JPH06215585A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH06215585A
JPH06215585A JP2052393A JP2052393A JPH06215585A JP H06215585 A JPH06215585 A JP H06215585A JP 2052393 A JP2052393 A JP 2052393A JP 2052393 A JP2052393 A JP 2052393A JP H06215585 A JPH06215585 A JP H06215585A
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JP
Japan
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data line
common data
mosfet
sense amplifier
level
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Application number
JP2052393A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Sato
弘 佐藤
Takeshi Furuno
毅 古野
Takeshi Nakamura
中村  剛
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電流センス型のセンスアンプを備えるフラッ
シュメモリ等の読み出し動作を高速化し、そのアクセス
タイムの高速化を推進する。 【構成】 電流センス型のセンスアンプSAを備えるフ
ラッシュメモリ等において、共通データ線CDを、読み
出し動作が開始される当初、MOSFETP1及びN1
を一時的にオン状態として、レベル判定回路となるイン
バータI1の論理スレッシホルドレベルにイコライズす
るとともに、共通データ線CDのプリチャージを、比較
的大きなコンダクタンスを有し共通データ線CDのイコ
ライズが行われる間一時的に有効とされる第1のプリチ
ャージMOSFETN8と、比較的小さなコンダクタン
スを有し読み出し信号の増幅動作が行われる間定常的に
有効とされる第2のプリチャージMOSFETN7とに
より行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体記憶装置に関
し、例えば、電流センス型のセンスアンプを備えるフラ
ッシュメモリに利用して特に有効な技術に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】記憶データを紫外線により消去し電気的
に書き込みうるEPROM(UV Erasable
and Programmable Read Onl
y Memory)がある。また、記憶データを電気的
に消去しかつ書き込みうるEEPROM(Electr
ically Erasable and Progr
ammable Read Only Memory)
がある。さらに、EPROMと同様にそのゲート酸化膜
がトンネル酸化膜からなるメモリセルを基本に構成さ
れ、しかも記憶データを所定のブロックごとにかつ電気
的に一括消去しうるいわゆるフラッシュメモリ(フラッ
シュEEPROM)がある。
【0003】フラッシュメモリについて、例えば、19
85年、『アイ・イー・ディー・エム(IEDM:In
ternational Electron Devi
ces Meeting)テクニカル ダイジェスト
(Technical Digest)』の第616頁
〜第619頁に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本願発明者等は、この
発明に先立って、図7に示されるような電流センス型の
センスアンプを開発し、フラッシュメモリに組み込ん
だ。同図において、センスアンプSAは、電源電圧VC
Cと共通データ線CDとの間に直列形態に設けられるP
チャンネルMOSFET(金属酸化物半導体型電界効果
トランジスタ。この明細書では、MOSFETをして絶
縁ゲート型電界効果トランジスタの総称とする)P2及
びNチャンネルMOSFETN2と、その入力端子が上
記MOSFETP2及びN2の共通結合されたドレイン
すなわち内部ノードnrに結合されレベル判定回路とし
て作用するインバータI1とを含む。MOSFETP2
のゲートには、反転内部制御信号SACBが供給され
る。また、MOSFETN2のゲートは、Pチャンネル
MOSFETP3を介して電源電圧VCCに結合される
とともに、NチャンネルMOSFETN3及びN5を介
して回路の接地電位に結合される。MOSFETP3及
びN3のゲートには、反転内部制御信号SACBが供給
され、MOSFETN5のゲートは共通データ線CDに
結合される。これにより、MOSFETP2及びN2
は、反転内部制御信号SACBがロウレベルとされるこ
とで選択的にオン状態とされ、共通データ線CDを介し
てメモリアレイの選択されたメモリセルに所定の読み出
し電流i1を供給する。
【0005】センスアンプSAは、さらに、電源電圧V
CCと共通データ線CDとの間に設けられるNチャンネ
ル型のプリチャージMOSFETN8を含む。このプリ
