JP3315472B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JP3315472B2
JP3315472B2 JP12201493A JP12201493A JP3315472B2 JP 3315472 B2 JP3315472 B2 JP 3315472B2 JP 12201493 A JP12201493 A JP 12201493A JP 12201493 A JP12201493 A JP 12201493A JP 3315472 B2 JP3315472 B2 JP 3315472B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不揮発性を有する半導
体記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に本発明に関連する従来技術を記載
した文献を列記する。
【0003】文献1: "A 16Kb Electrically Erasable
Nonvolatile Memory" 1980 IEEEE ISSCC Dog. Tech. Pap. pp.152-153, 271,
1980 文献2: "Analysis and Modeling of Floating-Gate E
EPROM Cells" IEEE Trans. Electron Devices, 1986 June, ED-33, No.6, PP.835-844 文献3:「半導体MOSメモリとその使い方」 pp.
96−101 日刊工業新聞社刊 1990年 文献4: "FLASH EEPROM MEMORY SYSTEMS HAVING MULTI
STATE STORAGE CELLS" UNITED STATES PATENT No. 5,043,940 (Aug. 27, 1991) 文献5: "A NOVEL CELL STRUCTURE SUITABLE FOR A 3
VOLT OPERATION SECTOR ERASE FLASH MEMORY" IEDM 92 599-602
【0004】半導体装置の電源を切っても記憶情報が失
われないという不揮発性を有する半導体記憶装置(以
下、「PROM」と称する。)は1970年代初期より
開発実用化されている。更に、1980年代より、文献
1にも示す如く、電気的に書き換えができ且つ不揮発性
を有する半導体記憶装置(以下、「EEPROM」と称
する。)が実用化されている。
【0005】EEPROMのメモリセルの記憶方法とし
ては、文献1及び文献2に示されるように、フローティ
ングゲートを有するトランジスタ構造のメモリセルに、
薄い酸化絶縁膜を介し、ファラー−ノードハイムトンネ
ル現象により、電荷の注入及び放出を行い、トランジス
タのしきい値電圧の制御を行う。即ち、フローティング
ゲートに電子を注入することによりメモリセルのしきい
値は高くなり、電子を放出し正孔を注入することにより
メモリセルのしきい値は低くなる。
【0006】このEEPROMの機能回路ブロックは、
例えば、文献3の図2に示されているが、本発明との対
比のため、図8に従来のEEPROMの回路ブロックを
示す。
【0007】図8には、列数として4本、行数として8
本の32個のメモリセルが示されており、同時に2ビッ
トのデータの読み出し及びプログラムを行う。これらの
32個のメモリセルにプログラム、消去及び読み出しを
選択的に行うためのデコーダ回路、マルチプレクサ、ア
ドレスバッファ、チップ制御回路、高電圧発生/制御回
路、プログラム回路、センス回路、データ入力バッファ
及びデータ出力バッファが備えられている。
【0008】図8で、501、502、503、504
はアドレス入力端子であり、列線及び行線で選択される
メモリセルの番地を入力する。また、入力端子505、
506、507には、このEEPROMの動作モードを
制御する制御信号が入力され、505はチップ選択信号
端子、506は出力選択信号端子、507はライト信号
端子である。508、509は入出力端子であり、読み
出しモードの時には選択されたメモリセルの記憶データ
が出力され、ライトモードの時にはメモリセルに記憶さ
れるデータを入力する。511、512、513、51
4はアドレスバッファであり、アドレス入力をバッファ
して出力する機能と、パワーダウン信号を受けて入力部
の消費電流を低減させる機能とを持つ。なお、文献3に
示されるように、アドレスバッファに、ライトモードに
おいてラッチ信号を受け、アドレス入力のラッチを行う
機能を追加した従来技術もある。
【0009】515はチップ制御回路で、505、50
6、507の制御入力に応じ、読み出しモード、ライト
モード、パワーダウンモード(或いはスタンバイモー
ド)、出力非選択モードを夫々作り出す。ライトモード
は、更に、消去モードとプログラムモードの2つに分け
られる。消去モードとは、メモリセルの記憶データの書
き換えを行なうために、選択したメモリセルの属するバ
イト乃至列線乃至メモリブロックのメモリセルを消去状
態にすることである。メモリセルの消去状態とは、メモ
リセルのしきい値が、読み出し時のゲート電圧よりも高
く(或いは低く)なることを指す。プログラムモードと
は、選択したメモリセルを、入力データに応じてプログ
ラム状態にすることである。プログラム状態とは、メモ
リセルのしきい値が読み出し時のゲート電圧より低く
(或いは高く)なることを指す。メモリセルのデータを
書き換える場合、まず、消去モードでメモリセルを消去
状態とし、その後、入力データに応じてメモリセルをプ
ログラム状態とする。即ち、ライトモードは消去モード
とプログラムモードとを有している。チップ制御回路5
15は、消去モードやプログラムモードを内部タイマー
により自動終了させる機能をも含んでいる。
【0010】518は高電圧発生/制御回路であり、ラ
イト時にEEPROMの電源電圧を昇圧して10〜25
V程度の高電圧を発生する回路(以下、「チャージポン
プ回路」と称する。)と、消去モードやプログラムモー
ドに応じて所望の高電圧をEEPROM内部の各回路に
供給する制御回路とを有している。
【0011】516は列デコーダで、アドレスバッファ
511、512の出力をデコードして、選択されたメモ
リセルの列線(「ワード線」とも称する。)のみにハイ
(H)電圧を印加し、非選択のメモリセルの列線にはロ
ウ(L)電圧を印加するものである。選択時のハイ電圧
は、読み出し時には電源電圧近傍であるが、ライト時に
は高電圧である。
【0012】517は行デコーダで、アドレスバッファ
513、514の出力をデコードして、選択された行線
にはハイ電圧、非選択の行線にはロウ電圧をマルチプレ
クサ527、528に出力するものである。マルチプレ
クサ527、528は、行デコーダ517の信号に応じ
て、選択された行線(「ビット線」とも称する。)とデ
ータ線597、598とを接続させるものである。行デ
コーダ517の出力のハイ電圧は、読み出し時には電源
電圧近傍、ライト時には高電圧である。
【0013】529、530、531、532は列線で
あり、533、534、535、536、537、53
8、539、540は行線である。577、578、5
79、580はメモリセンスプログラム線である。54
5、546、…、576はメモリセルであり、文献1の
図2及び図3に示される構造及び結線をしている。例え
ば、文献1の図3のメモリセルにおいて、列線はセレク
トトランジスタのゲートに、行線はセレクトトランジス
タのドレインに、メモリセンスプログラム線はメモリト
ランジスタのゲートに夫々接続されている。
【0014】520、524はデータ入力バッファであ
り、ライトモードにおいて、入出力端子508、509
のデータ入力をバッファしてプログラム回路519、5
23にデータを出力する。なお、ライトモード時にラッ
チ信号を受け、データ入力をラッチする機能を有したデ
ータ入力バッファもある。
【0015】519、523はプログラム回路であり、
プログラムモードの信号及び高電圧を受けて、データ入
力による高電圧乃至ロウ電圧の出力をデータ線597、
598に行う。この際、従来のEEPROMは、1つの
高電圧値と1つのロウ電圧(通常、0V)しか出力でき
ない。
【0016】521、525はセンス回路であり、読み
出しモードにおいて、選択されたメモリセルのデータ
が、行線及びマルチプレクサを経由し、データ線に伝達
されるが、このデータ線の電圧値の大小乃至電流値の大
小を検出して増幅し、データ出力バッファに出力する。
【0017】522、526はデータ出力バッファであ
