JPH06215908A - チップ型サーミスタ及びその製造方法 - Google Patents

チップ型サーミスタ及びその製造方法

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JPH06215908A
JPH06215908A JP5141682A JP14168293A JPH06215908A JP H06215908 A JPH06215908 A JP H06215908A JP 5141682 A JP5141682 A JP 5141682A JP 14168293 A JP14168293 A JP 14168293A JP H06215908 A JPH06215908 A JP H06215908A
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Yoshinori Fujimoto
義典 藤本
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 電極間のはんだブリッジがなく、はんだ耐熱
性とはんだ付着性に優れ、電極のめっき処理による抵抗
値の変化がなく、熱的ストレスに起因した引張応力に対
する強度が高いチップ型サーミスタを容易にかつ安価に
製造する。 【構成】 6面体からなるチップ状サーミスタ素体11
の下面の相対向する2つの端縁に沿って間隔をあけて一
対の端子電極12,12が設けられ、サーミスタ素体1
1の上面全体に上面絶縁層14とが設けられる。下面の
一対の電極12,12間に下面絶縁層を設けることもで
きる。上面絶縁層14の代わりにサーミスタ素体11の
上面の相対向する2つの端縁に沿って間隔をあけて一対
の端子電極を設けることもできる。上面絶縁層14の代
わりにサーミスタ素体11の上面の相対向する2つの端
縁に沿って間隔をあけて一対の端子電極を設け、電極間
に上面絶縁層を設けることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント回路基板等に
表面実装されるチップ型サーミスタ及びその製造方法に
関する。更に詳しくは電子機器の温度補償用サーミスタ
や表面温度測定用センサに適し、温度上昇に従って抵抗
値が減少するチップ型サーミスタ及びその製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のチップ型サーミスタは、
サーミスタ素体の両端部に銀−パラジウムを主成分とす
る電極が焼付けられている。電極成分に銀の他にパラジ
ウムを含有する理由は、基板にチップ型サーミスタをは
んだ付けする際に、銀がはんだ中に溶出して消失するこ
とを防止し、電極のはんだ耐熱性を得るためである。
【0003】しかし、パラジウムの含有量を増加すると
電極のはんだ付着性が低下して基板へのチップ型サーミ
スタの固着力が弱くなるため、パラジウムの含有量には
一定の限界があった。このため電極のはんだ付けが高温
で長時間行われる場合には、従来のチップ型サーミスタ
はなおはんだ耐熱性が不十分であった。はんだ耐熱性と
はんだ付着性を向上させるために、チップ型コンデンサ
と同様に、焼付け電極である下地電極の表面にめっき層
を設けることが考えられるが、サーミスタ素体はコンデ
ンサ素体と異なり導電性を有するため、このサーミスタ
素体を露出したままめっき処理した場合、素体表面にめ
っきが付着してサーミスタの抵抗値が所期の値と異な
り、しかもサーミスタ素体がめっき液で浸食されてサー
ミスタの信頼性が低下する等の不具合を生じる。
【0004】この点を改善するため、本出願人は焼付け
電極層が接触する部分以外のサーミスタ素体の表面をガ
ラス層で被覆し、焼付け電極層の表面にめっき層を形成
したチップ型サーミスタを特許出願した(特開平3−2
50603)。このチップ型サーミスタは、次の方法に
より製造される。先ずサーミスタ素体用のセラミック焼
結シートの両面にガラスペーストを印刷して焼成するこ
とにより絶縁性のガラス層を形成する。次いで両面がガ
ラス層で被覆された焼結シートを短冊状に切断した後、
両側の切断面に前述と同様にガラスペーストを印刷焼成
してガラス層を形成する。次に前記切断面と垂直な方向
にこの短冊状物を細かく切断してチップを作る。このチ
ップの切断面を包むようにチップの両端部に導電性ペー
ストを塗布し、焼成して焼付け電極層を形成する。更に
この焼付け電極層を下地電極としてこの表面にめっき層
を形成して焼付け電極層とめっき層からなる端子電極を
有するチップ型サーミスタを得る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記チップ型
サーミスタを含め、一般にチップ状サーミスタ素体の両
側面に端子電極を設ける構造のチップ型サーミスタは、
プリント回路基板に表面実装した後の熱的ストレスによ
る引張応力が加わったときにクラックを生じ易い。そし
てクラックが発生するとサーミスタとしての特性が変化
する。また上記製造方法では、ガラス層の被覆を2回に
分けて行う必要がある上、チップになった後に、その両
端部に導電性ペーストを塗布したり、めっき層を形成し
たりする必要がある。このため、チップにした後の取扱
いに多大の注意を払わなければならない。これらのこと
から製造工程が複雑化し、必然的に製造コストが高価に
なる問題点があった。
【0006】本発明の目的は、電極間にはんだブリッジ
が発生せず、はんだ耐熱性及びはんだ付着性に優れ、電
極のめっき処理による抵抗値の変化がなく、信頼性の高
いチップ型サーミスタを提供することにある。本発明の
別の目的は、熱的ストレスに起因した引張応力に対する
強度が高いチップ型サーミスタを提供することにある。
本発明の別の目的は、表裏の方向性がなく、基板実装前
の作業を容易にするチップ型サーミスタを提供すること
にある。本発明の更に別の目的は、上記優れたチップ型
サーミスタを比較的容易にかつ安価に製造できるチップ
型サーミスタの製造方法を提供することにある。
【0007】
【問題点を解決するための手段】図1〜図3に示すよう
に、本発明の第1のチップ型サーミスタ10は、6面体