チャージMOSFETN8のゲートは、PチャンネルM
OSFETP4を介して電源電圧VCCに結合されると
ともに、NチャンネルMOSFETN4及びN6を介し
て回路の接地電位に結合される。MOSFETP4及び
N4のゲートには反転内部制御信号SACBが供給さ
れ、MOSFETN6のゲートは共通データ線CDに結
合される。これにより、プリチャージMOSFETN8
は、反転内部制御信号SACBがロウレベルとされるこ
とで選択的にオン状態とされ、共通データ線CDに所定
のプリチャージ電流i4を供給する。
【0006】メモリアレイの選択されたメモリセルが論
理“1”のデータを保持するとき、このメモリセルのし
きい値電圧は比較的小さくされ、共通データ線CDに
は、読み出し電流i1とプリチャージ電流i4の加算値
すなわちi1+i4を超える比較的大きな読み出し電流
が流される。このため、内部ノードnrの電位はインバ
ータI1の論理スレッシホルドレベルより低くなり、イ
ンバータI1の出力信号すなわちセンスアンプSAの出
力信号SAOはハイレベルとなる。一方、メモリアレイ
の選択されたメモリセルが論理“0”のデータを保持す
るとき、このメモリセルのしきい値電圧は比較的大きく
され、共通データ線CDには、読み出し電流i1とプリ
チャージ電流i4の加算値すなわちi1+i4を下回る
比較的小さな読み出し電流が流される。このため、内部
ノードnrの電位はインバータI1の論理スレッシホル
ドレベルより高くなり、インバータI1の出力信号すな
わちセンスアンプSAの出力信号SAOはロウレベルと
なる。
【0007】ところで、MOSFETN5及びN6は、
共通データ線CDの電位が上昇するにしたがって完全な
オン状態に近づき、MOSFETN2及びN8のゲート
電位を引き下げて、読み出し電流i1及びプリチャージ
電流i4の値を制限すべく作用する。この結果、プリチ
ャージMOSFETN8は、特に共通データ線CDの電
位が低い状態にある場合においてその電位を急速に上昇
させるべく作用し、これによって論理“0”の記憶デー
タの読み出し動作が高速化される。
【0008】しかし、本願発明者等は、フラッシュメモ
リのさらなる高速化を推進しようとして、上記センスア
ンプSAの持つ次のような問題点に直面した。すなわ
ち、上記従来のフラッシュメモリでは、ビット線及び共
通データ線CDのイコライズが行われないために、読み
出し開始時における共通データ線CDの電位は一定しな
い。したがって、読み出し開始時における共通データ線
CDの電位が低い状態にある場合、前述のように、MO
SFETN8を介してプリチャージ電流i4が流される
ことによって共通データ線CDのプリチャージ動作が助
長され、論理“0”の記憶データの読み出し動作は高速
化されるが、読み出し開始時における共通データ線CD
の電位が高い状態にある場合には、MOSFETN8を
介してプリチャージ電流i4が流されることで選択され
たメモリセルによる共通データ線CDの電位低下が遅
れ、論理“1”の記憶データの読み出し動作が遅くなっ
て、フラッシュメモリのアクセスタイムの高速化が制約
を受ける。
【0009】この発明の目的は、フラッシュメモリ等の
読み出し動作を高速化し、そのアクセスタイムの高速化
を推進することにある。
【0010】この発明の前記ならびにその他の目的と新
規な特徴は、この明細書の記述及び添付図面から明らか
になるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次
の通りである。すなわち、電流センス型のセンスアンプ
を備えるフラッシュメモリ等において、共通データ線
を、読み出し動作が開始される当初、センスアンプのレ
ベル判定回路の論理スレッシホルドレベルにイコライズ
するとともに、共通データ線のプリチャージを、比較的
大きなコンダクタンスを有し共通データ線のイコライズ
が行われる間一時的に有効とされる第1のプリチャージ
MOSFETと、比較的小さなコンダクタンスを有し読
み出し信号の増幅動作が行われる間定常的に有効とされ
る第2のプリチャージMOSFETとにより行う。
【0012】
【作用】上記手段によれば、読み出し信号の論理レベル
の如何にかかわらず、センスアンプのレベル判定回路に
よる読み出し信号のレベル判定動作を高速化することが
できる。この結果、フラッシュメモリの読み出し動作を
高速化し、そのアクセスタイムの高速化を推進すること
ができる。
【0013】
【実施例】図1には、この発明が適用されたフラッシュ
メモリの一実施例のブロック図が示されている。また、
図2には、図1のフラッシュメモリに含まれるメモリア
レイMARYの一実施例の回路図が示されている。これ
らの図をもとに、まずこの実施例のフラッシュメモリの
構成及び動作の概要について説明する。なお、図2の各
回路素子ならびに図1の各ブロックを構成する回路素子
は、公知の半導体集積回路の製造技術により、特に制限
されないが、単結晶シリコンのような1個の半導体基板
上に形成される。以下の回路図において、そのチャンネ
ル(バックゲート)部に矢印が付されるMOSFETは
Pチャンネル型であって、矢印の付されないNチャンネ
ルMOSFETと区別して示される。
【0014】図1において、この実施例のフラッシュメ
モリは、半導体基板面の大半を占めて配置されるメモリ