り、読み出しモードにおいて、センス回路からのデータ
を出力端子に出力する。更に、パワーダウンモード及び
出力非選択モードにおいて、出力を禁止する機能をも有
している。
【0018】図8において、581は、アドレスバッフ
ァ511の出力で、列デコーダ516の入力である。5
82は、アドレスバッファ512の出力で、列デコーダ
516の入力である。583は、アドレスバッファ51
3の出力で、行デコーダ517の入力である。584
は、アドレスバッファ514の出力で、行デコーダ51
7の入力である。585〜588は、行デコーダ517
の出力で、マルチプレクサ527、528の入力であ
る。チップ制御回路515の出力603はパワーダウン
信号であり、アドレスバッファ511、512、51
3、514の制御入力へ接続されている。同じく、58
9は読み出しイネーブル信号であり、センス回路52
1、525を活性化したり、非活性化したりする。59
0はプログラム信号であり、プログラムモード時に、プ
ログラム回路519、523を活性化し、高電圧発生/
制御回路518において、高電圧を高電圧線594、5
96に出力させ、メモリセンス線595を0Vにさせ
る。591は消去信号であり、消去モード時に、高電圧
発生/制御回路518の出力594、595に高電圧を
出力させる。592はデータ入力イネーブル信号であ
り、ライトモードにおいて、データ入力バッファ520
及びデータ入力バッファ524を活性化させる。593
はデータ出力イネーブル信号であり、読み出しモードに
おいて、データ出力バッファ522、526を活性化さ
せる。
【0019】594は第1の高電圧信号で、ライトモー
ド時、高電圧を列デコーダ516と行デコーダ517と
に供給する。595はメモリセンス線で、プログラム時
は0V、消去時は高電圧で、読み出し時は0Vから電源
電圧の間の電圧となっている。596は第2の高電圧信
号線であり、プログラム時に高電圧になる。599はデ
ータ入力バッファ520の出力で、プログラム回路51
9の入力、601はデータ入力バッファ524の出力
で、プログラム回路523の入力である。600はセン
ス回路521の出力で、データ入力バッファ524の入
力、602はセンス回路525の出力で、データ出力バ
ッファ526の入力である。541、542、543、
544は、595の信号を、列線529、530、53
1、532の信号によりデコードして、メモリセンスプ
ログラム信号577、578、579、580を作り出
す回路である。
【0020】従来のEEPROMのライト動作及び読み
出し動作を簡単に説明する。
【0021】読み出し時においては、まず、505、5
06、507の制御信号を読み出しモードにし、50
1、502、503、504に、選択したアドレスを入
力する。入力アドレスは、511、512、513、5
14においてバッファされ、列デコーダ516及び行デ
コーダ517でデコードされる。列デコーダ516の出
力信号は4本であり、列線に接続されるが、選択された
列線1本がハイ電圧(通常電源電圧近傍)であり、その
他の3本はロウ電圧である。更に、行デコーダ517の
出力585〜588と527により、行線533〜53
6から1本の行線が選択され、選択された行線のみがデ
ータ線597とローインピーダンスで電気的に接続され
る。同様に、595〜588と528により、537〜
540から1本の行線が選択される。この時、メモリセ
ンス線595には、メモリセルのしきい値を検出する電
圧、例えば2〜4Vが出力され、541〜544を経由
し、選択されたメモリセンスプログラム線のみに2〜4
Vが印加される。また、メモリグランド線604は接地
状態である。選択されたメモリセルの行線には、センス
回路521、525により電圧が供給されるが、メモリ
セルのしきい値電圧がしきい値検出電圧よりも低い場
合、メモリセルトランジスタが導通状態となり、行線か
ら、メモリグランド線604に電流が流れる。メモリセ
ルのしきい値電圧がしきい値検出電圧よりも高い場合、
メモリセルトランジスタは非導通状態であり、行線から
604への電流は流れない。行線の電圧はセンス回路に
より設定され、読み出し時の行線への電流はセンス回路
より供給される。この電流の有無をセンス回路が検出
し、増幅することにより、600及び602にはメモリ
セルの記憶データがハイ電圧乃至ロウ電圧の2値で出力
され、522及び526を経由し、外部に読み出され
る。例えば、メモリセルのしきい値が6Vと高い場合
は、508にはハイ電圧が出力され、メモリセルのしき
い値が0Vと低い場合には、508にはロウ電圧が出力
される。
【0022】ライト動作の場合、まず、メモリセルの消
去から行う。この例の場合、消去は列線単位に行うよう
になっているが、バイト単位やブロック単位でもよい。
消去モードの入力は、この例の場合、505、506、
507の制御入力によるとしたが、制御入力に加え、デ
ータ入力バッファへの入力データにより消去モードを有
効とする従来技術もある。消去モードが入力されると、
501、502のアドレスにより列線が選択される。5
94が高電圧となり、選択された列線は高電圧、その他
の列線は0Vとなる。595も高電圧となり、541〜
544により、選択された列線のメモリセンスプログラ
ム線も高電圧となる。プログラム回路519、センス回
路521、プログラム回路523、センス回路525は
消去時非活性化されており、597は0V乃至フローテ
ィングである。604は、消去時は接地状態である。従
って、選択された列線のメモリセルは、ゲートに高電圧
(例えば20V)が印加され、ドレイン及びソースが接
地された状態になる。このとき、ファラー−ノードハイ
ムトンネリングがおき、ドレインからフローティングゲ
ートへ電子が注入され、メモリセルトランジスタのしき
い値は高く(例えば5〜8V)なる。 消去されたメモ
リセルをプログラムする場合、プログラムモードを入力
し、501、502、503、504にプログラムする
アドレスを入力する。プログラム時、594は高電圧、
595は0V、596は高電圧、604はフローティン
グとなる。また、列デコーダ516、行デコーダ51
7、プログラム回路519、523、データ入力バッフ
ァ520、524は活性化されており、センス回路52
1、525、522、526は非活性化されている。例
えば、508にデータ入力としてロウ電圧が入力される
と、プログラム回路519は597に高電圧(例えば2
0V)を出力し、508にハイ電圧が入力されると、5
97には0Vが出力される。597が高電圧の場合、5
85〜588のうち、選択された信号も高電圧であるの
で、選択された行線は高電圧(例えば20V)となる。
選択された列線も高電圧であり、メモリセンスプログラ
ム線は0Vであるので、メモリセルトランジスタのゲー
トは0V、ドレインには高電圧(例えば20V)が印加
される。この時、ファーラー−ノードハイムトンネリン
グにより、フローティングゲートからドレインへと電子
が放出され、且つ、ドレインからフローティングゲート
へと正孔が注入され、メモリセルトランジスタのしきい
値電圧が下がる(例えば、0Vから−3V)。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】従来のEEPROMに
おいて、記憶原理としてのファーラー−ノードハイムト
ンネル電流は、文献2の(1)式に示されるように、絶
縁膜両端に印加される電界に比例するものであり、これ
によるメモリセルトランジスタのしきい値の変化は、例
えば文献2の図6や図9に示されるように、消去時やプ
ログラム時の高電圧値により、直線的に変化するもので
ある。そして、従来のEEPROMでは、消去時やプロ
グラム時に各々1つの高電圧値しか用いず、読み出し時
においても、しきい値が高いか低いかという2値しか検
出できなかった。
【0024】更に、文献4に示されるように、1つのメ
モリセルに対し複数のビット情報を記憶させるEEPR
OMが考案されている。しかしながら、この文献のEE
PROMでは、読み出すメモリセルのしきい値の幅が狭
く、データの保持特性や、データの書き換え回数が、従
来一般のEEPROMよりも低下する可能性がある。
【0025】本発明は上記事項に基づいてなされたもの
であり、1つのメモりセルに対して4値以上の情報を読
み書きすることができる半導体記憶装置を提供し、且
つ、1つのメモリセルに対して、外部入力乃至外部コマ
ンドにより4値以上の情報の読み書きと従来通りの2値
での読み書きとを切り換え可能な半導体記憶装置を提供
することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明では、電気的にプログラムが可能な不揮
