JP3109700B2 - チップ型サーミスタ及びその製造方法 - Google Patents

チップ型サーミスタ及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント回路基板等に
表面実装されるフェイスダウン(face down)形のサー
ミスタ及びその製造方法に関する。更に詳しくは電子機
器の温度補償用サーミスタや表面温度測定用センサに適
するチップ型サーミスタ及びその製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、図20に示すように、この種のチ
ップ型サーミスタとして、6面体からなるチップ状サー
ミスタ素体1の下面の相対向する2つの端縁に沿ってA
g又はAg/Pdからなる一対の端子電極2,2を間隔
をあけて形成したチップ型サーミスタ3が提案されてい
る(特開昭62−33401)。このサーミスタは、ウ
エハの片面全体に電極を形成した後、この面にダイシン
グ装置によってサーミスタチップの電極間隔に等しい幅
の溝を形成して前記全面電極を帯状の電極となし、しか
る後又は同時に、前記ダイシング装置を用いてウエハを
サーミスタチップにダイシングして作られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記チップ型
サーミスタは下面の一対の端子電極の間隔が比較的狭い
ため、プリント基板等にはんだ付けにより実装したとき
に電極間にはんだブリッジ現象が生じやすい不具合があ
った。また端子電極はAg又はAg/Pdの組成である
ため、プリント基板等に実装するときにはんだによる電
極食われを生じやすく、はんだ耐熱性に劣っていた。更
に上記チップ型サーミスタは一対の端子電極がダイシン
グにより形成されるため、例えば抵抗値公差が1%程度
の極めて高精度の抵抗値を要求されるサーミスタ製品
や、小型のサーミスタ製品を製造することは至難であっ
た。
【0004】本発明の目的は、電極間にはんだブリッジ
が発生せず、はんだ耐熱性及びはんだ付着性に優れ、電
極のめっき処理による抵抗値の変化がなく、信頼性の高
いチップ型サーミスタを提供することにある。本発明の
別の目的は、抵抗値の精度が極めて高く、かつ小型化し
得るチップ型サーミスタを提供することにある。本発明
の別の目的は、上記優れたチップ型サーミスタを比較的
容易にかつ安価に製造できるチップ型サーミスタの製造
方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1〜図3、図12及び
図13に示すように、本発明のチップ型サーミスタ10
は、6面体からなるチップ状サーミスタ素体11と、こ
のサーミスタ素体11の下面の相対向する2つの端縁に
沿って間隔をあけて設けられた一対の内部電極12,1
2と、これらの内部電極12,12が形成されたサーミ
スタ素体11の下面全体に形成された絶縁性下面無機物
層13と、内部電極12,12が形成された部分の下面
無機物層13の表面に形成された一対の外部電極14,
14とを備える。その特徴ある構成は、外部電極14が
金属粉末と無機結合材16を含む導電性ペースト17を
内部電極12より少ない面積でサーミスタ素体11の相
対向する2つの端縁に焼付けて形成され、下面無機物層
13は厚さが0.1〜10μmであって、外部電極14
を形成する時の焼成温度より高い融点又は軟化点を有
し、かつそのペースト17の下地部分の下面無機物層1
3の一部が外部電極14の形成時に無機結合材16に反
応溶融して外部電極14に吸収され消滅するように構成
されたことにある。
【0006】なお、図4及び図5に示すように、チップ
状サーミスタ素体11の上面全体に外部電極14を形成
する時の焼成温度より高い融点又は軟化点を有する絶縁
性上面無機物層18が0.1〜20μmの厚さに形成さ
れ、外部電極14の表面にはNiめっき層19aと、こ
のNiめっき層19aの表面に形成されたSn又はSn
/Pbめっき層19bとからなるめっき層19を備える
ことが好ましい。
【0007】また、図6〜図14に示すように、本発明
のチップ型サーミスタの製造方法は、サーミスタ素体用
セラミック焼結シート21の片面に多数列の内部電極1
2を形成し(図7)、多数列の内部電極12が形成され
た焼結シート21の片面全体に絶縁性ペーストを塗布し
