JP2571195Y2 - カウンター用スペーサー及びシール構造 - Google Patents

カウンター用スペーサー及びシール構造

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JP2571195Y2
JP2571195Y2 JP1357593U JP1357593U JP2571195Y2 JP 2571195 Y2 JP2571195 Y2 JP 2571195Y2 JP 1357593 U JP1357593 U JP 1357593U JP 1357593 U JP1357593 U JP 1357593U JP 2571195 Y2 JP2571195 Y2 JP 2571195Y2
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JP
Japan
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counter
spacer
sealing
filled
construction wall
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JP1357593U
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JPH0662850U (ja
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琢洋 谷川
義浩 南
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株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、カウンターと施工壁面
との間に配置されるカウンター用スペーサー及びシール
構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、カウンター1には、
洗面器2等を取り付けるもの又は取り付けないもの(図
示省略)であって、工場で一定長さL1に成形されて施
工現場へ搬入されるものがある。ところが、施工現場に
は、設置長さL2がカウンター1の長さL1より長いと
きがあり、カウンター1の一方端面1aを施工壁面3a
に当接又は接近させると、カウンター1の他方端面1b
と施工壁面3bとの間に隙間Sが長さL3(L3=L2
−L1)だけできる。そこで、カウンター1は、施工壁
面3bとの間にカウンター用スペーサー4が配置され、
隙間Sの上方を覆うようにしてある。
【0003】上記カウンター用スペーサー4は、図6に
示す如く、接合相手面であるカウンター1の端面側上面
1c及び施工壁面3bとの間に、その接合領域A,Bの
略々全域に亘ってシール材5,5が薄い厚みT(例え
ば、T=1mm程度)で充填され、接合部に隙間ができ
ないようにしてある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、カウンター
1は、使用中の振動等により外力を受けて、施工壁面3
bに対して離接する方向又は上下する方向へ微動するこ
とがある。ところが、シール材5,5は、薄い厚みTで
充填されているため、上記微動に伴い生じる引張方向又
は剪断方向の変形に対してシール材5の弾性変形範囲内
で対処できず、破損することがある。シール材5の破損
は、カウンター用スペーサー4と接合相手面1c,3b
との間に隙間を生じさせ、漏水等の問題を招く。
【0005】そこで、本考案は、上記問題を招かないよ
うに、多少の微動ではシール材が破損しないようにシー
ル材が充填できるカウンター用スペーサーの提供と、多
少の微動ではシール材が破損しないカウンター用スペー
サーのシール構造の提供とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案に係るカウンター
用スペーサー(以下、「本案スペーサー」という)が採
用した手段は、カウンターの端面側上面及び施工壁面に
接合するように配置されるカウンター用スペーサーにお
いて、スペーサーのカウンター側接合部及び施工壁面側
接合部にシール用段部が夫々形成され、これらシール用
段部は、シール材接着面を残して、奥側に軟質で表面剥
離性のあるバックアップ材が充填されていることであ
る。
【0007】本考案に係るカウンター用スペーサーのシ
ール構造(以下、「本案シール構造」という)が採用し
た手段は、接合相手面であるカウンターの端面側上面及
び施工壁面に接合するようにスペーサーが配置され、こ
れら接合する箇所がシール材でシールされたカウンター
用スペーサーのシール構造において、スペーサーのカウ
ンター側接合部及び施工壁面側接合部にシール用段部が
夫々形成され、これらシール用段部の奥側に軟質で表面
剥離性のあるバックアップ材が充填され、これらシール
用段部の入口側にシール材が充填され、前記接合相手面
に対峙するシール用段部形成面と前記接合相手面とに、
これらシール材を夫々接着していることである。
【0008】
【作用】本案スペーサーにあっては、シール用段部にお
けるカウンター側接合面又は施工壁面側接合面からシー
ル材接着面までの高さ寸法を大きくすることができるか
ら、弾性変形範囲内における変形が大きくなるように、
シール材の高さ寸法を大きくした状態で充填することが
可能となる。各シール用段部は、その奥側に軟質で表面
剥離性のあるバックアップ材が充填されているため、シ
ール用段部形成面と接合相手面とに接着する2面接着状
態となるようにシール材を充填することができる。
【0009】本案シール構造にあっては、シール用段部
におけるカウンターの上面又は施工壁面からシール材接
着面までの高さ寸法を大きくすることができるから、充
填されたシール材の弾性変形範囲内における変形を大き
くすることが可能となる。充填されたシール材は、シー
ル用段部の奥側に軟質で表面剥離性のあるバックアップ
材が充填されているため、スペーサーのシール用段部形
成面と接合相手面とに接着する2面接着状態となり、微
