JPS6311502Y2 - - Google Patents

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JPS6311502Y2
JPS6311502Y2 JP1982131118U JP13111882U JPS6311502Y2 JP S6311502 Y2 JPS6311502 Y2 JP S6311502Y2 JP 1982131118 U JP1982131118 U JP 1982131118U JP 13111882 U JP13111882 U JP 13111882U JP S6311502 Y2 JPS6311502 Y2 JP S6311502Y2
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JP
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layer
cured
gel
seat plate
resin tank
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JP1982131118U
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JPS5937987U (ja
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  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、樹脂タンクを用いた熱交換器、特に
その樹脂タンクと座板との結合部分の改良に関す
る。
〔従来の技術〕
第1図に例示するように、樹脂タンクaを用い
ている熱交換器bの場合、その樹脂タンクaは外
周縁に形成されている結合壁cをコアdの端部に
固設された座板eの外周縁に形成されている結合
凹溝fに嵌合することによつてコアdに接続設置
されるが、従来ではその嵌合の際、結合壁cの下
面gと結合凹溝fの底面hとの間にO−リングi
を介在設置し、且つ、結合壁c部分と結合凹溝f
部分とを前記O−リングiが圧縮されるようにフ
イキシングjにて締結することによつて、樹脂タ
ンクaと座板eとの間を液洩れのないようにシー
ルしている(例えば実開昭54−28158号公報参
照)。
然し乍ら、通常上記の如く組み付けられる前、
夫々の部品は単体にて取り扱われるために、特に
搬送時等に樹脂タンクaの結合壁cの下面gや座
板eの結合凹溝fの底面hには傷、或いは異物等
が付き易く、又、座板eにあつては通液管kをロ
ー付けする際に結合凹溝fの底面hにローが付着
し易い。このことから、いくらO−リングiにて
シールを施したとしても、前記傷や異物による微
小な隙間が形成されるために、完全に水密性を確
保することは困難であり、液洩れを生ずることが
あつた。加えて、フイキシングjを装着する際に
O−リングiは捩れ、或いは位置ズレを生ずるこ
とが多く、この場合にも上記と同様に液洩れの原
因となる。これらの液洩れが生ずるのは特に使用
時の温度,振動圧力の状況変化による。
そこで、O−リングに代えて液体状から固体状
に変態する密封材を座板の周囲に形成した結合凹
溝に充填し、この密封材を介在させてタンクと座
板とを結合する熱交換器が提案されている(実開
昭52−152927号公報参照)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
然し、この公知例では、タンクと座板とを結合
する際に、密封材は硬化していないため、密封材
が逃げないように結合しなければならない。密封
材が逃げると、密封材層が薄く、弾力性の乏しい
ものとなり、冷却液の洩れが発生する虞がある。
そのため、タンクと座板との結合に大きな力を必
要とする。
又、密封材は、タンクと座板とを結合した状態
で硬化させるため、弾力性が乏しい。更に、上記
公知例に於て、密封材を硬化した後にカシメる
と、硬化材の表面、即ちタンクとの接合面に凹凸
ができ、十分なシール性が保てないという不具合
がある。
〔考案の目的〕
本考案は斯かる従来の問題点を解決するために
為されたもので、その目的は、弾力性のあるシー
ル材層を形成した状態でタンクと座板との組付け
を可能にすると共に、確実なシール性を得ること
ができる樹脂タンクを用いた熱交換器を提供する
ものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係る樹脂タンクを用いた熱交換器は、
樹脂タンクの外周縁に形成されている結合壁の下
面と座板の外周縁に形成されている結合凹溝の底
面との間に、底面側に位置してゲル状にて収容後
硬化される常温又は加熱弾性接着剤の硬化層と、
この硬化層上に位置して締結後硬化される常温又
は加熱弾性接着剤のゲル状層を設けると共に、前
記結合壁部と結合凹溝部を前記硬化層を圧縮する
フイキシングにて締結するようにしたものであ
る。
〔考案の作用〕
本考案に於ては、先ず、座板の外周縁に形成さ
れている結合凹溝の底面上に、収容後硬化される
常温又は加熱弾性接着剤をゲル状にて収容した
後、硬化させて硬化層を形成する。次いで、この
硬化層上に前記常温又は加熱弾性接着剤をゲル状
で収容する。そして、このゲル状層が硬化する前
に、樹脂タンクの外周縁に形成されている結合壁
の下面を、上記ゲル状層上に載置し、フイキシン
グにて前記結合壁部を押圧することによつて前記
硬化層を圧縮して締結すると共に、ゲル状層が硬
化層と結合壁の下面とを接着してシールする。
〔考案の実施例〕
以下、本考案を自動車用ラジエータに適用した
場合の実施例について第2図に基づき説明する。
尚、ここで示す自動車用ラジエータは考案の要部
である樹脂タンクと座板との結合部分を除き、他
の構造は従来構造と同様とされている。又、ここ
ではアツパ・タンク側について説明するが、ロ
ワ・タンク側も同様に構成される。
座板1の結合凹溝2の底面3上にゲル状にて収
容後硬化される常温又は加熱弾性接着剤の硬化層
4を設け(第3図参照)、この硬化層4上に締結
後硬化される常温又は加熱弾性接着剤のゲル状層
5を設け(第4図参照)、このゲル状層5上にア
ツパ・タンク6の結合壁7を嵌合させ(第5図参
照)、結合壁7部分及び結合凹溝2部分をフイキ
シング8にて締結している。
前記常温又は加熱弾性接着剤としては、例えば
シリコン・ゴム等が用いられる。そして、硬化層
4及びゲル状層5は何れも塗布によつて結合凹溝