焼付けて厚さが0.1〜10μmの絶縁性下面無機物層
13を形成し(図9)、多数列の内部電極12が形成さ
れた列中央部分の下面無機物層13の表面に金属粉末と
無機結合材16を含む導電性ペースト17を内部電極1
2より少ない面積で縞状に塗布し焼付けて内部電極12
と同数列の外部電極14を形成し(図10,図12及び
図13)、次いで外部電極14が両側縁に位置するよう
に前記焼結シート21を短冊状に切断し(図11)、こ
の短冊状サーミスタ素体22をその切断面と垂直な方向
でチップ状に切断してチップ状サーミスタ素体11の下
面の相対向する2つの端縁に沿って間隔をあけて一対の
内部電極12,12及び外部電極14,14を有するチ
ップ型サーミスタ10を得る(図14)方法である。そ
の特徴ある構成は、図12及び図13に示すように下面
無機物層13が外部電極14を形成する時の焼成温度よ
り高い融点又は軟化点を有し、かつ導電性ペースト17
の下地部分の前記下面無機物層13の一部が前記外部電
極14の形成時に無機結合材16に反応溶融して外部電
極14に吸収され消滅することにある。
【0008】以下、本発明を詳述する。 (a) セラミック焼結シートに対する多数列の内部電極の
形成 図6に示すように、サーミスタ素体用ウエハ状セラミッ
ク焼結シート21を用意する。この焼結シート21は次
の方法により作られる。先ずMn,Fe,Co,Ni,
Cu,Al等の金属の酸化物粉末を1種又は2種以上混
合する。2種以上混合するときは、所定の金属原子比に
なるように各金属酸化物を秤量する。この混合物を仮焼
し粉砕した後、有機結合材と溶剤を加え混練してスラリ
ーを調製し、このスラリーをドクターブレード法等によ
り成膜乾燥してグリーンシートを成形し、これを焼成し
ウエハ状の焼結シート21を得る。なお、金属酸化物の
混合物を仮焼し粉砕し、有機結合材を加え混合して直方
体に成形した後、焼成してセラミック焼結ブロック(図
示せず)を作製し、次いでこのブロックをバンドソーを
用いてウエハ状に切断し、図6に示す焼結シート21を
得てもよい。
【0009】次に、図7に示すように、焼結シート21
の片面に貴金属粉末と無機結合材を含む導電性ペースト
を縞状に塗布する。この塗布はフォトリソグラフ法が高
精度にパターン形成ができ好ましい。高精度を要求され
なければ、所定の縞状パターンを焼結シート21に重ね
合せて導電性ペーストを印刷するスクリーン印刷法によ
り塗布してもよい。貴金属粉末を例示すれば、Ag,A
u,Pd,Pt等の貴金属、又はこれらを混合した粉末
が挙げられる。塗布したペーストを乾燥した後、焼成す
ることにより多数列の内部電極12を形成する。なお、
導電性ペーストを上記の方法により塗布し、これを焼成
して焼付け電極層の内部電極を形成する以外に、焼結シ
ート21の片面に所定の縞状パターンを重ね合せて溶射
法により内部電極を形成することもできる。
【0010】(b) セラミック焼結シートへの絶縁性下面
無機物層の被覆 図7のB部拡大である図8及び図9に示すように、多数
列の内部電極12が形成された焼結シート21の片面全
体に絶縁性ペーストを塗布し焼付けて厚さが0.1〜1
0μmの絶縁性下面無機物層13を形成する。10μm
より厚いと、後述する外部電極の形成時に溶融した無機
物層が外部電極中に完全に吸収されず、無機物層が外部
電極と内部電極の界面に絶縁性皮膜として残留するため
外部電極と内部電極とが導通しない。また0.1μmよ
り薄いと、後述するめっき処理に際して、まためっき処
理後のサーミスタ素体の保護機能に劣る。この絶縁性下
面無機物層13を例示すると、SiO2膜又は50重量
%以上のSiO2と、残部がAl23,MgO,ZrO2
又はTiO2のいずれか1種又は2種以上の酸化物によ
り構成された薄膜、或いはSiO2,B23,Na2O,
PbO,ZnO又はBaOのいずれか1種又は2種以上
の酸化物を主成分とするガラスにより構成された薄膜が
挙げられる。この無機物層13は後述する外部電極を形
成するときの焼成温度より高い融点又は軟化点を有する
ことが必要である。例えば、外部電極としてAgのペー
ストを焼付ける場合にはその焼成温度は600〜850
℃であるため、この温度より高い融点又は軟化点を有す
るものが選ばれる。この理由はペーストの焼付け温度よ
り融点又は軟化点が大幅に低いと、ペースト焼付け時に