アレイMARYをその基本構成要素とする。メモリアレ
イMARYは、図2に示されるように、同図の水平方向
に平行して配置されるm+1本のワード線W0〜Wm
と、垂直方向に平行して配置されるn+1本のビット線
B0〜Bnとを含む。これらのワード線及びビット線の
交点には、(m+1)×(n+1)個の不揮発性メモリ
セルMCが格子状に配置される。メモリアレイMARY
の同一の列に配置されるm+1個のメモリセルMCのド
レインは、対応するビット線B0〜Bnにそれぞれ共通
結合される。また、メモリアレイMARYの同一の行に
配置されるn+1個のメモリセルMCの制御ゲートは、
対応するワード線W0〜Wmにそれぞれ共通結合され
る。すべてのメモリセルMCのソースは、ソース線SL
を介してソーススイッチSSに結合される。
【0015】メモリアレイMARYを構成するワード線
W0〜Wmは、XアドレスデコーダXDに結合され、択
一的に選択状態とされる。XアドレスデコーダXDに
は、XアドレスバッファXBからi+1ビットの内部ア
ドレス信号X0〜Xiが供給されるとともに、電源電圧
VCCと図示されない電圧発生回路によって形成される
所定の制御電圧VP1〜VP4ならびにVG1が供給さ
れる。また、XアドレスバッファXBには、アドレス入
力端子AX0〜AXiを介してXアドレス信号AX0〜
AXiが供給され、ソーススイッチSSには、上記電圧
発生回路によって形成される制御電圧VP2が供給され
る。
【0016】ここで、電源電圧VCCは、特に制限され
ないが、+3V(ボルト)のような比較的絶対値の小さ
な正の電源電圧とされる。一方、制御電圧VP1は+
2.5Vのような正電位とされ、制御電圧VP2は+4
Vのような正電位とされる。また、制御電圧VP3は+
5Vのような正電位とされ、制御電圧VP4は、+12
Vのような比較的絶対値の大きな正電位とされる。制御
電圧VG1は、−10Vのような比較的絶対値の大きな
負電位とされる。
【0017】XアドレスバッファXBは、アドレス入力
端子AX0〜AXiを介して供給されるXアドレス信号
AX0〜AXiを取り込み・保持するとともに、これら
のXアドレス信号をもとに内部アドレス信号X0〜Xi
を形成して、XアドレスデコーダXDに供給する。内部
アドレス信号X0〜Xiは、後述するアドレス遷移検出
回路ATDにも供給される。XアドレスデコーダXD
は、内部アドレス信号X0〜Xiをデコードして、メモ
リアレイMARYの対応するワード線W0〜Wmを択一
的に動作モードに応じた所定の選択レベルとする。
【0018】この実施例において、消去モードにおける
ワード線W0〜Wmの選択レベルつまり選択メモリセル
のゲート電位は、特に制限されないが、表1に示される
ように、制御電圧VG1つまり−10Vとされ、その非
選択レベルつまり非選択メモリセルのゲート電位は、制
御電圧VP2つまり+4Vとされる。このとき、選択及
び非選択メモリセルのソース電位つまりソース線SL
は、後述するソーススイッチSSによってともに制御電
圧VP2つまり+4Vとされ、そのドレインつまりビッ
ト線B0〜Bnはともに開放状態とされる。
【0019】
【表1】消去モードにおける選択・非選択レベル
【0020】一方、消去動作確認のための消去ベリファ
イモードにおけるワード線W0〜Wmの選択レベルは、
表2に示されるように、制御電圧VP1つまり+2.5
Vとされ、その非選択レベルは、接地電位VSSつまり
0Vとされる。このとき、選択及び非選択メモリセルの
ソース電位は、ともに接地電位VSSつまり0Vとさ
れ、そのドレインはともに+1V程度とされる。
【0021】
【表2】消去ベリファイモードにおける選択・非選択レ
ベル
【0022】次に、書き込みモードにおけるワード線W
0〜Wmの選択レベルは、表3に示されるように、制御
電圧VP4つまり+12Vとされ、その非選択レベル
は、接地電位VSSつまり0Vとされる。このとき、選
択メモリセルのドレインつまりビットB0〜Bnには、
書き込みデータに応じて制御電圧VP3つまり+5V又
は接地電位VSSつまり0Vが選択的に供給され、非選
択メモリセルのドレインには+5Vが供給される。選択
及び非選択メモリセルのソース電位つまりソース線SL
は、ともに接地電位VSSつまり0Vとされる。
【0023】
【表3】書き込みモードにおける選択・非選択レベル
【0024】一方、書き込み確認のための書き込みベリ
ファイモードにおけるワード線W0〜Wmの選択レベル
は、表4に示されるように、制御電圧VP3つまり+5
Vとされ、その非選択レベルは、接地電位VSSつまり
0Vとされる。このとき、選択及び非選択メモリセルの
ソース電位は、ともに接地電位VSSつまり0Vとさ
れ、そのドレインはともに+1V程度とされる。
【0025】
【表4】書き込みベリファイモードにおける選択・非選
択レベル
【0026】
【表5】読み出しモードにおける選択・非選択レベル
【0027】さらに、読み出しモードにおけるワード線
W0〜Wmの選択レベルつまり選択メモリセルのゲート
電位は、表5に示されるように、電源電圧VCCつまり
+3Vとされ、その非選択レベルつまり非選択メモリセ
ルのゲート電位は、接地電位VSSつまり0Vとされ
る。このとき、選択及び非選択メモリセルのソース電位
つまりソース線SLは、ともに接地電位VSSつまり0
