで、リップは空隙の壁に弾接しているの
で、粘着剤は外部に漏れることなく、かつ、粘着剤は各
リップにより外気から防護されて空隙の表面に露出する
こともない。
なお、剥離フィルムは、剥離用片が粘着剤から容易に
引き離されるように機能する。
実施例 以下、本考案の実施例を詳細に説明する。
第1図乃至第4図は、本考案の異なる実施例を示すも
のである。第1図及び第2図は第1実施例を、第3図及
び第4図は第2実施例をそれぞれ示している。
第1図において、パッキン10は、パッキン本体12と、
剥離用片13と、これらに囲まれる収納部14に充填された
ブチルゴム等からなる粘着剤15と、剥離用片13と粘着剤
15との境界に介在せしめられた剥離フィルム16とを有し
てなる。
パッキン本体12は、収納部14を両側に構成するため
に、断面が略々エ字状となっており、長手方向に直角な
断面において略々中心の支柱部20と、上縁及び下縁にお
いて両側方に突出する各々が等長のリップ部21,22,23,2
4を有してなる。各々のリップ部の先端と各々の剥離用
片13の先端の間、すなわち、境界部には、V字状凹部18
が設けられており、この部分から剥離用片及13び剥離フ
ィルム16がパッキン本体12のリップ21,22,23,24の先端
から容易に剥離除去される構造となっている。
第2図は第1図のパッキン10を建築用パネルPに組付
けるときの使用方法を示す斜視図である。同図におい
て、一対のパネルP,Pとバックアップ用木片Bとで形成
される空隙Sを閉鎖するようにパッキン10を押し込むよ
うに挿入し、その後、剥離用片13をパッキン本体12から
剥離除去する。剥離フィルム16は剥離用片13とともにパ
ッキン本体12から除去される。すると、粘着剤15は各々
の収納部14から幅方向に押し出され、支柱部20の両側で
空隙Sの溝壁Wに接合する。かくして空隙Sは水密・気
密に密封されることになる。なお、粘着剤15は、空隙S
の形状に追従することができるが、パッキン10の端部か
ら流出しない程度の粘度に調製しておく。
次に、第3図は、本考案による第2実施例のパッキン
を30示す断面図である。同図において、パッキン30は、
パッキン本体32と、剥離用片33と、これらに囲まれる収
納部34に充填されたブチルゴム等からなる粘着剤35と、
剥離用片33と粘着剤35との境界に介在せしめられた剥離
フィルム36とを有してなる。パッキン本体32は、収納部
34を両側に構成するために、長手方向に直角な断面の略
々中心の支柱部40と、中間及び下縁において両側方に突
出する各々が等長のリップ部41,42,43,44を有し、さら
に、支柱部40の上縁に側方に延びるリップ45,46が突設
されている。中間リップ41,42及び下縁リップ部43,44の
先端と各々の剥離用片33の先端の間には、第1実施例と
同様に、V字状凹部38が設けられており、この部分から
剥離用片33及び剥離フィルム36が、パッキン本体32の中
間リップ41,42及び下縁リップ43,44の先端から容易に剥
離除去される構造となっている。
パッキン本体32の支柱部40には、パッキン本体32の収
縮防止、剛性向上を目的として折曲芯金39がインサート
成形されている。
本実施例の場合も、第2図を参照して説明された方法
と同様の方法で構造物等の溝に取り付けることができ、
パネル間の空隙を粘着剤35及び上縁リップ45,46、中間
リップ41,42及び下縁リップ43,44によって密封すること
ができる。また、上縁リップ45,46は、この部分が人目
に触れる側に来るように配置することにより、中間リッ
プ41,42の硬化等による粘着剤35の漏洩があっても、パ
ッキン30の外観を良好に保つ機能がある。
第4図は、第3図の一部拡大断面図である。同図は、
剥離用片33と剥離フィルム36との接合部分の詳細を示し
ている。剥離フィルム36は、剥離用片33と同材質のフィ
ルム36aと、シリコンやテフロン等の剥離性に優れた樹
脂の剥離層36bからなる2重構造になっている。フィル
ム36aと剥離用片33とは、パッキン本体32成形時の溶融
熱により境界部37において一体に溶融接合されている。
考案の効果 本考案によるパッキンは、第1に、リップによる空隙
密封機能と粘着剤による密封機能により、第2に、リッ
プによる粘着剤防護機能により、従来にない水密・気密
性を確保することができる顕著な効果がある。さらに、
本考案のパッキンは、空隙への挿入時において、粘着剤
の周囲が覆われているため、このような挿入時にパッキ
ンの一部を破って粘着剤が漏れ出す恐れもなく、パネル
表面を粘着剤で汚すことを防止することができる。
また、パッキン挿入完了後に剥離用片を除去するよう
にしたため、パッキン挿入中に粘着剤が漏れ出すことが
なく、従って、装着時に、粘着剤がパネル表面に付着す
ることもない。
さらに、本考案によれば、パッキンの梱包時及びパッ
キンの輸送時にも、粘着剤が流出することがない等の顕
著な効果を奏するものである。
なお、請求項2の構成によれば、剥離用片を比較的小
さな力で容易に除去することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例のパッキンの断面図、第2
図は第1図のパッキンを建築用パネルに取付けたときの
使用状態を示す斜視図、第3図は本考案の第2実施例の
パッキンの断面図、第4図は第3図のパッキンの一部拡
大断面図、第5図は従来のパッキンを建築用パネルの溝
に取付けたときの使用状態を示す断面図、第6図は従来
の他のパッキンを建築用パネルの溝に取付けたときの使
用状態を示す断面図である。 10,30……パッキン、12,32……パッキン本体 13,33……剥離用片、14,34……収納部 15,35……粘着剤、16,36……剥離フィルム 18,38……凹部、20,40……支柱部 21,22,23,24,41,42,43,44,45,46……リップ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手方向に直角な断面の略々中央の支柱部
    と、該支柱部の両側に突設された各々一対のリップと、
    前記支柱部の両側において前記支柱部と前記一対のリッ
    プと該リップの先端同士を連結する除去可能な剥離用片
    とによって形成された収納部と、該収納部に充填された
    粘着剤と、前記剥離用片の裏面に固着された剥離フィル
    ムとを有してなる、粘着剤入りパッキン。
  2. 【請求項2】前記一対のリップと剥離用片との境界部に
    凹部が形成されている、請求項1記載の粘着剤入りパッ
    キン。
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