無機物層が電極表面に浮き上がったり、或いはサーミス
タ素体同士又は素体と焼成治具との貼り付きが生じて歩
留りが低下し易いからである。
【0011】無機物層13は、この要件以外は耐めっき
性があって、後述する導電性ペーストに含まれる無機結
合材と反応して溶融する性質を有するものであれば特に
制限はなく、結晶質であっても非結晶質であってもよ
い。しかし、上記ガラスが結晶質であって、無機物層1
3を結晶化ガラスにするとサーミスタの抗折強度が高ま
り好ましい。このサーミスタ素体への無機物層の被覆は
真空蒸着法、スッパタリング法、イオンプレーティング
法のような物理蒸着法(PVD法)又は化学蒸着法(C
VD法)により行われる。この中でスパッタリング法が
量産に適しているため好ましい。この方法で量産するに
は、図7及び図8に示す焼結シート21を図示しないス
パッタリング装置内に入れる。装置内には所期の無機物
層を得るためのターゲット(図示せず)を装着してお
く。例えば、無機物層がSiO2膜であれば石英ガラス
を用い、またSiO2,Al23,MgO,ZrO2,T
iO2,B23,Na2O,PbO,ZnO,BaO等の
複合酸化物膜であれば、これらを粉末冶金でディスク状
に成形するか、或いはこれらを溶融後冷却しディスク状
の複合ガラスにして用いる。スパッタリングを実施する
と、ターゲットから叩き出されたターゲット材料がサー
ミスタ素体10の片面に凝縮し、ターゲット材料からな
る無機物層13が形成される。
【0012】(c) 外部電極の形成 図10及び図12に示すように、多数列の内部電極12
が形成された列中央部分の下面無機物層13の表面に金
属粉末と無機結合材16を含む導電性ペースト17を塗
布する。この塗布は導電性ペースト17を内部電極12
より少ない面積で内部電極12の中央部分に縞状に行
い、内部電極の形成法と同様に導電性ペーストをフォト
リソグラフ法、スクリーン印刷法等により所定の位置に
行うことが必要である。また導電性ペーストに含まれる
金属粉末も内部電極と同種のAg,Au,Pd,Pt等
の貴金属、又はこれらを混合した粉末が挙げられる。導
電性ペースト17に含まれる無機結合材16を例示すれ
ば、SiO2,B23,Na2O,PbO,ZnO,Ti
2,K2O又はBaOのいずれか1種又は2種以上の酸
化物を主成分とする、ほうけい酸系ガラス、ほう酸亜鉛
系ガラス、ほう酸カドミウム系ガラス、けい酸鉛亜鉛系
ガラス等のガラス微粒子が挙げられる。
【0013】図12に示すように、塗布された導電性ペ
ースト17中には無機結合材16が均一に分散してお
り、この無機結合材16は導電性ペーストの焼付け時に
ペースト17に接触する無機物層13と反応して、図1
3に示すようにこの無機物層13の一部を溶融消滅させ
る性質を有することが必要である。図13に示すように
導電性ペースト17は焼付けによって外部電極14を生
成し、この外部電極14はその焼付け時に無機物層13
の一部が消滅することによって、内部電極12に電気的
に接続する。外部電極14は内部電極12と同数列形成
される。
【0014】(d) 短冊状サーミスタ素体の形成 図10及び図11に示すように、矢印Mの箇所で外部電
極14を形成した焼結シート21を2列の電極ずつ各電
極が端縁に位置するようにダイヤモンドブレード付き切
断機のようなダイシングソーで短冊状に切断し、短冊状
サーミスタ素体22を得る。ダイソングソーで外部電極
14の丁度中央部分を長手方向に切断する。
【0015】(e) チップ型サーミスタの作製 図11及び図14に示すように、上記ダイシングソーを
用いて矢印Nの箇所で短冊状サーミスタ素体22の切断
面と垂直な方向でチップ状に切断してチップ型サーミス
タ10を得る。図14で得られたチップ型サーミスタ1
0を裏返せば、図1及び図3のチップ型サーミスタとな
る。
【0016】(f) その他の構造のチップ型サーミスタの
作製 図15に示すように、焼結シート21の内部電極12が
形成された面に絶縁性無機物層13を形成すると同時
に、その反対側の面にも絶縁性無機物層18を形成す
る。この無機物層18は無機物層13と同一の組成で同
一の方法で形成される。ただし、無機物層18の厚さは
無機物層13のように外部電極と内部電極の導通を目的
としないため、無機物層13より厚くてもよい。その厚
さはめっき処理時又はめっき処理後のサーミスタ素体の