Vとされ、そのドレインつまりビット線B0〜Bnは、
ともに+1V程度とされる。
【0028】ソーススイッチSSは、上記表1〜表5に
示されるように、ソース線SLを介してメモリアレイM
ARYを構成するすべてのメモリセルMCのソースに動
作モードに応じた所定のソース電圧を供給する。すなわ
ち、ソーススイッチSSは、フラッシュメモリが消去モ
ードとされるとき、制御電圧VP2つまり+4Vのソー
ス電圧をすべてのメモリセルMCのソースに供給し、フ
ラッシュメモリが消去ベリファイモード,書き込みモー
ド,書き込みベリファイモード又は読み出しモードとさ
れるとき、接地電位つまり0Vのソース電圧を供給す
る。
【0029】メモリアレイMARYを構成するビット線
B0〜Bnは、YスイッチYSに結合され、このYスイ
ッチを介して共通データ線CDに選択的に接続される。
ここで、YスイッチYSは、図2に示されるように、メ
モリアレイMARYのビット線B0〜Bnに対応して設
けられるNチャンネル型のn+1個のスイッチMOSF
ETNSを含む。これらのスイッチMOSFETのゲー
トには、Yアドレスデコーダから対応するビット線選択
信号YS0〜YSnが供給される。Yアドレスデコーダ
YDには、YアドレスバッファYBからj+1ビットの
内部アドレス信号Y0〜Yjが供給され、Yアドレスバ
ッファYBには、アドレス入力端子AY0〜AYjを介
してYアドレス信号AY0〜AYjが供給される。
【0030】YアドレスバッファYBは、アドレス入力
端子AY0〜AYjを介して供給されるYアドレス信号
AY0〜AYjを取り込み・保持するとともに、これら
のYアドレス信号をもとに内部アドレス信号Y0〜Yj
を形成して、YアドレスデコーダYDに供給する。内部
アドレス信号Y0〜Yjは、アドレス遷移検出回路AT
Dにも供給される。YアドレスデコーダYDは、Yアド
レスバッファYBから供給される内部アドレス信号Y0
〜Yjをデコードして、対応するビット線選択信号YS
0〜YSnを択一的に電源電圧VCCのようなハイレベ
ルとする。この結果、YスイッチYSの対応するスイッ
チMOSFETNSが択一的にオン状態とされ、これに
よってメモリアレイMARYの対応するビット線B0〜
Bnが共通データ線CDに選択的に接続状態とされる。
【0031】アドレス遷移検出回路ATDは、内部アド
レス信号X0〜XiならびにY0〜Yjをモニタし、こ
れらの内部アドレス信号の論理レベルが1ビットでも反
転されるとき、その出力信号ATDOを一時的にハイレ
ベルとする。このアドレス遷移検出回路ATDの出力信
号ATDOはタイミング発生回路TGに供給され、これ
をもとにセンスアンプSA等の動作を制御するための所
定の内部制御信号が選択的に形成される。
【0032】共通データ線CDは、ライトアンプWAの
出力端子に結合されるとともに、センスアンプSAの入
力端子に結合される。ライトアンプWAの入力端子はデ
ータ入力バッファIBの出力端子に結合され、センスア
ンプSAの出力端子はデータ出力バッファOBの入力端
子に結合される。データ入力バッファIBの入力端子と
データ出力バッファOBの出力端子は、データ入出力端
子DIOに共通結合される。センスアンプSAには、タ
イミング発生回路TGから相補内部制御信号EQ*(こ
こで、例えば非反転内部制御信号EQTと反転内部制御
信号EQBとをあわせて相補内部制御信号EQ*のよう
に*を付して表す。また、それが有効とされるとき選択
的にハイレベルとされるいわゆる非反転信号等について
はその名称の末尾にTを付して表し、それが有効とされ
るとき選択的にロウレベルとされるいわゆる反転信号等
についてはその名称の末尾にBを付して表す。以下同
様)及びSAC*が供給される。
【0033】データ入力バッファIBは、フラッシュメ
モリが書き込みモードで選択状態とされるとき、データ
入出力端子DIOを介して入力される書き込みデータを
取り込み、ライトアンプWAに伝達する。ライトアンプ
WAは、データ入力バッファIBを介して伝達される書
き込みデータを所定の書き込み信号とし、共通データ線
CDを介してメモリアレイMARYの選択された1個の
メモリセルMCに書き込む。なお、ライトアンプWAか
ら共通データ線CDを介して選択されたメモリセルに供
給される書き込み信号のハイレベルは、制御電圧VP3
つまり+5Vとされ、そのロウレベルは接地電位VSS
つまり0Vとされる。
【0034】一方、センスアンプSAは、いわゆる電流
センス型のセンスアンプとされ、フラッシュメモリが読
み出しモードで選択状態とされるとき、相補内部制御信
号EQ*及びSAC*に従って選択的に動作状態とされ
る。この動作状態において、センスアンプSAは、メモ
リアレイMARYの選択された1個のメモリセルから共
通データ線CDを介して電流信号として出力される読み
出し信号を、電圧信号に変換して増幅し、データ出力バ
ッファOBに伝達する。データ出力バッファOBは、セ
ンスアンプSAを介して伝達される読み出し信号をさら
に増幅して、データ入出力端子DIOから出力する。な
お、センスアンプSAの具体的な構成については、後で
詳細に説明する。
【0035】タイミング発生回路TGは、外部から起動
制御信号として供給されるチップイネーブル信号CE
B,ライトイネーブル信号WEB及び出力イネーブル信