発性を有する半導体記憶装置において、マトリクス状に
配され且つ各々が複数の記憶レベルにプログラム可能な
複数のメモリセルと、前記複数のメモリセルから少なく
とも1つのメモリセルを選択するメモリセル選択回路
と、選択されたメモリセルに対し、所定の選択信号に応
じて、2値のデータの読み出し又は書き込みを行う第1
のモード及び4値以上のデータの読み出し又は書き込み
を行う第2のモードを備えたリード/ライト回路とを有
する。
【0027】本発明の好ましい態様においては、前記選
択信号が、前記半導体記憶装置の外部から供給される入
力信号又はコマンドである。
【0028】本発明の更に好ましい態様においては、前
記メモリセルの各々が、電荷の保存層としてフローティ
ングゲートを有するトランジスタに情報を記憶するもの
であり、これらのメモリセルへの書き込みが、ファーラ
ー−ノードハイムトンネル現象を用いて行われるもので
ある。
【0029】本発明の更に好ましい態様においては、前
記メモリセルからのデータの読み出し時において、読み
出すメモリセルのしきい値と比較を行うため、複数の比
較参照用メモリセルを前記リード/ライト回路内又は行
列状に配された前記複数のメモリセルの部分に有し、前
記複数の比較参照用メモリセルのしきい値が、前記選択
信号により選択されたモードでのメモリセルのしきい値
に対応した値である。
【0030】
【作用】本発明においては、例えば、外部からの選択信
号により、EEPROMのプログラム時に1つ若しくは
2つ以上のデータを入力し、この2つ以上のデータの組
み合せに応じて2値若しくは4値以上のプログラム高電
圧を作りだし、2値若しくは4値以上のしきい値をメモ
りセルに記憶させ、1ビット若しくは2ビット以上の情
報を選択して記憶させる。
【0031】更に、外部入力信号乃至し外部入力コマン
ドにより、2値のしきい値を持つメモリセルから1ビッ
トを検出する場合及び4値のしきい値を持つメモリセル
から2ビットを検出する場合において、後者の場合は、
複数のしきい値を有する3個以上のリファレンスメモリ
セルを設け、選択したメモリセルと複数のリファレンス
メモリセルとの比較を行い、また、前者に対しては、特
定のしきい値を有する1個のリファレンスメモリセルを
設け、選択したメモリセルと複数のリファレンスメモリ
セルとの比較を行う。
【0032】即ち、本発明においては、外部入力信号乃
至外部入力コマンドにより、2値若しくは4値以上のプ
ログラム高電圧を選択して作り、入力データに応じメモ
リセルに所定の高電圧を印加することにより、メモリセ
ルのしきい値を2値のみでなく複数値設けることができ
る。例えば、外部よりの入力信号(例えば、ハイ電圧)
を受け、2ビットのデータ入力があった時、4つの高電
圧値を設けることにより、データ入力の組み合わせ“0
0”“01”“10”“11”に対応させる。これによ
り、プログラム電圧値に比例してメモリセルのしきい値
を変化させる。例えば、“00”の入力に対しプログラ
ム電圧を22V、“01”に対し20V、“10”に対
し18V、“11”に対し16Vとすると、プログラム
電圧とメモリセルのしきい値には比例関係が存在するの
で、プログラム電圧22Vに対し、例えばしきい値を−
2.5V、20Vに対し−0.5V、18Vに対し1.
5V、16Vに対し3.5Vに設定することができる。
【0033】メモリセルのしきい値に応じた読み出しを
行うために、メモリセルのしきい値に対応したリファレ
ンス用メモリセルを設け、センス回路においてメモリセ
ルとの比較照合を行い、データ入力値に対応した、例え
ば2ビットのデータを復元する。
【0034】また、例えば外部からの入力信号が、例え
ばロウ電圧であった場合、従来のEEPROMと同様な
作用を行う。
【0035】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図7に示す。図1
は、本発明の一実施例によるEEPROM、図2は、図
1中のプログラム回路、図3及び図4は、図1中のセン
ス回路、図5及び図6は、図1中のアドレスバッファ、
図7は、図1中のマルチプレクサを夫々示す。
【0036】図1において、101、102、103、
104、105はアドレス入力端子であり、106、1
07、108、109は制御入力端子であり、110、
111はデータ入出力端子である。112、113、1
14、115、116はアドレスバッファであり、11
7はチップ制御回路、120は高電圧発生/制御回路、
118は列デコーダ、119は行デコーダ、243、2
44、…、274はメモリセル、142、143、14
4、145はメモリセンスプログラム線選択回路、12
9はマルチプレクサ、121はプログラム回路、12
4、125、126はセンス回路、122、127はデ
ータ入力バッファ、123、128はデータ出力バッフ
ァである。
【0037】また、メモリセルは、例えば、文献1に示
されるように、薄い絶縁膜を介してフローティングゲー
トに電荷の注入を行うものであるが、形状は特に限定を
しない。 図1の結線関係は、146、147はアドレ
スバッファ112の出力で列デコーダ118の入力、1
48、149はアドレスバッファ113の出力で列デコ
ーダ118の入力、150、151はアドレスバッファ
114の出力で行デコーダ119の入力、152、15
3はアドレスバッファ115の出力で行デコーダ119
の入力、154、155はアドレスバッファ116の出
力で行デコーダ119の入力、130、131、13
2、134は列線(ワード線)であり、列デコーダの出
力であり、メモリセルの選択ゲート及びメモリセンスプ
ログラム線選択回路142〜145に接続される。17
5〜182は、行デコーダ119の出力で、129の入
力であり、134、135、136、137、138、
139、140、141は行線(ビット線)であり、メ
モリセルのドレインに接続され、129に接続される。
157はパワーダウン信号であり、チップ制御回路11
7の出力でアドレスバッファ112、113、114、
115、116の入力であり、159は読みだしイネー
ブル信号であり、チップ制御回路117の出力で、セン
ス回路124、125、126の入力であり、160は
プログラムイネーブル信号であり、チップ制御回路11
7の出力で、高電圧発生/制御回路120及びプログラ
ム回路121の入力であり、161は消去信号であり、
チップ制御回路117の出力で、高電圧発生/制御回路
120の入力であり、162はデータ入力イネーブル信
号であり、チップ制御回路117の出力で、データ入力
バッファ122及び127の入力であり、163はデー
タ出力イネーブル信号であり、チップ制御回路117の
出力で、データ出力バッファ123及び128の入力で
ある。
【0038】185、188、189はデータ線であ
り、プログラム回路121の出力であり、センス回路1
24、125、126の入力であり、129の入出力で
ある。183はデータ入力バッファ122の出力で、プ
ログラム回路121の入力、187はデータ入力バッフ
ァ127の出力で、プログラム回路121の入力、18
4はセンス回路125の出力で、テータ出力バッファ1
23の入力、190はセンス回路124の出力で、テー
タ出力バッファ123の入力、186はセンス回路12
5の出力で、データ出力バッファ128の入力、191
はセンス回路126の出力で、テータ出力バッファ12
8の入力である。164は高電圧線であり、高電圧発生
/制御回路120の出力で、列デコーダ118及び行デ
コーダ119の入力であり、165はメモリセンス電圧
線であり、高電圧発生/制御回路120の出力で、14
2、143、144、145の入力である。166はプ
ログラム高電圧線であり、高電圧発生/制御回路120
の出力で、プログラム回路121の入力であり、192
はメモリグランド線で、高電圧発生/制御回路120の
出力で、メモリセル243、…、274のソース端子に
接続されている。また、101はアドレスバッファ11
2の入力、102はアドレスバッファ113の入力、1
03はアドレスバッファ114の入力、104はアドレ
スバッファ115の入力、105はアドレスバッファ1
16の入力、106、107、108、109はチップ
制御回路117の入力、データ入出力端子110はデー
タ入力バッファ122の入力で、データ出力バッファ1
23の出力、111はデータ入力バッファ127の入力
で、データ出力バッファ128の出力に接続されてい
る。
【0039】図1のEEPROMは、動作モードとし
て、少なくとも読み出しモード、ライトモード、パワー