からなるチップ状サーミスタ素体11と、このサーミス
タ素体11の下面の相対向する2つの端縁に沿って間隔
をあけて設けられた一対の端子電極12,12と、この
サーミスタ素体11の上面全体に設けられた上面絶縁層
14とを備えたものである。図4〜図6に示すように、
本発明の第2のチップ型サーミスタ20は、第1のチッ
プ型サーミスタ10のサーミスタ素体11の下面の一対
の端子電極12,12間に下面絶縁層13を設けたもの
である。
【0008】図7に示すように、本発明の第3のチップ
型サーミスタ30は、第1のチップ型サーミスタ10に
おいて、サーミスタ素体11の上面絶縁層14の代わり
に、サーミスタ素体11の上面の相対向する2つの端縁
に沿って間隔をあけて一対の端子電極32,32を設け
たものである。図8に示すように、本発明の第4のチッ
プ型サーミスタ40は、第2のチップ型サーミスタ20
において、サーミスタ素体11の上面絶縁層14の代わ
りに、サーミスタ素体11の上面の相対向する2つの端
縁に沿って間隔をあけて一対の端子電極42,42を設
け、これらの端子電極42,42間に上面絶縁層44を
設けたものである。なお、図1、図4、図7及び図8に
示すように、端子電極12,32,42は貴金属を含む
下地電極16,36,46と、この下地電極16,3
6,46の表面に形成されたNiめっき層17a,37
a,47aと、このNiめっき層17a,37a,47
aの表面に形成されたSn又はSn/Pbめっき層17
b,37b,47bとを備えることが好ましい。
【0009】また、本発明の第1のチップ型サーミスタ
10の製造方法は、図9に示すサーミスタ素体用セラミ
ック焼結シート21の片面全体に下地電極16を形成し
(図10及び図11)、焼結シート21の別の片面全体
に絶縁性ペーストを塗布した後、この焼結シート21を
焼成して絶縁層14を形成し(図12)、下地電極16
の表面にNiめっき層17a及びSn又はSn/Pbめ
っき層17bをこの順に形成し(図1及び図12)、こ
の下地電極16とめっき層17からなる電極面をスリッ
ト状に研削して多数列の電極を焼結シート21の片面に
形成し(図13)、この焼結シート21を2列の電極ず
つ各電極が端縁に位置するように短冊状に切断し(図1
4)、短冊状サーミスタ素体22をその切断面と垂直な
方向でチップ状に切断してチップ型サーミスタ10を得
る(図15)方法である。
【0010】また、本発明の第2のチップ型サーミスタ
20の製造方法は、図9に示すサーミスタ素体用セラミ
ック焼結シート21の片面に多数列の下地電極16を形
成し(図16及び図17)、下地電極16を露出しかつ
これらの下地電極間を埋めるように焼結シート21の片
面に絶縁性ペーストを塗布し、焼結シート21の別の片
面全体に絶縁性ペーストを塗布した後、この焼結シート
21を焼成して絶縁層13,14を形成し(図18)、
露出した下地電極16の表面にNiめっき層17a及び
Sn又はSn/Pbめっき層17bをこの順に形成して
下地電極16とめっき層17からなる多数列の電極を焼
結シート上に形成し(図4及び図19)、この焼結シー
ト21を2列の電極ずつ各電極が端縁に位置するように
短冊状に切断し(図20)、短冊状サーミスタ素体22
をその切断面と垂直な方向でチップ状に切断してチップ
型サーミスタ20を得る(図21)方法である。
【0011】また、本発明の第3のチップ型サーミスタ
30の製造方法は、図9に示すサーミスタ素体用セラミ
ック焼結シート21の両面に下地電極16及び36を形
成し(図31)、これらの下地電極16,36の表面に
Niめっき層17a,37a及びSn又はSn/Pbめ
っき層17b,37bをこの順にそれぞれ形成して下地
電極16,36とめっき層17,37からなる電極を焼
結シートの両面に形成し(図7及び図32)、以下、図
示しないが、図13及び図14と同じ方法で焼結シート
の両面に形成した下地電極16,36とめっき層17,
37からなる電極面をそれぞれスリット状に研削して多
数列の電極を焼結シート21の両面に相対向するように
形成し、この焼結シートを2列の電極ずつ各電極が端縁
に位置するように短冊状に切断し、短冊状サーミスタ素
体をその切断面と垂直な方向でチップ状に切断してチッ
プ型サーミスタ30を得る方法である。
【0012】更に、本発明の第4のチップ型サーミスタ
40の製造方法は、図9に示すサーミスタ素体用セラミ
ック焼結シート21の両面に互いに相対向するように多
数列の下地電極16及び46を形成し(図33)、これ
らの下地電極16,46を露出しかつこれらの下地電極
間を埋めるように焼結シート21の両面に絶縁性ペース
トを塗布した後、この焼結シート21を焼成して絶縁層
13,44を形成し(図34)、以下、図示しないが、
図19と同じ方法で露出した下地電極16,46の表面
にNiめっき層17a,47a及びSn又はSn/Pb
めっき層17b,47bをこの順にそれぞれ形成して下
地電極16,46とめっき層17,47からなる多数列
の電極を焼結シートの両面に形成し、この焼結シートを
2列の電極ずつ各電極が端縁に位置するように短冊状に
切断し、短冊状サーミスタ素体をその切断面と垂直な方
向でチップ状に切断してチップ型サーミスタ40を得る
方法である。
【0013】以下、本発明を詳述する。 (A) 第1のチップ型サーミスタ10の製造について: (1) セラミック焼結シートの作製 図9に示すように、サーミスタ素体用セラミック焼結シ
ート21を用意する。この焼結シート21は次の方法に
より作られる。先ずMn,Fe,Co,Ni,Cu,A
l等の金属の酸化物粉末を1種又は2種以上混合する。
2種以上混合するときは、所定の金属原子比になるよう
に各金属酸化物を秤量する。この混合物を仮焼し粉砕
し、有機結合材を加え混合して直方体に成形した後、焼
成してセラミック焼結ブロック(図示せず)を作製す
る。次いでこのブロックをバンドソーを用いてウエハ状
に切断し、図9に示す焼結シート21を得る。なお、金
属酸化物の混合物を仮焼し粉砕した後、有機結合材と溶
剤を加え混練してスラリーを調製し、このスラリーをド
クターブレード法等により成膜乾燥してグリーンシート
を成形し、これを焼成し焼結シート21を得てもよい。