号OEBとアドレス遷移検出回路ATDの出力信号AT
DOとをもとに各種の内部制御信号を選択的に形成し、
フラッシュメモリの各回路に供給する。
【0036】図3には、図1のフラッシュメモリに含ま
れるセンスアンプSAの第1の実施例の回路図が示さ
れ、図4には、その一実施例の信号波形図が示されてい
る。これらの図をもとに、この実施例のフラッシュメモ
リに含まれるセンスアンプSAの具体的な構成及び動作
ならびにその特徴について説明する。
【0037】図3において、この実施例のセンスアンプ
SAは、電源電圧VCC(第1の電源電圧)と共通デー
タ線CDとの間に直列形態に設けられるPチャンネルM
OSFETP2及びNチャンネルMOSFETN2を含
む。このうち、MOSFETP2のゲートは、そのドレ
インすなわち内部ノードnrに結合されるとともに、内
部ノードnrつまり共通データ線CDに対するレベル判
定回路となるインバータI1の入力端子に結合される。
また、MOSFETN2のゲートは、PチャンネルMO
SFETP3を介して電源電圧VCCに結合されるとと
もに、2個のNチャンネルMOSFETN3及びN5を
介して回路の接地電位に結合される。MOSFETP3
及びN3のゲートには、反転内部制御信号SACBが供
給され、MOSFETN5のゲートは共通データ線CD
に結合される。ここで、反転内部制御信号SACBは、
図4に示されるように、チップイネーブル信号CEBが
ロウレベルとされることでフラッシュメモリが選択状態
とされるとき、所定のタイミングで電源電圧VCCのよ
うなロウレベルとされる。言うまでもなく、非反転内部
制御信号SACTは、反転内部制御信号SACBがハイ
レベルとされるときロウレベルとされ、ロウレベルとさ
れるときハイレベルとされる。
【0038】これにより、MOSFETP3は、フラッ
シュメモリが選択状態とされ反転内部制御信号SACB
がロウレベルとされるとき選択的にオン状態となり、M
OSFETN2をオン状態とする。このとき、MOSF
ETP2は、反転内部制御信号SACBのロウレベルを
受けてオン状態とされる。したがって、メモリアレイM
ARYの選択されたメモリセルには、これらのMOSF
ETP2及びN2から共通データ線CDを介して所定の
読み出し電流i1が供給される。フラッシュメモリが非
選択状態とされ反転内部制御信号SACBがハイレベル
とされるとき、センスアンプSAでは、MOSFETP
2及びP3がオフ状態となり、MOSFETN3がオン
状態となる。したがって、MOSFETN2もオフ状態
となり、共通データ線CDはいわゆるフローティング状
態とされる。
【0039】ところで、この実施例のセンスアンプSA
は、インバータI1の入力端子及び出力端子間に設けら
れ一対のPチャンネルMOSFETP1及びNチャンネ
ルMOSFETN1からなる相補スイッチを含む。この
相補スイッチを構成するMOSFETP1のゲートに
は、反転内部制御信号EQBが供給され、MOSFET
N1のゲートには、非反転内部制御信号EQTが供給さ
れる。ここで、反転内部制御信号EQBは、図4に示さ
れるように、チップイネーブル信号CEBの立ち下がり
を受けてフラッシュメモリが選択状態とされるとき、あ
るいは内部アドレス信号X0〜Xi又はY0〜Yjが1
ビットでも変化されることでアドレス遷移検出回路AT
Dの出力信号ATDOがハイレベルとされるとき、言い
換えるならばセンスアンプSAによる読み出し信号の増
幅動作が行われる当初において一時的にロウレベルとさ
れる。言うまでもなく、非反転内部制御信号EQTは、
反転内部制御信号EQBがロウレベルとされるときハイ
レベルとされ、ハイレベルとされるときロウレベルとさ
れる。
【0040】これにより、MOSFETP1及びN1
は、反転内部制御信号EQBがロウレベルとされ非反転
内部制御信号EQTがハイレベルとされるとき、言い換
えるならばセンスアンプSAによる読み出し信号の増幅
動作が行われる当初において一時的にオン状態となり、
インバータI1の入力端子及び出力端子を短絡して、内
部ノードnrの電位をインバータI1の論理スレッシホ
ルドレベルVRとする。前述のように、反転内部制御信
号EQBがロウレベルとされ非反転内部制御信号EQT
がハイレベルとされるとき、反転内部制御信号SACB
はロウレベルとされ、MOSFETN2はオン状態とさ
れる。この結果、共通データ線CDとメモリアレイMA
RYの選択されたビット線B0〜Bnが、上記論理スレ
ッシホルドレベルVRにイコライズされるものとなる。
【0041】センスアンプSAは、さらに、電源電圧V
CCと共通データ線CDとの間に直列形態に設けられる
NチャンネルMOSFETN8(第1のプリチャージM
OSFET)及びN9と、これらのMOSFETと並列
形態に設けられるもう1個のNチャンネルMOSFET
N7(第2のプリチャージMOSFET)とを含む。こ
のうち、MOSFETN9のゲートには、非反転内部制
御信号EQTが供給される。また、MOSFETN8の
ゲートは、PチャンネルMOSFETP4を介して電源
電圧VCCに結合されるとともに、2個のNチャンネル
MOSFETN4及びN6を介して回路の接地電位に結
合される。MOSFETP4及びN4のゲートには、上
記反転内部制御信号SACBが供給され、MOSFET
N5のゲートは共通データ線CDに結合される。この実