ダウンモード(或いはスタンバイモード)、出力非選択
モードを有する。ライトモードは消去モードとプログラ
ムモードに分けられる。
【0040】読み出しモードでの、本例EEPROMの
動作は、まず、制御入力信号109においてEEPRO
Mの使用を選択し、例えば、109がハイ電圧の場合、
106、107、108の入力を読み出しモードに設定
し、101、102、103、104、105に読み出
したいアドレスを入力する。入力アドレスはアドレスバ
ッファ112、113、114、115、116により
バッファされ、アドレスバッファ112、113の出力
は、列デコーダ118により、列線130、131、1
32、133の4本にデコードされ、4本中1本がハイ
電圧で他の3本がロウ電圧となる。アドレスバッファ1
14、115、116の出力は、行デコーダ119によ
り、175〜182の8本にデコードされ、129のマ
ルチプレクサにより、134〜141の行線のうちの1
本がデータ線185と導通状態となる。列線と行線のデ
コードによりメモリセルのうちの1個(例えば、131
と135の交点のメモリセル252)が選択される。制
御信号157、158、159、160、161、16
2、163により、高電圧発生/制御回路120、デー
タ入力バッファ122、127、プログラム回路121
は非活性化され、例えば、164は電源電圧近傍、16
5は3V、166はロウ電圧、192は接地電圧、18
3、187はロウ電圧となる。センス回路125は、1
58、159が例えばハイ電圧となることにより活性化
され(センス回路124、センス回路126は非活
性)、185に現われた行線の電圧の増幅と比較検出と
データ復元を行い、184、186に出力する。テータ
出力バッファ123、128は、184、186をバッ
ファし、データ入出力端子110、111にメモリセル
の記憶データを出力する。
【0041】次に、制御入力信号109が、例えばロウ
電圧の場合は、上述した読み出しモードと同様に、制御
入力信号106、107、108を読み出しモードに設
定し、101〜105に読み出したいアドレスを入力す
る。入力アドレス信号は、アドレスバッファ112〜1
16によりバッファされるが、アドレスバッファ116
からの出力信号154、155は、チップ制御回路11
7の出力信号158により、アドレスバッファ116が
非活性となり、一定の値、例えばハイ電圧に固定され
る。アドレスバッファ112、113の出力146〜1
49は、列デコーダ118により列線130〜133の
4本にデコードされ、4本中1本がハイ電圧で他の3本
はロウ電圧となる。アドレスバッファ114〜116の
出力は、行デコーダ119により175〜182の8本
にデコードされ、129のマルチプレクサにおいて、1
58の入力信号を受けて、行デコーダ119の出力17
5〜178と行線134〜137から1本の行線が選択
され、選択された行線のみがデータ線188と導通状態
になる。
【0042】同様に、179〜182と129により、
138〜141から1本の行線が選択される。これら列
線と行線のデコードにより、メモリセル内の2個(例え
ば131と135の交点252、131と139の交点
255のメモリセル)が選択される。
【0043】制御信号157〜163により、高電圧発
生/制御回路120、プログラム回路121、データ入
力バッファ122、127は非活性化され、例えば、1
64は電源電圧近傍、165は3V、166はロウ電
圧、192は接地電位、183、187はロウ電圧とな
る。センス回路124、126は、159が例えばハイ
電圧、158が例えばロウ電圧となることで活性化さ
れ、188、189に現われた行線の電圧の増幅と比較
検出とデータ復元を行い、190、191に出力する。
データ出力バッファ123、128は、190、191
をバッファしデータ入出力端子110、111にメモリ
セルの記憶データを出力する。
【0044】消去モードでは、まず、106、107、
108で消去モードを設定し、101、102に消去す
る列線アドレスを入力する。アドレスバッファ116の
出力信号は、例えば、148がロウ電圧、149がロウ
電圧、150がロウ電圧、151がハイ電圧、152が
ロウ電圧、153がロウ電圧となり、行デコーダ119
が活性化、高電圧発生/制御回路120、テータ出力バ
ッファ123、データ入力バッファ122、センス回路
125が非活性化される。行デコーダ119の出力15
4は高電圧(例えば20V)となり、155も高電圧
(例えば20V)となり、156はロウ電圧乃至電源電
圧近傍となり、188は接地電圧になる。この結果、チ
ップ制御回路117の出力127、テータ出力バッファ
128、129、130のうちの1本(例えば、データ
出力バッファ128)が高電圧(例えば20V)にな
る。また、189、190、191、192のうちの1
本(例えば、190)も高電圧(例えば20V)にな
る。従って、選択された列線のフローティングゲートを
有するメモリセルトランジスタのゲートが20V、ソー
スが接地電圧、ドレインも接地電圧(メモリセルトラン
ジスタがゲート電圧により導通状態となるため)とな
り、ファーラー−ノードハイムトンネリングが起き、し
きい値電圧は例えば5Vと高くなる。
【0045】プログラムモードでは、まず、制御信号1
09においてEEPROMの使用を決定する。例えば、
109がハイ電圧の場合は、各メモリセルに少なくとも
4値以上のデータを書き込む。次に、106、107、
108でプログラムモードを設定し、101、102、
103、104、105に、プログラムを行うアドレス
を入力する。チップ制御回路117の出力信号は、例え
ば、157がロウ電圧、160がハイ電圧、161がロ
ウ電圧、162がロウ電圧、163がロウ電圧となり、
高電圧発生/制御回路120、データ入力バッファ12
2、127、プログラム回路121が活性化、127、
データ出力バッファ123、センス回路124〜126
が非活性化される。高電圧発生/制御回路120の出力
164は高電圧(例えば23V)となり、165は接地
電圧となり、166は高電圧(例えば23V)となり、
192はハイインピーダンス状態となる。この結果、列
デコーダ118の出力130、131、132、133
のうちの1本(例えば、131)が高電圧(例えば23
V)になり、行デコーダ119の出力175〜182の
うちの1本が高電圧(例えば23V)となり、選択され
たマルチプレクサの部分は強いオン状態となり、行線と
185を導通させる。
【0046】プログラム時の入力データは、データ入出
力端子110、111からアドレスとほぼ同時に入力さ
れ、データ入力バッファ122、127でバッファさ
れ、プログラム回路121に送られる。プログラム回路
121において、入力データはプログラム電圧に変換さ
れ、185に所定の入力データに対応した所定のプログ
ラム電圧が出力される。 本実施例の場合、プログラム
電圧値は互いに異なる4つの電圧値(例えば、22V、
20V、18V、16V)のうちの1つが選択される。
なお、プログラム電圧値は4つ以上あってもよい。列線
として例えば131、行線として例えば135が選択さ
れた場合、135は129を経由してプログラム電圧と
なり、例えば20Vとなる。165は接地電圧であり、
131は23Vであるので、194は143を経由して
接地電圧となる。従って、メモリセル252のドレイン
には20V、ゲートには接地電圧が印加されるため、消
去時とは逆にメモリセルのしきい値は低くなり、例えば
−0.5Vとなる。文献2に示されるように、メモリセ
ルのしきい値はプログラム電圧値と比例関係を有して変
化する。
【0047】また、制御入力信号109が例えばロウ電
圧の場合、各メモリセルには従来通り2値のデータを書
き込むことができる。この場合、上述したと同様に、1
06、107、108でプログラムモードを設定し、1
01〜105にプログラムを行うアドレスを入力する。
この時、116のアドレスバッファには、109の入力
に対するチップ制御回路117の出力信号158(例え
ば、ロウ電圧)が入力され、アドレスバッファ116は
非活性となり、出力154、155は、例えばハイ電圧
に固定される。チップ制御回路117の出力信号15
7、159、160、161、162、163は、上述
したプログラムモードと同様に出力され、高電圧発生/
制御回路120、プログラム回路121、データ入力バ
ッファ122、127が活性化、テータ出力バッファ1
23、127、センス回路124〜126が非活性化さ
れる。高電圧発生/制御回路120の出力164、16
5、166もプログラムモードと同様になり、行デコー