【0014】(2) 下地電極の形成 次に、図10に示すように、焼結シート21の片面全体
に貴金属粉末と無機結合材を含む導電性ペーストを塗布
して焼成する。図11は図10のF部拡大図である。こ
の塗布は導電性ペーストを均一に印刷する印刷法による
ことが好ましい。貴金属粉末を例示すれば、Ag,A
u,Pd,Pt等の貴金属、又はこれらを混合した粉末
が挙げられる。この焼成により下地電極16が焼結シー
ト21の片面全体に形成される。なお、導電性ペースト
を印刷法により塗布し、これを焼成して焼付け電極層の
下地電極を形成する以外に、焼結シート21の片面に溶
射法により下地電極を形成することもできる。
【0015】(3) 絶縁層の形成 図12に示すように、焼結シート21の下地電極16が
設けられない片面全体に絶縁性ペーストが塗布される。
この塗布も印刷法によることが好ましい。絶縁性ペース
トはガラスペースト又は樹脂ペーストである。ガラスペ
ーストに含まれるガラス成分又は樹脂ペーストに含まれ
る樹脂は耐めっき性があることが必要である。ガラス成
分は結晶質であっても非結晶質であってもよい。また樹
脂としてはエポキシ樹脂のような熱硬化性樹脂が例示さ
れる。この絶縁性ペーストを塗布した後、焼結シート2
1を熱処理して、10〜20μm程度の厚さのガラス層
又は樹脂層からなる絶縁層14が形成される。この絶縁
層14がガラス層の場合には、ガラス層14はその熱膨
張係数がサーミスタ素体用焼結シート21の熱膨張係数
の40%以上100%以下であることが好ましい。熱膨
張係数がこの範囲内にあると、ガラス層がない場合に比
較してサーミスタ10の抗折強度が増加する。
【0016】抗折強度とは、間隔を設けて配置された2
つの台にチップ型サーミスタの両端を置き、チップ型サ
ーミスタの中央部に応力を加えたときの破壊強度をい
う。これは、チップ型サーミスタをプリント回路基板に
表面実装したときのはんだ等による熱や実装後の熱サイ
クルによって生じる応力歪み(熱的ストレス)にどれだ
け耐えることができるかの目安となる。本発明のガラス
層を有するサーミスタ10の抗折強度が増加するのは、
サーミスタ素体表面のガラス層に圧縮応力が残留するた
めと考えられる。即ち、製造時に熱膨張していたサーミ
スタ素体11とガラス層14が冷えると、熱膨張係数の
大きなサーミスタ素体の方が縮み方が大きく、ガラス層
が圧縮された状態となる。この状態のサーミスタ10に
折曲げ力を加えると、折曲げの内側には圧縮応力が生
じ、外側には引張応力が生じる。サーミスタ素体とガラ
ス層は、ともに圧縮応力に強く引張応力に弱い特徴があ
る。このため、予めガラス層により圧縮応力を与えてお
くと、ガラス層がない場合に比べて、折曲げ力を加えた
ときにその曲げの外側の引張応力に対してクラックが生
じにくくなる。樹脂層はサーミスタの抗折強度を高める
作用はないが、ガラス層と比べて低い熱処理温度で硬化
して形成できる利点がある。
【0017】(4) めっき層の形成 図1及び図12に示すように、下地電極16の表面にめ
っき層17を設けて、下地電極16及びめっき層17に
より電極を作ることが好ましい。めっき層17はNiめ
っき層17a及びSn又はSn/Pbめっき層17bを
この順に形成する。これらのめっき層は電解めっきによ
り形成される。めっき浴はNi,Sn又はSn/Pbと
もそれぞれ公知のものを使用する。めっき層を二重構造
にするのは、Niめっき層17aによりはんだ耐熱性を
向上させはんだによる下地電極16の電極食われを防止
するためであり、Sn又はSn/Pbめっき層17bに
より端子電極12のはんだ付着性を向上するためであ
る。
【0018】(5) 多数列の電極の形成 図12及び図13に示すように、ダイヤモンドブレード
付き切断機のようなダイシングソーを用いて符号B部分
の下地電極16及びめっき層17からなる電極面をスリ
ット状に研削して多数列の電極を焼結シート21の片面
に形成する。この研削により多数列の電極の間には凹条
15が形成される。この凹条15が最終製品のチップ型
サーミスタ10の端子電極間のギャップとなる。
【0019】(6) 短冊状サーミスタ素体の形成 図13及び図14に示すように、矢印Mの箇所で凹条1
5を形成した焼結シート21を2列の電極ずつ各電極が
端縁に位置するように上記ダイシングソーで短冊状に切
断し、短冊状サーミスタ素体22を得る。
【0020】(7) チップ型サーミスタの作製 図14及び図15に示すように、上記ダイシングソーを
用いて矢印Nの箇所で短冊状サーミスタ素体22の切断
面と垂直な方向でチップ状に切断してチップ型サーミス
タ10を得る。図15で得られたチップ型サーミスタ1
0を裏返せば、図1及び図3のチップ型サーミスタとな
る。
【0021】(B) 第2のチップ型サーミスタ20の製造
について: (1) セラミック焼結シートの作製と下地電極の形成 第1のチップ型サーミスタ10のセラミック焼結シート
と同じ製法でセラミック焼結シート21を作製する。次
に、図16に示すように、焼結シート21の片面に貴金
属粉末と無機結合材を含む導電性ペーストを縞状に塗布
して焼成する。図17は図16のF部拡大図である。こ
の塗布は所定の縞状パターンを焼結シート21に重ね合
せて導電性ペーストを印刷する印刷法によることが好ま
しい。導電性ペーストは第1のチップ型サーミスタ10
のそれと同じである。この焼成により、多数列の下地電
極16が形成される。ここで、焼結シート21の一方の
端縁に多数列の下地電極16すべてに接続するめっき用
電極層16a(図16)を形成しておくことが好まし
い。なお、導電性ペーストを印刷法により塗布し、これ
を焼成して焼付け電極層の下地電極を形成する以外に、
焼結シート21の片面に所定の縞状パターンを重ね合せ
て溶射法により下地電極を形成することもできる。
【0022】(2) 絶縁層の形成 図18に示すように、焼結シート21の両面にそれぞれ
同一の絶縁性ペーストを塗布する。この絶縁性ペースト
は第1のチップ型サーミスタ10の絶縁性ペーストと同
じであって、ガラスペースト又は樹脂ペーストである。
下地電極16が設けられた片面では、下地電極16を露
出しかつこれらの電極間を埋めるように絶縁性ペースト
