JPS594086Y2 - 壁材接合部の目地構造 - Google Patents

壁材接合部の目地構造

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JPS594086Y2
JPS594086Y2 JP5926679U JP5926679U JPS594086Y2 JP S594086 Y2 JPS594086 Y2 JP S594086Y2 JP 5926679 U JP5926679 U JP 5926679U JP 5926679 U JP5926679 U JP 5926679U JP S594086 Y2 JPS594086 Y2 JP S594086Y2
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JP
Japan
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spacer
wall material
groove
joint
wall
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JP5926679U
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JPS55157906U (ja
Inventor
勝三 落葉
Original Assignee
株式会社クボタ
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は壁体の接合部における目地構造の改良に関する
押出成形壁材は使用に当り上下左右が接合され、その接
合部には油性、ブチル系、ウレタン系、シリコン系のコ
ーキング材を目地として充填し、この部分よりの水分の
浸入を防いでいるが、これらコーキング材は経年にとも
ない収縮し、或いは内部応力によって第4図に示す如く
壁材との剥離Aや亀裂Bを生じ、この部分から浸水が発
生する。
この傾向に対処するため、上記コーキング材のうち比較
的高級なウレタン系や、更に高価なシリコン系コーキン
グ材の使用を余儀なくされた。
併し、これら高級品を用いた場合でも接着力と可撓性が
相ともなわず、完全防水は難しい状態にあった。
本考案は上記欠点を除き、接着力と可撓性を有し、シー
リング剤が長期にわたり亀裂を生じない目地構造を提供
することを目的とする。
上記の目的にかんがみ本考案の目地構造は、壁材の接合
部に形成された目地充填空間部たる溝の底面の溝長さ方
向に沿う中央部に弾性スペーサが介在され、該スペーサ
は溝長さ方向に長く、前記壁材端面との間に間隔が残さ
れる程度に溝幅方向に幅を有し、前記溝上面よりも下方
に没して低い程度に溝深さ方向に高さを有し、前記スペ
ーサに対し接着性がなく、壁材との接着性を備え、可撓
性を有し、かつ、収縮性の少ないシーリング材が前記ス
ペーサを覆うように充填されたことを要旨とする。
以下本考案の一実施例を図面にもとづいて説明する。
第1図示の如く壁材1,2の接合部分はその厚み方向中
央部分に、一方が凹状で他方を凸状とした嵌合部1a、
2aが形成されている。
そして、これら壁材1,2の表面に近い表層部分の接合
対接面1b、2b間には間隙が設けられる。
該間隙は、前記凸状嵌合部2aの壁材表面側で目地充填
空間部3となっている。
この目地充填空間部3の中央部分底部には、断面が壁厚
方向に長く、接着性がなく、弾性のあるゴムなどのスペ
ーサ4を装着する。
そして、前記空間部3の残余の部分には、壁材との接着
性を備え、しかも可撓性があって収縮性の少いエポキシ
樹脂シーリング材5を充填して接合を完了する。
これら両壁材は夫々の接合部に近い部分を釘打ちされて
胴縁6に固定されている。
前記接合部に形成された空間部3は普通断面形状が20
cm X 20 cm程度の大きさに形成され、スペ
−サ4の表面側突端部分におけるシーリング材5の壁厚
方向の厚みtの寸法はシーリング材自体の材質によって
決定される。
このようなコーキング構造によると、壁材1,2の夫々
の接合対接面1b、2bが互に離反する方向に動いたと
しても、この動きは僅かであり、かつ、スペーサとシー
リング材との間には接着力が働かないので、シーリング
材5とその対接面1b。
2bとの間には剥離力が働かず、シーリング材5が各接
合対接面1b、2bから剥離することはない。
また、接合対接面1b、2bが互いに接近する方向に僅
かに動いても、この変位はスペーサの弾性によって吸収
される。
勿論シーリング材5は可撓性を有するための亀裂を生ず
ることもない。
またシーリング剤は、言わばU字状断面部分を持つこと
になるので、加えられた力に対して容易に弾性変形して
、亀裂を生じさせない柔軟性が加わる。
前記スペーサの突端部分先端におけるシーリング材5の
厚みtはシーリング材自体が可撓性の大きいものの場合
には厚く、その逆の材質のものを用いた場合には薄くす
る。
スペーサ4が壁材2と接する部分の幅を第2図示のよう
に空間部3の幅一杯に設定しておくと該スペーサの移動
が制御されるのでシーリング材充填の際位置規制が楽で
ある。
また、第3図示のように接合されるべき壁材の対接面が
厚み方向全体にわたって直平面をなす場合には、両者の
隙間に、目地充填溝の底部を形成する可撓性バックアツ
プ材7を挟持せしめ、それの壁材表面側に目地充填空間
部3を形成し、該バックアツプ材7の表面に弾性スペー
サ4を固着させてもよい。
本考案は以上説明した如く、壁材の接合部に形成された
目地充填空間部の中央部分底部に、弾性スペーサを介在
せしめ、残余の目地充填空間部に壁材と接着性を備え、
スペーサに対しては接着性がなく、かつ可撓性を有し、
収縮性の少いシーリング材を充填したことによりシーリ
ング材と壁との剥離や、シーリング材に亀裂を生ずるこ
ともない。
従って接合部の完全防水が期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す横断面図、第2図は他
の実施例を示す要部横断面図、第3図は更に他の実施例
を示す要部横断面図、第4図は従来構造を示す要部横断
面図である。 1.2・・・・・・壁材、3・・・・・中地充填空間部
、4・・・・・・スペーサ、5・・・・・・シーリング
材、6・・・・・・胴縁、7・・・・・・バックアツプ
材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 壁材の接合部に形成された目地充填空間部たる溝の底面
    の溝長さ方向に沿う中央部に弾性スペーサが介在され、
    該スペーサは溝長さ方向に長く、前記壁材端面との間に
    間隔が残される程度に溝幅方向に幅を有し、前記溝上面
    よりも下方に没して低い程度に溝深さ方向に高さを有し
    、前記スペーサに対し接着性がなく、壁材との接着性を
    備え、可撓性を有し、かつ、収縮性の少ないシーリング
    材が前記スペーサを覆うように充填されたことを特徴と
    する壁材接合部の目地構造。
JP5926679U 1979-05-02 1979-05-02 壁材接合部の目地構造 Expired JPS594086Y2 (ja)

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JP5926679U JPS594086Y2 (ja) 1979-05-02 1979-05-02 壁材接合部の目地構造

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JP5926679U JPS594086Y2 (ja) 1979-05-02 1979-05-02 壁材接合部の目地構造

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Publication Number Publication Date
JPS55157906U JPS55157906U (ja) 1980-11-13
JPS594086Y2 true JPS594086Y2 (ja) 1984-02-06

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ID=29293264

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JPS55157906U (ja) 1980-11-13

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