施例において、MOSFETN8は、比較的大きなコン
ダクタンスを持つべく比較的大きなサイズをもって形成
され、MOSFETN7は、MOSFETN8に比較し
て小さなコンダクタンスを持つべく比較的小さなサイズ
をもって形成される。
【0042】これらのことから、MOSFETP4は、
フラッシュメモリが選択状態とされ反転内部制御信号S
ACBがロウレベルとされるとき選択的にオン状態とな
り、MOSFETN7及びN8をオン状態とする。この
とき、MOSFETN9は、非反転内部制御信号EQT
がハイレベルとされる期間だけ一時的にオン状態とさ
れ、これによってMOSFETN8が実質的な有効状態
となる。この結果、共通データ線CDには、非反転内部
制御信号EQTがハイレベルとされる期間だけ、言い換
えるならばセンスアンプSAによる読み出し信号の増幅
動作が行われる当初において、MOSFETN8を介す
る比較的大きなプリチャージ電流i3とMOSFETN
7を介する比較的小さなプリチャージ電流i2とが同時
に供給される。前述のように、非反転内部制御信号EQ
Tがハイレベルとされるとき、センスアンプSAではM
OSFETP1及びN1による共通データ線CDのイコ
ライズが行われる。したがって、共通データ線CDの電
位は、直前の読み出し動作においてその電位がロウレベ
ルとされている場合でも、論理スレッシホルドレベルV
Rまで急速に上昇されるものとなる。
【0043】所定の時間が経過し非反転内部制御信号E
QTがロウレベルとされると、センスアンプSAでは、
MOSFETN9がオフ状態とされ、プリチャージMO
SFETN8は無効状態とされる。したがって、共通デ
ータ線には、MOSFETN7を介する比較的小さなプ
リチャージ電流i2が供給されるとともに、MOSFE
TP2及びN2を介する読み出し電流i1が供給され
る。このとき、MOSFETP1及びN1は、前述のよ
うに、反転内部制御信号EQBのハイレベルと非反転内
部制御信号EQTのロウレベルを受けてオフ状態とされ
る。このため、共通データ線CDの電位は、メモリアレ
イMARYの選択されたメモリセルが論理“0”のデー
タを保持するとき、プリチャージ電流i2及び読み出し
電流i1によってさらに上昇し、メモリアレイMARY
の選択されたメモリセルが論理“1”のデータを保持す
るとき、このメモリセルを介する引き抜き電流によって
徐々に低下する。共通データ線CDのレベル変化は、レ
ベル判定回路となるインバータI1によって判定され、
その出力信号つまりはセンスアンプSAの出力信号SA
Oが選択的にロウレベル又はハイレベルとされる。
【0044】ところで、メモリアレイMARYの選択さ
れたメモリセルの保持データに従って共通データ線CD
の電位が選択的に変化されるとき、センスアンプSAで
は、前述のように、比較的小さなコンダクタンスを有す
るプリチャージMOSFETN7のみがオン状態とされ
る。このため、直前の読み出し動作において共通データ
線CDの電位がハイレベルとされている場合でも、メモ
リアレイMARYの選択されたメモリセルによる共通デ
ータ線CDの電位引き抜きは速やかに行われ、これによ
って論理“1”の記憶データの読み出し動作も高速化さ
れる。
【0045】図5には、図1のフラッシュメモリに含ま
れるセンスアンプSAの第2の実施例の回路図が示され
ている。同図により、この発明が適用されたセンスアン
プのもう一つの実施例の具体的構成及び動作ならびにそ
の特徴について説明する。なお、この実施例のセンスア
ンプSAは、前記図2の実施例を基本的に踏襲するもの
であるため、これと異なる部分についてのみ説明を追加
する。
【0046】図5において、この実施例のセンスアンプ
SAは、Nチャンネル型の差動MOSFETNB及びN
Cを含む。これらの差動MOSFETのドレインは、対
応するPチャンネルMOSFETP6及びP7を介して
電源電圧VCCに結合され、その共通結合されたソース
は、Nチャンネル型の駆動MOSFETNEを介して回
路の接地電位に結合される。MOSFETNCのゲート
は、内部ノードnrに結合され、MOSFETNBのゲ
ートは、PチャンネルMOSFETP6ならびにNチャ
ンネルMOSFETNA及びNDからなる定電圧発生回
路から所定の基準電位VRが供給される。一方、MOS
FETP6のゲートは、そのドレインに共通結合された
後、MOSFETP7のゲートに結合される。また、駆
動MOSFETNE及びNDのゲートには、非反転内部
制御信号SACTが供給される。これにより、MOSF
ETP6及びP7は電流ミラー形態とされ、差動MOS
FETNB及びNCに対するアクティブ負荷として作用
する。また、差動MOSFETNB及びNCは、これら
の負荷MOSFETP6及びP7ならびに駆動MOSF
ETNEとともに、非反転内部制御信号SACTがハイ
レベルとされることで選択的に動作状態とされかつ上記
基準電位VRをその論理スレッシホルドレベルとするレ
ベル判定回路を構成する。
【0047】差動MOSFETNB及びNCを中心とす
るレベル判定回路の反転出力信号すなわちMOSFET
NC及びP7の共通結合されたドレイン電位は、インバ
ータI2によって反転された後、センスアンプSAの出
力信号SAOとなる。一方、レベル判定回路の反転入力
端子すなわちMOSFETNBのゲートとその非反転入