動に追従して容易に変形する。
【0010】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて
説明する。 (第1実施例) 図1に示すように、本案スペーサー13は、スペーサー
本体14とバックアップ材16,16とからなる。スペ
ーサー本体14は、目につかない本体裏面側において、
施工壁面3b又はカウンター1に接合金具(図示は省
略)で接合固定される。スペーサー本体14は、合成樹
脂素材等から成形され、カウンター側接合部14a及び
施工壁面側接合部14bに、長手方向へ伸びるシール用
段部17,18が段高さ寸法H(例えば、H=5mm程
度)で形成されている。シール用段部17,18は、シ
ール材接着面17a,18aを残して、奥側にバックア
ップ材16,16が充填されている。このシール材接着
面17a,18aは、後述する接合相手面1c,3b
(図2参照)と対峙するようになっている。
【0011】各バックアップ材16は、軟質の発泡ポリ
エチレン等から肉厚みが2mm程度の帯状に成形され、
後述するシール材15(図2参照)の剪断変形を吸収で
きる適度の弾性変形域と、シール材15と接着しない表
面剥離性とを備えている。バックアップ材16は、スペ
ーサー本体14に対して、自着又は粘着テープを用いて
接合してある。
【0012】本案スペーサー13は、図2に示す如く、
接合相手面であるカウンター1の端面側上面1c及び施
工壁面3bに接合するように配置され、隙間Sの上方を
覆うようにしてある。本案スペーサー13は、シール用
段部17,18の入口側にシール材15,15が充填さ
れている。各シール材15は、変性シリコーン系等から
なり、軟質状態で充填された後に硬化して、シール用段
部形成面であるシール材接着面17a(又は18a)と
接合相手面1c(又は3b)とに2面接着状態で接着す
る。各シール材15は、硬化後にも適度の柔らかさをも
ち、引張・圧縮方向又は剪断方向に変形する。
【0013】前記シール材15,15は、シール用段部
17,18の高さ寸法Hを従来に比べて相当に大きくす
ることができるから、充填硬化後の弾性変形範囲内にお
ける変形を大きくすることが可能となる。また、シール
材15,15は、シール用段部17,18の奥側に充填
されているバックアップ材16,16の剥離性のある表
面と接触しているため、実質的に2面接着状態となって
いる。従って、シール材15,15は、カウンター1の
微動又はスペーサー本体14の微動に追従して引張・圧
縮方向又は剪断方向へ容易に弾性変形することができ、
この微動で破損したり接着部が剥離することはない。
【0014】(第2実施例) 図3は、本案スペーサー及び本案シール構造の第2実施
例を示すものである。本実施例が前記実施例と相違する
所は、本案スペーサー23を形成するスペーサー本体2
4の上面側の適所に、物置き用の凹部24cを形成した
点である。この本実施例における相違点以外の構成は、
前記第1実施例と実質的に同一である。
【0015】
【考案の効果】以上詳述した如く、本案スペーサー及び
本案シール構造は、カウンター等の微動に対するシール
材の変形が容易となるため、漏水等の問題を招くシール
材の破損や接着部の剥離がない実用的効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案スペーサーの第1実施例を示す中間省略し
た斜視図である。
【図2】本案シール構造の第1実施例を示す横断面図で
ある。
【図3】本案スペーサーの第2実施例を示す中間省略し
た斜視図である。
【図4】本案シール構造の第2実施例を示す横断面図で
ある。
【図5】従来のカウンター用スペーサーを配置した状態
を示す斜視図である。
【図6】従来のシール構造を示す横断面図である。
【符号の説明】
1c,3b…接合相手面 13(23)…カウンター用スペーサー 14(24)…スペーサー本体 15…シール材 16…バックアップ材 17,18…シール用段部 17a,18a…シール用段部形成面(シール材接着
面)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カウンターの端面側上面及び施工壁面に接
    合するように配置されるカウンター用スペーサーにおい
    て、スペーサーのカウンター側接合部及び施工壁面側接
    合部にシール用段部が夫々形成され、これらシール用段
    部は、シール材接着面を残して、奥側に軟質で表面剥離
    性のあるバックアップ材が充填されていることを特徴と
    するカウンター用スペーサー。
  2. 【請求項2】接合相手面であるカウンターの端面側上面
    及び施工壁面に接合するようにスペーサーが配置され、
    これら接合する箇所がシール材でシールされたカウンタ
    ー用スペーサーのシール構造において、スペーサーのカ
    ウンター側接合部及び施工壁面側接合部にシール用段部
    が夫々形成され、これらシール用段部の奥側に軟質で表
    面剥離性のあるバックアップ材が充填され、これらシー
    ル用段部の入口側にシール材が充填され、前記接合相手
    面に対峙するシール用段部形成面と前記接合相手面と
    に、これらシール材を夫々接着していることを特徴とす
    るカウンター用スペーサーのシール構造。
JP1357593U 1993-02-12 1993-02-12 カウンター用スペーサー及びシール構造 Expired - Lifetime JP2571195Y2 (ja)

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JPH0662850U JPH0662850U (ja) 1994-09-06
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JPH08299081A (ja) * 1995-05-10 1996-11-19 Toto Ltd カウンターのシール構造

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