2の巾全体に亘つて形成され、且つ硬化層4は厚
く、ゲル状層5は薄く構成されている。
本実施例は、このような構造とされているの
で、座板1の結合凹溝2の底面3とアツパ・タン
ク6の結合壁7の下面9との間は、硬化層4及び
ゲル状層5によつてシールされる。この際、座板
1の結合凹溝2の底面3と硬化層4は接着され、
硬化層4と下面9はゲル状層5にて接着されると
同時にフイキシング8の作用で硬化層4は圧縮さ
れ、シール性を最大限高める。底面3と硬化層4
は、硬化層4がゲル状にある時接着される。
従つて、本実施例に於ては、実開昭52−152927
号公報に開示されている考案のように、ゲル状の
密封材が硬化する前にタンクと座板とを結合する
という技術ではなく、シール部材を構成する硬化
層を一端形成し後に、この硬化層上にゲル状層を
介してタンクと座板とを接着するものであるか
ら、シール部材を構成する硬化層がフイキシング
による締結時に逃げて薄くなるとか、弾力性が乏
しくなる等の不具合が解消される。
更に、本考案は、例えば、第6図に示すように
結合壁7の下面9の中央部分に小突起10を設け
ると硬化層4の圧縮力が高められる。尚、小突起
10は結合凹溝2の底面3に設けても同様の作用
が果たせる。
尚、図中11は座板1とロー付け固定されてい
る、ラジエータ・コア12のウオータ・チユーブ
である。
〔考案の効果〕
以上要するに、本考案に係る樹脂タンクを用い
た熱交換器は、樹脂タンクの外周縁に形成されて
いる結合壁の下面と座板の外周縁に形成されてい
る結合凹溝の底面との間に、底面側に位置してゲ
ル状にて収容後硬化される常温又は加熱弾性接着
剤の硬化層と、この硬化層上に位置して締結後硬
化される常温又は加熱弾性接着剤のゲル状層を設
けると共に、前記結合壁部と結合凹溝部を前記硬
化層を圧縮するフイキシングにて締結するように
したものであるから、実開昭52−152927号公報に
開示される考案のように硬化層を組付け時に薄く
するとか、弾力性を乏しくする等の不具合がなく
なり、通常のフイキシングによる締付けで形成で
きる。又、樹脂タンクの結合壁の下面と座板の結
合凹溝の底面との間は、前記結合凹溝の底面と接
着される硬化層とこの硬化層と結合壁の下面とを
接着するゲル状層によつてシールされ、而もその
硬化層はフイキシングによつて圧縮されるので、
たとえ結合凹溝の底面、結合壁の下面に傷や異物
が付いたとしても上記のような硬化層とゲル状層
の接着によつて微小な隙間が埋められるため、高
水密のシールが為され液洩れは完全に解消され
る。又、前記硬化層及びゲル状層は塗布によつて
形成され、O−リングのような捩れや位置ズレを
生ずることがないので、結合作業が簡単且つ容易
となるし、シール部分は接着及び圧縮されている
ことから耐圧強度が著しく高い。加えて、シール
部は常温又は加熱弾性接着剤によつて構成されて
いるので、従来のO−リングによるシールに比し
低コストで実施することが可能となり、且つ、ゲ
ル状層を硬化する前に移動・搬送する場合であつ
ても圧縮されている硬化層によつて安定した結合
状態が維持できる等の実益を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来構造の樹脂タンクを用いた熱交換
器を示す要部縦断面図、第2図は本考案の要部縦
断面図、第3図〜第5図は夫々同シール部の形成
工程を説明する縦断面図、第6図は同変形の要部
縦断面図である。 図に於て、1……座板、2……結合凹溝、3…
…底面、4……硬化層、5……ゲル状層、6……
アツパ・タンク、7……結合壁、8……フイキシ
ング、9……下面、10……小突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 樹脂タンクの外周縁に形成されている結合壁
    の下面と座板の外周縁に形成されている結合凹
    溝の底面との間に、底面側に位置してゲル状に
    て収容後硬化される常温又は加熱弾性接着剤の
    硬化層と、この硬化層上に位置して締結後硬化
    される常温又は加熱弾性接着剤のゲル状層を設
    けると共に、前記結合壁部と結合凹溝部を前記
    硬化層を圧縮するフイキシングにて締結するよ
    うにしたことを特徴とする樹脂タンクを用いた
    熱交換器。 (2) 結合壁の下面及び結合凹溝の底面には加圧用
    小突起が設けられている実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の樹脂タンクを用いた熱交換器。
JP13111882U 1982-08-30 1982-08-30 樹脂タンクを用いた熱交換器 Granted JPS5937987U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13111882U JPS5937987U (ja) 1982-08-30 1982-08-30 樹脂タンクを用いた熱交換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13111882U JPS5937987U (ja) 1982-08-30 1982-08-30 樹脂タンクを用いた熱交換器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5937987U JPS5937987U (ja) 1984-03-10
JPS6311502Y2 true JPS6311502Y2 (ja) 1988-04-04

Family

ID=30296534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13111882U Granted JPS5937987U (ja) 1982-08-30 1982-08-30 樹脂タンクを用いた熱交換器

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JP (1) JPS5937987U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52152927U (ja) * 1976-05-14 1977-11-19

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5937987U (ja) 1984-03-10

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