がやはり縞状に塗布される。めっき用電極層16aがあ
る場合には、この電極層16aも露出される。下地電極
16が設けられない片面では絶縁性ペーストがシート全
体に塗布される。シート両面への絶縁性ペーストの塗布
は印刷法によることが好ましい。。この絶縁性ペースト
を塗布した後、焼結シート21を熱処理して、10〜2
0μm程度の厚さのガラス層又は樹脂層からなる絶縁層
13,14が形成される。絶縁層13,14がガラス層
の場合、ガラス層の熱膨張係数は第1のチップ型サーミ
スタ10のガラス層と同じ理由でサーミスタ素体用焼結
シート21の熱膨張係数の40%以上100%以下であ
ることが好ましい。
【0023】(3) めっき層の形成 図4及び図19に示すように、露出した下地電極16の
表面にめっき層17を設けて、下地電極16及びめっき
層17により多数列の電極を作ることが好ましい。めっ
き層17はNiめっき層17a及びSn又はSn/Pb
めっき層17bをこの順に形成する。これらのめっき層
は第1のチップ型サーミスタ10のめっき層と同様に形
成される。
【0024】(4) 短冊状サーミスタ素体の形成 図19及び図20に示すように、矢印Mの箇所でめっき
層17を形成した焼結シート21を2列の電極ずつ各電
極が端縁に位置するようにダイヤモンドブレード付き切
断機のようなダイシングソーで短冊状に切断し、短冊状
サーミスタ素体22を得る。
【0025】(5) チップ型サーミスタの作製 図20及び図21に示すように、上記ダイシングソーを
用いて矢印Nの箇所で短冊状サーミスタ素体22の切断
面と垂直な方向でチップ状に切断してチップ型サーミス
タ20を得る。図21で得られたチップ型サーミスタ2
0を裏返せば、図4及び図6のチップ型サーミスタとな
る。
【0026】(6) その他の構造の第2のチップ型サーミ
スタの作製 図22に示すように、焼結シート21の片面に下地電極
26を多数歯状に形成する。この電極層26は1つの単
位が電極部26aと接続部26bからなる。上述しため
っき層を形成した後に、図23の破線Rに示すように焼
結シート21を切断すると、図25〜図27に示すチッ
プ型サーミスタ28が得られる。このサーミスタ28は
電極層26の露出部分がサーミスタ20と比べて少な
く、イオン移動の影響を受けにくくなる。また図24の
破線Sに示すように焼結シート21を切断すると、図2
8〜図30に示すチップ型サーミスタ29が得られる。
このサーミスタ29は電極層26の露出部分がないた
め、イオン移動の影響をほとんど受けない。ただし、図
24の接続部26bが連なる符号Tに示す部分は破棄さ
れる。図25〜図30において、図5及び図6と同一符
号は同一構成部位を示す。
【0027】(C) 第3のチップ型サーミスタ30の製造
について: (1) セラミック焼結シートの作製と下地電極の形成 第1のチップ型サーミスタ10のセラミック焼結シート
と同じ製法でセラミック焼結シート21を作製する。次
に、図31に示すように、焼結シート21の両面に第1
のチップ型サーミスタ10の導電性ペーストと同じ導電
性ペーストを同様に塗布して焼成する。この焼成により
焼結シート21の両面に下地電極16及び36が形成さ
れる。
【0028】(2) めっき層の形成 図7及び図32に示すように、下地電極16及び36の
各表面にめっき層17及び37を設けて、下地電極16
及びめっき層17と下地電極36及びめっき層37によ
り電極を作ることが好ましい。めっき層17,37はN
iめっき層17a,37a及びSn又はSn/Pbめっ
き層17b,37bをこの順に形成する。これらのめっ
き層は第1のチップ型サーミスタ10のめっき層と同様
に形成される。
【0029】(3) 多数列の電極、短冊状サーミスタ素体
及びチップ型サーミスタの形成 図32の符号B部分の下地電極16及びめっき層17と
下地電極36及びめっき層37を第1のチップ型サーミ
スタ10の電極形成と同様にスリット状に研削して多数
列の電極を焼結シート21の両面に相対向するように形
成する。この研削により図示しないが多数列の電極の間
には図13と同じ方法で両面に凹条が形成される。この
凹条が最終製品のチップ型サーミスタ30の端子電極間
のギャップとなる。図13及び図14と同じ方法で凹条
を形成した焼結シート21を2列の電極ずつ各電極が端
縁に位置するように短冊状に切断し、短冊状サーミスタ
素体を得る。この短冊状サーミスタ素体の切断面と垂直
な方向でチップ状に切断して図7に示すチップ型サーミ
スタ30を得る。このサーミスタ30は表裏同形であ
る。
【0030】(D) 第4のチップ型サーミスタ40の製造
について: (1) セラミック焼結シートの作製と下地電極の形成 第1のチップ型サーミスタ10のセラミック焼結シート
と同じ製法でセラミック焼結シート21を作製する。次
に、図33に示すように、焼結シート21の両面に第1
のチップ型サーミスタ10の導電性ペーストと同じ導電
性ペーストを縞状に塗布する。この縞は焼結シート21
の両面で互いに相対向するように塗布され、その後焼成
される。この焼成により焼結シート21の両面に互いに
相対向した下地電極16及び46が形成される。
【0031】(2) 絶縁層の形成 図34に示すように、焼結シート21の両面にそれぞれ
同一の絶縁性ペーストを第2のチップ型サーミスタ20
の場合と同様に塗布する。この絶縁性ペーストは第1の
チップ型サーミスタ10の絶縁性ペーストと同じであっ
て、ガラスペースト又は樹脂ペーストである。下地電極
16が設けられた片面では、下地電極16を露出しかつ
これらの電極間を埋めるように、また下地電極46が設
けられた片面では、下地電極46を露出しかつこれらの
電極間を埋めるように絶縁性ペーストがそれぞれ縞状に
塗布される。図16に示しためっき用電極層16aと同
様のめっき用電極層(図示せず)がシート両面にある場
合には、これらのめっき用電極層も露出される。絶縁性
ペーストを塗布した後、焼結シート21を熱処理して、
10〜20μm程度の厚さのガラス層又は樹脂層からな
る絶縁層13,44が形成される。絶縁層13,44が
ガラス層の場合、ガラス層の熱膨張係数は第1のチップ
型サーミスタ10のガラス層と同じ理由でサーミスタ素