保護機能の観点から決められ、0.1〜20μmが好ま
しい。20μmより厚くすると過剰保護になり、かつ生
産性が低下する。
【0017】図16に示すように前記(c)と同様に外部
電極14を形成した後、図17に示すように外部電極1
4の表面にめっき層19を形成する。めっき層19はN
iめっき層19a及びSn又はSn/Pbめっき層19
bをこの順に形成する(図4及び図5の拡大図)ことが
好ましい。これらのめっき層は電解めっきにより形成さ
れる。めっき浴はNi,Sn又はSn/Pbともそれぞ
れ公知のものを使用する。めっき層を二重構造にするの
は、Niめっき層19aによりはんだ耐熱性を向上さ
せ、はんだによる内部電極12の電極食われを防止する
ためであり、Sn又はSn/Pbめっき層19bにより
外部電極14のはんだ付着性を向上するためである。
【0018】図17〜図19に示すように、前記(d)及
び(e)と同様に短冊状サーミスタ素体22を形成し、こ
の短冊状サーミスタ素体22を切断してチップ型サーミ
スタ20を得る。図19で得られたチップ型サーミスタ
20を裏返せば、図4及び図5のチップ型サーミスタと
なる。
【0019】
【作用】外部電極用の導電性ペーストを塗布したサーミ
スタ素体を無機物層の融点又は軟化点より低い温度で焼
成すると、図12及び図13に示すように外部電極14
が形成される。即ち、この焼成時にはペースト中に均一
に分散した無機結合材16が無機物層13の一部と反応
してこれを溶融させる。流動化した無機物層13の無機
物は金属が焼結する際にできる外部電極14内の細孔に
侵入する。無機物層13の厚さは0.1〜10μmに設
定されているため、無機物層13の一部は焼成の過程で
上記細孔内に吸収されて内部電極12の表面から部分的
に消滅する。この結果、外部電極14と内部電極12は
無機物層13の消滅した部分を通じて直接接着し、互い
に電気的に導通する。内部電極12はサーミスタ素体1
0と導電性を維持するように形成されているから、外部
電極14とサーミスタ素体10とは電気的に導通する。
【0020】また、外部電極14の両端部の表面積は内
部電極12の表面積より狭いため、外部電極14は内部
電極12が存在しない部分の無機物層13上を被覆しな
い。このため無機物層13の厚さが下限値である0.1
μmの極薄であっても、外部電極14が直接サーミスタ
素体10に接触することはなく、電流は外部電極14、
内部電極12、サーミスタ素体10を通じて流れる。一
方、外部電極用の導電性ペーストが塗布されていない無
機物層13の部分はペーストを焼付けても、その無機物
層の融点又は軟化点が焼成温度より高いため、何ら変化
を生じることなくサーミスタ素体10の表面に残留し、
その絶縁保護機能を保持する。即ち、図3に示すよう
に、はんだ23によりプリント回路基板24上のランド
パターン25にチップ型サーミスタ10を表面実装する
と、サーミスタ素体11下面の一対の外部電極14,1
4間に絶縁性無機物層13が設けられるため、基板への
はんだ付け時には電極間にはんだブリッジを生じない。
【0021】また図4に示すように、チップ型サーミス
タ20を形成すると、めっき層形成時にはサーミスタ素
体が露出せず、サーミスタ素体がめっき液で浸食され
ず、サーミスタの抵抗値が所期の値に対して変動しな
い。更に図5に示すように、チップ型サーミスタ20を
基板24にはんだ23により表面実装するときに、Ni
めっき層19aによりはんだ耐熱性が向上し、はんだに
よる内部電極12の電極食われが防止され、Sn又はS
n/Pbめっき層19bにより端子電極12のはんだ付
着性が向上する。これらのめっき層19は貴金属の内部
電極12の表面を被覆するため、貴金属のイオン移動
(ion migration)が発生しにくい。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、従来の製造方法で
は、工程数が多く複雑であったものが、本発明の製造方
法によれば、少ない工程で比較的容易にチップ型サーミ
スタを製造できるため、量産に適し、製造コストが安価
になる。また外部電極又はめっき層を形成した後でサー
ミスタ素体を精密に切断することにより、素子の寸法、
電極面積等を厳格に制御できるので、チップになった後
の特別な加工を要さず、しかも一対の内部電極の間隙が