ダ119の出力175〜178、179〜182のうち
の各1本が高電圧(例えば23V)となり、選択された
マルチプレクサの部分は強いオン状態となり、行線と1
88及び189とを導通させる。この場合のプログラム
時の入力データは、データ入出力端子110、111か
らアドレスとほぼ同時に入力され、プログラムモードと
同様に、データ入力バッファ122、127でバッファ
され、プログラム回路121に送られる。プログラム回
路121において、入力データは、158の入力(例え
ば、ロウ電圧)を受けて所望のプログラム電圧に変換さ
れ、188、189の所定の入力データに対応した所定
のプログラム電圧が出力される。この場合のプログラム
電圧値は、2値(例えば22V、16V)のうちの1つ
が選択される。列線として例えば131、行線として例
えば135、139が選択された場合、135、139
は129を経由してプログラム電圧となり、例えば22
V、16Vとなる。165は接地電圧であり、131は
23Vであるので、194は143を経由して接地電圧
となる。従って、メモリセル252、256のドレイン
にはそれぞれ22V、16Vの電圧が印加され、ゲート
には接地電圧が印加されるため、消去時とは逆にメモリ
セルのしきい値は低くなり、夫々、例えば−2.5V、
3.5Vとなる。
【0048】なお、本実施例では、EEPROMの仕様
を選択する際において、外部からの入力信号を用いて説
明を行ったが、特にこれに限定するものでなく、外部か
らのコマンド及び半導体記憶装置内部の信号乃至コマン
ドであってもよい。また、消去モードとプログラムモー
ド及び他のモードの設定の方法として、106、10
7、108の入力のみとしたが、特にこれに限定するも
のでない。更に、消去時のメモリセルの選択単位を列線
単位としたが、バイト単位やブロック単位でもよく、特
に限定するものではない。更に、プログラム回路を、本
実施例では1つとしたが、特にこれに限定するものでな
く、例えば2値及び4値以上のデータをプログラムさせ
るプログラム回路を夫々設けてもよい。
【0049】図2は、図1のプログラム回路についてよ
り詳細に示したものである。
【0050】図2で、DI1は第1のデータ入力、DI
2は第2のデータ入力、VPPXは高電圧入力、PRG
は入力でプログラムイネーブル信号、VPRG1〜3は
出力でプログラム電圧である。IV11、IV12、I
V13、IV14はインバータ回路であり、HVSWは
高電圧スイッチであり、C1〜C10はキャパシタン
ス、MN200〜MN216はMOSトランジスタでN
チャンネルエンハンスメント型であり、MP200〜M
P210はMOSトランジスタでPチャンネルエンハン
スメント型である。N1はIV21の出力でIV23の
入力、N2はIV22の出力でIV24の入力、N3は
IV23の出力でMP207、MP208、MN20
7、MN208のソースに接続されている。N4はIV
24の出力でMP209、MP210、MN209、M
N210のソースに接続されている。N5は、図1の1
58に対応し、IV25の入力であり、MP209、M
N208、MN209、MP210のゲートに接続され
ている。N6はIV25の出力であり、MN207、M
P208、MN210のゲートに接続されている。N7
はMN208、MP208のドレインより出力され、M
P200、MN200のゲートに接続され、N8はMN
209、MP209のドレインより出力され、MP20
1、MN201のゲートに接続されている。同様に、N
9はMN207、MP207のドレインより出力され、
MP203、MN203のゲートに接続されている。ま
た、N10はMN210、MP210のドレインより出
力され、MP205、MN205のゲートに接続されて
いる。
【0051】N11は接地ノードでインバータ回路の接
地電位及びC2、C4、C6の1端及びMN200のソ
ースとMN201のソースとMN202のソース、MN
203〜MN206のソースに接続されている。N13
はとMP201、MP200のソースとMP202、M
N202のドレイン、ゲートに接続されている。同様に
N15はMP203のソースとMP204、MN204
のドレイン、ゲートに接続され、N17はMP205の
ソースとMP206、MN206のドレイン、ゲートに
接続されている。
【0052】N18はC8の一端とMP200のドレイ
ン及びMN200のドレインと接続され、N19はC9
の一端とMP201のドレイン及びMN201のドレイ
ンと接続されている。同様に、N20はC7の一端とM
P203、MN203のドレインに接続され、N21は
C10の一端とMP205、MN205のドレインに接
続されている。
【0053】N12はC3の一端とC4の他端及びC8
の他端及びC9の他端及びMN212のゲートと接続さ
れている。また同様に、N14はC5の一端とC6の他
端及びC7の他端及びMN214のゲートに接続され、
N16はC1の一端とC2の他端及びC10の他端及び
MN216のゲートに接続されている。
【0054】N24はMN211のソースとMN212
のドレインに接続され、N23はMN213のソースと
MN214のドレインに接続され、N25はMN215
のソースとMN216のドレインに接続されている。
【0055】N26〜N28は電源ノードで夫々MP2
02、MP203、MP204のソース及びインバータ
回路の電源に接続されている。N22はHVSWの出力
でMN213、MN211、MN215のゲートに接続
されている。また、VPPXはC1の他端及びMN21
3、MN211、MN215のドレイン及びHVSWの
入力に、PRGはHVSWの制御入力に、DI1はIV
11の入力に、DI2はIV12の入力に、VPRG1
はMN212のソースに、VPRG2はMN214のソ
ースに、VPRG3MN216のソースに接続されてい
る。
【0056】図2のDI1は図1の183に、DI2は
図1の187に、VPPXは図1の166に、PRGは
図1の160に、VPRG1は図1の185に、VPR
G2は図1の188に、VPRG3は図1の189に対
応している。図2は2ビットのデジタルデータからアナ
ログデータへの変換回路であり、VPPXに高電圧(例
えば24V)が印加され、158、PRGがハイ電圧と
なると、N12の電圧値は、以下のように、キャパシタ
ンスC3、C4、C8、C9及びN13の電圧で決定さ
れる値になる。
【0057】N12の電圧=(VPPXの電圧・C3の
値+N13の電圧(C8の値+C9の値))/CT1
【0058】ここで、 CT1=C3+C4+C8+C
【0059】同様に、N14電圧値は
【0060】N14の電圧=(VPPXの電圧・C5の
値+N15の電圧(C7の値))/CT2
【0061】ここで、 CT2=C5+C6+C7
【0062】また、N16の電圧値は
【0063】N16の電圧=(VPPXの電圧・C1の
値+N17の電圧(C10の値))/CT3
【0064】ここで、 CT3=C1+C2+C10
【0065】なお、VPPXに高電圧(例えば24V)
が印加され、158がロウ電圧、PRGがハイ電圧にお
いても、N12、N14、N16の電圧値は上述したと
同様になる。
【0066】但し、158がロウ電圧の場合は、N12
の電圧値は入力信号DI1、DI2に関わらず一定の
値、例えば、VPPX・C3の値/CT1となる。ま
た、158がハイ電圧の場合には、N14、N16の電
圧値は、入力信号DI1、DI2に関わらず一定の値、
例えば、VPPX・C5の値/CT2、VPPX・C1
の値/CT3となる。
【0067】図2においては、N18〜N21の電圧
を、入力データ値により、接地電圧とN13、N15、
N17の電圧(例えば、3V程度の定電圧)とで切り換
えることにより、N12、N14、N16の電圧を、D
I1、DI2の値により可変できるようにした。更に、
C1=C3=C5、C2=C4=C6、C7=C10=
(C8+C9)と設定し、また、C8とC9の値を異な
らせる(例えば、C8の値をC9の2倍とする)ことに
よりデータの重みづけを行うことで、N12の電圧値は
4値で比例関係を持たせることができ、N14、N16
の電圧値は2値で比例関係を持たせることができる。P
RGの電圧がハイの場合、HVSWの出力N22は高電
圧となり、MN211、MN213、MN215はオン
状態となり、VPRG1は、N12の電圧からMN21
1のしきい値を引いた値となり、VPRG2、VPRG
3は、N14、N16からMN213、MN215のし
きい値を引いた値となる。この時、158の電圧がハイ
の場合、N14、N16の電圧値は、DI1、DI2の