体用焼結シート21の熱膨張係数の40%以上100%
以下であることが好ましい。
【0032】(2) めっき層の形成 図19で示した第2のチップ型サーミスタ20の電極形
成と同様に、下地電極16及び46の各表面にめっき層
17及び47を設けて、下地電極16及びめっき層17
と下地電極46及びめっき層47により多数列の電極を
作ることが好ましい。図8に示すように、めっき層1
7,47はNiめっき層17a,47a及びSn又はS
n/Pbめっき層17b,47bをこの順に形成する。
これらのめっき層は第2のチップ型サーミスタ20のめ
っき層と同様に形成される。
【0033】(3) 短冊状サーミスタ素体及びチップ型サ
ーミスタの形成 図19及び図20で示した第2のチップ型サーミスタ2
0の電極形成と同様にめっき層17及び47を形成した
焼結シート21を2列の電極ずつ各電極が端縁に位置す
るように短冊状に切断し、短冊状サーミスタ素体を得
る。この短冊状サーミスタ素体の切断面と垂直な方向で
チップ状に切断して図8に示すチップ型サーミスタ40
を得る。このサーミスタ40も表裏同形である。
【0034】(E) 絶縁性被膜付きチップ型サーミスタの
作製 図36及び図37に示すように、第1のチップ型サーミ
スタ10及び第2のチップ型サーミスタ20に関して、
それぞれ一対の端子電極12,12を有するサーミスタ
素体11の下面を除く他の5面に絶縁性被膜50を形成
してもよい。この被膜50の形成は、図35に示すよう
に一対の端子電極12,12を有するサーミスタ素体1
1の下面を樹脂シート又はフィルム50aに張り付けて
マスキングした後、樹脂を化学蒸着することにより行わ
れる。図35において符号Pは化学蒸着時の吹き付け線
を示す。この化学蒸着に適する樹脂としては、ポリパラ
キシリレン樹脂(商品名:パリレン樹脂、ユニオンカー
バイト社製)が挙げられる。なお、化学蒸着の代わりに
熱硬化性樹脂を塗布乾燥した後、熱処理してもよい。
【0035】
【作用】図3又は図6に示すように、はんだ23により
プリント回路基板24にチップ型サーミスタ10又は2
0を表面実装する。このとき、Niめっき層17aによ
りはんだ耐熱性が向上し、はんだによる下地電極16の
電極食われが防止され、Sn又はSn/Pbめっき層1
7bにより端子電極12のはんだ付着性が向上する。こ
れらのめっき層17は貴金属の下地電極16の表面を被
覆するため、貴金属のイオン移動(ion migration)が
発生しにくい。チップ型サーミスタ28,29,30又
は40でも同様である。また、チップ型サーミスタ2
0,28,29又は40の場合、サーミスタ素体11下
面の一対の下地電極16,16、26,26又は46,
46間に絶縁層13又は44が設けられるため、第一に
めっき層形成時にはサーミスタ素体が露出しないことか
ら素体表面にめっきが付着せず、しかもサーミスタ素体
がめっき液で浸食されず、サーミスタの抵抗値が所期の
値に対して変動しない。第二に基板へのはんだ付け時に
は電極間にはんだブリッジを生じない。チップ型サーミ
スタ10,20,28,29又は40において、絶縁層
13,14又は44がガラス層の場合にはサーミスタの
抗折強度が向上し、熱的ストレスに対して耐久性の高い
ものとなる。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、従来の製造方法で
は、工程数が多く複雑であったものが、本発明の製造方
法によれば、少ない工程で比較的容易にチップ型サーミ
スタを製造できるため、量産に適し、製造コストが安価
になる。特に、下地電極及びめっき層を形成した後でサ
ーミスタ素体を精密に切断することにより、素子の寸
法、電極面積等を厳格に制御できるので、チップになっ
た後の特別な加工を要さず、しかも抵抗値の精度が高い
チップ型サーミスタが得られる。また、下地電極の表面
にめっき層を形成することにより、はんだ耐熱性とはん
だ付着性に優れ、信頼性の高いサーミスタが得られる。
【0037】特に、本発明の第2及び第4のチップ型サ
ーミスタのように、プリント回路基板に対向するサーミ
スタ素体の一対の端子電極が接触する部分を除いた下面
を絶縁層で被覆すれば、はんだブリッジが発生しなくな
り、イオン移動が生じにくくなる。第1、第2及び第4
のチップ型サーミスタの絶縁層をガラス層で形成すれ
ば、基板実装後の熱的ストレスに起因した引張応力に対
する強度が高い。また、本発明の第3及び第4のチップ
型サーミスタのように、表裏同形にすれば、基板実装前
の作業を容易にし、サーミスタの組付けコストを低減で
きる。更に、第1及び第2のチップ型サーミスタに関し
て端子電極を有するサーミスタ素体の下面を除く他の5
面に絶縁性被膜を形成すれば、より一層イオン移動が生
じにくくなるとともに、サーミスタに不測の外力が加わ
っても素体が欠けず、また導電性物質が絶縁層を設けて
いないサーミスタ素体の側面に付着しても特性が変化し
ない利点もある。
【0038】
【実施例】次に本発明の具体的態様を示すために、本発
明を実施例に基づいて説明する。以下に述べる実施例は
本発明の技術的範囲を限定するものではない。 <実施例1>次の方法により図1〜図3に示す第1のチ
ップ型サーミスタを作製した。先ず市販のマンガン化合
物、ニッケル化合物、コバルト化合物を出発原料とし、
これらをMnO2:NiO:CoOに換算して金属原子
比3:1:2の割合でそれぞれ秤量した。秤量物をボー
ルミルで16時間均一に混合した後に脱水乾燥した。次
いでこの混合物を900℃で2時間仮焼し、この仮焼物
を再びボールミルで粉砕して脱水乾燥した。粉砕物に有
機結合材を加え、均一に混合した後、混合物を直方体に
圧縮成形した。この圧縮成形物を大気圧下、1200℃
で4時間焼成し、たて約35mm、よこ約50mm、厚
さ約10mmのセラミック焼結ブロック(図示せず)を
作製した。次にこのブロックをバンドソーでウエハ状に
切断し、図9に示すたて約35mm、よこ約50mm、
厚さ約0.5mmの焼結シート21を得た。
【0039】次に、図10及び図11に示すように、焼
結シート21の片面全体に貴金属粉末と無機結合材を含
む導電性ペーストを印刷法により塗布した。導電性ペー