抵抗値を直接決定するため、抵抗値の精度が高いチップ
型サーミスタが得られる。特に内部電極をフォトリソグ
ラフ法で形成すれば抵抗値公差1%程度の極めて高精度
でしかも小型のチップ型サーミスタが得られる。本発明
のチップ型サーミスタは、プリント回路基板に対向する
サーミスタ素体の下面の一対の外部電極が接触する部分
を除いてサーミスタ素体が絶縁性下面無機物層で被覆さ
れ、かつ電極間が比較的広いため、基板実装時にはんだ
ブリッジが発生しなくなる。サーミスタ素体の上面も絶
縁性上面無機物層で被覆すれば、外部電極の表面にめっ
き層を形成するときに、サーミスタ素体がめっき液で浸
食されず、イオン移動が生じにくくなる。外部電極の表
面にめっき層を形成することにより、はんだ耐熱性とは
んだ付着性に優れ、信頼性の高いサーミスタが得られ
る。
【0023】
【実施例】次に本発明の具体的態様を示すために、本発
明を実施例に基づいて説明する。以下に述べる実施例は
本発明の技術的範囲を限定するものではない。 <実施例1>次の方法により図1〜図3に示すチップ型
サーミスタを作製した。先ず市販のマンガン化合物、ニ
ッケル化合物、コバルト化合物を出発原料とし、これら
をMnO2:NiO:CoOに換算して金属原子比3:
2:1の割合でそれぞれ秤量した。秤量物をボールミル
で16時間均一に混合した後に脱水乾燥した。次いでこ
の混合物を900℃で2時間仮焼し、この仮焼物を再び
ボールミルで粉砕して脱水乾燥した。粉砕物に有機結合
材を加え、均一に混合した後、混合物を直方体に圧縮成
形した。この圧縮成形物を大気圧下、1200℃で4時
間焼成し、たて約35mm、よこ約50mm、厚さ約1
0mmのセラミック焼結ブロック(図示せず)を作製し
た。次にこのブロックをバンドソーでウエハ状に切断
し、図6に示すたて約35mm、よこ約50mm、厚さ
約0.3mmの焼結シート21を得た。
【0024】次に、図7及び図8に示すように、焼結シ
ート21の片面に貴金属粉末と無機結合材を含む導電性
ペーストをフォトリソグラフ法により縞状に塗布した。
この導電性ペーストは市販の銀ペーストであって、 A
g粉末とガラス微粒子と有機ビヒクルからなる。導電性
ペーストを塗布したサーミスタ素体を大気圧下、乾燥し
た後、30℃/分の速度で、820℃まで昇温しそこで
10分間保持し、30℃/分の速度で室温まで降温し
て、シート片面にAgからなる多数列の焼付け電極層の
内部電極12を得た。内部電極12の幅はすべて同一で
あり、内部電極間は等間隔であった。1つの内部電極の
幅は約0.7mmであり、内部電極と内部電極の間隔は
約0.4mmであった。図9に示すように、多数列の内
部電極12を形成した焼結シート21の片面全体にスッ
パタリング装置を用いてSiO2膜からなる絶縁性無機
物層13を2μmの厚さで形成した。
【0025】図10及び図11に示すように、多数列の
内部電極12が形成された列中央部分の無機物層13の
表面に金属粉末と無機結合材を含む導電性ペーストを内
部電極より少ない面積で縞状に塗布し焼付けて内部電極
12と同数列の外部電極14を形成する。次いで矢印M
の箇所で外部電極14を形成した焼結シート21を2列
の電極ずつ各電極が端縁に位置するようにダイヤモンド
ブレード付き切断機で短冊状に切断し、短冊状サーミス
タ素体22を得た後、同一の切断機を用いて矢印Nの箇
所で短冊状サーミスタ素体22の切断面と垂直な方向で
チップ状に切断して、幅W=約0.5mm、長さL=約
1.0mm、厚さT=約0.3mm、内部電極間隔=約
0.4mm、内部電極幅=約0.3mmのチップ型サー
ミスタ10を得た。
【0026】<比較例1>図20に示すチップ型サーミ
スタ3を比較例1とした。即ち、実施例1と同じ焼結シ
ートの片面に焼付け電極層を設け、ダイシングソーによ
り実施例1と同一形状、同一寸法のチップ型サーミスタ
を作製した。
【0027】<比較試験と結果>実施例1及び比較例1
で得られたチップ型サーミスタを100個ずつ用意し
た。これらのサーミスタの25℃における抵抗値を測定
し、その平均値と標準偏差から抵抗値のばらつきを計算
した。またこれらのサーミスタを外部電極をはんだ付け
することによりプリント回路基板に実装し、はんだブリ
ッジ現象の発生の有無を確認した。これらの結果を表1
に示す。
【0028】
【表1】
【0029】表1から明らかなように、比較例1のサー