力端子すなわちMOSFETNCのゲートつまり内部ノ
ードnrとの間には、PチャンネルMOSFETP1及
びN1からなる相補スイッチが設けられる。このうち、
MOSFETP1のゲートには反転内部制御信号EQB
が供給され、MOSFETN1のゲートには非反転内部
制御信号EQTが供給される。MOSFETP1及びN
1は、反転内部制御信号EQBがロウレベルとされ非反
転内部制御信号EQTがハイレベルとされることで、言
い換えるならばセンスアンプSAよる読み出し信号の増
幅動作が行われる当初において一時的にオン状態とな
り、内部ノードnrつまりは共通データ線CDの電位を
基準電位VRつまりは差動MOSFETNB及びNCを
中心とするレベル判定回路の論理スレッシホルドレベル
にイコライズする。この結果、この実施例のセンスアン
プSAにおいても、前記図3の実施例と同様な効果を得
ることができるものとなる。
【0048】以上の実施例に示されるように、この発明
を電流センス型のセンスアンプを備えるフラッシュメモ
リ等の半導体記憶装置に適用することで、次のような作
用効果を得ることができる。すなわち、 (1)電流センス型のセンスアンプを備えるフラッシュ
メモリ等において、共通データ線を、読み出し動作が開
始される当初、センスアンプのレベル判定回路の論理ス
レッシホルドレベルにイコライズすることで、レベル判
定回路による読み出し信号のレベル判定動作を安定化で
きるという効果が得られる。
【0049】(2)上記(1)項において、共通データ
線のプリチャージを、比較的大きなコンダクタンスを有
し共通データ線のイコライズが行われる間一時的に有効
とされる第1のプリチャージMOSFETと、比較的小
さなコンダクタンスを有し読み出し信号の増幅動作が行
われる間定常的に有効とされる第2のプリチャージMO
SFETとにより行うことで、選択されたメモリセルの
読み出し信号による共通データ線のレベル変化に影響を
与えることなく、共通データ線のプリチャージを高速化
できるという効果が得られる。 (3)上記(1)項及び(2)項により、読み出し信号
の論理レベルの如何にかかわらず、センスアンプのレベ
ル判定回路による読み出し信号のレベル判定動作を高速
化できるという効果が得られる。 (4)上記(1)項〜(3)項により、フラッシュメモ
リの読み出し動作を高速化し、そのアクセスタイムの高
速化を推進できるという効果が得られる。
【0050】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、この発明は、上記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例え
ば、図1において、フラッシュメモリは、メモリアレイ
MARYを構成するすべてのメモリセルの記憶データを
一斉に消去するためのチップ消去モードを備えることが
できる。また、フラッシュメモリは、複数ビットの記憶
データを同時に入力又は出力するいわゆる多ビット構成
を採ることができるし、そのブロック構成や電源電圧及
び制御電圧の極性及び絶対値ならびに組み合わせ等は、
種々の実施形態を採りうる。
【0051】図2において、メモリアレイMARYは、
複数のサブメモリアレイに分割することができる。ま
た、YスイッチYSは、PチャンネルMOSFET及び
NチャンネルMOSFETが並列結合されてなる相補ス
イッチにより構成することができる。図5において、内
部ノードnrに対するレベル判定回路は、図6に例示さ
れるように、Pチャンネル型の差動MOSFETPB及
びPCを中心に構成することができる。この場合、レベ
ル判定回路の反転入力端子すなわちMOSFETPBの
ゲートに基準電位VRを与えるための定電圧発生回路
は、PチャンネルMOSFETP8及びPAならびにN
チャンネルMOSFETNGにより構成する必要があ
る。図3ならびに図5及び図6において、読み出し電流
i1を充分な値に設定できる場合、比較的小さなコンダ
クタンスを有するプリチャージMOSFETP7を省略
することができる。さらに、図2に示されるメモリアレ
イMARYや図3,図5及び図6に示されるセンスアン
プSAの具体的構成ならびにMOSFETの導電型等
は、種々の実施形態を採りうる。
【0052】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその背景となった利用分野であるフラ
ッシュメモリに適用した場合について説明したが、それ
に限定されるものではなく、例えば、同様なセンスアン
プを備えるEPROM及びEEPROM等の各種メモリ
集積回路やこれらのメモリ集積回路を内蔵するマイクロ
コンピュータ等の論理集積回路装置にも適用できる。こ
の発明は、少なくとも電流センス型のセンスアンプを備
える半導体記憶装置ならびにこのような半導体記憶装置
を内蔵する半導体装置に広く適用できる。
【0053】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、電流センス型のセンスアン
プを備えるフラッシュメモリ等において、共通データ線
を、読み出し動作が開始される当初、センスアンプのレ
ベル判定回路の論理スレッシホルドレベルにイコライズ
するとともに、共通データ線のプリチャージを、比較的
大きなコンダクタンスを有しかつ共通データ線のイコラ