ストは市販の銀ペーストであって、 Ag粉末とガラス
微粒子と有機ビヒクルとからなる。導電性ペーストを塗
布したサーミスタ素体を大気圧下、乾燥した後、30℃
/分の速度で、820℃まで昇温しそこで10分間保持
し、30℃/分の速度で室温まで降温してAgからなる
焼付け電極層の下地電極16を得た。
【0040】図12に示すように、焼結シート21の下
地電極16が設けられない片面全体に結晶化ガラスを含
むペーストを印刷法により塗布した。塗布後、焼結シー
ト21を焼成して、厚さ約15μmのガラス層14を形
成した。このガラス層14の熱膨張係数は68×10-7
/℃であって、焼結シート21の熱膨張係数85×10
-7/℃より小さい。ガラス層14を設けた後、電解めっ
き法により下地電極16の表面に厚さ1〜2μmのNi
めっき層17aを形成し、続いてその上に、同様に厚さ
3〜6μmのSnめっき層17bを形成した(図1及び
図3)。
【0041】図12〜図14に示すように、上記切断機
を用いて符号B部分の下地電極16及びめっき層17か
らなる電極面をスリット状に研削して多数列の電極を焼
結シート21の片面に形成した。次いで図13〜図15
に示すように、矢印Mの箇所で凹条15を形成した焼結
シート21を2列の電極ずつ各電極が端縁に位置するよ
うに上記切断機で短冊状に切断し、短冊状サーミスタ素
体22を得た後、同一の切断機を用いて矢印Nの箇所で
短冊状サーミスタ素体22の切断面と垂直な方向でチッ
プ状に切断して、図15に示す幅W=約0.5mm、長
さL=約1.0mm、厚さT=約0.5mmのチップ型
サーミスタ10を得た。このチップ型サーミスタ10は
裏返して、図3に示すようにその端子電極12,12が
はんだ23によりプリント回路基板24に取付けられ
る。
【0042】<比較例1>Niめっき層とSnめっき層
を設けずに、Ag80%とPd20%を含む導電性ペー
ストを850℃で焼付けて銀−パラジウムからなる焼付
け電極層のみで端子電極を構成した。それ以外は上記実
施例1と同様に、ガラス層14を有するチップ型サーミ
スタを作製した。
【0043】<比較試験と結果> ・はんだ付着性 実施例1のサーミスタと比較例1のサーミスタを300
個ずつ用意し、230℃の温度で溶融させたAg入りの
共晶はんだ(H60−A)浴中にピンセットで試料を挟
んで4秒間浸漬し、端子電極のはんだ付着面積を光学顕
微鏡で調べた。その結果を表1に示す。 ・はんだ耐熱性 実施例1のサーミスタと比較例1のサーミスタを300
個ずつ用意し、350℃の温度で溶融させたAg入りの
共晶はんだ(H60−A)浴中にピンセットで試料を挟
んで30秒間浸漬し、端子電極の消失状態を光学顕微鏡
で調べた。その結果を表1に示す。
【0044】
【表1】
【0045】表1から明らかなように比較例1と比べて
実施例1のサーミスタははんだ付着性及びはんだ耐熱性
に優れていた。
【0046】<実施例2>次の方法により図4〜図6に
示す第2のチップ型サーミスタを作製した。先ず実施例
1と同様にして図9に示すたて約35mm、よこ約50
mm、厚さ約0.5mmの焼結シート21を得た。次
に、図16及び図17に示すように、焼結シート21の
片面に実施例1と同じ導電性ペーストを印刷法により縞
状に塗布した。塗布後、実施例1と同じ条件でAgから
なる多数列の焼付け電極の下地電極16を形成した。電
極16の幅はすべて同一であり、電極間は等間隔であっ
た。1つの電極の幅は約0.7mmであり、電極と電極
の間隔は約0.4mmであった。焼結シート21の一方
の端縁に多数列の下地電極16すべてに接続するめっき
用電極層16aを形成した。
【0047】図18に示すように、焼結シート21の両
面にそれぞれ同一の結晶化ガラスを含むペーストを印刷
法により塗布した。下地電極16間を埋めてガラスペー
ストを塗布するときには下地電極16の互いに対向する
端縁を覆うように塗布した。塗布後、焼結シート21を
焼成して、厚さ約15μmのガラス層13,14を形成
した。これらのガラス層13,14の熱膨張係数は実施
例1と同じ68×10-7/℃であって、焼結シート21
の熱膨張係数85×10-7/℃より小さい。めっき用電
極層16aにめっき用電極を接続して、電解めっき法に
より下地電極16の表面に厚さ1〜2μmのNiめっき
層17aを形成し、続いてその上に、同様に厚さ3〜6
μmのSnめっき層17bを形成した(図4及び図
6)。
【0048】図19〜図21に示すように、矢印Mの箇
所でめっき層17を形成した焼結シート21を2列の電
極ずつ各電極が端縁に位置するようにダイヤモンドブレ
ード付き切断機で短冊状に切断し、短冊状サーミスタ素
体22を得た後、同一の切断機を用いて矢印Nの箇所で
短冊状サーミスタ素体22の切断面と垂直な方向でチッ
プ状に切断して、図21に示す幅W=約0.5mm、長
さL=約1.0mm、厚さT=約0.5mmのチップ型
サーミスタ20を得た。このチップ型サーミスタ20は
裏返して、図6に示すようにその端子電極12,12が
はんだ23によりプリント回路基板24に取付けられ
る。
【0049】<比較例2>Niめっき層とSnめっき層
を設けずに、Ag80%とPd20%を含む導電性ペー
ストを850℃で焼付けて銀−パラジウムからなる焼付
け電極層のみで端子電極を構成した。それ以外は上記実
施例2と同様に、下面ガラス層13及び上面ガラス層1
4を有するチップ型サーミスタを作製した。
【0050】<比較試験と結果>実施例1及び比較例1
と同様にして、実施例2及び比較例2のはんだ付着性及
びはんだ耐熱性を調べた。その結果、表1と同じデータ
が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1のチップ型サーミスタの外観斜視
図。
【図2】その底面図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】本発明の第2のチップ型サーミスタの外観斜視
図。
【図5】その底面図。
【図6】図5のA’−A’線断面図。
【図7】本発明の第3のチップ型サーミスタの外観斜視
図。
【図8】本発明の第4のチップ型サーミスタの外観斜視
図。