ミスタと比べて実施例1のサーミスタは抵抗値のばらつ
きが非常に小さく、かつ比較例1のサーミスタの90%
以上がはんだブリッジを発生したのに対して、実施例1
のサーミスタははんだブリッジが全く発生しなかった。
【0030】<実施例2>次の方法により図4及び図5
に示すチップ型サーミスタを作製した。図15に示すよ
うに、実施例1と同じ焼結シート21の片面に実施例1
と同様に多数列の内部電極12を形成した後、この焼結
シート21の両面全体にスッパタリング装置を用いてS
iO2膜からなる絶縁性無機物層13及び18を2μm
の厚さで形成した。図16及び図17に示すように、多
数列の内部電極12が形成された列中央部分の無機物層
13の表面に実施例1と同じ導電性ペーストを内部電極
より少ない面積で縞状に塗布し焼付けて内部電極12と
同数列の外部電極14を形成した後、電解めっき法によ
り外部電極14の表面に厚さ1〜2μmのNiめっき層
19aを形成し、続いてその上に、同様に厚さ3〜6μ
mのSnめっき層19bを形成した(図4及び図5)。
次いで矢印Mの箇所でめっき層19を形成した焼結シー
ト21を実施例1と同様に短冊状に切断して短冊状サー
ミスタ素体22を得た後、図18に示すように矢印Nの
箇所で短冊状サーミスタ素体22の切断面と垂直な方向
でチップ状に切断して、実施例1とほぼ同形同大のチッ
プ型サーミスタ20を得た。
【0031】<比較例2>図20に示すチップ型サーミ
スタ3の電極2の表面に実施例2と同じめっき層を形成
したものを比較例2とした。即ち、実施例2と同じ焼結
シートの片面に焼付け電極層を設け、この焼付け電極層
の表面にのみめっき層を設けた後、ダイシングソーによ
り実施例2と同一形状、同一寸法のチップ型サーミスタ
を作製した。
【0032】<比較試験と結果>実施例2及び比較例2
で得られたチップ型サーミスタを200個ずつ用意し
た。これらのサーミスタ100個ずつについて、サーミ
スタの25℃における抵抗値を測定し、その平均値と標
準偏差から抵抗値のばらつきを計算した。また抵抗値を
測定後、これらのサーミスタを270℃の溶融はんだの
中に30秒間浸漬し、この浸漬前後のサーミスタの抵抗
値の変化率を調べることにより、はんだ耐熱性試験を行
った。残りのサーミスタ100個ずつについて、外部電
極をはんだ付けすることによりサーミスタをプリント回
路基板に実装し、はんだブリッジ現象の発生の有無を確
認した。これらの結果を表2に示す。
【0033】
【表2】
【0034】表2から明らかなように、比較例2のサー
ミスタと比べて実施例2のサーミスタは抵抗値のばらつ
きが非常に小さく、はんだ耐熱性に優れていた。また比
較例2のサーミスタの90%以上がはんだブリッジを発
生したのに対して、実施例2のサーミスタははんだブリ
ッジが全く発生しなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチップ型サーミスタの外観斜視図。
【図2】その底面図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】本発明の別のチップ型サーミスタの外観斜視
図。
【図5】その中央縦断面図。
【図6】本発明のチップ型サーミスタのサーミスタ素体
となるセラミック焼結シートの外観斜視図。
【図7】その焼結シートの片面に多数列の内部電極が形
成された斜視図。
【図8】図7のB部拡大図。
【図9】その多数列の内部電極が形成された焼結シート
の片面に絶縁性無機物層が形成された斜視図。
【図10】図9の多数列の内部電極が形成された列中央
部分の絶縁性無機物層の表面に外部電極が形成された斜
視図。
【図11】図10の焼結シートを短冊状に切断した斜視
図。
【図12】焼結シートに外部電極用の導電性ペーストを
塗布した状態の要部拡大断面図。
【図13】その導電性ペーストを焼付けて、外部電極を
形成した状態の要部拡大断面図。
【図14】図11の短冊状サーミスタ素体をチップ状に
切断した斜視図。
【図15】多数列の内部電極が形成された焼結シートの
両面に絶縁性無機物層が形成された斜視図。
【図16】図15の多数列の内部電極が形成された列中
央部分の絶縁性無機物層の表面に外部電極が形成された
斜視図。
【図17】図16の外部電極の表面にめっき層が形成さ
れた斜視図。
【図18】図17の焼結シートを短冊状に切断した斜視