値に関係なく、上述した一定の値となる。また、158
の電圧がロウの場合は、N12の電圧は、上述した一定
の値となる。N12の電圧が例えば21Vの場合、VP
RG1は例えば20Vとなる。
【0068】図2の実施例の場合、158の電圧値がハ
イの時、DI1がハイ電圧で且つDI2がハイ電圧の時
に、VPRG1が最も低く(例えば16V)、DI1が
ロウ電圧で且つDI2がロウ電圧の時に、VPRGが最
も高く(例えば22V)なる。この時、VPRG2、V
PRG3は、DI1、DI2の電圧値に関わらず例えば
22Vとなる。次に、158の電圧値がロウの時、DI
1がハイ電圧で且つDI2がハイ電圧の場合、VPRG
2、VPRG3は低く(例えば16V)なる。また、D
I1がハイ電圧、DI2がロウ電圧の場合には、VPR
G2は低く(例えば16V)、VPRG3は高く(例え
ば22V)なる。
【0069】PRGがロウ電圧の場合、N22もロウ電
圧となり、MN211、MN213、MN215がオフ
となり、VPRG1〜3はフローティングとなる。
【0070】図3に示すセンス回路2において、RDは
読み出し信号であり、DO1は第1のデータ出力、DO
2は第2のデータ出力、DBUSはメモリ読み出しデー
タ入力である。IV300、IV301、IV302、
IV303はMOSトランジスタで構成されたインバー
タ回路、NAND321は、MOSトランジスタで構成
された2入力の論理積の否定(以下、「否論理積」と称
する。)、AND311、AND312はMOSトラン
ジスタで構成された2入力の論理積、EXORはMOS
トランジスタで構成された2入力の排他的論理和であ
る。MP201、MP202、MP203、MP20
4、MP205、MP206はMOSトランジスタでP
チャンネルエンハンスメント型であり、MN201、M
N202、MN203、MN204、MN205、MN
206、MN207、MN208、MN209、MN2
10はMOSトランジスタでNチャンネルエンハンスメ
ント型トランジスタであり、RCEL1、RCEL2、
RCEL3はリファレンス用メモリセルである。
【0071】図3で、N33は、MP201のドレイン
とMN201のドレイン及びMN202のドレイン及び
MN203のゲートに接続されており、N34は、MP
202のドレイン及びゲートとMN203のドレインと
MN205のゲートに接続され、N35は、MP203
のドレインとMN205のドレインとIV302の入力
に接続されており、N38は、MP205のドレイン及
びゲートとMN207のドレインとMN206のゲート
に接続されており、N40は、MP206のドレインと
MN209及びMN210のドレインとMN207のゲ
ートに接続されており、N39は、MN207のソー
ス、MN208のドレイン及びMN209のゲートに接
続されており、N47はEXORの出力でIV303の
入力であり、N48はIV303の出力でありAND3
12の入力である。DAMP1は、MP203、MP2
04、MP205、MP206、MN205、MN20
6、MN204、MN207、MN208、MN20
9、MN210、IV302の部分を含むものであり、
DAMP2及びDAMP3はDAMP1と同様なトラン
ジスタ及び結線を有しているものである。
【0072】図3で、RD、158(158は図1中1
58に対応)はNAND321の入力、N30はNAN
D321の出力でIV300の入力、N31は、IV3
01の入力及びDAMP1のMN204のゲート及びD
AMP2及びDAMP3に接続され、IV301の出力
N32はMP201のゲート及びMN201のゲート
と、DAMP1のMP206のゲート及びMN210の
ゲートとDAMP2とDAMP3に接続されている。D
BUSはMN202のゲート及びMN203のソースに
接続されており、DO1はAND311の出力に、DO
2はAND312の出力に接続されている。SO1はD
AMP1のIV302の出力でありEXORの入力とな
っており、SO2はDAMP2でIV302に対応した
出力でありAND311の入力及びEXORの入力とな
っており、SO3はDAMP3でIV302に対応した
出力でありAND311及びAND312の入力となっ
ている。REF1はDAMP1のMN208のソースと
RCELL1のドレイン部分に接続されており、REF
2はDAMP2でMN208のソースに相当する部分と
RCELL2のドレイン部分に接続されており、REF
3はDAMP3でMN208のソースに相当する部分と
RCELL3のドレイン部分に接続されている。N41
〜N46は接地ノードであり、インバータ回路及び論理
積及び排他的論理和の接地ノードと、MN201、MN
202、MN204、MN209、MN210のソース
端子とRCEL1、RCEL2、RCEL3のソース部
分に接続されており、N49は電源ノードであり、イン
バータ回路及び論理積及び排他的論理和の電源ノード
と、MP201、MP202、MP203、MP20
4、MP205、MP206のソース及びMN208の
ゲートに接続されている。
【0073】図3のRDは図1の159に、DBUSは
図1の185に、DO1は図1の184に、DO2は図
1の186に対応する。
【0074】また、図4に示すセンス回路1で、RDは
読み出し信号であり、DO1は第1のデータ出力、DO
2は第2のデータ出力、DBUSはメモリ読み出しデー
タ入力である。IV300、IV301、IV302、
IV303はMOSトランジスタで構成されたインバー
タ回路、NAND321は、MOSトランジスタで構成
された2入力の否論理積である。MP301、MP30
2、MP303、MP304、MP305、MP306
はMOSトランジスタでPチャンネルエンハンスメント
型であり、MN301、MN302、MN303、MN
304、MN305、MN306、MN307、MN3
08、MN309、MN310はMOSトランジスタで
Nチャンネルエンハンスメント型であり、RCEL1は
リファレンス用メモリセルである。
【0075】図4で、N33はMP301のドレインと
MN301のドレイン及びMN302のドレイン及びM
N303のゲートに接続されており、N34はMP30
2のドレイン及びゲートとMN303のドレインとMN
305のゲートに接続され、N35はMP303のドレ
インとMN305のドレインとIV302の入力に接続
されており、N38はMP305のドレイン及びゲート
とMN307のドレインとMN306のゲートに接続さ
れており、N40はMP306のドレインとMN309
及びMN310のドレインとMN307のゲートに接続
されており、N39はMN307のソース、MN308
のドレイン及びMN309のゲートに接続されている。
【0076】図4で、158(158は図1中158に
対応)はIV303の入力であり、N29はIV303
の出力で、RDとともにNAND321の入力、N30
はNAND321の出力でIV300の入力、N31
は、IV301の入力及びMN304のゲートに接続さ
れ、IV301の出力N32はMP301のゲート及び
MN301のゲートと、MP306のゲート及びMN3
10のゲートに接続されている。DBUSはMN302
のゲート及びMN303のソースに接続されており、D
OはIV302の出力に接続されている。REF1はM
N308のソースとRCELL1のドレイン部分に接続
されている。N41は接地ノードであり、インバータ回
路及び論理積及び排他的論理和の接地ノードと、MN3
01、MN302、MN304、MN309、MN31
0のソース端子とRCEL1のソース部分に接続されて
おり、N42は電源ノードであり、インバータ回路及び
論理積及び排他的論理和の電源ノードと、MP301、
MP302、MP303、MP304、MP305、M
P306のソース及びMN308のゲートに接続されて
いる。
【0077】図4のRDは図1の159に、DBUSは
図1の188、189に、DOは図1の190191に
対応する。
【0078】読み出しモードになると、158によりセ
ンス回路の選択を行う。例えば、158がハイ電圧の場
合は、図3のセンス回路2が活性化され、図4のセンス
回路1は非活性となる。逆に、158がロウ電圧の場合
は、センス回路1が活性化され、センス回路2は非活性
となる。
【0079】例えば、158がハイ電圧、RDがハイ電
圧の場合は、センス回路2が活性化し、図3のDBUS
は選択したメモリセルの行線と同電位になる。N32は
ロウ電圧となるので、MP201はオン状態となり、M
N201はオフ状態となり、N33の電圧は0Vから上
昇する。N33の電圧が上昇するとMN203がオン状