【図9】本発明のチップ型サーミスタのサーミスタ素体
となるセラミック焼結シートの外観斜視図。
【図10】第1のチップ型サーミスタ用にその焼結シー
トの片面全体に下地電極が形成された斜視図。
【図11】図10のF部拡大斜視図。
【図12】図11の焼結シートの一方の面の下地電極の
表面にめっき層及び他方の面全体に絶縁層がそれぞれ形
成された斜視図。
【図13】図12のB部分の電極面が研削された斜視
図。
【図14】図13の焼結シートを短冊状に切断した斜視
図。
【図15】図14の短冊状サーミスタ素体をチップ状に
切断した斜視図。
【図16】第2のチップ型サーミスタ用にその焼結シー
トの片面に多数列の下地電極が形成された斜視図。
【図17】図16のF部拡大斜視図。
【図18】図17の焼結シートの一方の面の下地電極間
及び他方の面全体に絶縁層が形成された斜視図。
【図19】図18の露出した下地電極の表面にめっき層
が形成された斜視図。
【図20】図19の焼結シートを短冊状に切断した斜視
図。
【図21】図20の短冊状サーミスタ素体をチップ状に
切断した斜視図。
【図22】本発明の別の第2のチップ型サーミスタの下
地電極を示す図17に対応する斜視図。
【図23】図22の下地電極を有する焼結シートの切断
状況を示す要部平面図。
【図24】図22の下地電極を有する焼結シートの別の
切断状況を示す要部平面図。
【図25】図23に示す方法で切断して作製されたチッ
プ型サーミスタの底面図。
【図26】図25のB−B線断面図。
【図27】図25のC−C線断面図。
【図28】図24に示す方法で切断して作製されたチッ
プ型サーミスタの底面図。
【図29】図28のD−D線断面図。
【図30】図28のE−E線断面図。
【図31】第3のチップ型サーミスタ用にその焼結シー
トの両面全体に下地電極が形成された斜視図。
【図32】図31の焼結シートの両面の下地電極の表面
にめっき層が形成された斜視図。
【図33】第4のチップ型サーミスタ用にその焼結シー
トの両面に多数列の下地電極が形成された斜視図。
【図34】図33の焼結シートの両面の下地電極間に絶
縁層が形成された斜視図。
【図35】第1又は第2のチップ型サーミスタ用サーミ
スタ素体の端子電極形成面以外の5面に絶縁性被膜を形
成する状況を示す図。
【図36】その絶縁性被膜が形成された第1のチップ型
サーミスタの図3に対応する断面図。
【図37】その絶縁性被膜が形成された第2のチップ型
サーミスタの図6に対応する断面図。
【符号の説明】
10,20,28,29,30,40 チップ型サーミ
スタ 11 サーミスタ素体 12,32,42 端子電極 13 下面絶縁層 14,44 上面絶縁層 16,26,36,46 下地電極 17,37,47 めっき層 17a,37a,47a Niめっき層 17b,37b,47b Sn又はSn/Pbめっき層 21 セラミック焼結シート 22 短冊状サーミスタ素体 50 絶縁性被膜

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 6面体からなるチップ状サーミスタ素体
    (11)と、 前記サーミスタ素体(11)の下面の相対向する2つの端縁
    に沿って間隔をあけて設けられた一対の端子電極(12,1
    2)と、 前記サーミスタ素体(11)の上面全体に設けられた上面絶
    縁層(14)とを備えたチップ型サーミスタ。
  2. 【請求項2】 サーミスタ素体(11)の下面の一対の端子
    電極(12,12)間に下面絶縁層(13)が設けられた請求項1
    記載のチップ型サーミスタ。
  3. 【請求項3】 6面体からなるチップ状サーミスタ素体
    (11)と、 前記サーミスタ素体(11)の下面の相対向する2つの端縁
    に沿って間隔をあけて設けられた一対の端子電極(12,1
    2)と、 前記サーミスタ素体(11)の上面の相対向する2つの端縁
    に沿って間隔をあけて設けられた別の一対の端子電極(3
    2,32)とを備えたチップ型サーミスタ。
  4. 【請求項4】 サーミスタ素体(11)の下面の一対の端子
    電極(12,12)間に下面絶縁層(13)が設けられ、前記サー
    ミスタ素体(11)の上面の別の一対の端子電極(42,42)間
    に上面絶縁層(44)が設けられた請求項3記載のチップ型
    サーミスタ。
  5. 【請求項5】 端子電極(12,32,42)が貴金属を含む下地
    電極(16,36,46)と、この下地電極(16,36,46)の表面に形
    成されたNiめっき層(17a,37a,47a)と、このNiめっ
    き層(17a,37a,47a)の表面に形成されたSn又はSn/
    Pbめっき層(17b,37b,47b)とを備えた請求項1ないし
    4いずれか記載のチップ型サーミスタ。
  6. 【請求項6】 Niめっき層(17a)及びSn又はSn/
    Pbめっき層(17b)の表面積が下地電極(16)の表面積よ
    り小さく形成され、下面絶縁層(13)が前記Niめっき層
    (17a)及びSn又はSn/Pbめっき層(17b)を除くサー
    ミスタ素体(11)の下面全体に設けられた請求項2記載の
    チップ型サーミスタ。
  7. 【請求項7】 Niめっき層(17a,47a)及びSn又はS
    n/Pbめっき層(17b,47b)の表面積が下地電極(16,46)
    の表面積より小さく形成され、下面絶縁層(13)が前記N
    iめっき層(17a)及びSn又はSn/Pbめっき層(17b)
    を除くサーミスタ素体(11)の下面全体に設けられ、上面
    絶縁層(44)が前記Niめっき層(47a)及びSn又はSn
    /Pbめっき層(47b)を除くサーミスタ素体(11)の上面
    全体に設けられた請求項4記載のチップ型サーミスタ。
  8. 【請求項8】 上面絶縁層(14,44)又は下面絶縁層(13)
    はガラス層である請求項1、2又は4いずれか記載のチ
    ップ型サーミスタ。
  9. 【請求項9】 上面絶縁層(14,44)又は下面絶縁層(13)
    は合成樹脂層である請求項1、2又は4いずれか記載の