イズが行われる間一時的に有効とされる第1のプリチャ
ージMOSFETと、比較的小さなコンダクタンスを有
しかつ読み出し信号の増幅動作が行われる間定常的に有
効とされる第2のプリチャージMOSFETとにより行
うことで、読み出し信号の論理レベルの如何にかかわら
ず、センスアンプのレベル判定回路による読み出し信号
のレベル判定動作を高速化することができる。この結
果、フラッシュメモリの読み出し動作を高速化し、その
アクセスタイムの高速化を推進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたフラッシュメモリの一実
施例を示すブロック図である。
【図2】図1のフラッシュメモリに含まれるメモリアレ
イ及びYスイッチの一実施例を示す回路図である。
【図3】図1のフラッシュメモリに含まれるセンスアン
プの第1の実施例を示す回路図である。
【図4】図3のセンスアンプの一実施例を示す信号波形
図である。
【図5】図1のフラッシュメモリに含まれるセンスアン
プの第2の実施例を示す回路図である。
【図6】図1のフラッシュメモリに含まれるセンスアン
プの第3の実施例を示す回路図である。
【図7】従来のフラッシュメモリに含まれるセンスアン
プの一例を示す回路図である。
【符号の説明】
MARY・・・メモリアレイ、XD・・・Xアドレスデ
コーダ、XB・・・Xアドレスバッファ、SS・・・ソ
ーススイッチ、YS・・・Yスイッチ、YD・・・Yア
ドレスデコーダ、YB・・・Yアドレスバッファ、AT
D・・・アドレス遷移検出回路、WA・・・ライトアン
プ、SA・・・センスアンプ、IB・・・データ入力バ
ッファ、OB・・・データ出力バッファ、TG・・・タ
イミング発生回路。MC・・・不揮発性メモリセル、W
0〜Wm・・・ワード線、B0〜Bn・・・ビット線、
SL・・・ソース線。P1〜PC・・・PチャンネルM
OSFET、N1〜NS・・・NチャンネルMOSFE
T、I1〜I2・・・インバータ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直交して配置されるワード線及びビット
    線ならびにこれらのワード線及びビット線の交点に格子
    状に配置される不揮発性メモリセルを含むメモリアレイ
    と、指定される上記ビット線が選択的に接続状態とされ
    る共通データ線と、第1の電源電圧と上記共通データ線
    との間に設けられ読み出し信号の増幅動作が行われる当
    初一時的に有効とされる第1のプリチャージMOSFE
    Tを含むセンスアンプとを具備することを特徴とする半
    導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 上記第1のプリチャージMOSFET
    は、比較的大きなコンダクタンスを有するものであっ
    て、上記センスアンプは、比較的小さなコンダクタンス
    を有しかつ読み出し信号の増幅動作が行われる間定常的
    に有効とされる第2のプリチャージMOSFETを含む
    ものであることを特徴とする請求項1の半導体記憶装
    置。
  3. 【請求項3】 上記共通データ線は、読み出し信号の増
    幅動作が行われる当初一時的に所定レベルにイコライズ
    されるものであって、上記第1のプリチャージMOSF
    ETは、上記共通データ線がイコライズされる間有効と
    されるものであることを特徴とする請求項1又は請求項
    2の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 上記センスアンプは、上記共通データ線
    のレベルを判定するレベル判定回路を含むものであっ
    て、上記共通データ線のイコライズレベルは、上記レベ
    ル判定回路の論理スレッシホルドレベルとされるもので
    あることを特徴とする請求項1,請求項2又は請求項3
    の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 上記半導体記憶装置は、アドレス遷移検
    出回路を具備するフラッシュメモリであって、上記読み
    出し信号の増幅動作は、上記アドレス遷移検出回路の出
    力信号に従っても選択的に開始されるものであることを
    特徴とする請求項1,請求項2,請求項3又は請求項4
    の半導体記憶装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6191977B1 (en) 1998-03-28 2001-02-20 Hyundai Electronics Industries Co., Ltd. Sense circuit for a multi-level flash memory cell
US6873554B1 (en) 2002-10-03 2005-03-29 Oki Electric Industry Co., Ltd. Semiconductor memory device
WO2007125590A1 (ja) * 2006-04-28 2007-11-08 Spansion Llc 半導体装置およびその制御方法

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