態となり、DBUSはN33からMN203のしきい値
を引いた電圧となる。しかし、DBUSの電圧がMN2
02のしきい値より高くなると、MN202がオン状態
となり、DBUSの電位上昇を抑制する。従って、RD
がハイになることにより、DBUSは0Vと電源電圧と
の中間値近傍、例えば2Vになる。この時、読み出すメ
モリセルがオン状態であれば、DBUSからメモリセル
のソースに向けて電流が流れ、DBUSの電位は若干下
がる(例えば1.8V)。このための電流供給はMP2
02を経由して行われるので、MP202のトランジス
タサイズを適切に選ぶことにより、N34の電圧は、D
BUSに比べ大きく低下(例えば、4.2Vから3.5
V)する。また、N34の電圧は、当然、メモリセルが
流す電流量の大きさにも比例するので、MP201及び
MN202及びMN203及びMP202はDBUSの
電位変動を増幅していることになる。MP203及びM
P204及びMN205及びMN206及びMN204
は差動増幅器であり、N34及びN38が差動入力であ
る。MP205、MP206、MN207、MN20
9、MN210はMP202、MP201、MN20
3、MN202、MN201と相似の回路であり、RE
F1に対しDBUSと同様な動きをする。
【0080】読み出すメモリセルのしきい値が例えば
1.5Vであり、リファレンスセルRCEL1のしきい
値が例えば2.5V、RCEL2のしきい値が0.5
V、RCEL3のしきい値が−1.5Vであるとした場
合、
【0081】REF3の電圧<REF2の電圧<DBU
Sの電圧<REF1の電圧
【0082】となりDAMP1の出力SO1はロウ電
圧、DAMP2の出力SO2はハイ電圧、DAMP3の
出力SO3はハイ電圧となる。なお、リファレンス用の
メモリセルのしきい値は予めテストモード等で設定して
おくものとし、本実施例では詳述しない。この結果、D
O1はハイ電圧、DO2はロウ電圧となる。同様に、メ
モリセルのしきい値が3.5Vの場合、DO1の出力が
ハイ電圧、DO2な出力がハイ電圧となり、メモリセル
のしきい値が−0.5Vの場合、DO1の出力がロウ電
圧、DO2の出力がハイ電圧となり、メモリセルのしき
い値が−2.5Vの場合、DO1の出力がロウ電圧、D
O2の出力がロウ電圧となり、メモリセルの記憶情報を
首尾よく読み出すことができる。
【0083】次に、例えば、158がロウ電圧、RDが
ハイ電圧の場合は、センス回路1が活性化し、図4のD
BUSは、選択したメモリセルの行線と同電位になる。
N32はロウ電圧となるので、MP301はオン状態と
なり、MN301はオフ状態となり、N33の電圧は0
Vから上昇する。N33の電圧が上昇すると、MN30
3がオン状態となり、DBUSは、N33からMN30
3のしきい値を引いた電圧となる。しかし、DBUSの
電圧がMN302のしきい値より高くなると、MN30
2がオン状態となり、DBUSの電位上昇を抑制する。
従って、RDがハイになることにより、DBUSは0V
と電源電圧との中間値近傍、例えば2Vになる。この
時、読みだすメモリセルがオン状態であれば、DBUS
からメモリセルのソースに向けて電流が流れ、DBUS
の電位は若干下がる(例えば1.8V)。このための電
流供給はMP202を経由して行われるので、MP30
2のトランジスタサイズを適切に選ぶことにより、N3
4の電圧は、DBUSに比べ大きく低下(例えば、4.
2Vから3.5V)する。また、N34の電圧は、当
然、メモリセルが流す電流量の大きさにも比例するの
で、MP301及びMN302及びMN303及びMP
302はDBUSの電位変動を増幅していることにな
る。MP303及びMP304及びMN305及びMN
306及びMN304は差動増幅器であり、N34及び
N38が差動入力である。MP305、MP306、M
N307、MN309、MN310はMP302、MP
301、MN303、MN302、MN301と相似の
回路であり、REF1に対しDBUSと同様な動きをす
る。
【0084】読み出すメモリセルのしきい値が例えば
3.5Vであり、リファレンスセルRCEL1のしきい
値が例えば1.0Vであるとした場合、
【0085】DBUSの電圧>REF1の電圧
【0086】となり、出力DOはハイ電圧となる。な
お、リファレンス用のメモリセルのしきい値は予めテス
トモード等で設定しておくものとし、本実施例では詳述
しない。同様に、メモリセルのしきい値が−2.5Vの
場合、DOの出力がロウ電圧となり、メモリセルの記憶
情報を首尾よく読み出すことができる。
【0087】図5及び図6は、図1のアドレスバッファ
を詳細に示した回路である。
【0088】図5は、図1のアドレスバッファ1につい
て示した回路の一例であり、A1はアドレス信号であ
り、X1、Y1アドレス信号の出力端、N41は図1中
の157に相当し、チップ制御信号である。また、IV
1〜IV5はMOSトランジスタにより構成されたイン
バータ回路、NORはMOSトランジスタにより構成さ
れた2入力の論理和の否定(以下「否論理和」と称す
る。)、MP41、MN41はMOSトランジスタで夫
々Pチャネル、Nチャネルエンハンスメント型である。
MP41、MN41により一対のトランスミッションゲ
ートを構成する。
【0089】図5で、N1は、NORの出力でMP4
1、MN41のソースに接続される。N2はMN41、
MP41のドレインより出力され、IV2の入力であ
る。N3はIV2より出力され、IV3、IV5の入力
である。N4はIV3より出力され、IV4の入力であ
る。N5はIV1の出力で、MN41のゲートの接続さ
れ、N41はNORの1端の入力、及びMP41のゲー
ト、IV1の入力に接続される。X1、Y1はそれぞれ
IV4、IV5の出力である。またA1は図1中の10
1〜104に対応し、X1は図1中の146、148、
150、152に対応し、Y1は図1中の147、14
9、151、153に対応する。
【0090】図5では、例えば、N41の信号がロウ電
圧の時に活性化し、例えば、A1がハイ電圧の場合、X
1がハイ電圧、Y1がロウ電圧となる。また、例えば、
A1がロウ電圧の場合、X1がロウ電圧、Y1がハイ電
圧となり、図1中の行デコーダ及び列デコーダにおいて
所望のアドレスを選択する。
【0091】図6は、図1に示したアドレスバッファ2
の回路の一例である。
【0092】図6で、A2はアドレス信号であり、X
2、Y2はアドレス信号の出力端、N42は図1中の1
57に相当しチップ制御信号である。またIV1〜IV
3はMOSトランジスタにより構成されたインバータ回
路、NORはMOSトランジスタにより構成された2入
力の非論理和、NAND1、NAND2はMOSトラン
ジスタにより構成された2入力の非論理積、MP41、
MN41はMOSトランジスタで夫々Pチャネル、Nチ
ャネルエンハンスメント型である。MP41、MN41
により一対のトランスミッションゲートを構成する。
【0093】図6で、N1はNORの出力でMP42、
MN42のソースに接続される。N2はMN42、MP
42のドレインより出力され、IV2の入力となる。N
3はIV2より出力されIV3及びNAND2の1端の
入力に接続される。N4はIV3の出力で、NAND1
の1端の入力である。N42はNORの1端の入力及び
MP42のゲート、IV1の入力に接続される。N5は
IV1の出力で、MN42のゲートに接続される。N4
3は図1中の158に相当し、NAND1、NAND2
の他端に接続される。またX2、Y2はそれぞれNAN
D1、NAND2の出力である。
【0094】図6は、図5と同様に、N42がロウ電圧
の時に活性化されるが、例えば、N43がロウ電圧の場
合には、X2、Y2はA2の電圧に関わらずハイ電圧が
出力される。また、例えば、N43がハイ電圧の場合
は、A2の電圧がハイ電圧の時、出力X2、Y2は夫々
ハイ電圧、ロウ電圧となる。同様に、A2の電圧がロウ
電圧の時、出力X2、Y2は夫々ロウ電圧、ハイ電圧と
なる。
【0095】図7は、図1のマルチプレクサについて詳
しく説明した回路である。
【0096】図7において、MN500〜MN511は
MOSトランジスタでNチャネルエンハンスメント型、
IV1はMOSトランジスタで構成されたインバータ回
路、MP500はMOSトランジスタでPチャネルエン
ハンスメント型である。また、MP500及びMN51
1により一対のトランスミッションゲートを構成してい
る。
【0097】図7で、BL0〜BL7は図1中の134
〜141に夫々対応し、N0〜N7は図1中において1
75〜182に対応、また、N8〜N11も夫々図1中
において158、188、185、189に対応する。