図。
【図19】図18の短冊状サーミスタ素体をチップ状に
切断した斜視図。
【図20】従来例のチップ型サーミスタの外観斜視図。
【符号の説明】 10,20 チップ型サーミスタ 11 サーミスタ素体 12 内部電極 13 絶縁性下面無機物層 14 外部電極 16 無機結合材 17 導電性ペースト 18 絶縁性上面無機物層 19 めっき層 19a Niめっき層 19b Sn又はSn/Pbめっき層 21 サーミスタ素体用セラミック焼結シート 22 短冊状サーミスタ素体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 越村 正己 埼玉県秩父郡横瀬町大字横瀬2270番地 三菱マテリアル株式会社 セラミックス 研究所内 (56)参考文献 特開 昭62−33401(JP,A) 特開 平3−250603(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01C 7/04 H01C 1/14

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 6面体からなるチップ状サーミスタ素体
    (11)と、 前記サーミスタ素体(11)の下面の相対向する2つの端縁
    に沿って間隔をあけて形成された一対の内部電極(12,1
    2)と、 前記内部電極(12,12)が形成されたサーミスタ素体(11)
    の下面全体に形成された絶縁性下面無機物層(13)と、 前記内部電極(12,12)が形成された部分の前記下面無機
    物層(13)の表面に形成された一対の外部電極(14,14)と
    を備えたチップ型サーミスタ(10)であって、 前記外部電極(14)は金属粉末と無機結合材(16)を含む導
    電性ペースト(17)を前記内部電極(12)より少ない面積で
    前記サーミスタ素体(11)の相対向する2つの端縁に焼付
    けて形成され、 前記下面無機物層(13)は厚さが0.1〜10μmであっ
    て、前記外部電極(14)を形成する時の焼成温度より高い
    融点又は軟化点を有し、かつ前記ペースト(17)の下地部
    分の前記下面無機物層(13)の一部が前記外部電極(14)の
    形成時に前記無機結合材(16)に反応溶融して前記外部電
    極(14)に吸収され消滅するように構成されたことを特徴
    とするチップ型サーミスタ。
  2. 【請求項2】 チップ状サーミスタ素体(11)の上面全体
    に外部電極(14)を形成する時の焼成温度より高い融点又
    は軟化点を有する絶縁性上面無機物層(18)が0.1〜2
    0μmの厚さに形成され、前記外部電極(14)の表面にめ
    っき層(19)が設けられた請求項1記載のチップ型サーミ
    スタ。
  3. 【請求項3】 めっき層(19)は外部電極(14)の表面に形
    成されるNiめっき層(19a)と、このNiめっき層(19a)
    の表面に形成されるSn又はSn/Pbめっき層(17b)
    とを備えた請求項2記載のチップ型サーミスタ。
  4. 【請求項4】 絶縁性上面無機物層(18)又は下面無機物
    層(13)がSiO2又は50重量%以上のSiO2と、残部
    がAl23,MgO,ZrO2又はTiO2のいずれか1
    種又は2種以上の酸化物とにより構成され、外部電極(1
    4)を形成するための導電性ペースト(17)に含まれる無機
    結合材(16)がSiO2,B23,Na2O,PbO,Zn
    O,TiO2,K2O又はBaOのいずれか1種又は2種
    以上の酸化物を主成分とするガラス微粒子により構成さ
    れた請求項1又は2記載のチップ型サーミスタ。
  5. 【請求項5】 絶縁性上面無機物層(18)又は下面無機物
    層(13)がSiO2,B23,Na2O,PbO,ZnO又
    はBaOのいずれか1種又は2種以上の酸化物を主成分
    とするガラスにより構成され、外部電極(14)を形成する
    ための導電性ペースト(17)に含まれる無機結合材(16)が
    SiO2,B23,Na2O,PbO,ZnO,Ti
    2,K2O又はBaOのいずれか1種又は2種以上の酸
    化物を主成分とするガラス微粒子により構成された請求