    チップ型サーミスタ。
  10. 【請求項10】 ガラス層はその熱膨張係数がサーミス
    タ素体(11)の熱膨張係数の40%以上100%以下であ
    る請求項8記載のチップ型サーミスタ。
  11. 【請求項11】 サーミスタ素体(11)の下面を除く他の
    5面に絶縁性皮膜(50)が設けられた請求項1又は2記載
    のチップ型サーミスタ。
  12. 【請求項12】 (a) サーミスタ素体用セラミック焼結
    シート(21)の片面全体に下地電極(16)を形成する工程
    と、 (b) 前記焼結シート(21)の別の片面全体に絶縁性ペース
    トを塗布する工程と、 (c) 前記(b)工程の焼結シート(21)を焼成して絶縁層(1
    4)を形成する工程と、 (d) 前記下地電極(16)の表面にNiめっき層(17a)及び
    Sn又はSn/Pbめっき層(17b)をこの順に形成する
    工程と、 (e) 前記下地電極(16)とめっき層(17)からなる電極面を
    スリット状に研削して多数列の電極を前記焼結シート(2
    1)の片面に形成する工程と、 (f) 前記多数列の電極を形成した焼結シート(21)を2列
    の電極ずつ各電極が端縁に位置するように短冊状に切断
    する工程と、 (g) 前記短冊状サーミスタ素体(22)をその切断面と垂直
    な方向でチップ状に切断してチップ状サーミスタ素体(1
    1)の下面の相対向する2つの端縁に沿って間隔をあけて
    一対の端子電極(12,12)を有するチップ型サーミスタ(1
    0)を得る工程とを含むチップ型サーミスタの製造方法。
  13. 【請求項13】 (h) サーミスタ素体用セラミック焼結
    シート(21)の片面に多数列の下地電極(16)を形成する工
    程と、 (i) 前記下地電極(16)を露出しかつ前記下地電極(16,1
    6)間を埋めるように前記焼結シート(21)の片面に絶縁性
    ペーストを塗布する工程と、 (j) 前記(i)工程の焼結シート(21)の別の片面全体に前
    記絶縁性ペーストを塗布する工程と、 (k) 前記(j)工程の焼結シート(21)を焼成して絶縁層(1
    3,14)を形成する工程と、 (l) 前記露出した下地電極(16)の表面にNiめっき層(1
    7a)及びSn又はSn/Pbめっき層(17b)をこの順に形
    成して前記下地電極(16)とめっき層(17)からなる多数列
    の電極を前記焼結シート(21)上に形成する工程と、 (m) 前記多数列の電極を形成した焼結シート(21)を2列
    の電極ずつ各電極が端縁に位置するように短冊状に切断
    する工程と、 (n) 前記短冊状サーミスタ素体(22)をその切断面と垂直
    な方向でチップ状に切断してチップ状サーミスタ素体(1
    1)の下面の相対向する2つの端縁に沿って間隔をあけて
    一対の端子電極(12,12)を有するチップ型サーミスタ(2
    0)を得る工程とを含むチップ型サーミスタの製造方法。
  14. 【請求項14】 (o) 前記(a)工程で下地電極(16)を形
    成した焼結シート(21)の別の片面全体に別の下地電極(3
    6)を形成する工程と、 (p) 前記下地電極(16,36)の表面にNiめっき層(17a,37
    a)及びSn又はSn/Pbめっき層(17b,37b)をこの順
    にそれぞれ形成する工程と、 (q) 前記焼結シートの両面に形成した下地電極(16,36)
    とめっき層(17,37)からなる電極面をそれぞれスリット
    状に研削して多数列の電極を前記焼結シート(21)の両面
    に相対向するように形成する工程と、 (r) 前記多数列の電極を形成した焼結シート(21)を2列
    の電極ずつ各電極が端縁に位置するように短冊状に切断
    する工程と、 (s) 前記短冊状サーミスタ素体をその切断面と垂直な方
    向でチップ状に切断してチップ状サーミスタ素体(11)の
    上面及び下面のそれぞれ相対向する2つの端縁に沿って
    間隔をあけて2組の一対の端子電極(12,12,32,32)を有
    するチップ型サーミスタ(30)を得る工程とを含むチップ
    型サーミスタの製造方法。
  15. 【請求項15】 (t) 前記(h)工程で多数列の下地電極
    (16)を形成した焼結シート(21)の別の片面に前記下地電
    極(16)に相対向するように多数列の下地電極(46)を形成
    する工程と、 (u) 前記下地電極(16,46)を露出しかつ前記下地電極(1
    6,16,46,46)間を埋めるように前記焼結シート(21)の両
    面に絶縁性ペーストを塗布する工程と、 (v) 前記焼結シート(21)を焼成して絶縁層(13,44)を形
    成する工程と、 (w) 前記露出した下地電極(16,46)の表面にNiめっき
    層(17a,47a)及びSn又はSn/Pbめっき層(17b,47b)
    をこの順にそれぞれ形成して前記下地電極(16,46)とめ
    っき層(17,47)からなる多数列の電極を前記焼結シート
    (21)の両面に形成する工程と、 (x) 前記多数列の電極を形成した焼結シート(21)を2列
    の電極ずつ各電極が端縁に位置するように短冊状に切断
    する工程と、 (y) 前記短冊状サーミスタ素体をその切断面と垂直な方
    向でチップ状に切断してチップ状サーミスタ素体(11)の
    上面及び下面のそれぞれ相対向する2つの端縁に沿って
    間隔をあけて2組の一対の端子電極(12,12,42,42)を有
    するチップ型サーミスタ(40)を得る工程とを含むチップ
    型サーミスタの製造方法。
  16. 【請求項16】 前記(g)工程又は(n)工程の後に、 (z) サーミスタ素体(11)の下面を除く他の5面に絶縁性
    皮膜(50)を形成する工程を含む請求項12又は13記載
    のチップ型サーミスタの製造方法。
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