【0098】図7の結線関係は、BL0〜BL7は夫々
MN500〜MN507のドレインに接続され、N0〜
N7は夫々MN500〜MN507のゲートに接続され
る。N8はIV1の入力で、MN509及びMN511
のゲートに接続され、N12はIV1の出力で、MP5
00、MN508、MN510のゲートに接続される。
N9〜N11は夫々マルチプレクサからの入出力であ
り、MN508、MN509、MN510のソースに接
続される。また、図7において、MPXaはMN500
〜MN503により構成され、MPXbはMN504〜
MN507により構成される。
【0099】図7で、例えば、N8がハイ電圧であった
場合、MN511、MP500、MN509がオン状態
になり、アドレス信号より選択されたN0〜N7のうち
の1本がハイ電圧となり(残りはロウ電圧)、列線BL
0〜BL7の中から1本が選択され、N10と電気的に
ローインピーダンスで接続する。この時、N9、N11
は、MN508、MN510がオフ状態にあるため、フ
ローティング状態となる。また、例えば、N8がロウ電
圧の場合には、MN511、MP500、MN509が
オフ状態になり、N10はフローティング状態になる。
この時、MN508、MN510はオン状態になり、夫
々、アドレス信号より選択されたN0〜N3、また、N
4〜N7のうち各1本がハイ電圧となり(残りはロウ電
圧)、MPXa中のBL0〜BL3のうち1本と、MP
Xb中のBL0〜BL3のうち1本が選択され、電気的
ローインピーダンスでN9、N11に接続される。
【0100】以上、本発明の一実施例を説明したが、本
発明の主旨から逸脱しない他の実施例も容易に考えう
る。
【0101】本発明の技術的思想によれば、消去の手段
は必ずしも電気的である必要はなく、例えば紫外線消去
であってもよい。また、例えば、上述の実施例において
は、プログラム時のプログラム電圧値を外部入力信号乃
至外部コマンドにより可変させ、その電圧値に合ったメ
モリセルしきい値の設定を行ったが、例えば、プログラ
ム電圧のパルス幅、プログラム電圧パルス回数を可変さ
せたり、或いは、これらを組み合せることでプログラム
を行ってもよい。更に、メモリセルプログラム時のプロ
グラム電圧値はプログラム回路において発生させたが、
これを高電圧/発生制御回路やその他の回路に含ませて
もよい。また、上述の実施例では、センス回路のリファ
レンス用メモリセルを含ませたが、これをメモリアレイ
部分に含ませても何ら問題はない。また、上述の実施例
では、メモリセルに4値のしきい値を持たせたが、これ
以上であっても無論よい。
【0102】更に、上述の実施例のEEPROMの機能
は説明のために簡略化されており、これに他の機能が加
わっても本発明の有効性は失われない。例えば、プログ
ラム後のベリファイモード等を容易に追加することがで
きよう。
【0103】また、上述の実施例のメモリセルは、フロ
ーティングゲートを有するトランジスタとセレクトトラ
ンジスタを含んでいるが、これに限定されるものではな
く、一括消去型のEEPROM(文献4、5を参照。)
のメモリセルの構造であっても問題はなく、更に、他の
構造を有するメモリセル(例えば、強誘電体膜で不揮発
性を持たせたメモリセルや、フローティングゲートの代
わりに窒化膜を有するようなメモリセル)でもよく、プ
ログラム時においてプログラム電圧値により、メモリセ
ルのしきい値を比例関係を以て可変できる構造であれば
よい。
【0104】図8の従来技術と図1の本発明の実施例と
を比較することにより、本発明の効果は明確である。即
ち、同一メモリセルに外部からの入力信号乃至外部から
のコマンドにより、2種類の方法での読み書きがなされ
るため、ユーザーサイドがチップの使用を選択すること
ができる。即ち、大容量が欲しい場合は4値以上の記憶
方式を採り、書き換え回数やデータ保持特性の信頼性を
欲しい場合は、2値の記憶方式を採れるという利便があ
る。
【0105】また、図8の従来技術ではメモリセル32
個に対し4本のアドレス入力と2本の出力となっている
が、図1の本発明の実施例では、メモリセル32個に対
し5本のアドレス入力と2本の出力となっている。即
ち、本発明によれば外部入力信号乃至外部コマンドによ
り、従来と同一のメモリセル個数に対し従来と同様若し
くは2倍以上のデータを選択し、記憶させ、読み出すこ
とができ、半導体メモリの大容量化が従来技術に比べ飛
躍的に実現できる。更にまた、同一記憶量で比べれば、
本発明のメモリセル数は半分以下にできるため、集積回
路化した時のチップ面積が半分程度と大幅に小さくな
り、コスト低減の効果が顕著である。
【0106】更に、本発明では、上記効果を実現しつ
つ、外部接続端子は従来EEPROMとの互換性を有し
ており、従来技術に対しての機能の削減や、本発明を盛
り込むための新たな端子の追加も必要ないという利点が
ある。
【0107】
【発明の効果】本発明によれば、2値と多値の複数の記
憶モードを選択できるので、例えば、大容量が欲しい場
合は4値以上の記憶方式を採り、書き換え回数やデータ
保持特性の信頼性を欲しい場合は、2値の記憶方式を採
るというように、メモリの記憶方法をを使用目的に応じ
て変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるEEPROMの構成を
示す回路図である。
【図2】図1のプログラム回路の構成を示す回路図であ
る。
【図3】図1のセンス回路2の構成を示す回路図であ
る。
【図4】図1のセンス回路1の構成を示す回路図であ
る。
【図5】図1のアドレスバッファ1の構成を示す回路図
である。
【図6】図1のアドレスバッファ2の構成を示す回路図
である。
【図7】図1のマルチプレクサの構成を示す回路図であ
る。
【図8】従来のEEPROMの構成を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
101〜105 アドレス入力 106〜109 制御入力 110、111 データ入出力 112〜116 アドレスバッファ 117 チップ制御回路 118 列デコーダ 119 行デコーダ 130〜134 列線 134〜141 行線 243〜274 メモリセル 129 マルチプレクサ 121 プログラム回路 124〜126 センス回路 122、127 データ入力バッファ 123、128 データ出力バッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 16/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的にプログラムが可能な不揮発性を
    有する半導体記憶装置において、 マトリクス状に配され且つ各々が複数の記憶レベルにプ
    ログラム可能な複数のメモリセルと、 前記複数のメモリセルから少なくとも1つのメモリセル
    を選択するメモリセル選択回路と、 選択されたメモリセルに対し、所定の選択信号に応じ
    て、2値のデータの読み出し又は書き込みを行う第1の
    モード及び4値以上のデータの読み出し又は書き込みを
    行う第2のモードを備えたリード/ライト回路とを有す
    ることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記選択信号が、前記半導体記憶装置の
    外部から供給される入力信号又はコマンドであることを
    特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記メモリセルの各々が、電荷の保存層
    としてフローティングゲートを有するトランジスタに情
    報を記憶するものであり、これらのメモリセルへの書き
    込みが、ファーラー−ノードハイムトンネル現象を用い
    て行われるものであることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記メモリセルからのデータの読み出し
    時において、読み出すメモリセルのしきい値と比較を行
    うため、複数の比較参照用メモリセルを前記リード/ラ
    イト回路内又は行列状に配された前記複数のメモリセル
    の部分に有し、前記複数の比較参照用メモリセルのしき
    い値が、前記選択信号により選択されたモードでのメモ
    リセルのしきい値に対応した値であることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
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