    項1又は2記載のチップ型サーミスタ。
  6. 【請求項6】 絶縁性上面無機物層(18)又は下面無機物
    層(13)が結晶化ガラスからなる請求項5記載のチップ型
    サーミスタ。
  7. 【請求項7】 サーミスタ素体用セラミック焼結シート
    (21)の片面に多数列の内部電極(12)を形成する工程と、 前記多数列の内部電極(12)が形成された焼結シート(21)
    の片面全体に絶縁性ペーストを塗布し焼付けて厚さが
    0.1〜10μmの絶縁性下面無機物層(13)を形成する
    工程と、 前記多数列の内部電極(12)が形成された列中央部分の前
    記下面無機物層(13)の表面に金属粉末と無機結合材(16)
    を含む導電性ペースト(17)を前記内部電極(12)より少な
    い面積で縞状に塗布し焼付けて前記内部電極(12)と同数
    列の外部電極(14)を形成する工程と、 前記外部電極(14)が両側縁に位置するように前記焼結シ
    ート(21)を短冊状に切断する工程と、 前記短冊状サーミスタ素体(22)をその切断面と垂直な方
    向でチップ状に切断してチップ状サーミスタ素体(11)の
    下面の相対向する2つの端縁に沿って間隔をあけて一対
    の内部電極(12,12)及び外部電極(14,14)を有するチップ
    型サーミスタ(10)を得る工程とを含むチップ型サーミス
    タの製造方法であって、 前記下面無機物層(13)は前記外部電極(14)を形成する時
    の焼成温度より高い融点又は軟化点を有し、かつ前記導
    電性ペースト(17)の下地部分の前記下面無機物層(13)の
    一部が前記外部電極(14)の形成時に前記無機結合材(16)
    に反応溶融して前記外部電極(14)に吸収され消滅するこ
    とを特徴とするチップ型サーミスタの製造方法。
  8. 【請求項8】 サーミスタ素体用セラミック焼結シート
    (21)の片面に多数列の内部電極(12)を形成する工程と、 前記焼結シート(21)の両面全体に絶縁性ペーストを塗布
    し焼付けて厚さが0.1〜10μmの絶縁性下面無機物
    層(13)及び厚さが0.1〜20μmの上面無機物層(18)
    を形成する工程と、 前記多数列の内部電極(12)が形成された列中央部分の前
    記下面無機物層(13)の表面に金属粉末と無機結合材(16)
    を含む導電性ペースト(17)を前記内部電極(12)より少な
    い面積で縞状に塗布し焼付けて前記内部電極(12)と同数
    列の外部電極(14)を形成する工程と、 前記外部電極(14)の表面にめっき層(19)を形成する工程
    と、 前記めっき層(19)を形成した外部電極(14)が両側縁に位
    置するように前記焼結シート(21)を短冊状に切断する工
    程と、 前記短冊状サーミスタ素体(22)をその切断面と垂直な方
    向でチップ状に切断してチップ状サーミスタ素体(11)の
    下面の相対向する2つの端縁に沿って間隔をあけて一対
    の外部電極(12,12)を有するチップ型サーミスタ(30)を
    得る工程とを含むチップ型サーミスタの製造方法であっ
    て、 前記下面無機物層(13)及び上面無機物層(18)は前記外部
    電極(14)を形成する時の焼成温度より高い融点又は軟化
    点を有し、かつ前記導電性ペースト(17)の下地部分の前
    記下面無機物層(13)の一部が前記外部電極(14)の形成時
    に前記無機結合材(16)に反応溶融して前記外部電極(14)
    に吸収され消滅することを特徴とするチップ型サーミス
    タの製造方法。
  9. 【請求項9】 サーミスタ素体用セラミック焼結シート
    (21)への内部電極(12)の形成がフォトリソグラフ法によ
    り行われる請求項7又は8記載のチップ型サーミスタの
    製造方法。
  10. 【請求項10】 サーミスタ素体用セラミック焼結シー
    ト(21)への絶縁性上面無機物層(18)又は下面無機物層(1
    3)の被覆が物理蒸着法により行われる請求項7又は8記
    載のチップ型サーミスタの製造方法。
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